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JP3266736B2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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Publication number
JP3266736B2
JP3266736B2 JP10298594A JP10298594A JP3266736B2 JP 3266736 B2 JP3266736 B2 JP 3266736B2 JP 10298594 A JP10298594 A JP 10298594A JP 10298594 A JP10298594 A JP 10298594A JP 3266736 B2 JP3266736 B2 JP 3266736B2
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JP
Japan
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sleeve
magnetic sensor
magnetic
coil
lead wire
Prior art date
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Application number
JP10298594A
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English (en)
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JPH07311211A (ja
Inventor
一郎 東郷
康善 畑澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10298594A priority Critical patent/JP3266736B2/ja
Priority to DE19518157A priority patent/DE19518157C2/de
Publication of JPH07311211A publication Critical patent/JPH07311211A/ja
Priority to US08/629,845 priority patent/US5689182A/en
Priority to US08/628,102 priority patent/US5659246A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3266736B2 publication Critical patent/JP3266736B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D11/00Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D11/24Housings ; Casings for instruments
    • G01D11/245Housings for sensors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/028Electrodynamic magnetometers
    • G01R33/0283Electrodynamic magnetometers in which a current or voltage is generated due to relative movement of conductor and magnetic field
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/08Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices
    • G01V3/10Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices using induction coils
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
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  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気センサに関し、特に
磁束の変化を検出する磁気センサに関するものである。
このような磁気センサは一般に位置検出や回転数検出等
に用いられ、特に内燃機関の位置検出に用いると有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】図40乃至図48は、本発明の磁気セン
サの関連する従来の磁気センサを示す図であり、図40
乃至図43は従来の磁気センサの使用例を示す図であ
る。従来の磁気センサ1に於いて、2は円柱状の磁気コ
ア、3は樹脂により形成されたボビン4を介し、フラン
ジ5、6間で磁気コア2に巻回されてなるコイル、7は
ボビン4と一体の円筒形状をしたスリーブ(ガイド
部)、8は円柱状の永久磁石、9は磁石8上に配置した
スペーサ、10、11はコイル3から引き出された口出
し線、12は口出し線10、11をスリーブ7上に固定
するテープ、13はスリーブ7の他端に配設されて、口
出し線10が巻き付けられ例えば半田(図示してない)
により電気的に接続され固着された端子であり、スリー
ブ7を貫通して取付られており、他端は磁気センサ1の
ハウジング14のコネクタ部15内に延びている。
【0003】ハウジング14は磁気センサの磁気コア
2、コイル3、磁石8等からなるセンサ組立体を囲んで
設けられた樹脂成形体であり、上述のコネクタ部15
と、センサ組立体を収納した円筒形の本体部16と、磁
気センサ1を所定位置に取り付けるための取付ブラケッ
ト17とを備えている。取付ブラケット17には位置決
めピン18と取付ねじを受け入れる孔19とが設けられ
ている。磁気センサ1は、その本体部16が支持構造2
0に設けた円形の取付孔21に挿入され、取付ブラケッ
ト17の位置決めピン18は支持構造20の位置決め穴
22に挿入され、取付ねじを受け入れる孔19を通って
支持構造20のねじ孔23にねじ係合した取付ねじ24
により固着されて、所定位置に固定される。
【0004】このような磁気センサ1は、図40に示す
如く、その磁気コア2の先端が磁性体の信号検出プレー
トである回転体26の突起25の先端に対向できる位置
に取り付けられて使用される。このような状態に於い
