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JP3323900B2 - リニアモータ電気車の制御装置 - Google Patents

リニアモータ電気車の制御装置

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JP3323900B2
JP3323900B2 JP19955198A JP19955198A JP3323900B2 JP 3323900 B2 JP3323900 B2 JP 3323900B2 JP 19955198 A JP19955198 A JP 19955198A JP 19955198 A JP19955198 A JP 19955198A JP 3323900 B2 JP3323900 B2 JP 3323900B2
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安藤  武
仲田  清
勉 小澤
俊彦 関澤
正博 安藤
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変電圧、可変周
波数の交流を出力する電力変換器によって、鉄車輪支持
の車上1次リニア誘導電動機をベクトル制御を用いて駆
動するリニアモータ電気車の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車上側にリニア誘導電動機の1次巻線を
持ち、地上側に2次側としてリアクションプレートを敷
設したリニアモータ電気車においては、1次巻線と2次
リアクションプレートとの間のエアギャップ長が電気車
の走行中に変動するため、推力にも変動が発生する。こ
の推力変動を補償する技術が特開平7−147706号
公報に記載されている。この公報の技術は、リニア誘導
電動機の力率を検出し、1次周波数を制御して推力変動
を補償するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リニアモータ電気車で
は、分岐器部や車庫内などリアクションプレートを設け
ることができない場所がある。前記公報の技術は、リニ
ア誘導電動機の力率を検出して1次周波数を制御してい
るが、リニア誘導電動機の1次側がこのリアクションプ
レートのない部分を通過すると、力率が極端に下がるた
め、推力補償量が大きくなり、過大な電流が流れる、と
いう課題があった。また、前記公報の技術は、V/f一
定制御を行っており、トルク制御の精度が十分でない、
という課題があった。
【0004】本発明の課題は、ベクトル制御を用いてエ
アギャップの変動による推力の変動を少なくするととも
に、リアクションプレートのない部分を通過したときに
も、過大な電流が流れることのないリニアモータ電気車
の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、電力変換器によって駆動され、電気車の車上側に1
次巻線を有し、地上側に2次導体としてリアクションプ
レートを設けたリニア誘導電動機と、このリニア誘導電
動機に与える励磁電流指令とトルク電流指令を発生する
手段と、リニア誘導電動機の1次電流から励磁電流成分
を検出する手段を備えるリニアモータ電気車の制御装置
において、励磁電流指令値に対して励磁電流検出値が大
きくなったらその大きくなった分に相当する偏差値をト
ルク電流指令に反映させて大きくするように補正すると
共に、励磁電流指令値に対する励磁電流検出値の差分が
予め定めたリミットを越えたら前記補正量を制限する補
正手段を設ける。ここで、励磁電流指令及びトルク電流
指令よりすべり周波数指令値を演算する手段と、励磁電
流指令、トルク電流指令及びすべり周波数指令値を含む
1次周波数指令値より電圧指令値を演算する手段を備
え、励磁電流指令値に対して励磁電流検出値が大きくな
ったらその大きくなった分に夫々相当する分だけすべり
周波数指令値及び電圧指令値を小さくする補正手段を設
ける。
【0006】リニア誘導電動機の1次側と2次リアクシ
ョンプレート間のエアギャップ長が通常の値より大きく
なったとすると、1次側から発生する磁束のうち2次側
と結合する磁束が減ることになる。このときリニア誘導
電動機の等価回路で考えると、励磁インダクタンスが減
ることになる。その結果、励磁回路のインピーダンスが
