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JP3342352B2 - 表示用メモリ制御装置 - Google Patents

表示用メモリ制御装置

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Publication number
JP3342352B2
JP3342352B2 JP18006997A JP18006997A JP3342352B2 JP 3342352 B2 JP3342352 B2 JP 3342352B2 JP 18006997 A JP18006997 A JP 18006997A JP 18006997 A JP18006997 A JP 18006997A JP 3342352 B2 JP3342352 B2 JP 3342352B2
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JP
Japan
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data
buffer
write
display memory
control circuit
Prior art date
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JP18006997A
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秀紀 桑島
俊夫 松本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Priority to US09/108,807 priority patent/US6278467B1/en
Priority to EP98112280A priority patent/EP0898264B1/en
Priority to DE69840491T priority patent/DE69840491D1/de
Priority to CN98115923A priority patent/CN1109301C/zh
Publication of JPH1124644A publication Critical patent/JPH1124644A/ja
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/001Arbitration of resources in a display system, e.g. control of access to frame buffer by video controller and/or main processor
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/39Control of the bit-mapped memory
    • G09G5/393Arrangements for updating the contents of the bit-mapped memory

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コンピュータ
等の情報処理装置、特に低消費電力化が重要な携帯機器
全般に有効な表示用メモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサなどの各種コンピュータ等の情報処理装置では、ユ
ーザインタフェースとして画像の表示装置を有する。こ
れらの情報処理装置には、画像に対応するデータを記憶
するための表示用メモリ(以下、「VRAM」と略称す
る)が設けられる。VRAMでは、画像表示のための読
出しが定期的に行われ、また中央処理装置(以下、「C
PU」と略称する)からのアクセスも不定期に行われる
ので、表示用メモリ制御回路によるアクセスの制御が行
われる。―般的な表示用メモリ制御回路では、表示装置
に表示データを送出するために、定期的にVRAMにリ
ードアクセスすることを優先している。したがって、C
PUがVRAMにアクセスする場合は、定期的な読出し
以外のタイミングになるまでCPUを待たせることにな
る。このような制御では、CPUの処理能力を有効に発
揮することができず、処理速度の低下の一要因になって
しまう。
【0003】図6は、特開平7―28990の図1とし
て開示されている先行技術を簡略化して示す。CPU1
からのライト時アドレスを複数蓄えるアドレスバッファ
2と、アドレスに対応するライトデータを複数蓄えるデ
ータバッファ3とが設けられる。アドレスバッファ2お
よびデータバッファ3の制御用に、バッファ制御回路4
が設けられる。バス制御回路5は、各バッファとCPU
1間の制御を行う。バッファ制御回路4は、アドレスバ
ッファ2およびデータバッファ3にそれぞれ蓄えられる
アドレスおよびデータを、効率よくVRAM6に書込む
ための制御を行う。
【0004】この先行技術では、VRAM6ヘのライト
データとそのアドレスとを取り込むバッファを設け、V
RAM6に書き込む際に効率のよいタイミングとなるよ
うにアクセス制御することによって、CPU1に負荷を
かけず、VRAM6の性能に依存しないでアクセス処理
することができると、提案している。VRAM6に対す
るライト時のシーケンスとしては、まずCPU1からラ
イトされることをバス制御回路5が判断すると、ライト
データはデータバッファ3に、アドレスはアドレスバッ
ファ2にそれぞれ蓄積する。このときのアドレスとデー
タとは、それぞれが一対一で対応している。アドレスバ
ッファ2は、アドレスとして蓄積されている内容が空で
あるか、満杯であるかを内部制御信号でバス制御回路5