て、磁石8からの磁束は磁気コア2を含む磁気回路を通
って延びているが、回転体26の突起25は回転体26
の回転に応じて磁気コア2の先端に対向する位置に周期
的に存在することになる。この位置に突起25が在ると
きと無いときとでは、磁気回路の磁気抵抗が変化するた
めに磁気コア2を通る磁束の大きさが変化する。この磁
束の変化はコイル3により電圧に変換されてコネクタ1
5から出力される。このような磁気センサに於いては、
磁気コアから出る磁束の集中を図って磁気センサの位置
検出精度を高めるために、磁気コアの先端面と回転体2
6の突起25とを略々同じ大きさの同じ形状にし、磁気
センサの取付に注意を払って位置決めピン18等を用い
て、磁気コア先端面と突起25とが正確に対向する位置
となるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図43は図40のA−
A線に沿った断面図で、図44は図40のボビン4から
口出し線10を引き出す部分の拡大図、図45は口出し
線10がボビン4から引き出されてスリーブ7上に配線
された状態を示す図である。
【0006】磁気センサ1に使用されるボビン4は、コ
イル3を巻く円筒形の巻き芯27(図40参照)とその
各端に設けられた2枚の円板状フランジ5、6とを備え
ており、フランジ6に口出し線10、11の引き出し口
28、29が設けられている。引き出し口28、29は
フランジ6の外縁から内側に向かって略々径方向に互い
に離間して延びた切欠である。図示の例では、口出し線
10が引き出し口28の内側端から入ってボビン4上に
巻かれて次第に積み重ねられる層をなしてコイル3とな
り、コイル3の外周から出て口出し線11として引き出
し口29の外側端から引き出されている。従って、図か
ら良く分かるように、口出し線11は引き出し口29の
径方向外側の位置からフランジ6の外に出てスリーブ7
上にまで径方向内側に延ばされ、スリーブ7上で口出し
線10と共に軸方向に延びてテープ12により固着さ
れ、スリーブ7の他端で端子13に巻き付けられてい
る。
【0007】このように特に口出し線11は径方向に配
線される部分があるため口出し線11に引っ張り応力が
かかり、またハウジングである樹脂成形体16の成形時
に熔融樹脂の圧力等を受けるので、口出し線11の断線
が起こることがあるという問題がある。また、口出し線
11は引き出し口29の浅い部分を通されているので、
引き出し口29から外れて位置が定まらなくなるという
問題がある。
【0008】口出し線10、11は接続部に於いて端子
13に巻き付けられた後に、半田により固着されるが、
半田付け作業中に高温の半田や半田ごてによってボビン
4やスリーブ7が溶けたり焼けたりして損傷するという
問題もあった。また、口出し線10、11と端子13と
の接続部は円柱形のハウジング本体16内に配置される
ので、接続部がボビン4よりも径方向外側に突出しない
ようにしてある。このため、半田付け作業に半田浴への
浸漬を用いることができず、半田ごてを用いる手作業を
しなければならず、半田付け作業の自動化が困難となっ
て製品価格を押し上げていた。
【0009】図45にはボビン4にコイル3を巻回し、
口出し線10、11のテープ12による配線も終わった
センサ組立体の部分平面図を示す。テープ12は、半田
付け作業や樹脂成形作業時の高温に耐える高価な耐熱性
のものを使用しなければならず、製品の価格を下げられ
ない理由の一つとなっていた。また、テープ12による
配線作業は、端子13への巻き付け半田付け作業の前、
即ちコイル3の巻回作業の直後に実施しなければなら
ず、この作業のためには専用の機械を用いるか手作業に
よる別の工程が必要であるという問題があった。
【0010】図46には従来の磁気センサ1の樹脂成形
工程に用いる金型を示す概略断面図であり、磁気コア
2、コイル3、ボビン4、スリーブ7、磁石8、スペー
サ9等からなるセンサ組立体が、金型30、31および
32により形成される空洞33内に収容され支持されて
いる。即ち、磁気コア2の先端を下金型30の円筒形空
洞の底面に設けられた凹部34の中にぴったりと嵌合さ
せ、端子13のコネクタ15となる上端部分を中子金型
31内に挿入して保持して、上金型32をその上からか
ぶせて空洞33を形成し、センサ組立体が空洞33内の
所定位置に保持される。
【0011】このような樹脂成形金型を用いた磁気セン
サに於いては、樹脂成形時に注入樹脂の圧力により磁気
コア2が移動して、中心軸線が傾いて偏心してしまい、
磁気センサの出力が不安定となって製品価値を著しく低
下させてしまうという課題があった。また、端子13を
中子金型31によって支持しているため、注入樹脂の圧
力により端子13が曲げられてしまうという問題もあっ
た。
【0012】一方、磁気センサの信号取り出しを端子1
3を用いずにリード線により行う場合には、金型の空洞
33内でセンサ組立体が磁気コア2だけによる一点支持
されることとなり、不安定であるので樹脂成形作業が困
難である。
【0013】金型内での支持の安定性を得るために、下
金型30の凹部34を深くして磁気コア2の突出部を十
分に長くすることも考えられているが、磁気センサ1の
磁気回路に於いて磁気コア2が長くされた場合には、そ
れに比例して磁気抵抗が増加するために磁気センサ1の
信号出力が低下してしまうという問題もあった。更に、
磁気コア2の突出部が長くなるとその露出面積が大きく
なり、鉄粉等の磁性体の異物が吸着され易くなり、磁気
センサ1の磁気回路を変化させて例えば信号出力の低下
や信号発生タイミングのずれを起こすという問題があっ
た。
【0014】また、図47に示す磁気センサの例では、
例えば完成した磁気センサの軸方向寸法に制約がある場
合等にセンサ組立体の軸方向寸法を小さくするために、
スペーサ9の一部がスリーブ7からはみ出して軸方向に
突出している。このような場合には、スペーサ9とスリ
ーブ7との当接面積あるいは接触面積が小さく、樹脂成
形のための樹脂注入工程に於けるスペーサ9の安定性が
悪く、スペーサ9とスリーブ7との間をシアノ系接着剤
等により固定する必要があった。このように接着剤を用
いると、磁気センサの製造に於いて工程数を増やして製
品価格を上げることとなる。また、注入された接着剤が
スリーブ7とスペーサ9との間を通ってスペーサ9と磁
石8との間に入り込んで接着剤の薄膜、すなわち空隙層
を形成し、磁石8とスペーサ9との間の磁気抵抗を増大
させ、磁気センサの出力低下を招くという問題もあっ
た。
【0015】また、図47に示す従来の磁気センサはシ
ール機能を有し、図42に示す如く支持構造20に形成
した取付孔21内に磁気センサの本体部分16を挿入
し、その間を気密にシールすることができる。このため
に、ハウジング本体部分16の周囲には周方向の溝35
