JP3284745B2 - 燃料タンク用フロートバルブ - Google Patents
燃料タンク用フロートバルブInfo
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- JP3284745B2 JP3284745B2 JP9158194A JP9158194A JP3284745B2 JP 3284745 B2 JP3284745 B2 JP 3284745B2 JP 9158194 A JP9158194 A JP 9158194A JP 9158194 A JP9158194 A JP 9158194A JP 3284745 B2 JP3284745 B2 JP 3284745B2
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクの上部のエ
ア流出流路に配置されて、給油時の燃料タンク内のエア
を流出させるとともに、燃料液面の満タン位置への上昇
時に、エアの流出を停止させる燃料タンク用フロートバ
ルブに関する。
ア流出流路に配置されて、給油時の燃料タンク内のエア
を流出させるとともに、燃料液面の満タン位置への上昇
時に、エアの流出を停止させる燃料タンク用フロートバ
ルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンクに配置されるフロート
バルブは、特開平5−185850号公報や実公平4−
39061号公報等で知られており、図1に示すような
構造であった。
バルブは、特開平5−185850号公報や実公平4−
39061号公報等で知られており、図1に示すような
構造であった。
【0003】このフロートバルブV0は、燃料タンク8
の上壁9に固定される有底円筒状のケース1内に、フロ
ート5を配設させて構成され、ケース1は、エア流出流
路7と連通する連通孔2aを備えた天井壁2と、天井壁
2の下方に配置される底壁3と、天井壁2と底壁3とを
連結する側壁4と、から構成されていた。
の上壁9に固定される有底円筒状のケース1内に、フロ
ート5を配設させて構成され、ケース1は、エア流出流
路7と連通する連通孔2aを備えた天井壁2と、天井壁
2の下方に配置される底壁3と、天井壁2と底壁3とを
連結する側壁4と、から構成されていた。
【0004】底壁3と側壁4とには、ケース1内への燃
料FやエアAの流入を可能とするように、貫通孔3aや
通気孔4aが形成されていた。
料FやエアAの流入を可能とするように、貫通孔3aや
通気孔4aが形成されていた。
【0005】フロート5の上部には、エア流出流路7を
閉塞可能な弁部5aが形成され、また、フロート5とケ
ース1の底壁3との間には、圧縮コイルばね6が配設さ
れていた。
閉塞可能な弁部5aが形成され、また、フロート5とケ
ース1の底壁3との間には、圧縮コイルばね6が配設さ
れていた。
【0006】このコイルばね6は、車両が傾斜・転倒し
た場合に、連通孔2aを閉塞するようにフロート5を補
助する補助部材である。すなわち、例えば、車両が反転
した場合には、連通孔2aがフロート5の下方に位置す
ることとなるが、その際のフロート5の質量とばね6の
付勢力との和が、フロート5の浮力より大きくなるよう
に、ばね6のばね荷重が設定されている。勿論、ばね6
のばね荷重は、車両が適正な姿勢の場合の燃料Fが上昇
してくる前には、連通孔2aを塞ぐようにフロート5を
上昇させるのではなく、フロート5が燃料F中に浸った
際に、フロート5の浮力とばね6の付勢力との和が、フ
ロート5の質量より大きくなる範囲に設定されている。
た場合に、連通孔2aを閉塞するようにフロート5を補
助する補助部材である。すなわち、例えば、車両が反転
した場合には、連通孔2aがフロート5の下方に位置す
ることとなるが、その際のフロート5の質量とばね6の
付勢力との和が、フロート5の浮力より大きくなるよう
に、ばね6のばね荷重が設定されている。勿論、ばね6
のばね荷重は、車両が適正な姿勢の場合の燃料Fが上昇
してくる前には、連通孔2aを塞ぐようにフロート5を
上昇させるのではなく、フロート5が燃料F中に浸った
際に、フロート5の浮力とばね6の付勢力との和が、フ
ロート5の質量より大きくなる範囲に設定されている。
【0007】そのため、この種のフロートバルブV0で
は、通常時に、燃料タンク8内の燃料Fの液面が上昇す
れば、ケース1内に貫通孔3aや通気孔4aを経て燃料
Fが流入して、フロート5が上昇するため、弁部5aが
連通孔2aを閉塞し、タンク8外へ燃料Fを流出させる
ことを防止できる。なお、連通孔2a及びエア流出流路
7を経たエアは、図示しないキャニスタに送られること
となる。
は、通常時に、燃料タンク8内の燃料Fの液面が上昇す
れば、ケース1内に貫通孔3aや通気孔4aを経て燃料
Fが流入して、フロート5が上昇するため、弁部5aが
