JP3313097B2 - 金属製締結部材および砲弾用外装部材 - Google Patents
金属製締結部材および砲弾用外装部材Info
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Description
する、Tナットやリベット等の金属製締結部材、または
砲弾用外装部材に関し、特に、被対象物に打込まれたと
きに先端部に設けられたキャップが容易に外れる構造を
有する金属製締結部材および砲弾用外装部材に関するも
のである。
る従来のTナットとして、たとえば特開平4−3416
06号公報あるいは特開平6−323315号公報に示
されたものがある。
のTナット11は、図95(a)(b)に示す形状を有
し、たとえば鉄系の金属板を板金加工することにより一
体に得られるもので、軸部12およびこの軸部12の第
1の端部から外方へ張出すフランジ部13を備える。
し、その第1の端部とは反対側の第2の端部において、
かしめ予定部分14を有し、かつ、かしめ予定部分14
を除く雌ネジ形成部15の内周面上には、雌ネジ15a
が形成されている。かしめ予定部分14は、雌ネジ形成
部15が形成された部分に比べて肉薄とされる。これに
より、雌ネジ15aを形成する場合、ネジ切りを軸部1
2の第1の端部側あるいは第2の端部側のいずれからで
も行なうことができる。
周縁の一部を外方から内方へ向かって押しつぶすことに
より形成れた2個の爪16が、180度対向して、軸部
12の第2の端部に向かって突出するように設けられて
いる。フランジ部13の外周縁には、爪16が形成され
た結果、断面ほぼ半円の切欠き17が残されている。
7(a)に示すように使用される。すなわち、図97
(a)を参照して、予め下孔18が設けられた、樹脂材
料や木材からなる固着対象物19に、まず軸部12が挿
入され、この状態で、かしめ機により、かしめ予定部分
14にかしめ加工が施され、固着対象物19の一方の面
側においてかしめ部分14aが形成される。このとき同
時に、爪16の固着対象物19の他方の面に食込む状態
とされる。このようにして、Tナット11の固着対象物
19への固定が完了する。
ナット31は、図96(a)(b)に示す形状を有し、
上記Tナット11と同様に、たとえば鉄系の金属板を板
金加工することにより一体に得られるもので、軸部32
およびこの軸部32の第1の端部から外方へ張出すフラ
ンジ部33を備え、前記軸部32の内周には雌ネジ36
が形成された雌ネジ形成部分35を有し、かつかしめ予
定部分34を有している。Tナット31の構造がTナッ
ト11の構造と異なるのは、フランジ部33の外周部
に、第1の端部から第2の端部へ向く方向に延びる2対
の爪37および38,39および40がフランジ部33
の径方向に対向して配置され、フランジ部33が全体と
して実質的に八角形の形状をなしている点である。
パーフィードTナット」と呼ばれている。なぜなら、T
ナット1は、これを固着対象物に固着するためのナット
固着機に備える供給トラックに沿って円滑に移動させる
ことができ、Tナットを自動的に供給することができる
ためである。なお、ホッパーフィードTナットの一形式
の詳細は、たとえば、英国特許第1,157,734号
明細書に記載されている。
ラック243が想像線で示されている。供給トラック2
43は、互いに対向するように対象的に配置された、断
面C字状の1対の案内レール244および245を備え
る。これら案内レール244および245の各々によっ
てフランジ部33が受入れられ、かつ、これら案内レー
ル244および245の間に爪37〜40を位置させな
がら、Tナット31が所定の姿勢で供給トラック243
に沿って移動される。供給トラック243は、図示しな
いが、しばしば曲げられ、それによって、Tナット31
を所望の姿勢にもたらし、図示しない固着対象物に設け
られた穴に軸部32が整列するようにされる。
97(b)に示すように、Tナット11の場合と同様の
態様で用いられる。すなわち、固着対象物19の貫通孔
18に、Tナット31の軸部32が挿入され、この状態
で、かしめ機によりかしめ予定部分34にかしめ加工が
施され、固着対象物19の一方面側においてかしめ部分
34aが形成される。このとき同時に、爪37〜40が
固着対象物19の他方面に食込む状態とされる。
て、Tナット31が固着対象物19に対して回転するこ
とを爪37〜40が禁止するとともに、フランジ部33
とかしめ部分34aとが固着対象物19を挟むことによ
って、Tナット31が貫通孔18から抜けることを禁止
する。したがって、Tナット31は、固着対象物19に
対して強固に固定されるとともに、その固定状態は、半
永久的に維持される。
ナットの被固着対象物への打込みを自動制御により行な
う場合には、被固着対象物のTナット打込み予定位置に
正確に下孔を設ける必要がある。さらに、その下孔に対
して、正確に位置決めを行ない、Tナットを被固着対象
物に打込む必要がある。
固着対象物への打込みを行なう場合には、下孔加工工程
とTナット打込工程のそれぞれの位置決めを正確に行な
う必要があるため、作業効率の低下および打込みコスト
の増加が懸念される。
点を解決するためになされたもので、事前に下孔を設け
ることなく、確実に被固着対象物への打込みを行なうこ
とのできる構造を有する金属製締結部材を提供すること
にある。
衝突と同時に先端部分が確実に破断する砲弾用外装部材
を提供することにある。
締結部材によれば、かしめが予定されたかしめ予定部、
および、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部
とを有する筒状の軸部と、上記軸本体部とは反対側の上
記かしめ予定部の端部に連続して設けられるキャップ部
とを備え、一体の金属材料からなる金属製締結部材であ
って、上記かしめ予定部と上記キャップ部との連結領域
は、上記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかし
め予定部側に向かう押圧力が加わることにより、上記か
しめ予定部を外側に曲げる力が働き、この力により上記
キャップ部が上記かしめ予定部から外れるとともに、上
記かしめ予定部が外側に曲げられる形状を有することを
特徴とする。
締結部材を打込んだ際に、キャップ部により被固着対象
物が排除されるため、予め被固着対象物に金属製締結部
材を打込むための下孔を設ける必要がない。
予定部とキャップ部との連結領域において、かしめ予定
部の内面が、外側に向かって後退している構造を採用す
ることにより、被固着対象物に金属製締結部材を打込ん
だ直後、キャップ部が外部に設けられる当接部材に衝突
した際に、キャップ部は当接部材に衝突した状態が維持
されるが、かしめ予定部にはかしめ加工の外力が加わ
る。このとき、かしめ予定部の内面が、外側に向かって
後退しているため、かしめ加工の外力は外側に流れる。
その結果、かしめ予定部のかしめ加工が確実に行なわれ
ることになる。
するために、以下に示す構成が採用されている。
ップ部との連結領域において、上記かしめ予定部の内面
が、上記キャップ部に向かうにしたがって、徐々に外側
に向かうように設けられている。
ップ部との連結領域において、上記かしめ予定部が、上
記キャップ部に向かうにしたがって、徐々に外側に向か
うようにその肉厚が薄くなるように設けられている。
ップ部との連結領域における上記軸部の外周面に、周方
向に延びるように設けられた溝を有している。
定部に加わる外力は、好ましい状態で外側に流れ、その
結果、かしめ予定部のかしめ加工をより確実に行なうこ
とが可能になる。
ャップ部は、中央部が窪んだ形状を有している。また、
上記キャップ部は、中央部に開口部を有している。ま
た、上記開口部の端面には雌ネジが設けられている。ま
た、上記キャップ部は、中央部が突出した形状を有して
いる。
本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌ネジが形成
されている。また、好ましくは、上記かしめ予定部とは
反対側の上記軸本体部の端部に外方へ張出すフランジ部
が設けられる。
の形状を有し、該フランジの外周には、上記キャップ部
側に向かって延びる爪を含んでいる。また、好ましく
は、上記フランジが、角形の形状を有し、該フランジに
は、上記キャップ部側に向かって延びる凸部を含んでい
る。
の形状を有し、該フランジの外周には、上記キャップ部
側に向かって延びる爪を含んでいる。また、好ましく
は、上記フランジが、円形の形状を有し、該フランジに
は、上記キャップ部側に向かって延びる凸部を含んでい
る。この構成により、上記金属製締結部材をTナットま
たはリベットとして用いることが可能になる。
かしめ予定部のかしめにより折り曲げられる領域よりも
上記軸本体部側の、上記軸部の周をなす略環状の領域内
に、被固着対象部材へのかしめ固定状態にある使用状態
において作用する軸方向力に対しては破断しない強度を
保持するとともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張
り力を作用させることにより破断して、上記軸部を2つ
に分離することを可能とする、上記軸部の肉厚を部分的
に薄くした薄肉部をさらに設けている。
た状態において、軸部に設けられた薄肉部に、軸部の中
心軸方向に引っ張り応力を作用させるような治具を用い
ることにより、この部分で破断させて金属製締結部材を
容易に2つに分離させることが可能になる。その結果、
フランジ部とかしめ部とによって固着対象物の上下面か
ら挟み付けて固定されていた金属製締結部材は、固着対
象物から容易に取外し可能になる。
記軸部の上記かしめ予定部が、上記軸本体部の内径より
も大きな内径を有し、かつ、上記軸本体部の外径よりも
大きな外径を有している。
記軸部の上記軸本体部が、上記かしめ予定部の内径より
も大きな内径を有し、かつ、上記かしめ予定部の外径よ
りも大きな外径を有している。
結部材としては、以下に示す構成が採用される。
部、および、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本
体部とを有する筒状の軸部と、上記かしめ予定部とは反
対側の上記軸本体部の端部に外方へ張出すフランジ部と
を備え、一体の金属材料からなる金属製締結部材であっ
て、上記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌
ネジが形成され、上記フランジは、角形の形状を有し、
該フランジの外周には、上記キャップ部側に向かって延
びる爪を含み、上記キャップ部は、開口部を有するとと
もに、その開口部端面には雌ネジが設けられ、上記かし
め予定部と上記キャップ部との連結領域は、上記キャッ
プ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定部側に向
かう押圧力が加わることにより、上記かしめ予定部を外
側に曲げる力が働き、この力により上記キャップ部が上
記かしめ予定部から外れるとともに、上記かしめ予定部
が外側に曲げられる形状を有している。
予定されたかしめ予定部、および、該かしめ予定部に連
続して設けられる軸本体部とを有する筒状の軸部と、上
記かしめ予定部とは反対側の上記軸本体部の端部に外方
へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からなる
金属製締結部材であって、上記軸本体部の内周の少なく
とも一部の領域に、雌ネジが形成され、上記フランジ
が、円形の形状を有し、該フランジの外周には、上記キ
ャップ部側に向かって延びる爪を含み、上記キャップ部
は、開口部を有するとともに、その開口部端面には雌ネ
ジが設けられ、上記かしめ予定部と上記キャップ部との
連結領域は、上記キャップ部の先端面に、キャップ部側
からかしめ予定部側に向かう押圧力が加わることによ
り、上記かしめ予定部を外側に曲げる力が働き、この力
により上記キャップ部が上記かしめ予定部から外れると
ともに、上記かしめ予定部が外側に曲げられる形状を有
している。
が予定されたかしめ予定部、および、該かしめ予定部に
