JP3320681B2 - 車両用フード装置 - Google Patents
車両用フード装置Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/34—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
- B60R21/38—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using means for lifting bonnets
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- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/536—Hoods
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Description
ジンルームを開閉するために設けたフード装置に関す
る。
障害物に衝突したときに、フードを所定量持上げるとと
もに、その持上げた位置で保持させるものがある。フー
ドを持上げると、下方への変形可能量が増大し、変形に
よる衝突エネルギーの吸収量を大いに増加させることが
できる。この種の車両用フード装置としては、例えば、
特開平11−34925号公報「跳ね上げ式フード」が
知られている。
1(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同
じ。)が衝突したことをバンパセンサ13で検出し、こ
の検出信号に基づいて、アクチュエータ15のエアバッ
グを膨らませ、このエアバッグにてフード2の後部を所
定量持上げ、その持上げた位置をヒンジ機構11で保持
するというものである。
11によれば、車体3に車体側リンク50(ブラケット
に相当)をボルト止めし、車体側リンク50に摺動ピン
61を介して中間リンク60の下部を前後スイング可能
に取付け、中間リンク60の上部に支点ピン41を介し
てフード側リンク40を上下スイング可能に取付け、フ
ード側リンク40にフード2の後部をボルト止めしたも
のである。
イヤからなる連結部材20の一端を車体3に取付け、連
結部材20の他端を支点ピン41に取付けるというもの
である。フード2の後端が持上がったときに、連結部材
20が張った状態になり、支点ピン41の後方移動を制
限する。従って、フード2の後端がフロントガラス8へ
必要以上に接近することはない。
ド装置は、車体側リンク50を車体3に取付けるととも
に、連結部材20を車体3並びに支点ピン41に取付け
るようにしたものであり、各部品の取付け工数が多く、
改良の余地がある。また、連結部材20は、フード2の
後端が持上がった状態でのみ、フード2の後方移動を制
限するべく張る、ワイヤである。フードを下げた通常の
状態では、ワイヤは緩んでいる。緩んだワイヤは、走行
中の車体振動によって、車体に当ることがある。車体に
当ったワイヤが騒音源にならないような配慮が必要であ
る。この結果、構成が複雑になり改良の余地がある。
ードをフード保持機構で保持するとともに、持上がった
フードの後方移動を制限するようにした車両用フード装
置において、フードの後方移動を制限する機構並びにフ
ード保持機構を、簡単な構成によって、車体に容易に取
付けることができるとともに、取付け工数を低減させる
ことができる、技術を提供することにある。
に請求項1は、車両が障害物に衝突したときに、車両前
部のフードを所定量持上げ、その持上げた位置をフード
保持機構で昇降可能に保持するとともに、持上がったフ
ードの後方移動を制限するようにした車両用フード装置
において、フード保持機構が、フードの上下移動に対応
させるために伸屈させることができるくの字リンクと、
このくの字リンクの移動を制限する補助リンク機構とで
構成したものであり、くの字リンクが、それの構成する
下部・上部リンクのうち、下部リンクをブラケットを介
して車体フレームにスイング可能に取付け、上部リンク
をフードにスイング可能に取付け、下部リンクに上部リ
ンクをヒンジ部にて繋ぎ、補助リンク機構が、ブラケッ
トの前部に且つ下部リンクの取付位置よりも前に第1補
助ピンにて前後スイング可能に取付けた下部補助リンク
と、上部リンクの下部前部に且つヒンジ部よりも前に第
2補助ピンにて前後スイング可能に取付けた上部補助リ
