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JP3291218B2 - 自動車の回転シート - Google Patents

自動車の回転シート

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JP3291218B2
JP3291218B2 JP07400197A JP7400197A JP3291218B2 JP 3291218 B2 JP3291218 B2 JP 3291218B2 JP 07400197 A JP07400197 A JP 07400197A JP 7400197 A JP7400197 A JP 7400197A JP 3291218 B2 JP3291218 B2 JP 3291218B2
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JP
Japan
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lever
rail
rotating
seat
seat cushion
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徹 近藤
祐二 鳥飼
康雄 平間
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ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
日産車体株式会社
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の回転シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートには、前後にスライドす
るだけでなく、前後の向きを変えるために回転する構造
のものがある(類似技術として、実開平4−13693
4号公報参照)。例えば、ワンボックスカーなどでは、
リヤシートの前側にあるセカンドシートを後ろ向きに回
転させて、後側にあるサードシートと向かい合わせにで
きるようになっている。そして、乗員の足元スペースを
調整するために、スライドレールによりセカンドシート
全体を前後にも移動できるようになっている。
【0003】この種の回転シートの場合、シートクッシ
ョンがスライドレールの上部に回転機構を介して取付け
られており、シートクッション側に設けられた操作部を
操作することにより、回転の前後或いは回転途中でも、
スライドレールのロック機構を自由に解除して、シート
全体を希望する位置に移動させることができる。操作部
がシートクッション側に設けられているため、シートを
回転させても乗員に対する操作部に位置は変化せず、操
作性が良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、固定されたスライドレール
のロック機構を、回転するシートクッション側に設けた
操作部により解除する構造になっているため、操作部の
操作力をスライドレールのロック機構に伝達するための
構造が複雑になる。つまり、シートクッションの回転に
よる捩れを防止しつつ、操作力を確実に伝達できる機構
により、シートクッションとスライドレールとを予め組
み立てておく必要がある。この組立は、自動車の組立ラ
インでは、時間がかかるため行うことができず、シート
メーカーサイドにおいて事前に行われる。このため、シ
ートクッションとスライドレールとは一体的に組付けら
れた大型部品となり、それの梱包及び搬送が大変困難と
なり、改善が求められている。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、操作部の操作力をスライドレ
ールに伝達するための構造が簡単で、自動車メーカーサ
イドで、シートクッションとスライドレールとを容易に
組付けることができる自動車の回転シートを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体に固定される固定レールと、該固定レールに対して
前後動自在な可動レールとからスライドレールが成り、
可動レールに取付けられる固定部と、該固定部に対して
回転自在で且つシートクッションの下面が取付けられる
回転部とから回転機構が成り、スライドレールの可動レ
ールに固定レールと係合自在なロック機構が設けられ、
回転機構の回転部にロック機構を解除させるための操作
部が設けられている自動車の回転シートであって、前記
回転機構の回転部に、先端部がシートクッションの回転
中心に位置し且つ該先端部を操作部と連動して下側へ回
転させる第1タッチレバーが設けられ、スライドレール
の可動レールに、先端部が前記シートクッションの回転
中心位置であって、第1タッチレバーの先端部の下方に
位置し且つ該先端部が第1タッチレバーの先端部により
下側へ押されてロック機構を解除させる第2タッチレバ
ーが設けられている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、回転するシ
