JP3278496B2 - 半導体装置およびその駆動方法 - Google Patents
半導体装置およびその駆動方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/411—Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/441—Vertical IGBTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D18/00—Thyristors
- H10D18/40—Thyristors with turn-on by field effect
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D18/00—Thyristors
- H10D18/60—Gate-turn-off devices
- H10D18/65—Gate-turn-off devices with turn-off by field effect
- H10D18/655—Gate-turn-off devices with turn-off by field effect produced by insulated gate structures
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/17—Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
- H10D62/393—Body regions of DMOS transistors or IGBTs
Landscapes
- Thyristors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゲート制御によりタ
ーンオフが可能な半導体装置およびその駆動方法に関す
るもので、特に電力用素子として使用されるものであ
る。
ーンオフが可能な半導体装置およびその駆動方法に関す
るもので、特に電力用素子として使用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲート制御によりターンオン/タ
ーンオフが可能な電力用素子として、たとえばIGBT
((Insulated Gate Bipolar
Transistor),1990 IEEE.PES
C(Proceeding of Power Ele
ctronics Specialists Conf
erence)、June10〜15,1990;P.
9〜P.16))、またはBRT((Base Res
istance Controlled Thyris
tor),1991 IEEE.ISPSD(Proc
eedingsof the 3rd Interna
tional Symposium on Power
Semiconductor Devices an
d ICs)、April22〜24,1991;P.
138〜P.141))が利用されている。
ーンオフが可能な電力用素子として、たとえばIGBT
((Insulated Gate Bipolar
Transistor),1990 IEEE.PES
C(Proceeding of Power Ele
ctronics Specialists Conf
erence)、June10〜15,1990;P.
9〜P.16))、またはBRT((Base Res
istance Controlled Thyris
tor),1991 IEEE.ISPSD(Proc
eedingsof the 3rd Interna
tional Symposium on Power
Semiconductor Devices an
d ICs)、April22〜24,1991;P.
138〜P.141))が利用されている。
【0003】しかしながら、上記した従来のIGBTに
おいては、高速なターンオン/ターンオフが可能である
が、高電流領域でのオン電圧が高くなるという欠点があ
った。また、BRTの場合には、高電流領域でのオン電
圧はさほど高くないが、ターンオフ時間が長く、ターン
オフ能力も低いという欠点があった。
おいては、高速なターンオン/ターンオフが可能である
が、高電流領域でのオン電圧が高くなるという欠点があ
った。また、BRTの場合には、高電流領域でのオン電
圧はさほど高くないが、ターンオフ時間が長く、ターン
オフ能力も低いという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、IGBTの場合、高速なターンオン/ター
ンオフが可能であるが、高電流領域でのオン電圧が高
く、BRTの場合、高電流領域でのオン電圧は低いが、
ターンオフ時間が長く、ターンオフ能力も低いなどの問
題があった。
においては、IGBTの場合、高速なターンオン/ター
ンオフが可能であるが、高電流領域でのオン電圧が高
く、BRTの場合、高電流領域でのオン電圧は低いが、
ターンオフ時間が長く、ターンオフ能力も低いなどの問
題があった。
【0005】そこで、この発明は、高電流領域でのオン
電圧が低く、かつ制御可能なターンオフ電流が大きくて
高速なターンオフが可能な半導体装置およびその駆動方
法を提供することを目的としている。
電圧が低く、かつ制御可能なターンオフ電流が大きくて
高速なターンオフが可能な半導体装置およびその駆動方
