JP3324488B2 - ジアゾ複写機の自動分離機構 - Google Patents
ジアゾ複写機の自動分離機構Info
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- JP3324488B2 JP3324488B2 JP03796798A JP3796798A JP3324488B2 JP 3324488 B2 JP3324488 B2 JP 3324488B2 JP 03796798 A JP03796798 A JP 03796798A JP 3796798 A JP3796798 A JP 3796798A JP 3324488 B2 JP3324488 B2 JP 3324488B2
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- Japan
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- diazo
- separation
- cylindrical portion
- photosensitive paper
- stopper
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Links
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Landscapes
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Description
【0001】本発明は、露光工程で露光されたジアゾ感
光紙を原図から自動的に分離するジアゾ複写機の自動分
離機構に関するものである。
光紙を原図から自動的に分離するジアゾ複写機の自動分
離機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジアゾ複写機は、ジアゾニウム塩の感光
性とカップリング反応性を利用して画像形成を行うもの
であり、露光と熱現像の2工程で直接ポジのコントラス
トの高い単色のコピーが得られるが、コピーコストが安
く、取扱いが容易な利点を有する。
性とカップリング反応性を利用して画像形成を行うもの
であり、露光と熱現像の2工程で直接ポジのコントラス
トの高い単色のコピーが得られるが、コピーコストが安
く、取扱いが容易な利点を有する。
【0003】ジアゾ複写機における露光工程は、原図と
ジアゾ感材が塗布されたジアゾ感光紙を重ね合せ、原図
を光源側にして密着透過露光を行う。そして、露光した
ジアゾ感光紙を原図から分離して現像工程に搬送し、熱
現像を行うが、露光したジアゾ感光紙と原図の分離は、
自動分離機構で自動的に行なうことが多い。
ジアゾ感材が塗布されたジアゾ感光紙を重ね合せ、原図
を光源側にして密着透過露光を行う。そして、露光した
ジアゾ感光紙を原図から分離して現像工程に搬送し、熱
現像を行うが、露光したジアゾ感光紙と原図の分離は、
自動分離機構で自動的に行なうことが多い。
【0004】自動分離機構は、異なる周速度で相互に接
触して回転し、その間に供給されたジアゾ感光紙の先端
を原図の先端より先行させる一対のずらしロール、ジア
ゾ感光紙の先端を保持して回転する分離回転板、回転分
離板に係止して停止させるストッパーなどからなる。
触して回転し、その間に供給されたジアゾ感光紙の先端
を原図の先端より先行させる一対のずらしロール、ジア
ゾ感光紙の先端を保持して回転する分離回転板、回転分
離板に係止して停止させるストッパーなどからなる。
【0005】分離回転板は常時回転している回転軸に摩
擦的に軸装されており、ストッパーが分離回転板の段部
に係止しているときは分離回転板が停止し、回転軸は空
転している。そして、ずらしロールによって原図の先端
より先行したジアゾ感光紙の先端が分離回転板に形成さ
れた切り込み状の保持部に進入すると、ジアゾ感光紙の
先端がストッパーに衝合して回動させ、分離回転板との
係止を解除させる。従って、分離回転板と回転軸との摩
擦力により、分離回転板はジアゾ感光紙の先端を保持し
た状態で回転軸と一体的に回転する。これによってジア
ゾ感光紙と原図が分離され、ジアゾ感光紙は現像工程に
搬送され、原図は複写機外に排出される。このような自
動分離機構を開示したものに、例えば特公昭45−18
436号公報がある。
擦的に軸装されており、ストッパーが分離回転板の段部
に係止しているときは分離回転板が停止し、回転軸は空
転している。そして、ずらしロールによって原図の先端
より先行したジアゾ感光紙の先端が分離回転板に形成さ
れた切り込み状の保持部に進入すると、ジアゾ感光紙の
先端がストッパーに衝合して回動させ、分離回転板との
係止を解除させる。従って、分離回転板と回転軸との摩
擦力により、分離回転板はジアゾ感光紙の先端を保持し
