JP3301061B2 - スタンプ - Google Patents
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- JP3301061B2 JP3301061B2 JP36802597A JP36802597A JP3301061B2 JP 3301061 B2 JP3301061 B2 JP 3301061B2 JP 36802597 A JP36802597 A JP 36802597A JP 36802597 A JP36802597 A JP 36802597A JP 3301061 B2 JP3301061 B2 JP 3301061B2
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続捺印が可能
な浮動印面型のスタンプ、とくに住所や企業名等を一括
して印字できる大判のスタンプに関する。
な浮動印面型のスタンプ、とくに住所や企業名等を一括
して印字できる大判のスタンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスタンプの基本形態は、実公昭
50−35772号公報にみることができる。そこで
は、印字ユニットと、印字ユニットを支持するホルダー
と、ホルダーを上下スライド自在に支持するベース枠
と、ホルダーを押し下げ操作するノブなどでスタンプを
構成している。印字ユニットは、インク吸蔵用のマット
およびポーラスゴム製の印字体を収容する内ケースと、
内ケースが装填される外ケースおよび蓋などで構成して
ある。ホルダーとベース枠との間には、ホルダーを押し
上げ付勢するばねが介装してあり、これにより印字ユニ
ットの印面を常に紙面上方に浮揚支持している。
50−35772号公報にみることができる。そこで
は、印字ユニットと、印字ユニットを支持するホルダー
と、ホルダーを上下スライド自在に支持するベース枠
と、ホルダーを押し下げ操作するノブなどでスタンプを
構成している。印字ユニットは、インク吸蔵用のマット
およびポーラスゴム製の印字体を収容する内ケースと、
内ケースが装填される外ケースおよび蓋などで構成して
ある。ホルダーとベース枠との間には、ホルダーを押し
上げ付勢するばねが介装してあり、これにより印字ユニ
ットの印面を常に紙面上方に浮揚支持している。
【0003】ホルダーやその支持構造、およびばねの使
い方に若干の違いはあるが、上記のスタンプを発展的に
改良した大判のスタンプが、特公平7−110548号
公報に公知である。先のスタンプがステンレス薄板で形
成したプレス部品を多用しているのに対し、後者スタン
プではスタンプ構成部品の殆どがプラスチック部品で形
成してある。
い方に若干の違いはあるが、上記のスタンプを発展的に
改良した大判のスタンプが、特公平7−110548号
公報に公知である。先のスタンプがステンレス薄板で形
成したプレス部品を多用しているのに対し、後者スタン
プではスタンプ構成部品の殆どがプラスチック部品で形
成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のスタンプ
では、印字ユニットをホルダーに装着したうえで、ホル
ダーをベース枠で上下スライド自在に支持する基本形態
を採る。そのため、スタンプを印面サイズの違いに応じ
て複数種用意することでシリーズ商品化する場合に、膨
大な額の初期投資が不可欠となる。印字ユニット、ホル
ダーおよびベース枠は、それぞれ印面サイズの変化に応
じて大きさが変わるので、各サイズのスタンプごとに専
用部品として構成しなければならず、各構成部品を形成
するための成形用金型やプレス金型の数が、シリーズ化
された商品数に比例して増加するからである。例えば、
プラスチック部品の数が5個あり、印面サイズが異なる
4種類の商品ファミリーを構成する場合には、基本的に
20種類もの成形用金型を用意しなければならない。
では、印字ユニットをホルダーに装着したうえで、ホル
ダーをベース枠で上下スライド自在に支持する基本形態
を採る。そのため、スタンプを印面サイズの違いに応じ
て複数種用意することでシリーズ商品化する場合に、膨
大な額の初期投資が不可欠となる。印字ユニット、ホル
ダーおよびベース枠は、それぞれ印面サイズの変化に応
じて大きさが変わるので、各サイズのスタンプごとに専
用部品として構成しなければならず、各構成部品を形成
するための成形用金型やプレス金型の数が、シリーズ化
された商品数に比例して増加するからである。例えば、
プラスチック部品の数が5個あり、印面サイズが異なる
4種類の商品ファミリーを構成する場合には、基本的に