法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体装置にあっては、第1導電型の
第1の半導体領域と、この第1の半導体領域の一方面に
形成された第2導電型の第2の半導体領域と、この第2
の半導体領域の表面に形成されたそれぞれ複数の第1導
電型の第3,第4の半導体領域と、この第4の半導体領
域の表面に形成された第2導電型の第5の半導体領域
と、この第5の半導体領域および前記第3の半導体領域
上にそれぞれ設けられ、電気的に接続された第1の電極
と、互いに隣接する2つの、前記第4の半導体領域の相
互間にゲート絶縁膜を介して設けられた第2の電極と、
前記第3の半導体領域とこれに隣接する前記第2の半導
体領域との間にゲート絶縁膜を介して設けられた第3の
電極と、前記第1の半導体領域の他方面に設けられた第
4の電極とから構成されている。
めに、この発明の半導体装置にあっては、第1導電型の
第1の半導体領域と、この第1の半導体領域の一方面に
形成された第2導電型の第2の半導体領域と、この第2
の半導体領域の表面に形成されたそれぞれ複数の第1導
電型の第3,第4の半導体領域と、この第4の半導体領
域の表面に形成された第2導電型の第5の半導体領域
と、この第5の半導体領域および前記第3の半導体領域
上にそれぞれ設けられ、電気的に接続された第1の電極
と、互いに隣接する2つの、前記第4の半導体領域の相
互間にゲート絶縁膜を介して設けられた第2の電極と、
前記第3の半導体領域とこれに隣接する前記第2の半導
体領域との間にゲート絶縁膜を介して設けられた第3の
電極と、前記第1の半導体領域の他方面に設けられた第
4の電極とから構成されている。
【0007】また、この発明の半導体装置の駆動方法に
あっては、第1導電型の第1の半導体領域と、この第1
の半導体領域の一方面に形成された第2導電型の第2の
半導体領域と、この第2の半導体領域の表面に形成され
たそれぞれ複数の第1導電型の第3,第4の半導体領域
と、この第4の半導体領域の表面に形成された第2導電
型の第5の半導体領域と、この第5の半導体領域および
前記第3の半導体領域上にそれぞれ設けられ、電気的に
接続された第1の電極と、互いに隣接する2つの、前記
第4の半導体領域の相互間にゲート絶縁膜を介して設け
られた第2の電極と、前記第3の半導体領域とこれに隣
接する前記第2の半導体領域との間にゲート絶縁膜を介
して設けられた第3の電極と、前記第1の半導体領域の
他方面に設けられた第4の電極とを具備してなり、前記
第2の電極に電圧を印加して、前記第4の半導体領域の
表面に第2導電型のチャネル層を形成せしめるように駆
動するとともに、この第4の半導体領域の表面に第2導
電型のチャネル層を形成せしめた状態で、所定の期間、
前記第3の電極に電圧を印加して、前記第2の半導体領
域の表面に第1導電型のチャネル層を形成せしめるよう
に駆動するようになっている。さらに、この発明の半導
体装置の駆動方法にあっては、第1の表面および第2の
表面を有する、第1導電型の第1の半導体領域と、この
第1の半導体領域の第1の表面に形成された第2導電型
の第2の半導体領域と、この第2の半導体領域の表面に
形成された複数の第1導電型の第3の半導体領域と、前
記第3の半導体領域にそれぞれ隣接し、かつ前記第2の
半導体領域の表面に形成された複数の第1導電型の第4
の半導体領域と、前記第4の半導体領域の表面にそれぞ
れ形成された複数の第2導電型の第5の半導体領域と、
前記第5の半導体領域および前記第3の半導体領域上に
それぞれ設けられ、互いに電気的に接続された複数の第
1の電極と、前記第1の電極の相互間で、かつ少なくと
も、互いに隣接する2つの前記第4の半導体領域上、お
よびこれら第4の半導体領域の相互間に形成された、前
記第2の半導体領域の表面上にそれぞれ第1のゲート絶
縁膜を介して設けられ、互いに電気的に接続された複数
の第2の電極と、前記第1の電極の相互間で、かつ互い
に隣接する、前記第3の半導体領域と前記第4の半導体
領域との相互間に形成された、前記第2の半導体領域の
表面上およびこれに隣接する前記第4の半導体領域上に
それぞれ第2のゲート絶縁膜を介して設けられ、互いに
電気的に接続されて前記第2の電極とは独立して制御さ
れるとともに、少なくともその一部に、前記第3の半導
体領域の少なくとも1つおよび前記第4の半導体領域の
少くとも1つが共通の境界を有して互いに接触される、
複数の第3の電極と、前記第1の半導体領域の第2の表
面に設けられた第4の電極とを具備してなり、前記第2
の電極に第1の電圧を印加して、前記第4の半導体領域
の表面に第2導電型の第1のチャネル層を形成せしめる
とともに、前記第4の半導体領域の表面に第2導電型の
第1のチャネル層を形成せしめた状態で、所定の期間、
前記第3の電極に第2の電圧を印加して、前記第2の半
導体領域の表面に第1導電型の第2のチャネル層を形成
せしめるように駆動するようになっている。
あっては、第1導電型の第1の半導体領域と、この第1
の半導体領域の一方面に形成された第2導電型の第2の
半導体領域と、この第2の半導体領域の表面に形成され
たそれぞれ複数の第1導電型の第3,第4の半導体領域
と、この第4の半導体領域の表面に形成された第2導電
型の第5の半導体領域と、この第5の半導体領域および
前記第3の半導体領域上にそれぞれ設けられ、電気的に
接続された第1の電極と、互いに隣接する2つの、前記
第4の半導体領域の相互間にゲート絶縁膜を介して設け
られた第2の電極と、前記第3の半導体領域とこれに隣
接する前記第2の半導体領域との間にゲート絶縁膜を介