連通孔2aを閉塞し、タンク8外へ燃料Fを流出させる
ことを防止できる。なお、連通孔2a及びエア流出流路
7を経たエアは、図示しないキャニスタに送られること
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフロー
トバルブV0では、燃料タンク8への燃料Fの給油時に
おいて、短時間に多量の燃料Fが給油されることから、
つぎのような課題が生じていた。
トバルブV0では、燃料タンク8への燃料Fの給油時に
おいて、短時間に多量の燃料Fが給油されることから、
つぎのような課題が生じていた。
【0009】すなわち、給油時には、エアAがケース1
の通気孔4aから急激にケース1内に流入して、エア流
出流路7側へ流出するエアAの流速が速くなることか
ら、エアAの流れが、揚力となって、フロート5を浮き
上がらせる作用をなす。そして、その状態で、ケース1
における底壁3の貫通孔3aからケース1内に燃料Fが
流入し、燃料Fによる浮力でフロート5が上昇すると、
満タン時の適正な閉弁位置にフロート5を配置させる燃
料液面の位置LFまで、燃料Fの液面が上昇する前に、
エアAの流れにより、弁部5aが連通孔2aを閉塞させ
てしまう場合があった。この閉弁動作は、特に、フロー
ト5が燃料Fによる浮力を発生させている際に、フロー
ト5の下向きの力(質量から浮力と付勢力とを差し引い
た値)が小さくなっているため、生じ易い。
の通気孔4aから急激にケース1内に流入して、エア流
出流路7側へ流出するエアAの流速が速くなることか
ら、エアAの流れが、揚力となって、フロート5を浮き
上がらせる作用をなす。そして、その状態で、ケース1
における底壁3の貫通孔3aからケース1内に燃料Fが
流入し、燃料Fによる浮力でフロート5が上昇すると、
満タン時の適正な閉弁位置にフロート5を配置させる燃
料液面の位置LFまで、燃料Fの液面が上昇する前に、
エアAの流れにより、弁部5aが連通孔2aを閉塞させ
てしまう場合があった。この閉弁動作は、特に、フロー
ト5が燃料Fによる浮力を発生させている際に、フロー
ト5の下向きの力(質量から浮力と付勢力とを差し引い
た値)が小さくなっているため、生じ易い。
【0010】そして、このような閉弁動作は、燃料タン
ク8外に排出すべきエアAをタンク8内に貯溜させる状
態となるため、燃料タンク8内へ燃料Fを注入している
燃料注入口側で、燃料の液面を上昇させて、燃料タンク
8内へ燃料を注入する燃料注入ガンのオートストップ機
構を作動させ、燃料タンク8内への燃料の注入を停止さ
せてしまうことから、給油時に満タンにするように燃料
Fを給油する際、支障となってしまう。
ク8外に排出すべきエアAをタンク8内に貯溜させる状
態となるため、燃料タンク8内へ燃料Fを注入している
燃料注入口側で、燃料の液面を上昇させて、燃料タンク
8内へ燃料を注入する燃料注入ガンのオートストップ機
構を作動させ、燃料タンク8内への燃料の注入を停止さ
せてしまうことから、給油時に満タンにするように燃料
Fを給油する際、支障となってしまう。
【0011】特に、このような閉弁動作は、給油スピー
ドが速い、すなわち、給油流量が大きな場合に、エアA
の流速が速くなるため、生じ易い。
ドが速い、すなわち、給油流量が大きな場合に、エアA
の流速が速くなるため、生じ易い。
【0012】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、燃料タンクへの燃料の満タン給油時に、満タン位置
に燃料液面が達するまで、エアを確実に流出させること
ができて、満タン給油を円滑に行なえる燃料タンク用フ
ロートバルブを提供することを目的とする。
り、燃料タンクへの燃料の満タン給油時に、満タン位置
に燃料液面が達するまで、エアを確実に流出させること
ができて、満タン給油を円滑に行なえる燃料タンク用フ
ロートバルブを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る燃料タンク
用フロートバルブは、燃料タンクの上部のエア流出流路
に配置されて、給油時の燃料タンク内のエアを流出させ
るとともに、燃料液面の満タン位置への上昇時に、エア
の流出を停止させる燃料タンク用フロートバルブであっ
て、前記燃料タンクの上壁に固定されるケースが、上部
に配置される天井壁と、該天井壁の下方に配置される底
壁と、前記天井壁と底壁とを連結する筒状の側壁と、を
備えて構成され、前記天井壁に、前記エア流出流路と連
通する連通孔が形成されるとともに、該連通孔周縁に下
方へ延びるニップルが突設され、前記底壁に、貫通孔が
形成され、前記側壁の上端全周に、前記天井壁下面とに
隙間を設けて、前記ニップル下端より上方へ突出する筒
状の規制部が配設され、前記側壁の上部と前記天井壁外
周縁との間に、通気孔が形成され、前記ケース内に、前