20種類もの成形用金型を用意しなければならない。
【0005】プレス用の金型は、プラスチック成形用金
型に比べて製作コストが少なくて済むうえ、曲げ型や抜
き型を共用できる余地がある。そのため、各構成部品を
プレス部品化すると、スタンプの製造コストを減少でき
る。しかし、多数種のプレス金型を要する点に変わりは
なく、十分なコスト削減効果が得難い。
型に比べて製作コストが少なくて済むうえ、曲げ型や抜
き型を共用できる余地がある。そのため、各構成部品を
プレス部品化すると、スタンプの製造コストを減少でき
る。しかし、多数種のプレス金型を要する点に変わりは
なく、十分なコスト削減効果が得難い。
【0006】以上のように、従来のスタンプは、印字ユ
ニットを浮揚支持しておくために、ホルダーとベース枠
とを欠くことができないとう構造上の制約がある。これ
がスタンプの製造コストの削減を困難にし、さらに印面
サイズが異なる複数種のスタンプをシリーズ商品化する
際の大きな障害になっている。本発明者は、こうした観
点から浮動印面型のスタンプの構造を再検討し、印字ユ
ニットを浮揚支持するための支持構造の改良を試みた。
その結果、印字ユニットを自律的に浮揚支持すれば、ホ
ルダーやベース枠を省略できる点に気付き、この発明を
提案するに至った。
ニットを浮揚支持しておくために、ホルダーとベース枠
とを欠くことができないとう構造上の制約がある。これ
がスタンプの製造コストの削減を困難にし、さらに印面
サイズが異なる複数種のスタンプをシリーズ商品化する
際の大きな障害になっている。本発明者は、こうした観
点から浮動印面型のスタンプの構造を再検討し、印字ユ
ニットを浮揚支持するための支持構造の改良を試みた。
その結果、印字ユニットを自律的に浮揚支持すれば、ホ
ルダーやベース枠を省略できる点に気付き、この発明を
提案するに至った。
【0007】この発明の目的は、印字ユニットを自律的
に浮揚支持してホルダーやベース枠を省略できるように
し、その分だけスタンプ構造を簡素化して、浮動印面型
のスタンプの製造コストを減少することにある。この発
明の他の目的は、印面サイズが異なる複数種のスタンプ
をシリーズ商品化する際の金型数を十分に抑止でき、そ
の分だけシリーズ商品化されるスタンプの製造に要する
設備コストを削減することにある。
に浮揚支持してホルダーやベース枠を省略できるように
し、その分だけスタンプ構造を簡素化して、浮動印面型
のスタンプの製造コストを減少することにある。この発
明の他の目的は、印面サイズが異なる複数種のスタンプ
をシリーズ商品化する際の金型数を十分に抑止でき、そ
の分だけシリーズ商品化されるスタンプの製造に要する
設備コストを削減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のスタンプは、
図2および図3に示すごとく印字ユニット1と、印字ユ
ニット1を紙面上方に浮揚支持するリフト脚3と、印字
ユニット1の上部に設けたグリップ2とを備えている。
図2および図3に示すごとく印字ユニット1と、印字ユ
ニット1を紙面上方に浮揚支持するリフト脚3と、印字
ユニット1の上部に設けたグリップ2とを備えている。
【0009】印字ユニット1は、下向きに開口する主室
11を有する主ケース4と、主ケース4の主室11内に
下面側から内嵌固定される内ケース5とを有し、内ケー
ス5内にポーラスゴム製の印字体6とインク含浸用のマ
ット7とを収容してなる。主ケース4の上壁9には、凹
部10が形成されていて、この凹部10の底壁にインク
補充用の窓13が開口している。グリップ2は本体部1
5の下端に連結枠部17を有し、この連結枠部17を介
して主ケース4の上壁9の凹部10に対して着脱自在に
装着され、この装着状態において前記窓13を塞いでい
る。
11を有する主ケース4と、主ケース4の主室11内に
下面側から内嵌固定される内ケース5とを有し、内ケー
ス5内にポーラスゴム製の印字体6とインク含浸用のマ
ット7とを収容してなる。主ケース4の上壁9には、凹
部10が形成されていて、この凹部10の底壁にインク
補充用の窓13が開口している。グリップ2は本体部1
5の下端に連結枠部17を有し、この連結枠部17を介
して主ケース4の上壁9の凹部10に対して着脱自在に
装着され、この装着状態において前記窓13を塞いでい
る。
【0010】主ケース4の下面四隅には、4個のリフト
脚3が配置されており、各リフト脚3は、上部にフラン
ジ23を有する軸体からなり、各リフト脚3の上部が、
主ケース4の下面四隅に設けた各ガイド穴25内に出没
自在に収容されており、ガイド穴25の下端に、各リフ
ト脚3のフランジ23を受け止めて各リフト脚3の下方