して設けられた第3の電極と、前記第1の半導体領域の
他方面に設けられた第4の電極とを具備してなり、前記
第2の電極に電圧を印加して、前記第4の半導体領域の
表面に第2導電型のチャネル層を形成せしめるように駆
動するとともに、この第4の半導体領域の表面に第2導
電型のチャネル層を形成せしめた状態で、所定の期間、
前記第3の電極に電圧を印加して、前記第2の半導体領
域の表面に第1導電型のチャネル層を形成せしめるよう
に駆動するようになっている。さらに、この発明の半導
体装置の駆動方法にあっては、第1の表面および第2の
表面を有する、第1導電型の第1の半導体領域と、この
第1の半導体領域の第1の表面に形成された第2導電型
の第2の半導体領域と、この第2の半導体領域の表面に
形成された複数の第1導電型の第3の半導体領域と、前
記第3の半導体領域にそれぞれ隣接し、かつ前記第2の
半導体領域の表面に形成された複数の第1導電型の第4
の半導体領域と、前記第4の半導体領域の表面にそれぞ
れ形成された複数の第2導電型の第5の半導体領域と、
前記第5の半導体領域および前記第3の半導体領域上に
それぞれ設けられ、互いに電気的に接続された複数の第
1の電極と、前記第1の電極の相互間で、かつ少なくと
も、互いに隣接する2つの前記第4の半導体領域上、お
よびこれら第4の半導体領域の相互間に形成された、前
記第2の半導体領域の表面上にそれぞれ第1のゲート絶
縁膜を介して設けられ、互いに電気的に接続された複数
の第2の電極と、前記第1の電極の相互間で、かつ互い
に隣接する、前記第3の半導体領域と前記第4の半導体
領域との相互間に形成された、前記第2の半導体領域の
表面上およびこれに隣接する前記第4の半導体領域上に
それぞれ第2のゲート絶縁膜を介して設けられ、互いに
電気的に接続されて前記第2の電極とは独立して制御さ
れるとともに、少なくともその一部に、前記第3の半導
体領域の少なくとも1つおよび前記第4の半導体領域の
少くとも1つが共通の境界を有して互いに接触される、
複数の第3の電極と、前記第1の半導体領域の第2の表
面に設けられた第4の電極とを具備してなり、前記第2
の電極に第1の電圧を印加して、前記第4の半導体領域
の表面に第2導電型の第1のチャネル層を形成せしめる
とともに、前記第4の半導体領域の表面に第2導電型の
第1のチャネル層を形成せしめた状態で、所定の期間、
前記第3の電極に第2の電圧を印加して、前記第2の半
導体領域の表面に第1導電型の第2のチャネル層を形成
せしめるように駆動するようになっている。
【0008】
【作用】この発明は、上記した手段により、サイリスタ
とIGBTの2つのモードで動作できるようになるた
め、高電流領域でのオン電圧が低いままでターンオフ能
力を向上することが可能となるものである。
とIGBTの2つのモードで動作できるようになるた
め、高電流領域でのオン電圧が低いままでターンオフ能
力を向上することが可能となるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1,図2は、本発明にかかる電力用
素子の概略構成を示すものである。すなわち、この電力
用素子は、たとえばP1 層(第1導電型の第1の半導体
領域)11、このP1 層11の上に設けられたN1 層
(第2導電型の第2の半導体領域)12、このN1 層1
2の表面に形成された複数のP2 層(第1導電型の第3
の半導体領域)13およびP3 層(第1導電型の第4の
半導体領域)14、このP3 層14の表面にそれぞれ形
成されたN2 層(第2導電型の第5の半導体領域)15
からなっている。
照して説明する。図1,図2は、本発明にかかる電力用
素子の概略構成を示すものである。すなわち、この電力
用素子は、たとえばP1 層(第1導電型の第1の半導体
領域)11、このP1 層11の上に設けられたN1 層
(第2導電型の第2の半導体領域)12、このN1 層1
2の表面に形成された複数のP2 層(第1導電型の第3
の半導体領域)13およびP3 層(第1導電型の第4の
半導体領域)14、このP3 層14の表面にそれぞれ形
成されたN2 層(第2導電型の第5の半導体領域)15
からなっている。
【0010】この場合、上記P2 層13およびP3 層1
4は、P2 層13の相互間に2つのP3 層14がそれぞ
れ配設され、これらP2 層13およびP3 層14は部分
的に接続された構成となっている。
4は、P2 層13の相互間に2つのP3 層14がそれぞ
れ配設され、これらP2 層13およびP3 層14は部分
的に接続された構成となっている。
【0011】そして、上記P2 層13の上面および前記
P3 層14の表面に設けられたN2層15の上面にはそ
れぞれエミッタ(E)をなす第1の電極としてのE電極
16が、またこれらE電極16の相互間で、かつ前記N
1 層12,P3 層14,N2層15の表面部分にはそれ
ぞれゲート絶縁膜である酸化膜17を介して第1のゲー
ト(G)電極をなす第2の電極としてのG1 電極18
が、また上記E電極16の相互間で、かつ前記N1 層1
2,P2 層13,P3 層14,N2 層15の表面部分に
はそれぞれゲート絶縁膜である酸化膜19を介して第2
のゲート(G)電極をなす第3の電極としてのG2 電極
20が、さらに前記P1 層11の下面側にはコレクタ
(C)をなす第4の電極としてC電極21が設けられた
構成とされている。
P3 層14の表面に設けられたN2層15の上面にはそ
れぞれエミッタ(E)をなす第1の電極としてのE電極