記ニップル下端を閉塞可能とする弁部を上面中央に備え
て、前記ニップルより大きな外形のフロートが配設され
ていることを特徴とするものである。
用フロートバルブは、燃料タンクの上部のエア流出流路
に配置されて、給油時の燃料タンク内のエアを流出させ
るとともに、燃料液面の満タン位置への上昇時に、エア
の流出を停止させる燃料タンク用フロートバルブであっ
て、前記燃料タンクの上壁に固定されるケースが、上部
に配置される天井壁と、該天井壁の下方に配置される底
壁と、前記天井壁と底壁とを連結する筒状の側壁と、を
備えて構成され、前記天井壁に、前記エア流出流路と連
通する連通孔が形成されるとともに、該連通孔周縁に下
方へ延びるニップルが突設され、前記底壁に、貫通孔が
形成され、前記側壁の上端全周に、前記天井壁下面とに
隙間を設けて、前記ニップル下端より上方へ突出する筒
状の規制部が配設され、前記側壁の上部と前記天井壁外
周縁との間に、通気孔が形成され、前記ケース内に、前
記ニップル下端を閉塞可能とする弁部を上面中央に備え
て、前記ニップルより大きな外形のフロートが配設され
ていることを特徴とするものである。
【0014】前記フロートにおける上面の外周縁には、
内周面側を下狭まりのテーパ面とした筒状のリブを形成
することが望ましい。
内周面側を下狭まりのテーパ面とした筒状のリブを形成
することが望ましい。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明に係る燃料タンク用フロー
トバルブでは、燃料タンクへの燃料の給油時、燃料タン
ク内の燃料液面が上昇して、燃料タンク内のエアが、通
気孔からケース内に流入し、天井壁の連通孔からエア流
出流路へ流出されることとなる。
トバルブでは、燃料タンクへの燃料の給油時、燃料タン
ク内の燃料液面が上昇して、燃料タンク内のエアが、通
気孔からケース内に流入し、天井壁の連通孔からエア流
出流路へ流出されることとなる。
【0016】その際、エアは、エア流出流路側の連通孔
の開口部、すなわち、ニップル下端の開口部が、側壁上
端の規制部より下方に位置していることから、通気孔を
経た後、側壁上端の規制部内周面とニップル外周面との
間を下向きに通過し、フロートの上面に当った後、反転
してニップル下端から連通孔へ流れることとなる。
の開口部、すなわち、ニップル下端の開口部が、側壁上
端の規制部より下方に位置していることから、通気孔を
経た後、側壁上端の規制部内周面とニップル外周面との
間を下向きに通過し、フロートの上面に当った後、反転
してニップル下端から連通孔へ流れることとなる。
【0017】そのため、フロートは、エアの上面への当
たりによって、下向きの力を受け、底壁貫通孔からケー
ス内に燃料が流入して浮力を発生させていても、エアに
よる浮き上がりが防止される。
たりによって、下向きの力を受け、底壁貫通孔からケー
ス内に燃料が流入して浮力を発生させていても、エアに
よる浮き上がりが防止される。
【0018】このフロートの浮き上がり防止作用は、給
油スピードが速ければ速い程、エアの流れが速くなって
強くなるため、強い揚力が発生しても、その揚力に対抗
できることとなる。
油スピードが速ければ速い程、エアの流れが速くなって
強くなるため、強い揚力が発生しても、その揚力に対抗
できることとなる。
【0019】そして、給油が続行されて、燃料液面が満
タン位置に達すれば、エアによる浮き上がりを防止した
状態で、フロートが浮力によって上昇し、弁部で天井壁
の連通孔を構成するニップル下端を閉塞する。そのた
め、燃料タンク外へのエア流出が停止され、燃料タンク
内の内圧が一定値まで上昇して、燃料注入口側での燃料
注入ガンのオートストップ機構が作動し、給油が停止さ
れることとなる。
タン位置に達すれば、エアによる浮き上がりを防止した
状態で、フロートが浮力によって上昇し、弁部で天井壁
の連通孔を構成するニップル下端を閉塞する。そのた
め、燃料タンク外へのエア流出が停止され、燃料タンク
内の内圧が一定値まで上昇して、燃料注入口側での燃料
注入ガンのオートストップ機構が作動し、給油が停止さ
れることとなる。
【0020】したがって、本発明に係る燃料タンク用フ
ロートバルブでは、燃料タンクへの燃料の満タン給油時
に、満タン位置に燃料液面が達するまで、エアを確実に
流出させることができて、満タン給油を円滑に行なうこ
とができる。
ロートバルブでは、燃料タンクへの燃料の満タン給油時
に、満タン位置に燃料液面が達するまで、エアを確実に
流出させることができて、満タン給油を円滑に行なうこ
とができる。
【0021】さらに、フロート上面の外周縁に、内周面
側を下狭まりのテーパ面とした筒状のリブが形成されて
いる場合には、通気孔を経た後の、側壁上端の規制部内
周面とニップル外周面との間を下向きに通過するエア
が、テーパ面を経て、フロート上面に円滑に流れること