連続して設けられる軸本体部とを有する筒状の軸部と、
上記かしめ予定部とは反対側の上記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、上記軸部の上記軸本体部
が、上記かしめ予定部の内径よりも大きな内径を有し、
かつ、上記かしめ予定部の外径よりも大きな外径を有
し、上記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌
ネジが形成され、上記フランジは、角形の形状を有し、
該フランジの外周には、上記キャップ部側に向かって延
びる爪を含み、上記キャップ部は、開口部を有するとと
もに、その開口部端面には雌ネジが設けられ、上記かし
め予定部と上記キャップ部との連結領域は、上記キャッ
プ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定部側に向
かう押圧力が加わることにより、上記かしめ予定部を外
側に曲げる力が働き、この力により上記キャップ部が前
記かしめ予定部から外れるとともに、上記かしめ予定部
が外側に曲げられる形状を有している。
が予定されたかしめ予定部、および、該かしめ予定部に
連続して設けられる軸本体部とを有する筒状の軸部と、
上記かしめ予定部とは反対側の上記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、上記軸部の上記軸本体部
が、上記かしめ予定部の内径よりも大きな内径を有し、
かつ、上記かしめ予定部の外径よりも大きな外径を有
し、上記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌
ネジが形成され、上記フランジが、円形の形状を有し、
該フランジの外周には、上記キャップ部側に向かって延
びる爪を含み、上記キャップ部は、開口部を有するとと
もに、その開口部端面には雌ネジが設けられ、上記かし
め予定部と上記キャップ部との連結領域は、上記キャッ
プ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定部側に向
かう押圧力が加わることにより、上記かしめ予定部を外
側に曲げる力が働き、この力により上記キャップ部が上
記かしめ予定部から外れるとともに、上記かしめ予定部
が外側に曲げられる形状を有している。
記キャップ部との連結領域における上記軸部の外周面
に、周方向に延びるように設けられた溝が設けられる。
記キャップ部との連結領域において、前記かしめ予定部
の内面が、外側に向かって後退するように設けられる。
記キャップ部との連結領域において、上記かしめ予定部
の内面が、上記キャップ部に向かうにしたがって、徐々
に外側に向かうように設けられている。
記キャップ部との連結領域において、上記かしめ予定部
が、上記キャップ部に向かうにしたがって、徐々にその
肉厚が薄くなるように設けられている。
部のかしめにより折り曲げられる領域よりも上記軸本体
部側の、上記軸部の周をなす略環状の領域内に、被固着
対象部材へのかしめ固定状態にある使用状態において作
用する軸方向力に対しては破断しない強度を保持すると
ともに、軸方向に所定の大きさ以上の引っ張り力を作用
させることにより破断して、上記軸部を2つに分離する
ことを可能とする、上記軸部の肉厚を部分的に薄くした
薄肉部をさらに設けている。
かしめ予定部が、上記軸本体部の内径よりも大きな内径
を有し、かつ、上記軸本体部の外径よりも大きな外径を
有している。
ば、筒状の軸部と、該軸部の一端側に連続して設けられ
中央部が突出した形状を有するキャップ部とを備え、一
体の金属材料からなる砲弾用外装部材であって、上記軸
部と上記キャップ部との連結領域は、上記軸部の先端面
に、キャップ部側から軸部側に向かう押圧力が加わるこ
とにより、上記軸部を外側に曲げる力が働き、この力に
より上記キャップ部が上記軸部から外れるとともに、上
記軸部が外側に曲げられる形状を有している。
砲弾によれば、対象物に砲弾用外装部材が衝突する際に
先端部に設けられるキャップ部が破断し爆発が生じるた
め、爆発による対象物の破壊を効果的に行なうことが可
能になる。
ために、上記軸部と上記キャップ部との連結領域におい
て、上記軸部の内面が、外側に向かって後退している。
また好ましくは、上記軸部と上記キャップ部との連結領
域において、上記軸部の内面が、上記キャップ部に向か
うにしたがって、徐々に外側に向かうように設けられて
いる。また、好ましくは、上記軸部と上記キャップ部と
の連結領域において、上記軸部が、上記キャップ部に向
かうにしたがって、徐々に外側に向かうようにその肉厚
が薄くなるように設けられている。また、好ましくは、
上記軸部と上記キャップ部との連結領域における外周面
に、周方向に延びるように設けられた溝を有する。ま
た、好ましくは、上記キャップ部は、中央部が突出した
形状を有する。また、好ましくは、上記軸部の内周の少
なくとも一部の領域に、雌ネジが形成されている。ま
た、好ましくは、上記軸部の外周の少なくとも一部の領
域に、雄ネジが形成されている。
物に砲弾用外装部材が衝突する際に先端部に設けられる
キャップ部が確実に破断し爆発が生じるため、爆発によ
る対象物の破壊をより効果的に行なうことが可能にな
る。
て、図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態1におけるTナット61Aの形状
は、図1(a)(b)に示すように、その軸部32およ
びフランジ部33の形状は、図96(a)を用いて説明
された特開平6−323315号公報に記載の従来のT
ナット31と基本的に同一であるため、共通の構成要素
については同一の参照番号を付して、その詳細な説明を
省略する。
のTナット31と異なるのは、かしめ予定部34の先端
部分に連続してキャップ部45が一体に設けられている
点にある。また、本実施の形態におけるTナット61A
においては、キャップ部45は中央部が窪んだ形状を有
するとともに、ベンドタップ等を用いた雌ネジ形成部3
6の加工上の観点から中央部に開口部45aが設けられ
ている。
5との連結領域において、かしめ予定部34の内面44
が、外側に向かって後退するように設けられている。具
体的な形状については後述するが、この連結領域の形状
は、一例であって、本質的には、キャップ部45の先端
面に、キャップ部45側からかしめ予定部34側に向か
う押圧力が加わることにより、かしめ予定部34を外側
に曲げる力が働き、この力によりキャップ部45がかし
め予定部34から外れるとともに、かしめ予定部34が
外側に曲げられ得る形状であれば、どのような形状でも
かまわない。以下に示す各実施の形態においても同様で
ある。また、かしめ予定部34と雌ネジ形成部35との
境界部の軸部32外周に、その全周にわたって、環状の
環状溝46が設けられている。
本発明の実施の形態2におけるTナット61Bの形状
は、図2(a)(b)に示すように、上記実施の形態1
におけるTナット61Aと基本的に同一であるため、共
通の構成要素については同一の参照番号を付して、その
詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、かしめ予定部
34と雌ネジ形成部35との境界部の軸部32外周に、
その全周にわたって、環状の環状溝46が設けられてい
ない点であり、その他の構成は全く同じである。
本発明の実施の形態3におけるTナット61Cの形状
は、図3(a)(b)に示すように、上記実施の形態1
におけるTナット61Aと基本的に同一であるため、共
通の構成要素については同一の参照番号を付して、その
詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、開口部45a
が設けられていない点であり、その他の構成は全く同じ
である。
本発明の実施の形態4におけるTナット61Dの形状
は、図4(a)(b)に示すように、上記実施の形態1
におけるTナット61Aと基本的に同一であるため、共
通の構成要素については同一の参照番号を付して、その
詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、かしめ予定部
34と雌ネジ形成部35との境界部の軸部32外周に、
その全周にわたって、環状の環状溝46が設けられてい
ない点、および、開口部45aが設けられていない点で
あり、その他の構成は全く同じである。
状について、図5〜図22を参照して説明する。ここに
示す形状は、上述したように一例であって、本質的に
は、キャップ部45の先端面に、キャップ部45側から
かしめ予定部34側に向かう押圧力が加わることによ
り、かしめ予定部34を外側に曲げる力が働き、この力
によりキャップ部45がかしめ予定部34から外れると
ともに、かしめ予定部34が外側に曲げられ得る形状で
あれば、どのような形状でもかまわない。
定部34の内面44が、キャップ部45に向かうにした
がって、徐々にその肉厚が薄くなるテーパ部44aが設
けられる形状や、図6(a)に示すように、段差部44
bを設ける形状や、図7(a)に示すように、徐々に膜
厚が薄くなる円弧面44bを設ける形状が採用される。
かしめ予定部34とキャップ部45との連結領域のキャ
ップ部45の外周部には、上方に凸となる環状部45b
が設けられている。
(b)に示すように、キャップ部45の連結領域の上端
部に、外側に向かう斜辺を有する切込み19cを設ける
構造や、図5(c)、図6(c)、図7(c)に示すよ
うに、キャップ部45の連結領域の側面部に、上から下
に向かう切込み19dを設ける構造が採用される。
図8〜図10に示す環状溝46が設けられない構造、図
11〜図13に示す開口部45aが設けられない構造、
図15〜図17に示す環状溝46および開口部45aが
設けられない構造の採用が可能である。なお、環状溝4
6の断面形状は、図14(a)(b)(c)に示すよう
に、円弧状、コの字状またはV字状等、その他の様々な
形状が選択される。
す構造においては、キャップ部45の中央部が窪む形状
を有していたが、図18〜図22に示すようにキャップ
部45がほぼ平坦な形状を採用することも可能である。
図18は図5に対応する形状を示し、図19は図6に対
応する形状を示し、図20は図7に対応する形状を示し
ている。
願の本質のみ実現可能とするのであれば、図21に示す
ように、キャップ部45の連結領域の上端部に、外側に
向かう斜辺を有する切込み19cのみを設ける構造や、
図22に示すように、キャップ部45の連結領域の側面
部に、上から下に向かう切込み19dのみを設ける構造
でも構わない。
本発明の実施の形態5におけるTナット61Eの形状
は、図23に示すように、上記実施の形態1におけるT
ナット61Aと基本的に同一の構造を有し、キャップ部
45に設けられる開口部45aの端面47に雌ネジ47
aが設けられている。
36と同じ規格の雌ネジがボールタップ、ベンドタップ
等により同時に形成されるものであるが、異なる規格の
雌ネジであっても構わないし、別工程により形成されて
も構わない。
雌ネジ47aのサイズが大きい場合には(たとえばイン
チ規格ネジ)、雌ネジ47aの谷底の位置がかしめ予定
部34の内面34aとほぼ等しくなる場合が生じる。こ
のような場合には、雌ネジ47aの谷底と内面34aと
の交点46aにおいて応力が集中しやすくなるため、上
記した連結領域に特別な形状をあらかじめ形成しておか
なくても、同様の作用効果を得ることができる。
および図24に示す構造に限られず、図5〜図22に示
す構造の適用が可能である。
上述した構造よりなる、Tナット61A,61B,61
C,61D,61E,61M,61Nの樹脂材料や木材
からなる固着対象物19への打込み方法について、Tナ
ット61Aを例にして、図25〜28を参照して説明す
る。なお、Tナット61B,61C,61D,61E,
61M,61Nについては、Tナット61Aと同様であ
るためここでの説明は省略する。
に示すように、かしめ機に設けられる打込みヘッド10
00の位置決め軸1001が、Tナット61Aの軸32
に挿通された状態で、Tナット61Aが打込みヘッド1
