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JP3322014B2 - 摩擦係合装置のハウジング制振構造 - Google Patents

摩擦係合装置のハウジング制振構造

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JP3322014B2
JP3322014B2 JP20170194A JP20170194A JP3322014B2 JP 3322014 B2 JP3322014 B2 JP 3322014B2 JP 20170194 A JP20170194 A JP 20170194A JP 20170194 A JP20170194 A JP 20170194A JP 3322014 B2 JP3322014 B2 JP 3322014B2
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clutch
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之信 佐藤
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Suzuki Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/04Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
    • F16D43/14Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
    • F16D43/18Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members with friction clutching members
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば二輪車における
クラッチ装置の多板式と遠心シュー式とのうちの遠心シ
ュー式クラッチ装置、あるいは、摩擦クラッチ装置、ド
ラム式ブレーキ装置等の摩擦係合装置のハウジング制振
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ等の自動二輪車には、煩雑なク
ラッチ入り・切りの操作をエンジン回転数にしたがって
自動的に行う遠心シュー式クラッチ装置と変速操作を自
動的に行う自動変速装置とを搭載して、運転者の運転操
作負担を極力減らすようにした種類のものがある。
【0003】図5にこのような種類の自動二輪車におけ
るパワーユニットの動力伝達経路の概要を示す。図のパ
ワーユニットにおいては、まず、エンジン10のピスト
ン12の往復運動はクランクシャフト14の回転運動に
変換される。このクランクシャフト14の回転運動は、
Vベルト式自動変速装置により後輪側に伝達される。つ
まり、このVベルト式自動変速装置においては、前記回
転運動を、駆動側プーリ16のドライブフェースからV
ベルト18を介して、被動側プーリ20のドリブンフェ
ースに伝達され、さらに遠心クラッチ装置を介して後輪
側に伝達する。図6に遠心クラッチ装置のクラッチ・ア
ッシ・シュー22とクラッチハウジング26との詳細な
軸長手方向視図を示す。
【0004】この遠心クラッチ装置では、被動側プーリ
20に軸回転方向に固定されたクラッチ・アッシ・シュ
ー(クラッチ・アッシ23とクラッチ・シュー24の結
合したもの)22が回転することとなり、このクラッチ
・アッシ・シュー22の回転運動が高まると、遠心力に
よってクラッチ・シュー24自身がウェイトとなって拡
張し、クラッチ・シュー24外周面のライニング24a
が、クラッチハウジング26の内周面26aに接触し、
その直後に接続されることとなる。
【0005】これにより、クラッチ・アッシュ・シュー
22の回転力は、クラッチハウジング26に伝達され、
さらに、このクラッチハウジング26の回転運動は、ド
ライブ・シャフト28へと伝達され、減速ギアー機構3
0を介して最終的にリア・アクスルシャフト32に伝達
され、後輪(図示省略)が回転することとなる。
【0006】前記クラッチハウジング26は、詳細には
図7に示すように、全体が軸対称の概略椀形状であって
軸から外方向に向けてほぼ円板形状に延設される底部2
6aおよび該底部26aの外周部に連続して軸に沿う円
筒形形状に形成された側縁部26bを有する。また、ク
ラッチ・シュー24は、前記クラッチハウジング26の
側縁部26b内周面に接触・離間して前記クラッチハウ
ジング26に係合・離脱するものである。このクラッチ
シュー24のクラッチハウジング26への係合・離脱に
よりクラッチシュー24側に入力されたエンジン回転出
力をクラッチハウジング26側へ伝達・遮断する。な
お、図7において、符号33は前記ドライブ・シャフト
28をハウジングに回転方向に固定する嵌合筒である。
