JP3327220B2 - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
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- JP3327220B2 JP3327220B2 JP23614398A JP23614398A JP3327220B2 JP 3327220 B2 JP3327220 B2 JP 3327220B2 JP 23614398 A JP23614398 A JP 23614398A JP 23614398 A JP23614398 A JP 23614398A JP 3327220 B2 JP3327220 B2 JP 3327220B2
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- JP
- Japan
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- core
- steering wheel
- boss
- spoke
- airbag device
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- Steering Controls (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等に用い
られるステアリングホイールに関するものである。
られるステアリングホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールは、円環
状のリング部と、そのリング部から中心方向に延びるス
ポーク部と、リング部の中央に配設されるパッドとを備
えている。リング部及びスポーク部は、リング部芯金及
びスポーク部芯金を有するマグネシウム合金等の芯金
に、発泡ポリウレタン等よりなる被覆体を被覆して構成
されている。また、パッドの下方において、スポーク部
芯金の内端部分には、ボス本体及びボスプレートを有す
るボスがインサート成形等により連結配置されている。
そして、このボスのボス本体をステアリングシャフトに
嵌め込んだ状態で、ステアリングホイールの先端の雄ネ
ジにナットを締め付けることにより、ステアリングホイ
ールがステアリングシャフトに取り付けられるようにな
っている。
状のリング部と、そのリング部から中心方向に延びるス
ポーク部と、リング部の中央に配設されるパッドとを備
えている。リング部及びスポーク部は、リング部芯金及
びスポーク部芯金を有するマグネシウム合金等の芯金
に、発泡ポリウレタン等よりなる被覆体を被覆して構成
されている。また、パッドの下方において、スポーク部
芯金の内端部分には、ボス本体及びボスプレートを有す
るボスがインサート成形等により連結配置されている。
そして、このボスのボス本体をステアリングシャフトに
嵌め込んだ状態で、ステアリングホイールの先端の雄ネ
ジにナットを締め付けることにより、ステアリングホイ
ールがステアリングシャフトに取り付けられるようにな
っている。
【0003】このように構成されたステアリングホイー
ルにおいては、ステアリングシャフトへの取り付け時
に、芯金と一体になったボスの上方から、ステアリング
ホイールの先端の雄ネジにナットを締め付ける必要があ
る。このため、エアバッグ装置等を有するパッドを芯金
上に予め組み付けておくことができず、ステアリングホ
イールをステアリングシャフトに取り付けた後に、パッ
ドを芯金上に組み付けていた。
ルにおいては、ステアリングシャフトへの取り付け時
に、芯金と一体になったボスの上方から、ステアリング
ホイールの先端の雄ネジにナットを締め付ける必要があ
る。このため、エアバッグ装置等を有するパッドを芯金
上に予め組み付けておくことができず、ステアリングホ
イールをステアリングシャフトに取り付けた後に、パッ
ドを芯金上に組み付けていた。
【0004】一方、近年ではヨークタイプのボスを使用
して、ステアリングホイールを横方向からボルトにより
ステアリングホイールに締め付け固定する技術が知られ
ている。このヨークタイプのボスのボス本体は、内周に
ステアリングシャフトの外周のセレーションに噛合可能
なセレーションを有する筒状部と、その筒状部に一体的
に設けられた平面ほぼC字状のヨーク部とを備えてい
る。ヨーク部の先端の相対向する部分にはボルト孔が形
成され、少なくとも一方のボルト孔には雌ネジが形成さ
れている。また、このボルト孔と対応するように、ステ
アリングシャフトの外周面には括れ部が形成されてい
る。
して、ステアリングホイールを横方向からボルトにより
ステアリングホイールに締め付け固定する技術が知られ
ている。このヨークタイプのボスのボス本体は、内周に
ステアリングシャフトの外周のセレーションに噛合可能