に知らせる。バス制御回路5は、この信号をもとにCP
U1とVRAM6との間の調整を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の先行技術では、
CPU1からVRAM6ヘのデータライト時に、CPU
アクセス回数分と同じ回数のVRAMアクセスが行われ
るため、VRAM6自体の消費電力が多くなる。また、
データバッファ3の数だけアドレスバッファ2が存在し
ているため、回路規模の増大につながり、コストアップ
および消費電力増大の―要因となる。メモリアクセスの
高速化の一手法として用いられるキャッシュの考え方を
適用すると、連続する複数アドレス分のデータを蓄える
ことが可能で高速なバッファを必要とし、回路規模増
大、消費電力増大、コストアップは避けられない。
【0006】本発明の目的は、回路規模や消費電力の増
大を招くことなく、VRAMアクセス時にCPUを待た
せないように制御することができる表示用メモリ制御回
路を提供することである。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、CPUとの間
の接続データ線数に対し複数倍のデータ線数を有する表
示用メモリにデータを書込むためのメモリ制御装置であ
って、CPUから表示用メモリへの書込み時のアドレス
およびデータを蓄えることが可能で、アドレスおよびデ
ータが蓄えられているか否かを識別する信号としてのプ
リバッファ有効フラグを導出するプリバッファと、表示
用メモリのデータ線数に対応する数のデータを蓄えかつ
複数の領域に分割制御することが可能で、複数領域を構
成する個々の領域に対応して、有効なデータが蓄えられ
ているか否かを識別する信号としての複数の有効フラグ
を導出するライトバッファと、アドレスのうち上位側で
予め定めるビット数の上位アドレスデータを蓄積する上
位アドレスバッファと、アドレスのうち下位で予め定め
るビット数のアドレスをデコードするための下位アドレ
スデコーダと、前記上位アドレスバッファに蓄えられた
上位アドレスデータとプリバッファ内のアドレスのうち
の上位アドレスとを比較する上位アドレス比較回路と、
前記ライトバッファに対する書込み動作を制御するアク
セス制御回路と、表示用メモリからの表示データ読み出
しを定期的に行うための表示制御回路と、前記表示用デ
ータ線数のデータバスを介する表示用メモリの読み出し
書込みを制御する表示用メモリ制御回路とを備え、前記
アクセス制御回路は、プリバッファ有効フラグおよび有
効フラグを参照し、上位アドレス比較回路の比較結果お
よびアドレスデコーダのデコード出力から決定されるラ
イトバッファの領域へ、プリバッファに蓄えられている
データの書込みを行い、予め定める条件が成立する場
合、ライトバッファに蓄えられるデータを表示用メモリ
に書込むように、表示用メモリ制御回路を制御すること
を特徴とする表示用メモリ制御装置である。
【0010】本発明に従えば、CPUと表示用メモリ制
御装置とを接続するデータ線数より多いデータ線数の表
示用メモリを用いることによって、複数回にわたるCP
Uからの書込みが必要な多ビットのデータを、―旦、表
示用メモリ制御装置内のライトバッファに蓄え、1回の
表示用メモリへのアクセスで書込むように、アクセス制
御回路によって制御することができる。CPUが複数回
でライトバッファに書込むデータを、1回のアクセスで
表示用メモリに書込むことができるので、表示用メモリ
に対する表示データの定期的な読出しのためにCPUの
書込みが待たされる頻度を小さくし、書込みの際の電力
消費の回数も減らすことができる。
【0011】また本発明で、前記アクセス制御回路は、
前記ライトバッファの複数の有効フラグがすべて有効デ
ータ有りを示す場合、直ちに前記ライトバッファから表
示用メモリにデータを書込むように、前記表示用メモリ
制御回路を制御することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、ライトバッファを分割す
る領域のすべてにデータが蓄えられると、直ちに表示用
メモリへのデータの書込みが行われるので、ライトバッ
ファがフルの状態でCPUのアクセスを待たせる必要が
ある状態を、短時間で解消することができる。
【0013】また本発明で、前記アクセス制御回路は、
前記ライトバッファに有効なデータが蓄えられている状
態で、CPUから表示用メモリに記憶内容の読出し命令
が与えられる場合、該ライトバッファに蓄えられている
データを表示用メモリに書込むように、前記表示用メモ
リ制御回路を制御することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、ライトバッファの有効フ
ラグが有効な状態でCPUが表示用メモリの読出しを行
う場合、ライトバッファに蓄えられているすべてのデー
タを表示メモリに書込むように、アクセス制御回路によ
って制御される。ライトバッファに蓄えられているすべ
てのデータは、CPUにとって表示用メモリに書込んで
いるはずのデータであり、表示用メモリに書込みを行っ
てから読出すことによって、データの不一致を防ぐこと
ができる。また、CPUからの読出し命令を、ライトバ
ッファ内データの表示用メモリへの書込み命令としても
利用することができる。
【0015】また本発明で、―定周期期間を計時するタ
イマを備え、前記アクセス制御回路は、タイマによって
規定の時間が計時される際に、前記ライトバッファに有
効データが蓄えられている場合、該ライトバッファに蓄
えられているデータを表示用メモリに書込むように、前
記表示用メモリ制御回路を制御することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、ライトバッファの有効フ
ラグが有効データ有りを示している状態で、タイマが規