への抜け止めを図る止め具26が固定されており、前記
フランジ23とガイド穴25の内奥端との間に、各リフ
ト脚3の下端が印字体6の印面より下方へ突出するよう
下向きに進出付勢する圧縮コイル型のばね27が配置さ
れており、各止め具26の下面が、印字ユニット1の下
降限界を規定するために主ケース4の下端面より僅かに
突出している。
脚3が配置されており、各リフト脚3は、上部にフラン
ジ23を有する軸体からなり、各リフト脚3の上部が、
主ケース4の下面四隅に設けた各ガイド穴25内に出没
自在に収容されており、ガイド穴25の下端に、各リフ
ト脚3のフランジ23を受け止めて各リフト脚3の下方
への抜け止めを図る止め具26が固定されており、前記
フランジ23とガイド穴25の内奥端との間に、各リフ
ト脚3の下端が印字体6の印面より下方へ突出するよう
下向きに進出付勢する圧縮コイル型のばね27が配置さ
れており、各止め具26の下面が、印字ユニット1の下
降限界を規定するために主ケース4の下端面より僅かに
突出している。
【0011】
【0012】
【作用】主ケース4にリフト脚3を組み付けて、印字ユ
ニット1をリフト脚3で自律的に浮揚支持するので、従
来の浮動印面型のスタンプにおいて不可欠であったベー
ス枠とホルダーを省略できる。リフト脚3、ばね27お
よび止め具26等のリフト部品は印面サイズの違いとは
無関係に共通して使用することも可能になる。
ニット1をリフト脚3で自律的に浮揚支持するので、従
来の浮動印面型のスタンプにおいて不可欠であったベー
ス枠とホルダーを省略できる。リフト脚3、ばね27お
よび止め具26等のリフト部品は印面サイズの違いとは
無関係に共通して使用することも可能になる。
【0013】軸体からなるリフト脚3を主ケース4の下
面四隅に配置してあるので、印面サイズが大きな印字ユ
ニット1でも、前後・左右に傾動するおそれのない安定
した状態で印字ユニット1を浮揚支持できる。印面サイ
ズが大小に変化し、主ケース4の辺部の長さの差が大き
い場合にも、リフト脚3を支障なく共通して適用でき
る。印字ユニット1の四隅下面にはリフト脚3が突出す
るだけであるから、これから、捺印しようとする紙面を
視認しながらスタンプ位置を矯正し、正しく位置決めで
きる。
面四隅に配置してあるので、印面サイズが大きな印字ユ
ニット1でも、前後・左右に傾動するおそれのない安定
した状態で印字ユニット1を浮揚支持できる。印面サイ
ズが大小に変化し、主ケース4の辺部の長さの差が大き
い場合にも、リフト脚3を支障なく共通して適用でき
る。印字ユニット1の四隅下面にはリフト脚3が突出す
るだけであるから、これから、捺印しようとする紙面を
視認しながらスタンプ位置を矯正し、正しく位置決めで
きる。
【0014】主ケース4に対して着脱自在に装着したグ
リップ2で窓13を塞ぐので、グリップ2を主ケース4
から取り外すだけで、窓13を利用してインク補充を簡
単に行える。
リップ2で窓13を塞ぐので、グリップ2を主ケース4
から取り外すだけで、窓13を利用してインク補充を簡
単に行える。
【0015】
【実施例】図1ないし図7はこの発明に係るスタンプの
実施例を示す。図2および図3においてスタンプは、印
字ユニット1の上部に設けたグリップ2と、印字ユニッ
ト1を紙面上方に浮揚支持するリフト脚3などで構成す
る。
実施例を示す。図2および図3においてスタンプは、印
字ユニット1の上部に設けたグリップ2と、印字ユニッ
ト1を紙面上方に浮揚支持するリフト脚3などで構成す
る。
【0016】図4において印字ユニット1は、射出成形
品からなる主ケース4を有し、その内部に内ケース5を
組み付け、内ケース5内にポーラスゴム製の印字体6
と、インク含浸用のマット7とを収容してなる。主ケー
ス4は、下向きに開口する左右横長のケースからなり、
上突状に湾曲する上壁9の前後中央に、グリップ2を連
結するための凹部10をケースの左右方向の全幅にわた
って形成する。この凹部10を含む上壁9の下面側に、
内ケース5を装填するための主室11が形成されてい
る。
品からなる主ケース4を有し、その内部に内ケース5を
組み付け、内ケース5内にポーラスゴム製の印字体6
と、インク含浸用のマット7とを収容してなる。主ケー
ス4は、下向きに開口する左右横長のケースからなり、
上突状に湾曲する上壁9の前後中央に、グリップ2を連
結するための凹部10をケースの左右方向の全幅にわた
って形成する。この凹部10を含む上壁9の下面側に、
内ケース5を装填するための主室11が形成されてい
る。
【0017】内ケース5は、ステンレス薄板を素材とす
るプレス成形部品であって、上下面が開口する左右横長
