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JP3315815B2 - 感温アクチュエータとこれを用いたアイドル・スピード・コントローラ - Google Patents

感温アクチュエータとこれを用いたアイドル・スピード・コントローラ

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JP3315815B2
JP3315815B2 JP15302294A JP15302294A JP3315815B2 JP 3315815 B2 JP3315815 B2 JP 3315815B2 JP 15302294 A JP15302294 A JP 15302294A JP 15302294 A JP15302294 A JP 15302294A JP 3315815 B2 JP3315815 B2 JP 3315815B2
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magnetic
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rotor
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哲朗 連
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Mikuni Corp
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境あるいは特定機器
の温度変化を検知して駆動力を発生する感温アクチュエ
ータとこれを用いたアイドル・スピード・コントローラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】環境あるいは機器の温度変化に応じて所
定機器の応動条件を変化させたい場合はいろいろある。
例えば自動車のアイドリング運転状態における吸入空気
量の制御等がこれである。この種の従来装置としては、
例えば温度検知作動素子としてワックスを用いたもの、
あるいはバイメタルを用いたもの、更には必要とする部
位に温度検知素子を取り付け、各温度検知素子からの検
知信号を集めて所定の制御をするもの等、各方式が多数
既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方式における従来
装置は、以下に示す不都合がある。例えば、自動車のア
イドリング状態ではその吸入空気量はエンジン温度によ
っても影響を受ける。即ち、エンジン温度が高ければバ
イパス空気量を小さくし、逆にエンジン温度が低ければ
バイパス空気量を大きくすることを要する。
【0004】したがって、この種の制御をする場合に
は、複数の温度検知素子や温度検知作動素子を必要と
し、かつ温度条件を加味した制御回路を構成する必要が
あって、構造が複雑になるばかりか、信頼性も低下し、
それにつれてコストアップする。本発明は上記課題を解
決するためになされたものであり、温度検知素子や温度
検知作動素子を不要とし、高信頼性かつ低コストな感温
アクチュエータとこれを用いたアイドル・スピード・コ
ントローラを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る感温アクチュエータは、ヨークを形成する磁性材か
らなる固定子と、前記固定子内の開口にあって回転自在
に設けられた回転子と、前記固定子と回転子とを磁気的
に連結するために、前記固定子と接続されて配置した複
数の磁極片と、少なくとも1つの永久磁石が前記各部の
いずれかに配置された感温アクチュエータにおいて、温
度によって磁気特性(ここでは透磁率,飽和磁束密度,
残留磁束密度及び起磁力のいずれかを意味する。以下同
じ。)が変化する感温磁性部材を前記固定子の一部に設
けると共に、前記感温磁性部材の周縁に起磁力源である
電磁コイルを巻回するよう構成した。
【0006】本発明の[請求項2]に係る感温アクチュ
エータは、ヨークを形成する磁性材からなる固定子と、
前記固定子に設けた電磁コイルと、固定子内の偏倚した
開口にあって回転自在に設けられた円筒磁石からなる回
転子と、前記円筒磁石回転子と電磁コイルより発生する
磁束とから回転子に回転力を発生する感温アクチュエー
タにおいて、前記偏倚して設けた開口を挟む磁束通路に
負特性あるいは正特性の感温磁性材のいずれか一方ある
いは両方を夫々対峙して交叉する形状に配置した。
【0007】本発明の[請求項3]に係る感温アクチュ
エータは、[請求項2]において、感温磁性材は負特性
あるいは正特性のいずれか一方とし、かつ偏倚した開口
を挟む磁束通路の一方のみに設けるようにした。
【0008】本発明の[請求項4]に係るアイドル・ス
ピード・コントローラは、スロットル弁を有する主空気
通路と、この主空気通路に並列に設けたバイパス通路
と、前記バイパス通路への空気流を制御するために設け
た弁体と一体に回転するシャフトと、前記シャフトの端
部に設けた回転子としての円筒磁石とを有し、電磁コイ
ルよりの磁束により前記回転子を介してシャフトに回転
力を発生させて弁体を作動し、バイパス通路への空気流
を制御するアイドル・スピード・コントローラにおい
て、前記円筒磁石の設置した開口を挟む磁路の一部に感
