JP3332978B2 - 燃料タンクの給油口ユニット - Google Patents
燃料タンクの給油口ユニットInfo
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- JP3332978B2 JP3332978B2 JP05037893A JP5037893A JP3332978B2 JP 3332978 B2 JP3332978 B2 JP 3332978B2 JP 05037893 A JP05037893 A JP 05037893A JP 5037893 A JP5037893 A JP 5037893A JP 3332978 B2 JP3332978 B2 JP 3332978B2
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- Japan
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- shutter
- guide hole
- guide
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- fuel tank
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に使用される
燃料タンクの給油口ユニットに関する。
燃料タンクの給油口ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種の給油口ユニットの
構成を示している。図3において、1は給油口ユニット
であり、フィラーチューブ2に嵌装されている。給油口
ユニット1には、給油ノズル3の挿入を案内するための
ガイド穴4が設けられている。給油口ユニット1の燃料
タンク側の端部には、ブラケット5および捩りコイルば
ね6を介して、常態においてガイド穴4を閉塞するよう
に回動付勢されたシャッター7が取り付けられている。
また、ガイド穴4のシャッター7側の周縁部には、閉止
時のシャッター7に密封接触するパッキン8が設けら
れ、ガイド穴4の内周部には、挿入された給油ノズル3
の外周面に密封接触するオイルシール9が設けられてい
る。
構成を示している。図3において、1は給油口ユニット
であり、フィラーチューブ2に嵌装されている。給油口
ユニット1には、給油ノズル3の挿入を案内するための
ガイド穴4が設けられている。給油口ユニット1の燃料
タンク側の端部には、ブラケット5および捩りコイルば
ね6を介して、常態においてガイド穴4を閉塞するよう
に回動付勢されたシャッター7が取り付けられている。
また、ガイド穴4のシャッター7側の周縁部には、閉止
時のシャッター7に密封接触するパッキン8が設けら
れ、ガイド穴4の内周部には、挿入された給油ノズル3
の外周面に密封接触するオイルシール9が設けられてい
る。
【0003】上記構成により、通常時は、シャッター7
がガイド穴4を閉じて燃料タンク内の燃料の流出を防止
するとともに、蒸発した燃料の大気中への流出をパッキ
ン8によって防止している。また、燃料を給油するとき
は、給油ノズル3をガイド穴4に挿入し、給油ノズル3
の先端部でシャッター7を押し開いて給油を行なうとと
もに、燃料の蒸気が大気中へ流出するのをオイルシール
9によって防止している。燃料タンク内の燃料の外部へ
の流出を防止する別の構成としては、実開昭63−25
633号公報に記載されているものがある。
がガイド穴4を閉じて燃料タンク内の燃料の流出を防止
するとともに、蒸発した燃料の大気中への流出をパッキ
ン8によって防止している。また、燃料を給油するとき
は、給油ノズル3をガイド穴4に挿入し、給油ノズル3
の先端部でシャッター7を押し開いて給油を行なうとと
もに、燃料の蒸気が大気中へ流出するのをオイルシール
9によって防止している。燃料タンク内の燃料の外部へ
の流出を防止する別の構成としては、実開昭63−25
633号公報に記載されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
等の燃料タンクにおいては、燃料タンク内の圧力が異常
に上昇することがあり、その圧力を大気側に開放しない
とタンクが破壊される恐れがあるので、一般にはリリー
フバルブが備えられている。このリリーフバルブは、燃
料タンク内の圧力によりリリーフ弁がばねに抗して開く
構成になっており、給油口ユニットの半径方向に設けら
れているので、その設置スペースのために給油口ユニッ
トの径が大きくなり、この結果フィラーチューブの径も
