JP3334741B2 - 半導体入力回路 - Google Patents
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Description
使用する半導体入力回路に係り、特に、内部回路に使用
する電源電圧よりも高い電位の信号を入力し、SOI(S
ilocon On Insurator)基板上に作成される集積回路に好
適な半導体入力回路に関する。
構成を示す図である。
護回路20と、信号レベル低下回路40とで構成されて
いる。
信号を入力し、パッド10とサージ保護回路20の入力
端子との間に、入力信号線L1が接続され、この入力信
号線L1が信号レベル低下回路40の入力端子に接続さ
れている。信号レベル低下回路40の出力端子は、出力
信号線L2を介して内部回路50の入力端子に接続さ
れ、信号レベル低下回路40の電源線VDDと内部回路
50の電源線VDDとは共通である。
トランジスタ21とNチャネルMOSトランジスタ22
とで構成されている。NチャネルMOSトランジスタ2
1は、そのドレインが、パッド10に接続され、そのゲ
ートが、LSI内の高電位の電源線VDDに接続され、
そのソースが、NチャネルMOSトランジスタ22のド
レインに接続されている。NチャネルMOSトランジス
タ22のゲートとソースとは、LSI内の低電位の電源
線GNDに接続されている。
OSトランジスタ41と、PチャネルMOSトランジス
タ42と、インバータ43とで構成されている。Nチャ
ネルMOSトランジスタ41は、そのドレインが、信号
レベル低下回路40の入力端子に接続され、そのゲート
は、高電位の電源線VDDに接続され、そのソースは、
PチャネルMOSトランジスタ42のドレインとインバ
ータ43の入力端子とに接続されている。PチャネルM
OSトランジスタ42は、そのゲートが、インバータ4
3の出力端子に接続され、そのソースが、高電位の電源
線VDDに接続されている。インバータ43の出力端子
は、内部回路50の入力端子に接続されている。
電位の電源線VDDの電圧をたとえば2.0Vとした場
合、その動作時に、ハイレベル3.3V、ローレベル0
Vの信号が入力され、つまり、ハイレベルの電圧が高電
位の電源線VDDの電圧よりも高い値で入力される。
MOSトランジスタ21、22によってサージ保護回路
20が構成されているが、NチャネルMOSトランジス
タ21、22のそれぞれのソース・ドレイン間でブレー
クダウンを起こさないように設計されている。この点
は、特開平7−160033号に示されている。
号のハイレベル3.3Vを、VDDの電圧値2.0Vに
低下させ、出力している。この点は、特開昭62−14
5918号に開示されている。内部回路50内のMOS
トランジスタのゲートに、入力信号のハイレベル3.3
Vを与えると、ゲート酸化膜の信頼性が低下するが、こ
の信頼性低下を防ぐために、入力信号のレベルを低下さ
せている。つまり、信号レベル低下回路40において、
NチャネルMOSトランジスタ41のドレイン端子に入
力された3.3Vハイレベル入力が、そのソースでは、
VDD−Vthn(VthnはNチャネルMOSトラン
ジスタの閾値電圧)に低下される。
2は、インバータ43のリーク電流を防ぐために、イン
バータ43の入力端子(NチャネルMOSトランジスタ
41のソース端子)の電位を、VDD−VthnからV
DDに引き上げている。つまり、インバータ43の入力
端子の電位を、VDDに引き上げず、VDD−Vthn
のままにしておくと、インバータ43を構成するNチャ
ネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジス
タとがともにオンし、端子VDDからGNDにリーク電
流として流れるが、インバータ43の入力端子の電位を
VDDに引き上げれば、インバータ43を構成するNチ
ャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジ
スタとがともにオンすることがなく、リーク電流が流れ
ない。
ージ電流が流入された場合に、サージ電流が高電位の電
源線VDDに抜ける経路R2、R3を示す図である。
位の電源線GNDに抜ける経路もあるが、図5では、高
電位の電源線VDDに抜ける場合(または逆に考えれば
VDDから入る場合)を示してある。この場合、低電位
の電源線GNDはフローティングになっている。
路20から低電位の電源線GNDを経由して内部回路5
0を通り、高電位の電源線VDDに到る経路である。経
