JP3293502B2 - 検査装置及び液晶表示装置の検査方法 - Google Patents
検査装置及び液晶表示装置の検査方法Info
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Description
板を備えた被検査物が正常に動作するか否かを検査する
ための検査装置に関する。また本発明は、液晶表示装置
が表示動作を正常に行うかどうかを検査するための検査
方法に関する。特に、FPC等のフレキシブル配線板が
接続された構造の液晶表示装置のための検査方法に関す
る。
ル配線板を備えた各種の電子機器が知られている。例え
ば、電子機器として液晶表示装置を考えれば、液晶パネ
ルを構成する透明基板にフレキシブル配線板が導電接続
されることが多い。この液晶表示装置というのは、液晶
の配向を制御することで光を変調し、これにより、文字
等といった可視情報を表示するようにした表示装置であ
り、この液晶表示装置は、通常、外部回路との間で信号
の授受を行ったり、あるいは、外部から電力の供給を受
けるために、フレキシブル配線板を備えている。
器を製造するに際しては、完成した液晶表示装置等が正
常に動作するか否かを検査する必要がある。そして、こ
のような検査を行うための検査装置として、従来、検査
用端子として複数の検査用プローブを用意し、それらの
プローブの先端にフレキシブル配線板の電極端子を接触
させた状態で検査を行うようにした装置がある。この装
置では、一般に、検査用プローブとフレキシブル配線板
の電極端子との接触を確実にするために、押圧部材を用
いてフレキシブル配線板を検査用プローブへ押し付ける
という方法が採用されることが多い。
表示装置について考えると、反射型の液晶表示パネルの
ように、可視情報の表示面とフレキシブル配線板の電極
端子とが互いに表裏反対側を向くように構成されるもの
がある。この種の液晶表示装置に関して検査を行う場合
には、表示面をオペレータの方向に向けなければならな
い関係上、フレキシブル配線板の電極端子がオペレータ
から見て裏側に位置することになる。
を用いて検査を行おうとすると、作業者から見た場合
に、検査用プローブがフレキシブル配線板の背後に隠れ
てしまい、さらにフレキシブル配線板の電極端子部分が
その押圧部材の背後に隠れてしまう。それ故、フレキシ
ブル配線板の電極端子を検査用プローブに接触させると
き、両者が正しく位置合わせできているかどうかがわか
らなかった。仮に、正確な位置合わせができていない
と、正しい検査を行うことができないという問題があっ
た。特に、フレキシブル配線板は変形しやすいので、そ
の配線板の電極端子が検査用プローブから外れる可能性
は、剛性の高い配線基板に比べてかなり高いと考えられ
る。よって、特にフレキシブル配線板に関しては、電極
端子と検査用プローブとの間の位置合わせに不安があっ
た。また透過型の液晶パネルでも、図7に示されるよう
に、上下の基板の対向する面にフレキシブル配線板が接
続され、どちらか一方が必ず、オペレータから見て裏側
に位置する場合もある。
ものであって、フレキシブル配線板の背面側でその配線
板側電極端子と検査用端子とを接触させて検査を行う形
式の検査装置において、配線板側の電極端子と検査用端
子とを常に正確に接触させることのできる検査装置を提
供することを目的とする。
は、電極端子が形成されたフレキシブル配線板を備えた
被検査物の動作を検査する検査装置であって、検査のた
めにその電極端子に接触する検査用端子と、前記フレキ
シブル配線板を前記検査用端子へ押し付ける押圧部材と
を有する検査装置である。そしてこの検査装置は、その
押圧部材に設けられた押し側マークと、その押し側マー
クが前記検査用端子に対して一定の位置関係を持つよう
に前記押圧部材をガイドするガイド手段と、そして、前
記電極端子に対して一定の位置関係を持って前記フレキ
シブル配線板に設けられた被検査側マークとを有するこ
とを特徴とする。また、本発明に係る検査装置は、一方
の面に電極端子が形成されたフレキシブル配線板を備え
た被検査物の動作を検査する検査装置において、前記電
極端子が接触する検査用端子と、前記フレキシブル配線
板の前記一方の面と反対側から前記フレキシブル配線板
を前記検査用端子へ押し付ける押圧部材と、前記押圧部
材に設けられた押し側マークと、その押し側マークが前