大きくなってしまうという問題があった。
等の燃料タンクにおいては、燃料タンク内の圧力が異常
に上昇することがあり、その圧力を大気側に開放しない
とタンクが破壊される恐れがあるので、一般にはリリー
フバルブが備えられている。このリリーフバルブは、燃
料タンク内の圧力によりリリーフ弁がばねに抗して開く
構成になっており、給油口ユニットの半径方向に設けら
れているので、その設置スペースのために給油口ユニッ
トの径が大きくなり、この結果フィラーチューブの径も
大きくなってしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、リリーフバルブの機能を有するコンパク
トな燃料タンクの給油口ユニットを提供することを目的
とする。
るものであり、リリーフバルブの機能を有するコンパク
トな燃料タンクの給油口ユニットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成は、シャッターまたはこれに対
向する給油口ガイドのガイド穴端部のいずれか一方に、
閉止時のシャッターまたはガイド穴周縁部に密封接触す
る先端部に半径方向内側に向いたリップ部を有するリッ
プ型パッキンを設けるとともに、シャッターおよびこれ
に対向する給油口ガイドのガイド穴周縁部の少なくとも
一方に、燃料タンク内の圧力が異常上昇しシャッターを
介してリップ部が押圧されるときに、シャッターに当接
してリップ部の過度の撓みを防止する1つ以上の突起を
設け、シャッターが前記突起に当接することにより、シ
ャッターとガイド穴周縁部との間に隙間が保持され、そ
の隙間を通してリップ部に作用した燃料タンク内の圧力
がリップ部を撓ませることにより余剰圧力が大気側へ開
放されるようにしたものである。
に、本発明の第1の構成は、シャッターまたはこれに対
向する給油口ガイドのガイド穴端部のいずれか一方に、
閉止時のシャッターまたはガイド穴周縁部に密封接触す
る先端部に半径方向内側に向いたリップ部を有するリッ
プ型パッキンを設けるとともに、シャッターおよびこれ
に対向する給油口ガイドのガイド穴周縁部の少なくとも
一方に、燃料タンク内の圧力が異常上昇しシャッターを
介してリップ部が押圧されるときに、シャッターに当接
してリップ部の過度の撓みを防止する1つ以上の突起を
設け、シャッターが前記突起に当接することにより、シ
ャッターとガイド穴周縁部との間に隙間が保持され、そ
の隙間を通してリップ部に作用した燃料タンク内の圧力
がリップ部を撓ませることにより余剰圧力が大気側へ開
放されるようにしたものである。
【0007】本発明の第2の構成は、給油口ガイドの燃
料タンク側のガイド穴内周部に設けられて、常態におい
て弾性支持部材により押圧されてガイド穴内周段部に密
封接触するとともに、先端部に閉止時のシャッターに密
封接触するパッキン部を有する弁部材と、シャッターお
よびこれに対向する給油口ガイドのガイド穴周縁部の少
なくとも一方に設けられ、燃料タンク内の圧力異常上昇
時に、シャッターを介して弁部材が弾性支持部材に抗し
て押圧されるときにシャッターに当接して弁部材の過度
の移動を防止する1つ以上の突起とを備えており、シャ
ッターが前記突起に当接することにより、シャッターと
ガイド穴周縁部との間に隙間が保持されるとともに、弁
部材とガイド穴内周段部との間に隙間が形成され、それ
ら隙間を通して余剰圧力が大気側へ開放されるようにし
たものである。
料タンク側のガイド穴内周部に設けられて、常態におい
て弾性支持部材により押圧されてガイド穴内周段部に密
封接触するとともに、先端部に閉止時のシャッターに密
封接触するパッキン部を有する弁部材と、シャッターお
よびこれに対向する給油口ガイドのガイド穴周縁部の少
なくとも一方に設けられ、燃料タンク内の圧力異常上昇
時に、シャッターを介して弁部材が弾性支持部材に抗し
て押圧されるときにシャッターに当接して弁部材の過度
の移動を防止する1つ以上の突起とを備えており、シャ
ッターが前記突起に当接することにより、シャッターと
ガイド穴周縁部との間に隙間が保持されるとともに、弁
部材とガイド穴内周段部との間に隙間が形成され、それ
ら隙間を通して余剰圧力が大気側へ開放されるようにし
たものである。
【0008】
【作用】したがって、本発明の第1の構成によれば、通
常時は、リップ型パッキンが閉状態のシャッターとガイ
ド穴端部との間を密封し、燃料タンク内の圧力が異常に
上昇したときは、その圧力によりリップ型パッキンのリ
ップ部が内側に押圧されて撓むので、タンク内の圧力を
大気側に開放することができる。
常時は、リップ型パッキンが閉状態のシャッターとガイ