路R3は、NチャネルMOSトランジスタ41、Pチャ
ネルMOSトランジスタ42を通って、高電位の電源線
VDDに到る経路である。ここで、信号レベル低下回路
40中のインバータ43の入力端子であるゲート酸化膜
のブレークダウン電位が高ので、インバータ43を経由
する経路R3のブレークダウン電位は高い。
bdR2は、 VbdR2=n・Vb+Vb’…(1) である。なお、Vbは、MOSトランジスタ21または
22のソース・ドレインブレークダウン電圧であり、n
・Vbは、2段のNチャネルMOSトランジスタ21、
22におけるブレークダウン電圧の合計であり、Vb’
は、内部回路50のブレークダウン電圧である。
dR3は、 VbdR3=Vb+Vb”…(2) である。なお、Vbは、NチャネルMOSトランジスタ
41のブレークダウン電圧であり、Vb”は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ42のブレークダウン電圧であ
る。
路を通るかは、どちらの経路のブレークダウン電圧が低
いかに依存し、つまり、経路R2、経路R3の各ブレー
クダウン電圧のうち、経路中のブレークダウン電圧が低
い方の経路をサージ電流が通る。そして、通常考えられ
ているようなバルクSiのウエハを使用する場合には、
経路R2のブレークダウン電圧VbdR2が、経路R3の
ブレークダウン電圧VbdR3よりも小さくなるので、サ
ージ保護回路20を含む経路R2をサージ電流が通る。
0を含む経路R2を流れれば、サージ破壊が防止される
ので、従来の半導体入力回路SI4においては、サージ
破壊の問題は生じない。
サージ保護回路20を含む経路R2を流れる理由につい
て説明する。
ク基板を使用した場合に、デバイスの断面で見た電流経
路R2を示す図である。
MOSトランジスタ21とNチャネルMOSトランジス
タ22とにおいて、NチャネルMOSトランジスタ21
のドレインから、NチャネルMOSトランジスタ22の
ソースに直接達する電流が存在する。この電流によっ
て、サージ保護回路20のブレークダウン電圧は、図7
(1)に示すように1.1Vb(Vbは、NチャネルM
OSトランジスタのブレークダウン電圧であり、1.1
Vbは、Vbの1.1倍である)程度になる。
Vd’は、図6(1)のウェルダイオードの順方向電圧
部Vd(=0.8V)となる。したがって、バルク基板
において、(1)式は次のようになる。 VbdR2(バルク)=1.1Vb+0.8…(3) なお、VbdR2(バルク)は、バルク基板を使用した場
合に、サージ電流が経路R2を経由したときのブレーク
ダウン電圧である。
トランジスタ42のブレークダウン電圧は、実験によれ
ば、NチャネルMOSトランジスタのブレークダウン電
圧Vbの30%程度とみなせる。したがって、バルク基
板において、(2)式は、次のようになる。 VbdR3(バルク)=1.3Vb…(4) なお、VbdR3(バルク)は、バルク基板を使用した場
合に、サージ電流が経路R3を経由したときのブレーク
ダウン電圧である。
スにおいて約8V程度であり、(3)、(4)式に、V
b=8を代入すれば、VbdR2(バルク)=9.6V
(1.1Vb+0.8)であり、VbdR3(バルク)=
10.3V(1.3Vb)であり、したがって、経路R
2のブレークダウン電圧VbdR2(バルク)は、経路R
3のブレークダウン電圧VbdR3(バルク)よりも小さ
く、サージ電流が経路R2を流れるので、サージ電流に
よる破壊が起こらない。
来例において、SOI基板を使用した場合におけるデバ
イスの断面を示す図である。
n Insurator)基板上に形成した場合、図6(2)に示す
ように、SOI基板上の経路R2から見ると、サージ保
護回路20を形成するNチャネルMOSトランジスタ2
1のドレインからNチャネルMOSトランジスタ22の
ソースに電流が直接流れる経路が存在しない。このため
に、サージ保護回路20のブレークダウン電圧は、図7
(2)に示すように、MOSトランジスタ1個のブレー
クダウン電圧Vbに縦列段数を掛けた値に近づき、2V
b程度となる。
したウェルダイオードが存在しないので、サージ電流
は、図6(2)に示すように、内部回路50のNチャネ
ルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタ
とのソース・ドレイン間を通り、高電位の電源線VDD
に到る。
R2(SOI)は、(1)式に対応して次のようになる。 VbdR2(SOI)=2Vb+Vb…(5) なお、VbdR2(SOI)は、SOI基板を使用した場