た状態で回転軸と一体的に回転する。これによってジア
ゾ感光紙と原図が分離され、ジアゾ感光紙は現像工程に
搬送され、原図は複写機外に排出される。このような自
動分離機構を開示したものに、例えば特公昭45−18
436号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】分離回転板が回転軸に
摩擦的に軸装されている構造の従来例を図8に基づいて
説明すると、分離回転板1の中央開口13に回転軸4が
挿通されている。分離回転板1には、その周面から中央
開口13に向けて孔14が穿設されており、孔14の入
口近傍にはタップ工程によりねじ溝が形成されている。
そして、圧接子93とバネ92を孔14に挿入し、イモ
ネジ91を孔14のねじ溝に螺合することにより、バネ
92の弾発力により圧接子93を常時回転している回転
軸4に圧接している。従って、ストッパー3が分離回転
板1の段部12に係止しているときは、回転軸4が回転
しているにもかかわらず分離回転板1は停止している
が、ストッパー3が回動して段部12との係止が解除さ
れると、圧接子93と回転軸4の摩擦力により分離回転
板1は回転軸4と一体に回転する。
摩擦的に軸装されている構造の従来例を図8に基づいて
説明すると、分離回転板1の中央開口13に回転軸4が
挿通されている。分離回転板1には、その周面から中央
開口13に向けて孔14が穿設されており、孔14の入
口近傍にはタップ工程によりねじ溝が形成されている。
そして、圧接子93とバネ92を孔14に挿入し、イモ
ネジ91を孔14のねじ溝に螺合することにより、バネ
92の弾発力により圧接子93を常時回転している回転
軸4に圧接している。従って、ストッパー3が分離回転
板1の段部12に係止しているときは、回転軸4が回転
しているにもかかわらず分離回転板1は停止している
が、ストッパー3が回動して段部12との係止が解除さ
れると、圧接子93と回転軸4の摩擦力により分離回転
板1は回転軸4と一体に回転する。
【0007】このように従来のものは、イモネジ、バ
ネ、圧接子などを使用するために部品点数が多く、タッ
プ工程も必要であった。またこれらの部品は非常に小さ
いために、組立て作業に非常に手間を要し、かつこれら
の部品を紛失しやすい問題点があった。
ネ、圧接子などを使用するために部品点数が多く、タッ
プ工程も必要であった。またこれらの部品は非常に小さ
いために、組立て作業に非常に手間を要し、かつこれら
の部品を紛失しやすい問題点があった。
【0008】そこで本発明は、部品点数が少なく、かつ
簡単な組立て作業で分離回転板を回転軸に摩擦的に軸装
することが可能なジアゾ複写機の自動分離機構を提供す
ることを目的とする。
簡単な組立て作業で分離回転板を回転軸に摩擦的に軸装
することが可能なジアゾ複写機の自動分離機構を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、ジアゾ感光紙と原図を重ね合わせて露
光工程で露光した後に、ジアゾ感光紙の先端が、回転軸
に摩擦的に軸装され、ストッパーが係止して停止してい
る分離回転板の切り込み状の保持部に進入したときに、
ストッパーの係止が解除されて分離回転板が回転してジ
アゾ感光紙を原図から分離して現像工程に搬送するジア
ゾ複写機の自動分離機構において、分離回転板の中央開
口の側方に回転軸が挿通される円筒部を形成するととも
に、径方向に変位可能な圧接子を円筒部に一体に形成
し、圧接子が押圧手段により押圧されて回転軸に圧接す
るようにする。この押圧手段は、例えば円筒部の外周に
巻き付けられた円環状のコイルスプリングや円筒部の外
周に填め込まれたC字状の板バネである。
めに、本発明は、ジアゾ感光紙と原図を重ね合わせて露
光工程で露光した後に、ジアゾ感光紙の先端が、回転軸
に摩擦的に軸装され、ストッパーが係止して停止してい
る分離回転板の切り込み状の保持部に進入したときに、
ストッパーの係止が解除されて分離回転板が回転してジ
アゾ感光紙を原図から分離して現像工程に搬送するジア
ゾ複写機の自動分離機構において、分離回転板の中央開
口の側方に回転軸が挿通される円筒部を形成するととも
に、径方向に変位可能な圧接子を円筒部に一体に形成
し、圧接子が押圧手段により押圧されて回転軸に圧接す
るようにする。この押圧手段は、例えば円筒部の外周に
巻き付けられた円環状のコイルスプリングや円筒部の外
周に填め込まれたC字状の板バネである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1において、円盤状
の分離回転板1は、耐摩耗性の優れた合成樹脂、例えば
アセタール樹脂で成形されており、その外周には、切り
込み状の保持部11が形成され、保持部11とほぼ対向
する位置に段部12が形成されている。分離回転板1の
中央開口13に回転軸4が挿通され、後述するように、