定の時間を計時する場合、ライトバッファに蓄えられて
いる有効なデータを表示用メモリへ書き込むので、CP
Uからライトバッファにデータの書込みを行ってから実
際に表示用メモリにデータの書込みが行われて表示に反
映されるまでに要する時間が延びる事態を避けることが
できる。
【0017】また本発明で、前記アクセス制御回路は、
前記ライトバッファの有効フラグ、前記プリバッファの
プリバッファ有効フラグがともに有効データ有りを示し
ている状態で、前記上位アドレス比較回路の比較結果が
異なる場合、該ライトバッファに蓄えられるデー夕を表
示用メモリに書込むように、前記表示用メモリ制御回路
を制御することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、ライトバッファの有効フ
ラグおよびプリバッファ有効フラグがともにが有効デー
タ有りを示している状態で、ライトバッファ内に蓄えら
れているアドレスのうちの上位アドレスと、プリバッフ
ァ内に蓄えられているアドレスのうちの上位アドレスと
を比較し、比較結果が異なる場合、ライトバッファに蓄
えられている有効なデータを表示用メモリに書込むよう
に、アクセス制御回路が制御する。ライトバッファ内に
蓄えられているデータが表示用メモリのデータ幅分揃わ
ない状態でも、CPUが表示用メモリの異なるアドレス
に対するデータを書込むことができ、CPUのアクセス
に対して待ちを要求する頻度を小さくすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
である表示メモリ制御回路11の構成を示す。本表示メ
モリ制御回路11は、プリバッファ12、アクセス制御
回路13、下位アドレスデコーダ14、ライトバッファ
15、上位アドレス比較回路16、表示回路17、VR
AM制御回路18およびタイマ19を含み、VRAM2
0に対するアクセスの制御を行う。ライトバッファ15
は、複数のデータバッファ21を含み、各データバッフ
ァ毎に有効なデータが蓄えられているか否かを有効フラ
グ22で示す。ライトバッファ15内には、上位アドレ
スバッファ23も備えられる。プリバッファ12内に
は、データを蓄えるプリデータバッファ24、プリデー
タバッファに有効なデータが蓄えられているか否かを示
すプリ有効フラグ25およびアドレスを蓄えるプリアド
レスバッファ26が含まれる。
【0020】VRAM20のデータ幅は、CPU27の
データバス幅のn倍とする。ライトバッファ15内の各
データバッファ21は、CPU27のデータバス幅のビ
ット数を有する。データバッファ21はn個設けられ、
全体のビット数はVRAM20のデータ幅と同一にな
る。CPU27から出力されるアドレスおよびデータ
は、プリデータバッファ24およびプリアドレスバッフ
ァ26に与えられる。プリ有効フラグ25の情報は、プ
リデータバッファ24にデータが蓄えられ、未だライト
バッファ21に書込まれていない場合に有効となる。有
効フラグ22の情報は、対応するデータバッファ21に
データが蓄えられ、未だVRAM20に書込まれていな
い場合に有効となる。
【0021】アクセス制御回路13は、CPU27から
アクセスされた内容に応じて各内部回路のライト制御、
リード制御、およびCPU27へ与えるウェイト(WA
IT)信号の制御を行う。下位アドレスデコーダ14
は、プリアドレスバッファ26のアドレス情報から下位
アドレスをデコード。上位アドレス比較回路16は、ラ
イトバッファ15の上位アドレスバッファ23とプリバ
ッファ12内のプリアドレスバッファ26の上位アドレ
スとを比較する。表示回路17は、VRAM2Oから定
期的に表示データ読出しを行い、液晶表示装置(LC
D)や陰極線管(CRT)などの表示装置28で表示を
行う。VRAM制御回路18は、VRAM20ヘのアク
セスを制御する。
【0022】表示メモリ制御回路11の詳細を説明する
に当り、まず使用するVRAM20について説明する。
本実施形態において用いられるVRAM20は、VRA
M20の1アドレスに対応するデータビット幅が多ビッ
トであり、かつ、その多ビットデータのある一部分につ
いてのみリード、あるいはライトすることも可能である
ことを前提としている。ここで、VRAM20のデータ
ビット幅をa、一部分についてリードライトする際のビ
ット数の最少単位をbとして以後の説明に用いる。
【0023】本実施形態では、1アドレスのデータバス
幅、すなわちaは128ビットとする。VRAM20に
対する1回のアクセスで最大128ビットのデータをリ
ードあるいはライトすることができる。また、bは8ビ
ットとする。128ビットのデータバスは8ビット単位
に16の要素に分割されており、その16要素のうちの
任意の1要素すなわち8ビットについてだけリードある
いはライトすることが可能である。さらに任意の1要素
を組み合わせた複数の要素、すなわち8ビットの整数倍
のデータについてリードあるいはライトすることも可能
である。
【0024】このVRAM20の構成に準拠して、ライ
トバッファ15の構成が定められる。データバッファ2
1としては、VRAM20に合わせて、全体のビット数
がVRAM20のデータ幅と同一となる個数を設ける。
本実施形態では、128ビット分のデータバッファ21
を設ける。また、この128ビット分のデータバッファ
21は、ビット数bずつのa/b(=n)個のデータバ
ッファ21毎の小領域に区分されており、小領域毎に制
御されるようになっていると考えることもできる。本実
施形態では8ビットずつ16個の小領域に区分されるこ
とになる。有効フラグ22もa/b個、すなわち本実施
形態では16個存在し、16個の小領域に一対一に対応
している。
【0025】本実施形態の表示用メモリ制御回路11
は、8ビットのデータバス幅を有するCPU27と接続
することを例にあげて説明する。しかしながら、CPU