合に、サージ電流が経路R2を経由したときのブレーク
ダウン電圧である。また、ここでは、内部回路50のN
チャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトラン
ジスタとを合わせたソース・ドレイン間ブレークダウン
電圧はVbと仮定している。つまり、サージ電流が入力
されたときに、内部回路50のゲート電位が、一時的に
ハイかローになり、NチャネルMOSトランジスタかP
チャネルMOSトランジスタかのいづれかがオン状態に
なるとしたので、内部回路50のNチャネルMOSトラ
ンジスタとPチャネルMOSトランジスタとを合わせた
ソース・ドレイン間ブレークダウン電圧はVbである。
OI基板上でも変わらないので、VbdR3(SOI)
は、(4)式に等しい。 VbdR3(SOI)=1.3Vb…(6) なお、VbdR3(SOI)は、SOI基板を使用した場
合に、サージ電流が経路R3を経由したときのブレーク
ダウン電圧である。
た場合、(5)式と(6)式を比較することによって、
経路R2のブレークダウン電圧(=3Vb)が、経路R
3のブレークダウン電圧(=1.3Vb)よりも高くな
ることがわかる。したがって、上記従来例において、S
OI基板を使用した場合、サージ電流は図5に示す経路
R3を通って流れる。したがって、信号レベル低下回路
40を構成するNチャネルMOSトランジスタ41とP
チャネルMOSトランジスタ42とに大電流が流れ込
み、両トランジスタ41、42が微小であるので、Nチ
ャネルMOSトランジスタ41とPチャネルMOSトラ
ンジスタ42とが破壊する。
I基板上に形成した場合、サージ保護回路20を付加し
ても、サージ破壊を防止することができないという問題
がある。
を形成し、内部回路に使用する電源電圧よりも高い電位
の信号を半導体入力回路に入力した場合、十分なサージ
耐圧を持つことができる半導体入力回路を提供すること
を目的とするものである。
パッドと半導体集積回路の内部回路との間に配置され、
サージ保護回路と信号レベル低下回路とを具備し、上記
サージ保護回路の入力端子が上記パッドに接続される入
力信号線に接続され、上記信号レベル低下回路の出力端
子が上記内部回路の入力端子に接続する出力信号線に接
続されている半導体入力回路において、上記入力信号線
と上記信号レベル低下回路の入力端子との間に接続され
ているブレークダウン電圧増加回路と、n側が上記内部
回路と共通の高電位の電源線に接続され、p側が上記内
部回路と共通の低電位の電源線に接続されているpn接
合ダイオードとを有し、上記サージ保護回路は、第1の
NチャネルMOSトランジスタと第2のNチャネルMO
Sトランジスタとで構成され、上記第1のNチャネルM
OSトランジスタのドレインは上記入力信号線に接続さ
れ、ゲートは上記高電位の電源線に接続され、ソースは
上記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインに
接続され、上記第2のNチャネルMOSトランジスタの
ゲートとソースは上記低電位電源線に接続され、上記ブ
レークダウン電圧増加回路は、少なくとも1段の縦列M
OSトランジスタで構成され、上記縦列MOSトランジ
スタの全てのゲート端子は、電圧印加時に上記縦列MO
Sトランジスタをオンする側の電源線に接続され、上記
信号レベル低下回路は、第3のNチャネルMOSトラン
ジスタと、pチャネルMOSトランジスタと、インバー
タとで構成され、上記第3のNチャネルMOSトランジ
スタのドレインは上記信号レベル低下回路の入力端子に
接続され、ゲートは上記高電位の電源線に接続され、ソ
ースは上記PチャネルMOSトランジスタのドレインと
上記インバータの入力端子に接続され、上記Pチャネル
MOSトランジスタのゲートは上記インバータの出力端
子に接続され、ソースは上記高電位の電源線に接続さ
れ、上記インバータの出力端子は上記出力信号線に接続
される半導体入力回路である。
実施例である半導体入力回路SI1を示す図である。
20と、ブレークダウン電圧増加回路30と、信号レベ
ル低下回路40と、ダイオード60とを有する。
0から信号を入力し、このパッド10に接続されている
入力信号線L1が、サージ保護回路20の入力端子と、
ブレークダウン電圧増加回路30の入力端子とに接続さ
れ、ブレークダウン電圧増加回路30の出力端子が、信
号レベル低下回路40の入力端子に接続されている。信
号レベル低下回路40の出力端子が、内部回路50の入
力端子に接続されている。内部回路50、信号レベル低