記検査用端子に対して一定の位置関係を持つように前記
押圧部材をガイドするガイド手段と、前記電極端子に対
して一定の位置関係を持って前記フレキシブル配線板に
設けられた被検査側マークとを有し、前記押し側マーク
と前記被検査側マークとを一致させた状態で、前記押圧
部材を用いて前記フレキシブル配線板を前記検査用端子
へ押し付けることを特徴とする。
板の被検査側マークを押圧部材の押し側マークに位置合
わせすることにより、フレキシブル配線板の電極端子の
位置を検査用端子に正確に一致させることができ、よっ
て、信頼性の高い検査を行うことができる。
ークは、任意の模様によって形成できるが、例えば、電
極端子が形成されたフレキシブル配線板を電極端子の反
対面から見たときに視覚的に認識できる電極端子そのも
のとすることができる。このことを、より具体的に説明
すれば、次のような具体例が考えられる。1つは、フレ
キシブル配線板を透明又は光透過性の部材によって形成
すれば、その一方の面に電極端子を形成すると、その電
極端子の背面像が反対側の面から透けて見える。よっ
て、この電極端子の背面像を被検査側マークとして使用
できる。他の1つは、フレキシブル配線板が透明である
か、あるいは不透明であるかに関わらず、そのフレキシ
ブル配線板の一方の面に電極端子を形成すると、反対側
の面にその電極端子に対応する凹凸模様が形成されるこ
とがある。よって、この電極端子そのものに対応する凹
凸模様を被検査側マークとして使用できる。
の位置に設けることができるが、押圧部材の側面、特に
次のような側面に設けることが望ましい。すなわち、押
圧部材がフレキシブル配線板の電極端子部分を押圧する
とき、そのフレキシブル配線板の多くの部分は押圧部材
の外部へ張り出すのであるが、そのように押圧部材が張
り出す部分に位置する押圧部材の側面に押し側マークを
設けることが望ましい。
に単独で接触できる構造でありさえすれば任意の構成と
することができる。例えば、いわゆる検査用プローブと
呼ばれるような針状端子や、それとは別な平面状端子に
よって構成できる。なお、平面状端子を用いる場合に
は、その平面状端子の上に異方性導電ゴムを配設し、そ
の異方性導電ゴムを通してフレキシブル配線板の電極端
子と平面状端子を導電接続することが望ましい。
有し、しかしそれと直角な平面方向には導電性を有さな
い導電ゴムのことであり、具体的には、導電粒子をゴム
中に分散させたり、導電細線をゴム中に埋め込むなどの
加工をして、厚さ方向の単一方向に導電性を持たせたも
のである。
あるいは、不透明であっても良い。但し、それを透明に
設定すれば、フレキシブル配線板の電極端子部分をその
透明な押圧部材を通して視覚によって認識できるので、
押圧部材は透明とすることが望ましい。次に、本発明に
係る検査装置は、フレキシブル配線板を備えた各種の被
検査物に対して適用でき、このような被検査物として
は、任意の回路部品や、液晶表示装置等が考えられる。
法は、電極端子が形成されたフレキシブル配線板を備え
た液晶表示装置の表示動作を検査する検査方法であっ
て、押圧部材を用いて前記フレキシブル配線板を検査用
端子へ押し付けることにより、フレキシブル配線板の電
極端子を上記検査用端子へ接続して検査を行う検査方法
である。この検査方法では、(1)前記押圧部材に押し
側マークを設け、(2)前記フレキシブル配線板の電極
端子に対して一定の位置関係を持つようにそのフレキシ
ブル配線板に被検査側マークを設け、そして(3)前記
押し側マークと前記被検査側マークとを一致させた状態
で、前記押圧部材を用いて前記フレキシブル配線板を前
記検査用端子へ押し付ける。
査方法を液晶表示装置の表示動作を検査するために用い
た場合の一実施形態を示している。この検査装置は、液
晶表示装置1を載せるためのベース2と、ベース2に形
成した長穴3の中に固定設置した検査用端子としての複
数の検査用プローブ4と、ベース2に立てられた2個の
ガイドロッド6と、そして、それらのガイドロッド6に
支持された押圧部材7とを有する。ベース2の上には、
液晶表示装置1を位置決めするためのピン5が設けられ
る。
液晶パネル9に接続されたフレキシブル配線板としての
FPC(Flexible Printed Circuit)11とを含んで構
成される。液晶パネル9は、互いに重ね合わされて接着
された一対のガラス基板8a及び8bを有し、それらの