ンクと、下部補助リンクに上部補助リンクを前後スイン
グ可能に繋ぐ補助ヒンジ部とからなり、くの字リンクの
伸屈に連動して伸屈するリンクであって、上部補助リン
クの長さを下部リンクより小さく設定し、下部補助リン
クの上部後端に開度制限ストッパを形成するとともに、
上部補助リンクの下部後端に開度制限ストッパを形成
し、これらの開度制限ストッパ同士が、ヒンジ部と第2
補助ピンとが前後反転したときに当たることで、補助リ
ンク機構の全開開度を制限するように構成したことを特
徴とする。
ンクは折畳んだ状態にある。このとき、くの字リンクの
開度は全閉開度である。フードを所定量持上げた状態
で、くの字リンクは全開開度になり、持上げたフードを
保持する。くの字リンクの移動を、補助リンク機構にて
制限することにより、フードの後方移動を制限すること
ができる。従って、フードの後端が、フロントガラスへ
必要以上に接近することはない。車体フレームにブラケ
ットを取付けるだけで、車体フレームに、くの字リンク
並びに補助リンク機構を取付けることができる。ヒンジ
部の前部近傍と記ブラケットの前部との間に補助リンク
機構を繋いだのであるから、フードが持上げる前の元の
位置にあるとき、走行中の車体振動によって、補助リン
ク機構が車体に当って騒音が発生する心配はない。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅中心(車体中心)を示す。また、図面は
符号の向きに見るものとする。
視図である。車両用フード装置10は、車両11の前部
にエンジンルーム12を設け、エンジンルーム12の上
部開口を前開き形式のフード13で塞ぎ、フード13の
後端部を車体フレーム14に左右のフード保持機構2
0,20で開閉可能に取付けたものである。フード13
は前部をフードロック15にて車体フレーム14にロッ
ク可能である。図中、16はフロントガラスである。
ステム図であり、車両11の前半部を左側から見たもの
である。フード装置10は、左右のフード保持機構2
0,20(この図では左右のうち左のみ示す。以下同
じ。)と、車速を検出する車速センサ31と、車両11
が前方の障害物32に衝突したときに検出信号を発する
バンパセンサ33並びにフロアセンサ35と、閉じたフ
ード13の後部を持上げるときに使用する左右のフード
持上げアクチュエータ40と、持上がっているフード1
3を元の位置に戻すときに使用する左右のフード戻しア
クチュエータ50と、車速センサ31、バンパセンサ3
3並びにフロアセンサ35の信号に基づいて、フード持
上げアクチュエータ40やフード戻しアクチュエータ5
0を制御する制御部60とからなる。
ンパ34に取付けたセンサであり、フロアセンサ35は
車両11のフロア36に取付けたセンサである。これら
のセンサ33,35は加速度センサである。なお、フロ
アセンサ35の有無は任意である。制御部60は、
(1)車速センサ31で検出した走行車速が基準車速以
上であって、バンパセンサ33並びにフロアセンサ35
からの検出信号が有ったときに、衝突したと判断してフ
ード持上げ信号を発する機能と、(2)その後の所定時
間経過後に、フード戻し信号を発する機能とを有するも
のであり、例えばマイクロコンピュータである。
側面図であり、フード13の後部を持上げた状態を示
す。フード13は、その後端部にスイングアーム17を
ボルト止めしたものである。スイングアーム17は後方
へ延びる長いアームである。フード持上げアクチュエー
タ40とフード戻しアクチュエータ50は、1個のハウ
ジング41に収納し、車体フレーム14に取付けたもの
である。
ジング41に上方を開放して形成したシリンダ42と、
シリンダ42に往復運動可能に挿入したピストン43
と、持上げ用インフレータ47と、ストッパ48とから
なる。
ング41に上方を開放して形成したシリンダ51と、シ
リンダ51の上端を密閉するシール部52と、シリンダ
51に往復運動可能に挿入したピストン53と、シリン
ダ51のシール部52の孔54を通って外方へ延びた戻
しワイヤ55と、戻し用インフレータ58とからなる。
シール部52から外方へ延びた戻しワイヤ55の端は、
下部リンク23の上部に繋いだものである。
ンフレータ58は、制御部60から電気的な制御信号を
受けたときに、図示せぬ点火装置にてガス発生剤に点火
して多量のガスを発生させ、このガスをシリンダ42,