ド穴端部との間を密封し、燃料タンク内の圧力が異常に
上昇したときは、その圧力によりリップ型パッキンのリ
ップ部が内側に押圧されて撓むので、タンク内の圧力を
大気側に開放することができる。
【0009】また本発明の第2の構成によれば、通常時
は、弁部材のパッキン部が閉状態のシャッターとガイド
穴周縁部との間を密封し、燃料タンク内の圧力が異常に
上昇したときは、その圧力によりシャッターを介して弁
部材が押圧されてガイド穴内周部との間に隙間ができ、
その隙間を通してタンク内の圧力を大気側に開放するこ
とができる。
は、弁部材のパッキン部が閉状態のシャッターとガイド
穴周縁部との間を密封し、燃料タンク内の圧力が異常に
上昇したときは、その圧力によりシャッターを介して弁
部材が押圧されてガイド穴内周部との間に隙間ができ、
その隙間を通してタンク内の圧力を大気側に開放するこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。図1において、11は図示されないフィラーチュー
ブに嵌装される給油口ユニットの給油口ガイドであり、
給油ノズルの挿入を案内するガイド穴12を備えてい
る。給油口ガイド11の燃料タンク側の端部には、ブラ
ケット13および捩りコイルばね14を介して、常態に
おいてガイド穴12を閉塞するように回動付勢されたシ
ャッター15が取り付けられている。また、ガイド穴1
2のシャッター15側の端部には、閉止時のシャッター
15に密封接触するリップ部16aを半径方向内側に向
けて設けたリップ型パッキン16が固着されている。ま
た、シャッター15に対向するガイド穴12の周縁部に
は、燃料タンク内の圧力異常上昇時に、シャッター15
を介してリップ型パッキン16が押圧されるときにその
過度の撓みを防止する3つの突起17がほぼ等間隔に設
けられている。
る。図1において、11は図示されないフィラーチュー
ブに嵌装される給油口ユニットの給油口ガイドであり、
給油ノズルの挿入を案内するガイド穴12を備えてい
る。給油口ガイド11の燃料タンク側の端部には、ブラ
ケット13および捩りコイルばね14を介して、常態に
おいてガイド穴12を閉塞するように回動付勢されたシ
ャッター15が取り付けられている。また、ガイド穴1
2のシャッター15側の端部には、閉止時のシャッター
15に密封接触するリップ部16aを半径方向内側に向
けて設けたリップ型パッキン16が固着されている。ま
た、シャッター15に対向するガイド穴12の周縁部に
は、燃料タンク内の圧力異常上昇時に、シャッター15
を介してリップ型パッキン16が押圧されるときにその
過度の撓みを防止する3つの突起17がほぼ等間隔に設
けられている。
【0011】次に上記実施例の動作について説明する。
通常時は、リップ型パッキン16のリップ部16aが、
閉状態のシャッター15とガイド穴12との間を密封し
ており、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸気が大気中
に流出するのを防止している。また、燃料タンク内の圧
力が異常に上昇したときは、その圧力によりリップ型パ
ッキン16のリップ部16aがその圧力により半径方向
内側に押圧されて撓むので、リップ部16aとシャッタ
ー15との間に隙間ができ、その隙間から余剰圧力が大
気側に開放される。このとき、シャッター15は、ガイ
ド穴12の周縁部に設けられた突起17に当たってそれ
以上は移動できないようになっているので、突起17以
外の位置でシャッター15とガイド穴12の周縁部との
間に隙間ができ、この隙間から余剰圧力が作用してリッ
プ部16aを内側に撓ませ、圧力を開放する。したがっ
て、突起17の個数および高さを適切に設定して、シャ
ッター15との間の隙間の流路面積を調整することによ
り、燃料タンク内の圧力を任意の値に設定することがで
きる。
通常時は、リップ型パッキン16のリップ部16aが、
閉状態のシャッター15とガイド穴12との間を密封し
ており、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸気が大気中
に流出するのを防止している。また、燃料タンク内の圧
力が異常に上昇したときは、その圧力によりリップ型パ
ッキン16のリップ部16aがその圧力により半径方向
内側に押圧されて撓むので、リップ部16aとシャッタ
ー15との間に隙間ができ、その隙間から余剰圧力が大
気側に開放される。このとき、シャッター15は、ガイ
ド穴12の周縁部に設けられた突起17に当たってそれ