000に保持されている。一方、固着対象物19の打込
みヘッド1000とは反対の位置には、かしめ機に設け
られる当接部材2000が配置されている。この、当接
部材2000には、打抜かれた固着対象物19の破片を
外部に放出するためのガイド溝2002,2003が設
けられている。また、固着対象物19との当接面には、
Tナット61Aの打込み時にかしめ予定部34を案内誘
導するための凹部2001が設けられている。
によりTナット61Aを固着対象物19に打込んだ場
合、図26に示すように、キャップ部45が被固着対象
物19に食込み、キャップ部45により被固着対象物1
9が排除される。排除された被固着対象物破片19a
は、ガイド溝2002,2003により外部に放出され
る。このように、本実施の形態におけるTナット61A
を用いた場合、予め被固着対象物19にTナット61A
を打込むための下孔を設ける必要がない。
5との連結領域において、キャップ部45の先端面に、
キャップ部45側からかしめ予定部34側に向かう押圧
力が加わることにより、かしめ予定部34を外側に曲げ
る力が働き、この力によりキャップ部45がかしめ予定
部34から外れるとともに、かしめ予定部34が外側に
曲げられ得る形状を設けていることにより、被固着対象
物19にTナット61Aを打込んだ直後、キャップ部4
5が外部に設けられる当接部材2000の凹部2001
に衝突した際に、キャップ部45は当接部材2000の
凹部2001に衝突した状態が維持されるが、かしめ予
定部34には打込みヘッド1000からのかしめ加工の
外力が加わる。
外側に向かって後退するテーパ部44aが設けられてい
るために、かしめ加工の外力は外側に流れる。その結
果、キャップ部45はかしめ予定部34から破断し、か
しめ予定部34はスムースに外側に押し広げられ、図2
7に示すように、かしめ予定部34のかしめ加工が確実
に行なわれる。このとき同時に、爪37,39が固着対
象物19の他方の面に食込む状態とされ、Tナット61
Aは固着対象物19に対して強固に固定される。
との連結領域の軸部32の外周面に、周方向に延びる溝
46が設けられているが、この溝46は、打ち込み時に
おけるキャップ部45の破断を容易に実現させるための
ものであり、必ずしも設けなければならないものではな
い。
ナット61Aが打込まれた場合、図28(a)に示すよ
うに、Tナット61Aが被固着対象物19に打込まれる
とともに、図28(b)(c)に示すように、破断した
キャップ部45および被固着対象物破片19aが残存す
る。
いては、Tナット61Aがかしめ固定された状態で、そ
の雌ネジ形成部35の雌ネジに雄ネジを螺合して締結す
ることにより、他の部材が固着対象物19に接合され
る。雌ネジ形成部35の雌ネジに雄ネジを締結した状態
で、当該雄ネジの締結力は、主として雌ネジ形成部35
に圧縮力として作用する。そのため、通常Tナットの軸
部には大きな引っ張り応力は発生しない。したがって、
軸部に環状溝を設けることによる強度の低下に起因し
て、実質的な固着強度の劣化を生じることはない。
は、環状溝46が設けられているが、図29に示すTナ
ット61Mのように、環状溝46が設けられていない形
状の採用も可能である。
樹脂材料や木材からなる固着対象物19への打込み方法
について、図30〜33を参照して説明する。
かしめ機に設けられる打込みヘッド1000の位置決め
軸1001が、Tナット61Mの軸32に挿通された状
態で、Tナット61Mが打込みヘッド1000に保持さ
れている。一方、固着対象物19の打込みヘッド100
0とは反対の位置には、かしめ機に設けられる当接部材
2000が配置されている。この、当接部材2000に
は、打抜かれた固着対象物19の破片を外部に放出する
ためのガイド溝2002,2003が設けられている。
また、固着対象物19との当接面には、Tナット61M
の打込み時にかしめ予定部34を案内誘導するための凹
部2001が設けられている。
によりTナット61Mを固着対象物19に打込んだ場
合、図31に示すように、キャップ部45が被固着対象
物19に食込み、キャップ部45により被固着対象物1
9が排除される。排除された被固着対象物破片19a
は、ガイド溝2002,2003により外部に放出され
る。このように、Tナット61Mを用いた場合、予め被
固着対象物19にTナット61Aを打込むための下孔を
設ける必要がない。
5との連結領域において、キャップ部45の先端面に、
キャップ部45側からかしめ予定部34側に向かう押圧
力が加わることにより、かしめ予定部34を外側に曲げ
る力が働き、この力によりキャップ部45がかしめ予定
部34から外れるとともに、かしめ予定部34が外側に
曲げられ得る形状を設けていることにより、被固着対象
物19にTナット61Mを打込んだ直後、キャップ部4
5が外部に設けられる当接部材2000の凹部2001
に衝突した際に、キャップ部45は当接部材2000の
凹部2001に衝突した状態が維持されるが、かしめ予
定部34には打込みヘッド1000からのかしめ加工の
外力が加わる。
外側に向かって後退するテーパ部44aが設けられてい
るために、かしめ加工の外力は外側に流れる。その結
果、キャップ部45はかしめ予定部34から破断し、か
しめ予定部34はスムースに外側に押し広げられ、図3
2に示すように、かしめ予定部34のかしめ加工が確実
に行なわれる。このとき同時に、爪37,39が固着対
象物19の他方の面に食込む状態とされ、Tナット61
Mは固着対象物19に対して強固に固定される。
ナット61Mが打込まれた場合、図33(a)に示すよ
うに、Tナット61Aが被固着対象物19に打込まれる
とともに、図33(b)(c)に示すように、破断した
キャップ部45および被固着対象物破片19aが残存す
る。
いては、Tナット61Mがかしめ固定された状態で、そ
の雌ネジ形成部35の雌ネジに雄ネジを螺合して締結す
ることにより、他の部材が固着対象物19に接合され
る。雌ネジ形成部35の雌ネジに雄ネジを締結した状態
で、当該雄ネジの締結力は、主として雌ネジ形成部35
に圧縮力として作用する。そのため、通常Tナットの軸
部には大きな引っ張り応力は発生しない。したがって、
軸部に環状溝を設けることによる強度の低下に起因し
て、実質的な固着強度の劣化を生じることはない。
して、図34に示すように、軸本体部35の内周および
開口部45aの端面47に雌ネジが形成されていないT
ナット61Nの採用も可能である。
47の形状と、図23に示すTナット61Eの端面47
の形状とは異なっている。これは、Tナット61Mにお
いては、端面47の厚みを薄くすることにより、雌ネジ
成形時に生じる端面47へのネジ切りトルクを軽減させ
るためである。
Fの形状)本発明の実施の形態7におけるTナット61
Fの形状は、図35(a)(b)に示すように、上記実
施の形態1におけるTナット61Aと基本的に同一であ
るため、共通の構成要素については同一の参照番号を付
して、その詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、かしめ予定部
34と雌ネジ形成部35との境界部の軸部32の外周
に、その全周にわたって、環状の環状溝50を設けてい
る点である。この環状溝50の横断面形状は、図40に
示すように、U字状,V字状あるいはコの字状など、T
ナットの材質や、それに伴う加工特性、あるいは引っ張
り強度などの機械的特性に応じて適宜選定される。この
環状溝50は、Tナット61Fをかしめ固定した製品が
用済みとなった後において、当該製品を構成する固着対
象物の分離回収を容易に行なうことができ、固着対象物
19のリサイクル使用を促進することを目的としてい
る。リサイクル時の回収方法については後述する。
Gの形状)本発明の実施の形態8におけるTナット61
Gの形状は、図36(a)(b)に示すように、上記実
施の形態4におけるTナット61Dと基本的に同一であ
るため、共通の構成要素については同一の参照番号を付
して、その詳細な説明を省略する。
の形態4のTナット61Dと異なるのは、かしめ予定部
34と雌ネジ形成部35との境界部の軸部32外周に、
その全周にわたって、環状の環状溝50を設けている点
である。この環状溝50の横断面形状は、図40に示す
ように、U字状,V字状あるいはコの字状など、Tナッ
トの材質や、それに伴う加工特性、あるいは引っ張り強
度などの機械的特性に応じて適宜選定される。この環状
溝50は、Tナット61Gをかしめ固定した製品が用済
みとなった後において、当該製品を構成する固着対象物
の分離回収を容易に行なうことができ、固着対象物19
のリサイクル使用を促進することを目的としている。リ
サイクル時の回収方法については後述する。
施の形態2のTナット61B、実施の形態3のTナット
61Cに適用することも可能である。
上記実施の形態7および8に示すリサイクルTナット6
1F,61Gを用いた場合のリサイクル方法について、
リサイクルTナット61Fを用いた場合について説明す
る。なお、リサイクルTナット61Gにあっても、同様
の方法によりリサイクルされる。
ト61Fのかしめ部34a側から、かしめ予定部34の
かしめる前の状態での内径よりもわずかに大きな外形を
有する円柱状の治具170の下端側を圧入する。治具1
70の下端が、かしめ予定部34と雌ネジ形成部35と
の境界の段差部に当接した状態で、治具170の上端を
ハンマー等で打ち付けて、図37(a)に示す力Fを作
用させる。
ジ形成部35との境界の環状溝50を設けた軸部外周位
置の、肉厚が最も薄くなっている箇所に応力集中が生じ
て大きな引っ張り応力が発生する。
じ、Tナット61Fが図37(b)に示すように2つに
分割され、治具170の下端によって、雌ネジ形成部3
5およびフランジ部33を含むTナット61Fの下半分
が押し下げられ、固着対象物19から取り外される。そ
の結果、図38に示すように、かしめ部34aを含むT
ナット61Fの上半分は、治具170を上方へ引き抜く
際に、治具170に嵌合された状態で、固着対象物19
の貫通孔から取り外される。
示すリサイクルTナット61F,61Gによれば、固着
対象物19からの取り外しが容易に行なえることによ
り、Tナットをかしめ固定した製品が用済みとなった後
において、当該製品を構成する固着対象物の分離回収を
容易に行なうことができ、固着対象物19のリサイクル
使用を促進することができる。
クルTナット61F,61Gにおいては、環状溝50が
かしめ予定部34と雌ネジ形成部35との境界に設けら
れているため、かしめ予定部34のほぼ全長にわたって
かしめの曲げの対象とした場合においても、上述のよう
な治具170による取り外しの手法が適用できる。
部との境界の段差部において最も肉厚の薄い部分が形成
されるため、固着対象物からの取り外し時において、そ
の部分への応力集中がより顕著となって比較的破断を生
じさせやすく、リサイクルのための回収時の分離作業が
容易となり、好都合である。このようなリサイクル使用
のための回収は、特に固着対象物19がプラスチックか
らなる場合に、より強く要請される。
び8に示すリサイクルTナット61G,61Fにおいて
は、環状溝50を、かしめ予定部34と雌ネジ形成部3
5との境界近傍の軸部32外周に設けていたが、そのよ
うな環状溝50を設ける位置はそれに限られるものでは
ない。より具体的には、図39(a),(b),(c)
に2点鎖線で示すように、かしめ予定部34の開放端側
の一部のみがかしめにより曲げられる場合には、環状溝
50を、かしめ予定部34と雌ネジ形成部35との境界
よりもかしめ予定部34側に設けてもよい。このような
位置に環状溝を設けた場合においても、図37および図
38を参照して説明した手法で固着対象物19からの取
り外しを行なうことが可能である。
溝を設ける場合には、軸部32の外周ではなく、図39
(b)に示すように軸部32の内周に設けても、あるい
は図39(c)に示すように軸部32の内外周の両側に
対向させて設けても、同様の効果を発揮させることがで
きる。
(a)(b)(c)に示すように、U字状,V字状ある
いはコの字状など、Tナットの材質や、それに伴う加工
特性、あるいは引っ張り強度などの機械的特性に応じて