温磁性材を設けるようにした。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】本発明の[請求項1]〜[請求項3]に係る感
温アクチュエータは、磁路内に温度に応じて磁気特性の
変化する感温磁性材を入れてある。そこで正常時は、起
磁力源から出た磁束は、例えば感温磁性材の温度特性が
負である場合は所定の磁路を経由して戻る動作をする。
しかし温度上昇があると、その温度に応じて磁気特性が
低下する。その結果、正常時には形成された磁路と異な
る磁路を経由する磁束が通過することによって作動する
機能を設けておけば、温度による作動力を取り出すこと
が可能となる。
【0018】本発明の[請求項4]に係るアイドル・ス
ピード・コントローラは、既に説明してきた感温アクチ
ュエータをアイドル・スピード・コントローラの駆動源
として用いたものである。したがって基本的な動作は既
に説明した通りであるが、温度変化を検出した後の被作
動対象物が弁体(コントローラ・バルブ)となり、その
結果バイパス通路の空気量が制御できる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による感温アクチュエータの一実施例の構成図
である。図1において、は感温アクチュエータの本体
を示し、磁性材料からなる固定子(ヨーク)10と、こ
の固定子と接続された磁極片11−1,11−2,11
−3,11−4と、シャフト12に固定された回転子1
3とからなり、本実施例の場合回転子13はN,S極か
らなる磁石である。なお、磁極片11−1,11−4に
感温磁性材(梨地部分として示す)14、例えばサーモ
フェライトの負特性のものを用いている。
【0020】図2は感温磁性材の特性図を示し、縦軸に
透磁率μをとり、横軸に温度Tをとって示している。図
に示されるよに温度の上昇につれて透磁率の増加するも
の(正特性)と、逆に温度の上昇につれて透磁率の減少
するもの(負特性)とがある。
【0021】次に作用について説明する。本実施例の場
合、感温磁性材としてサーモフェライトを用いているた
め、通常時は回転子13を形成する磁石のN極からの磁
力線Aは、実線に示されるように磁極片11−1,11
−2からヨークへ流れ出し、磁極片11−3,11−4
を均等に経由してS極へ戻るループとなる。したがって
回転子13は図示(中立)位置を維持する。
【0022】温度が上昇すると、磁極片11−1,11
−4の透磁率が減少するため、磁極片11−1,11−
4を経由していた磁力線は弱まり、点線に示されるよう
に磁極片11−2,11−3側に強まる。したがって磁
石13はシャフト12を中心にして反時計方向に回転す
る。そこでシャフト12を弁体の閉方向とすれば、温度
上昇につれて弁体を閉路させることができる。
【0023】上記実施例では、磁極片11−1,11−
4の全体(梨地部分)を、負特性のサーモフェライトの
ような感温磁性材としたが、これに限定されるものでは
なく、磁極片のうちの一部分としても同様な効果が得ら
れる。この場合の一部分とは磁力線の方向に沿って部分
的(磁極片の左右の一部分)に設けることを意味してい
る。上記実施例によれば別体としての感温検知作動素子
を不要とし、構造が簡単でコスト低下が可能である。
【0024】図3は他の実施例の構成図である。図3に
おいて、15は起磁力源としてのコイルであり、シャフ
ト12に取り付けた回転子(磁石)13はヨークの一部
に設けた開口16内によって回転可能に設けられる。な
お、磁石13の周囲は両側面(左右)に広い開口(偏倚
した溝)16−1があり、上方と下方は隙間が狭くなっ
ている。
【0025】開口16を挟んで負特性の感温磁性材14
を設けることは前記実施例(図1)と同様であるが、本
実施例では残余の対応部分に正特性の感温磁性材17を
設ける構成とした。したがって、温度上昇に伴なって感
温磁性材14の部分が透磁率を減少し、反対に感温磁性
材料17の部分が透磁率が増大する。これらの作用は互
いに偏磁を増大させる。即ち、温度上昇に伴なう透磁率
の差が顕著となり、より一層動作を確実なものとする。
【0026】図4は他の実施例の構成図である。図4に
おいて、図3と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。本実施例では磁石13を挟んだ磁路の一
方側のみに感温磁性材(負特性)14を設けたものであ
る。本実施例では温度の上昇に伴なって感温磁性材14
の透磁率が減少するため、結果として点線部分への磁束
が増大する。したがって透磁率の差が顕著となり、より
一層動作が確かになる。
【0027】図5は更に他の実施例の構成図であり、図
1と同一部分については同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例では感温磁性材18を、対峙して設けた磁
極片の一部分(梨地部分)のみに設けたものである。そ
して感温磁性材18として例えば負特性のものを用いた
場合には、温度上昇につれて磁極片11−1,11−4
側の磁束が減少し、その分だけ他方の磁極片11−2,
11−3側が増大する。したがって回転子の回転角度を
調整できる。
【0028】図6は更に他の実施例の構成図であり、図
5と同一部分については同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例では起磁力源である2個の永久磁石19−