となり、フロートの上面に当たり易くなる。そのため、
エアによるフロートを押える下向きの力を確実に確保す
ることができる。
側を下狭まりのテーパ面とした筒状のリブが形成されて
いる場合には、通気孔を経た後の、側壁上端の規制部内
周面とニップル外周面との間を下向きに通過するエア
が、テーパ面を経て、フロート上面に円滑に流れること
となり、フロートの上面に当たり易くなる。そのため、
エアによるフロートを押える下向きの力を確実に確保す
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0023】実施例の燃料タンク用フロートバルブV1
は、図2に示すように、燃料タンク8の上壁9に固定さ
れて、燃料給油時の多量に発生する燃料蒸気を含んだエ
アAを大量にキャニスタCへ流すものである。このバル
ブV1と接続されるエア流出流路7におけるキャニスタ
Cへの途中には、差圧制御弁31が配設されている。差
圧制御弁31は、内部にダイアフラム弁を配設して構成
され、ニップル32を燃料タンク8の燃料注入口として
のフィラーパイプ8aに接続される配管35と連結させ
ており、ニップル33をフロートバルブV1と連結さ
せ、ニップル34をキャニスタCに接続される配管36
と連結させている。そして、給油時には、配管35内の
圧力よりニップル33内の圧力の方が高くなり、差圧制
御弁31が、ニップル33とニップル34とを連通させ
るように開弁動作するため、エア流出流路7を経て、給
油時の燃料蒸気がキャニスタC側へ流出することとな
る。
は、図2に示すように、燃料タンク8の上壁9に固定さ
れて、燃料給油時の多量に発生する燃料蒸気を含んだエ
アAを大量にキャニスタCへ流すものである。このバル
ブV1と接続されるエア流出流路7におけるキャニスタ
Cへの途中には、差圧制御弁31が配設されている。差
圧制御弁31は、内部にダイアフラム弁を配設して構成
され、ニップル32を燃料タンク8の燃料注入口として
のフィラーパイプ8aに接続される配管35と連結させ
ており、ニップル33をフロートバルブV1と連結さ
せ、ニップル34をキャニスタCに接続される配管36
と連結させている。そして、給油時には、配管35内の
圧力よりニップル33内の圧力の方が高くなり、差圧制
御弁31が、ニップル33とニップル34とを連通させ
るように開弁動作するため、エア流出流路7を経て、給
油時の燃料蒸気がキャニスタC側へ流出することとな
る。
【0024】また 燃料タンク8の上壁9には、非給油
時の燃料蒸気を含んだ少量のエアAをキャニスタCへ流
すためのフロートバルブ41も配設されている。このフ
ロートバルブ41は、ニップル42を正負圧弁37のニ
ップル38に接続させ、正負圧弁37はニップル39を
キャニスタCに連通される配管40に接続させている。
この正負圧弁37は、正圧弁37aと負圧弁37bとを
備え、正圧弁37aの開弁圧力を差圧制御弁31の開弁
時の圧力より高く設定させている。そのため、燃料Fを
給油していない時には、燃料タンク8内の圧力と配管3
5内の圧力とに差が生じないため、差圧制御弁31が開
弁しない状態となり、その状態で、燃料タンク8内の圧
力が一定以上となった場合には、正圧弁37aが開弁し
て、エアAをキャニスタC側へ流すこととなり、燃料タ
ンク8内の圧力が一定以下の負圧となった場合に、負圧
弁37bが開弁することとなる。
時の燃料蒸気を含んだ少量のエアAをキャニスタCへ流
すためのフロートバルブ41も配設されている。このフ
ロートバルブ41は、ニップル42を正負圧弁37のニ
ップル38に接続させ、正負圧弁37はニップル39を
キャニスタCに連通される配管40に接続させている。
この正負圧弁37は、正圧弁37aと負圧弁37bとを
備え、正圧弁37aの開弁圧力を差圧制御弁31の開弁
時の圧力より高く設定させている。そのため、燃料Fを
給油していない時には、燃料タンク8内の圧力と配管3
5内の圧力とに差が生じないため、差圧制御弁31が開
弁しない状態となり、その状態で、燃料タンク8内の圧
力が一定以上となった場合には、正圧弁37aが開弁し
て、エアAをキャニスタC側へ流すこととなり、燃料タ
ンク8内の圧力が一定以下の負圧となった場合に、負圧
弁37bが開弁することとなる。
【0025】さらに、燃料タンク8には、図示しないエ
ンジン側への燃料供給用配管や燃料Fのリターン用配管
等が接続されている。
ンジン側への燃料供給用配管や燃料Fのリターン用配管
等が接続されている。
【0026】そして、実施例のフロートバルブV1は、
図2〜4に示すように、燃料タンク上壁9に固定される
略円筒状のケース11を備え、ケース11は、耐燃料油
性を有したポリアセタールやポリアミド等の合成樹脂か
ら形成されて、略円板状の天井壁12と、天井壁12の
下方に配置される略円板状の底壁13と、天井壁12と