に嵌められて、支持構造20の取付孔21の内周面に密
接に接触するOリング36が設けられている。
【0016】図48には、このようなOリング36をも
つ磁気センサを製造するために樹脂成形工程で用いる金
型を示す。この図に於いて、ハウジングである樹脂成形
体14を形成する成形金型は、その空洞33内にセンサ
組立体の軸を横向きに、コネクタ部分15を下向きに配
置して成形するように構成されており、下金型37には
コネクタ15のための中子金型38が挿入され、下金型
37上には2つ割りの上金型39および40が配置され
る。センサ組立体の軸を横向きに配置するのは、ハウジ
ング本体部分16の周方向の溝35がアンダーカットと
ならないようにするためである。
【0017】このようにスペーサ9がスリーブ7から突
出したセンサ組立体を金型内に横置きする場合には、ス
ペーサ9のスリーブ7からの脱落の危険が更に増すの
で、上述の接着剤を用いてしっかりと固着する必要があ
り、作業性が悪く、製品単価を増大させると共に、完成
した磁気センサの感度を悪くする恐れがあった。
【0018】更に、磁気センサの樹脂成形に於いては、
磁気センサの小型化およびハウジング本体部分の直径の
縮小化の目的で、図40および図47に示すようにハウ
ジングの本体部分16の厚さはコイル3を収容する部分
で薄くされており、ボビン4のフランジ5、6の部分で
特に薄くされている。このような構成にするために、樹
脂成形用の金型とフランジ5、6との間の間隙が小さく
設定されている。このため、樹脂成形時に注入樹脂がこ
の間隙に入りにくく、いわゆる湯回りの不良により樹脂
成形が完全に行われず空洞を発生させる危険さえある。
この湯回りの不良を改善するために例えば樹脂射出速度
を上げたり、樹脂成形圧力を上げる方法も考えられる
が、ボビン4のフランジ6の口出し線引き出し口28、
29(図43)から出た口出し線10、11が樹脂の圧
力により断線したりする問題があった。
【0019】また、取付台座等の支持構造20に対する
位置決めに関し、取付ブラケットを磁気センサの軸方向
に平行な面内にして、センサ組立体を収納した本体部を
支持構造の貫通孔に挿入せずに、取付ブラケットに設け
た突起により位置決めを行う磁気センサに於いては、磁
気コアの先端と位置決め突起との間の距離が長くなっ
て、位置決め突起による磁気コア先端の位置精度が悪く
なるという問題があった。また、位置決め突起を取付ブ
ラケットと別個の部品として取付ブラケットに後から取
り付ける場合、部品点数が増加すると共に、取付ブラケ
ットへの位置決め突起の組み付け作業が必要となり、作
業工程を増加させて製品単価を高めるという問題があっ
た。
【0020】また、位置決め方法の一例として、取付ブ
ラケットのねじを受け入れるための貫通孔の内径を、取
付ねじの雄ねじ部(図示してない)の外径よりも僅かに
大きくし、この貫通孔に取付ねじを挿通することによ
り、磁気センサの位置決めをしながら固定する場合、貫
通孔の内径の寸法公差を小さくしなければならない。こ
のため、貫通孔の加工が困難で、切削加工をしたブッシ
ュ等を用いねばならず、製品単価を高めてしまうという
問題があった。
【0021】この発明は従来の磁気センサの上述の如き
課題を解決するためになされたものであって、その目的
は製造が容易で安価であり、精度および信頼性が高い磁
気センサを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の磁気センサは、センサ組立体と、こ
のセンサ組立体を囲んで設けられてハウジングを形成す
る樹脂成形体とを備え、上記センサ組立体は、磁束を発
生する磁石と、磁気回路を形成する磁気コアと、上記磁
気コアの周囲に巻かれて上記磁気コアを通る磁束の変化
を検出するコイルと、コイルボビンを有して上記磁石、
上記磁気コアおよび上記コイルを組立体として支持する
支持体とを備え、上記支持体が上記樹脂成形体から露出
した突起状の係合部を持ち、上記係合部は、上記樹脂成
形体の成形時に成形金型の凹部と嵌合し、成形金型内で
上記センサ組立体を軸方向位置、軸回りの回転および軸
の傾きについて位置決めし支持するものである
【0023】請求項2記載の磁気センサは、上記コイル
ボビンが、口出し線を通すための引き出し口を持つフラ
ンジを備え、上記引き出し口が互いに上記フランジの周
方向に離れていて、そこを通った口出し線間の接触を防
いでいる。
【0024】請求項3記載の磁気センサは、上記引き出
し口の軸線が、上記コイルボビン上での上記口出し線の
巻回方向に対して鋭角を成すように上記フランジに対し
て傾斜している。
【0025】請求項4記載の磁気センサは、上記支持体
が上記磁気コアを受け入れるコイルボビンと、上記コイ
ルボビンに一端で接続されて上記磁石を受け入れるスリ
ーブと、上記スリーブの他端に設けられて上記コイルに
接続される端子とを備え、上記コイルボビンが、口出し
線を通すための引き出し口を持つフランジを備え、上記
引き出し口が互いに上記フランジの周方向に離れてい
て、上記口出し線が上記スリーブに巻き付けられてい
る。
【0026】請求項5記載の磁気センサは、上記スリー
ブが周方向溝を持ち、上記口出し線が上記周方向溝に巻
き付けられている。
【0027】請求項6記載の磁気センサは、上記スリー
ブが軸方向溝を持ち、上記口出し線が上記軸方向溝内に
配置されている。
【0028】請求項7記載の磁気センサは、上記スリー
ブが係合突起を持ち、上記口出し線が上記係合突起に掛
け回されて上記スリーブに巻き付けられている。
【0029】請求項8記載の磁気センサは、上記係合突
起が係合溝を持ち、上記口出し線が上記係合溝内に通さ
れている。
【0030】
【作用】請求項1記載の磁気センサは、樹脂成形金型内
でセンサ組立体の安定した位置決めと支持ができると共
に、センサ組立体の軸方向位置、軸回りの回転および軸
の傾きも防ぐことができる。
【0031】請求項2記載の磁気センサは、樹脂成形金
型内でセンサ組立体の安定した位置決めと支持ができる
と共に、センサ組立体の軸方向位置、軸回りの回転およ
び軸の傾きも防ぐことができると共に、口出し線が支持
体上で互いに接触して短絡する危険を無くすことができ
る。
【0032】請求項3記載の磁気センサは、口出し線
が、コイルボビンのフランジにより折れ曲がって断線の
原因となることがない。
【0033】請求項4記載の磁気センサは、樹脂成形金
型内でセンサ組立体の安定した位置 決めと支持ができる
と共に、センサ組立体の軸方向位置、軸回りの回転およ
び軸の傾きも防ぐことができると共に、口出し線が支持
体上で互いに接触して短絡する危険を無くすことができ
る。
【0034】請求項5記載の磁気センサは、口出し線が
スリーブ上で軸方向にずれることがなく、口出し線間接
触による短絡や口出し線の断線事故を防ぐことができ
る。
【0035】請求項6記載の磁気センサは、口出し線が