51内に送り込むものである。送り込まれたガスによっ
てシリンダ42,51内は一時的に昇圧する。この結
果、持上げ用のピストン43は上昇し、戻し用のピスト
ン53は下降する。シリンダ42,51には小径のオリ
フィス(図示せず)を設けてあるので、若干の時間が経
過した後に内圧は低下する。
部60から持上げ用インフレータ47へフード持上げ信
号を受けると、シリンダ42内が一時的に昇圧するの
で、ピストン43が所定ストロークだけ上昇する。その
後、シリンダ42内の圧力低下に応じて、元の位置まで
下降する。
60から戻し用インフレータ58へフード戻し信号を受
けると、シリンダ51が一時的に昇圧するので、ピスト
ン53が所定ストロークだけ下降する。ピストン53に
引張られた戻しワイヤ55は、下部リンク73の上部を
前方へ引き寄せることで、スイングさせる。
の斜視図であり、フードを持上げた状態での左右のフー
ド保持機構20,20を示す。左右のフード保持機構2
0,20は、車幅中心に対して対称形の構造である。左
のフード保持機構20は、フードの上下移動に対応させ
るために伸屈させることができるくの字リンク70と、
このくの字リンク70の移動を制限する補助リンク機構
80とからなる。右のフード保持機構20も同様であ
る。
ボルト止めしたブラケット71と、ブラケット71の後
部に第1ピン72にて前後スイング可能に取付けた下部
リンク73と、スイングアーム17に第2ピン74にて
前後スイング可能に取付けた上部リンク75と、下部リ
ンク73に上部リンク75の下部後部を前後スイング可
能に繋ぐヒンジ部76とからなるリンク機構である。ヒ
ンジ部76は、下部・上部リンク73,75間を第3ピ
ン77にて連結したものである。
前部とヒンジ部76の前部近傍との間に繋ぎ、くの字リ
ンク70の伸屈に連動して伸屈するリンクであり、くの
字リンク70の移動を制限することによって、持上がっ
たフード13(図2参照)の後方移動を制限するもので
ある。具体的には、補助リンク機構80は、ブラケット
71の前部に第1補助ピン81にて前後スイング可能に
取付けた下部補助リンク82と、上記上部リンク75の
下部前部に第2補助ピン83にて前後スイング可能に取
付けた上部補助リンク84と、下部補助リンク82に上
部補助リンク84を前後スイング可能に繋ぐ補助ヒンジ
部85とからなる「く」の字状のリンク(横向きのVの
字状リンク)である。補助ヒンジ部85は、下部・上部
補助リンク82,84間を第3補助ピン86にて連結し
たものである。
けるだけで、くの字リンク70並びに補助リンク機構8
0を、車体フレーム14に取付けることができる。この
ため、フード保持機構20を簡単な構成によって、車体
に容易に取付けることができるとともに、取付け工数を
低減させることができる。上記説明からも明らかなよう
に、上部リンク75は、上端部に第2ピン74を取付
け、下部後部に第3ピン77を取付け、下部前部に第2
補助ピン83を取付けるように、側面視L字状に形成し
た部材である。
の正面図であり、フードを持上げた状態を示す。なお、
左右のフード保持機構20,20間の距離を小さくして
示す。ブラケット71は正面視L字状部材であり、くの
字リンク70の下部・上部リンク73,75、並びに、
補助リンク機構80の下部・上部補助リンク82,84
は板材である。78,87はリンク間用スペーサであ
る。
左側面図であり、フード13を持上げた状態を示す。く
の字リンク70は、フード13の後部を昇降可能に保持
する機構であり、フード13の後部を持上げた状態で、
ヒンジ部76を車両後方(この図の右側)へ距離Sだけ
オフセットさせたことを特徴とする。具体的には、第1
ピン72の中心と第2ピン74の中心とを通る直線Aに
対して、第3ピン77の中心Bを車両後方へ距離Sだけ
オフセットさせた。このようにヒンジ部76をオフセッ
トさせたくの字リンク70は、フード13の上下移動に
対応させるために伸屈させることのできる、「く」の字
状のリンク(横向きのVの字状リンク)である。
α3を制限する上下2個の開度制限ストッパ73a,7
5aを備えたことを特徴とする。詳しくは、下部リンク
73は、下部後端に下部開度制限ストッパ73aを一体
に形成し、上部リンク75は、下部前端に上部開度制限
ストッパ75aを一体に形成したものである。
71の後部上端71aに当ることで、下部リンク73が
これ以上後方へスイングすることを規制することができ