底壁13との外周縁相互を連結するように形成される略
円筒状の側壁14と、を備えて構成されている。
図2〜4に示すように、燃料タンク上壁9に固定される
略円筒状のケース11を備え、ケース11は、耐燃料油
性を有したポリアセタールやポリアミド等の合成樹脂か
ら形成されて、略円板状の天井壁12と、天井壁12の
下方に配置される略円板状の底壁13と、天井壁12と
底壁13との外周縁相互を連結するように形成される略
円筒状の側壁14と、を備えて構成されている。
【0027】天井壁12は、中央の凹んだ部位に、上方
へ延びる円筒状のニップル12bと下方へ延びる円筒状
のニップル12cとを突設させ、ニップル12b・12
c内を、エア流出流路7と連通される連通孔12aとし
ている。上方へ延びるニップル12bは、既述の差圧制
御弁31のニップル33と接続されている。天井壁12
の外周縁には、下方へ延びた後、外方へ延びるフランジ
12dが形成されている。このフランジ12dは、円環
状のガスケット28を介在させて、燃料タンク上壁9の
貫通孔9a周縁に当接している。そして、フランジ12
dの上面は、略円環状の押え金26で押えられ、押え金
26が、貫通孔9a周縁に固着された円環状の口金27
にボルト29止めされることにより、フランジ12dが
燃料タンク8の上壁9に取り付けられ、ケース11が燃
料タンク8の上壁9に固定されている。
へ延びる円筒状のニップル12bと下方へ延びる円筒状
のニップル12cとを突設させ、ニップル12b・12
c内を、エア流出流路7と連通される連通孔12aとし
ている。上方へ延びるニップル12bは、既述の差圧制
御弁31のニップル33と接続されている。天井壁12
の外周縁には、下方へ延びた後、外方へ延びるフランジ
12dが形成されている。このフランジ12dは、円環
状のガスケット28を介在させて、燃料タンク上壁9の
貫通孔9a周縁に当接している。そして、フランジ12
dの上面は、略円環状の押え金26で押えられ、押え金
26が、貫通孔9a周縁に固着された円環状の口金27
にボルト29止めされることにより、フランジ12dが
燃料タンク8の上壁9に取り付けられ、ケース11が燃
料タンク8の上壁9に固定されている。
【0028】底壁13は、側壁14の下端に溶着され
て、複数の貫通孔13aが形成されている。また、底壁
13の上面中央には円筒状の保持リブ13bが突設され
ている。
て、複数の貫通孔13aが形成されている。また、底壁
13の上面中央には円筒状の保持リブ13bが突設され
ている。
【0029】側壁14の上部外周面には、フランジ14
bが突設され、フランジ14bは、天井壁12のフラン
ジ12dの内周面側に溶着されている。そして、フラン
ジ14bには、複数の通気孔14aが上下方向に貫通さ
れている。なお、ケース11が燃料タンク8に固定され
た際の、適正な満タン時の燃料液面の位置LFは、通気
孔14aの下方位置に設定されている。
bが突設され、フランジ14bは、天井壁12のフラン
ジ12dの内周面側に溶着されている。そして、フラン
ジ14bには、複数の通気孔14aが上下方向に貫通さ
れている。なお、ケース11が燃料タンク8に固定され
た際の、適正な満タン時の燃料液面の位置LFは、通気
孔14aの下方位置に設定されている。
【0030】また、側壁14の上端全周には、天井壁1
2下面とに隙間を設けて、ニップル12cの下端より上
方へ突出する円筒状の規制部14cが配設されている。
規制部14cの内周面側全周には、内周面を下狭まりの
テーパ面14eとする突条14dが形成されている。
2下面とに隙間を設けて、ニップル12cの下端より上
方へ突出する円筒状の規制部14cが配設されている。
規制部14cの内周面側全周には、内周面を下狭まりの
テーパ面14eとする突条14dが形成されている。
【0031】そして、ケース11の内部には、連通孔1
2aを閉塞可能なフロート15が配設されている。フロ
ート15は、耐燃料油性を有したポリアセタールやポリ
アミド等の合成樹脂から形成される本体16と、フッ素
ゴムやニトリルゴム等のゴム材料からなりニップル12
cの下端を閉塞できるように、本体16の上面中央に組
み付けられる弁部17と、から構成されている。
2aを閉塞可能なフロート15が配設されている。フロ
ート15は、耐燃料油性を有したポリアセタールやポリ
アミド等の合成樹脂から形成される本体16と、フッ素
ゴムやニトリルゴム等のゴム材料からなりニップル12
cの下端を閉塞できるように、本体16の上面中央に組
み付けられる弁部17と、から構成されている。
【0032】本体16は、円筒部16aと、円筒部16
aの上端を閉塞するように配設される天井部16bと、
から構成されており、円筒部16aの外径は、ニップル
16cの外径より大きく、側壁14の内周面より若干小
さくしている。なお、円筒部16aの外周面には、上下