16が、またこれらE電極16の相互間で、かつ前記N
1 層12,P3 層14,N2層15の表面部分にはそれ
ぞれゲート絶縁膜である酸化膜17を介して第1のゲー
ト(G)電極をなす第2の電極としてのG1 電極18
が、また上記E電極16の相互間で、かつ前記N1 層1
2,P2 層13,P3 層14,N2 層15の表面部分に
はそれぞれゲート絶縁膜である酸化膜19を介して第2
のゲート(G)電極をなす第3の電極としてのG2 電極
20が、さらに前記P1 層11の下面側にはコレクタ
(C)をなす第4の電極としてC電極21が設けられた
構成とされている。
【0012】上記E電極16のそれぞれは、たとえばア
ルミニウム(Al)のような金属により形成され、これ
らは部分的に接続されて端子Eから電圧が印加されるよ
うになっている。
ルミニウム(Al)のような金属により形成され、これ
らは部分的に接続されて端子Eから電圧が印加されるよ
うになっている。
【0013】上記G1 電極18のそれぞれは、たとえば
ポリシリコンにより形成され、端子G1 を介してバイア
スされるようになっている。上記G2 電極20のそれぞ
れは、たとえばポリシリコンにより形成され、端子G2
を介してバイアスされるようになっている。
ポリシリコンにより形成され、端子G1 を介してバイア
スされるようになっている。上記G2 電極20のそれぞ
れは、たとえばポリシリコンにより形成され、端子G2
を介してバイアスされるようになっている。
【0014】上記C電極21は、たとえばAlのような
金属により形成され、端子Cから電圧が印加されるよう
になっている。上記P1 層11は、たとえばシリコン
(Si)にボロン(B)などのP型不純物が添加され
て、その濃度が約1×1019/cm3 とされている。
金属により形成され、端子Cから電圧が印加されるよう
になっている。上記P1 層11は、たとえばシリコン
(Si)にボロン(B)などのP型不純物が添加され
て、その濃度が約1×1019/cm3 とされている。
【0015】上記N1 層12は、たとえばSiにリン
(P)などのN型不純物が添加されて、その比抵抗値が
約100Ωcmとされている。上記P2 層13は、たと
えばSiにBなどのP型不純物が添加されて、その濃度
が約1×1017〜1×1019/cm3 とされている。
(P)などのN型不純物が添加されて、その比抵抗値が
約100Ωcmとされている。上記P2 層13は、たと
えばSiにBなどのP型不純物が添加されて、その濃度
が約1×1017〜1×1019/cm3 とされている。
【0016】上記P3 層14は、たとえばSiにBなど
のP型不純物が添加されて、その濃度が約1×1017〜
1×1019/cm3 とされている。上記N2 層15は、
たとえばSiにヒ素(As)などのN型不純物が添加さ
れて、その濃度が約1×1020/cm3 とされている。
のP型不純物が添加されて、その濃度が約1×1017〜
1×1019/cm3 とされている。上記N2 層15は、
たとえばSiにヒ素(As)などのN型不純物が添加さ
れて、その濃度が約1×1020/cm3 とされている。
【0017】なお、本実施例の場合、P1 層11,N1
層12,P2 層13,P3 層14,N2 層15、および
各電極16,18,20,21を一構成単位とし、この
単位が図のように繰り返し配置されたパターン構成とな
っている。
層12,P2 層13,P3 層14,N2 層15、および
各電極16,18,20,21を一構成単位とし、この
単位が図のように繰り返し配置されたパターン構成とな
っている。
【0018】図3は、上記した電力用素子の等価回路を
示すものである。すなわち、端子Eには、MOSトラン
ジスタTR1 ,TR2 のソースS(または、ドレイン
D)、NPNトランジスタTr1 のエミッタ(E)、お
よび抵抗Rの一端がそれぞれ接続され、端子Cには、P
NPトランジスタTr2 のコレクタ(C)が接続されて
いる。
示すものである。すなわち、端子Eには、MOSトラン
ジスタTR1 ,TR2 のソースS(または、ドレイン
D)、NPNトランジスタTr1 のエミッタ(E)、お
よび抵抗Rの一端がそれぞれ接続され、端子Cには、P
NPトランジスタTr2 のコレクタ(C)が接続されて
いる。
【0019】上記MOSトランジスタTR1 のゲートG
は端子G1 に接続され、ドレインD(または、ソース
S)は上記NPNトランジスタTr1 のコレクタ
(C)、および上記PNPトランジスタTr2 のベース
(B)にそれぞれ接続されている。
は端子G1 に接続され、ドレインD(または、ソース
S)は上記NPNトランジスタTr1 のコレクタ
(C)、および上記PNPトランジスタTr2 のベース
(B)にそれぞれ接続されている。
【0020】上記MOSトランジスタTR2 のゲートG
は端子G2 に接続され、ドレインD(または、ソース
S)は上記抵抗Rの他端、上記NPNトランジスタTr
1 のベース(B)、および上記PNPトランジスタTr
2 のエミッタ(E)にそれぞれ接続されている。
は端子G2 に接続され、ドレインD(または、ソース
S)は上記抵抗Rの他端、上記NPNトランジスタTr
1 のベース(B)、および上記PNPトランジスタTr
2 のエミッタ(E)にそれぞれ接続されている。
【0021】この場合、前記の図2に示した、N1 層1
2と、このN1 層12を囲むP3 層14、およびG1 電
極18により、上記のMOSトランジスタTR1 が構成
されている。
2と、このN1 層12を囲むP3 層14、およびG1 電
