JP3316505B2 - 車両のルーフ構造 - Google Patents
車両のルーフ構造Info
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Description
に関するものである。
では、通常、ドリップチャンネル付ルーフ構造と呼ばれ
るルーフ構造(屋根構造)が採用されている。
6〜図9に示すようなものである。
ドア開口部2では、図7に示すように、車室の側面を形
成するサイドアウタ部材3にドリップチャンネル4を取
り付け(スポット溶接部5)、サイドアウタ部材3の上
に屋根を形成するルーフ部材6を真上から被せると共
に、ドリップチャンネル4にルーフ部材6を固定させて
いる(スポット溶接部7)。
9に示すように、前記サイドアウタ部材3の上にルーフ
部材6を真上から被せて、サイドアウタ部材3とのラッ
プ部9に対してルーフ部材6をロー付けやアークブレー
ジングなどによって結合させている。
る。
フ部材6とサイドアウタ部材3が上下に分けられている
ので、構造上、サイドアウタ部材3の上にルーフ部材6
を真上から被せる際に、何ら支障を生じるようなことが
ない。
3が屋根の側縁部においてオーバラップして二重構造と
なり、重量増加並びにコストアップにつながる一方、ル
ーフ部材6を搭載するためにドリップチャンネル4が必
要になるという問題や、ロー付けやアークブレージング
などの手間の掛る作業が必要になるという問題がある。
造をなくし、且つドリップチャンネル4を不要としたド
リップチャンネルレスルーフ構造と呼ばれる屋根構造が
採用されつつある。
図10〜図14に示すように、ルーフ部材11とサイド
アウタ部材12の境界部13を屋根14の中央寄りへ移
動し、ルーフ部材11側の境界部13に一方の溝側壁部
15と溝底面部16を形成すると共に、サイドアウタ部
材12側の境界部13に他方の溝側壁部17と溝底面部
18を形成して、ルーフ部材11の溝底面部16をサイ
ドアウタ部材12の溝底面部18の上へ重ね合せること
により、略車両の前後方向19へ延びる溝20(この例
ではルーフ部全長に延びている)を作り、溝底面部1
6,18をスポット溶接し、該溝20をゴム製や樹脂製
の図示しないモールで埋めて境界部13を隠すようにし
たものである。
フ構造を採用することにより、屋根の側縁部における二
重構造をなくし、且つドリップチャンネル4を不要とす
ることができ、ロー付けやアークブレージングなどの手
間の掛る作業をなくすことができる。
スルーフ構造には、以下のような問題があった。
ンドガラス(特に、ボンネットトラックでは後部に略垂
直なウインドガラス21)が取り付けられるので、ルー
フ部材11とサイドアウタ部材12の後端には、図1
1、図13及び図14に示すような、ウインドガラス2
1を取り付けるためのガラス嵌合用の内曲げ部22,2
3とガラス支持用の立下がり部24,25とからなる隠
れ面形成部26,27を形成しなければならず、又、ル
ーフ部材11とサイドアウタ部材12の前端にも、図1
4に示すような、ウインドガラス嵌合用の内曲げ部2
2’,23’とガラス支持用の立下がり部24’,2
5’とからなる隠れ面形成部26’,27’を形成しな
ければならなくなる。
28,29並びに28’,29’に対して下側に入り込
んだ形状となるので、ルーフ部材11を真上から被せて
取り付けようとした場合に、図14に示すように、特に
ルーフ部材11の後端部における隠れ面形成部26が、
その下側に配置されているサイドアウタ部材12の一般
面形成部29と干渉し(干渉量L)、ルーフ部材11を
取り付けることができなくなる可能性が高い。
面形成部26’も、その下側に配置されているサイドア
ウタ部材12の一般面形成部29’と干渉するが、その
干渉量L’は後端部における干渉量Lと比べて比較的小
さいため、内曲げ部22’の撓みによって、ルーフ部材
11の前端部に関しては、サイドアウタ部材12に被せ
て取り付けることは可能となる。
部材11の隠れ面形成部26における内曲げ部22と立
下がり部24の一部を、サイドアウタ部材12の一般面