なセレーションを有する筒状部と、その筒状部に一体的
に設けられた平面ほぼC字状のヨーク部とを備えてい
る。ヨーク部の先端の相対向する部分にはボルト孔が形
成され、少なくとも一方のボルト孔には雌ネジが形成さ
れている。また、このボルト孔と対応するように、ステ
アリングシャフトの外周面には括れ部が形成されてい
る。
【0005】そして、ボスのボス本体をステアリングシ
ャフトに嵌め込んだ状態で、横方向からボルト孔にボル
トを螺合させることにより、セレーション同士が噛合す
るとともにヨーク部が締め付けられて、ステアリングホ
イールの回転方向の動きが規制される。また、この状態
でボルトの軸部がステアリングホイールの括れ部に嵌め
込まれるため、ステアリングホイールの軸線方向の動き
も規制される。
ャフトに嵌め込んだ状態で、横方向からボルト孔にボル
トを螺合させることにより、セレーション同士が噛合す
るとともにヨーク部が締め付けられて、ステアリングホ
イールの回転方向の動きが規制される。また、この状態
でボルトの軸部がステアリングホイールの括れ部に嵌め
込まれるため、ステアリングホイールの軸線方向の動き
も規制される。
【0006】このように、ヨークタイプのボスを使用す
ることにより、エアバッグ装置等を有するパッドを芯金
上に予め組み付けておいて、ステアリングホイールをア
ッセンブリとしてステアリングシャフトに取り付けるこ
とができる。また、このステアリングホイールの取り付
け前の搬送時等においても、芯金上にパッドを一体的に
組み付けた状態で、ステアリングホイールをアッセンブ
リとして取り扱うことができる。
ることにより、エアバッグ装置等を有するパッドを芯金
上に予め組み付けておいて、ステアリングホイールをア
ッセンブリとしてステアリングシャフトに取り付けるこ
とができる。また、このステアリングホイールの取り付
け前の搬送時等においても、芯金上にパッドを一体的に
組み付けた状態で、ステアリングホイールをアッセンブ
リとして取り扱うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なステアリングホイールにおいては、エアバッグ装置を
芯金の中央の上方位置に装設する必要がある。しかしな
がら、芯金の中央にはヨークタイプのボスが配設されて
いるため、エアバッグ装置の取付部を芯金の中央に形成
することができず、その取付部の形成には種々の制約を
受けることとなっていた。また、エアバッグ装置の作動
時には、取付部に対して大きな荷重が作用するため、そ
の取付部を強固に形成する必要がある。このエアバッグ
装置の作動時にこの取付部が変形してしまうと、エアバ
ッグを所定方向に展開させることができなくなるおそれ
があるためである。
なステアリングホイールにおいては、エアバッグ装置を
芯金の中央の上方位置に装設する必要がある。しかしな
がら、芯金の中央にはヨークタイプのボスが配設されて
いるため、エアバッグ装置の取付部を芯金の中央に形成
することができず、その取付部の形成には種々の制約を
受けることとなっていた。また、エアバッグ装置の作動
時には、取付部に対して大きな荷重が作用するため、そ
の取付部を強固に形成する必要がある。このエアバッグ
装置の作動時にこの取付部が変形してしまうと、エアバ
ッグを所定方向に展開させることができなくなるおそれ
があるためである。
【0008】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、芯金の中央の
ボスに干渉することなく、芯金上にエアバッグ装置の取
付部を容易に形成することができるとともに、その取付
部に所定の強度を確保することのできるステアリングホ
イールを提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、芯金の中央の
ボスに干渉することなく、芯金上にエアバッグ装置の取
付部を容易に形成することができるとともに、その取付
部に所定の強度を確保することのできるステアリングホ
イールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、リン
グ部芯金及びスポーク部芯金を一体的にダイカスト成形
された芯金の中央にヨークタイプのボスを連結配置し、
芯金の中央の上方位置にエアバッグ装置を配設し、ボス
を介してボルトによりステアリングシャフトに締め付け
固定するようにしたステアリングホイールにおいて、前
記スポーク部芯金を一対のリブよりなる断面ほぼ逆U字
状に形成するとともに、同スポーク部芯金上には少なく
とも一方のリブと連続するように、前記エアバッグ装置
を取り付けるための取付部を一体に有底筒状に突出形成
したものである。
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、リン
グ部芯金及びスポーク部芯金を一体的にダイカスト成形