スリーブ上で周方向にずれることがなく、口出し線間接
触による短絡や口出し線の断線事故を防ぐことができ
る。
【0036】請求項7記載の磁気センサは、口出し線が
スリーブ上で周方向にずれることがなく、口出し線間接
触による短絡や口出し線の断線事故を防ぐことができ
る。
【0037】請求項8記載の磁気センサは、口出し線が
スリーブ上で周方向にも径方向にもずれることがなく、
口出し線間接触による短絡や口出し線の断線事故を防ぐ
ことができる。
【0038】
【実施例】実施例1. 図1乃至図3には本発明の磁気センサの実施例を示す。
本発明の磁気センサ41の全体の構成は図40乃至42
に示す磁気センサと同様であって、センサ組立体42
と、このセンサ組立体42を囲んで設けられて磁気セン
サ43のハウジングを形成する樹脂成形体43とを備え
ている。
【0039】センサ組立体42は、磁束を発生する比較
的厚い円盤型の永久磁石44と、この磁束のための磁気
回路を形成する磁気コア45と、磁気コア45の周囲に
巻かれて磁気コア45を通る磁束の変化を検出するコイ
ル46と、これら磁石44、磁気コア45およびコイル
46を組立体42として所定の電磁誘導関係に支持する
支持体47と、コイル46から引き出されて支持体47
上にテープ48で留められた口出し線49,50が接続
された接続部51を有する端子52とを備えている。支
持体47は、磁気コア45に嵌合されて、巻き芯63の
両端に設けられたフランジ53、54を有し、コイル4
6を巻き付けるためのボビン55と、このボビン55か
ら一体に軸方向に延びて内部に磁石44を受け入れた円
筒形のスリーブ56と、このスリーブ56内に挿入され
て磁石44を所定位置に保持する磁性体のスペーサ57
とを備えている。一体に成形されたボビン55とスリー
ブ56とは例えばPBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)、PP(ポリプロピレン)、ナイロン、エポキシ樹
脂等で作られている。
【0040】磁気センサ41のハウジングである樹脂成
形体43は、支持体47と同じ材料で作ってある。樹脂
成形体43は、磁気コア45の先端58を除きセンサ組
立体42の略々全体を囲んで覆った円筒形の本体部分5
9と、本体部分59から径方向に延びて端子52を内部
に備えたコネクタ部60と、本体部分59からコネクタ
部60とは反対の径方向に延びた取付ブラケット61と
を備えている。取付ブラケット61には図42に示す如
く取付ねじを通して支持構造に固定するためのブッシュ
付の取付孔62が形成されている。
【0041】この発明によれば磁気センサ41は、支持
体47のコイルボビン55のフランジ53に、樹脂成形
体43の本体部分59の端面に設けられた2つの円形の
開口64から露出した係合部65を備えている。この係
合部65は、この例では図1乃至図3に示す如く突起表
面であって、樹脂成形体43の成形金型66による成形
時に、金型66に設けられている2つの環状突起67に
より形成される凹部に嵌合して係合し、センサ組立体4
2を成形金型66内の所定位置に位置決めし支持するも
のである。係合部65は平面形が円形であるが、他の任
意の形状とすることもできる。
【0042】このように構成された磁気センサ41に於
いては、成形金型66内での支持が、磁気コア45の先
端58と成形金型66の凹部との係合による支持に加
え、ボビン55のフランジ53に設けた2つの突起表面
である係合部65を成形金型66の環状突起67との係
合による支持も得られるので、成形金型66内でのセン
サ組立体42の軸の傾きや軸回りの回転を含めた位置決
め支持が、安定した正確なものとなる。
【0043】更に、係合部65と成形金型66の環状突
起67との係合のみによる位置決め支持も可能で、図4
9の磁気センサの如く、磁気コア45の先端58を成形
金型66に係合支持させなくても同様の効果が得られ
る。
【0044】実施例2. 図4乃至図6の磁気センサに於いては、支持体47のコ
イルボビン55のフランジ53に、図1乃至図3の係合
部65と同様に、樹脂成形体43の本体部分59の端面
に設けられた2つの円形の開口64から露出した係合部
68を備えている。この係合部68は、突起表面ではな
く、平坦表面であって、樹脂成形体43の成形金型69
による成形時に、金型69に設けられている2つの突起
70に当接して係合し、センサ組立体42を成形金型6
9内の所定位置に位置決めし支持するものである。
【0045】このように構成された磁気センサ41に於
いては、成形金型69内での支持が、磁気コア45の先
端58と成形金型69の凹部との係合による支持に加
え、ボビン55のフランジ53に設けた2つの平坦表面
である係合部68を成形金型69の2つの突起70との
当接係合による支持も得られるので、成形金型69内で
のセンサ組立体42の軸の傾き等の位置決め支持が安定
した正確なものとなる。この例では、係合部68が円形
の平面形を持った平坦表面であるが、他の任意の平面形
状としても、平坦でなく窪みを持つ表面としても同様の
効果を得ることができる。
【0046】実施例3. 図7および図8には本発明の磁気センサのコイルボビン
55の変形例を示す。このコイルボビン55は、スリー
ブ56側のフランジ71に口出し線49,50(図示し
てない)を通すための引き出し口72、73が設けられ
ており、引き出し口72、73はそれぞれ互いにフラン
ジ71の周方向に略々180度離れていて、引き出し口
72、73を通された口出し線49、50がスリーブ5
6上で互いに接触するのを防いでいる。このようなコイ
ルボビン55を用いた磁気センサに於いては、スリーブ
56上に配置した口出し線49をフランジ71の引き出
し口72に通してボビン55上に巻き付けてコイル46
を形成し、コイル46の巻き終わりで周方向に180度
離れた引き出し口73から再びスリーブ56上に引き出
しテープ48で留めて端子52の接続部51に半田等で
接続する。このようなボビン55を用いた場合には、引
き出し口72、73を通ってスリーブ56上に出る口出
し線49、50間の距離が大きくなるので、互いに接触
して短絡することを防ぐことができる。
【0047】実施例4. 図9に示すコイルボビン55は、スリーブ56側のフラ
ンジ75に設けられた2つの引き出し口76(1つだけ
図示されている)が、コイルボビン55上のコイル46
の口出し線49、50の巻回方向に近くなるように傾斜
していて、口出し線49、50が引き出し口76で鋭い
角度をもって曲げられないようにしてある。換言すれ
ば、引き出し口76の軸線は口出し線49、50がコイ
ル46内で延びている方向に対して例えば45度という
ような鋭角を成すようにフランジ75に対して傾斜して
いる。
【0048】このように構成されたコイルボビン55を
備えた磁気センサに於いては、口出し線49、50と引