方向に延びる複数の凹溝(図符号省略)が形成されてい
る。
aの上端を閉塞するように配設される天井部16bと、
から構成されており、円筒部16aの外径は、ニップル
16cの外径より大きく、側壁14の内周面より若干小
さくしている。なお、円筒部16aの外周面には、上下
方向に延びる複数の凹溝(図符号省略)が形成されてい
る。
【0033】天井部16bの中央には、弁部17を組み
付ける組付孔16cが形成されるとともに、天井部16
bの上面の外周縁には、内周面側を下狭まりのテーパ面
16eとした略円筒状のリブ16dが突設されている。
なお、テーパ面16eは、既述の側壁14における規制
部14cの突条14dのテーパ面14eと平行としてい
る。
付ける組付孔16cが形成されるとともに、天井部16
bの上面の外周縁には、内周面側を下狭まりのテーパ面
16eとした略円筒状のリブ16dが突設されている。
なお、テーパ面16eは、既述の側壁14における規制
部14cの突条14dのテーパ面14eと平行としてい
る。
【0034】フロート15と底壁13との間には、上端
を本体天井部16b下面に円筒状に突出するリブ16f
に位置規制させ、下端を底壁13の保持リブ13cに保
持させた圧縮コイルばね18が配設されている。このコ
イルばね18は、車両が傾斜・転倒した場合に、連通孔
12aを閉塞するようにフロート15を補助する補助部
材である。
を本体天井部16b下面に円筒状に突出するリブ16f
に位置規制させ、下端を底壁13の保持リブ13cに保
持させた圧縮コイルばね18が配設されている。このコ
イルばね18は、車両が傾斜・転倒した場合に、連通孔
12aを閉塞するようにフロート15を補助する補助部
材である。
【0035】このような実施例のフロートバルブV1を
配設した燃料タンク8への燃料Fの給油時には、まず、
燃料注入口側となるフィラーパイプ8aのフューエルキ
ャップ10を外してフィラーパイプ8aに図示しない燃
料注入ガンを挿入して、燃料注入ガンから燃料タンク8
内へ燃料Fを注入する。
配設した燃料タンク8への燃料Fの給油時には、まず、
燃料注入口側となるフィラーパイプ8aのフューエルキ
ャップ10を外してフィラーパイプ8aに図示しない燃
料注入ガンを挿入して、燃料注入ガンから燃料タンク8
内へ燃料Fを注入する。
【0036】そして、燃料Fの給油時、燃料タンク8内
の燃料液面が上昇して、燃料タンク8内のエアAが、通
気孔14aからケース11内に流入し、天井壁12の連
通孔12からエア流出流路7へ流出されることとなる。
の燃料液面が上昇して、燃料タンク8内のエアAが、通
気孔14aからケース11内に流入し、天井壁12の連
通孔12からエア流出流路7へ流出されることとなる。
【0037】その際、エアAは、エア流出流路7側の連
通孔12aの開口部位、すなわち、ニップル12c下端
の開口部位が、側壁14上端の規制部14cより下方に
位置していることから、通気孔14aを経た後、規制部
14cの内周面とニップル12cの外周面との間を下向
きに通過し、フロート天井部16bの上面に当った後、
反転してニップル12cの下端から連通孔12aへ流れ
ることとなる。
通孔12aの開口部位、すなわち、ニップル12c下端
の開口部位が、側壁14上端の規制部14cより下方に
位置していることから、通気孔14aを経た後、規制部
14cの内周面とニップル12cの外周面との間を下向
きに通過し、フロート天井部16bの上面に当った後、
反転してニップル12cの下端から連通孔12aへ流れ
ることとなる。
【0038】そのため、フロート15は、エアAの上面
への当たりによって、下向きの力を受け、底壁貫通孔1
3aからケース11内に燃料Fが流入して浮力を発生さ
せていても、図5に示すように、エアによる浮き上がり
が防止される。
への当たりによって、下向きの力を受け、底壁貫通孔1
3aからケース11内に燃料Fが流入して浮力を発生さ
せていても、図5に示すように、エアによる浮き上がり
が防止される。
【0039】このフロート15の浮き上がり防止作用
は、給油スピードが速ければ速い程、エアAの流量が速
くなって強くなるため、強い揚力が発生しても、その揚
力に対抗できることとなる。
は、給油スピードが速ければ速い程、エアAの流量が速
くなって強くなるため、強い揚力が発生しても、その揚
力に対抗できることとなる。
【0040】そして、給油が続行されて、燃料液面が満
タン位置LFに達すれば、エアAによる浮き上がりを防
止した状態で、フロート15が浮力によって上昇し、弁
部17で天井壁12の連通孔12aを構成するニップル
12cの下端を閉塞する。そのため、燃料タンク8外へ
のエア流出が停止され、燃料タンク8内の内圧が一定値
まで上昇して、フィラーパイプ8a側での燃料注入ガン
のオートストップ機構が作動し、給油が停止されること
となる。