の角枠状に形成されている。内ケース5の下面側の四周
縁には、印字体6を受け止める受壁5aが内向きに張り
出し形成してある。内ケース5内に印字体6とマット7
とが上方から順に装填されて、1個の印判ユニットとし
てまとめられる。この印判ユニットは、主ケース4の下
面側から主室11内に嵌め、内ケース5と主ケース4の
間に接着剤を流し込んで固定する。
るプレス成形部品であって、上下面が開口する左右横長
の角枠状に形成されている。内ケース5の下面側の四周
縁には、印字体6を受け止める受壁5aが内向きに張り
出し形成してある。内ケース5内に印字体6とマット7
とが上方から順に装填されて、1個の印判ユニットとし
てまとめられる。この印判ユニットは、主ケース4の下
面側から主室11内に嵌め、内ケース5と主ケース4の
間に接着剤を流し込んで固定する。
【0018】主ケース4に印判ユニットを内嵌固定した
状態では、マット7の上面が凹部10の底壁と、凹部1
0の前後壁に張り出した一群の補強リブ12とで押圧保
持されている。凹部10の底壁には、図5に示すごとく
長円状の窓13が一定間隔置きに開口してあり、この窓
13を介して上方からマット7にインクを滴下してイン
ク補充を行う。
状態では、マット7の上面が凹部10の底壁と、凹部1
0の前後壁に張り出した一群の補強リブ12とで押圧保
持されている。凹部10の底壁には、図5に示すごとく
長円状の窓13が一定間隔置きに開口してあり、この窓
13を介して上方からマット7にインクを滴下してイン
ク補充を行う。
【0019】グリップ2は、下向きに開口する角箱状の
本体部15と、本体部15の下端の前後および左右に張
り出したフランジ部16と、フランジ部16の下面に突
設した連結枠部17とを一体に成形したプラスチック成
形品からなる。フランジ部16は主ケース4の上壁9の
湾曲面に連続するよう上突状の湾曲面に形成してある。
連結枠部17の前後壁のそれぞれには連結リブ18が突
設してある。
本体部15と、本体部15の下端の前後および左右に張
り出したフランジ部16と、フランジ部16の下面に突
設した連結枠部17とを一体に成形したプラスチック成
形品からなる。フランジ部16は主ケース4の上壁9の
湾曲面に連続するよう上突状の湾曲面に形成してある。
連結枠部17の前後壁のそれぞれには連結リブ18が突
設してある。
【0020】凹部10の前後の対向面には、フランジ部
16を受け入れる段部19と、連結枠部17を受け入れ
る溝壁20とを設ける。さらに溝壁20のそれぞれに連
結リブ18に係合する連結溝21を凹み形成する。連結
溝21の左右中央には、グリップ2のスライド係合位置
を位置決めする一対の係合突起が設けてある。グリップ
2のフランジ部16を凹部10の一側端から段部19に
当てがいながら、連結リブ18を連結溝21に差し込み
係合することにより、グリップ2を主ケース4に一体化
できる。この装着状態において、インク補充用の窓13
の上面がグリップ2で塞がれる。
16を受け入れる段部19と、連結枠部17を受け入れ
る溝壁20とを設ける。さらに溝壁20のそれぞれに連
結リブ18に係合する連結溝21を凹み形成する。連結
溝21の左右中央には、グリップ2のスライド係合位置
を位置決めする一対の係合突起が設けてある。グリップ
2のフランジ部16を凹部10の一側端から段部19に
当てがいながら、連結リブ18を連結溝21に差し込み
係合することにより、グリップ2を主ケース4に一体化
できる。この装着状態において、インク補充用の窓13
の上面がグリップ2で塞がれる。
【0021】印字ユニット1は、図5に示すごとく主ケ
ース4の下面四隅に配置した4個のリフト脚3で紙面上
方に浮き揚げ支持する。図1において、各リフト脚3は
ステンレス製の丸軸からなり、その上部に太径のフラン
ジ23とばね受軸24を設けた旋削加工部品からなる。
各リフト脚3の上部は主ケース4に凹み形成したガイド
穴25に収容されて、ガイド穴25の下端に内嵌固定し
た止め具26で下方への抜け止めを図っている。リング
状の止め具26は、リフト脚3の丸軸部に外嵌する状態
でガイド穴25に固定してあって、リフト脚3を出没自
在に案内支持するためのガイドを兼ねている。
ース4の下面四隅に配置した4個のリフト脚3で紙面上
方に浮き揚げ支持する。図1において、各リフト脚3は
ステンレス製の丸軸からなり、その上部に太径のフラン
ジ23とばね受軸24を設けた旋削加工部品からなる。
各リフト脚3の上部は主ケース4に凹み形成したガイド
穴25に収容されて、ガイド穴25の下端に内嵌固定し
た止め具26で下方への抜け止めを図っている。リング