ートクッション側に設けた第1タッチレバーの先端部
と、スライドレール側に設けた第2タッチレバーの先端
部が、シートクッションの回転中心において、上下で対
応する位置関係にあるため、シートクッションの回転位
置にかかわらず、操作部の操作力をスライドレールのロ
ック機構へ確実に伝達することができる。
【0008】また、シートクッション側に固定された回
転機構を、スライドレール側の可動レールに取付けるだ
けで、第1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同
士が上下で対応するため、組立作業が容易で、シートク
ッションとスライドレールとをシートメーカーサイドに
おいて予め一体化しておく必要がない。従って、シート
クッション側とスライドレール側の構造を別々にするこ
とができるため、梱包・搬送が容易になる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車の回転シートであって、前記スライドレールの可動
レール上部の前後端に、互いに上端を接近させる方向に
傾斜した下側テーパ部を形成し、前記回転機構の固定部
の前後端に、前記下側テーパ部に対応する上側テーパ部
を形成し、前記下側テーパ部と上側テーパ部を当接させ
て結合すると共に、前記下側テーパ部及び上側テーパ部
一方側に凸部を形成し、前記下側テーパ部及び上側テ
ーパ部の他方側に該凸部と係合する切欠又は凹部を形成
したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、下側テーパ
部と上側テーパ部の当接により、シートクッションとス
ライドレールとの前後方向での位置決めを行うことがで
きるので、シートクッションをスライドレールに取付け
るだけで、前後方向及び幅方向での位置決め、特に、第
1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同士の位置
決めが、シートクッションの回転中心で正確に対応する
ことができる。また、凸部と切欠(又は凹部)との係合
により、幅方向での位置決めを行うことができるので、
第1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同士が、
シートクッションの回転中心で正確に対応することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図1〜
図9に基づいて説明する。尚、図中、Aが前後方向で、
Bが幅方向を示している。
【0012】符号1は、ワンボックス車のリヤシートに
おける左側のセカンドシートで、このセカンドシート1
が本実施形態における「回転シート」である。このセカ
ンドシート1は、シートクッション2とシートバック3
とから成っており、シートバック3の左右両側には前倒
し自在なアームレスト4も設けられている。このセカン
ドシート1の後方には図示せぬサードシートも配置され
ている。このセカンドシート1は、回転中心Xを支点に
して180°回転自在で、後方のサードシートと対面状
態にできる。
【0013】このような回転構造を得るために、シート
クッション2の下面には回転機構5が設けられている。
この回転機構5はシートクッション2の下面に固定され
る回転部6と、該回転部6を回転自在に支持する固定部
7とから成っている。この回転部6と固定部7との間に
は、ロック機能を有するターンリング8(図3参照)が
介在されており、180°回転したところでロックす
る。この回転方向でのロック解除は、シートクッション
2の前方のターンレバー9を操作することにより行われ
る。
【0014】回転部6の左右両側にはサイドパネル10
が立設されている。このサイドパネル10間には、幅方
向に沿う第1タッチロッド11が設けられている。この
第1タッチロッド11の一端部には、「操作部」として
の操作レバー12が取付けられている。この操作レバー
12は基端部側に補助片13を備えた概略L形をしてお
り、スプリングS1 により反時計方向へ付勢されてい
る。また、この操作レバー12は樹脂製のストッパ14
を介して取付けられており、該操作レバー12の補助片
13をストッパ14の突起部15に当接させることによ
り、安定状態が得られる。
【0015】補助片13の先端にはピン13aが設けら
れており、このピン13aはシートクッション2のリク
ライニングデバイス16に連結された連結ロッド17の
長孔18内に遊挿されている。従って、この長孔18の
存在により、操作レバー12を操作しても、連結ロッド
17は動かない。但し、シートバック3を前倒しすれ
ば、連結ロッド17が後方へ引っ張られて、操作レバー
12が時計方向(操作方向)へ回転する。
【0016】第1タッチロッド11の中央には第1タッ
チレバー19が取付けられている。この第1タッチレバ
ー19は先端部19aを後向きにした状態で取付けられ
ており且つ該先端部19aはシートクッション2の回転
中心Xと合致している。この第1タッチレバー19は操
作レバー12の持ち上げ操作により、先端部19aを下
側へ回動させる。