き出し口76との当接が軽接触、即ち接触が軽度とな
り、口出し線49、50の曲げも小さくなるので、コイ
ル巻回時に口出し線49、50に作用する張力による口
出し線49、50の断線を防止できる。
【0049】実施例5. 図10及び図11に示す支持体47は、スリーブ78の
外周面の高さが変化しており、コイルボビン55のフラ
ンジ79に形成された口出し線49、50の引き出し口
80、81は、フランジ79の外縁から内側に向かって
略々平行に互いに離間して延びており、引き出し口80
の内端はスリーブ78の低い部分にあって比較的深く、
引き出し口81の内端はスリーブ78の高い部分にあっ
て比較的浅くなっており、コイルボビン55に巻かれた
コイル46の外周と略々同じ径方向位置にある。口出し
線49はスリーブ78の低い部分に沿って延びて引き出
し口80の深い位置からそのフランジ79を越えてコイ
ルボビン55に入ってコイルに巻かれ、コイル外周から
そのまま軸方向に延びて引き出し口81を通ってフラン
ジ79からスリーブ78の高い部分に引き出される。
【0050】このような構成のコイルボビン55を持つ
支持体47に於いては、2つの引き出し口80、81間
の距離が周方向にも径方向にも比較的大きいので、スリ
ーブ78上での口出し線49、50の短絡事故を防止で
きると共に、口出し線を径方向に折り曲げる必要がない
ために口出し線に過大な張力が作用せず、断線を防止す
ることができる。
【0051】実施例6. 図12には本発明の磁気センサに用いる更に別のセンサ
組立体42を斜視図で示してある。このセンサ組立体4
2の支持体84は、図7に示すものと同様のコイルボビ
ン55を持ち、フランジ71の互いに180度周方向に
離間した引き出し口72、73から引き出された口出し
線49、50がスリーブ56に巻き付けられている。こ
の図では、スリーブ56の先端に端子52を保持する端
子台85を備えており、口出し線49はスリーブ56上
で軸方向に配線されて端子52との接続部51に至って
いるが、口出し線50は引き出し口73から接続部51
に達するまでにスリーブ56上に巻き付けられて約半周
している。
【0052】このような構成によれば、引き出し口7
2、73から出てスリーブ56上に配線される口出し線
49、50間の距離が大きいので、特にフランジ71に
近いスリーブ56上での口出し線49、50の短絡事故
を防止できる。図12には2つの引き出し口72、73
が互いに180度離れて配置された例を示したが、2つ
の引き出し口72、73の周方向間隔を45度以上離間
させれば同様の効果を得ることができる。また、2本の
口出し線49、50のいずれを巻き付けてもあるいは両
方を巻き付けても良い。
【0053】実施例7. 図13および図14に示す磁気センサのセンサ組立体4
2に於いては、コイルボビン55のフランジ71の軸方
向外側に離間して平行なフランジ86が設けられてい
て、間に周方向溝87が形成されている。フランジ86
はフランジ71と略々同じ直径である。このフランジ8
6にはフランジ71の引き出し口(図示してない)とは
周方向に離れた位置に径方向のスリット88が設けられ
ていて、ボビン55のフランジ71から引き出された口
出し線49あるいは50が周方向溝87を通って巻き付
けられ、スリット88からスリーブ56上に引き出され
ている。
【0054】この構成によれば、周方向溝87に口出し
線49あるいは50が巻き付けられるので、2本の口出
し線49、50間の距離を大きして短絡を防止できると
共に、口出し線49あるいは50の軸方向へのずれを防
いで断線を防止することができる。この例ではフランジ
86を用いているが、周方向溝87が形成できれば、図
示の如き別個のフランジ86でなくとも他の形状の構造
を採用しても良い。また、周方向溝87に設けるスリッ
ト88を2つ設けて、口出し線49、50を周方向溝8
7にそれぞれ巻き付けてそれぞれのスリットから引き出
すこともできる。
【0055】実施例8. 図15および図16に示すセンサ組立体42に於いて
は、スリーブ90が互いに離間した平行な2本の軸方向
溝91、92を持ち、コイルボビン55のフランジ71
から引き出された口出し線49、50が、これらの軸方
向溝91、92内に配線されて、図示してない端子52
にまで延びている。
【0056】このような構成のセンサ組立体42を用い
た磁気センサに於いては、口出し線49、50がスリー
ブ90の軸方向溝91、92内に埋設配置されているの
で、口出し線49、50の周方向のずれを防いで短絡を
防止することができる。
【0057】実施例9. 図17および図18は本発明の磁気センサのセンサ組立
体42の別の例を示す斜視図であり、このセンサ組立体
42の支持体94は、全体の構成は図12に示す支持体
84と良く似ており、図10に示すものと同様のコイル
ボビン55を持ち、フランジ71の周方向に離間した2
つの引き出し口80、81から引き出された口出し線4
9、50がスリーブ56に巻き付けられている。この図
では、スリーブ56はその円筒形の周面に、引き出し口
81から周方向に略々90度離れた位置に係合突起95
を持っている。口出し線49は引き出し口80の内端か
ら引き出されて軸心に略々平行に軸方向にスリーブ56
に沿って配線されているが、口出し線50は引き出し口
81の外端から引き出されてスリーブ56の円筒面に沿
って係合突起95に向かって、引き出し口81から見て
下方に螺旋状に延びて係合突起95に掛け回され、再び
螺旋状に延びて端子台85の端子52の接続部51にま
で配線されている。
【0058】このような構成によれば、引き出し口8
0、81から出てスリーブ56上に配線される口出し線
49、50の間の距離が係合突起95により広げられて
いて大きいので、引き出し口80、81間および端子接
続部51間の距離が小さくとも、スリーブ56上での口
出し線49、50の短絡事故を防止できる。
【0059】実施例10. 図19に示す実施例に於いては、スリーブ56上の係合
突起96が、引き出し口81から見て下側の面に係合溝
97を持ち、口出し線49がこの係合溝97内に通され
て係合突起96に掛け回されている。
【0060】この実施例に於いては、口出し線49、5
0間の接触による短絡事故を防止できると共に、係合溝
97に挿入された口出し線49は容易に係合突起96か
ら外れないので、口出し線49の位置ずれや断線を防止
することができる。
【0061】参考例として図20および図21に示す磁
気センサのセンサ組立体42に於いては、磁石44、磁
気コア45、コイル46等を組立体として支持する支持
体98が、磁気コア45を受け入れるコイルボビン55
と、コイルボビン55に一端で接続されて磁石44を受
け入れるスリーブ56と、スリーブ56の他端に一体に
設けられて係合凹部99を有する端子台100と、端子