下回路40、ブレークダウン電圧増加回路30の電源V
DDは共通である。また、ダイオード60は、そのn側
が高電位の電源線VDD線に接続され、そのp側が低電
位の電源線GND線に接続されているpn接合ダイオー
ドである。
トランジスタ21とNチャネルMOSトランジスタ22
とで構成されている。NチャネルMOSトランジスタ2
1は、そのドレインが、パッド10に接続され、そのゲ
ートが、LSI内の高電位の電源線VDDに接続され、
そのソースが、NチャネルMOSトランジスタ22のド
レインに接続されている。NチャネルMOSトランジス
タ22のゲートとソースとは、LSI内の低電位の電源
線GNDに接続されている。
ャネルMOSトランジスタ31で構成され、このNチャ
ネルMOSトランジスタ31は、そのゲートが高電位の
電源線VDDに接続され、そのドレインがパッド10に
接続され、そのソースが信号レベル低下回路40の入力
端子に接続されている。
OSトランジスタ41と、PチャネルMOSトランジス
タ42と、インバータ43とで構成されている。Nチャ
ネルMOSトランジスタ41は、そのドレインが、信号
レベル低下回路40の入力端子に接続され、そのゲート
が、高電位の電源線VDDに接続され、そのソースが、
PチャネルMOSトランジスタ42のドレインとインバ
ータ43の入力端子とに接続されている。また、Pチャ
ネルMOSトランジスタ42は、そのゲートが、インバ
ータ43の出力端子に接続され、そのソースが、高電位
の電源線VDDに接続されている。インバータ43の出
力端子は、内部回路50の入力端子に接続されている。
る。
高電位VDDを2.0Vとしたときに、動作時は、ハイ
レベル3.3V、ローレベル0Vの信号が入力する。つ
まり、ハイレベルが高電位VDDよりも高い電圧で入力
する。
ランジスタ21、22によってサージ保護回路20が構
成されているが、NチャネルMOSトランジスタ21、
22のそれぞれのソース・ドレイン間でブレークダウン
を起こさない。また、ブレークダウン電圧増加回路30
と信号レベル低下回路40とによって、入力信号のハイ
レベル3.3Vを、高電位の電源線VDDの電圧値であ
る2.0Vに低下させ、出力する。このようにして、内
部回路50のMOSトランジスタのゲートにハイレベル
3.3Vが与えられることがなく、したがって、ハイレ
ベル3.3Vが与えられることによるゲート酸化膜の信
頼性低下を防ぐことができる。
31のドレイン端子における3.3Vハイレベル入力
が、ブレークダウン電圧増加回路30におけるNチャネ
ルMOSトランジスタ31のソースで、VDD−Vth
nまで低下される。なお、Vthnは、NチャネルMO
Sトランジスタ31の閾値電圧である。
は、信号レベル低下回路40におけるNチャネルMOS
トランジスタ41を通過するが、NチャネルMOSトラ
ンジスタ41がオンしているので、そのドレインとソー
スとがほぼ同電位になり、NチャネルMOSトランジス
タ41のソース端子は、VDD−Vthnのハイレベル
電位を出力する。そして、PチャネルMOSトランジス
タ42は、インバータ43のリーク電流を防ぐために、
インバータ43の入力端子(NチャネルMOSトランジ
スタ41のソース端子)の電位をVDD−Vthnから
VDDに引き上げる。
きの動作について説明する。
流が入ったときの動作を説明する図である。
入ったサージ電流は、GNDに抜ける経路もあるが、こ
こでは高電位の電源線VDDに抜ける(または逆に考え
ればVDDから入る)場合について示す。このときに、
低電位の電源線GNDはフローティングになっている。
る経路には、図2に示す経路R1と経路R2とがある。
経路R1は、NチャネルMOSトランジスタ31、Nチ
ャネルMOSトランジスタ41、PチャネルMOSトラ
ンジスタ42を通って高電位の電源線VDDに到る経路
であり、信号レベル低下回路40のインバータ43の入
力電位(ゲート酸化膜のブレーク電位)が高い。経路R
2は、サージ保護回路20から低電位の電源線GNDを
経由してダイオード60を通り高電位の電源線VDDに
到る経路である。
ジ電流が流れる場合には、サージ破壊が防止されるが、
サージ電流がいずれの経路を通るかは、どちらの経路の
ブレークダウン電圧が低いかに依存し、つまり、ブレー
クダウン電圧の低い経路をサージ電流が通過する。
が経路R1を経由したときのブレークダウン電圧をVb
dR1(SOI)とすると、 VbdR1(SOI)=2Vb+Vb”…(7) である。ここで、Vbは、MOSトランジスタのソース
・ドレインブレークダウン電圧であり、2Vbは、Nチ