減少し、励磁電流が大きくなるとともに、発生推力が小
さくなる。逆に、エアギャップ長が小さくなると、励磁
電流は小さくなり、発生推力は増加する。このため、エ
アギャップ長が変化すると、励磁電流指令値と励磁電流
検出値との間に偏差が生じる。エアギャップ長が大きく
なったとすると、発生推力が小さくなるので、その偏差
に応じてトルク電流指令値を大きくするように補正する
ことにより、推力の変動を小さくすることができる。ま
た、リニア誘導電動機の1次側がリアクションプレート
上からリアクションプレートのない場所に移動したとき
には、リニア誘導電動機の等価回路で考えると、等価回
路の励磁インダクタンスが大幅に小さくなったことにな
る。このとき2次側のインピーダンスが減少し、大きな
励磁電流成分が流れることになる。このとき励磁電流検
出値と励磁電流指令値の偏差は、単にエアギャップ長が
大きくなった場合よりさらに大きくなる。そのためトル
ク電流指令値を偏差に応じて大きくすると、過大な電流
が流れることになる。そこで、励磁電流検出値と励磁電
流指令値の偏差が所定の値より大きくなった場合には、
所定の値以下にリミットすることによって、電流の増大
を抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によ
るリニアモータ電気車の制御装置を示す。図1におい
て、直流電源11から供給される直流は、フィルタコン
デンサ12によって平滑され、電力変換器であるパルス
幅変調(以下、PWMと称する。)インバータ1に与え
られる。PWMインバータ1は、電源となる直流電圧を
3相の可変電圧、可変周波数の交流に変換し、リニア誘
導電動機2の1次巻線に電圧を供給する。この1次巻線
とこれに対向して地上側に設けられたリアクションプレ
ート(図示せず)の間の相互作用によって電気車が走行
する。
【0008】制御装置は、電流指令発生器3、減算器
4、電圧指令演算器5、リミッタ6、電流指令補正器
7、すべり周波数演算器8、座標変換器9,10、PW
M信号演算器13、電流検出器14、速度検出器16、
加算器17、減算器18からなる。電流指令発生器3
は、励磁電流指令値Id*及びトルク電流指令値Iq*を
発生する。電圧指令演算器5は、(数1)により、励磁
電流指令値Id*、トルク電流指令値Iq*及び後述する
1次周波数指令値ω1*に基づいてリニア誘導電動機2
に供給される回転磁界座標系の2つの電圧成分の指令で
あるVd*、Vq*を演算する。
【数1】 r1:リニア誘導電動機の1次抵抗、l1:同じく1次
漏れインダクタンス、lm:同じく励磁インダクタン
ス、l2:同じく2次漏れインダクタンス すべり周波数演算器8は、(数2)により、励磁電流指
令値Id*、トルク電流指令値Iq*からすべり周波数指
令値ωs*を出力する。
【数2】 r2:リニア誘導電動機の2次抵抗 減算器4は、励磁電流指令値Id*と後述する座標変換
器10の出力である励磁電流検出値Idの偏差ΔIdを
リミッタ6に出力する。リミッタ6は、励磁電流の偏差
が所定の範囲内に入るようにリミットする。リミッタ6
の出力は電流指令補正器7に入力され、電流指令補正器
7からトルク指令値の補正量ΔIqを出力する。この補
正量は、減算器18に入力され、電流指令発生器3のト
ルク電流指令値を補正する。一方、車輪15に取り付け
られた速度検出器16から出力される電気車速度ωrは
加算器17ですべり周波数演算器8の出力であるすべり
周波数指令値ωs*と加算され、1次周波数指令値ω1*
を生成する。この1次周波数指令値ω1*は電圧指令演
算器5及び座標変換器9、10に与えられる。座標変換
器9は、電圧指令Vd*、Vq*を入力して、1次周波数
指令値ω1*に基づいて静止座標系の3相電圧指令V
u、Vv、Vwに変換する。座標変換器10は、PWM
インバータ1の出力電流を検出する電流検出器14u、
14v、14wにより検出された電動機電流iu、i
v、iwを入力して、1次周波数指令値ω1*に基づい
て回転磁界座標系の励磁電流成分Id、トルク電流成分
Iqに変換する。PWM信号演算器13では、座標変換
器9の出力Vu、Vv、Vwよりオン、オフパルスS
u、Sv、Swを発生し、PWMインバータ1に与え
る。
【0009】図2は、リニア誘導電動機の1相分の等価
回路を示す。図2において、r1は1次抵抗、l1は1
次漏れインダクタンス、lmは励磁インダクタンス、l
2は2次漏れインダクタンス、r2は2次抵抗、sはリ