分離回転板1は回転軸4に摩擦的に軸装されるが、この
中央開口13の側方には、回転軸4が同じく挿通される
円筒部2が一体に成形されている。
実施の形態を具体的に説明する。図1において、円盤状
の分離回転板1は、耐摩耗性の優れた合成樹脂、例えば
アセタール樹脂で成形されており、その外周には、切り
込み状の保持部11が形成され、保持部11とほぼ対向
する位置に段部12が形成されている。分離回転板1の
中央開口13に回転軸4が挿通され、後述するように、
分離回転板1は回転軸4に摩擦的に軸装されるが、この
中央開口13の側方には、回転軸4が同じく挿通される
円筒部2が一体に成形されている。
【0011】回転軸4と平行に固定軸5が配置され、固
定軸5には、ストッパー3が回動可能に軸支されてい
る。ストッパー3は、2本のアームからなるベルクラン
ク状をしており、一方のアームの先端部が係止部31で
あり、通常時は、分離回転板1の段部12に係止して分
離回転板1を停止させている。そして、他方のアームの
先端部が作動部32であり、この作動部32は分離回転
板1の保持部11の入り口に位置している。かかる分離
回転板1とストッパー3の組が、図3に示すように、回
転軸4および固定軸5に沿って複数個、例えば12個配
置されており、種々の大きさのジアゾ感光紙に対応でき
るようになっている。
定軸5には、ストッパー3が回動可能に軸支されてい
る。ストッパー3は、2本のアームからなるベルクラン
ク状をしており、一方のアームの先端部が係止部31で
あり、通常時は、分離回転板1の段部12に係止して分
離回転板1を停止させている。そして、他方のアームの
先端部が作動部32であり、この作動部32は分離回転
板1の保持部11の入り口に位置している。かかる分離
回転板1とストッパー3の組が、図3に示すように、回
転軸4および固定軸5に沿って複数個、例えば12個配
置されており、種々の大きさのジアゾ感光紙に対応でき
るようになっている。
【0012】分離回転板1の下方には、露光工程から搬
送されたジアゾ感光紙Sと原図Oが重ね合わされて供給
される一対のずらしロール7,8が配置されている。ず
らしロール7,8は異なる周速度で相互に接触して回転
している。つまりロール7の周速度よりもロール8の周
速度がやや速くなっており、ロール8に接触するジアゾ
感光紙Sの先端をロール7に接触する原図Oの先端より
先行させるようになっている。
送されたジアゾ感光紙Sと原図Oが重ね合わされて供給
される一対のずらしロール7,8が配置されている。ず
らしロール7,8は異なる周速度で相互に接触して回転
している。つまりロール7の周速度よりもロール8の周
速度がやや速くなっており、ロール8に接触するジアゾ
感光紙Sの先端をロール7に接触する原図Oの先端より
先行させるようになっている。
【0013】分離回転板1と一体に成形された円筒部2
には、図4および図5に示すように、円周方向に切り欠
かれた略コ字状のスリット23が形成されている。そし
て、コ字状のスリット23で囲まれた部分の先端が圧接
子21であり、圧接子21と円筒部2を連結する部分が
変位部22である。つまり、圧接子21は片持ち梁であ
る変位部22を介して円筒部2と一体に成形されてい
る。変位部22は、図6に示すように、肉薄に成形され
ており、圧接子21が径方向に容易に変位できるように
なっている。また、圧接子21に隣接して突起部24が
形成されており、後述するコイルスプリング6などの押
圧手段が円筒部2から外れ落ちないようになっている。
このように、圧接子21が円筒部2と一体に成形されて
いるので、部品点数が少なく、従来のようなタップ工程
も不要になる。
には、図4および図5に示すように、円周方向に切り欠
かれた略コ字状のスリット23が形成されている。そし
て、コ字状のスリット23で囲まれた部分の先端が圧接
子21であり、圧接子21と円筒部2を連結する部分が
変位部22である。つまり、圧接子21は片持ち梁であ
る変位部22を介して円筒部2と一体に成形されてい
る。変位部22は、図6に示すように、肉薄に成形され
ており、圧接子21が径方向に容易に変位できるように
なっている。また、圧接子21に隣接して突起部24が
形成されており、後述するコイルスプリング6などの押
圧手段が円筒部2から外れ落ちないようになっている。
このように、圧接子21が円筒部2と一体に成形されて
いるので、部品点数が少なく、従来のようなタップ工程
も不要になる。
【0014】そして、押圧手段として、図7に示すよう
に、両端61,62を連結して円環状にしたコイルスプ
リング6を使用する。すなわち、自然状態の内径が円筒
部2の外径よりも小さな円環状のコイルスプリング6を
拡開して円筒部2の外周に填め込む。従って、内径を小
さくする方向に働く円環状のコイルスプリング6の弾発
力により圧接子21を径方向に押圧する。これによっ