された芯金の中央にヨークタイプのボスを連結配置し、
芯金の中央の上方位置にエアバッグ装置を配設し、ボス
を介してボルトによりステアリングシャフトに締め付け
固定するようにしたステアリングホイールにおいて、前
記スポーク部芯金を一対のリブよりなる断面ほぼ逆U字
状に形成するとともに、同スポーク部芯金上には少なく
とも一方のリブと連続するように、前記エアバッグ装置
を取り付けるための取付部を一体に有底筒状に突出形成
したものである。
【0010】従って、エアバッグ装置のための取付部
を、芯金の中央のボスに干渉することなく、芯金上に容
易に形成することができる。また、取付部がスポーク部
芯金の少なくとも一方のリブと連続するように形成され
ているため、その取付部に所定の強度を確保することが
できる。従って、この取付部がエアバッグ装置作動時に
作用する荷重によって変形するのを抑制することがで
き、エアバッグを所定方向に確実に展開させることがで
きるようになる。
を、芯金の中央のボスに干渉することなく、芯金上に容
易に形成することができる。また、取付部がスポーク部
芯金の少なくとも一方のリブと連続するように形成され
ているため、その取付部に所定の強度を確保することが
できる。従って、この取付部がエアバッグ装置作動時に
作用する荷重によって変形するのを抑制することがで
き、エアバッグを所定方向に確実に展開させることがで
きるようになる。
【0011】また、芯金の中央の上方位置において、ス
ポーク部芯金上には前記取付部を有底筒状に突出形成し
たものである。従って、有底筒状の取付部の高さを変更
することにより、取付ステー等を使用することなく、芯
金上におけるエアバッグ装置の取付高さ位置を容易に調
整することができる。
ポーク部芯金上には前記取付部を有底筒状に突出形成し
たものである。従って、有底筒状の取付部の高さを変更
することにより、取付ステー等を使用することなく、芯
金上におけるエアバッグ装置の取付高さ位置を容易に調
整することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を車両用のステア
リングホイールとして具体化するようにした実施形態に
ついて図1〜8を参照して説明する。なお、この明細書
中の記載において、ステアリングホイールの上下方向と
は、ステアリングシャフトの軸線方向に沿った方向を指
し、必ずしも鉛直方向をいうものではない。また、ステ
アリングホイールの前後方向とは、操舵基準状態におけ
る車両の前後方向を指すものとする。
リングホイールとして具体化するようにした実施形態に
ついて図1〜8を参照して説明する。なお、この明細書
中の記載において、ステアリングホイールの上下方向と
は、ステアリングシャフトの軸線方向に沿った方向を指
し、必ずしも鉛直方向をいうものではない。また、ステ
アリングホイールの前後方向とは、操舵基準状態におけ
る車両の前後方向を指すものとする。
【0013】図1〜図3及び図6に示すように、ステア
リングホイール本体11は、円環状のリング部12と、
そのリング部12から中心方向に延びる前後各2本のス
ポーク部13A,13Bと、リング部12の中央に配設
されたパッド14とを備えている。パッド14は例えば
発泡ポリウレタン等の軟質合成樹脂材により形成されて
いる。
リングホイール本体11は、円環状のリング部12と、
そのリング部12から中心方向に延びる前後各2本のス
ポーク部13A,13Bと、リング部12の中央に配設
されたパッド14とを備えている。パッド14は例えば
発泡ポリウレタン等の軟質合成樹脂材により形成されて
いる。
【0014】リング部12及びスポーク部13A,13
Bは、リング部芯金15a及びスポーク部芯金15bを
有する芯金15に、被覆体16を被覆して構成されてい
る。芯金15のリング部芯金15a及びスポーク部芯金
15bは、マグネシウム合金等によって一体的にダイカ
スト成形されている。また、被覆体16はパッド14と
同様に、発泡ポリウレタンにより形成されている。
Bは、リング部芯金15a及びスポーク部芯金15bを
有する芯金15に、被覆体16を被覆して構成されてい
る。芯金15のリング部芯金15a及びスポーク部芯金
15bは、マグネシウム合金等によって一体的にダイカ
スト成形されている。また、被覆体16はパッド14と
同様に、発泡ポリウレタンにより形成されている。
【0015】パッド14の下方には、スポーク部芯金1
5b上の被覆体16によって囲まれた収容空間19が形
成されている。収容空間19内には、エアバッグ装置2
0及び図示しないメンブレンスイッチが配設されてい
る。このメンブレンスイッチは、図示しないホーンスイ
ッチ回路の一部をなす上下の薄板を有し、パッド14が
押圧操作されたときに、薄板が互いに接触してホーンが
鳴るようになっている。
5b上の被覆体16によって囲まれた収容空間19が形