ャネルMOSトランジスタ31とNチャネルMOSトラ
ンジスタ41とのブレークダウン電圧の和であり、V
b”は、PチャネルMOSトランジスタ42のブレーク
ダウン電圧である。
ジ電流が経路R2を経由したときのブレークダウン電圧
をVbdR2(SOI)とすると、 VbdR2(SOI)=2Vb+0.8…(8) である。ここで、2Vbは、2段のNチャネルMOSト
ランジスタ21、22におけるブレークダウン電圧であ
り、0.8(V)は、ダイオード60の順方向電圧Vd
である。
ークダウン電圧Vb”は、実験値として、ブレークダウ
ン電圧Vbの30%程度の値が得られている。つまり、
Vb”=1.3Vbである。したがって、経路R1のブ
レークダウン電圧VbdR1(SOI)=2Vb+Vb”
=2Vb+0.3Vb=2.3Vbである。一方、経路
R2のブレークダウン電圧VbdR2(SOI)=2Vb
+0.8である。このために、MOSトランジスタのブ
レークダウン電圧Vbが3V程度よりも高ければ、経路
R2のブレークダウン電圧が、経路R1のブレークダウ
ン電圧よりも低くなる。したがって、サージ電流が経路
R2を通り、ブレークダウン電圧増加回路30と信号レ
ベル低下回路40とをサージ電流が経由しないので、ブ
レークダウン電圧増加回路30と信号レベル低下回路4
0とにおいてサージ破壊を防止できる。
であり、図3(1)は、本発明の第2の実施例である半
導体入力回路SI2を示す回路図である。
導体入力回路SI1と同じであるが、半導体入力回路S
I1におけるダイオード60の代わりにNチャネルMO
Sトランジスタ70を設けたものである。
のソースが、高電位の電源線VDDに接続され、そのド
レインが、低電位の電源線GNDに接続され、そのゲー
トがドレインに接続されている。そして、電圧印加時
に、NチャネルMOSトランジスタ70がオフされ、し
たがって、NチャネルMOSトランジスタ70をダイオ
ード60と同じように使用している。
る半導体入力回路SI3を示す回路図である。
導体入力回路SI1と同じであるが、半導体入力回路S
I1におけるダイオード60の代わりにPチャネルMO
Sトランジスタ71を設けたものである。
のソースが、高電位の電源線VDDに接続され、そのド
レインが、低電位の電源線GNDに接続され、そのゲー
トがソースに接続されている。そして、電圧印加時に、
PチャネルMOSトランジスタ71がオフされ、したが
って、PチャネルMOSトランジスタ71をダイオード
60と同じように使用している。
は、サージ保護回路と信号レベル低下回路とを具備し、
サージ保護回路の入力端子を入力信号線に接続し、信号
レベル低下回路の出力端子を出力信号線に接続する半導
体入力回路において、入力信号線と信号レベル低下回路
の入力端子との間に接続されたブレークダウン電圧増加
回路と、ソースが高電位の電源線に接続され、ドレイン
が低電位の電源線に接続されているMOSトランジスタ
とを有し、電圧印加時に、MOSトランジスタをオフす
る側の電位を持つ高電位の電源線または低電位の電源線
に、MOSトランジスタのゲートが接続されている半導
体入力回路の例である。
加回路30として、1個のNチャネルMOSトランジス
タ31を使用しているが、ブレークダウン電圧増加回路
30として、複数個縦列にNチャネルMOSトランジス
タを配置した回路を使用するようにしてもよく、このよ
うにすれば、経路1におけるブレークダウン電圧の値が
大きくなり、経路R1のブレークダウン電圧の値と経路
R2のブレークダウン電圧の値との差を広げることがで
き、経路R2におけるブレークダウン電圧の値が経路R
1におけるブレークダウン電圧の値よりもさらに低くな
る。
は、2段以上の縦列MOSトランジスタで構成されてい
てもよく、すなわち、少なくとも1段の縦列MOSトラ
ンジスタでブレークダウン電圧増加回路30が構成さ
れ、これら縦列MOSトランジスタの全てのゲート端子
は、電圧印加時にそれら縦列MOSトランジスタをオン
する側の電源線に接続されている。
OSトランジスタのゲートチャネル長について特に言及
していないが、ゲートチャネル長を長くすればブレーク
ダウン電圧を高くすることができ、これを利用してブレ
ークダウン電圧の値に差をつけるようにしてもよい。つ
まり、NチャネルMOSトランジスタ31と、Nチャネ
ルMOSトランジスタ41と、PチャネルMOSトラン
ジスタ42とのうちの少なくとも1つのトランジスタの
ゲートチャネル長を、NチャネルMOSトランジスタ2
1、22よりも長く設計することによって、経路R2に