27のデータバス幅は、8ビットに限定されず、16ビ
ット、32ビット、64ビットであっても用いることが
可能である。これらの場合、後述するプリバッファ12
のプリデータバッファ24のビット数と、ライトバッフ
ァ15中の有効フラグ22の制御方法が若干変わるだけ
で、基本的な構成は変わらない。
【0026】プリバッファ12にはCPU27のデータ
バス幅と同じビット数のプリデータバッファ24があ
り、またCPU27からのアドレスを格納するためのプ
リアドレスバッファ26およびプリ有効フラグ25も、
同じくプリバッファ12に含まれる。本実施形態では、
VRAM20のデータバス幅が128ビット、CPU2
7のデータバス幅が8ビットであり、VRAM20のバ
ス幅はCPU27のデータバス幅の16倍ある。この関
係から、CPU27のアドレスのうち、下位の4ビット
(16倍分)を除く上位アドレスによってVRAM20
のアドレスが決定される。よって、プリアドレスバッフ
ァ26に格納されるアドレスのうち、下位の4ビットを
除く上位アドレスが次段の上位アドレスバッファ23に
格納されるように、両者は接続されている。プリアドレ
スバッファ26に格納されているCPU27からのアド
レスの下位4ビットは、下位アドレスデコーダ14を経
て有効フラグ22の制御に用いられる。
【0027】CPU27がVRAM20にライトするシ
ーケンスで、CPU27からライトデータを取り込むに
は、プリ有効フラグ25が無効の状態、つまりプリデー
タバッファ24が空の状態でなければならない。この状
態で、CPU27からライトアクセスされると、アクセ
ス制御回路13はCPU27に対し何も制限せず、CP
UデータバスおよびCPUアドレスバスを通じ、プリバ
ッファ12内のプリアドレスバッファ26にライトアド
レス、プリデータバッファ24にライトデータをそれぞ
れ格納し、プリバッファ12内のプリ有効フラグ25を
有効にする。
【0028】なお、後述するようにプリバッファ12の
ライトデータをライトバッファ15に格納すると、ブリ
有効フラグ25は無効に戻り、再びCPU27からライ
トデータを取り込むことが可能になる。もし、このプリ
有効フラグ25が有効であるとき、さらにCPU27か
らライトアクセスされると、プリ有効フラグ25が無効
になるまで、CPU27に対しアクセス制御回路13が
WAIT信号を出力して、ライトデータを取り込むまで
の時間を確保する。
【0029】アクセス制御回路13は、このプリ有効フ
ラグ25の情報を基にして、ライトバッファ15にプリ
バッファ12内のライトデータを書き込めるか否かを判
断している。プリ有効フラグ25が有効であり、かつラ
イトバッファ15内のすべての有効フラグ22が無効の
状態、すなわちライトバッファ15が空の状態であるな
ら、プリバッファ12からライトバッファ15にライト
データを移動させる。また、プリ有効フラグ25が有効
であり、ライトバッファ15内のいずれかの有効フラグ
22が有効を示していても、上位アドレスバッファ23
とプリアドレスバッファ26のアドレスを比較し、比較
結果が一致する場合であれば、プリバッファ12からラ
イトバッファ15にライトデータを移動させることがで
きる。
【0030】ライトデータを移動させるということは、
プリアドレスバッファ26の上位アドレスデータとプリ
データバッファ24のライトデータとを、それぞれライ
トバッファ15内の上位アドレスバッファ23、および
下位アドレスデコーダ14のデコード結果を基に、対応
するライトバッファ15内のデータバッファ21に格納
することである。この処理が終了すると、プリバッファ
12内のプリ有効フラグ25を無効に戻す。
【0031】本実施形態では、ライトバッファ15の構
成上、上位アドレス比較回路16はCPUアドレスの下
位4ビットを除くビット幅のデータを比較することが可
能であり、プリアドレスバッファ26と上位アドレスバ
ッファ23の各アドレス値を比較し、一致しているか否
かを基にアクセス制御回路13が以下の制御を行う。こ
のとき、―致しているなら、プリバッファ12に格納さ
れているライトデータと、ライトバッファ15にすでに
格納されているライトデータのVRAM20に対するア
ドレスは同―ということであり、一回のVRAM20へ
のアクセスでライトデータをVRAM20に書込むこと
ができる。したがってこのときも、ライトバッファ15
の有効フラグ22に関わらず、プリバッファ12のライ
トデータをライトバッファ15に移動させる。このよう
なケースでは、CPU27から複数回にわたりデータラ
イトされた場合でも、VRAM20へは1回の書き込み
でデータを書き込むことができ、消費電流を低減させる
ことができる。
【0032】ライトバッファ15内のデータバッファ2
1は8ビットずつ16個の小領域であり、16個の内の
どこに入力されるかは、下位アドレスデコーダ4のデコ
ード結果に従って決定される。下位アドレスデコーダ4
はCPUアドレスの下位4ビットをデコードする。有効
フラグ22が有効を示すデータバッファ21に対して
は、VRAM20ではなく、ライトバッファ15でデー
タの変更が行われることになる。
【0033】プリ有効フラグ25が有効かつ、ライトバ
ッファ15内の16個の有効フラグ22のいずれかが有
効を示している状態で、上位アドレスバッファ23に格
納されている上位アドレスと、プリアドレスバッファ2
6内の上位アドレスの比較結果が一致していない場合
は、ライトバッファ15にライトデータを移動させるこ
とができない。この場合は、後述するようにライトバッ
ファ15内のライトデータをVRAM20に格納し、す
べての有効フラグ22を無効、つまリライトバッファ1
5内を空の状態にする必要がある。
【0034】上位アドレスバッファ23は複数あるデー
タバッファ21に対し単―であり、前述の先行技術のバ