【0017】また、回転機構5の固定部7における前後
端には、互いに下端が開く方向に傾斜した上側テーパ部
20が各々設けられている。この上側テーパ部20には
図示せぬボルト孔が形成されており、前端の一部には切
欠21(図5・図9参照)も形成されている。
【0018】シートクッション2と回転機構5とは、シ
ートメーカーにおいて予め一体化されるもので、このシ
ートクッション2と回転機構5とは、左右一対のスライ
ドレール22により前後動自在に支持されている。
【0019】スライドレール22は車体フロア23に固
定された固定レール24と、該固定レール24に対して
前後動自在に組み合わせられた可動レール25とから成
っている。固定レール24は上面部に開口24a(図4
参照)を有する断面チャンネル形状で、その底面の幅方
向中央には複数の図示せぬロック溝が連続形成されてい
る。また、固定レール24の底面における最後部には幅
方向両側に一対のポケット26が形成されている。
【0020】可動レール25は、固定レール24に対し
てローラ27により滑動自在に組合わせされる可動レー
ル本体28と、該可動レール本体28の上部に取付けら
れる所定高さの脚部材29とから成っている。脚部材2
9の上部前後端には幅方向に沿って下側テーパ部30が
架設されている。この下側テーパ部30は互いに上端を
接近させる方向に傾斜している。この下側テーパ部30
には、溶接ナット31が前後に2つづつ設けられ、また
前側には切欠21(凹部でも可)に係合する凸部32も
形成されている。
【0021】可動レール本体28の前後中央部には「ロ
ック機構」としてのインターロック33が設けられてい
る。このインターロック33は固定レール24の底面に
形成されたロック溝(図示省略)と係合するように、図
示せぬスプリングにより下向きに付勢されている。
【0022】インターロック33はロッド34を介して
脚部材29に軸支されたアクションレバー35の一端部
に連結されている。このアクションレバー35の他端部
には、クランクレバー36の一端部に設けられたピン3
6aが上側から係合している。クランクレバー36は他
端部に接続されたスプリングS2 により時計方向へ回転
するように付勢されている。脚部材29が所定の高さの
縦壁を形成しているため、前述のようなアクションレバ
ー35やクランクレバー36等の部品を支持するのに好
都合である。
【0023】このクランクレバー36は、左右の脚部材
29間に設けられた第2タッチロッド37の両端部に取
付けられており、該第2タッチロッド37と一体的に回
転する。第2タッチロッド37の若干左寄り位置には、
先端部38を前向きにした第2タッチレバー39が取付
けられている。第2タッチレバー39が若干左寄り位置
にあるのは、スライドレール22がシートクッション2
の回転中心Xよりも左側へ若干オフセットしているから
である(図1参照)。
【0024】左側の可動レール本体28の前端には、ス
リット40を有するガイドプレート41が取付けられて
いる。このガイドプレート41のスリット40には、固
定レール24内に設けられたストッパレバー42のロン
グフック43が下から挿入されている。ストッパレバー
42の下部には左右一対のラッチ44が設けられてい
る。このラッチ44は後側へのスライド時に固定レール
24の底面の最後部に形成されたポケット26内に係合
し、シートクッション2の最後位置を規制する。ラッチ
44の形状により、ポケット26から後側への移動は規
制されるが、前側への移動は自由に行える。49はアー
チ形のワイヤクリップ(図7参照)で、固定レール24
の上面部に弾接して、ストッパレバー42のラッチ44
を下側へ付勢している。従って、このワイヤクリップ4
9により、ストッパレバー42の固定レール24内での
がたつきが防止されると共に、ラッチ44とポケット2
6との係合がより確実になる。
【0025】ストッパレバー42のラッチ44がポケッ
ト26内に係合せずに固定レール24の底面に当接した
状態では(以下、起立状態)、ストッパレバー42はそ
の後端を支点として反時計方向へ回転し、ラッチ44が
ポケット26内に係合した状態(以下、規制状態)では
ストッパレバー42が後端を支点として時計方向へ回転
する。
【0026】そして、左側の脚部材29の内側には解除
レバー45が軸支されている。この解除レバー45の先
端部46は、曲折部47を介して、脚部材29の湾曲開
口48から外側へ出ており、スプリングS3 により反時
計方向へ回動するように付勢されている。ストッパレバ
ー42のロングフック43は、この解除レバー45と脚
部材29との間に位置しており、起立状態におけるロン
グフック43の端末と、解除レバー45の曲折部47と
の間には僅かな間隔dがある。従って、解除レバー45
に干渉することなく、ストッパレバー42のロングフッ
ク43をこの解除レバー45と脚部材29との間に挿入
することができる。
【0027】また、規制状態のストッパレバー42はロ
ングフック43の端末が、解除レバー45の曲折部47
の上部にオーバーラップした状態で係合する。従って、
解除レバー45の先端部45aを上側へ持ち上げること
により、ストッパレバー42のラッチ44をポケット2