る。また、上部開度制限ストッパ75aが下部リンク7
3の上部前端73bに当ることで、上部リンク75がこ
れ以上前方へスイングすることを規制することができ
る。この結果、全開開度α3を制限することができる。
に、フード13を持上げた位置に保持している場合、ス
イングアーム17が上方(矢印U方向)へスイングした
ときに当る当接部17a,75bを備えたことを特徴と
する。詳しくは、スイングアーム17は、後部上部に当
接部17aを一体に形成し、上部リンク75は、上端部
に当接部75bを一体に形成したものである。
制限する上下2個の開度制限ストッパ82a,84aを
備えたことを特徴とする。詳しくは、下部補助リンク8
2は、上部後端に開度制限ストッパ82aを一体に形成
し、上部補助リンク84は、下部後端に開度制限ストッ
パ84aを一体に形成したものである。開度制限ストッ
パ82aに開度制限ストッパ84aが当ることで、全開
開度を制限することができる。なお、この図に示すよう
に、フード13を持上げた状態では、2個の開度制限ス
トッパ82a,84a同士の間が若干離れており、補助
リンク機構80の開度(角度)θ1は全開開度よりも若
干小さい。
用を、図6〜図11に基づき説明する。図7は本発明に
係るフード保持機構の作用図(その1)であり、フード
13を下げてエンジンルームを閉じた通常の状態を示
す。このときのくの字リンク70は、ヒンジ部76を車
両前方へオフセットさせて折畳んだ状態にあり、左側面
から見たときに「く」の字(不等号記号の「<」状)を
呈する。ここで、第1ピン72の中心と第3ピン77の
中心とを通る直線をCとし、第2ピン74の中心と第3
ピン77の中心とを通る直線をDとする。第3ピン77
の中心を交点として、直線Cと直線Dとでなす角度はα
1である。この角度α1は、くの字リンク70が全閉の
ときの角度、すなわち、くの字リンク70の全閉角度
(全閉開度)であって、鋭角である。
6を車両後方へオフセットさせて折畳んだ状態にあり、
左側面から見たときに逆「く」の字(不等号記号の
「>」状)を呈する。すなわち、フード13が持上げる
前の元の位置にあるとき、補助リンク機構80はくの字
リンク70とともに、折畳んだ状態になる。補助リンク
機構80はリンクであるから、この状態で、走行中の車
体振動により車体に当って、騒音が発生する心配はな
い。
上下スイングすることができる(矢印)。フード13
の前部を車体フレームにロックした状態で、フード13
の後端部を持上げると(矢印)、上部リンク75が第
3ピン77を支点にスイングを開始するとともに、下部
リンク73が第1ピン72を支点にスイングを開始する
(矢印)。補助リンク機構80は、くの字リンク70
の伸び作用に連動して、伸び作用を開始する。
図(その2)であり、フード13の後端部を上記図7か
ら更に持上げた状態を示す。下部・上部リンク73,7
5が更にスイングするので、第3ピン77は車両後方へ
(この図の右側へ)スイングする(矢印)。このと
き、第3ピン77の中心を交点として、直線Cと直線D
とでなす角度はα2である。この角度α2は鈍角であ
り、上記図7に示す全閉角度α1よりも大きい。すなわ
ち、フード13の持上げ量に応じて、くの字リンク70
の開度が増す。これに応じて、補助リンク機構80の開
度も増す。
図(その3)であり、フード13の後端部を上記図8か
ら更に持上げることにより、第1ピン72と第2ピン7
4と第3ピン77とが、直線E上に並んだ状態を示す。
フード13が勢いよく持上がることで、その慣性によっ
て第3ピン77は、直線Eよりも車両後方へスイングす
る(矢印)。換言すれば、フード13を持上げる前に
車両前方へオフセットしていたヒンジ部76が、持上げ
る途中で前後反転して、車両後方へオフセットする。く
の字リンク70の開度は更に増す。これに応じて、補助
リンク機構80の開度も更に増す。
イングしたとき、上記図6に示すように、下部開度制限
ストッパ73aがブラケット71の後部上端71aに当
るともに、上部開度制限ストッパ75aが下部リンク7
3の上部前端73bに当る。フード保持機構20は、左
側面から見たときに逆「く」の字(不等号記号の「>」
状)を呈した状態で、スイングを停止する。このとき、
第3ピン77の中心を交点として、直線Cと直線Dとで
なす角度はα3である。この角度α3は、くの字リンク
70が全開のときの角度、すなわち、くの字リンク70