成されている。収容空間19内には、エアバッグ装置2
0及び図示しないメンブレンスイッチが配設されてい
る。このメンブレンスイッチは、図示しないホーンスイ
ッチ回路の一部をなす上下の薄板を有し、パッド14が
押圧操作されたときに、薄板が互いに接触してホーンが
鳴るようになっている。
【0016】エアバッグ装置20は、折り畳み状態で収
納された袋状のエアバッグ21と、そのエアバッグ21
に膨張用のガスを供給するインフレータ22と、リング
リテーナ23と、これらのエアバッグ21、インフレー
タ22及びリングリテーナ23を保持固定するバッグホ
ルダ24とから構成されている。そして、このバッグホ
ルダ24が図3及び図6に示すように、各一対のボルト
25及びナット26により、スポーク部芯金15b上に
形成された一対の取付部27に固定されている。
納された袋状のエアバッグ21と、そのエアバッグ21
に膨張用のガスを供給するインフレータ22と、リング
リテーナ23と、これらのエアバッグ21、インフレー
タ22及びリングリテーナ23を保持固定するバッグホ
ルダ24とから構成されている。そして、このバッグホ
ルダ24が図3及び図6に示すように、各一対のボルト
25及びナット26により、スポーク部芯金15b上に
形成された一対の取付部27に固定されている。
【0017】次に、ステアリングホイール本体11を車
両のステアリングシャフトに取り付けるための構成につ
いて詳細に説明する。図1に示すように、ステアリング
シャフト30の先端部には複数の歯を有するセレーショ
ン31が全周に亘って形成され、その上下方向のほぼ中
央部には環状溝よりなる括れ部32が形成されている。
両のステアリングシャフトに取り付けるための構成につ
いて詳細に説明する。図1に示すように、ステアリング
シャフト30の先端部には複数の歯を有するセレーショ
ン31が全周に亘って形成され、その上下方向のほぼ中
央部には環状溝よりなる括れ部32が形成されている。
【0018】ステアリングホイール本体11におけるス
ポーク部芯金15bの内端部分には、ボス33がインサ
ート成形により連結配置されている。このボス33は、
鉄板よりなるボスプレート34と、そのボスプレート3
4のほぼ中央に形成され、周囲部分が円筒状をなす透孔
34aに嵌合して溶接固定された鋼鉄製のボス本体35
とから構成されている。
ポーク部芯金15bの内端部分には、ボス33がインサ
ート成形により連結配置されている。このボス33は、
鉄板よりなるボスプレート34と、そのボスプレート3
4のほぼ中央に形成され、周囲部分が円筒状をなす透孔
34aに嵌合して溶接固定された鋼鉄製のボス本体35
とから構成されている。
【0019】ボスプレート34の前端縁にはほぼ扇形状
のインサート部34bが形成されるとともに、後端両側
には一対の連結部34cが延長形成されている。そし
て、インサート部34bがスポーク部13Aのスポーク
部芯金15bの内端部分に埋設されるとともに、連結部
34cの先端が後側スポーク部13Bのスポーク部芯金
15bの内端部分に埋設されている。
のインサート部34bが形成されるとともに、後端両側
には一対の連結部34cが延長形成されている。そし
て、インサート部34bがスポーク部13Aのスポーク
部芯金15bの内端部分に埋設されるとともに、連結部
34cの先端が後側スポーク部13Bのスポーク部芯金
15bの内端部分に埋設されている。
【0020】ボス本体35は、筒状部35aと、その筒
状部35aの上部に一体に形成され、スリット35bを
介して対向配置された平面ほぼC字状をなす一対のヨー
ク部35cとを備えている。筒状部35aの内周面に
は、ステアリングシャフト30のセレーション31に噛
合可能なセレーション36が、スリット35b側のほぼ
120°分を除いて形成されている。ヨーク部35cの
先端の相対向する部分にはボルト孔37,38が横方向
へ延びるように形成され、一方のボルト孔38には雌ネ
ジ38aが形成されている。
状部35aの上部に一体に形成され、スリット35bを
介して対向配置された平面ほぼC字状をなす一対のヨー
ク部35cとを備えている。筒状部35aの内周面に
は、ステアリングシャフト30のセレーション31に噛
合可能なセレーション36が、スリット35b側のほぼ
120°分を除いて形成されている。ヨーク部35cの
先端の相対向する部分にはボルト孔37,38が横方向
へ延びるように形成され、一方のボルト孔38には雌ネ
ジ38aが形成されている。
【0021】ステアリングシャフト30に対するステア
リングホイール本体11の取り付け時には、ステアリン
グシャフト30の先端にボス本体35の筒状部35aが
嵌め込まれて、それらのセレーション31,36が互い
に噛合される。この状態で、図1及び図4に示すよう
に、ボルト孔37,38にボルト39が挿通され、雌ネ
ジ38aに対して螺合される。