適宜選定される。以下に示す実施の形態においても同様
である。
変形例)以上説明した実施の形態においては、リサイク
ル使用を目的とするために、すべて、軸部32に環状溝
50を形成することによって、部分的に環状の薄肉部を
形成したが、環状の薄肉部を形成する手段として、図4
1(a)(b)に示すように、かしめ予定部34の内外
径を縮小するように絞ることにより、軸部32の径方向
に引き延ばすことにより、かしめ予定部34と雌ネジ形
成部35との境界の全周にわたる環状の薄肉部70を形
成したTナット71Aを用いることも可能である。
よっても、固着対象物にかしめ固定された状態で、かし
め部またはフランジ部と固着対象物の面との当接部に楔
状の治具を食い込ませることなどによって、軸部に引っ
張り応力を作用させ、環状の薄肉部に破断を生じさせ
て、Tナット71Aを2つに分離し、固着対象物から取
り外すことができる。
定部34の内外径を縮小するように絞ることにより、軸
部32の径方向に引き延ばすこととしたが、逆に、かし
め予定部34の内外径を拡大するように成形することに
より、軸部32の径方向に引き延ばすことによっても、
同様の目的を達成する環状の薄肉部を形成することがで
きる。すなわち、雌ネジ形成部35に対して相対的に、
かしめ予定部34の内外径を縮小または拡大するように
成形して、軸部32の径方向に引き延ばされた環状の薄
肉部を、かしめ予定部34と雌ネジ形成部35との境界
の全周にわたって形成すればよい。
42にTナット71Bを示す。このTナット71Bは、
キャップ部45に開口部45aが設けられていない点、
かしめ予定部34に溝46が設けられていない点が相違
し、他の構造および機能は全く同一である。
71AおよびTナット71Bは、略八角形の比較的大き
なフランジを有し、かつ、そのフランジの外周に爪を設
けた形状を有するTナットについて説明しているが、フ
ランジは、必ずしも比較的大きいものに限られず、ま
た、爪を設けない場合もある。また、フランジは、円形
のものに適用することも可能である。また、被固着対象
物への打ち込み処理については、図25〜図28、およ
び図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわれ
る。
1および図42に示す構造に限られず、図5〜図24、
および図29に示す構造の適用が可能である。
面形状については、図39および図40に示す構造を採
用することが可能である。
変形例)次に、本発明の実施の形態12のTナット81
Aの構造を、図43(a)を参照して説明する。図43
(a)において、図1に示す実施の形態1のTナット6
1Aと同一または対応する要素については、図1と同じ
参照番号を付して、その説明を省略する。
144号公報に示されたTナットに本発明を適用したも
のである。本実施の形態のTナット81Aは、いわゆる
リベットタイプのTナットである点で上記各実施の形態
のTナットと共通するが、そのかしめ予定部の形状が、
他の実施の形態とは異なっている。すなわち、本実施の
形態のTナット81Aは、図43(a)に示すように、
軸部32のかしめ予定部134が、雌ネジ形成部35の
内径よりも大きな内径と、雌ネジ形成部35の外径より
も大きな外径とを有している。
の境界近傍の軸部32の外周には、上記各実施の形態の
場合と同様の、開口部145aを有するキャップ部材1
45、外側に向かって後退するように設けられる内面1
44、溝146、および環状溝50が形成されている。
この、開口部145a、キャップ部材145、内面14
4、溝146、および、環状溝50の目的、具体的形
状、リサイクル使用に際しての取り外し方法について
は、実施の形態1および7における説明がそのまま適用
可能である。
例のTナット91Aの構造を示している。この変形例の
Tナット91Aは、軸部32のかしめ予定部134が、
雌ネジ形成部35の内径よりも大きな内径と、雌ネジ形
成部35の外径よりも大きな外径とを有している点で、
図43(a)に示したTナット81Aと共通する。Tナ
ット91AがTナット81Aと異なるのは、かしめ予定
部134と雌ネジ形成部35との境界近傍の軸部32外
周に、環状溝50に代えて、上記実施の形態11の場合
と類似の環状の薄肉部70が設けられている点である。
しめ予定部34の内外径を拡大するように絞って、軸部
32の径方向に引き延ばすことにより、形成可能であ
る。この環状の薄肉部70を有することによる作用は、
上記実施の形態11において説明したTナット71Aの
環状の薄肉部70の場合と同様である。
Aのさらなる変形例として、図44(a)(b)にTナ
ット81BおよびTナット91Bを示す。このTナット
81BおよびTナット91Bは、キャップ部144に開
口部145aが設けられていない点、かしめ予定部13
4に溝146が設けられていない点が相違し、他の構造
および機能は全く同一である。また、リサイクルを目的
としないのであれば、環状溝50および薄肉部70を設
ける必要はない。
は、略八角形の比較的大きなフランジを有し、かつ、そ
のフランジの外周に爪を設けた形状を有するTナットに
ついて説明しているが、フランジは、必ずしも比較的大
きいものに限られず、また、爪を設けない場合もある。
また、フランジは、円形のものに適用することも可能で
ある。また、被固着対象物への打ち込み処理について
は、図25〜図28、および図30〜図33に示すのと
同じ処理により行なわれる。さらに、連結領域の形状に
ついては、図43および図44に示す構造に限られず、
図5〜図24、および図29に示す構造の適用が可能で
ある。
本発明を軸部の内周面に雌ネジを形成したTナットに適
用した構造例を示したが、いずれの実施の形態において
も、かしめ予定部を除く軸本体部の内周面に雌ネジを形
成しない状態で、リベットとして使用することが可能で
ある。
面形状については、図39および図40に示す構造を採
用することが可能である。
変形例)次に、本発明の実施の形態13のTナット10
1Aの構造について、図45(a)に基づいて説明す
る。本実施の形態のTナット101Aは、図45(a)
に示すように、その軸部32およびフランジ部33の形
状は、上記実施の形態1のTナット61Aと基本的に同
一であるため、図45(a)において、上記実施の形態
1のTナット61Aと同一または対応する要素について
は、図1(a)と同じ参照番号を付して、その説明を省
略する。
施の形態1のTナット61Aと異なるのは、軸部32の
外周に設けられた環状の環状溝150aに加えて、この
環状溝150aとほぼ対向する位置の軸部32の内周に
も、環状溝150aよりも横断面の大きい、略V字状の
環状の環状溝150bを設けた点である。この環状溝1
50は、かしめ予定部34と雌ネジ形成部35との境界
に形成されており、環状溝150aと環状溝150bと
が対向する位置において、軸部32の肉厚が最も薄くな
っている。したがって、板材の下穴にかしめ固定された
状態から、図37(a)(b)および図38に示した方
法と同様に板材から取り外す場合には、この肉厚が最も
薄くなった部分で軸部32が破断して分離することによ
り、容易に回収される。
ネジ形成部35に対応する軸本体部135の内周面に雌
ネジを形成していない点を除いて、Tナット101Aと
同一の構造を有するリベット111Aの縦断面が示され
ている。このリベット111Aは、たとえば、複数枚の
板材を重ねてボルトで締結する場合において、ボルトを
通すための強化された穴として使用することができる。
このような構造を有するリベット111Aは、Tナット
101Aと同様に、板材にかしめ固定されて使用され、
取り外しの際には、やはり図37(a)(b)および図
38に示した方法と同様に破断させて、容易に回収する
ことができる。
11Aのさらなる変形例として、図46(a)(b)に
Tナット101BおよびTナット111Bを示す。この
Tナット101BおよびTナット111Bは、キャップ
部144に開口部145aが設けられていない点、かし
め予定部134に溝146が設けられていない点が相違
し、他の構造および機能は全く同一である。また、リサ
イクルを目的としないのであれば、環状溝150aを設
ける必要はない。
およびリベットは、略八角形の比較的大きなフランジを
有し、かつ、そのフランジの外周に爪を設けた形状を有
するものについて説明しているが、フランジは、必ずし
も比較的大きいものに限られず、また、爪を設けない場
合もある。また、フランジは、円形のものに適用するこ
とも可能である。
5および図46に示す構造に限られず、図5〜図24、
および図29に示す構造の適用が可能である。また、被
固着対象物への打ち込み処理については、図25〜図2
8、および図30〜図33に示すのと同じ処理により行
なわれる。
び断面形状については、図39および図40に示す構造
を採用することが可能である。
変形例)次に、本発明の実施の形態14のTナット18
1Aの構造を、図47を参照して説明する。本実施の形
態のTナット181Aは、図47に示すように、その形
状が、図45(a)を用いて説明された実施の形態13
のTナット101Aと類似しているため、共通の構成要
素については同一の参照番号を付して、その詳細な説明
を省略する。
施の形態のTナット101Aと異なるのは、軸部32の
雌ネジ形成部35のフランジ部33側に、かしめ予定部
34の内径よりも大きな内径を有し、かつ、かしめ予定
部34の外径よりも大きな外径を有する領域が設けてい
る点にある。
部32の先端側中空円筒部104に環状溝150a,1
50bを設けたことによる、上記Tナット101と同様
の効果を有する。
として、図48にTナット181Bを示す。このTナッ
ト181Bは、キャップ部45に開口部45aが設けら
れていない点、かしめ予定部34に溝46が設けられて
いない点がTナット181Aと相違し、他の構造および
機能は全く同一である。また、リサイクルを目的としな
いのであれば、環状溝150aを設ける必要はない。
例として、図49〜図53にTナット181C〜Tナッ
ト181Gを示す。Tナット181Cは、基板側中空円
筒部5aの内周にも雌ネジ36aが形成されている点、
環状溝150bが設けられていない点がTナット181
Aと相違し、他の構造および機能は全く同一である。
設けられていない点がTナット181Cと相違し、他の
構造および機能は全く同一である。また、Tナット18
1Eは、溝46が設けられていない点がTナット181
Dと相違し、他の構造および機能は全く同一である。
よび開口部45aが設けられていない点がTナット18
1Cと相違し、他の構造および機能は全く同一である。
また、Tナット181Gは、溝46が設けられていない
点がTナット181Fと相違し、他の構造および機能は
全く同一である。
Gは、略八角形の比較的大きなフランジを有し、かつ、
そのフランジの外周に爪を設けた形状を有するものにつ
いて説明しているが、フランジは、必ずしも比較的大き
いものに限られず、また、爪を設けない場合もある。ま
た、フランジは、円形のものに適用することも可能であ
る。また、雌ネジが形成されないリベットに適用するこ
とも可能である。
7〜図53に示す構造に限られず、図5〜図24、およ
び図29に示す構造の適用が可能である。また、被固着
対象物への打ち込み処理については、図25〜図28、
および図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわ
れる。
び断面形状については、図39および図40に示す構造
を採用することが可能である。
に、本発明の実施の形態15のTナット631Aの構造
を、図54を参照して説明する。なお、これらの図にお
いて、上記実施の形態12のTナット81Aと同様の構
成要素については、同一の参照番号を付して説明を省略
する。
144号公報に示されたTナットに本発明を適用したも
のである。本実施の形態のTナット631Aは、いわゆ
るリベットタイプのTナットである点で上記各実施の形
態のTナットと共通し、その構造の大半は上記実施の形
態12のTナット81Aと類似するため、共通の構成要