極18により、上記のMOSトランジスタTR1 が構成
されている。
【0022】同様に、N1 層12、P3 層14、N2 層
15、およびG2 電極20により、上記のMOSトラン
ジスタTR2 が構成されている。同様に、N1 層12、
P3 層14、N2 層15により、上記のNPNトランジ
スタTr1 が構成されている。
15、およびG2 電極20により、上記のMOSトラン
ジスタTR2 が構成されている。同様に、N1 層12、
P3 層14、N2 層15により、上記のNPNトランジ
スタTr1 が構成されている。
【0023】同様に、P1 層11、N1 層12、P2 層
13またはP3 層14により、上記のPNPトランジス
タTr2 が構成されている。次に、上記した構成におけ
る動作を、図4に示す波形図を用いて説明する。
13またはP3 層14により、上記のPNPトランジス
タTr2 が構成されている。次に、上記した構成におけ
る動作を、図4に示す波形図を用いて説明する。
【0024】たとえば、時間t1 のタイミングにおい
て、端子G1 を介してG1 電極18がバイアスされたと
する。すると、P3 層14の表面にN型反転チャネル層
(第2導電型のチャネル層)が形成される。
て、端子G1 を介してG1 電極18がバイアスされたと
する。すると、P3 層14の表面にN型反転チャネル層
(第2導電型のチャネル層)が形成される。
【0025】この場合、端子E,C間への電圧の印加に
ともなう電子(eln)は、E電極16より、N2 層1
5、P3 層14上のN型反転チャネル層、N1 層12、
P1層11を経て、C電極21へと流れる。
ともなう電子(eln)は、E電極16より、N2 層1
5、P3 層14上のN型反転チャネル層、N1 層12、
P1層11を経て、C電極21へと流れる。
【0026】また、正孔(hole)は、電子とは反対
の経路でC電極21よりE電極16へと流れる。これに
より、E−C間の電位差VCEは急激に減少し、逆に素子
電流Icは増加する。
の経路でC電極21よりE電極16へと流れる。これに
より、E−C間の電位差VCEは急激に減少し、逆に素子
電流Icは増加する。
【0027】こうして、正孔が、P1 層11、N1 層1
2、P3 層14、N2 層15と流れることにより、電子
は、N2 層15、P3 層14、N1 層12、P1 層11
と流れるようになって、素子はラッチアップ(ターンオ
ン)する。
2、P3 層14、N2 層15と流れることにより、電子
は、N2 層15、P3 層14、N1 層12、P1 層11
と流れるようになって、素子はラッチアップ(ターンオ
ン)する。
【0028】すなわち、G1 電極18のみをバイアスし
た場合には、サイリスタとして動作させることが可能
(サイリスタモード)となり、オン電圧を低くできる。
なお、オン状態になった後(時間t1 〜)においては、
G1 電極18へのバイアスは特に必要としない。
た場合には、サイリスタとして動作させることが可能
(サイリスタモード)となり、オン電圧を低くできる。
なお、オン状態になった後(時間t1 〜)においては、
G1 電極18へのバイアスは特に必要としない。
【0029】一方、P3 層14の表面にN型反転チャネ
ル層が形成されるようにG1 電極18をバイアスした状
態において、端子G2 を介してG2 電極20がバイアス
されたとする。
ル層が形成されるようにG1 電極18をバイアスした状
態において、端子G2 を介してG2 電極20がバイアス
されたとする。
【0030】すると、P2 層13およびP3 層14間の
N1 層12の表面にP型反転チャネル層(第1導電型の
チャネル層)が形成される。このG1 電極18へのバイ
アスがオフされるまでの所定の期間(時間t2 〜t3 の
タイミング)においては、正孔は、C電極21より、P
1 層11、N1 層12、P3 層14、N1 層12上のP
型反転チャネル層、P2 層13を経て、E電極16へと
流れる。
N1 層12の表面にP型反転チャネル層(第1導電型の
チャネル層)が形成される。このG1 電極18へのバイ
アスがオフされるまでの所定の期間(時間t2 〜t3 の
タイミング)においては、正孔は、C電極21より、P
1 層11、N1 層12、P3 層14、N1 層12上のP
型反転チャネル層、P2 層13を経て、E電極16へと
流れる。
【0031】また、電子は、E電極16より、N2 層1
5、P3 層14上のN型反転チャネル層、N1 層12、
P1 層11を経て、C電極21へと流れる。すなわち、
G1 電極18およびG2 電極20を同時にバイアスした
場合には、通常のIGBTとして動作させることが可能
(IGBTモード)となる。
5、P3 層14上のN型反転チャネル層、N1 層12、
P1 層11を経て、C電極21へと流れる。すなわち、
G1 電極18およびG2 電極20を同時にバイアスした
場合には、通常のIGBTとして動作させることが可能
(IGBTモード)となる。
【0032】このため、G1 電極18へのバイアスをオ
フすることにより、時間t3 〜のタイミングにおいて
は、IGBTのターンオフモードとすることができ、よ
って制御可能なターンオフ電流が大きく、高速なターン
オフが可能となる。
フすることにより、時間t3 〜のタイミングにおいて
は、IGBTのターンオフモードとすることができ、よ
って制御可能なターンオフ電流が大きく、高速なターン
オフが可能となる。
【0033】次に、この発明の他の実施例について説明