リングホイール本体11の取り付け時には、ステアリン
グシャフト30の先端にボス本体35の筒状部35aが
嵌め込まれて、それらのセレーション31,36が互い
に噛合される。この状態で、図1及び図4に示すよう
に、ボルト孔37,38にボルト39が挿通され、雌ネ
ジ38aに対して螺合される。
【0022】その結果、セレーション31,36同士が
強固に噛合されるとともに、ヨーク部35cが締め付け
られて、ステアリングシャフト30に対するステアリン
グホイール本体11の相対回転が規制される。更に、ボ
ルト39の軸部がステアリングシャフト30の括れ部3
2に嵌め込まれて、同ステアリングシャフト30に対す
るステアリングホイール本体11の軸線方向への相対移
動も規制される。
強固に噛合されるとともに、ヨーク部35cが締め付け
られて、ステアリングシャフト30に対するステアリン
グホイール本体11の相対回転が規制される。更に、ボ
ルト39の軸部がステアリングシャフト30の括れ部3
2に嵌め込まれて、同ステアリングシャフト30に対す
るステアリングホイール本体11の軸線方向への相対移
動も規制される。
【0023】なお、この実施形態においては、図1に示
すように、ステアリングシャフト30を囲んで、ステア
リングホイール本体11の下側部に合成樹脂製のロアー
カバー40が配設されている。
すように、ステアリングシャフト30を囲んで、ステア
リングホイール本体11の下側部に合成樹脂製のロアー
カバー40が配設されている。
【0024】次に、この実施形態の特徴とする部分につ
いて詳細に説明する。図2、図3、図7及び図8に示す
ように、前側スポーク部13A及び後側スポーク部13
Bにおけるスポーク部芯金15bは、一対のリブ43,
44よりなる断面ほぼ逆U字状に形成され、この構成に
よって所定の剛性を確保しつつステアリングホイール本
体11の軽量化が図られている。
いて詳細に説明する。図2、図3、図7及び図8に示す
ように、前側スポーク部13A及び後側スポーク部13
Bにおけるスポーク部芯金15bは、一対のリブ43,
44よりなる断面ほぼ逆U字状に形成され、この構成に
よって所定の剛性を確保しつつステアリングホイール本
体11の軽量化が図られている。
【0025】そして、エアバッグ装置20を取り付ける
ための一対の取付部27は、ステアリングホイール本体
11の前後方向のほぼ中央において、ボス33のボス本
体35の両側に位置するように、両前側スポーク部13
Aのスポーク部芯金15b上に一体に突出形成されてい
る。すなわち、両取付部27はスポーク部芯金15b上
において、そのリブ43,44と連続した状態で有蓋筒
状に突設され、それらの頂部にはボルト挿通孔45が形
成されている。
ための一対の取付部27は、ステアリングホイール本体
11の前後方向のほぼ中央において、ボス33のボス本
体35の両側に位置するように、両前側スポーク部13
Aのスポーク部芯金15b上に一体に突出形成されてい
る。すなわち、両取付部27はスポーク部芯金15b上
において、そのリブ43,44と連続した状態で有蓋筒
状に突設され、それらの頂部にはボルト挿通孔45が形
成されている。
【0026】従って、取付部27を芯金15上におい
て、中央のボス33と干渉しない位置に容易に形成する
ことができる。また、取付部27がスポーク部芯金15
bのリブ43,44と連続して形成されているので、取
付部27に所定の強度を持たせることができる。従っ
て、取付部27をエアバッグ装置20の作動時に作用す
る荷重に十分によって容易に変形しないものとすること
ができる。さらに、取付部27が有底筒状であるため、
取付部27の強度を高めることができるとともに、エア
バッグ装置20の取付高さ位置を変更する必要がある場
合には、取付部27の形成高さを調整することにより、
取付ステー等を使用することなく容易に対応することが
できる。
て、中央のボス33と干渉しない位置に容易に形成する
ことができる。また、取付部27がスポーク部芯金15
bのリブ43,44と連続して形成されているので、取
付部27に所定の強度を持たせることができる。従っ
て、取付部27をエアバッグ装置20の作動時に作用す
る荷重に十分によって容易に変形しないものとすること
ができる。さらに、取付部27が有底筒状であるため、
取付部27の強度を高めることができるとともに、エア
バッグ装置20の取付高さ位置を変更する必要がある場
合には、取付部27の形成高さを調整することにより、
取付ステー等を使用することなく容易に対応することが
できる。
【0027】一方、図1〜図3に示すように、リング部
12におけるリング部芯金15aは、一対のリブ46,
47よりなる断面ほぼ逆U字状に形成されている。ま
た、リング部芯金15aのリブ46,47間には、被覆
体16の形成材料である発泡ポリウレタンよりも比重が
極めて小さい発泡ポリエチレンからなる帯状の充填材4