1,19−2を固定子に設け、かつ回転子13を永久磁
石でなくしたものである。その他の構成は図5と同様で
ある。本実施例においても上記図5の場合と同様の効果
が得られることに加えて、起磁力源の大きさを比較的簡
単に変更でき、適用に際しての自由度を拡げることがで
きる。
【0029】図7は図6の変形例であり、固定子に起磁
力源である永久磁石19を1個設け、かつ固定子の他方
を開放して磁束の通路を限定するようにした。その他の
構成は図6と同様であり、前記同様の効果が得られるこ
とは明らかである。
【0030】図8は更に他の実施例の構成図である。本
実施例では永久磁石からなる回転子13の凸部に感温磁
性材を貼着し、磁極片側には何らの処理を施さないよう
にした。図では例えば梨地部分20は負特性とし、斜線
部分21は正特性としている。本実施例によれば温度上
昇に応じて感温磁性材の透磁率が夫々変化し、上記同様
の作用をすることは勿論のこと、回転子1個に特定機能
を集約でき、この部分のみを専門メーカーにて製造する
ことにより部品の管理に都合がよい。
【0031】図9は更に他の実施例の構成図である。本
実施例では感温磁性材として磁極片側を磁石とし、回転
子は磁石としないものである。図では磁極片11−1,
11−4を例えば温度上昇により起磁力が低下する(負
特性)フェライト磁石とし、対応する11−2,11−
3を安定(弱い負特性を有する)なサマリウムコバルト
磁石を用いた場合が示される。この場合の動作は通常時
は実線に従った磁路であるものが、温度上昇に伴なって
フェライト磁石の起磁力が減少し、回転子を反時計方向
に回転させる。本実施例も上記各実施例と同様な効果が
得られる。
【0032】図10は更に他の実施例の構成図である。
本実施例では負特性あるいは正特性を有する感温磁性材
としての永久磁石と温度的に安定な永久磁石を組合せて
回転子13を構成したものである。即ち、梨地部分22
と斜線部分23とからなる各永久磁石を組合せたもので
ある。作用については既に説明した通りである。本実施
例においても、上記各実施例と同様の効果が得られるこ
とは明らかである。
【0033】図11は更に他の実施例の構成図である。
本実施例は固定子10に、起磁力源として2つの永久磁
石24−1,24−2を設けたものである。即ち、負特
性あるいは正特性を有する感温磁性材を組合せて回転子
13を構成したものである。本実施例においても、上記
実施例のものと同様な効果が得られる。
【0034】図12は更に他の実施例の構成図である。
本実施例は一方の磁極片11−1,11−4と回転子1
3との間のエアーギャップlと他方の磁極片11−2,
11−3と回転子13との間のそれ(図示せず)とアン
バランスにしている。つまり図ではlの方が他方のそれ
より大となっている。更に固定子の各磁極片間に負特性
の感温磁性材25−1,25−2を設けるようにした。
【0035】したがって常時(低温時)は磁束は実線の
経路をたどるが、温度上昇に際しては透磁率の低下によ
って感温磁性材25−1,25−2部分がオフとなり、
点線で示す磁路を形成する。その結果、回転子13を時
計方向に回転する。本実施例においても、上記実施例の
ものと同様の効果が得られる。
【0036】図13は更に他の実施例の構成図である。
本実施例は図5をもとにし、コアの一部を感温磁性材2
7とし、その上部に電磁コイル26を巻回したものであ
る。本実施例では既に説明してきた原理を用いて電磁コ
イルの電流が流れっぱなしになったとき、電磁コイルの
下部に設けた負特性の感温磁性材により高温時に発生す
る磁束を低下させるものであり、いわゆるフェイルセー
フとして使用するものである。動作原理は再三説明して
いるため、ここでは省略する。
【0037】図14は図13と同様に使用の態様図であ
り、この場合はチョークバルブの駆動源として用いるも
のである。側面図(a)において28はチョークバルブ
であり、感温アクチュエータ29にてラック30を駆動
し、正面図(b)に示されるようにピニオン31を介し
てチョークバルブ28を回動させる方式である。感温ア
クチュエータはバルブの偏心による発生トルクにバラン
スする位置まで回転するので、直接ピニオンとバルブを
連結できる。又、感温アクチュエータを電磁駆動可能な
タイプとすれば、積極的な空燃比制御も可能となる。
【0038】図15は上記した感温アクチュエータを自
動車のアイドル・スピード・コントローラ(ISC)に
適用した実施例である。本実施例で使用する感温アクチ
ュエータ本体はヨーク10に起磁力源としてコイル15
を巻回し、開口16内に回転子(磁石からなる)13を
設けると共に、感温磁性材14を開口を挟んで設けたも
のであり、既に十分説明がなされている。
【0039】図15(a)は正面図であり、この中心線
(一点鎖線)よりみた概要断面図が図15(b)であ
り、軸受32を支点にしてシャフト12が取り付けら
れ、更にシャフトに固定されたコントロール・バルブ3
3がシャフトと共に回転する構成を有している。図15
(c)はボディ34の内部の概要を断面図で示し、取り
込まれた空気は主空気通路とは別のバイパス通路側に流
れる。この場合の空気量を制御するのがコントロール・
バルブ33である。しかし、これらの構成そのものは公
知のものであるため説明は割愛する。
【0040】本実施例によれば磁路の一部に感温磁性材
を挿入した感温アクチュエータを用いてコントロール・