状の止め具26は、リフト脚3の丸軸部に外嵌する状態
でガイド穴25に固定してあって、リフト脚3を出没自
在に案内支持するためのガイドを兼ねている。
【0022】フランジ23とガイド穴25の内奥端との
間には、リフト脚3を下向きに進出付勢する圧縮コイル
型のばね27を配置し、ばね27の下端がばね受軸24
に外嵌している。これにより、リフト脚3は常に主ケー
ス4の下面下方に突出して、印字体6の印面を紙面上方
に浮揚支持できる。止め具26は、印字体6を紙面に押
圧して捺印するときのストッパーも兼ねており、そのた
めに止め具26の下面は図1に示すように主ケース4の
下端面より僅かに突出している。このように、主ケース
4の四隅に位置する止め具26で印字ユニット1の下降
限界を規定すると、主ケース4の下端面の全体で下降限
界を規定する場合に比べて、印面の全体がむらなく紙面
に密着し、部分的にかすれを生じやすい大判のスタンプ
であっても適正に捺印できる。
間には、リフト脚3を下向きに進出付勢する圧縮コイル
型のばね27を配置し、ばね27の下端がばね受軸24
に外嵌している。これにより、リフト脚3は常に主ケー
ス4の下面下方に突出して、印字体6の印面を紙面上方
に浮揚支持できる。止め具26は、印字体6を紙面に押
圧して捺印するときのストッパーも兼ねており、そのた
めに止め具26の下面は図1に示すように主ケース4の
下端面より僅かに突出している。このように、主ケース
4の四隅に位置する止め具26で印字ユニット1の下降
限界を規定すると、主ケース4の下端面の全体で下降限
界を規定する場合に比べて、印面の全体がむらなく紙面
に密着し、部分的にかすれを生じやすい大判のスタンプ
であっても適正に捺印できる。
【0023】以上のように、印字ユニット1を4個のリ
フト脚3で浮揚支持する浮動印面型のスタンプによれ
ば、スタンプ構造を簡素化してその製造に要するコスト
を大幅に削減できる。印面サイズが異なる複数種の商品
シリーズを用意する場合には、印面サイズの変化に応じ
て複数種の印字ユニット1を製造すればよく、従来のこ
の種スタンプに比べて成形用金型の必要数を減らすこと
ができる。因に、印面サイズの左右寸法(長手寸法)を
同じにした場合には、図6に示すように上記の実施例で
用いたグリップ2を共用できる。さらに、左右寸法と前
後寸法がそれぞれ違う場合にも、図7に示すように小サ
イズのスタンプ(図7(a)のスタンプ)に合わせて形
成したグリップ2を、大サイズのスタンプ(図7(b)
のスタンプ)用のグリップ2に流用することができる。
フト脚3で浮揚支持する浮動印面型のスタンプによれ
ば、スタンプ構造を簡素化してその製造に要するコスト
を大幅に削減できる。印面サイズが異なる複数種の商品
シリーズを用意する場合には、印面サイズの変化に応じ
て複数種の印字ユニット1を製造すればよく、従来のこ
の種スタンプに比べて成形用金型の必要数を減らすこと
ができる。因に、印面サイズの左右寸法(長手寸法)を
同じにした場合には、図6に示すように上記の実施例で
用いたグリップ2を共用できる。さらに、左右寸法と前
後寸法がそれぞれ違う場合にも、図7に示すように小サ
イズのスタンプ(図7(a)のスタンプ)に合わせて形
成したグリップ2を、大サイズのスタンプ(図7(b)
のスタンプ)用のグリップ2に流用することができる。
【0024】
【0025】リフト脚3はプラスチック成形品で形成し
てもよい。
てもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明では、主ケース4に組み付けた
リフト脚3で印字ユニット1を自律的に浮揚支持するの
で、従来の浮動印面型のスタンプにおいて不可欠であっ
たホルダーとベース枠とを省略でき、その分だけスタン
プ構造を簡素化して製造に要するコストを減少できる。
ホルダーやベース枠を省略するのに伴って、これらを形
成するための成形用金型を省略できるので、印面サイズ
が異なる複数種のスタンプをシリーズ商品として市場に
提供する際の金型数を減少でき、その分だけシリーズ商
品化されるスタンプの製造に要する設備コストも削減し
て、初期投資費用を減少できる。
リフト脚3で印字ユニット1を自律的に浮揚支持するの
で、従来の浮動印面型のスタンプにおいて不可欠であっ
たホルダーとベース枠とを省略でき、その分だけスタン
プ構造を簡素化して製造に要するコストを減少できる。
ホルダーやベース枠を省略するのに伴って、これらを形
成するための成形用金型を省略できるので、印面サイズ
が異なる複数種のスタンプをシリーズ商品として市場に
提供する際の金型数を減少でき、その分だけシリーズ商
品化されるスタンプの製造に要する設備コストも削減し