【0007】前記図6において、クラッチ・シュー24
は停止状態として示されているが、クラッチ・アッシ2
3が回転すると、遠心力によってクラッチ・シュー24
自身がウェイトとなり拡張とすることとなる。クラッチ
・アッシ・シュー22が回転し、クラッチ・シュー24
が拡張し、クラッチハウジング26の内周面に接触する
際に、時として、クラッチ・シュー24がクラッチハウ
ジング26内周面に断続的に接触することが起きること
がある。すなわち、伝達トルクの振動が、“クラッチハ
ウジングの鳴き”という異音を発生させ、二輪車に乗る
ドライバーに対して、不快音を感ぜしめることとなる。
【0008】通常、クラッチ・ハウジング26は前記図
7の如く、単体では、概略椀形形状の構造を有してい
る。クラッチ・ハウジング26から異音が発生すること
は、クラッチ・ハウジング26の内周面の形状・面粗度
あるいはクラッチ・シュー24の外面に固定されたライ
ニング24aの形状・面粗度、もしくは材質等が大きな
要因となっている。
【0009】ここで、図8に示すような、音楽にて使用
されるトライアングル34を例として考えてみる。トラ
イアングル34を打棒36により打つと、トライアング
ル34は振動し、“チィーン”と振動音が発せられて周
囲に響きわたることとなる。そして、この振動している
トライアングル34に打棒36を触れると、トライアン
グル34の振動音は消失し、音は発せられなくなる。
【0010】図9と図10とは、クラッチシュー24と
クラッチハウジング26内周面との間で、種々の要因に
より発生する“クラッチハウジングの鳴き”を抑制する
各構造例である(例えば実開昭63−193131号参
照)。その原理は、図8に示した原理を採用して制振し
ようとするものである。図9の構造(第1の従来構造と
いう)では、制振板38は、クラッチハウジング26よ
り薄い板材で形成されたほぼ椀形形状であって、当該椀
形形状の底部の中央が削除された構造部の板材(ここで
は、この板材を制振板と称することとする)38を作製
し、この制振板38をクラッチハウジング26の外周側
に軽い圧力で圧入し、かつ、クラッチハウジング26の
底部26aにおいて、この制振板38の底部38aを例
えばスポット溶接により固着する。この制振構造は全体
的には、図11に示されるようになる。また、図10の
構造(第2の従来構造という)では、クラッチハウジン
グ26の開放端(縁部26a)の近くに、帯板材をリン
グ状に形成した制振板40を圧入するものである。
【0011】ここで、前記制振板38、40のクラッチ
ハウジング26への取付方法を考えてみる。前記第1の
構造では、クラッチハウジング26の底部26aと制振
板38の底部38aとのみが固定されるときにおいて、
制振板38の縁部38bは、前記打棒36の如き機能を
示すことができる。また、第2の構造では、クラッチハ
ウジング26の側縁部26bの後方(底部26a側)の
部分と制振板40の後方部40aとのみが固定されると
きにおいて、制振板40の縁部40bが前記打棒36の
ような機能を示すことになる。
【0012】つまり、クラッチシュー24とクラッチハ
ウジング26内周面との間で発生した異音を消失させる
ためには、クラッチハウジング26と制振板38、40
とがあたかも別体として機能し、かつ、圧入代を、ゼロ
に近似する値にする必要がある。ゼロに近似する圧入代
とは、クラッチハウジング26と制振板38、40とが
接触するかしないかの状態、言い換えれば、時には接触
し、時には互いに離れ合うという状態であり、圧入代が
ゼロに近似されるときは、前記トライアングル34の如
き振動するクラッチハウジング26の椀形形状外周面に
対して、振動音を停止させる打棒36の如く、制振板3
8、40の縁部38b、40bは、クラッチハウジング
26の縁部26bに触れることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の制振構造では、次のような問題点がある。すなわ
ち、前記図9の制振構造においては、一般に制振板38
とクラッチハウジング26とは、共にプレス絞り加工に
より加工製造されるが、同様の形状のため、同じ方向に
抜き勾配が付く。したがって、クラッチハウジング26
側縁部26bにおいての軸方向の幅全体に亙って、圧入
力が軽くなり、振動振幅の大きい側縁部26bの開放端
近くの圧入状態をコントロールすることができない。こ
の場合に、クラッチハウジング26への圧入代が大きす
ぎると図12の(a)に示すように、制振板38の底部
38a付近は密着するが側縁部38bの先端部が開いて
しまい、また、圧入代がルーズであると図12の(b)
に示すように、前記側縁部38bが全体的に開いてしま
い、いずれのときも制振効果がなくなる。したがって、
圧入状態のコントロールができないという制振効果にば
らつきが生じるという問題点がある。
【0014】また、図10の制振構造においては、制振
板40を固定するためには強く圧入するすなわち圧入代