基板間に形成される間隙、いわゆるセルギャップに液晶
が封入されている。この液晶パネル9は、図の上側の基
板8aの外側表面が、文字等の可視情報を表示するため
の表示面9aとなる。
Conductive Film:異方性導電膜)等といった接合剤を
用いて下側基板8bの端部に導電接続される。このFP
C11は、その先端の裏面側(図の底面側)に複数の電
極端子12が形成される。これらの電極端子は、液晶パ
ネル9の内部に形成された透明電極(図示せず)に接続
される。液晶表示装置1を適宜の電子機器(図示せず)
に装着して、それを可視像表示用の要素として使用する
場合には、その電子機器内に含まれる外部回路(図示せ
ず)から供給される液晶駆動信号等がそれらの電極端子
12を通して液晶パネル9内の各画素電極へ伝送され
る。これにより、液晶パネル9の表示面9aに文字等と
いった可視像が表示される。
aが図の上方を向いており、そしてFPC11の電極端
子12が図の下方を向いている。すなわち、表示面9a
と電極端子12とが互いに表裏反対側を向くように設定
されている。これは、本実施形態に係る液晶表示装置1
を使用する電子機器の内部構造からの要求を満足するた
めの構造である。
過性を備えた材料によって形成されている。この光透過
性とは、完全な透明ではなくて若干の着色を有するが反
対側が透けて見えるような性質のことである。従って、
FPC11の裏面側に形成された電極端子12は、FP
C11の表面側、すなわち液晶パネル9の表示面9a側
から視覚によって認識できる。また、FPC11の適所
にはガイド穴17が形成されている。液晶パネル9をベ
ース2の上に載せたとき、それらのガイド穴17,17
をベース2上の位置決めピン5,5に嵌合することによ
り、検査用プローブ4に対するFPC11の位置を位置
決めできる。
状の電極端子によって形成されている。そして、これら
の検査用プローブ4に表示試験回路13の出力端子が接
続される。表示試験回路13は、液晶パネル9の表示面
9aに適宜の文字、図形、その他の可視像を試験的に表
示するための液晶駆動用信号を生成し、その信号を各検
査用プローブ4へ出力する。
て案内されながら、矢印A−A’に示すように、ベース
2に近づき又は遠ざかる方向へ平行移動できる。但し、
自然状態では、スプリングその他の弾性部材14によっ
て力を付与されてA’方向へ動かされている。この押圧
部材7は、例えば、透明なアクリル樹脂によって形成さ
れる。また、この押圧部材7は、直方体形状の平板によ
って形成されていて、その底面は平面となっている。こ
の平面状の底面が、FPC11の端子部分を押圧するた
めの押圧面として作用する。
として働く複数の直線マーク16が設けられる。これら
の直線マーク16は、検査用プローブ4に対して一定の
位置関係を持っている。より具体的には、検査対象であ
る液晶表示装置1をベース2上の所定の検査位置に置
き、さらにFPC11の先端部の各電極端子12を各検
査用プローブ4の先端に正確に位置合わせし、そして、
その状態にあるFPC11の先端部分を押圧部材7によ
って押し付けたとき、各直線マーク16の位置が各電極
端子12の背面像の位置と一致するような位置関係に設
定されている。
その動作を説明する。
ネル9をその表示面9aが上を向くようにしてベース2
の上に載せ、さらに、FPC11のガイド穴17,17
をベース2上のピン5,5にはめ込む。これにより、F
PC11の電極端子部が検査用プローブ4を覆う位置に
位置決めされる。このとき、FPC11の電極端子12
はベース2の方向を向いており、従って、それらの電極
端子12は上方から直接に認識することはできない。但
し、本実施形態では、FPC11が光透過性を有してい
るので、電極端子12の背面像をベース2の上方から視
覚によって認識できる。この背面像がFPC11側の位
置を特定するための被検査側マークとして用いられる。
置に置かれた後、押圧部材7を弾性部材14の弾性力に
抗して矢印Aのようにベース2方向へ平行移動させ、図
3に示すように、検査用プローブ4を覆っているFPC
11の電極端子部分を上方から押し付ける。この押し付
け動作により、FPC11の各電極端子12が個々に検
査用プローブ4の先端に接触する。このとき、検査を行
う作業者は、押圧部材7に設けた直線マーク16の1つ
1つがFPC11を通して視覚で認識できる各電極端子
