JP3321485B2 - 水分含有化粧料用容器 - Google Patents
水分含有化粧料用容器Info
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- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
- A45D40/22—Casings characterised by a hinged cover
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Description
する容器、特に化粧料から水分が蒸散し化粧料中の水分
が失われるのを防ぐようにした水分含有化粧料用容器に
関する。
さや肌なじみの良さから人気の高い化粧料であるが、従
来は瓶やチューブなどに収容されて販売されており携帯
には不便であった。そこで最近では、気密性を高めたコ
ンパンクト容器に収納されたものがいくつか商品化され
ている。この種の容器は、通常、容器本体と蓋体との間
にパッキンを配置し、蓋体を閉めると、前記パッキンが
強く押されて気密性が高められるようになっている。
クト容器においては、気密性を高めるために蓋体に圧力
をかけて閉めるようにすると、容器が変形したり、量産
において容器の各構成部分(本体、蓋体、パッキンな
ど)の寸法や取付位置にバラツキが生じると、パッキン
が密接しないで一部に隙間が発生して気密性が失われて
しまうという問題があった。気密性が不完全であると化
粧料中の水分が蒸発し、乾燥、固化、ひび割れ等を招い
た。さらに、気密性が良好であっても、温度などの環境
変化により水分が蒸散し、それが容器の内面で結露を生
じ化粧料の組成が変化し、使用性や官能特性が悪くなる
という問題があった。本発明は以上のような従来の容器
のもつ問題を解決しようとするものである。
に、本発明においては、水分含有化粧料を収容する容器
本体と、この容器本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体と
から成る水分含有化粧料用容器において、蓋体と水分含
有化粧料との間に吸水保持体を配置するようにした。以
下実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明は特にこれ
に制限されるものではない。
一実施例の断面図を示し、この容器は樹脂製等の容器本
体1および蓋体3によって構成される。容器本体1は中
皿5を備え、中皿5には水分含有化粧料Cが収容され
る。中皿5の上縁の周りには全周にわたってパッキン7
が本体1の上面に接着されている。蓋体3の一端(図1
の右端)は蝶番9によって本体1に回動自在に取り付け
られ、その他端にはロック部11が形成され、ロック部
11は本体1に形成された突起13と係合する。
れている。吸水保持体は図2に示す多層構造であり、
(A)に示すように、紙または不織布15aに吸水性ポ
リマー15bを接着塗布し、さらに紙または不織布15
cをサンドラミネートしたものでである。吸水性ポリマ
ー15bとしては多種あるが、たとえばポリアクリル酸
塩系を用いたものが望ましい。さらに図2の(B)に示
すように、紙または不織布15cの外側にアルミニウム
箔15dを重ねて、このアルミニウム箔15dの側を蓋
体3に接着し、水分が蓋体3へ透過するのを防止するよ
うにしてもよい。
水分が蒸発する蒸気圧に適宜合せた、水分活性調整をし
た水分を適量含浸させておく。この量は、化粧料Cの含
水率や容器に充填する化粧料の量、容器空間Sの大き
さ、容器の密閉度などに応じて決めればよい。化粧料C
の組成によっては吸水保持体15に予め水分を含ませて
おかなくてもよい。吸水保持体15は、容器空間Sの水
蒸気が多いときは水分を吸収し、逆に少ないときは水分
を放出して、空間S内の水蒸気は平衡状態に維持され
る。
の水分が少ないとき、たとえば容器の気密性が高くなく
て水分が容器外へ漏れてしまうときは、吸水保持体15
から水分が放出され、化粧料Cからの水分の蒸散が防止
される。一方、たとえば気温が上昇して化粧料Cからの
水分蒸散が多くなると、吸水保持体15は容器空間S中
の水分を吸収保持し、これにより容器内面に結露が生じ
るのが防止される。以上の結果、化粧料Cの組成が変化
せず、水分含有化粧料の持つみずみずしさなどの特性が
長く保たれる。また容器についても従来ほど高い気密性
が要求されないので、各部品の寸法や取付の精度、材料
の強度などについても許容範囲が広くなり、容器設計の
自由度が増大する。さらに従来のように蓋体と容器本体
とを強く圧着する必要もなくなるので、容器が変形する
こともなく、蓋体も開閉しやすくなる。
多層構造のものを使用したが、それに限らず、たとえ
ば、レーヨン、木綿、麻等の繊維、レーヨン系やコット
ン系の不織布、ろ紙や和紙等の紙、あるいは吸水性ポリ
マーなどを単体で用いることもできるし、あるいはこれ
らを組み合わせた複合材等を使用できる。要するに、吸
水保持体は、水分を吸収保持するとともに吸収した水分
を蒸散するものであれば何でもよい。さらに、吸水保持
体に抗菌抗黴剤を含ませてもよい。
示したもので、図3は容器本体の平面図(蓋体を外した
状態)、図4は図3のA−A断面図(蓋体を付けた状
態)、図5は吸水保持体の拡大断面図である。本実施例
の容器は、容器本体21と、容器本体21の蝶番部(切
欠き部)23に回動自在に取り付けられる蓋体25とに
よって構成される。本体21内には中板27が敷かれ、
中板27の右半分はパフ29の置き台になっており、左
半分には中皿31が保持されている。中皿31には水含
有化粧量Cが収容されている。本体21の蝶番部23の
反対側には蓋体25を閉めたときに蓋体25と係合する
係合部が設けられている。
には内蓋35がはめ込まれている。内蓋35はたとえば
ゴムなどの弾性体から成り、蓋体25を閉めたときに中
皿31の上縁と圧接して中皿31を密閉する。内蓋35
の内面には吸水保持体37が貼り付けられている。吸水
保持体35の構造は第1の実施例の場合と同様である
(図2参照)。吸水保持体35から化粧料C側に少し隔
てて微多孔樹脂フィルム39が配置され、その端部は内
蓋35に接着されている。微多孔樹脂フィルム39は水
蒸気は通すが水は遮断するフィルムであり、たとえばポ
リエチレン等を含むものが用いられる。具体的には、セ