を大きく取る必要があるが、そのように固定すると制振
板40はクラッチハウジング26と一体化してしまい制
振効果がなくなる。
【0015】なお、ハウジング部材およびシュー部材の
接触・離脱で異音が生じる恐れがあるのは、前記の遠心
クラッチ装置の他にブレーキ装置や他の種のクラッチ装
置などの摩擦係合装置で起きることである。
【0016】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、制振部材の制振効果が確実に
発揮できるようにして、シュー部材とハウジング部材内
周面との間で発生した異音を確実に消失させることがで
きる摩擦係合装置のハウジング制振構造を提供すること
を課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
課題を解決するべく、全体が概略椀形状であって中心軸
から外方向に向けて延設される底部および該底部の外周
部に連続して中心軸に沿う円筒形形状に形成された側縁
部を有するハウジング部材と、このハウジング部材の側
縁部内周面に接触・離間して前記ハウジング部材に係合
・離脱するシュー部材と、前記ハウジング部材に外嵌さ
れた環状の制振部材からなる摩擦係合装置のハウジング
制振構造において、前記制振部材に前記ハウジング部材
の底部に固定する底部を設け、前記ハウジング部材の側
縁部外周面には平坦な面と当該平坦面に続く凹部を形成
し、平坦面に角度を持って繋がる境界を凹部に形成し、
境界を平坦面から底部にむかって徐々に小径に形成し、
前記ハウジング部材先端の平坦面に対応させて前記制振
部材の開放端部を外嵌圧入し、該開放端部が前記凹部の
境界を含んで前記平坦面に接することを特徴とする摩擦
係合装置のハウジング制振構造の構成を有する。
【0018】
【作用】本発明によれば、ハウジング部材の外周面には
平坦面と凹部とを形成し、制振部材を平坦面と凹部との
境界を含んで前記平坦面に接しさせるので、たとえ、制
振部材の圧入代が大きいものとしても、前記制振部材
は、前記境界で確実にハウジング部材の外周面に緩やか
に接して、圧入代がゼロに近似されるため、当該緩やか
に接する部分でハウジング部材を制振する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、前記図5〜図12と同様に部分に
は、同一の番号を付してその説明を略する。図1は本発
明の実施例に係る自動二輪車のクラッチ装置の制振構造
の全体断面説明図、図2〜図4は図1の部分詳細図であ
る。
【0020】この実施例は、前記図5に示したものと同
様の自動二輪車用のパワーユニットに搭載されるクラッ
チ装置に設けられたハウジング制振構造である。前記制
振構造は、全体が概略椀形状であって中心軸から外方向
に向けて延設される底部48aおよび該底部48aの外
周部に連続して中心軸Cに沿う円筒形形状に形成された
側縁部48bを有するハウジング(ハウジング部材に相
当)48と、このハウジング48の側縁部48b内周面
に接触・離間して前記ハウジング48に係合・離脱する
クラッチシュー24と、前記ハウジング48に外嵌され
た概略椀形形状の制振板50からなる摩擦係合装置に形
成されたものである。
【0021】さらに、前記ハウジング48の側縁部48
b外周面には、該ハウジング開放端部48cの外周面に
幅L0の平坦面48dが形成され、かつ当該平坦面48
dにテーパー部49aを介して続く凹部49が形成され
ている。前記テーパー部49aは、平坦面48dから前
記底部48a側に向かう方向に沿って徐々に絞り込むよ
うに小径になっていくものである。ハウジング48の側
縁部の外周面形状は、絞りプレス加工の際に同時にある
いは後に旋盤加工を行う等いずれのときにも形成するこ
とができる。また、仕上げ荒さは適宜に選定できる。
【0022】前記凹部49は、前記ハウジング底部48
aから開放端部48c近傍に亙る部分を前記開放端部4
8cの外周面平坦面48d(図3では、平坦面48dの
径と同様の位置を一点鎖線で示す)の外径よりも小径の
外径に形成して凹ませたものであって、前記テーパー部
49aの底部48a側端縁に角度を持って繋がり、ほぼ
全体的にほぼ同一の外径に形成されている。
【0023】前記制振板50は、前記図9、図11に示
した制振板38と同様の構成を有するものであって、椀
形形状のハウジング48の外周面にそれを覆うように底
部50aと側縁部50bとからなる概略椀形形状の制振
板50が圧入代を持って外嵌される。前記外嵌において
は、前記平坦面48dと凹部49との境界であるテーパ
ー部49aを含んで前記凹部49を覆いかつ前記平坦面
48dに接している。
【0024】前記制振板50は、その底部50a中央部
に円形の貫通孔50a1が形成されている。また、前記
外嵌においては制振板50は前記側縁部48bの開放端
部48cの形成された幅L0の平坦面48dの部分に接
しており、それ以外の部分には接しない。
【0025】また、前記平坦面のハウジング48の軸方
向の幅L0は、適宜に長さに設定することができる。例