12の背面像の1つ1つに正確に一致するかどうかを確
認し、一致していればそのまま作業を続行し、一致して
いなければFPC11を平面方向へ適宜にずらして位置
調整する。直線マーク16と電極端子12の背面像とが
正確に一致するということは、とりもなおさず、各電極
端子12が個々の検査用プローブ4に正確に接触すると
いうことである。
個々の検査用プローブ4とが正確に接触すると、図1に
おいて、表示試験回路13から供給される検査用の液晶
駆動信号が各電極端子12へ正確に伝送され、よって、
液晶パネル9の表示面9aに検査用の所定の可視像が表
示される。この可視像が正常に映し出されれば検査対象
の液晶表示装置1は良品であると判定され、一方、映し
出された可視像に何等かの欠陥が発見されると、その液
晶表示装置1は不良品であると判定される。
7の押し側マーク16に従ってFPC11の各電極端子
12の位置を調整するようにしたので、各電極端子12
を常に正確に検査用プローブ4に接触させることができ
る。従って、信頼性の高い検査を行うことができる。
査装置及び検査方法の他の実施形態を示している。この
実施形態が図1に示した先の実施形態と異なる点は、検
査用端子に改変を加えたことである。より具体的には、
ベース2の上に針状の検査用プローブを固定配置するこ
とに代えて、プリント基板18上に形成した複数の平面
状の端子19によって検査用端子を構成している。ま
た、平面状端子19のうち、FPC11の電極端子12
が接触する部分には、長方形の板状の異方性導電ゴム2
1が配設される。
に、導電粒子22を電気絶縁性のゴム23の中に分散さ
せることによって形成されていて、厚さ方向B−Bに導
電性を有し、しかし、平面方向C−Cには導電性を持た
ないという、導電異方性を有する。
に関して検査を行う場合には、FPC11の電極端子部
を押圧部材7によって異方性導電ゴム21に押し付け
る。この場合にも、図3に示すように、FPC11の各
電極端子12の背面像を押圧部材7の各直線マーク16
に一致させる。
ける押し側マークの改変例を示している。ここに示す押
し側マークも複数の直線マーク26によって形成される
が、これらの直線マーク26は、FPC11の電極端子
12の背面像の全てに対して設けるのではなくて、それ
らの電極端子12に対して1個おきに直線マーク26を
設けている。
ける押し側マーク及びFPC11に設ける被検査側マー
クの改変例を示している。ここに示す押し側マークは2
個の直線マーク36によって構成される。そして、被検
査側マークは、電極端子12とは別にFPC11の表面
側、すなわち液晶パネル9の表示面9a側、に直線マー
ク32として形成される。これらの直線マーク32は各
電極端子12に対して一定の位置関係を持って形成され
ており、よって、これらの直線マーク32が押圧部材7
の直線マーク36と一致するようにFPC11を位置調
整すれば、必然的に、各電極端子12が検査用プローブ
4又は平面状の検査用端子19(図2)に正確に一致す
る。
査装置及び検査方法のさらに他の実施形態を示してい
る。ここに示した検査装置は、液晶表示装置31を検査
対象とする。この液晶表示装置31は、長方形の環状に
形成されたシール材39によって接着されて互いに対向
する一対の透明基板33及び34を有する。図では、透
明基板34が手前側に位置し、透明基板33が透明基板
34の裏側に位置している。これらの透明基板の間に形
成された間隙、いわゆるセルギャップ内に液晶が封入さ
れる。
の上には、複数の画素電極35及び複数のリード電極3
7が形成される。図8に示すように、個々の画素電極3
5とリード電極37との間には、非線形素子としてのM
IM素子( Metal-Insulator-Metal:金属−絶縁体−金
属)38が設けられる。このMIM素子38は、周知の
通り、リード電極37から延びる第1金属の上に絶縁膜
としての陽極酸化膜を形成し、さらにその上に第2金属
を形成することによって、金属−絶縁体−金属の積層構
造に形成される。画素電極35はその第2金属の上に形
成される。
う一方の透明基板34のセルギャップ側表面の上には、
R(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタ(図示
せず)が形成され、さらにその上に、対向電極41が形
成される。各対向電極41は、図8に示すように、各画