台100に設けられてコイル46からの口出し線49、
50に接続部51で接続される端子52とを備えてい
る。スリーブ56内で磁石44を保持しているスペーサ
101の上端面には位置決め凹部102が形成されてい
る。
【0062】端子台100の係合凹部99は、図示の例
では矩形の端子台100の各辺に沿ってスリーブ56の
孔を囲むように形成された比較的細長い溝状のもので、
センサ組立体42を樹脂成形したときに樹脂成形体43
がこの係合凹部99内に入り込んで、樹脂成形体43と
端子台100との間の接触界面の面積が大きくなり密着
性が改善される。
【0063】また、樹脂成形の際に成形金型内にセンサ
組立体42を正確に安定して支持するために、スペーサ
101の位置決め凹部102に成形金型のコアピン(図
示してない)の先端を挿入して支持し、磁気コア45の
先端58が成形金型の凹部に係合することによる支持と
で2点支持とすることができる。この場合、完成した樹
脂成形体43にはコアピンの抜き跡である貫通孔103
が形成され、スペーサ101の位置決め凹部102が露
出することになる。この貫通孔103には雨水等の導電
性の流体が侵入することがあっても、図20および図2
1に示す如き係合凹部99を持つ端子台を使用すれば、
樹脂成形体43と端子台100との間の境界面が広く、
端子52の接続部51に至る距離が長くなり、水分によ
る短絡を防ぐことができる。
【0064】参考例として図22に示すセンサ組立体4
2に於いては、スリーブ56の他端に設けられてコイル
46に接続された端子52の接続部51が、コイルボビ
ン55の外径よりも径方向外側に突出している。図20
および図21のセンサ組立体も、端子52が端子台10
0に設けられている違いがあるが、端子52の接続部5
1がコイルボビン55の外径よりも径方向外側にある点
では、図22のものと同じであり、また図21から明ら
かな如く、径方向に突出した接続部51は樹脂成形体4
3の取付ブラケット61の厚さの中に埋め込まれてい
て、樹脂成形体43の本体部分59の直径を大きくしな
いようにしてある。
【0065】この構成によれば、センサ組立体42の軸
を横向きにして接続部51を下向きにし、図22に示す
如く半田槽104内の半田浴105に浸漬して接続部5
1の半田付を行っても、例えばコイル46やコイルボビ
ン55等のセンサ組立体42の他の部分が高温の半田浴
105に触れることがないため、半田付け作業を人手に
頼ることなく、半田浴を用いた自動化ができ、作業性が
著しく改善される。
【0066】参考例として図23乃至図25には磁気セ
ンサのセンサ組立体42を示す。このセンサ組立体42
に於いては、支持体47のスリーブ56の貫通孔108
の内周面109に、この内周面109から突出した3本
の軸方向に長い突起部110を備えている。この突起部
110は内周面109よりも径方向内側にあり、突起部
110に接する円の直径は内周面109の円よりも小直
径となるため、内周面109の小直径部であるというこ
ともできる。スペーサ57の外径は突起部110に接す
る円よりも大きく貫通孔108よりも小さい寸法にされ
ており、また突起部110の長さは図25から明らかな
通りスリーブ56のスペーサ57が入り込む位置に対応
する長さであって、磁石44はスリーブ56の貫通孔1
08の内周面により支持されている。
【0067】センサ組立体42の組み立てにあたって
は、スリーブ56の貫通孔108内にまず磁気コア45
を挿入してその先端部がコイルボビン55から出るよう
にし、次に磁石44を挿入して磁気コア45に当接さ
せ、最後にスリーブ56の貫通孔108内にスペーサ5
7を挿入する。このとき、スペーサ57の外径は突起部
110に接する円よりも大きく貫通孔108よりも小さ
い寸法にされているので、スペーサ57を貫通孔108
に圧力をもって挿入すれば、スペーサ57はスリーブ5
6内に圧力嵌めにより保持されることになる。図示の例
では突起部は3本の突条であるが、スリーブ56の貫通
孔108内にスペーサ57が圧入できさえすれば、突起
部の数および形状は任意である。また突起部110をス
ペーサ側に設けることもできる。
【0068】このような構成のセンサ組立体42に於い
ては、スペーサ57をスリーブ56の貫通孔108内に
圧入すれば磁気コア45、磁石44を所定位置に保持す
ることができるので、組み立て作業を簡単かつ容易にす
ることができ、自動化が容易にできる。
【0069】参考例として図26乃至図29に示す磁気
センサのセンサ組立体42に於いては、スリーブ56の
貫通孔111にその全長に亙って延びるキー溝112が
形成されており、磁気コア45のフランジ113にキー
溝112に嵌合するキー114が形成され、更に磁気コ
ア45の先端115は両側から平行に面取りされて端面
116が小判型あるいは長円形にされている。磁気コア
45の端面116をこのように長円形として、その軸線
を検出対象(例えば図40の回転円板26の検出片2
5)の移動方向に対して直角に配置すれば、出力信号の
立ち上がりが鋭くなって検出対象の位置の検出が正確に
なる。従って、長円形の端面116の軸線の向き、即
ち、磁気コア45の中心軸回りの回転位置が重要であ
る。
【0070】組み立てにあたってキー114をキー溝1
12に係合させて磁気コア45をスリーブ56に挿入す
ると磁気コア45の軸心回りの位置が定められ、従っ
て、磁気コア45の先端115の長円形の端面116の
軸線も定められ、磁気センサの取付を正確に行えば、磁
気コア45の端面116の姿勢を正しく所定の方向にし
て取り付けることができる。この意味で、スリーブ56
のキー溝112と磁気コア45のキー114とは、磁気
コア45およびスリーブ56間に設けられて互いに係合
してスリーブ56に対して磁気コア45を位置決めする
位置決め装置であるといえる。キー溝を磁気コアに設
け、キーをスリーブに設けても同様の効果が得られる。
【0071】参考例として図30および図31に示す磁
気センサ120は、センサ組立体42と樹脂成形体12
1とを備えており、センサ組立体42は、磁石44、磁
気コア45、コイル46、スペーサ57およびこれらを
所定の位置関係に保持して組立体とする支持体47を備
えている。樹脂成形体121は、磁気コア45の先端5
8を突出させてこのセンサ組立体42を囲んでおり、磁
気センサ120のハウジングを形成している。この磁気
センサ120の樹脂成形体121は、センサ組立体42
を囲み図示してないコネクタを収容した円筒形の本体部
分122と、この本体部分122から径方向外向きに延
びて磁気センサ120の軸心に直角な方向の取付孔12
3を持つ取付ブラケット124と、樹脂成形体121か
ら突出した磁気コア45の先端58の近傍で樹脂成形体
121の円筒面から突出して設けられた位置決め装置で
ある位置決めピン125とを備えている。位置決めピン