タン位置LFに達すれば、エアAによる浮き上がりを防
止した状態で、フロート15が浮力によって上昇し、弁
部17で天井壁12の連通孔12aを構成するニップル
12cの下端を閉塞する。そのため、燃料タンク8外へ
のエア流出が停止され、燃料タンク8内の内圧が一定値
まで上昇して、フィラーパイプ8a側での燃料注入ガン
のオートストップ機構が作動し、給油が停止されること
となる。
【0041】したがって、実施例のフロートバルブV1
では、燃料タンク8への燃料Fの満タン給油時に、満タ
ン位置LFに燃料液面が達するまで、エアAを確実に流
出させることができて、満タン給油を円滑に行なうこと
ができる。
では、燃料タンク8への燃料Fの満タン給油時に、満タ
ン位置LFに燃料液面が達するまで、エアAを確実に流
出させることができて、満タン給油を円滑に行なうこと
ができる。
【0042】また、実施例のフロートバルブV1では、
フロート天井部16bの上面の外周縁に、内周面側を下
狭まりのテーパ面16eとした略円筒状のリブ16dが
形成されている。そのため、給油時における通気孔14
aを経た後の規制部14c内周面とニップル12c外周
面との間を下向きに通過するエアAが、テーパ面16e
を経て、フロート天井部16bの上面に円滑に流れるこ
ととなり、フロート15の上面に当たり易くなる。した
がって、エアAによるフロート15を押える下向きの力
を確実に確保することができる。
フロート天井部16bの上面の外周縁に、内周面側を下
狭まりのテーパ面16eとした略円筒状のリブ16dが
形成されている。そのため、給油時における通気孔14
aを経た後の規制部14c内周面とニップル12c外周
面との間を下向きに通過するエアAが、テーパ面16e
を経て、フロート天井部16bの上面に円滑に流れるこ
ととなり、フロート15の上面に当たり易くなる。した
がって、エアAによるフロート15を押える下向きの力
を確実に確保することができる。
【0043】さらに、上記作用は、実施例の場合、側壁
規制部14の内周面側に形成された突条14dに、テー
パ面16eと平行なテーパ面14eが形成されているた
め、エアAの流れが、フロート15の上面に当たり易く
なって、一層、円滑に作用されることとなる。
規制部14の内周面側に形成された突条14dに、テー
パ面16eと平行なテーパ面14eが形成されているた
め、エアAの流れが、フロート15の上面に当たり易く
なって、一層、円滑に作用されることとなる。
【0044】勿論、図6に示すように、側壁14の規制
部14cに、テーパ面14eを有した突条14dを設け
ず、また、フロート15の上面に、テーパ面16eを有
したリブ16dを設けなくとも、給油時、フロート15
の上面には、下向きの流れのエアAが当たるため、ある
程度のフロート15の浮き上がりを防止することができ
る。
部14cに、テーパ面14eを有した突条14dを設け
ず、また、フロート15の上面に、テーパ面16eを有
したリブ16dを設けなくとも、給油時、フロート15
の上面には、下向きの流れのエアAが当たるため、ある
程度のフロート15の浮き上がりを防止することができ
る。
【0045】なお、実施例では、ケース11内にエアA
を流入させる通気孔14aを、側壁14のフランジ14
bに形成したものを示したが、成形に支障が無ければ、
天井壁12のフランジ12dを、内周面側に延設して、
規制部14cの下方の側壁14に溶着させるようにし、
その延設したフランジに通気孔を形成しても良い。ま
た、このようなフランジやフランジ14bを形成せず
に、規制部14cの上端を、開口部位を残して部分的に
上方を延ばして天井壁12に連結し、この開口部位を通
気孔としても良い。
を流入させる通気孔14aを、側壁14のフランジ14
bに形成したものを示したが、成形に支障が無ければ、
天井壁12のフランジ12dを、内周面側に延設して、
規制部14cの下方の側壁14に溶着させるようにし、
その延設したフランジに通気孔を形成しても良い。ま
た、このようなフランジやフランジ14bを形成せず
に、規制部14cの上端を、開口部位を残して部分的に
上方を延ばして天井壁12に連結し、この開口部位を通
気孔としても良い。
【図1】従来のフロートバルブを示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例のフロートバルブを示す断面
図であり、燃料タンクに配置された状態を示す。
図であり、燃料タンクに配置された状態を示す。
【図3】同実施例の断面図である。
【図4】同実施例の燃料タンクに取り付けた状態の底面
図である。
図である。
【図5】同実施例の使用状態を示す断面図である。
【図6】他の実施例を示す断面図である。