以上は移動できないようになっているので、突起17以
外の位置でシャッター15とガイド穴12の周縁部との
間に隙間ができ、この隙間から余剰圧力が作用してリッ
プ部16aを内側に撓ませ、圧力を開放する。したがっ
て、突起17の個数および高さを適切に設定して、シャ
ッター15との間の隙間の流路面積を調整することによ
り、燃料タンク内の圧力を任意の値に設定することがで
きる。
【0012】このように、上記第1の実施例によれば、
リップ型パッキン16が、燃料蒸気の流出防止とリリー
フバルブの機能を兼ね備えているので、別途リリーフバ
ルブを設ける必要がなく、そのためのスペースを省略す
ることができるので、給油口ガイド11の径を小さくし
て給油口ユニットをコンパクトに構成することができ
る。
リップ型パッキン16が、燃料蒸気の流出防止とリリー
フバルブの機能を兼ね備えているので、別途リリーフバ
ルブを設ける必要がなく、そのためのスペースを省略す
ることができるので、給油口ガイド11の径を小さくし
て給油口ユニットをコンパクトに構成することができ
る。
【0013】なお、上記実施例では、リップ型パッキン
16をガイド穴12の端部に設けたが、これをシャッタ
ー15側に設けるようにしてもよい。また突起17をガ
イド穴12の周縁部に設けたが、これをガイド穴22の
周縁部に対向するシャッター15の部分、またはガイド
穴12の周縁部およびシャッター15の両方に設けるよ
うにしてもよい。
16をガイド穴12の端部に設けたが、これをシャッタ
ー15側に設けるようにしてもよい。また突起17をガ
イド穴12の周縁部に設けたが、これをガイド穴22の
周縁部に対向するシャッター15の部分、またはガイド
穴12の周縁部およびシャッター15の両方に設けるよ
うにしてもよい。
【0014】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。図2において、21は図示されないフィラーチュ
ーブに嵌装される給油口ユニットの給油口ガイドであ
り、給油ノズルの挿入を案内するガイド穴22を備えて
いる。給油口ガイド21の燃料タンク側の端部には、ブ
ラケット23および捩りコイルばね24を介して、常態
においてガイド穴22を閉塞するように回動付勢された
シャッター25が取り付けられている。また、給油口ガ
イド21の燃料タンク側のガイド穴22の内周部には、
ゴム材料からなる弁部材26が軸方向に移動可能に設け
られている。弁部材26は、常態において弾性支持部材
としての圧縮コイルばね27に押圧されてガイド穴22
の内周段部22aに密封接触するとともに、先端部に閉
止時のシャッター25に密封接触するパッキン部26a
を有して補強環26bに固定されている。また、シャッ
ター25に対向するガイド穴22の周縁部には、燃料タ
ンク内の圧力異常上昇時に、シャッター25を介して弁
部材27が押圧されるときにその過度の移動を防止する
3つの突起28がほぼ等間隔に設けられている。
ある。図2において、21は図示されないフィラーチュ
ーブに嵌装される給油口ユニットの給油口ガイドであ
り、給油ノズルの挿入を案内するガイド穴22を備えて
いる。給油口ガイド21の燃料タンク側の端部には、ブ
ラケット23および捩りコイルばね24を介して、常態
においてガイド穴22を閉塞するように回動付勢された
シャッター25が取り付けられている。また、給油口ガ
イド21の燃料タンク側のガイド穴22の内周部には、
ゴム材料からなる弁部材26が軸方向に移動可能に設け
られている。弁部材26は、常態において弾性支持部材
としての圧縮コイルばね27に押圧されてガイド穴22
の内周段部22aに密封接触するとともに、先端部に閉
止時のシャッター25に密封接触するパッキン部26a
を有して補強環26bに固定されている。また、シャッ
ター25に対向するガイド穴22の周縁部には、燃料タ
ンク内の圧力異常上昇時に、シャッター25を介して弁
部材27が押圧されるときにその過度の移動を防止する
3つの突起28がほぼ等間隔に設けられている。
【0015】次に上記実施例の動作について説明する。
通常時は、弁部材26のパッキン部26aが、閉状態の
シャッター25とガイド穴22との間を密封しており、
燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸気が大気中に流出す
るのを防止している。また、燃料タンク内の圧力異常上
昇時には、弁部材26がシャッター25を介して押圧さ
れることにより、ガイド穴22の内周段部22aとの間
に隙間が生じ、この隙間から余剰圧力が大気側に開放さ