の全開角度(全開開度)であって、上記図8に示す角度
α2よりも大きく、180゜を越える。フード13の後
部の持上げ量は最大になる。
状態で、くの字リンク70は下部・上部開度制限ストッ
パ73a,75aにて制限された全開開度α3になり、
これ以上開かない。以上の説明から明らかなように、く
の字リンク70の開度は、図7に示すフード13を下げ
た状態の全閉開度(全閉角度)α1から図6に示すフー
ド13を持上げた状態の全開開度(全開角度)α3まで
変化する。一方、補助リンク機構80は、ヒンジ部76
を車両後方へオフセットさせて折畳んだ状態を維持して
いる。
用図(その4)であり、上記図6に示すフード保持機構
20を再掲したところの、作用説明図である。フード1
3の後部を所定量持上げた位置で、保持させることがで
きる理由を、以下に説明する。下部開度制限ストッパ7
3aがブラケット71に当っているので、下部リンク7
3は後方へスイングできない。上部開度制限ストッパ7
5aが下部リンク73に当っているので、上部リンク7
5も前方へスイングできない。このことを符号×,×で
示す。さらには、フード13の前部がフードロック15
(図1参照)にて車体フレーム14にロックされている
ので、フード13は前後に移動できず、この結果、上部
リンク75は後方にもスイングできない。
後方へオフセットしている。このため、直線Dは直線A
に対して角度βだけ傾く。フード13から第2ピン74
へ、直線Dに沿った下向き荷重W1が作用したとき、こ
の荷重W1は第3ピン77に作用する。第3ピン77に
作用する荷重W1は、角度βに応じて、下向き分力W2
と後方への横向き分力W3とになる。分力W3は下部リ
ンク73を後方へスイングさせる力である。しかし、上
述のように、下部リンク73は後方へスイングできな
い。さらには、フード13から下部リンク73を前方へ
スイングさせる力は、作用しない。
3の後部を所定量持上げたとき、その持上げた位置を、
くの字リンク70にて確実に保持することができる。こ
のため、持上げたフード13を保持するための機構を、
フード持上げアクチュエータ40(図3参照)に設ける
必要はない。さらには、フード13やフード保持機構2
0に、フード持上げアクチュエータ40を連結する必要
はない
前方へ引くと(矢印)、下部リンク73は第1ピン7
2を支点に前方へスイングし(矢印)、この結果、上
部リンク75は第3ピン77を支点として後方へスイン
グする(矢印)。従って、フード13は下降して元の
位置に戻る(矢印)。
を、図11〜図15に基づき説明する。図11は本発明
に係る車両用フード装置の作用図(その1)であり、フ
ード13を下げてエンジンルーム12を閉じた通常の状
態を示す。このとき、フード保持機構20は折畳んだ状
態にある。フード13は、第2ピン74を支点として上
下スイング可能である。フード13を想像線で示すよう
に開けることで、エンジンルーム12に収納された機器
18の保守・点検作業をすることができる。
作用図(その2)であり、フード13を下げてエンジン
ルーム12を閉じた通常の状態を示す。所定車速以上で
走行中に、車両11が障害物32に衝突すると、制御部
60はフード持上げアクチュエータ40に「フード持上
げ信号」を発する。このため、フード持上げアクチュエ
ータ40は持上げ作動を開始し、ピストン43を高速で
突出すことにより、フード13の後部裏面13aを突き
上げる。
作用図(その3)であり、ピストン43を所定の最大高
さだけ高速で突出すことにより、フード13を想像線で
示す元の高さから実線で示す高さまで、突き上げたこと
を示す。フード13は慣性により、更に持上がる。フー
ド13の上昇に伴って、フード保持機構20も起立す
る。
作用図(その4)であり、くの字リンク70が全開開度
α3になってスイングを停止したことを示す。このた
め、フード13はこれ以上持上がることができない。こ
の結果、フード13の後部は、想像線で示す元の位置か
ら実線で示す位置へ、所定量(100〜200mm)だ
け持上がったことになる。フード保持機構20は、フー
ド13を持上がった位置で保持させる。
ンジンルーム12に収納されたエンジン等の機器18ま
での、距離は大きい。この結果、フード13の下方への
変形可能量は増大する。このため、障害物32がフード
13に衝突したときに、持上がったフード13を想像線
にて示すように大いに変形させることで、衝撃力を十分