素電極35と対向するように配置され、その対向部分が
液晶表示のための個々の画素を構成する。
板33の端部まで延びて外部接続端子42につながって
いる。これらの外部接続端子42が形成された部分の透
明基板33の上にはドライバIC43が実装される。こ
の実装は、ドライバIC43と透明基板33との間に接
合材、例えばACF(Anisotropic Con
ductive Film:異方性導電膜)を挟むこと
によって行われる。さらに、もう一方の透明電極34の
上に形成された対向電極41はその透明基板34の端部
まで延びて外部接続端子44につながっている。これら
の外部接続端子44が形成された部分の透明基板34の
上にも、ドライバIC43と同様にして、ドライバIC
45が実装される。
3へ電力及び信号を供給するためのFPC46がACF
等を用いて導電接続される。そして、もう一方の透明基
板34の端部には、ドライバIC45へ電力及び信号を
供給するためのFPC47がACF等を用いて導電接続
される。これらのFPC46及び47は、表裏両面のう
ちの片面に電極端子52を備えている。今、透明基板3
4の外側表面(図の手前側表面)を可視情報を表示する
ための表示面34aとすれば、一方の透明基板34に接
続されたFPC47の電極端子52は表示面34aと同
じ方向を向き、そして、他方の透明基板33に接続され
たFPC46の電極端子52は表示面34aと反対方向
を向いている。
してその表示状態を検査する際には、表示面34aが作
業者の方を向くようにした状態で、FPC46及び47
の電極端子52に検査用プローブ54を接触させて、各
対向電極41及び各画素電極35に検査用の信号を供給
する。このとき、透明基板34に接続したFPC47に
関しては、その電極端子52が表示面34aと同じ方
向、従って作業者の方向を向いているので、それらの電
極端子に検査用プローブ54を接触させることは比較的
簡単に行うことができる。
続したFPC46に関しては、その電極端子52が表示
面34aと反対方向、従って作業者から見てFPC46
の裏面に位置するので、検査用プローブ54をそれらの
電極端子52に正確に接触させることはかなり難しい。
よって、このFPC46に対して、図1、図2等に示し
たような本発明に係る検査装置を適用することが望まし
い。
7のFPC46に関して検査を行うものとすれば、押圧
部材7に設けた直線マーク16の1つ1つがFPC46
を通して視覚で認識できる各電極端子52の背面像の1
つ1つに正確に一致するかどうかを確認し、一致してい
ればそのまま作業を続行し、一致していなければFPC
46を平面方向へ適宜にずらして位置調整し、もって、
各電極端子52を個々の検査用プローブ54に正確に接
触させる。そしてその状態で、表示試験回路13から検
査用の液晶駆動信号を供給して表示面34aに可視情報
を表示して検査を行う。
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した技
術的範囲内で種々に改変できる。
発明に係る検査装置を液晶表示装置の検査のために用い
るものとしたが、その他に、任意の回路構成を有する回
路部品や、その他各種の電子機器等を被検査物とするこ
とができる。
形状は、直線状に限られず、任意の形状とすることがで
きる。また、その押し側マークを設ける位置は、押圧部
材7の前側面7aに限られず、その他の任意の位置に設
けることができる。但し、検査の作業性を考えた場合に
は、検査対象であるFPC11に隣接することになる前
側面7aに押し側マークを設けることが望ましい。
に設ける被検査側マークは、電極端子12の背面像に限
られない。例えば、FPC11の一方の面に電極端子1
2を形成すると、それに起因してFPC11の反対面に
その電極端子12に一致する若干の凹凸模様が生じるこ
とがある。よって、そのような場合には、個々の電極端
子12に対応して生じる凹凸模様を被検査側マークとし
て活用できる。
よれば、フレキシブル配線板の被検査側マークを押圧部
材の押し側マークに位置合わせすれば、必然的に、フレ
キシブル配線板の電極端子が正確に検査用端子に合致
し、よって、信頼性の高い検査を行うことができる。従
って、例えば、液晶パネルの表示面とフレキシブル配線
板の電極端子とが互いに表裏反対側に位置する形式の液
晶表示装置を検査対象とする場合のように、フレキシブ