れる。このとき、シャッター25は、ガイド穴22の周
縁部に設けられた突起28に当たってそれ以上は移動で
きないようになっているので、突起28以外の位置でシ
ャッター25とガイド穴22の周縁部との間に隙間がで
き、この隙間から余剰圧力が流出して大気側に開放され
る。したがって、突起28の個数および高さを適切に設
定して、シャッター25との間の隙間の流路面積を調整
することにより、燃料タンク内の圧力を任意の値に設定
することができる。
通常時は、弁部材26のパッキン部26aが、閉状態の
シャッター25とガイド穴22との間を密封しており、
燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸気が大気中に流出す
るのを防止している。また、燃料タンク内の圧力異常上
昇時には、弁部材26がシャッター25を介して押圧さ
れることにより、ガイド穴22の内周段部22aとの間
に隙間が生じ、この隙間から余剰圧力が大気側に開放さ
れる。このとき、シャッター25は、ガイド穴22の周
縁部に設けられた突起28に当たってそれ以上は移動で
きないようになっているので、突起28以外の位置でシ
ャッター25とガイド穴22の周縁部との間に隙間がで
き、この隙間から余剰圧力が流出して大気側に開放され
る。したがって、突起28の個数および高さを適切に設
定して、シャッター25との間の隙間の流路面積を調整
することにより、燃料タンク内の圧力を任意の値に設定
することができる。
【0016】このように、上記第2の実施例によれば、
弁部材26が、燃料蒸気の流出防止とリリーフバルブの
機能を兼ね備えているので、別途リリーフバルブを設け
る必要がなく、そのためのスペースを省略することがで
きるので、給油口ガイド21の径を小さくして給油口ユ
ニットをコンパクトに構成することができる。
弁部材26が、燃料蒸気の流出防止とリリーフバルブの
機能を兼ね備えているので、別途リリーフバルブを設け
る必要がなく、そのためのスペースを省略することがで
きるので、給油口ガイド21の径を小さくして給油口ユ
ニットをコンパクトに構成することができる。
【0017】なお、上記実施例では、突起28をガイド
穴22の周縁部に設けたが、これをガイド穴22の周縁
部に対向するシャッター25の部分、またはガイド穴2
2の周縁部およびシャッター25の両方に設けるように
してもよい。
穴22の周縁部に設けたが、これをガイド穴22の周縁
部に対向するシャッター25の部分、またはガイド穴2
2の周縁部およびシャッター25の両方に設けるように
してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リップ
型パッキンまたは弁部材が、燃料蒸気の流出防止とリリ
ーフバルブの機能を兼ね備えているので、別途リリーフ
バルブを設ける必要がなく、そのためのスペースを省略
することができるので、給油口ガイド21の径を小さく
して給油口ユニットをコンパクトに構成することができ
る。
型パッキンまたは弁部材が、燃料蒸気の流出防止とリリ
ーフバルブの機能を兼ね備えているので、別途リリーフ
バルブを設ける必要がなく、そのためのスペースを省略
することができるので、給油口ガイド21の径を小さく
して給油口ユニットをコンパクトに構成することができ
る。
【図1】(a)本発明の第1の実施例を示す給油口ユニ
ットの断面図。 (b)本発明の第1の実施例を示す給油口ユニットの左
側面図。
ットの断面図。 (b)本発明の第1の実施例を示す給油口ユニットの左
側面図。
【図2】(a)本発明の第2の実施例を示す給油口ユニ
ットの断面図。 (b)本発明の第2の実施例を示す給油口ユニットの左
側面図。
ットの断面図。 (b)本発明の第2の実施例を示す給油口ユニットの左
側面図。
【図3】従来例を示す給油口ユニット部分の断面図。
11 給油口ガイド 12 ガイド穴 13 ブラケット 14 捩りコイルばね 15 シャッター 16 リップ型パッキン 16a リップ部 17 突起 21 給油口ガイド 22 ガイド穴 22a 内周段部 23 ブラケット 24 捩りコイルばね 25 シャッター 26 弁部材 26a パッキン部 27 圧縮コイルばね 28 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−10060(JP,U) 実開 平4−100922(JP,U) 実開 昭63−25633(JP,U) 実開 平2−100923(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/00 - 15/10