に吸収させることができる。従って、機器18を障害物
32から保護することができるとともに、障害物32へ
の衝撃も十分に緩和することができる。
作用図(その5)である。一方、車両11が障害物32
に衝突し、フード13を持上げてから所定時間を経過し
たときには、制御部60は障害物32がフード13に衝
突することがないものと見做し、フード戻しアクチュエ
ータ50に「フード戻し信号」を発する。このため、フ
ード戻しアクチュエータ50は戻し作動を開始し、戻し
ワイヤ55を高速で引く。この結果、フード保持機構2
0が折畳まれるので、フード13は下降して、持上げる
前の元の位置に戻る。従って、持上がったフード13に
よって運転者の運転視界を遮った状態を、速やかに解除
することができる。
ときの、フード装置10の作用を図16〜図24に基づ
き説明する。図16は本発明に係る車両の作用図であ
り、壁等の比較的頑丈な障害物32Aに車両11が衝突
したことを示す。このときには、車両11はエンジンル
ーム12やフード13が変形することにより、衝突によ
る衝撃力を吸収する。同時に、フード装置10は上記図
2に示すように、車速センサ31、バンパセンサ33並
びにフロアセンサ35の検出信号に基づいて、フード持
上げアクチュエータ40でフード13の後部を持上げ、
その持上げた位置をフード保持機構20で保持する。
立後の作用図(その1)である。フード13が変形する
直前には、フード13からスイングアーム17を介し
て、第2ピン74に後向きの衝撃力F1が作用する。衝
撃力F1により、上部リンク75は第3ピン77を支点
として後方へ図時計回りにスイングする。このとき、上
部リンク75に取付けた第2補助ピン83が上方へ図時
計回りに変位するので、下部・上部補助リンク82,8
4は前方へスイングする。
立後の作用図(その2)であり、開度制限ストッパ82
aに開度制限ストッパ84aが当ることで、補助リンク
機構80の全開開度(全開角度)θ2が制限されたこと
を示す。この結果、上部リンク75はこれ以上後方へス
イングできない。
が、次の図19〜図23においては、理解を容易にする
ために、先に各図の(a)で、くの字リンク70の作用
を説明し、その後に各図の(b)で、補助リンク機構8
0の作用を説明する。
ド保持機構の起立後の作用図(その3)である。その
後、(a)に示すように、フード13はスイングアーム
17とともに上方(矢印U方向)へ変形して持上がる。
このような変形状態については、上記図16に詳しく示
す。
グすることにより、当接部17aが当接部75bに当
る。このとき、フード13から当接部17aを介して、
当接部75bに後向きの衝撃力F2が作用する。衝撃力
F2により、上部リンク75には第2ピン74を中心と
して図時計回りのモーメントが生じる。上部リンク75
は第2ピン74を支点として、図時計回りに回転し始め
る。この結果、下部リンク73は第1ピン72を支点と
して、前方へ図反時計回りにスイングを開始する。スイ
ングアーム17の後端は後下方(矢印V方向)へ変位し
始める。
ド保持機構の起立後の作用図(その4)である。(a)
は、スイングアーム17が更にスイングすることによ
り、上部リンク75が回転を続行するとともに、下部リ
ンク73がスイングを続行していることを示す。この結
果、第3ピン77は、直線Eよりも前方にオフセットす
る。スイングアーム17の後端は矢印V方向へ更に変位
する。
ド保持機構の起立後の作用図(その5)である。(a)
は、スイングアーム17がより一層スイングすることに
より、上部リンク75が回転するとともに下部リンク7
3が更にスイングして、第1ピン72と第3ピン77と
第2補助ピン83とが直線Y上に並んだことを示す。
回転角が増し、下部リンク73が前方へスイングするに
つれて、上部リンク75で下部リンク73をスイングさ
せる力が徐々に低下するとともに、下部リンク73をそ
の先端側へ引く力が徐々に増加し、最後には引く力が上
回る。この結果、下部リンク73は停止する。これ以
降、上部リンク75は第3ピン77を支点として時計回
りにスイングすることになる。上部リンク75が第3ピ
ン77を支点としてスイングし始めると、下部リンク7
3が反転し、第1ピン72を支点として後方へ図時計回
りにスイングする。その理由については後述する。スイ
ングアーム17の後端は矢印V方向へ更に変位する。
ド保持機構の起立後の作用図(その6)である。(a)