ッファに比べて回路規模を低減させている。上位アドレ
スバッファ23とプリアドレスバッファ26に格納され
ている上位アドレス、すなわちVRAMアドレスが違う
場合は、両データを一回のVRAMアクセスでVRAM
20に書込むことはできないので、低消費電流化にはつ
ながらない。従ってソフトウエア上では、なるべく同―
のVRAMアドレスが連続するようなライト処理を行う
ように、プログラミングすることが消費電力低減には効
果的である。
【0035】アクセス制御回路13はライトバッファ1
5内の有効フラグ22のいずれかが有効となる場合に、
所定のタイミングを見計らってVRAM20にライトデ
ータを格納する。VRAM20にライトアクセスするた
びに、VRAM20自体の消費電流が流れるので、この
所定のタイミングというのは、なるべく多くのライトデ
ータをライトバッファ15内に格納して、VRAMアク
セス回数を少なくする工夫が必要である。この具体的な
タイミングについては、他の実施形態で説明する。
【0036】表示回路17は、表示装置28に表示デー
タを送出するために、定期的にVRAM20にリードア
クセスしているので、このリードサイクル(以下表示サ
イクルと呼ぶ)以外のタイミングで、VRAM20にラ
イトアクセスしなくてはならない。アクセスが競合する
場合のタイミングの調停は、VRAM制御回路18によ
って行う。なお、表示回路17が1回の表示サイクルで
読出すデータのビット数も、表示装置28が1画素の表
示に要するビット数の複数倍となる。表示回路17では
1回の表示サイクルで読出したデータを複数回に分けて
表示装置28に送出する。このため、表示サイクルの周
期は画素毎の表示を行うドットサイクルの周期の複数倍
になり、表示用メモリとしては、アクセス時間があまり
高速でなくても使用可能となり、汎用のメモリを使用す
ることもできる。
【0037】ライトバッファ15からVRAM20ヘラ
イトデータを格納する手順をとしては、まずアクセス制
御回路13が所定のタイミングで、VRAM制御回路1
8にVRAM20ヘライトデータを格納するように指示
する。VRAM制御回路18はライトバッファ15内の
有効フラグ22の状態に基づいて、VRAM20の多ビ
ットデータのどの一部、あるい全部にライトアクセスす
るかを決定する。決定後、表示サイクル以外のタイミン
グで、VRAM20にライトアクセスを実行し、ライト
バッファ15内のライトデータをVRAM20に格納す
る。この処理を終了すると、すべての有効フラグ22を
無効に戻し、再びプリバッファ12からライトバッファ
15ヘライトデータを移動させることを許可する。
【0038】このように、多ビットバス幅のVRAM2
0を用いれば、CPUアクセス回数に比べ、少ないVR
AMアクセス回数でVRAM20にライトデータを格納
することができるため、VRAM20自体の消費電流を
低減させることができる。
【0039】また、ライトバッファ15のアドレスバッ
ファ23をデータバッファ21の個数分だけそろえなく
てもよいため、回路規模を低減させることができる。
【0040】本発明の実施の第2〜第5形態でも、表示
用メモリ制御装置11の回路構成、およびライトシーケ
ンスは実施の第1実施として説明したものと基本的には
同等である。実施の第2〜第5形態では、ライトバッフ
ァ15内の有効フラグ22のいずれかが有効となる場合
に、効率よくVRAM20にライトするタイミングにつ
いて記述する。
【0041】図2は、本発明の実施の第2形態でのVR
AMライトタイミングを示す。ステップa1で、アクセ
ス制御回路13はライトバッファ15の有効フラグ22
がすべて有効か否かを判断する。ステップa2では、ラ
イトバッファ15がフルの状態にて、初めてVRAM制
御回路18にライトを指示し、VRAM20にライトデ
ータを格納させるを行わせる。ソフトウェアは、連続し
て同じ座標に2回以上重ねがきするような無駄なフロー
を通常行わないため、ライトバッファ15がフルになっ
たときは、次のCPU27からのライトデータは、ライ
トバッファ15内の上位アドレスが変わっている可能性
が非常に高い。したがって、ライトバッファ15からV
RAM20にライトするタイミングは、もはやこれ以上
待つ必要はないので、直ちにVRAM20にデータをラ
イトする。
【0042】ステップa2で、ライトバッファ15がフ
ル状態で直ちにVRAMライトを行い、ステップa3で
有効フラグ22を無効にしておくと、次のCPU27の
ライトアクセス時にプリバッファ12内に有効ライトデ
ータが格納されていても、すぐにライトバッファ15に
転送させることが可能となり、上位アドレスに関係なく
すぐにプリバッファ12に書き込むことができる。
【0043】ステップa1からステップa3までを繰返
すタイミング制御を行えば、CPU27を余計に待たせ
ることなくライトデータを取り込むことができるので、
表示メモリ制御回路11が組み込まれるシステム全体の
スピードアップにつながる。
【0044】また、この制御を行うことによって、最も
多くのCPUライトデータを最も少ないVRAMアクセ
ス回数で、VRAM20にライトデータを格納すること
ができる。本実施形態では、CPU27のデータバス幅
は8ビット、VRAM20の1アドレスのデータ幅は1
28ビットと定義しているので、最大16回のCPUア
クセス分のデータがVRAMアクセス1回だけで、VR
AM20にライトデータとして格納することができる。
したがって、VRAM20へのライトアクセス回数は必
要最小限度に抑えられ、VRAM自体の消費電流を低減
させることができる。
【0045】図3は、本発明の実施の第3形態でのVR
AMアクセスタイミングを示す。本実施形態でのVRA
Mライトタイミングは、プリバッファ12、もしくはラ
イトバッファ15にライトデータが格納されている状態