形成部29と干渉しないよう、切断し、サイドアウタ部
材12に対してルーフ部材11を真上から被せて取り付
けられるようにすることが行われている。
材11の隠れ面形成部26における内曲げ部22と立下
がり部24の一部を、サイドアウタ部材12の一般面形
成部29と干渉しないよう、切断した場合、図15に示
されるように、ルーフ部材11の隠れ面形成部26とサ
イドアウタ部材12の隠れ面形成部27との間にc寸法
分の隙間ができてしまうため、該隙間から雨水等が侵入
しないよう、パテシーラ30で穴埋めをする必要がある
が、このようなパテシーラ30は貼り付けが難しく且つ
信頼性の面からも充分であるとは言えず、又、外観も悪
くなるという欠点を有していた。
の隠れ面形成部とサイドアウタ部材の隠れ面形成部との
間に隙間を生じさせることなく、サイドアウタ部材に対
してルーフ部材を真上から被せて取り付けることがで
き、パテシーラ等の貼り付けを不要とし得、雨水等の侵
入を確実に防止でき、且つ外観不良も回避し得る車両の
ルーフ構造を提供しようとするものである。
部材に対してルーフ部材を真上から被せて取り付け、且
つサイドアウタ部材の側部とルーフ部材の側部とを、そ
の境界部に溝が形成されるよう組合せてなる車両のルー
フ構造において、ルーフ部材の隠れ面形成部における内
曲げ部と立下がり部の一部を、該立下がり部の下端がサ
イドアウタ部材の溝底面部の端部から車両の中心側へ所
要量だけ離れて位置するよう切除して切欠部を形成し、
サイドアウタ部材の隠れ面形成部における内曲げ部と立
下がり部を、車両の中心側へ所要量だけ延長せしめて延
長部を形成し、該サイドアウタ部材の隠れ面形成部にお
ける内曲げ部と立下がり部の延長部に対し、ルーフ部材
の隠れ面形成部における内曲げ部と立下がり部を内側に
重ね合わせるようにしたことを特徴とする車両のルーフ
構造にかかるものである。
られる。
上から被せて取り付けようとした場合、ルーフ部材の隠
れ面形成部における内曲げ部と立下がり部の一部を、該
立下がり部の下端がサイドアウタ部材の溝底面部の端部
から車両の中心側へ所要量だけ離れて位置するよう切除
して切欠部を形成し、サイドアウタ部材の隠れ面形成部
における内曲げ部と立下がり部を、車両の中心側へ所要
量だけ延長せしめて延長部を形成し、該サイドアウタ部
材の隠れ面形成部における内曲げ部と立下がり部の延長
部に対し、ルーフ部材の隠れ面形成部における内曲げ部
と立下がり部を内側に重ね合わせるようにしたことによ
り、ルーフ部材の隠れ面形成部が、下側に位置するサイ
ドアウタ部材と干渉することがなくなり、ルーフ部材を
支障なく取り付けることが可能となり、しかも、従来例
のように、ルーフ部材の隠れ面形成部とサイドアウタ部
材の隠れ面形成部との間に隙間ができないため、パテシ
ーラ等を貼り付ける必要もない。
例と共に説明する。
であって、図中、図10〜図15と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、ルーフ部材11の隠れ面
形成部26における内曲げ部22と立下がり部24の一
部を、該立下がり部24の下端がサイドアウタ部材12
の溝底面部18の端部から車両の中心側へ所要量dだけ
離れて位置するよう切除して切欠部31を形成し、サイ
ドアウタ部材12の隠れ面形成部27における内曲げ部
23と立下がり部25を、車両の中心側へ所要量eだけ
延長せしめて延長部32を形成し、該サイドアウタ部材
12の隠れ面形成部27における内曲げ部23と立下が
り部25の延長部32に対し、ルーフ部材11の隠れ面
形成部26における内曲げ部22と立下がり部24を内
側に重ね合わせるようにして例えばスポット溶接33等
により固着する。
11を真上から被せて取り付けようとした場合、ルーフ
部材11の隠れ面形成部26における内曲げ部22と立
下がり部24の一部を、該立下がり部24の下端がサイ
ドアウタ部材12の溝底面部18の端部から車両の中心
側へ所要量dだけ離れて位置するよう切除して切欠部3
1を形成し、サイドアウタ部材12の隠れ面形成部27
における内曲げ部23と立下がり部25を、車両の中心