おけるブレークダウン電圧の値を、経路R1におけるブ
レークダウン電圧の値よりも相対的に低くすることがで
きる。
60をウエルダイオードで構成すれば、バルク基板にお
いてパタンを形成しなくても、そのダイオード60を作
り込むことができる。なお、このウエルダイオードの代
わりにラテラルダイオードを設けるようにしてもよい。
入力回路を形成し、内部回路に使用する電源電圧よりも
高い電位の信号を半導体入力回路に入力した場合、十分
なサージ耐圧を持つことができるという効果を奏する。
を示す図である。
きの動作説明図である。
2、SI3を示す図である。
ある。
入された場合において、サージ電流が高電位の電源線V
DDに抜ける経路R2、R3を示す図である。
板を使用した場合に、デバイスの断面で見た電流経路R
2を示す図であり、図6(2)は、上記従来例におい
て、SOI基板を使用した場合におけるデバイスの断面
を示す図である。
けるNチャネルMOSトランジスタとサージ保護回路と
のブレークダウン特性を示す図であり、図7(2)は、
SOI基板を使用した場合におけるNチャネルMOSト
ランジスタとサージ保護回路とのブレークダウン特性を
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 信号入力用のパッドと半導体集積回路の
内部回路との間に配置され、サージ保護回路と信号レベ
ル低下回路とを具備し、上記サージ保護回路の入力端子
が上記パッドに接続される入力信号線に接続され、上記
信号レベル低下回路の出力端子が上記内部回路の入力端
子に接続する出力信号線に接続されている半導体入力回
路において、 上記入力信号線と上記信号レベル低下回路の入力端子と
の間に接続されているブレークダウン電圧増加回路と; n側が上記内部回路と共通の高電位の電源線に接続さ
れ、p側が上記内部回路と共通の低電位の電源線に接続
されているpn接合ダイオードと; を有し、 上記サージ保護回路は、第1のNチャネルMOSトラン
ジスタと第2のNチャネルMOSトランジスタとで構成
され、上記第1のNチャネルMOSトランジスタのドレ
インは上記入力信号線に接続され、ゲートは上記高電位
の電源線に接続され、ソースは上記第2のNチャネルM
OSトランジスタのドレインに接続され、上記第2のN
チャネルMOSトランジスタのゲートとソースは上記低
電位電源線に接続され、 上記ブレークダウン電圧増加回路は、少なくとも1段の
縦列MOSトランジスタで構成され、上記縦列MOSト
ランジスタの全てのゲート端子は、電圧印加時に上記縦
列MOSトランジスタをオンする側の電源線に接続さ
れ、 上記信号レベル低下回路は、第3のNチャネルMOSト
ランジスタと、pチャネルMOSトランジスタと、イン
バータとで構成され、上記第3のNチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインは上記信号レベル低下回路の入力端
子に接続され、ゲートは上記高電位の電源線に接続さ
れ、ソースは上記PチャネルMOSトランジスタのドレ
インと上記インバータの入力端子に接続され、上記Pチ
ャネルMOSトランジスタのゲートは上記インバータの
出力端子に接続され、ソースは上記高電位の電源線に接
続され、上記インバータの出力端子は上記出力信号線に
接続される ことを特徴とする半導体入力回路。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記pn接合ダイオードは、ウェルダイオードであるこ
とを特徴とする半導体入力回路。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記pn接合ダイオードを、 ソースが上記高電位の電源
線に接続され、ドレインが上記低電位の電源線に接続さ
れているMOSトランジスタに置き換え、上記MOSト
ランジスタのゲートは、電圧印加時に、上記MOSトラ
ンジスタをオフする側の電位を持つ高電位の電源線また
は低電位の電源線に接続されていることを特徴とする半
導体入力回路。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
いて、 上記ブレークダウン電圧増加回路を構成するMOSトラ
ンジスタの少なくとも1つのゲートチャネル長は、上記
サージ保護回路を構成するMOSトランジスタのゲート
チャネル長よりも長いものであることを特徴とする半導
体入力回路。
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