は、上部リンク75のスイング角が増すことによって、
下部リンク73が図時計回りに更にスイングすることを
示す。スイングアーム17の後端は矢印V方向へ更に変
位する。
ド保持機構の起立後の作用図(その7)である。(a)
は、上部リンク75並びに下部リンク73が最大限スイ
ングして停止したことを示す。
80の作用を説明する。図19(a)において、第2ピ
ン74を支点として上部リンク75が図時計回りに回転
を開始したとき、図19(b)に示すように、上部補助
リンク84は第3補助ピン86を支点として、前方へ図
反時計回りにスイングする。
回転を続行することにより、図20(b)に示すよう
に、上部補助リンク84もスイングを続行する。
停止するとともに、上部リンク75が第3ピン77を支
点として時計回りにスイングするので、図21(b)に
示すように、第2補助ピン83は第3ピン77の上方で
時計回りにスイングする。このため、上部補助リンク8
4は第3補助ピン86を支点として、後方へ図時計回り
にスイングする。また、上部補助リンク84のスイング
に伴い、下部リンク73が反転し、第1ピン72を支点
として後方へ図時計回りにスイングし始める。
スイング角が増すことによって、図22(b)に示すよ
うに、上部補助リンク84は更にスイングする。上部補
助リンク84の長さは下部リンク73よりも小さい。こ
のため、上部補助リンク84が所定のスイング角だけス
イングするとき、このスイング角よりも、下部リンク7
3のスイング角が小さい。この結果、第2補助ピン83
は第3ピン77の後方へ移動することになる。
が第3ピン77よりも後方へ移動したときに、図23
(b)に示すように、開度制限ストッパ82aに開度制
限ストッパ84aが当ることで、上部補助リンク84の
スイングは停止する。このとき、第3ピン77の位置が
定まるので、上部リンク75のスイングも停止する。こ
の結果、上部リンク75並びに下部リンク73は、図に
示す最大スイング位置で停止することになる。
ド保持機構の起立後の作用図(その8)である。(a)
は、上記図23を再掲したところのフード保持機構20
であり、フロントガラス16との関係を示す。(b)は
(a)に示す各リンクの模式図である。上部補助リンク
84はこれ以上後方へスイングしない。このため、くの
字リンク70並びに補助リンク機構80は、(b)のよ
うに4節リンクと同等の構造になり、前後どちらにも安
定して停止した状態になる。くの字リンク70が図に示
す最大スイング位置で停止したので、フード13の後端
13bの位置が、フロントガラス16から前方へ所定距
離だけ離れた位置に定まる。後端13bがこれ以上後方
へ移動することはない。このように、くの字リンク70
の移動を、補助リンク機構80にて制限することによ
り、持上がったフード13の後方移動を制限することが
できる。従って、フード13の後端13bが、フロント
ガラス16へ必要以上に接近することはない。
と補助リンク機構80とからなるので、リンクの数量が
多い。これら多数のリンクにて、衝突時の衝撃力を分散
して受けることができる。このため、一部のリンクや関
連部品に過大な衝撃力が作用することがないので、その
分、各部品の剛性を低減させることができる。
(1)フード保持機構20は、フード13に直接取付け
てもよく、スイングアーム17の有無は任意である。 (2)フード保持機構20の全開開度α3を制限する開
度制限ストッパとしては、下部・上部開度制限ストッパ
73a,75aに限定するものではない。
する。請求項1は、フード保持機構が、フードの上下移
動に対応させるために伸屈させることができるくの字リ
ンクと、このくの字リンクの移動を制限する補助リンク
機構とで構成したものであり、くの字リンクが、それの
構成する下部・上部リンクのうち、下部リンクをブラケ
ットを介して車体フレームにスイング可能に取付け、上
部リンクをフードにスイング可能に取付け、下部リンク
に上部リンクをヒンジ部にて繋ぎ、補助リンク機構が、
ブラケットの前部に且つ下部リンクの取付位置よりも前
に第1補助ピンにて前後スイング可能に取付けた下部補
助リンクと、上部リンクの下部前部に且つヒンジ部より
も前に第2補助ピンにて前後スイング可能に取付けた上
部補助リンクと、下部補助リンクに上部補助リンクを前
後スイング可能に繋ぐ補助ヒンジ部とからなり、くの字
リンクの伸屈に連動して伸屈するリンクであって、上部