する。図5は、前記した図2の構成において、P1 層1
1およびN1 層12を部分的にC電極21と接続するよ
うにした場合を示すものである。
する。図5は、前記した図2の構成において、P1 層1
1およびN1 層12を部分的にC電極21と接続するよ
うにした場合を示すものである。
【0034】この場合、キャリアの排出効果のため、タ
ーンオフスイッチングスピードが速くなる。図6は、前
記した図2の構成において、P1 層11およびN1 層1
2の相互間に、上記N1 層12よりも高濃度なN1 + 層
(第2導電型の第6の半導体領域)30を設けるように
した場合を示すものである。
ーンオフスイッチングスピードが速くなる。図6は、前
記した図2の構成において、P1 層11およびN1 層1
2の相互間に、上記N1 層12よりも高濃度なN1 + 層
(第2導電型の第6の半導体領域)30を設けるように
した場合を示すものである。
【0035】この場合、設計上、全体を薄く構成するこ
とができ、トレードオフが良好となるなどの利点がある
反面、コスト的に不利になるという欠点がある。なお、
このN1 + 層30を、図5に示した如く、部分的にC電
極21と接続するようにしても良い。
とができ、トレードオフが良好となるなどの利点がある
反面、コスト的に不利になるという欠点がある。なお、
このN1 + 層30を、図5に示した如く、部分的にC電
極21と接続するようにしても良い。
【0036】図7は、前記した図2の構成において、G
1 電極18およびG2 電極20を、P2 層13とP3 層
14およびN2 層15との間もしくはP3 層14および
N2層15の相互間で、それぞれP3 層14およびN
2 層15に沿う縦方向に配置した、いわゆるトレンチ構
造に構成した場合を示すものである。
1 電極18およびG2 電極20を、P2 層13とP3 層
14およびN2 層15との間もしくはP3 層14および
N2層15の相互間で、それぞれP3 層14およびN
2 層15に沿う縦方向に配置した、いわゆるトレンチ構
造に構成した場合を示すものである。
【0037】この場合、面積効率を出すことができ、高
集積化に有効である。上記したように、サイリスタとI
GBTの2つのモードで動作できるようにしている。
集積化に有効である。上記したように、サイリスタとI
GBTの2つのモードで動作できるようにしている。
【0038】すなわち、2つのゲート電極を形成し、こ
れらゲート電極にかけるバイアスのタイミングを変える
ようにしている。これにより、オン電圧の低いサイリス
タとしての動作モードと、ターンオフ可能な電流が大き
くて高速なターンオフが可能な通常のIGBTとしての
動作モードとを切り換えられるようになるため、高電流
領域でのオン電圧が低いままでターンオフ能力を向上す
ることが可能となる。したがって、高電流領域でのオン
電圧が低く、かつ制御可能なターンオフ電流が大きくて
高速なターンオフが可能な電力用素子を実現できるもの
である。
れらゲート電極にかけるバイアスのタイミングを変える
ようにしている。これにより、オン電圧の低いサイリス
タとしての動作モードと、ターンオフ可能な電流が大き
くて高速なターンオフが可能な通常のIGBTとしての
動作モードとを切り換えられるようになるため、高電流
領域でのオン電圧が低いままでターンオフ能力を向上す
ることが可能となる。したがって、高電流領域でのオン
電圧が低く、かつ制御可能なターンオフ電流が大きくて
高速なターンオフが可能な電力用素子を実現できるもの
である。
【0039】なお、上記実施例においては、1素子とし
ての説明のみしか行っていないが、これに限らず、たと
えば基板上に複数の素子を構成して、より大電力を扱う
ことができるようにすることも容易に可能である。その
他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形
実施可能なことは勿論である。
ての説明のみしか行っていないが、これに限らず、たと
えば基板上に複数の素子を構成して、より大電力を扱う
ことができるようにすることも容易に可能である。その
他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形
実施可能なことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、高電流領域でのオン電圧が低く、かつ制御可能なタ
ーンオフ電流が大きくて高速なターンオフが可能な半導
体装置およびその駆動方法を提供できる。
ば、高電流領域でのオン電圧が低く、かつ制御可能なタ
ーンオフ電流が大きくて高速なターンオフが可能な半導
体装置およびその駆動方法を提供できる。
【図1】この発明の一実施例にかかる電力用素子の構成
の要部を示す平面図。
の要部を示す平面図。
【図2】同じく、電力用素子の構成の要部を示す断面
図。
図。
【図3】同じく、電力用素子の等価回路を示す図。
【図4】同じく、動作を説明するために示すタイミング
チャート。
チャート。
【図5】この発明の他の実施例にかかり、N1 層を部分
的にC電極と接続するようにした場合を例に示す電力用
素子の要部の断面図。
的にC電極と接続するようにした場合を例に示す電力用
素子の要部の断面図。
【図6】同じく、P1 層およびN1 層の相互間に、N1
層よりも高濃度なN1 + 層を設けるようにした場合を例
に示す電力用素子の要部の断面図。
層よりも高濃度なN1 + 層を設けるようにした場合を例
に示す電力用素子の要部の断面図。