125は、取付ブラケット124の取付孔123と同
様、磁気センサ120の軸心に直角方向に延びている。
【0072】このような磁気センサ120は、図示の如
く、支持構造である取付台座126に対してその軸心を
平行にして横置き配置されて取付られる。即ち、取付ブ
ラケット124は取付台座126に平行に置かれてその
取付孔123は取付台座126のねじ孔127と整列さ
せられ、図31に示す如くねじ128によりしっかりと
固着することができる。位置決めピン125もまた取付
台座126の位置決め穴129内に嵌合して、磁気セン
サ120の磁気コア45の先端58を取付台座126に
対して正確に位置決めしている。図40乃至図42に示
す従来の磁気センサに於ける如く、本体部分を取付台座
の開口に嵌め込む必要がない。
【0073】このような磁気センサ120に於いては、
磁気コア45の先端58の極めて近くに位置決めピン1
25が設けてあるので、位置決めの精度を極めて高精度
にすることができる。このことは、一般に磁気センサに
於いては、出力信号のばらつきを減少するために磁気コ
アと信号検出用のプレートとの間の距離を精度良く一定
にする必要があるので、極めて有用な利点である。また
磁気センサの本体部分を取付台座に貫通させる必要が無
く、取付台座に平行に配置することができるので、磁気
センサの配置の自由度が大きい。
【0074】参考例として図32および図33には本発
明と共に用いることのできる磁気センサの更に別の参考
例を示し、この磁気センサは、磁気コア45を有するセ
ンサ組立体130と、磁気コア45の先端58を突出さ
せてセンサ組立体130を囲んで磁気センサのハウジン
グを形成する樹脂成形体131と、磁気コア45の樹脂
成形体131から突出した先端58の側面132を少な
くとも一部囲む覆い133、134を備えている。
【0075】図32の例では、磁気コア45の先端58
の側面132を囲む覆い133は樹脂成形体131から
一体となって連続して、磁気コア45の先端58に沿っ
て全長に亙って延びた被覆133である。また、図33
の例では、樹脂成形体131から突出して延びた磁気コ
ア45の先端58の側面132は、支持体47のコイル
ボビン55から一体となって連続して、先端58に沿っ
て全長に亙って延びた被覆134によって覆われてい
る。いずれの例でも先端58の端面135は被覆されて
いない。
【0076】このように構成された磁気センサに於いて
は、磁気コア45の先端58の側面132を樹脂の被覆
133あるいは134によって覆ってあるため、磁気コ
ア45の側面に磁性体の異物が吸着されてしまうのを防
止できると共に、耐食性を高めることができる。被覆1
33あるいは134は磁気コア45の先端58の側面1
32の一部だけを覆うものでも或る程度の効果は得られ
るが、側面132全体を覆うのが望ましい。磁気コア4
5の端面135は被覆されていないので、磁気検出の妨
害とはならない。
【0077】図34乃至図37に示す参考例に於いて
は、磁気センサは、センサ組立体136と、このセンサ
組立体136を囲んで設けられてハウジングを形成する
樹脂成形体137とを備えており、樹脂成形体137の
円筒形の本体部分138には周方向溝139が形成され
ていて、この周方向溝139内にはOリング140が嵌
め込まれている。また、センサ組立体136は、磁束を
発生する磁石44と、磁気回路を形成する磁気コア45
と、磁気コア45の周囲に巻かれて磁気コア45を通る
磁束の変化を検出するコイル46と、これらの磁石4
4、磁気コア45およびコイル46を組立体として支持
する支持体47とを備えている。
【0078】支持体47は、磁気コア45を受け入れる
と共にコイル46を巻回すべきコイルボビン55と、コ
イルボビン55に一端で接続されて磁気コア45および
磁石44を受け入れるスリーブ56と、磁気コア45お
よび磁石44をスリーブ56内に保持するスペーサ57
と、スリーブ56の他端に設けられてコイル46に接続
される端子52と、スペーサ57をスリーブ56内に保
持するキャップ142とを備えている。キャップ142
は、樹脂成形体の樹脂材料と同等あるいは同じものを使
用し、特に熱膨張係数が樹脂成形体と同じものを用いる
のが望ましい。そのような材料の例は、PBT,PP,
ナイロン、エポキシ樹脂である。
【0079】このキャップ142は、例えば図36に示
す如き形状で、スペーサ57のスリーブ56からはみ出
した部分に嵌合させられて、その縁部143でスリーブ
56の縁に接着剤により固着されている。キャップは図
37に示す如く、係合片144を持つキャップ145と
しても良く、この場合にはキャップ145の係合片14
4はスリーブ56の外周に形成した凹部(図示してな
い)に弾性的に係合させて固着する。
【0080】このようなキャップ142あるいは145
は、図35に示す如く、Oリング140用の周方向溝1
39を持つ磁気センサ41を樹脂成形する場合には、先
に説明したように周方向溝139がアンダーカット(抜
き取りの妨げとなる成形金型の突出部分が形成されるこ
と)とならないように、成形金型37乃至40内にセン
サ組立体136をその軸を横置きにかつ端子52を下向
きにして配置して成形する場合に、センサ組立体136
を横置きにしたときにスリーブ56からスペーサ57が
脱落するのを防ぐ作用をする。この時点では磁石44は
まだ着磁されてないので、スペーサ57の脱落の危険が
あるのである。このように、センサ組立体は、樹脂成形
前にも磁気コア、磁石およびスペーサが、スリーブ内に
確実に保持でき、製造作業の自動化が可能である。ま
た、キャップ142は僅かな接着剤でスペーサ57に接
着できるので、接着剤がスペーサ57と磁石44との間
に入り込んで磁気抵抗となる恐れも無い。図37に示す
弾性係合片144を持つキャップ145を用いれば、接
着剤は全く不要で一動作でキャップ145を固着でき、
作業性が良い。係合片144の個数および形状はキャッ
プ145をスリーブ56に固定できれば任意である。
【0081】図38および図39に示す磁気センサの
考例に於いては、支持体47のコイルボビン150のフ
ランジ151の外縁のコイル46が巻回される部分より
も外側の部分に複数の切欠152が設けられている。こ
の切欠152は、成形金型内にセンサ組立体を入れて樹
脂成形する際に、そこを通して熔融樹脂が流れ得るよう
にするための樹脂通路である。
【0082】切欠152の形状および数は様々に変形で
きるが、コイル46の巻回作業、巻回したコイル46、
注入樹脂の流れ(湯回り)に悪影響を及ぼしてはならな
い。例えば、切欠152の数は1個でも良い。切欠15
2をもう1つのフランジ153だけに設けても、あるい
は両方のフランジ151、153に設けても良い。ま
た、切欠152の形でなくとも、フランジ151の全周
あるいは一部について直径を巻回されたコイル46の直