で、CPU27からVRAMデータをリードする場合
に、初めてVRAM制御回路18にライトを指示し、V
RAM20にライトデータを格納させる制御タイミング
である。
【0046】ステップb1では、ライトバッファ15の
有効フラグ22のいずれかが有効、またはプリバッファ
12のプリ有効フラグ25が有効である状態、すなわち
ライトバッファ15またはプリバッファ12にライトデ
ータが格納されている状態になるのを待つ。ステップb
2では、CPU27がVRAM20に対しリードアクセ
スを行う場合にステップb3に移る。このリードアクセ
スは、未だ、ライトバッファ15に含まれているVRA
Mアドレスのライトデータ、もしくはプリバッファ12
内のライトデータに対して読出す命令である可能性があ
る。このデータはVRAM20へは格納していないた
め、直ちにVRAM20からリードをすることができな
い。
【0047】プリバッファ12またはライトバッファ1
5のそれぞれプリデータバッファ24またはデータバッ
ファ21から、直接リードすることも回路構成によって
は可能となる。そのためには、アドレス比較回路等の追
加が必要であり、回路規撲が増大し、ゆえに消費電力が
増大する弊害がある。
【0048】したがって本実施形態では、アクセス制御
回路13がCPU27からのリード命令を受け取ると、
ステップb3で直ちにプリバッファ12、もしくはライ
トバッファ15に格納されているライトデータを直ちに
VRAM20へ格納するようにVRAM制御回路18に
指示する。このときCPU27に対してすぐにWAIT
信号を出力し、リードデータが用意できるまでの時間を
確保する。
【0049】プリバッファ12内のブリ有効フラグ25
が有効である状態で、CPU27からVRAM20にリ
ードアクセスを行う場合であれば、まずプリバッファ1
2のライトデータをライトバッファ15に移動させ、そ
の後アクセス制御回路13がライトバッファ15のデー
タをVRAM20本体に書き込むよう、VRAM制御回
路18に指示する。
【0050】ステップb4で、プリバッファ12内のプ
リ有効フラグ25およびライトバッファ15内の有効フ
ラグ22のすべてが無効になり次第、直ちにアクセス制
御回路13がVRAM制御回路18に対し、指定アドレ
スのVRAMデータをリードするように指示する。VR
AM制御回路18の調停結果によるリードサイクル終了
後、CPU27に対してリードデータを出力し、WAI
T信号を解除する。なお、VRAM20へのリードサイ
クルで読出すデータは、ライトバッファ15内のデータ
バッファ21に一旦蓄えた後、データバス幅のビット数
分ずつCPU27に送出す。
【0051】このように、プリバッファ12内、および
ライトバッファ15内にデータが格納されている状態で
CPU27からリードされた場合に、直ちにVRAM2
0にライトデータを格納することは、回路規模を増大さ
せることなく、リード命令により発生するWAIT時間
を最小に抑えることができるため、表示メモリ制御回路
11が組み込まれるシステム全体のスピードアップにつ
ながる。
【0052】また、この制御方法を用いることによっ
て、ライトバッファ15内のライトデータを直ちにVR
AM20ヘ書き込む必要がある状態、すなわち、すぐに
表示させたい場合のみリード命令を実行することによっ
て、VRAM20ヘのライトタイミング制御を行えるた
め、ソフトウェア制御上でVRAM20自体の消費電流
を効果的に低減させることができる。この場合、CPU
27はリード命令をタイミング制御のために実行するの
で、読込むデータは無視する。したがって、ライトバッ
ファ15などを利用して、実際にVRAM20のデータ
をCPU27に読込ませる構成は、必ずしも必要ではな
い。
【0053】図4は、本発明の実施の第4形態でのVR
AMアクセスタイミングを示す。ライトバッファ15内
にライトデータが存在する状態において、その後にVR
AMアドレスが同―なライトデータがCPU27からラ
イトされた場合は、両ライトデータを併せて1度にVR
AM20ヘライトした方が、VRAM20の消費電力は
低くできる。したがって、図2に示す実施の第2形態の
ように、ライトバッファ15がフルの状態になってから
VRAM20に書込むことが好ましい。
【0054】しかし、このようにライトバッファ15内
にライトデータが存在する状態であっても、VRAM2
0にライトデータを格納しなければ、表示装置28には
反映されない。従って、この状態でCPU27からライ
トおよびリードアクセスが無ければ、VRAM20に対
しライトアクセスが行われないため、表示データに反映
させることができず、表示欠けの原因になる。
【0055】本実施形態では、この状況を回避するた
め、ステップc1でライトバッファ15にライトデータ
が格納されている場合、ステップc2で一定時間が経過
したら、アクセス制御回路13がステップc3でライト
バッファ15からVRAM20ヘライトデータを移す処
理を行うようにする。ステップc4では、ライトバッフ
ァ15内の有効フラグ22を無効にして、ステップc1
に戻る。
【0056】タイマ19は、一定周期期間を計時するよ
うに設定しておく。この期間を早く設定しすぎると、余
分なVRAMアクセスを行ってしまう。本実施形態で
は、CPU27がライトバッファ15をフルにさせるに
は、CPU27の16バスサイクル時間が必要である。
したがって設定周期期間は、少なくともこの16バスサ
イクル時間よりは長く設定しておく。規定の時間が過ぎ
た場合、アクセス制御回路13は、ライトバッファ15
のライトデータをVRAM20本体に書き込むように、
VRAMタイミング制御回路18に指示する。
【0057】このようにして、ライトバッファ15内に
ライトデータが格納されている状態で、CPU27から
ライトおよびリードアクセスが無くても、一定のタイミ