ル配線板の背面側でその配線板側電極端子と検査用端子
とを接触させて検査を行う場合であっても、配線板側電
極端子と検査用端子とを常に正確に接触させることがで
きる。
シブル配線板に電極端子を形成すれば、自動的に被検査
側マークも作成されるので、工程が簡略化される。ま
た、被検査側マークが電極端子そのものであるので、被
検査側マークと電極端子との間の位置的な相関関係が常
に正確に一定の関係を維持し、よって、より一層信頼性
の高い検査ができる。
マークと被検査側マークとを最も接近させた状態で位置
判定できるので、検査精度が向上する。
子と検査用端子との接触部分を透明な押圧部材を通して
外部から見ることができるので、検査の作業性が向上す
る。請求項7記載の液晶表示装置の検査方法によれば、
液晶パネルの表示面とフレキシブル配線板の電極端子と
が互いに表裏反対側に位置する構造の液晶表示装置を検
査対象とする場合のように、フレキシブル配線板の背面
側でその配線板側電極端子と検査用端子とを接触させて
検査を行う場合であっても、配線板側電極端子と検査用
端子とを常に正確に接触させることができる。
態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
す斜視図である。
造を示す断面図である。
の改変例を示す斜視図である。
の実施形態を示す斜視図である。
部を拡大して示す平面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 電極端子が形成されたフレキシブル配線
板を備えた被検査物の動作を検査する検査装置であっ
て、 前記電極端子が接触する検査用端子と、前記フレキシブ
ル配線板を前記検査用端子へ押し付ける押圧部材とを有
する検査装置において、 前記押圧部材に設けられた押し側マークと、 その押し側マークが前記検査用端子に対して一定の位置
関係を持つように前記記押圧部材をガイドするガイド手
段と、 前記電極端子に対して一定の位置関係を持って前記フレ
キシブル配線板に設けられた被検査側マークとを有する
ことを特徴とする検査装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の検査装置において、前記
被検査側マークは、前記フレキシブル配線板を前記電極
端子の反対面から見たときに視覚的に認識できる前記電
極端子そのものであることを特徴とする検査装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の検査装置に
おいて、上記押し側マークは前記押圧部材の側面に設け
られ、その側面は、前記押圧部材が前記フレキシブル配
線板を押圧するときにそのフレキシブル配線板のうち前
記押圧部材から外部へ張り出す側の側面であることを特
徴とする検査装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
1つに記載の検査装置において、前記検査用端子は針状
端子であることを特徴とする検査装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
1つに記載の検査装置において、前記検査用端子は平面
状端子であり、そして、その平面状端子の上に異方性導
電ゴムを配設することを特徴とする検査装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちのいずれか
1つに記載の検査装置において、前記押圧部材は透明で
あることを特徴とする検査装置。 - 【請求項7】 電極端子が形成されたフレキシブル配線
板を備えた液晶表示装置の表示動作を検査する検査方法
であって、 押圧部材を用いて前記フレキシブル配線板を検査用端子
へ押し付けることにより、前記電極端子を前記検査用端
子へ接触させて検査を行う検査方法において、 前記押圧部材に押し側マークを設け、 前記電極端子に対して一定の位置関係を持つように前記
フレキシブル配線板に被検査側マークを設け、 前記押し側マークと前記被検査側マークとを一致させた
状態で、前記押圧部材を用いて前記フレキシブル配線板
を前記検査用端子へ押し付けることを特徴とする液晶表
示装置の検査方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の検査方法において、フレ
キシブル配線板は表裏両面のうちの片面に電極端子を有