バルブを回動させるように構成したので、感温検知素子
を別体として設けことなく、温度に応じたアイドル制御
が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば磁
路の一部に温度に応じて磁気特性の変化する感温磁性材
を挿入する構成としたので、別体として温度検知作動素
子を設けることなく、温度に応じた制御が可能な感温ア
クチュエータとこれを用いたアイドル・スピード・コン
トローラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の[請求項1]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図2】感温磁性材の温度と透磁率との関係を示す特性
図。
【図3】本発明の[請求項2]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図4】本発明の[請求項3]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図5】本発明の[請求項4]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図6】本発明の[請求項5]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図7】図6の変形例図。
【図8】本発明の[請求項6]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図9】本発明の[請求項7]に係る感温アクチュエー
タの一実施例の構成図。
【図10】本発明の[請求項8]に係る感温アクチュエ
ータの一実施例の構成図。
【図11】本発明の[請求項9]に係る感温アクチュエ
ータの一実施例の構成図。
【図12】本発明の[請求項10]に係る感温アクチュ
エータの一実施例の構成図。
【図13】使用態様を示す一例図。
【図14】使用態様を示す他の例図。
【図15】本発明の感温アクチュエータを自動車のアイ
ドル・スピード・コントローラに適用した一実施例の構
成図。
【符号の説明】 感温アクチュエータ本体 10 固定子(ヨーク) 11 磁極片 12 シャフト 13 回転子 14,18,20,22,25 感温磁性材(負特性) 15 起磁力源(コイル) 16 開口 16−1 広い開口(偏倚した溝) 17,21,23 感温磁性材(正特性) 19,19−1,19−2 永久磁石 32 軸受 33 コントロール・バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 10/00 F02D 45/00 360 F02M 69/32 H01F 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークを形成する磁性材からなる固定子
    と、前記固定子内の開口にあって回転自在に設けられた
    回転子と、前記固定子と回転子とを磁気的に連結するた
    めに、前記固定子と接続されて配置した複数の磁極片
    と、少なくとも1つの永久磁石が前記各部のいずれかに
    配置された感温アクチュエータにおいて、温度によって
    磁気特性が変化する感温磁性材を前記固定子の一部に
    設けると共に、前記感温磁性部材の周縁に起磁力源であ
    る電磁コイルを巻回したことを特徴とする感温アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 ヨークを形成する磁性材からなる固定子
    と、前記固定子に設けた電磁コイルと、固定子内の偏倚
    した開口にあって回転自在に設けられた円筒磁石からな
    る回転子と、前記円筒磁石回転子と電磁コイルより発生
    する磁束とから回転子に回転力を発生する感温アクチュ
    エータにおいて、前記偏倚して設けた開口を挟む磁束通
    路に負特性あるいは正特性の感温磁性材のいずれか一方
    あるいは両方を夫々対峙して交叉する形状に配置したこ
    とを特徴とする感温アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の感温アクチュエータにお
    いて、感温磁性材は負特性あるいは正特性のいずれか一
    方とし、かつ偏倚した開口を挟む磁束通路の一方のみに
    設けることを特徴とする感温アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 スロットル弁を有する主空気通路と、こ
    の主空気通路に並列に設けたバイパス通路と、前記バイ
    パス通路への空気流を制御するために設けた弁体と一体
    に回転するシャフトと、前記シャフトの端部に設けた回
    転子としての円筒磁石とを有し、電磁コイルよりの磁束
    により前記回転子を介してシャフトに回転力を発生させ
    て弁体を作動し、バイパス通路への空気流を制御するア
    イドル・スピード・コントローラにおいて、前記円筒磁
    石の設置した開口を挟む磁路の一部に感温磁性材を設け
    たことを特徴とするアイドル・スピード・コントロー
    ラ。
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