て、圧接子21は回転軸4に圧接し、分離回転板1は回
転軸4に摩擦的に軸装される。このように、円環状のコ
イルスプリング6を円筒部2の外周に填め込むだけで圧
接子21を回転軸4に圧接することができるので組立て
作業が極めて簡単である。なお、コイルスプリング6の
押圧力は、分離回転板1が回転軸4と一体に回転する摩
擦力が生じるに十分なものでなければならないが、押圧
力が大き過ぎると、回転軸4が空転している時の圧接子
21の摩耗が大きくなるので、適当な押圧力に設定する
必要がある。また、押圧手段としては、例えばC字状の
板バネ(図示略)を使用し、C字状の板バネを円筒部2
の外周に填め込んで圧接子21を回転軸4に圧接するよ
うにしてもよい。
に、両端61,62を連結して円環状にしたコイルスプ
リング6を使用する。すなわち、自然状態の内径が円筒
部2の外径よりも小さな円環状のコイルスプリング6を
拡開して円筒部2の外周に填め込む。従って、内径を小
さくする方向に働く円環状のコイルスプリング6の弾発
力により圧接子21を径方向に押圧する。これによっ
て、圧接子21は回転軸4に圧接し、分離回転板1は回
転軸4に摩擦的に軸装される。このように、円環状のコ
イルスプリング6を円筒部2の外周に填め込むだけで圧
接子21を回転軸4に圧接することができるので組立て
作業が極めて簡単である。なお、コイルスプリング6の
押圧力は、分離回転板1が回転軸4と一体に回転する摩
擦力が生じるに十分なものでなければならないが、押圧
力が大き過ぎると、回転軸4が空転している時の圧接子
21の摩耗が大きくなるので、適当な押圧力に設定する
必要がある。また、押圧手段としては、例えばC字状の
板バネ(図示略)を使用し、C字状の板バネを円筒部2
の外周に填め込んで圧接子21を回転軸4に圧接するよ
うにしてもよい。
【0015】しかして、分離回転板1が停止した状態を
示す図1において、図示略の露光工程から搬送されたジ
アゾ感光紙Sと原図Oがずらしロール7,8に供給され
ると、前述のとおり、ジアゾ感光紙Sの先端が原図Oの
先端より先行し、ジアゾ感光紙Sの先端は分離回転板1
の保持部11内に進入する。このとき、ジアゾ感光紙S
の先端はストッパー3の作動部32に衝合してストッパ
ー3を回動させ、図2に示すように、ストッパー3の係
止部31と分離回転板1の段部12の係止が解除され、
圧接子21が回転軸4に圧接することにより生じる摩擦
力により、分離回転板1は、ジアゾ感光紙Sの先端を保
持した状態で回転軸4と一体的に回転する。ここで、分
離回転板1の周速度はジアゾ感光紙Sの進行速度よりも
やや速く設定されており、分離回転板1が180゜程度
回転したときに、ジアゾ感光紙Sの先端は先行する分離
回転板1の保持部11から抜け出し、図示略のロールに
より熱現像工程に搬送される。そして、分離回転板1が
1回転すると、ストッパー3の係止部31が再び分離回
転板1の段部12に係止し、分離回転板1は停止して図
1に示す状態に戻る。一方、ずらしロール7,8によ
り、ジアゾ感光紙Sよりも進行が遅れた原図Oは分離回
転板1の保持部11に保持されることなくジアゾ感光紙
Sと分離し、図示略のロールにより複写機外に排出され
る。
示す図1において、図示略の露光工程から搬送されたジ
アゾ感光紙Sと原図Oがずらしロール7,8に供給され
ると、前述のとおり、ジアゾ感光紙Sの先端が原図Oの
先端より先行し、ジアゾ感光紙Sの先端は分離回転板1
の保持部11内に進入する。このとき、ジアゾ感光紙S
の先端はストッパー3の作動部32に衝合してストッパ
ー3を回動させ、図2に示すように、ストッパー3の係
止部31と分離回転板1の段部12の係止が解除され、
圧接子21が回転軸4に圧接することにより生じる摩擦
力により、分離回転板1は、ジアゾ感光紙Sの先端を保
持した状態で回転軸4と一体的に回転する。ここで、分
離回転板1の周速度はジアゾ感光紙Sの進行速度よりも
やや速く設定されており、分離回転板1が180゜程度
回転したときに、ジアゾ感光紙Sの先端は先行する分離
回転板1の保持部11から抜け出し、図示略のロールに
より熱現像工程に搬送される。そして、分離回転板1が
1回転すると、ストッパー3の係止部31が再び分離回
転板1の段部12に係止し、分離回転板1は停止して図
1に示す状態に戻る。一方、ずらしロール7,8によ
り、ジアゾ感光紙Sよりも進行が遅れた原図Oは分離回
転板1の保持部11に保持されることなくジアゾ感光紙
Sと分離し、図示略のロールにより複写機外に排出され
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジアゾ複
写機の自動分離機構は、分離回転板の中央開口の側方に
回転軸が挿通される円筒部を形成するとともに、径方向
に変位可能な圧接子を円筒部に一体に形成し、圧接子が
押圧手段により押圧されて回転軸に圧接するようにした