し、その電極端子は前記液晶表示装置の表示面の反対側
の面に位置することを特徴とする液晶表示装置の検査方
法。 - 【請求項9】一方の面に電極端子が形成されたフレキシ
ブル配線板を備えた被検査物の動作を検査する検査装置
において、 前記電極端子が接触する検査用端子と、 前記フレキシブル配線板の前記一方の面と反対側から前
記フレキシブル配線板を前記検査用端子へ押し付ける押
圧部材と、 前記押圧部材に設けられた押し側マークと、 その押し側マークが前記検査用端子に対して一定の位置
関係を持つように前記押圧部材をガイドするガイド手段
と、 前記電極端子に対して一定の位置関係を持って前記フレ
キシブル配線板に設けられた被検査側マークとを有し、 前記押し側マークと前記被検査側マークとを一致させた
状態で、前記押圧部材を用いて前記フレキシブル配線板
を前記検査用端子へ押し付けることを特徴とする検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34222196A JP3293502B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 検査装置及び液晶表示装置の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34222196A JP3293502B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 検査装置及び液晶表示装置の検査方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10186394A JPH10186394A (ja) | 1998-07-14 |
JP3293502B2 true JP3293502B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=18352061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34222196A Expired - Lifetime JP3293502B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 検査装置及び液晶表示装置の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3293502B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2426501A3 (en) * | 2010-09-07 | 2017-11-22 | Yokowo Co., Ltd | Inspecting jig for testing circuits |
CN108956643A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-12-07 | 江西合力泰科技有限公司 | 一种功能玻璃的测试装置及其测控方法 |
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JP4097024B2 (ja) * | 2002-10-18 | 2008-06-04 | 日置電機株式会社 | チップ部品測定用治具 |
KR100577266B1 (ko) | 2004-08-20 | 2006-05-10 | 엘지전자 주식회사 | 이동 단말기용 lcd 평가 장치 |
JP7424871B2 (ja) * | 2020-03-12 | 2024-01-30 | ニデックインスツルメンツ株式会社 | 検査装置 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34222196A patent/JP3293502B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP2426501A3 (en) * | 2010-09-07 | 2017-11-22 | Yokowo Co., Ltd | Inspecting jig for testing circuits |
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