側へ所要量eだけ延長せしめて延長部32を形成し、該
サイドアウタ部材12の隠れ面形成部27における内曲
げ部23と立下がり部25の延長部32に対し、ルーフ
部材11の隠れ面形成部26における内曲げ部22と立
下がり部24を内側に重ね合わせるようにしたことによ
り、ルーフ部材11の隠れ面形成部26が、下側に位置
するサイドアウタ部材12と干渉することがなくなり、
ルーフ部材11を支障なく取り付けることが可能とな
り、しかも、図15に示される従来例のように、ルーフ
部材11の隠れ面形成部26とサイドアウタ部材12の
隠れ面形成部27との間にc寸法分の隙間ができないた
め、パテシーラ30等を貼り付ける必要もない。更に、
例えば、スポット溶接33等により、サイドアウタ部材
12の隠れ面形成部27における内曲げ部23と立下が
り部25の延長部32に対し、ルーフ部材11の隠れ面
形成部26における内曲げ部22と立下がり部24を内
側に重ね合わせるようにして固着することもできるた
め、ルーフ部材11とサイドアウタ部材12の結合強度
を向上させることができる。
26とサイドアウタ部材12の隠れ面形成部27との間
に隙間を生じさせることなく、サイドアウタ部材12に
対してルーフ部材11を真上から被せて取り付けること
ができ、パテシーラ30等の貼り付けを不要とし得、雨
水等の侵入を確実に防止でき、且つ外観不良も回避し得
る。
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
ーフ構造によれば、ルーフ部材の隠れ面形成部とサイド
アウタ部材の隠れ面形成部との間に隙間を生じさせるこ
となく、サイドアウタ部材に対してルーフ部材を真上か
ら被せて取り付けることができ、パテシーラ等の貼り付
けを不要とし得、雨水等の侵入を確実に防止でき、且つ
外観不良も回避し得るという優れた効果を奏し得る。
ウタ部材12に対してルーフ部材11を組み付ける途中
の状態を表わす後面図である。
ウタ部材12に対してルーフ部材11を組み付けた後の
状態を表わす後面図である。
た車体の部分斜視図である。
備えた車体の部分斜視図である。
てルーフ部材11を組み付ける途中の状態を表わす側断
面図であって、図10のXIV−XIV断面相当図であ
る。
部26における内曲げ部22と立下がり部24の一部
を、サイドアウタ部材12の一般面形成部29と干渉し
ないよう、カットした場合を表わす斜視図であって、図
11のXIII−XIII矢視相当図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 サイドアウタ部材に対してルーフ部材を
真上から被せて取り付け、且つサイドアウタ部材の側部
とルーフ部材の側部とを、その境界部に溝が形成される
よう組合せてなる車両のルーフ構造において、 ルーフ部材の隠れ面形成部における内曲げ部と立下がり
部の一部を、該立下がり部の下端がサイドアウタ部材の
溝底面部の端部から車両の中心側へ所要量だけ離れて位
置するよう切除して切欠部を形成し、 サイドアウタ部材の隠れ面形成部における内曲げ部と立
下がり部を、車両の中心側へ所要量だけ延長せしめて延
長部を形成し、 該サイドアウタ部材の隠れ面形成部における内曲げ部と
立下がり部の延長部に対し、ルーフ部材の隠れ面形成部
における内曲げ部と立下がり部を内側に重ね合わせるよ
うにしたことを特徴とする車両のルーフ構造。
Priority Applications (3)
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Applications Claiming Priority (1)
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1996
- 1996-08-21 JP JP21994896A patent/JP3316505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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