ングでVRAM20にライトデータを格納することがで
きる。これによって、VRAM20へのライトアクセス
を発生させるためだけにCPU27から命令を与える必
要が無くなり、余計なCPU27のリードおよびライト
アクセスをプログラム上にて削除することができるた
め、ソフトウェア制御を単純化することができる。
【0058】図5は、本発明の実施の第5形態でのVR
AMアクセスタイミングを示す。本実施形態では、ステ
ップd1でライトバッファ15内の有効フラグ22のい
ずれかが有効である状態において、CPU27からVR
AM20にライトアクセスを行う場合、すなわちプリバ
ッファ12にライトデータが格納される場合、ステップ
d2でアクセス制御回路13は上位アドレス比較回路1
6を用い、プリアドレスバッファ26と上位アドレスバ
ツファ23の各上位アドレスの比較を行う。比較結果が
―致すると、プリバッファ12に格納されているライト
データと、ライトバッファ15にすでに存在しているラ
イトデータのVRAM20へのアドレスは同一であるの
で、ステップd3でプリバッファ12内のライトデータ
をライトバッファ15に移すことができる。
【0059】しかし、上位アドレスバッファ23に格納
されている上位アドレスと、プリアドレスバッファ26
内の上位アドレスの比較結果が一致していない場合は、
ライトバッファ15にライトデータを移すことが出来な
い。この場合、ステップd4で、アクセス制御回路13
が直ちにライトバッファ15に格納されているライトデ
ータを、VRAM20に移し、スッテップd5ですべて
の有効フラグ22を無効にするようVRAM制御回路1
8に指示する。これによって、ステップd3に移り、プ
リバッファ12内のライトデータをライトバッファ15
に移すことができる。
【0060】ステップd3の後、ステップd6でプリバ
ッファ12内のプリ有効フラグ25を無効にして、新た
なライトデータの書込みを可能とし、ステップd1に戻
る。この制御方法を用いることによって、たとえソフト
ウェアがVRAMアドレスに対し不連続にデータをライ
トするように制御しても、VRAM20ヘのライトアク
セス回数は必要最小限度に抑えられ、VRAM自体の消
費電流を低減させることができる。
【0061】以上説明した実施の各形態は、任意の組合
せで情報処理装置の表示装置に適用することができる。
特に、低消費電力化が重要な携帯機器全般に有効に適用
することができる。
【0062】
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、CPUの
データバス幅に対し、多ビットバス幅のVRAMを用い
れば、CPUアクセス回数に比べ、少ないVRAMアク
セス回数にてVRAMにライトデータを格納することが
できるため、CPUの待ち時間を少なくするとともに、
VRAM自体の消費電流を低減させることができる。通
常のバッファやキャッシュ構成に比べ、ライトバッファ
では領域の数だけアドレスを蓄えなくてもよいため、回
路規模を小さくすることができる。
【0064】また本発明によれば、CPUと表示用メモ
リ制御装置とを接続するデータ線数より多いデータ線数
の表示用メモリを用いることによって、複数回にわたる
CPUからの書込みが必要な多ビットのデータを、―
旦、表示用メモリ制御装置内のライトバッファに蓄え、
1回の表示用メモリへのアクセスで書込むように、アク
セス制御回路によって制御することができる。CPUが
複数回でライトバッファに書込むデータを、1回のアク
セスで表示用メモリに書込むことができるので、表示用
メモリに対する表示データの定期的な読出しのためにC
PUの書込みが待たされる頻度を小さくし、書込みの際
の電力消費の回数も減らすことができる。ライトバッフ
ァを分割する領域のすべてにデータが蓄えられると、直
ちに表示用メモリへのデータの書込みが行われるので、
ライトバッファがフルの状態でCPUのアクセスを待た
せる必要がある状態を、短時間で解消することができ
る。
【0065】また本発明によれば、CPUから表示用メ
モリに書込むデータと、実際に書込まれているデータの
不一致を防ぐことができる。また、CPUからの読出し
命令を、ライトバッファ内データの表示用メモリへの書
込み命令としても利用することができる。
【0066】また本発明によれば、タイマが規定の時間
を計時する場合、ライトバッファに蓄えられている有効
なデータを表示用メモリへ書き込むので、CPUからラ
イトバッファにデータの書込みを行ってから実際に表示
用メモリにデータの書込みが行われて表示に反映される
までに要する時間が延びる事態を避けることができる。
【0067】また本発明によれば、ライトバッファ内に
蓄えられているデータが表示用メモリのデータ幅分揃わ
ない状態でも、CPUが表示用メモリの異なるアドレス
を指定すれば、ライトバッファ内のデータを表示用メモ
リに書込んで、プリバッファには新たなアドレスに対す
るデータを書込むことができ、CPUのアクセスに対し
て待ちを要求する頻度を小さくすることができる。
【0068】特に本発明では、低消費電力化が重要な携
帯機器のシステム構成に対し、複雑なソフトウェア処理
をする必要が無く、低消費電力の効果を保ちながら不要
のウエイト時間待ちを無くし、CPUの高速処理を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態である表示用メモリ制