素についてはTナット81Aと同様の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
ット81Aと異なるのは、その軸部132のフランジ3
3側において、雌ネジ形成部35の内径よりも大きな内
径と、雌ネジ形成部35の外径よりも大きな外径とを有
する段差3が設けられている点である。
の軸部142のかしめ予定部134を除いた部分におい
て、基板側中空円筒部5aの内周にも雌ネジ36aが形
成されたTナット641Aにも適用可能である。
端側中空円筒部5aの内周下端のフランジ部33に連続
する部分を略直角とし、基端側中空円筒部5aの内周下
端まで雌ネジが形成された構造としてもよい。
41Aの変形例として、図56および図57に、Tナッ
ト631BおよびTナット641Bを示す。このTナッ
ト631BおよびTナット641Bは、キャップ部45
に開口部45aが設けられていない点、かしめ予定部3
4に溝46が設けられていない点が相違し、他の構造お
よび機能は全く同一である。
A,Tナット631BおよびTナット641Bは、略八
角形の比較的大きなフランジを有し、かつ、そのフラン
ジの外周に爪を設けた形状を有するTナットについて説
明しているが、フランジは、必ずしも比較的大きいもの
に限られず、また、爪を設けない場合もある。また、フ
ランジは、円形のものに適用することも可能である。
4〜図57に示す構造に限られず、図5〜図24、およ
び図29に示す構造の適用が可能である。また、被固着
対象物への打ち込み処理については、図25〜図28、
および図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわ
れる。
面形状については、図39および図40に示す構造を採
用することが可能である。
記各実施の形態においては、いずれも、略八角形あるい
は円形の比較的大きなフランジを有し、かつ、そのフラ
ンジの外周に爪を設けた形状を有するTナットあるいは
リベットの構造例を示したが、フランジは、必ずしも比
較的大きいものに限られず、また、爪を設けない場合も
ある。
示すTナット231Aあるいは図58(b)に示すリベ
ット421Aのように、軸部32よりもわずかに大きな
外径を有する比較的小さなフランジ133を有する構造
にも、上記各実施の形態と同様の考え方が適用可能であ
る。図58(a)(b)において、図45(a)(b)
に示したTナット101Aあるいはリベット111Aと
共通する構成要素については、同一の参照符合を付し
て、その詳細な説明を省略する。
21Aの回り止めとして、図59(a)(b)に示すよ
うに、軸部32の外周面から外報に張出す凸部としての
スクリュー部材32Aを設けることも可能である。な
お、スクリュー部材32Aに限らず、回り止めとしての
作用効果を生じさせるものであれば、どのような形状で
も構わない。
21Aのさらなる変形例として、図60(a)(b)に
Tナット231Bおよびリベット421Bを示す。この
Tナット231Bおよびリベット421Bは、キャップ
部45に開口部45aが設けられていない点、かしめ予
定部34に溝46が設けられていない点が相違し、他の
構造および機能は全く同一である。また、リサイクルを
目的としないのであれば、環状溝150aを設ける必要
はない。
21Bの回り止めとして、図61(a)(b)に示すよ
うに、軸部32の外周面から外方に張出す凸部としての
スクリュー部材32Aを設けることも可能である。な
お、スクリュー部材32Aに限らず、回り止めとしての
作用効果を生じさせるものであれば、どのような形状で
も構わない。
421Aのさらなる変形例として、図62(a)(b)
にTナット231Cおよびリベット421Cを示す。こ
のTナット231Cおよびリベット421Cは、フラン
ジ133が設けられていない点が相違し、他の構造およ
び機能は全く同一である。また、リサイクルを目的とし
ないのであれば、環状溝150aを設ける必要はない。
21Cの回り止めとして、図63(a)(b)に示すよ
うに、軸部32の外周面から外方に張出す凸部としての
スクリュー部材32Aを設けることも可能である。な
お、スクリュー部材32Aに限らず、回り止めとしての
作用効果を生じさせるものであれば、どのような形状で
も構わない。
21Cの変形例として、図64(a)(b)にTナット
231Dおよびリベット421Dを示す。このTナット
231Dおよびリベット421Dは、キャップ部45に
開口部45aが設けられていない点、かしめ予定部34
に溝46が設けられていない点が相違し、他の構造およ
び機能は全く同一である。また、リサイクルを目的とし
ないのであれば、環状溝150aを設ける必要はない。
21Dの回り止めとして、図65(a)(b)に示すよ
うに、軸部32の外周面から外方に張出す凸部としての
スクリュー部材32Aを設けることも可能である。な
お、スクリュー部材32Aに限らず、回り止めとしての
作用効果を生じさせるものであれば、どのような形状で
も構わない。
8〜図64に示す構造に限られず、図5〜図24、およ
び図29に示す構造の適用が可能である。また、被固着
対象物への打ち込み処理については、図25〜図28、
および図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわ
れる。
面形状については、図39および図40に示す構造を採
用することが可能である。
に、本発明の実施の形態17のTナット491Aについ
て、図66(a)(b)を参照しながら説明する。本実
施の形態のTナット491Aは、その軸部92に段差部
3を有し、先端側中空円筒部4にかしめ予定部34およ
び雌ネジ形成部35を有する点で、上記実施の形態14
のTナット181Aの軸部と共通する。Tナット491
AがTナット181Aと異なるのは、段差部3からフラ
ンジ部93側の基端側拡大筒状部95が、中空円筒状で
はなく、軸方向から見て略正八角形をなし、フランジ9
3が円板形状をなしている点である。
によれば、先端側中空円筒部4とほぼ同径の板材の貫通
穴に打ち込まれて、略正八角形をなす基端側拡大筒状部
95が板材に食い込むように圧入することにより、この
部分が回り止めとして機能する。その結果、フランジ部
93が爪を有しない平坦な円板形状であっても、板材に
固着した状態において、回転を生じることなく確実に固
定することができる。
向から見て略正八角形をなす形状に基端側拡大筒状部9
5を形成したが、これに限られず、たとえば図69
(a)(b)に示すTナット501Aのように、基端側
拡大筒状部105を軸方向から見て略正方形になるよう
に形成した軸部102とすることも可能である。また、
軸方向から見た基端側拡大筒状部105の形状として、
六角形などの他の多角形を選択することも可能である。
は、段差部3が軸部2の外周全周にわたって設けられて
いるが、本実施の形態の場合のように、基端側拡大筒状
部を使用状態における回り止めとして設ける場合には、
必ずしも段差部を軸部2の外周全周にわたって設ける必
要はない。すなわち、段差部よりもフランジ部側の基端
側拡大筒状部において、その外周の少なくとも一部に段
差部を有し、その部分において先端側筒状部よりも拡大
されていれば、使用時における回り止めとしての機能が
発揮されうる。
01Aのさらなる変形例として、図67にTナット49
1Bおよび図70にTナット501Bを示す。このTナ
ット491Bおよび501Bは、キャップ部45に開口
部45aが設けられていない点、かしめ予定部34に溝
46が設けられていない点が相違し、他の構造および機
能は全く同一である。なお、リサイクルを目的とするの
であれば、上記実施の形態で説明したように、先端側中
空円筒部4に環状溝を設ければよい。
501Aのさらなる変形例として、図68にTナット4
91Cおよび図71にTナット501Cを示す。このT
ナット491Cおよび501Cは、基端側拡大筒状部1
05の内面にも雌ネジ36aが形成されている点が相違
し、他の構造および機能は全く同一である。なお、基端
側拡大筒状部の形状は、必要に応じて選択可能である。
なお、リサイクルを目的とするのであれば、上記実施の
形態で説明したように、先端側中空円筒部4に環状溝を
設ければよい。
6〜図71に示す構造に限られず、図5〜図24、およ
び図29に示す構造の適用が可能である。また、被固着
対象物への打ち込み処理については、図25〜図28、
および図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわ
れる。
に、本発明の実施の形態18のTナット511Aについ
て、図72(a)(b)を参照しながら説明する。本実
施の形態のTナット511Aは、その軸部112が段差
部3を有し、先端側中空円筒部4にかしめ予定部34お
よび雌ネジ形成部35を有する。また、段差部3からフ
ランジ部113側の基端側拡大筒状部115の外周とフ
ランジ部113との境界近傍において、180度対向す
る1対の位置に、略三角形の突起116を形成してい
る。この突起116は、基端側拡大筒状部115および
フランジ部113と一体的に成形されており、使用時に
板材に打ち込んだ状態でこの突起116が板材に食い込
むことにより、Tナット511Aの回り止めとしての機
能を果たすことができる。本実施の形態のTナット11
1Aにおいては、突起116を2箇所に設けたが、必要
に応じてその数を適宜増やすことにより、回り止めとし
ての機能をより強化することができる。
6に変えて、図74(a)(b)に示すTナット521
Aのように、基端側拡大筒状部125はTナット181
Aと同様の中空円筒状とし、円板状のフランジ部123
に平行な2本の切れ目を入れた部分を突き上げて形成し
た突起126を、フランジ部123に一体的に形成する
ことによっても、Tナット511Aの突起116と同様
の回り止めの機能を発揮させることができる。Tナット
521Aにおいては突起126をフランジ部123の4
ヵ所に均等な間隔をおいて設けたが、突起126の数や
位置は、必要に応じて適宜変更可能であることは言うま
でもない。
21Aのさらなる変形例として、図73にTナット51
1Bおよび図75にTナット521Bを示す。このTナ
ット511Bおよび521Bは、キャップ部45に開口
部45aが設けられていない点、かしめ予定部34に溝
46が設けられていない点が相違し、他の構造および機
能は全く同一である。なお、リサイクルを目的とするの
であれば、上記実施の形態で説明したように、先端側中
空円筒部4に環状溝を設ければよい。
2〜図75に示す構造に限られず、図5〜図24、およ
び図29に示す構造の適用が可能である。また、被固着
対象物への打ち込み処理については、図25〜図28、
および図30〜図33に示すのと同じ処理により行なわ
れる。
状)本発明の実施の形態19におけるTナット51Aの
形状は、図76(a)(b)に示すように、その軸部1
2およびフランジ部13の形状は、図95を用いて説明
された特開平4−341606号公報に記載の従来のT
ナット11と基本的に同一であるため、共通の構成要素
については同一の参照番号を付して、その詳細な説明を
省略する。
のTナット11と異なるのは、かしめ予定部14の先端
部分に連続してキャップ部19が一体に設けられている
点にある。また、本実施の形態におけるTナット51A
においては、キャップ部19は中央部が窪んだ形状を有
するとともに、ボールタップ、ベンドタップ等を用いた
雌ネジ形成部15aの加工上の観点から中央部に開口部
19aが設けられている。
9との連結領域において、かしめ予定部14の内面18
が、外側に向かって後退するように設けられている。具
体的な形状としては、図3〜図11に示した種々の形状
が採用される。また、かしめ予定部14とキャップ部1
9との連結領域のキャップ部19の外周部には、上方に
凸となる環状部19bが設けられている。ただし、これ
らの形状はあくまでも一例であり、後述する打ち込み時
の作用効果を発揮する構造であればどのような構造でも
かまわない。
4とキャップ部19との連結領域の軸部12の外周面
に、周方向に延びる溝20が設けられている。この溝2
0は、後述する打ち込み時におけるキャップ部19の破