ので、従来のように、分離回転板に形成された内孔に挿
入される小さなイモネジ、ばね、圧接子などが不要とな
り、部品点数が少なくなるとともに、タップ工程も不要
であり、組立て作業も極めて簡単になる利点を有する。
写機の自動分離機構は、分離回転板の中央開口の側方に
回転軸が挿通される円筒部を形成するとともに、径方向
に変位可能な圧接子を円筒部に一体に形成し、圧接子が
押圧手段により押圧されて回転軸に圧接するようにした
ので、従来のように、分離回転板に形成された内孔に挿
入される小さなイモネジ、ばね、圧接子などが不要とな
り、部品点数が少なくなるとともに、タップ工程も不要
であり、組立て作業も極めて簡単になる利点を有する。
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】作動状態の説明図である。
【図3】本発明実施例の平面図である。
【図4】円筒部の平面図である。
【図5】円筒部の側面図である。
【図6】図4のA−A線における断面図である。
【図7】本発明実施例の要部の断面図である。
【図8】従来例の説明図である。
1 分離回転板 11 保持部 12 段部 13 中央開口 2 円筒部 21 圧接子 22 変位部 23 スリット 24 突起部 3 ストッパー 31 係止部 32 作動部 4 回転軸 5 固定軸 6 押圧手段(スプリング) 7,8 ずらしロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−366830(JP,A) 特公 昭43−4145(JP,B1) 特公 昭49−9750(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/02 - 27/30
Claims (3)
- 【請求項1】 ジアゾ感光紙と原図を重ね合わせて露光
工程で露光した後に、ジアゾ感光紙の先端が、回転軸に
摩擦的に軸装され、ストッパーが係止して停止している
分離回転板の切り込み状の保持部に進入したときに、ス
トッパーの係止が解除されて分離回転板が回転してジア
ゾ感光紙を原図から分離して現像工程に搬送するジアゾ
複写機の自動分離機構において、 前記分離回転板の中央開口の側方に該回転軸が挿通され
る円筒部が形成されるとともに、径方向に変位可能な圧
接子が該円筒部に一体に形成され、該圧接子が押圧手段
により押圧されて回転軸に圧接することを特徴とするジ
アゾ複写機の自動分離機構。 - 【請求項2】 前記押圧手段は、該円筒部の外周に巻き
付けられた円環状のコイルスプリングであることを特徴
とする請求項1記載のジアゾ複写機の自動分離機構。 - 【請求項3】 前記押圧手段は、該円筒部の外周に填め
込まれたC字状の板バネであることを特徴とする請求項
1記載のジアゾ複写機の自動分離機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03796798A JP3324488B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | ジアゾ複写機の自動分離機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03796798A JP3324488B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | ジアゾ複写機の自動分離機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223881A JPH11223881A (ja) | 1999-08-17 |
JP3324488B2 true JP3324488B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=12512348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03796798A Expired - Lifetime JP3324488B2 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | ジアゾ複写機の自動分離機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3324488B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP03796798A patent/JP3324488B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH11223881A (ja) | 1999-08-17 |
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