御回路11の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第2形態の処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の第3形態の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施の第4形態の処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の実施の第5形態の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】先行技術の電気的構成を簡略化して示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 表示用メモリ制御回路 12 プリバッファ 13 アクセス制御回路 14 下位アドレスデコーダ 15 ライトバッファ 16 上位アドレス比較回路 17 表示回路 18 VRAM制御回路 19 タイマ 20 VRAM 21 データバッファ 22 有効フラグ 23 上位アドレスバッファ 24 プリデータバッファ 25 プリ有効フラグ 26 プリアドレスバッファ 27 CPU 28 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 13/18 510 G09G 5/00 555M (56)参考文献 特開 平5−12423(JP,A) 特開 平9−54570(JP,A) 特開 平3−172889(JP,A) 特開 昭62−183487(JP,A) 特開 平6−332664(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 G06F 12/00 - 12/68 G06T 1/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとの間の接続データ線数に対し複
    数倍のデータ線数を有する表示用メモリにデータを書込
    むためのメモリ制御装置であって、 CPUから表示用メモリへの書込み時のアドレスおよび
    データを蓄えることが可能で、アドレスおよびデータが
    蓄えられているか否かを識別する信号としてのプリバッ
    ファ有効フラグを導出するプリバッファと、 表示用メモリのデータ線数に対応する数のデータを蓄え
    かつ複数の領域に分割制御することが可能で、複数領域
    を構成する個々の領域に対応して、有効なデータが蓄え
    られているか否かを識別する信号としての複数の有効フ
    ラグを導出するライトバッファと、 アドレスのうち上位側で予め定めるビット数の上位アド
    レスデータを蓄積する上位アドレスバッファと、 アドレスのうち下位で予め定めるビット数のアドレスを
    デコードするための下位アドレスデコーダと、 前記上位アドレスバッファに蓄えられた上位アドレスデ
    ータとプリバッファ内のアドレスのうちの上位アドレス
    とを比較する上位アドレス比較回路と、 前記ライトバッファに対する書込み動作を制御するアク
    セス制御回路と、 表示用メモリからの表示データ読み出しを定期的に行う
    ための表示制御回路と、 前記表示用データ線数のデータバスを介する表示用メモ
    リの読み出し書込みを制御する表示用メモリ制御回路と
    を備え、 前記アクセス制御回路は、プリバッファ有効フラグおよ
    び有効フラグを参照し、上位アドレス比較回路の比較結
    果およびアドレスデコーダのデコード出力から決定され
    るライトバッファの領域へ、プリバッファに蓄えられて
    いるデータの書込みを行い、予め定める条件が成立する
    場合、ライトバッファに蓄えられるデータを表示用メモ
    リに書込むように、表示用メモリ制御回路を制御するこ
    とを特徴とする表示用メモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセス制御回路は、前記ライトバ
    ッファの複数の有効フラグがすべて有効データ有りを示
    す場合、直ちに前記ライトバッファから表示用メモリに
    データを書込むように、前記表示用メモリ制御回路を制
    御することを特徴とする請求項1記載の表示用メモリ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセス制御回路は、前記ライトバ
    ッファに有効なデータが蓄えられている状態で、CPU
    から表示用メモリに記憶内容の読出し命令が与えられる
    場合、該ライトバッファに蓄えられているデータを表示
    用メモリに書込むように、前記表示用メモリ制御回路を
    制御することを特徴とする請求項2または2記載の表示
    用メモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 ―定周期期間を計時するタイマを備え、 前記アクセス制御回路は、タイマによって規定の時間が
    計時される際に、前記ライトバッファに有効データが蓄
    えられている場合、該ライトバッファに蓄えられている
    データを表示用メモリに書込むように、前記表示用メモ
    リ制御回路を制御することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の表示用メモリ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記アクセス制御回路は、前記ライトバ
    ッファの有効フラグ、前記プリバッファのプリバッファ
    有効フラグがともに有効データ有りを示している状態
    で、前記上位アドレス比較回路の比較結果が異なる場
    合、該ライトバッファに蓄えられるデー夕を表示用メモ
    リに書込むように、前記表示用メモリ制御回路を制御す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表
    示用メモリ制御装置。
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