【図7】同じく、G1 電極およびG2 電極をトレンチ構
造とした場合を例に示す電力用素子の要部の断面図。
造とした場合を例に示す電力用素子の要部の断面図。
11…P1 層(第1導電型の第1の半導体領域)、12
…N1 層(第2導電型の第2の半導体領域)、13…P
2 層(第1導電型の第3の半導体領域)、14…P3 層
(第1導電型の第4の半導体領域)、15…N2 層(第
2導電型の第5の半導体領域)、16…E電極(第1の
電極)、17…酸化膜(ゲート絶縁膜)、18…G1 電
極(第2の電極)、19…酸化膜(ゲート絶縁膜)、2
0…G2電極(第3の電極)、21…C電極(第4の電
極)、30…N1 + 層(第2導電型の第6の半導体領
域)。
…N1 層(第2導電型の第2の半導体領域)、13…P
2 層(第1導電型の第3の半導体領域)、14…P3 層
(第1導電型の第4の半導体領域)、15…N2 層(第
2導電型の第5の半導体領域)、16…E電極(第1の
電極)、17…酸化膜(ゲート絶縁膜)、18…G1 電
極(第2の電極)、19…酸化膜(ゲート絶縁膜)、2
0…G2電極(第3の電極)、21…C電極(第4の電
極)、30…N1 + 層(第2導電型の第6の半導体領
域)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−284669(JP,A) 特開 平4−27127(JP,A) 特開 平3−27570(JP,A) 特開 昭63−186473(JP,A) 特開 平1−94661(JP,A) 特開 平5−110067(JP,A) 特開 昭63−209173(JP,A) 特開 平4−229657(JP,A) 特開 平4−317375(JP,A) 特開 平4−312977(JP,A) 特開 平6−97428(JP,A) 特開 平6−69496(JP,A) 特開 平5−335554(JP,A) 特開 平5−218401(JP,A) 特開 平5−218395(JP,A) 特開 平3−87068(JP,A) 特開 昭60−253275(JP,A) 欧州特許出願公開520355(EP,A 1) IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVIC ES,米国,Vol.ED−34,No. 5,1170−1176 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/749 H01L 29/74 H01L 29/78 655
Claims (10)
- 【請求項1】 第1導電型の第1の半導体領域と、 この第1の半導体領域の一方面に形成された第2導電型
の第2の半導体領域と、 この第2の半導体領域の表面に形成されたそれぞれ複数
の第1導電型の第3,第4の半導体領域と、 この第4の半導体領域の表面に形成された第2導電型の
第5の半導体領域と、 この第5の半導体領域および前記第3の半導体領域上に
それぞれ設けられ、電気的に接続された第1の電極と、 互いに隣接する2つの、前記第4の半導体領域の相互間
にゲート絶縁膜を介して設けられた第2の電極と、 前記第3の半導体領域とこれに隣接する前記第2の半導
体領域との間にゲート絶縁膜を介して設けられた第3の
電極と、 前記第1の半導体領域の他方面に設けられた第4の電極
とを具備したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第2および第3の電極は、それぞれ
前記第4,第2の半導体領域の表面上に設けられること
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第3,第4の半導体領域は、部分的
に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半
導体装置。 - 【請求項4】 前記第2の半導体領域は、部分的に前記
第4の電極と接続されていることを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1,第2の半導体領域の相互間
に、前記第2の半導体領域よりも高濃度な第2導電型の
第6の半導体領域を有することを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記第6の半導体領域は、部分的に前記
第4の電極と接続されていることを特徴とする請求項5
に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記第2および第3の電極は、それぞれ
前記第4および第5の半導体領域に沿って設けられたト
レンチ内に形成されることを特徴とする請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項8】 第1導電型の第1の半導体領域と、 この第1の半導体領域の一方面に形成された第2導電型
の第2の半導体領域と、 この第2の半導体領域の表面に形成されたそれぞれ複数
の第1導電型の第3,第4の半導体領域と、 この第4の半導体領域の表面に形成された第2導電型の
第5の半導体領域と、 この第5の半導体領域および前記第3の半導体領域上に
それぞれ設けられ、電気的に接続された第1の電極と、 互いに隣接する2つの、前記第4の半導体領域の相互間
にゲート絶縁膜を介して設けられた第2の電極と、 前記第3の半導体領域とこれに隣接する前記第2の半導
体領域との間にゲート絶縁膜を介して設けられた第3の
電極と、 前記第1の半導体領域の他方面に設けられた第4の電極