補助リンクの長さを下部リンクより小さく設定し、下部
補助リンクの上部後端に開度制限ストッパを形成すると
ともに、上部補助リンクの下部後端に開度制限ストッパ
を形成し、これらの開度制限ストッパ同士が、ヒンジ部
と第2補助ピンとが前後反転したときに当たることで、
補助リンク機構の全開開度を制限するように構成したの
で、フードを所定量持上げた状態で、くの字リンクが全
開開度になり、持上げたフードを保持することができ
る。くの字リンクの移動を、補助リンク機構にて制限す
ることにより、フードの後方移動を制限することができ
る。従って、持上がったフードの後端が、フロントガラ
スへ必要以上に接近することはない。
付けるだけで、フードの後方移動を制限する補助リンク
機構並びにくの字リンクを、車体フレームに取付けるこ
とができる。このため、フードの後方移動を制限する機
構を備えたフード保持機構を、簡単な構成によって、車
体に容易に取付けることができるとともに、取付け工数
を低減させることができる。さらにまた、フードの後方
移動を制限する機構を補助リンク機構で構成したので、
フードが持上げる前の元の位置にあるとき、補助リンク
機構はくの字リンクとともに、折畳んだ状態になる。従
って、フードが元の位置にあるとき、走行中の車体振動
により補助リンク機構が車体に当って、騒音が発生する
心配はない。また、フード保持機構を、くの字リンクと
補助リンク機構とで構成したので、リンクの数量が多
い。これら多数のリンクにて、衝突時の衝撃力を分散し
て受けることができる。このため、一部のリンクや関連
部品に過大な衝撃力が作用することがないので、その
分、各部品の剛性を低減させることができる。
1)
2)
3)
4)
の1)
の2)
の3)
の4)
の5)
図(その1)
図(その2)
図(その3)
図(その4)
図(その5)
図(その6)
図(その7)
図(その8)
14…車体フレーム、20…フード保持機構、32…障
害物、33…バンパセンサ、40…フード持上げアクチ
ュエータ、70…くの字リンク、71…ブラケット、7
3…下部リンク、75…上部リンク、76…ヒンジ部、
80…補助リンク機構。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両(11)が障害物(32)に衝突し
たときに、車両前部のフード(13)を所定量持上げ、
その持上げた位置をフード保持機構(20)で昇降可能
に保持するとともに、持上がったフード(13)の後方
移動を制限するようにした車両用フード装置(10)に
おいて、 前記フード保持機構(20)は、前記フード(13)の
上下移動に対応させるために伸屈させることができるく
の字リンク(70)と、このくの字リンク(70)の移
動を制限する補助リンク機構(80)とで構成したもの
であり、 前記くの字リンク(70)は、それの構成する下部・上
部リンク(73,75)のうち、下部リンク(73)を
ブラケット(71)を介して車体フレーム(14)にス
イング可能に取付け、上部リンク(75)をフード(1
3)にスイング可能に取付け、下部リンク(73)に上
部リンク(75)をヒンジ部(76)にて繋ぎ、 前記補助リンク機構(80)は、前記ブラケット(7
1)の前部に且つ前記下部リンク(73)の取付位置よ
りも前に第1補助ピン(81)にて前後スイング可能に
取付けた下部補助リンク(82)と、前記上部リンク
(75)の下部前部に且つ前記ヒンジ部(76)よりも
前に第2補助ピン(83)にて前後スイング可能に取付
けた上部補助リンク(84)と、下部補助リンク(8
2)に上部補助リンク(84)を前後スイング可能に繋
ぐ補助ヒンジ部(85)とからなり、前記くの字リンク
(70)の伸屈に連動して伸屈するリンクであって、 前記上部補助リンク(84)の長さを前記下部リンク
(73)より小さく設定し、 前記下部補助リンク(82)の上部後端に開度制限スト
ッパ(82a)を形成するとともに、前記上部補助リン
ク(84)の下部後端に開度制限ストッパ(84a)を
形成し、 これらの開度制限ストッパ(82a,84a)同士は、
前記ヒンジ部(76)と前記第2補助ピン(83)とが
前後反転したときに当たることで、前記補助リンク機構
(80)の全開開度を制限するように構成した ことを特
徴とする車両用フード装置。
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