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンクのフィラーチューブ内に嵌装
される給油口ユニットであって、給油ノズルの挿入を案
内するガイド穴を有する給油口ガイドと、前記給油口ガ
イドの燃料タンク側の端部に開閉可能に設けられたシャ
ッターと、前記シャッターまたはこれに対向する給油口
ガイドのガイド穴端部のいずれか一方に設けられて、閉
止時のシャッターまたはガイド穴周縁部に密封接触する
先端部に半径方向内側に向いたリップ部を有するリップ
型パッキンと、前記シャッターおよびこれに対向する前
記給油口ガイドのガイド穴周縁部の少なくとも一方に設
けられ、燃料タンク内の圧力が異常上昇し前記シャッタ
ーを介して前記リップ部が押圧されるときに、前記シャ
ッターに当接して前記リップ部の過度の撓みを防止する
1つ以上の突起とを備えており、前記シャッターが前記
突起に当接することにより、前記シャッターと前記ガイ
ド穴周縁部との間の隙間が保持され、その隙間を通して
前記リップ部に作用した燃料タンク内の圧力が前記リッ
プ部を撓ませることにより余剰圧力が大気側へ開放され
る構成になっている給油口ユニット。 - 【請求項2】 燃料タンクのフィラーチューブ内に嵌装
される給油口ユニットであって、給油ノズルの挿入を案
内するガイド穴を有する給油口ガイドと、前記給油口ガ
イドの燃料タンク側の端部に開閉可能に設けられたシャ
ッターと、前記給油口ガイドの燃料タンク側のガイド穴
内周部に設けられて、常態において弾性支持部材により
押圧されてガイド穴内周段部に密封接触するとともに、
先端部に閉止時のシャッターに密封接触するパッキン部
を有する弁部材と、前記シャッターおよびこれに対向す
る前記給油口ガイドのガイド穴周縁部の少なくとも一方
に設けられ、燃料タンク内の圧力異常上昇時に、前記シ
ャッターを介して前記弁部材が前記弾性支持部材に抗し
て押圧されるときに前記シャッターに当接して前記弁部
材の過度の移動を防止する1つ以上の突起とを備えてお
り、前記シャッターが前記突起に当接することにより、
前記シャッターと前記ガイド穴周縁部との間に隙間が保
持されるとともに、前記弁部材とガイド穴内周段部との
間に隙間が形成され、それら隙間を通して余剰圧力が大
気側へ開放される構成になっている給油口ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05037893A JP3332978B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 燃料タンクの給油口ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05037893A JP3332978B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 燃料タンクの給油口ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278480A JPH06278480A (ja) | 1994-10-04 |
JP3332978B2 true JP3332978B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=12857221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05037893A Expired - Fee Related JP3332978B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 燃料タンクの給油口ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3332978B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461444B1 (ko) * | 2001-08-10 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 연료탱크에의 연료 주입시 연료 증발가스의 누출 방지장치 |
JP4853206B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-01-11 | 豊田合成株式会社 | 燃料タンクの給油装置 |
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