て、初期投資費用を減少できる。
【図1】図5におけるA−A線断面図である。
【図2】全体の斜視図である。
【図3】全体の縦断側面図である。
【図4】スタンプの分解断面図である。
【図5】全体の底面図である。
【図6】印面サイズが異なる別のスタンプの斜視図であ
る。
る。
【図7】更に印面サイズが異なる2種のスタンプを示す
斜視図である。
斜視図である。
1 印字ユニット 2 グリップ 3 リフト脚 4 主ケース 5 内ケース 6 印字体 7 マット 25 ガイド穴 26 止め具 27 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 印字ユニット1と、印字ユニット1を紙
面上方に浮揚支持するリフト脚3と、印字ユニット1の
上部に設けたグリップ2とを備えており、 印字ユニット1は、下向きに開口する主室11を有する
主ケース4と、主ケース4の主室11内に下面側から内
嵌固定される内ケース5とを有し、内ケース5内にポー
ラスゴム製の印字体6とインク含浸用のマット7とを収
容してなり、 主ケース4の上壁9に凹部10が形成されていて、この
凹部10の底壁にインク補充用の窓13が開口してお
り、 グリップ2は、本体部15の下端に連結枠部17を有
し、この連結枠部17を介して主ケース4の上壁9の凹
部10に対して着脱自在に装着され、この装着状態にお
いて前記窓13を塞いでおり、 主ケース4の下面四隅に、4個のリフト脚3が配置され
ており、 各リフト脚3は、上部にフランジ23を有する軸体から
なり、 各リフト脚3の上部が、主ケース4の下面四隅に設けた
各ガイド穴25内に出没自在に収容されており、 ガイド穴25の下端に、各リフト脚3のフランジ23を
受け止めて各リフト脚3の下方への抜け止めを図る止め
具26が固定されており、 前記フランジ23とガイド穴25の内奥端との間に、各
リフト脚3 の下端が印字体6の印面より下方へ突出する
よう下向きに進出付勢する圧縮コイル型のばね27が配
置されており、 各止め具26の下面が、印字ユニット1の下降限界を規
定するために主ケース4の下端面より僅かに突出してい
る スタンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36802597A JP3301061B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | スタンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36802597A JP3301061B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | スタンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11188960A JPH11188960A (ja) | 1999-07-13 |
JP3301061B2 true JP3301061B2 (ja) | 2002-07-15 |
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ID=18490790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36802597A Expired - Fee Related JP3301061B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | スタンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3301061B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103358733A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-10-23 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 船用发动机打标识定位装置 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP36802597A patent/JP3301061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11188960A (ja) | 1999-07-13 |
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