えば、図4に示すように、前記側縁部48bの長さをL
1とすれば、 L0≦L1/2 であることが好ましい。このようにすれば、最も制振効
果の大きな開放側端部48cのみに確実に制振板50を
接しさせることができる。なお、前記制振板50は、ハ
ウジング48に底部50a(先端縁部以外の部分に相
当)が溶接により固定されたものである。
【0026】実施例の作用を説明する。実施例によれ
ば、ハウジング48の側縁部48b外周面には平坦面4
8dと凹部49とを形成し、制振板50を平坦面48d
と凹部49との境界であるテーパー部49aを含んで前
記平坦面48dに接しさせるので、たとえ、制振部材5
0の圧入代が大きいものとしても、前記制振部材50
は、前記テーパー部49aで確実にハウジング48の外
周面に緩やかに接し、圧入代はゼロに近似されるため、
当該緩やかに接する部分でハウジング48を確実に制振
する。
【0027】また、最も制振効果の大きいのはハウジン
グ48の開放端部48c付近を制振板50で緩やかに接
することである。実施例では、前記開放端部48c付近
に平坦面48dを形成し、かつこの平坦面48dに続く
テーパー部49aに制振板50で接するため、制振効果
が大きい。
【0028】なお、本発明は、クラッチ装置のハウジン
グに適用されるものに限定されず、その他のブレーキ装
置やその他のクラッチ装置等の、ハウジング部材の内周
面にシュー部材が接触してそれら同士が係合する種々の
摩擦係合装置に制振構造として適用できる。また、本発
明のハウジングや制振部材に構成は前記実施例により限
定されないことは明らかである。すなわち、ハウジング
に形成する凹部および平坦面の位置および形状は前記実
施例ものに限定されず、例えば、凹部をハウジング側縁
部のほぼ中央部あるいは開放端部近傍に形成することが
できる。また、制振部材は、前記椀形状のものではな
く、前記図10に示したような、帯板形状とするように
してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、制
振部材の制振効果が確実に発揮できるようにして、シュ
ー部材とハウジング部材内周面との間で発生した異音を
確実に消失させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクラッチ装置のクラッチ
ハウジングの断面の構成図である。
【図2】図1の部分詳細図である。
【図3】図1のハウジングの部分詳細図である。
【図4】図1のハウジングおよび制振板の詳細図であ
る。
【図5】一般の遠心シュー式のクラッチ装置の搭載され
たエンジンの説明図である。
【図6】一般的な遠心シュー式のクラッチ装置の説明図
である。
【図7】図6のクラッチ・ハウジングの断面説明図であ
る。
【図8】クラッチハウジングの振動を説明するためのト
ライアングルの振動音の説明図である。
【図9】従来の制振板が外嵌されたクラッチハウジング
一例の断面構成図である。
【図10】従来の制振板が外嵌されたクラッチハウジン
グ他の例の断面構成図である。
【図11】従来の制振板が外嵌されたクラッチハウジン
グ一例の断面構成図である。
【図12】(a),(b)はA従来の制振板が外嵌され
たクラッチハウジングの問題点の各説明図である。
【符号の説明】
48 クラッチハウジング 48a クラッチハウジング底部 48b クラッチハウジング側縁部 48c 平面部 49 凹部 49a テーパー部 50 制振板 50a 制振板底部 50b 制振板先端縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 23/14 F16D 41/00 - 47/06 F16D 49/00 - 71/04 F16F 15/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が概略椀形状であって中心軸から外
    方向に向けて延設される底部および該底部の外周部に連
    続して中心軸に沿う円筒形形状に形成された側縁部を有
    するハウジング部材と、 このハウジング部材の側縁部内周面に接触・離間して前
    記ハウジング部材に係合・離脱するシュー部材と、 前記ハウジング部材に外嵌された環状の制振部材からな
    る摩擦係合装置のハウジング制振構造において、前記制振部材に前記ハウジング部材の底部に固定する底
    部を設け 、 前記ハウジング部材の側縁部外周面には平坦な面と当該
    平坦面に続く凹部を形成し、平坦面に角度を持って繋が
    る境界を凹部に形成し、境界を平坦面から底部にむかっ
    て徐々に小径に形成し、 前記ハウジング部材先端の平坦面に対応させて前記制振
    部材の開放端部を外嵌圧入し、 該開放端部が前記凹部の境界を含んで前記平坦面に接す
    ことを特徴とする摩擦係合装置のハウジング制振構
    造。
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