断を容易に実現させるためのものであるが、必ずしも設
けなければならないものではない。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
状)本発明の実施の形態20におけるTナット51Bの
形状は、図77(a)(b)に示すように、上記実施の
形態19におけるTナット51Aと基本的に同一である
ため、共通の構成要素については同一の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
の形態19のTナット51Aと異なるのは、溝20が設
けられていない点にあり、その他の構成は全く同じであ
る。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
状)本発明の実施の形態21におけるTナット51Cの
形状は、図78(a)(b)に示すように、上記実施の
形態19におけるTナット51Aと基本的に同一である
ため、共通の構成要素については同一の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
の形態19のTナット51Aと異なるのは、キャップ部
45に開口部45aが設けられていない点、および、溝
20が設けられていない点にあり、その他の構成は全く
同じである。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
状)本発明の実施の形態22におけるTナット51Dの
形状は、図79(a)(b)に示すように、上記実施の
形態19におけるTナット51Aと基本的に同一である
ため、共通の構成要素については同一の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
の形態19のTナット51Aと異なるのは、キャップ部
45に開口部45aが設けられていない点にあり、その
他の構成は全く同じである。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
1Eの形状)本発明の実施の形態23におけるTナット
51Eの形状は、図80(a)(b)に示すように、上
記実施の形態1におけるTナット61Aと基本的に同一
であるため、共通の構成要素については同一の参照番号
を付して、その詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、かしめ予定部
14と雌ネジ形成部15との境界部の軸部12外周に、
その全周にわたって、環状の環状溝21を設けている点
である。この環状溝21の横断面形状は、U字状,V字
状あるいはコの字状など、Tナットの材質や、それに伴
う加工特性、あるいは引っ張り強度などの機械的特性に
応じて適宜選定される。この環状溝21は、Tナット5
1Eをかしめ固定した製品が用済みとなった後におい
て、当該製品を構成する固着対象物の分離回収を容易に
行なうことができ、固着対象物19のリサイクル使用を
促進することを目的としている。リサイクル時の回収方
法については、図37および図38に示す方法により行
なわれる。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
1Fの形状)本発明の実施の形態24におけるTナット
51Fの形状は、図81(a)(b)に示すように、上
記実施の形態4におけるTナット61Dと基本的に同一
であるため、共通の構成要素については同一の参照番号
を付して、その詳細な説明を省略する。
の形態4のTナット61Dと異なるのは、かしめ予定部
14と雌ネジ形成部15との境界部の軸部12の外周
に、その全周にわたって、環状の環状溝21を設けてい
る点である。この環状溝21の横断面形状は、U字状,
V字状あるいはコの字状など、Tナットの材質や、それ
に伴う加工特性、あるいは引っ張り強度などの機械的特
性に応じて適宜選定される。この環状溝21は、Tナッ
ト51Fをかしめ固定した製品が用済みとなった後にお
いて、当該製品を構成する固着対象物の分離回収を容易
に行なうことができ、固着対象物19のリサイクル使用
を促進することを目的としている。リサイクル時の回収
方法については、図37および図38に示す方法により
行なわれる。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
状)本発明の実施の形態25におけるTナット61Hの
形状は、図82(a)(b)に示すように、上記実施の
形態1におけるTナット61Aと基本的に同一であるた
め、共通の構成要素については同一の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
の形態1のTナット61Aと異なるのは、フランジ33
が設けられていない点である。
図83(a)(b)に示すように、軸部32の外周面か
ら外報に張出す凸部としてのスクリュー部材32Aを設
けることも可能である。なお、スクリュー部材32Aに
限らず、回り止めとしての作用効果を生じさせるもので
あれば、どのような形状でも構わない。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
状)本発明の実施の形態26におけるTナット61Iの
形状は、図84(a)(b)に示すように、上記実施の
形態4におけるTナット61Dと基本的に同一であるた
め、共通の構成要素については同一の参照番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
の形態4のTナット61Dと異なるのは、フランジ33
が設けられていない点である。
図85(a)(b)に示すように、軸部32の外周面か
ら外報に張出す凸部としてのスクリュー部材32Aを設
けることも可能である。なお、スクリュー部材32Aに
限らず、回り止めとしての作用効果を生じさせるもので
あれば、どのような形状でも構わない。
に示す構造に限られず、図5〜図24、および図29に
示す構造の適用が可能である。また、被固着対象物への
打ち込み処理については、図25〜図28、および図3
0〜図33に示すのと同じ処理により行なわれる。
明の実施の形態27における砲弾用外装部材について説
明する。この実施の形態における砲弾用外装部材710
Aの形状は、図86(a)(b)に示すように、中空の
軸部712と、この中空の軸部712の先端部分に連続
してキャップ部719が一体に設けられている点にあ
る。また、本実施の形態における砲弾用外装部材710
においては、キャップ部719は中央部が外側に突出し
た形状を有する。さらに、軸部712とキャップ部71
9との連結領域において、かしめ予定部714の内面7
18が、外側に向かって後退するように設けられてい
る。具体的な形状としては、図5〜図24、および図2
9に示す連結領域の構造の採用が可能である。
あり、本質的には、キャップ部719の先端面に、キャ
ップ部719側から軸部712側に向かう押圧力が加わ
ることにより、軸部712を外側に曲げる力が働き、こ
の力によりキャップ部719ガ軸部712から外れると
ともに、軸部712が外側に曲げられ得る形状であれ
ば、どのような形状でもかまわない。
連結領域の外周面に、周方向に延びる溝720が設けら
れている。この溝720は、被固着対象物への打ち込み
時におけるキャップ部719の破断を容易に実現させる
ためのものであるが、必ずしも設けなければならないも
のではない。
によれば、対象物に砲弾用外装部材710が衝突する際
に先端部に設けられるキャップ部719が確実に破断し
爆発が生じるため、爆発による対象物の破壊をより効果
的に行なうことが可能になる。なお、上記砲弾用外装部
材は、内部に爆薬を詰め込む形式のものであれば、小型
のものに限らず、ミサイル等に適用することも可能であ
る また、変形例として、図87に示す砲弾用外装部材71
0Bにおいては、軸部712の外周面に雄ネジ712a
が形成されている。
明の実施の形態28における砲弾用外装部材について説
明する。この実施の形態における砲弾用外装部材710
Cの形状は、図88(a)(b)に示すように、上記実
施の形態27における砲弾用外装部材710Aとほぼ同
様の形状を有しており、溝720が設けられていない点
が相違する。
外装部材710Dにおいては、軸部712の外周面に雄
ネジ712aが形成されている。
明の実施の形態29における砲弾用外装部材について説
明する。この実施の形態における砲弾用外装部材710
Eの形状は、図90(a)(b)に示すように、上記実
施の形態27における砲弾用外装部材710Aとほぼ同
様の形状を有しており、軸部712の内周面に雌ネジ7
15が設けられている点が相違する。
外装部材710Fにおいては、軸部712の外周面に雄
ネジが形成され、内周面に雌ネジが形成されている。
明の実施の形態30における砲弾用外装部材について説
明する。この実施の形態における砲弾用外装部材710
Gの形状は、図92(a)(b)に示すように、上記実
施の形態27における砲弾用外装部材710Eとほぼ同
様の形状を有しており、溝720が設けられていない点
が相違する。
外装部材710Hにおいては、軸部712の外周面に雄
ネジが形成され、内周面に雌ネジが形成されている。
Tナットの形状は、砲弾用外装部材の形状に適用可能で
あり、実施の形態27〜31に示す砲弾用外装部材の形
状は、Tナットの形状に適用可能である。
外装部材の変形例)以上説明した各実施の形態のTナッ
トおよび砲弾用外装部材のネジが形成された領域には、
螺合されるボルトの緩みを防止するためのロック手段と
して、ネジ山の一部が不整化された部分を設けることが
好ましい。ネジ山の一部を不整化するため、たとえば図
94(a)(b)に示すように、Tナットの軸部2にお
ける雌ネジ形成部分16の外周面の一部を内方へ押し潰
して凹部17を形成する加工法を採用することができ
る。凹部17は、たとえば180°の角度間隔をもって
2個設けられる。これらの凹部17は、雌ネジ形成部分
16の所定の箇所を1対の適当な工具で挟む状態としな
がら、これらの工具を雌ネジ形成部分16に向かって強
く押圧することによって形成される。このような雌ネジ
の不整化部分18を設けることにより、螺合されるボル
トを比較的強く回さなければ、ボルトが通過し得ないこ
とになり、その結果として、螺合状態がロックされ、ボ
ルトの緩みが防止される。
(軸部)とキャップ部との連結領域の形状にあり、キャ
ップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定部(軸
部)側に向かう押圧力が加わることにより、かしめ予定
部(軸部)を外側に曲げる力が働き、この力によりキャ
ップ部がかしめ予定部(軸部)から外れるとともに、か
しめ予定部が外側に曲げられる形状を有すれば、上記各
実施の形態における形状に限定されることなく、あらゆ
るタイプの形状を採用することが可能である。
象物にTナット(砲弾用外装部材)を打込んだ際に、キ
ャップ部により被固着対象物が排除されるため、予め被
固着対象物に金属製締結部材(砲弾用外装部材)を打込
むための下孔を設ける必要がない。
前に下孔を設けることなく自動制御によりTナットの被
固着対象物への打込みを行なうことが可能になり、作業
効率の向上および打込みコストの低下を図ることが可能
になる。
への衝突と同時に先端部分が確実に破断する砲弾用外装
部材を提供することが可能になる。
た、キャップ部の形状、軸部の形状、およびフランジ部
の形状は、適宜組合わせることが可能であり、各実施の
形態に開示された形状に限定されるものではない。
くまでも例示に過ぎないものであって、本発明の範囲を
制限するものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲
によって画定され、特許請求の範囲に均等の意味および
範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
ット61Aの中央縦断面図、(b)は同Tナット61A
の斜視図である。
ット61Bの中央縦断面図、(b)は同Tナット61B
の斜視図である。