ニア誘導電動機のすべりを表す。リニア誘導電動機の1
次側と2次リアクションプレート間のエアギャップ長が
通常の値より大きくなったとすると、1次側から発生す
る磁束のうち2次側と結合する磁束が減ることになる。
このときリニア誘導電動機の等価回路で考えると、励磁
インダクタンスlmが減少する。その外にも2次漏れイ
ンダクタンスl2や2次抵抗r2も変化するが、影響は
lmに比べ小さい。その結果、励磁回路のインピーダン
スが減少し、励磁電流が大きくなる。また、リニア誘導
電動機の推力Fは(数3)により表される。
【数3】 τ:リニア誘導電動機のポールピッチ エアギャップ長の増加により励磁インダクタンスlmが
減少するため、推力Fも減少することが分かる。逆に、
エアギャップ長が小さくなると、励磁電流は小さくな
り、発生推力は増加する。
【0010】本実施形態では、エアギャップ長が大きく
なったとすると、励磁電流指令値Id*より励磁電流値
Idが大きくなり、減算器4に負の偏差ΔIdが発生す
るので、電圧指令補正器7によってトルク電流指令の補
正量ΔIqを演算し、減算器18でトルク電流指令値I
q*が増加するように補正する。これによって励磁イン
ダクタンスlmの減少による推力Fの低下を補償する。
ここで、電圧指令補正器7の構成としては、1次遅れ要
素を用いる。この場合、トルク電流指令の補正量ΔIq
は(数4)により演算する。なお、所定の係数を掛ける
係数器を用いてもよい。
【数4】 K:定数、T:時定数、p:ラブラス演算子 一方、エアギャップ長が元に戻った場合には、リニア誘
導電動機の励磁電流が減る方向に変化するため、励磁電
流値Idと励磁電流指令値Id*との偏差がなくなり、
元の状態に戻り、さらにエアギャップが減る方向に変化
した場合には、逆の動作となる。
【0011】次に、リニア誘導電動機の1次側がリアク
ションプレート上からリアクションプレートのない場所
に移動したときには、1次巻線で発生した磁束が2次側
に鎖交しなくなるため、等価回路で見ると、励磁インダ
クタンスlmが小さくなったように見える。また、2次
漏れインダクタンスl2、2次抵抗r2の回路も2次導
体がなくなったことにより、r2が大きくなり、回路が
オープンになったとみなすことができる。その結果、リ
アクションプレートがなくなると、等価回路のインピー
ダンスが減少して、印加電圧が同じとすると、大きな電
流が流れることになる。このとき励磁電流検出値と励磁
電流指令値の偏差は、単にエアギャップ長が変化した場
合よりさらに大きくなるので、このまま電流指令補正器
7の働きにより、トルク電流指令値を偏差に応じて大き
くすると、さらに大きな電流が流れることになる。そこ
で、本実施形態では、減算器4の出力の励磁電流の偏差
をリミッタ6により制限することによって、トルク指令
値がある程度以上増えないようにして電流の増大を抑え
る。リミッタ6のリミット値は、例えば通常のエアギャ
ップ変動の場合には、偏差をそのまま出力し、リアクシ
ョンプレートがなくなって偏差が大幅に大きくなったと
きには、リミット値を超えるように設定する。また、リ
ミッタ6には,PWMインバータ1、リニア誘導電動機
2に流れる電流が所定の最大値を越えないようにすると
いう働きもある。以上説明した構成により、エアギャッ
プが変動した場合にも推力の変動が少なく、リアクショ
ンプレートのないところを走行した場合にも過大な電流
が流れることがないリニア誘導電動機の制御装置を実現
することができる。
【0012】図3は、本発明の第2の実施形態を示す。
図1の第1の実施形態との違いは、実効電流演算器19
により3相電流iu,iv,iwの実効値を求める点
と、電流指令発生器3で電流実効値指令Im*を出力す
る点である。ここで、Im*と励磁電流指令値Id*、ト
ルク電流指令Iq*の間には(数5)の関係がある。
【数5】 また、減算器4は、図1では励磁電流指令値Id*と励
磁電流検出値Idを入力していたのに対し、本実施形態
では、代わりに電流実効値指令値Im*と電流実効値検
出値Imを入力し、その偏差値ΔImをリミッタ6に入
力し、電流指令補正器7においてトルク指令値の補正量
ΔIqを演算し、この補正量ΔIqを減算器18に入力
し、電流指令発生器3のトルク電流指令値を補正する。
本実施形態は、励磁電流の代わりに検出が容易な電流実
効値を用いることにより、若干指令値補正量の感度は低