1・11…ケース、 2・12…天井壁、 2a・12a…連通孔、 3・13…底壁、 3a・13a…貫通孔、 4・14…側壁、 4a・14a…通気孔、 5・15…フロート、 5a・17…弁部、 7…エア流出流路、 8…燃料タンク、 9…上壁、 12c…ニップル、 14c…規制部、 16d…リブ、 16e…テーパ面、 F…燃料、 A…エア、 LF…満タン時の燃料液面の位置、 V0・V1…フロートバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−7030(JP,U) 実開 平1−91626(JP,U) 実公 平4−39061(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/00 301 B60K 15/02
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンクの上部のエア流出流路に配置
されて、給油時の燃料タンク内のエアを流出させるとと
もに、燃料液面の満タン位置への上昇時に、エアの流出
を停止させる燃料タンク用フロートバルブであって、 前記燃料タンクの上壁に固定されるケースが、上部に配
置される天井壁と、該天井壁の下方に配置される底壁
と、前記天井壁と底壁とを連結する筒状の側壁と、を備
えて構成され、 前記天井壁に、前記エア流出流路と連通する連通孔が形
成されるとともに、該連通孔周縁に下方へ延びるニップ
ルが突設され、 前記底壁に、貫通孔が形成され、 前記側壁の上端全周に、前記天井壁下面とに隙間を設け
て、前記ニップル下端より上方へ突出する筒状の規制部
が配設され、 前記側壁の上部と前記天井壁外周縁との間に、通気孔が
形成され、 前記ケース内に、前記ニップル下端を閉塞可能とする弁
部を上面中央に備えて、前記ニップルより大きな外形の
フロートが配設されていることを特徴とする燃料タンク
用フロートバルブ。 - 【請求項2】 前記フロートにおける上面の外周縁に、
内周面側を下狭まりのテーパ面とした筒状のリブが突設
されていることを特徴とする請求項1記載の燃料タンク
用フロートバルブ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158194A JP3284745B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 燃料タンク用フロートバルブ |
US08/425,627 US5529086A (en) | 1994-04-28 | 1995-04-20 | Float valve for use in fuel tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158194A JP3284745B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 燃料タンク用フロートバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293383A JPH07293383A (ja) | 1995-11-07 |
JP3284745B2 true JP3284745B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=14030518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9158194A Expired - Fee Related JP3284745B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 燃料タンク用フロートバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284745B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100387712B1 (ko) * | 2000-08-11 | 2003-06-18 | 현대자동차주식회사 | 만 탱크시 연료주입파이프의 연료주입건 작동정지기구 |
JP7013214B2 (ja) * | 2017-11-20 | 2022-01-31 | 株式会社Fts | 燃料供給装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9158194A patent/JP3284745B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07293383A (ja) | 1995-11-07 |
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---|---|---|---|
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