ット61Cの中央縦断面図、(b)は同Tナット61C
の斜視図である。
ット61Dの中央縦断面図、(b)は同Tナット61D
の斜視図である。
(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)は連
結領域の構造を示す第3断面図である。
(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)は連
結領域の構造を示す第3断面図である。
(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)は連
結領域の構造を示す第3断面図である。
(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)は連
結領域の構造を示す第3断面図である。
(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)は連
結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
図、(b)は連結領域の構造を示す第2断面図、(c)
は連結領域の構造を示す第3断面図である。
1Eの中央縦断面図である。
1Eの連結領域の構造を示す拡大断面図である。
1Aの固着対象物19への打込み工程を示す第1行程図
である。
1Aの固着対象物19への打込み工程を示す第2行程図
である。
1Aの固着対象物19への打込み工程を示す第3行程図
である。
ナット61Aを固着対象物19への打込んだ状態を示す
断面図であり、(b)はキャップ部45を示す断面図で
あり、(c)は被固着対象物破片19aを示す断面図で
ある。
ット61Mの央縦断面図である。
ット61Mの固着対象物19への打込み工程を示す第1
行程図である。
ット61Mの固着対象物19への打込み工程を示す第2
行程図である。
ット61Mの固着対象物19への打込み工程を示す第3
行程図である。
あるTナット61Mの固着対象物19への打込んだ状態
を示す断面図であり、(b)はキャップ部45を示す断
面図であり、(c)は被固着対象物破片19aを示す断
面図である。
ット61Nの中央縦断面図である。
ナット61Fの中央縦断面図、(b)は同Tナット61
Fの斜視図である。
ナット61Gの中央縦断面図、(b)は同Tナット61
Gの斜視図である。
れた本発明の実施の形態9におけるTナット61Fを、
固着対象物19から取り外す手法の一例において、治具
170をかしめ部34側から圧入した状態を示す断面
図、(b)は(a)に示す取り外し手法において、治具
170の押しつけ力Fによって環状溝50で破断し、T
ナット61Fが上下2つに分離した状態の断面図であ
る。
の断面図である。
ットにおける環状溝20,50の形成態様を示す部分断
面図、(b)(c)はそれぞれ、実施の形態10のTナ
ットにおける環状溝20,50の形成態様の2つの変形
例を示す断面図である。
ット71Aにおける環状の薄肉部70の形成態様を示す
部分断面図、(b)は、(a)に示したTナットにおけ
る環状の薄肉部70の近傍を拡大して示す断面図であ
る。
の変形例であるTナット71Bの断面図である。
ト81Aの中央縦断面図、(b)は本発明の実施の形態
12の変形例のTナット91Aの中央縦断面図である。
のTナット81Bの中央縦断面図、(b)は本発明の実
施の形態12の変形例のTナット91Bの中央縦断面図
である。
ト101Aの中央縦断面図、(b)は本発明の実施の形
態13の変形例のTナット111Aの中央縦断面図であ
る。
のTナット101Bの中央縦断面図、(b)は本発明の
実施の形態13の変形例のTナット111Bの中央縦断
面図である。
Aの中央縦断面図である。
ト181Bの中央縦断面図である。
ト181Cの中央縦断面図である。
ト181Dの中央縦断面図である。
ト181Eの中央縦断面図である。
ト181Fの中央縦断面図である。
ト181Gの中央縦断面図である。
Aの中央縦断面図である。
ト641Aの中央縦断面図である。
ト631Bの中央縦断面図である。
ト641Bの中央縦断面図である。
ト231Aの中央縦断面図であり、(b)は本発明の実
施の形態16のリベット421Aの中央縦断面図であ
る。
を示す平面図、(b)は本発明の実施の形態16の変形
例を示す側面図である。
のTナット231Bの中央縦断面図であり、(b)は本
発明の実施の形態16の変形例のリベット421Bの中
央縦断面図である。
を示す平面図、(b)は本発明の実施の形態16の変形
例を示す側面図である。
のTナット231Cの中央縦断面図であり、(b)は本
発明の実施の形態16の変形例のリベット421Cの中
央縦断面図である。
を示す平面図、(b)は本発明の実施の形態16の変形
例を示す側面図である。
のTナット231Dの中央縦断面図であり、(b)は本
発明の実施の形態16の変形例のリベット421Dの中
央縦断面図である。
を示す平面図、(b)は本発明の実施の形態16の変形
例を示す側面図である。
ト491Aの中央縦断面図であり、(b)はその平面図
である。
のTナット491Bの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット491Cの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット501Aの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット501Bの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット501Cの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
ト511Aの中央縦断面図であり、(b)はその平面図
である。
のTナット511Bの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット521Aの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
のTナット521Bの中央縦断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
Tナット51Aの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット51Bの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット51Cの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット51Dの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット51Eの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット51Fの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット61Hの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット61Hの変形例の平面図、(b)はその側面図
である。
Tナット61Iの中央縦断面図、(b)はその斜視図で
ある。
Tナット61Iの変形例の平面図、(b)はその側面図
である。
砲弾用外装部材710Aの中央縦断面図、(b)はその
斜視図である。
装部材の変形例の砲弾用外装部材710Bの中央縦断面
図である。
砲弾用外装部材710Cの中央縦断面図、(b)はその
斜視図である。
装部材の変形例の砲弾用外装部材710Dの中央縦断面
図である。
砲弾用外装部材710Eの中央縦断面図、(b)はその
斜視図である。
装部材の変形例の砲弾用外装部材710Fの中央縦断面
図である。
砲弾用外装部材710Gの中央縦断面図、(b)はその
斜視図である。
装部材の変形例の砲弾用外装部材710Hの中央縦断面
図である。
ットの雌ネジ形成部分の一部に不整化部分を設けた構造
を拡大して示す部分断面図、(b)は(a)のX−X線
断面図である。
図、(b)はその斜視図である。
図、(b)はその斜視図である。
を示す断面図、(b)従来のTナット31の打込み状態
を示す断面図である。
105,115,125 基端側筒状部、12,32
軸部、13,33,93,103,113,122 フ
ランジ部、14,34,134 かしめ予定部、14
a,34a かしめ部、15,35,135 雌ネジ形
成部(軸本体部)、16,37,38,39,40
爪、18 貫通孔、19 固着対象物、19a,19
b,19c 切込み、20,50,150a,150c
環状溝、44a テーパ部、44b段差部、46
溝、51A,51B,51C,51D,51E,51
F,61A,61B,61C,61D,61E,61
F、61G,61H,61I,61M,61N,71
A,71B,81A,81B,91A,91B,101
A,101B,181A,181B,181C,181
D,181F,231A,231B,231C,231
D,421A,421B,491A,491B,491
C,501A,501B,501C,511A,511
B,521A,521B,641A,641B Tナッ
ト、70 環状の薄肉部、421A,421B,421
C,421D リベット、710A,710B,710
C,710D,710E,710F,710G,710
H 砲弾用外装部材。
Claims (37)
- 【請求項1】 かしめが予定されたかしめ予定部、およ
び、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部とを
有する筒状の軸部と、 前記軸本体部とは反対側の前記かしめ予定部の端部に連
続して設けられるキャップ部とを備え、一体の金属材料
からなる金属製締結部材であって、 前記かしめ予定部と前記キャップ部との連結領域は、前
記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定
部側に向かう押圧力が加わることにより、前記かしめ予
定部を外側に曲げる力が働き、この力により前記キャッ
プ部が前記かしめ予定部から外れるとともに、前記かし
め予定部が外側に曲げられる形状を有する、金属製締結
部材。 - 【請求項2】 前記かしめ予定部と前記キャップ部との
連結領域において、前記かしめ予定部の内面が、外側に
向かって後退していることを特徴とする、請求項1に記
載の金属製締結部材。 - 【請求項3】 前記かしめ予定部と前記キャップ部との
連結領域において、前記かしめ予定部の内面が、前記キ
ャップ部に向かうにしたがって、徐々に外側に向かうよ
うに設けられている、請求項2に記載の金属製締結部
材。 - 【請求項4】 前記かしめ予定部と前記キャップ部との
連結領域において、前記かしめ予定部が、前記キャップ
部に向かうにしたがって、徐々にその肉厚が薄くなるよ
うに設けられている、請求項2または3に記載の金属製
締結部材。 - 【請求項5】 前記かしめ予定部と前記キャップ部との
連結領域における前記軸部の外周面に、周方向に延びる
ように設けられた溝を有する、請求項1から4のいずれ
かに記載の金属製締結部材。 - 【請求項6】 前記キャップ部は、中央部が窪んだ形状
を有する、請求項1から5のいずれかに記載の金属製締
結部材。 - 【請求項7】 前記キャップ部は、中央部に開口部を有
する、請求項1から6のいずれかに記載の金属製締結部
材。 - 【請求項8】 前記開口部の端面には雌ネジが設けられ
ている、請求項1から7のいずれかに記載の金属製締結
部材。 - 【請求項9】 前記キャップ部は、中央部が突出した形
状を有する、請求項1から5のいずれかに記載の金属製
締結部材。 - 【請求項10】 前記軸本体部の内周の少なくとも一部
の領域に、雌ネジが形成されている、請求項1から9の
いずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項11】 前記かしめ予定部とは反対側の前記軸
本体部の端部に外方へ張出すフランジ部が設けられる、