下するが、励磁電流検出値を用いることなく、図1の実
施形態とほぼ同様の動作及び効果を得ることができる。
また、リアクションプレートがなくなったときに流れる
電流は殆ど励磁電流であるので、電流実効値で検出して
も殆ど差はない。
【0013】図4は、本発明の第3の実施形態を示す。
図1の第1の実施形態との違いは、減算器4からの偏差
に基づいて定数補正器20の補正した励磁インダクタン
スlm’により電圧指令値Vd*、Vq*及びすべり周波
数指令値ωsを補正する点である。定数補正器20の構
成例を図5に示す。励磁電流の偏差に対する1次遅れ要
素51の出力を励磁インダクタンスlmの補正分とみな
し、加算器52で励磁インダクタンスの標準値lmを与
える定数発生器53の出力を加えることにより、補正し
た励磁インダクタンスlm’を出力する。このlm’は
電圧指令演算器5及びすべり周波数演算器8に与えられ
る。電圧指令演算器5では(数1)においてlmの代わ
りにlm’を用いて電圧指令を演算する。すべり周波数
演算器8でも同様に(数2)においてlmの代わりにl
m’を用いて演算する。リアクションプレートがなくな
った場合には、電流を流しても推力は出ないので、極力
電圧を絞ることが望ましい。そこで、上記の構成によ
り、励磁インダクタンス補正値lm’を用いて通常の値
より小さい値とすることで電圧指令が小さくなり、リア
クションプレートのないところを走行した場合の電流を
さらに抑えることができる。
【0014】図6は、本発明の第4の実施形態を示す。
図1の第1の実施形態との違いは、加速度指令発生器2
1の加速度指令a*と加速度検出器22の加速度値aか
らその偏差Δaを求め、リミッタ6に出力する点であ
る。ここまで説明した実施形態においては、推力の補償
を励磁電流あるいは実効値電流の指令値と検出値の偏差
に基づいて行っているが、同様のことは電気車の加速度
の指令値と検出値の偏差に基づいて行ってもよい。加速
度の検出方法としては、車輪速度を微分する方法、直接
加速度を検出するセンサを用いる方法などがある。図6
では、加速度指令発生器21から出力される加速度指令
a*と加速度検出器22から出力される加速度検出値a
との偏差Δaを減算器4により求め、リミッタ6を介し
て電流指令補正器7に出力する。本実施形態では、エア
ギャップ長が大きくなったとすると、推力が減少し、加
速度検出器22の出力aが小さくなる。その結果、減算
器4に負の偏差Δaが発生し、この負の偏差Δaに基づ
いて電流指令補正器7でトルク電流指令の補正量ΔIq
*を演算するので、減算器18からトルク電流指令値I
qが増加するように補正する。リニア誘導電動機の1次
側がリアクションプレート上からリアクションプレート
のない場所に移動したときには、推力が発生しなくなる
ので、減算器4にさらに大きな負の偏差Δaが発生す
る。このときにはトルク電流指令値Iqを補正しても、
推力は発生しないので、リミッタ6によりトルク電流指
令値Iqがある程度以上には増えないように制限するこ
とによって、電流の増大を抑える。
【0015】図7は、本発明の第5の実施形態を示す。
図1の第1の実施形態との違いは、トルク電流指令値I
q*を電流制御器23によりトルク電流検出値Iqで補
正したトルク電流指令値Iq**を用いる点である。本実
施形態では、この補正したトルク電流指令値Iq**を用
いて電圧指令値Vd*、Vq*及びすべり周波数指令値ω
sを演算する。電流制御器23の構成例としては、(数
6)のように、トルク電流指令値Iq*とトルク電流検
出値Iqの偏差を比例積分制御することによって補正す
る。
【数6】 K2:定数、T2:時定数、p:ラブラス演算子 本実施形態は、第1の実施形態の動作及び効果と同様で
あり、この補正により、リニア誘導電動機の励磁インダ
クタンスlm以外のパラメータ1次抵抗r1、2次抵抗
r2などの変動に対して推力の変動を小さくすることが
できる。なお、本実施形態は、第1〜4の実施形態に対
しても適用できる。
【0016】ここで、ベクトル制御においては、通常励
磁電流を一定に制御する必要があるため、PWMインバ
ータの起動時の電流立ち上げ時、速度に応じて励磁電流
を減らしてゆく弱め界磁制御時など励磁電流指令を変化
させるときには、ベクトル制御を行うことができずに指
令値と検出値の間に誤差が発生し、電流指令値補正器7
が誤動作することが考えられる。この場合には、指令値