6から抜いて、最後部よりも更に後方へスライドさせる
ことができる。最後部よりも後方にスライドさせる場合
としては、セカンドシート1を後方のサードシートに付
けて、フルフラットシートを形成するような場合であ
る。
【0028】次に、シートクッション2をスライドレー
ル22に組み付ける作業手順を説明する。組立作業を行
う最初の段階では、回転機構5が予め下面に取付けられ
たシートクッション2と、下側テーパ部30にて連結さ
れた脚部材29と、可動レール本体28及びストッパレ
バー42を内部に予め挿入した固定レール24の、3つ
の部分に分かれている。従って、従来のようにシートク
ッション2とスライドレール22とを予め一体化して1
つの大型部品にしていた場合に比べて、梱包・搬送が容
易である。
【0029】固定レール24は車体フロア23に固定さ
れており、その開口24aから可動レール本体28の上
部と、ストッパレバー42のロングフック43が上方へ
突出した状態になっている。このロングフック43は可
動レール本体28に結合されたガイドプレート41のス
リット40内に挿入されているため、このガイドプレー
ト41により、ストッパレバー42は可動レール本体2
8と一体的に固定レール24内を前後動する。固定レー
ル24内のストッパレバー42は起立状態になってい
る。
【0030】まず最初に、可動レール本体28の上に脚
部材29の下端を載せ、ボルト・ナット手段38により
両者を結合すると共に、ロッド34によりアクションレ
バー35とインターロック33とを結合する。脚部材2
9を可動レール本体28に結合する際に、ストッパレバ
ー42のロングフック43が、解除レバー45の先端部
45aと脚部材29との間に挿入されるが、ストッパレ
バー42が起立状態となっており、解除レバー45の曲
折部47との間に僅かな間隔dが確保されているため、
ロングフック43は曲折部47と干渉することなくすり
抜けて、該曲折部47よりも上方に位置する。
【0031】脚部材29を可動レール本体28に結合し
た後に、シートクッション2の下面に予め取付けられて
いる回転機構5の固定部7を上側から載せる。そして、
上側テーパ部20を下側テーパ部30に密着させる。こ
の上側テーパ部20と下側テーパ部30の密着により、
シートクッション2の前後方向での位置決めがなされ
る。また、上側テーパ部20と下側テーパ部30を密着
させるには、凸部32と切欠21とを係合させなければ
ならないので(図9参照)、両者の係合により、幅方向
での位置決めも行える。
【0032】回転機構5及びシートクッション2の取付
けにより、第1タッチレバー19の先端部19aと、第
2タッチレバー39の先端部39aとが上下で対応する
と共に、上側テーパ部20の図示せぬボルト孔と、下側
テーパ部30の溶接ナット31も対応する。上側テーパ
部20と下側テーパ部30とは最終的に溶接ナット31
へ螺合されるボルト46により締結され、シートクッシ
ョン2の組立が完了する。
【0033】このようにして組立られたシートクッショ
ン2は、図6に示すように、操作レバー12を操作すれ
ば、第1タッチレバー19の先端部19aが下側へ回動
し、そして、この第1タッチレバー19の先端部19a
に押されて、第2タッチレバー39の先端部39aも下
側へ回動するため、クランクレバー36がストッパレバ
ーS2 に抗して反時計方向へ回転し、アクションレバー
35を回転させるため、ロッド34によりインターロッ
ク33が持ち上げられて、固定レール24とのロック状
態が解除される。第1タッチレバー19及び第2タッチ
レバー39の各先端部19a、39aが、シートクッシ
ョン2の回動中心Xに合致しているため、シートクッシ
ョン2の回転途中でも、回転後でも、操作レバー12の
操作により、インターロック33を解除することができ
る。
【0034】また、シートクッション2の最後部におい
て、ストッパレバー42はラッチ44を固定レール24
のポケット26内に係合させた規制状態となる。規制状
態の解除は、解除レバー45を持ち上げることにより行
うことができる。すなわち、解除レバー45の曲折部4
7によりロングフック43が持ち上げられるため、ラッ
チ44がポケット26から抜け、必要によりシートクッ
ション2を最後部よりも更に後方へスライドさせること
ができる。
【0035】尚、以上の説明では、起立状態のストッパ
レバー42のロングフック43と、解除レバー45の曲
折部47との間に間隔dを設けたが、ロングフック43
の端末と曲折部47とは、同一の垂線上に略一致してい
れば良く、起立状態でのロングフック43の端末が、曲
折部47の板厚に相当する程度、該曲折部47に対して
オーバラップしていても問題ない。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転する
シートクッション側に設けた第1タッチレバーの先端部
と、スライドレール側に設けた第2タッチレバーの先端
部が、シートクッションの回転中心において、上下で対
応する位置関係にあるため、シートクッションの回転位
置にかかわらず、操作部の操作力をスライドレールのロ