8が配設され、この状態でリング部芯金15a及び充填
材48の外周に被覆体16が被覆形成されている。そし
て、この構成によりステアリングホイール本体11の軽
量化が図られている。
12におけるリング部芯金15aは、一対のリブ46,
47よりなる断面ほぼ逆U字状に形成されている。ま
た、リング部芯金15aのリブ46,47間には、被覆
体16の形成材料である発泡ポリウレタンよりも比重が
極めて小さい発泡ポリエチレンからなる帯状の充填材4
8が配設され、この状態でリング部芯金15a及び充填
材48の外周に被覆体16が被覆形成されている。そし
て、この構成によりステアリングホイール本体11の軽
量化が図られている。
【0028】また、リング部芯金15aの少なくとも一
方のリブ46の内面には、複数の保持突起49が任意の
間隔をおいて突出形成されている。そして、帯状の充填
材48をリング部芯金15aのリブ46,47間に組み
付ける際に、これらの保持突起49により、充填材48
がリブ46,47間に挟着保持されるようになってい
る。
方のリブ46の内面には、複数の保持突起49が任意の
間隔をおいて突出形成されている。そして、帯状の充填
材48をリング部芯金15aのリブ46,47間に組み
付ける際に、これらの保持突起49により、充填材48
がリブ46,47間に挟着保持されるようになってい
る。
【0029】さらに、図3に示すように、これら複数の
保持突起49の内で、充填材48の両端部49aの近傍
に位置する一対の保持突起49Aは、他の保持突起49
よりも突出量が大きくなるように形成されている。そし
て、この突出量の大きな保持突起49Aにより、充填材
49の両端部49aが他の部分よりも強い挟着力で保持
されるようになっている。
保持突起49の内で、充填材48の両端部49aの近傍
に位置する一対の保持突起49Aは、他の保持突起49
よりも突出量が大きくなるように形成されている。そし
て、この突出量の大きな保持突起49Aにより、充填材
49の両端部49aが他の部分よりも強い挟着力で保持
されるようになっている。
【0030】以下、本実施形態によって奏せられる効果
について総括して記載する。 (1)エアバッグ装置20を取り付けるための取付部2
7を芯金15の中央のボス33に干渉することなく、芯
金15上に容易に形成することができ、また、その取付
部27に所定の強度を確保することができる。従って、
この取付部27がエアバッグ装置20の作動時に作用す
る荷重によって変形するのを抑制することができ、エア
バッグ21を所定方向に確実に展開させることができる
ようになる。
について総括して記載する。 (1)エアバッグ装置20を取り付けるための取付部2
7を芯金15の中央のボス33に干渉することなく、芯
金15上に容易に形成することができ、また、その取付
部27に所定の強度を確保することができる。従って、
この取付部27がエアバッグ装置20の作動時に作用す
る荷重によって変形するのを抑制することができ、エア
バッグ21を所定方向に確実に展開させることができる
ようになる。
【0031】(2)取付部27を有蓋筒状に形成するよ
うにしたため、同取付部27の高さを調整することによ
り、取付ステー等を使用することなく、芯金15上にお
けるエアバッグ装置20の取付高さ位置を容易に設定変
更することができる。
うにしたため、同取付部27の高さを調整することによ
り、取付ステー等を使用することなく、芯金15上にお
けるエアバッグ装置20の取付高さ位置を容易に設定変
更することができる。
【0032】なお、この実施形態は以下のように構成を
変更して具体化することも可能である。 ・上記実施形態では取付部27を有底筒状に突設させる
ようにしたが、同取付部27はこうした形状に限らず、
リブ43,44の一方と連続した状態でスポーク部芯金
15bに一体形成されるのであれば、その形状は任意に
設定できる。
変更して具体化することも可能である。 ・上記実施形態では取付部27を有底筒状に突設させる
ようにしたが、同取付部27はこうした形状に限らず、
リブ43,44の一方と連続した状態でスポーク部芯金
15bに一体形成されるのであれば、その形状は任意に
設定できる。
【0033】・リング部芯金15aの両リブ46,47
の内面にそれぞれ保持突起49を形成する。 ・上記実施形態では、4本のスポーク部13A,13B
を有するステアリングホイール本体11に具体化した
が、2本、3本あるいは5本以上等の異なった本数のス
ポーク部を有するステアリングホイール本体に具体化す
る。
の内面にそれぞれ保持突起49を形成する。 ・上記実施形態では、4本のスポーク部13A,13B
を有するステアリングホイール本体11に具体化した
が、2本、3本あるいは5本以上等の異なった本数のス
ポーク部を有するステアリングホイール本体に具体化す
る。
【図1】 ステアリングホイールの一実施形態を示すも