補正量を0とするか、補正量が小さくなるようにすれば
よい。具体的には、励磁電流指令が変化するときに、電
流指令補正器7あるいは定数補正器20のゲインを0と
するか、通常より小さくなるようにすればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベクトル制御を用いることにより、リニア誘導電動機の
1次巻線と2次リアクションプレートとの間のエアギャ
ップ長が電気車の走行中に変動したとき、このエアギャ
ップの変動による推力の変動を少なくすることができ
る。また、リニア誘導電動機の1次側がリアクションプ
レート上からリアクションプレートのない場所を通過し
たときにも、過大な電流が流れることのないように電流
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるリニアモータ電
気車の制御装置
【図2】リニア誘導電動機の等価回路を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態
【図4】本発明の第3の実施形態
【図5】定数補正器の一構成例
【図6】本発明の第4の実施形態
【図7】本発明の第5の実施形態
【符号の説明】
1…PWMインバータ,2…リニア誘導電動機,3…電
流指令発生器,4…減算器,5…電圧指令演算器,6…
リミッタ,7…電流指令補正器,8…すべり周波数演算
器,9,10…座標変換器,11…直流電源,12…フ
ィルタコンデンサ,13…PWM信号演算器,14…電
流検出器,15…車輪,16…速度検出器,17…加算
器,18…減算器,19…実効電流演算器,20…定数
補正器,21…加速度指令発生器,22…加速度検出
器,23…電流制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関澤 俊彦 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式 会社日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 安藤 正博 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 平4−236103(JP,A) 特開 昭61−106005(JP,A) 特開 平9−294399(JP,A) 特開 平4−101984(JP,A) 特開 平6−14592(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/03 H02P 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変電圧、可変周波数の交流を出力する
    電力変換器と、この電力変換器によって駆動され、電気
    車の車上側に1次巻線を有し、地上側に2次導体として
    リアクションプレートを設けたリニア誘導電動機と、こ
    のリニア誘導電動機に与える励磁電流指令とトルク電流
    指令を発生する手段と、前記リニア誘導電動機の1次電
    流から励磁電流成分を検出する手段を備えるリニアモー
    タ電気車の制御装置において、 前記励磁電流指令値に対して前記励磁電流検出値が大き
    くなったらその大きくなった分に相当する偏差値を前記
    トルク電流指令に反映させて大きくするように補正する
    と共に、前記励磁電流指令値に対する前記励磁電流検出
    値の差分が予め定めたリミットを超えたら前記補正量を
    制限する補正手段を設けることを特徴とするリニアモー
    タ電気車の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記励磁電流指令及
    び前記トルク電流指令よりすべり周波数指令値を演算す
    る手段と、前記励磁電流指令、前記トルク電流指令及び
    前記すべり周波数指令値を含む1次周波数指令値より電
    圧指令値を演算する手段を備え、 前記励磁電流指令値に対して前記励磁電流検出値が大き
    くなったらその大きくなった分に夫々相当する分だけ前
    記すべり周波数指令値及び前記電圧指令値を小さくする
    補正手段を設けることを特徴とするリニアモータ電気車
    の制御装置。
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