ルポア(積水化学(株))、NFシート(徳山曹達
(株))、ニトフロン(日東電工(株))等の商品名で
市販されているものを使用することができるが、水蒸気
を通す微細な孔のあるフィルムであれば他のものでもよ
い。
の容器と同様に化粧料の乾燥や「汗かき」現象を防止で
きるという効果が得られる。さらに、微多孔樹脂フィル
ム39を設けたことにより、吸水保持体37が水分を吸
い過ぎたときには微多孔樹脂フィルム39によって化粧
料Cへの液垂れを防止することができる。この場合で
も、図5の矢印で示すように、吸水保持体37からの水
蒸気はフィルム39を通過して化粧料C側へ供給され
る。またフィルム39によって吸水保持体37を蔽って
化粧品容器としての美観を保つことができる。
気密容器を例に取って説明したが、本発明はそれに限ら
ず、図6に示すように蓋体がねじ式になっている容器、
あるいは気密容器以外の容器たとえば蓋体が自重で容器
本体に載っているだけの容器など、他の容器にも適用で
きる。
納部の内径45mm、深さ8.5mm)について、吸水
保持体を付けたものと吸水保持体を付けないものとを比
較する効果確認試験を行った。吸水保持体としてはコッ
トン系不織布と吸水性ポリマー(ポリアクリル酸塩系吸
水性ポリマー)を用い(いずれも直径40mm)これに
それぞれ精製水を0.5g含浸させた。容器本体に水分
含有化粧料を12.0g充填し、蓋体を閉め(締めトル
ク2kg・cm)、40℃7日間放置した(n=6)。
そして、7日後の内容物の減量と外観の変化(内容物と
収納部の内壁との隙間の発生状況)を確認した。その結
果は表1のとおりである。数値はそれぞれ6個の試料の
平均値である。
ものは内容物の減量が少なく、隙間も発生しないことが
わかった。
蓋体と水分含有化粧料との間に吸水保持体を配置したこ
とにより、高度の気密性を要求されることなく水分含有
化粧料の乾燥を防止できるとともに結露を防ぐことがで
きる。
例の断面図。
平面図である。
ィルムの断面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 水分含有化粧料を収容する容器本体と、
この容器本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とから成る
水分含有化粧料用容器において、前記蓋体と前記水分含
有化粧料との間に吸水保持体を配置したことを特徴とす
る水分含有化粧料用容器。 - 【請求項2】 前記吸水保持体を前記蓋体の内面に配設
した請求項1に記載の容器。 - 【請求項3】 前記吸水保持体が吸水性ポリマーを含む
請求項1または2に記載の容器。 - 【請求項4】 前記吸水保持体と前記水分含有化粧料と
の間に微多孔性樹脂フィルムを配設した請求項2に記載
の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34746493A JP3321485B2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 水分含有化粧料用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34746493A JP3321485B2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 水分含有化粧料用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07184717A JPH07184717A (ja) | 1995-07-25 |
JP3321485B2 true JP3321485B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18390405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34746493A Expired - Lifetime JP3321485B2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 水分含有化粧料用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321485B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2754687B1 (fr) * | 1996-10-17 | 1998-11-27 | Oreal | Dispositif de conditionnement pour produit pulverulent, pateux, ou sous forme d'un gel |
JP3946335B2 (ja) * | 1998-01-27 | 2007-07-18 | 吉田プラ工業株式会社 | 化粧料容器 |
WO1999001050A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | Yoshida Industry Co., Ltd. | Boitier etanche aux gaz pour substance de maquillage |
US6192895B1 (en) | 1997-08-08 | 2001-02-27 | Yoshida Industry Co. Ltd. | Cosmetic case |
KR200476186Y1 (ko) * | 2014-09-26 | 2015-02-05 | 주식회사 한웅 | 다회용 제품 포장 용기 |
WO2016200125A1 (ko) * | 2015-06-10 | 2016-12-15 | 강성일 | 습기흡수기능을 갖는 화장품용기 |
KR200483617Y1 (ko) * | 2015-07-08 | 2017-06-05 | 주식회사 엘지생활건강 | 화장품 용기 |
-
1993
- 1993-12-25 JP JP34746493A patent/JP3321485B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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