とを具備してなり、 前記第2の電極に電圧を印加して、前記第4の半導体領
域の表面に第2導電型のチャネル層を形成せしめるよう
に駆動するとともに、 この第4の半導体領域の表面に第2導電型のチャネル層
を形成せしめた状態で、所定の期間、前記第3の電極に
電圧を印加して、前記第2の半導体領域の表面に第1導
電型のチャネル層を形成せしめるように駆動することを
特徴とする半導体装置の駆動方法。 - 【請求項9】 第1の表面および第2の表面を有する、
第1導電型の第1の半導体領域と、 この第1の半導体領域の第1の表面に形成された第2導
電型の第2の半導体領域と、 この第2の半導体領域の表面に形成された複数の第1導
電型の第3の半導体領域と、 前記第3の半導体領域にそれぞれ隣接し、かつ前記第2
の半導体領域の表面に形成された複数の第1導電型の第
4の半導体領域と、 前記第4の半導体領域の表面にそれぞれ形成された複数
の第2導電型の第5の半導体領域と、 前記第5の半導体領域および前記第3の半導体領域上に
それぞれ設けられ、互いに電気的に接続された複数の第
1の電極と、 前記第1の電極の相互間で、かつ少なくとも、互いに隣
接する2つの前記第4の半導体領域上、およびこれら第
4の半導体領域の相互間に形成された、前記第2の半導
体領域の表面上にそれぞれ第1のゲート絶縁膜を介して
設けられ、互いに電気的に接続された複数の第2の電極
と、 前記第1の電極の相互間で、かつ互いに隣接する、前記
第3の半導体領域と前記第4の半導体領域との相互間に
形成された、前記第2の半導体領域の表面上およびこれ
に隣接する前記第4の半導体領域上にそれぞれ第2のゲ
ート絶縁膜を介して設けられ、互いに電気的に接続され
て前記第2の電極とは独立して制御されるとともに、少
なくともその一部に、前記第3の半導体領域の少なくと
も1つおよび前記第4の半導体領域の少くとも1つが共
通の境界を有して互いに接触される、複数の第3の電極
と、 前記第1の半導体領域の第2の表面に設けられた第4の
電極とを具備してなり、 前記第2の電極に第1の電圧を印加して、前記第4の半
導体領域の表面に第2導電型の第1のチャネル層を形成
せしめるとともに、 前記第4の半導体領域の表面に第2導電型の第1のチャ
ネル層を形成せしめた状態で、所定の期間、前記第3の
電極に第2の電圧を印加して、前記第2の半導体領域の
表面に第1導電型の第2のチャネル層を形成せしめるよ
うに駆動することを特徴とする半導体装置の駆動方法。 - 【請求項10】 前記第2の電極は、前記第2導電型の
第1のチャネル層が形成された後に、前記第1の電圧の
印加が停止されることを特徴とする請求項9に記載の半
導体装置の駆動方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14179993A JP3278496B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 半導体装置およびその駆動方法 |
DE69421119T DE69421119T2 (de) | 1993-06-14 | 1994-03-22 | Thyristor mit isolierten Gate und Methode, derselben zu Betreiben |
EP94104518A EP0630054B1 (en) | 1993-06-14 | 1994-03-22 | Thyristor with insulated gate and method for operating the same |
US08/544,918 US5608238A (en) | 1993-06-14 | 1995-10-18 | Semiconductor device having two insulated gates and capable of thyristor function and method for operating the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14179993A JP3278496B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 半導体装置およびその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350076A JPH06350076A (ja) | 1994-12-22 |
JP3278496B2 true JP3278496B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=15300410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14179993A Expired - Fee Related JP3278496B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 半導体装置およびその駆動方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5608238A (ja) |
EP (1) | EP0630054B1 (ja) |
JP (1) | JP3278496B2 (ja) |
DE (1) | DE69421119T2 (ja) |
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