請求項1から10のいずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項12】 前記フランジが、角形の形状を有し、
該フランジの外周には、前記キャップ部側に向かって延
びる爪を含む、請求項11に記載の金属製締結部材。 - 【請求項13】 前記フランジが、角形の形状を有し、
該フランジには、前記キャップ部側に向かって延びる凸
部を含む、請求項11に記載の金属製締結部材。 - 【請求項14】 前記フランジが、円形の形状を有し、
該フランジの外周には、前記キャップ部側に向かって延
びる爪を含む、請求項11に記載の金属製締結部材。 - 【請求項15】 前記フランジが、円形の形状を有し、
該フランジには、前記キャップ部側に向かって延びる凸
部を含む、請求項11に記載の金属製締結部材。 - 【請求項16】 前記軸部の外周には、外方に向かって
延びる爪を含む、請求項1から15のいずれかに記載の
金属製締結部材。 - 【請求項17】 前記かしめ予定部のかしめにより折り
曲げられる領域よりも前記軸本体部側の、前記軸部の周
をなす略環状の領域内に、被固着対象部材へのかしめ固
定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対し
ては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定
の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断
して、前記軸部を2つに分離することを可能とする、前
記軸部の肉厚を部分的に薄くした薄肉部をさらに設け
た、請求項1から16のいずれかに記載の金属製締結部
材。 - 【請求項18】 前記軸部の前記かしめ予定部が、前記
軸本体部の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記軸
本体部の外径よりも大きな外径を有する、請求項1から
17のいずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項19】 前記軸部の前記軸本体部が、前記かし
め予定部の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記か
しめ予定部の外径よりも大きな外径を有する、請求項1
から17のいずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項20】 かしめが予定されたかしめ予定部、お
よび、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部と
を有する筒状の軸部と、 前記軸本体部とは反対側の前記かしめ予定部の端部に連
続して設けられるキャップ部と、 前記かしめ予定部とは反対側の前記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、 前記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌ネジ
が形成され、 前記フランジは、角形の形状を有し、該フランジの外周
には、前記キャップ部側に向かって延びる爪を含み、 前記キャップ部は、開口部を有するとともに、その開口
部端面には雌ネジが設けられ、 前記かしめ予定部と前記キャップ部との連結領域は、前
記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定
部側に向かう押圧力が加わることにより、前記かしめ予
定部を外側に曲げる力が働き、この力により前記キャッ
プ部が前記かしめ予定部から外れるとともに、前記かし
め予定部が外側に曲げられるようにするため、前記かし
め予定部と前記キャップ部との連結領域において、前記
かしめ予定部の内面が、外側に向かって後退しているこ
とを特徴とする、金属製締結部材。 - 【請求項21】 かしめが予定されたかしめ予定部、お
よび、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部と
を有する筒状の軸部と、 前記軸本体部とは反対側の前記かしめ予定部の端部に連
続して設けられるキャップ部と、 前記かしめ予定部とは反対側の前記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、 前記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌ネジ
が形成され、 前記フランジが、円形の形状を有し、該フランジの外周
には、前記キャップ部側に向かって延びる爪を含み、 前記キャップ部は、開口部を有するとともに、その開口
部端面には雌ネジが設けられ、 前記かしめ予定部と前記キャップ部との連結領域は、前
記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定
部側に向かう押圧力が加わることにより、前記かしめ予
定部を外側に曲げる力が働き、この力により前記キャッ
プ部が前記かしめ予定部から外れるとともに、前記かし
め予定部が外側に曲げられるようにするため、前記かし
め予定部と前記キャップ部との連結領域において、前記
かしめ予定部の内面が、外側に向かって後退しているこ
とを特徴とする、金属製締結部材。 - 【請求項22】 かしめが予定されたかしめ予定部、お
よび、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部と
を有する筒状の軸部と、 前記軸本体部とは反対側の前記かしめ予定部の端部に連
続して設けられるキャップ部と、 前記かしめ予定部とは反対側の前記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、 前記軸部の前記軸本体部が、前記かしめ予定部の内径よ
りも大きな内径を有し、かつ、前記かしめ予定部の外径
よりも大きな外径を有し、 前記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌ネジ
が形成され、 前記フランジは、角形の形状を有し、該フランジの外周
には、前記キャップ部側に向かって延びる爪を含み、 前記キャップ部は、開口部を有するとともに、その開口
部端面には雌ネジが設けられ、 前記かしめ予定部と前記キャップ部との連結領域は、前
記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定
部側に向かう押圧力が加わることにより、前記かしめ予
定部を外側に曲げる力が働き、この力により前記キャッ
プ部が前記かしめ予定部から外れるとともに、前記かし
め予定部が外側に曲げられるようにするため、前記かし
め予定部と前記キャップ部との連結領域において、前記
かしめ予定部の内面が、外側に向かって後退しているこ
とを特徴とする、金属製締結部材。 - 【請求項23】 かしめが予定されたかしめ予定部、お
よび、該かしめ予定部に連続して設けられる軸本体部と
を有する筒状の軸部と、 前記軸本体部とは反対側の前記かしめ予定部の端部に連
続して設けられるキャップ部と、 前記かしめ予定部とは反対側の前記軸本体部の端部に外
方へ張出すフランジ部とを備え、一体の金属材料からな
る金属製締結部材であって、 前記軸部の前記軸本体部が、前記かしめ予定部の内径よ
りも大きな内径を有し、かつ、前記かしめ予定部の外径
よりも大きな外径を有し、 前記軸本体部の内周の少なくとも一部の領域に、雌ネジ
が形成され、 前記フランジが、円形の形状を有し、該フランジの外周
には、前記キャップ部側に向かって延びる爪を含み、 前記キャップ部は、開口部を有するとともに、その開口
部端面には雌ネジが設けられ、 前記かしめ予定部と前記キャップ部との連結領域は、前
記キャップ部の先端面に、キャップ部側からかしめ予定
部側に向かう押圧力が加わることにより、前記かしめ予
定部を外側に曲げる力が働き、この力により前記キャッ
プ部が前記かしめ予定部から外れるとともに、前記かし
め予定部が外側に曲げられるようにするため、前記かし
め予定部と前記キャップ部との連結領域において、前記
かしめ予定部の内面が、外側に向かって後退しているこ
とを特徴とする、金属製締結部材。 - 【請求項24】 前記かしめ予定部と前記キャップ部と
の連結領域における前記軸部の外周面に、周方向に延び
るように設けられた溝が設けられる、請求項20から2
3のいずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項25】 前記かしめ予定部と前記キャップ部と
の連結領域において、前記かしめ予定部の内面が、前記
キャップ部に向かうにしたがって、徐々に外側に向かう
ように設けられている、請求項20から24のいずれか
に記載の金属製締結部材。 - 【請求項26】 前記かしめ予定部と前記キャップ部と
の連結領域において、前記かしめ予定部が、前記キャッ
プ部に向かうにしたがって、徐々にその肉厚が薄くなる
ように設けられている、請求項20から24のいずれか
に記載の金属製締結部材。 - 【請求項27】 前記かしめ予定部のかしめにより折り
曲げられる領域よりも前記軸本体部側の、前記軸部の周
をなす略環状の領域内に、被固着対象部材へのかしめ固
定状態にある使用状態において作用する軸方向力に対し
ては破断しない強度を保持するとともに、軸方向に所定
の大きさ以上の引っ張り力を作用させることにより破断
して、前記軸部を2つに分離することを可能とする、前
記軸部の肉厚を部分的に薄くした薄肉部をさらに設け
た、請求項20から26のいずれかに記載の金属製締結
部材。 - 【請求項28】 前記軸部の前記かしめ予定部が、前記
軸本体部の内径よりも大きな内径を有し、かつ、前記軸
本体部の外径よりも大きな外径を有する、請求項20か
ら27のいずれかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項29】 前記ネジ部には、少なくとも一部が不
整化された領域が設けられる、請求項8から28のいず
れかに記載の金属製締結部材。 - 【請求項30】 筒状の軸部と、該軸部の一端側に連続
して設けられ中央部が突出した形状を有するキャップ部
とを備え、一体の金属材料からなる砲弾用外装部材であ
って、 前記軸部と前記キャップ部との連結領域は、前記軸部の
先端面に、キャップ部側から軸部側に向かう押圧力が加
わることにより、前記軸部を外側に曲げる力が働き、こ
の力により前記キャップ部が前記軸部から外れるととも
に、前記軸部が外側に曲げられる形状を有する、砲弾用
外装部材。 - 【請求項31】 前記軸部と前記キャップ部との連結領
域において、前記軸部の内面が、外側に向かって後退し
ていることを特徴とする、請求項30に記載の砲弾用外
装部材。 - 【請求項32】 前記軸部と前記キャップ部との連結領
域において、前記軸部の内面が、前記キャップ部に向か
うにしたがって、徐々に外側に向かうように設けられて
いる、請求項30または31に記載の砲弾用外装部材。 - 【請求項33】 前記軸部と前記キャップ部との連結領
域において、前記軸部が、前記キャップ部に向かうにし
たがって、徐々に外側に向かうようにその肉厚が薄くな
るように設けられている、請求項30から32のいずれ
かに記載の砲弾用外装部材。 - 【請求項34】 前記軸部と前記キャップ部との連結領
域における外周面に、周方向に延びるように設けられた
溝を有する、請求項30から33のいずれかに記載の砲
弾用外装部材。 - 【請求項35】 前記軸部の内周の少なくとも一部の領
域に、雌ネジが形成されていることを特徴とする、請求
項30から34のいずれかに記載の砲弾用外装部材。 - 【請求項36】 前記軸部の外周の少なくとも一部の領
域に、雄ネジが形成されていることを特徴とする、請求
項30から35のいずれかに記載の砲弾用外装部材。 - 【請求項37】 前記ネジ部には、少なくとも一部が不
整化された領域が設けられる、請求項35または36に
記載の砲弾用外装部材。
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