ック機構へ確実に伝達することができる。
【0037】また、シートクッション側に固定された回
転機構を、スライドレール側の可動レールに取付けるだ
けで、第1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同
士が上下で対応するため、組立作業が容易で、シートク
ッションとスライドレールとをシートメーカーサイドに
おいて予め一体化しておく必要がない。従って、シート
クッション側とスライドレール側の構造を別々にするこ
とができるため、梱包・搬送が容易になる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、下側テーパ
部と上側テーパ部の当接により、シートクッションとス
ライドレールとの前後方向での位置決めを行うことがで
きるので、シートクッションをスライドレールに取付け
るだけで、前後方向及び幅方向での位置決め、特に、第
1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同士の位置
決めが、シートクッションの回転中心で正確に対応する
ことができる。また、凸部と切欠(又は凹部)との係合
により、幅方向での位置決めを行うことができるので、
第1タッチレバーと第2タッチレバーの先端部同士が、
シートクッションの回転中心で正確に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る回転シートを示す
正面図。
【図2】図1の回転シートを示す側面図。
【図3】図1の回転機構を示す平面図。
【図4】図1のスライドレールを示す平面図。
【図5】図2の組立の途中状態を示す回転シートの側面
図。
【図6】図5のスライドレールのロック解除状態を示す
回転シートの側面図。
【図7】図6のストッパレバーと解除レバーとの関係を
示す側面図。
【図8】図7のストッパレバーを示す斜視図。
【図9】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 セカンドシート(回転シート) 2 シートクッション 5 回転機構 6 回転部 7 固定部 12 操作レバー(操作部) 19 第1タッチレバー 19a 第1タッチレバーの先端部 20 上側テーパ部 21 切欠 22 スライドレール 24 固定レール 25 可動レール 28 可動レール本体 29 脚部材 30 下側テーパ部 32 凸部 33 インターロック(ロック機構) 39 第2タッチレバー 39a 第2タッチレバーの先端部 41 ガイドプレート 42 ストッパレバー 43 ロングフック 44 ラッチ 45 解除レバー 47 曲折部 A 前後方向 B 幅方向 S1 〜S3 スプリング X 回転中心
フロントページの続き (72)発明者 平間 康雄 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−48270(JP,A) 特開 平8−324313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/14 B60N 2/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定される固定レールと、該固定
    レールに対して前後動自在な可動レールとからスライド
    レールが成り、可動レールに取付けられる固定部と、該
    固定部に対して回転自在で且つシートクッションの下面
    が取付けられる回転部とから回転機構が成り、 スライドレールの可動レールに固定レールと係合自在な
    ロック機構が設けられ、回転機構の回転部にロック機構
    を解除させるための操作部が設けられている自動車の回
    転シートであって、 前記回転機構の回転部に、先端部がシートクッションの
    回転中心に位置し且つ該先端部を操作部と連動して下側
    へ回転させる第1タッチレバーが設けられ、 スライドレールの可動レールに、先端部が前記シートク
    ッションの回転中心位置であって、第1タッチレバーの
    先端部の下方に位置し且つ該先端部が第1タッチレバー
    の先端部により下側へ押されてロック機構を解除させる
    第2タッチレバーが設けられていることを特徴とする自
    動車の回転シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車の回転シートであ
    って、 前記スライドレールの可動レール上部の前後端に、互い
    に上端を接近させる方向に傾斜した下側テーパ部を形成
    し、 前記回転機構の固定部の前後端に、前記下側テーパ部に
    対応する上側テーパ部を形成し、 前記下側テーパ部と上側テーパ部を当接させて結合する
    と共に、前記下側テーパ部及び上側テーパ部の一方側に
    凸部を形成し、前記下側テーパ部及び上側テーパ部の
    方側に該凸部と係合する切欠又は凹部を形成したことを
    特徴とする自動車の回転シート。
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