ので、図3の1−1線における拡大断面図。
ので、図3の1−1線における拡大断面図。
【図2】 図3の2−2線における拡大断面図。
【図3】 ステアリングホイールの裏面図。
【図4】 ヨーク部等を示す部分平面図。
【図5】 ボスの構造を示す分解斜視図。
【図6】 芯金及びボス等を示す斜視図。
【図7】 エアバッグ装置の取付部を示す部分破断平面
図。
図。
【図8】 図7の8−8線における断面図。
11…ステアリングホイール本体、12…リング部、1
3A,13B…スポーク部、15…芯金、15a…リン
グ部芯金、15b…スポーク部芯金、20…エアバッグ
装置、24…バッグホルダ、25…ボルト、26…ナッ
ト、27…取付部、30…ステアリングシャフト、33
…ボス、34…ボスプレート、35…ボス本体、35a
…筒状部、35c…ヨーク部、37,38…ボルト孔、
39…ボルト、43,44…リブ、45…ボルト挿通
孔。
3A,13B…スポーク部、15…芯金、15a…リン
グ部芯金、15b…スポーク部芯金、20…エアバッグ
装置、24…バッグホルダ、25…ボルト、26…ナッ
ト、27…取付部、30…ステアリングシャフト、33
…ボス、34…ボスプレート、35…ボス本体、35a
…筒状部、35c…ヨーク部、37,38…ボルト孔、
39…ボルト、43,44…リブ、45…ボルト挿通
孔。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 1/04 - 1/28 B60R 21/16 - 21/32
Claims (1)
- 【請求項1】 リング部芯金及びスポーク部芯金を一体
的にダイカスト成形された芯金の中央にヨークタイプの
ボスを連結配置し、芯金の中央の上方位置にエアバッグ
装置を配設し、ボスを介してボルトによりステアリング
シャフトに締め付け固定するようにしたステアリングホ
イールにおいて、 前記スポーク部芯金を一対のリブよりなる断面ほぼ逆U
字状に形成するとともに、同スポーク部芯金上には少な
くとも一方のリブと連続するように、前記エアバッグ装
置を取り付けるための取付部を一体に有底筒状に突出形
成したステアリングホイール。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23614398A JP3327220B2 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | ステアリングホイール |
US09/228,416 US6367351B2 (en) | 1998-01-13 | 1999-01-12 | Steering wheel |
US10/067,767 US6595083B2 (en) | 1997-02-05 | 2002-02-08 | Steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23614398A JP3327220B2 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062619A JP2000062619A (ja) | 2000-02-29 |
JP3327220B2 true JP3327220B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=16996405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23614398A Expired - Lifetime JP3327220B2 (ja) | 1997-02-05 | 1998-08-21 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327220B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153227A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイールの芯金構造 |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP23614398A patent/JP3327220B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153227A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイールの芯金構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000062619A (ja) | 2000-02-29 |
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