径と同じにしても良い。
【0083】この磁気センサに於いては、樹脂成形時に
熔融樹脂がコイルボビン150のフランジ151あるい
は153によって妨げられることがなく、熔融樹脂の成
形金型内の流れ即ち湯回りが良くなり、磁気センサを小
型にできると共に、製品歩留まりも向上させることがで
きる。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の磁気センサは、センサ組
立体と、このセンサ組立体を囲んで設けられてハウジン
グを形成する樹脂成形体とを備え、センサ組立体は、磁
束を発生する磁石と、磁気回路を形成する磁気コアと、
磁気コアの周囲に巻かれて磁気コアを通る磁束の変化を
検出するコイルと、コイルボビンを有して磁石、磁気コ
アおよびコイルを組立体として支持する支持体とを備
え、支持体が樹脂成形体から露出した突起状の係合部を
持ち、係合部は、樹脂成形体の成形時に成形金型の凹部
と嵌合し、成形金型内でセンサ組立体を軸方向位置、軸
回りの回転および軸の傾きについて位置決めし支持する
ものであるので、樹脂成形金型内でセンサ組立体の安定
した位置決めと支持ができると共に、センサ組立体の軸
方向位置、軸回りの回転および軸の傾きも防ぐことがで
きる。
【0085】請求項2記載の磁気センサは、コイルボビ
ンが、口出し線を通すための引き出し口を持つフランジ
を備え、引き出し口が互いにフランジの周方向に離れて
いて、そこを通った口出し線間の接触を防いでいるの
で、樹脂成形金型内でセンサ組立体の安定した位置決め
と支持ができると共に、センサ組立体の軸方向位置、軸
回りの回転および軸の傾きも防ぐことができると共に、
口出し線が支持体上で互いに接触して短絡する危険を無
くすことができる。
【0086】請求項3記載の磁気センサは、引き出し口
の軸線が、コイルボビン上での口出し線の巻回方向に対
して鋭角を成すようにフランジに対して傾斜しているの
で、口出し線が、コイルボビンのフランジにより折れ曲
がって断線の原因となることがない。
【0087】請求項4記載の磁気センサは、支持体が磁
気コアを受け入れるコイルボビンと、コイルボビンに一
端で接続されて磁石を受け入れるスリーブと、スリーブ
の他端に設けられてコイルに接続される端子とを備え、
コイルボビンが、口出し線を通すための引き出し口を持
つフランジを備え、引き出し口が互いにフランジの周方
向に離れていて、口出し線がスリーブに巻き付けられて
いるので、樹脂成形金型内でセンサ組立体の安定した位
置決めと支持ができると共に、センサ組立体の軸方向位
置、軸回りの回転および軸の傾きも防ぐことができると
共に、口出し線が支持体上で互いに接触して短絡する危
険を無くすことができる。
【0088】請求項5記載の磁気センサは、スリーブが
周方向溝を持ち、口出し線が周方向溝に巻き付けられて
いるので、口出し線がスリーブ上で軸方向にずれること
がなく、口出し線間接触による短絡や口出し線の断線事
故を防ぐことができる。
【0089】請求項6記載の磁気センサは、スリーブが
軸方向溝を持ち、口出し線が軸方向溝内に配置されて
るので、口出し線がスリーブ上で周方向にずれることが
なく、口出し線間接触による短絡や口出し線の断線事故
を防ぐことができる。
【0090】請求項7記載の磁気センサは、スリーブが
係合突起を持ち、口出し線が係合突起に掛け回されてス
リーブに巻き付けられているので、口出し線がスリーブ
上で周方向にずれることがなく、口出し線間接触による
短絡や口出し線の断線事故を防ぐことができる。
【0091】請求項8記載の磁気センサは、係合突起が
係合溝を持ち、口出し線が係合溝内に通されているの
で、口出し線がスリーブ上で周方向にも径方向にもずれ
ることがなく、口出し線間接触による短絡や口出し線の
断線事故を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の磁気センサの実施例を示す断面図
である。
【図2】 図1の磁気センサの位置決め用の係合部を示
す端面図である。
【図3】 図1の磁気センサを成形金型内に配置した状
態を示す部分断面図である。
【図4】 この発明の磁気センサの位置決め用の係合部
の変形例を示す部分断面図である。
【図5】 図4の磁気センサの係合部を示す端面図であ
る。
【図6】 図4の磁気センサの係合部を成形金型内に配
置した状態を示す部分断面図である。
【図7】 この発明の磁気センサのコイルボビンを示す
斜視図である。
【図8】 図7のコイルボビンのフランジを示す断面図
である。
【図9】 この発明の磁気センサのコイルボビンの変形
例を示す側面図である。
【図10】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのコイルボビンの別の変形例を示す斜視図である。
【図11】 図10のコイルボビンのフランジを示す断
面図である。
【図12】 この発明の磁気センサのセンサ組立体を示
す斜視図である。
【図13】 この発明の磁気センサのコイルボビンの別
の変形例を示す側面図である。
【図14】 図13のコイルボビンに口出し線を配線し
た状態を示す断面図である。
【図15】 この発明の磁気センサのコイルボビンの別
の変形例を示す側面図である。
【図16】 図15のコイルボビンに口出し線を配線し
た状態を示す断面図である。
【図17】 この発明の磁気センサのセンサ組立体を示
す斜視図である。
【図18】 図17のコイルボビンと係合突起とへの配
線状態を示す断面図である。
【図19】 図18のコイルボビンと係合突起との変形
例を示す断面図である。
【図20】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのセンサ組立体の支持体の端子部分を示す斜視図で
ある。
【図21】 図20の支持体を用いたこの発明と共に用
いることのできる磁気センサの実施例を示す断面図であ
る。
【図22】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのセンサ組立体の端子部分の半田付作業を示す概略
図である。
【図23】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサの支持体のスリーブとスペーサとの関係を示す平面
図である。
【図24】 図23のセンサ組立体の分解斜視図であ
る。
【図25】 図23のセンサ組立体の断面図である。
【図26】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサの磁気コアの変形例を示す斜視図である。
【図27】 図26の磁気コアの底面図である。
【図28】 図26の磁気コアとスリーブとの関係を示
す斜視図である。
【図29】 図26の磁気コアとスリーブとの関係を示
す断面図である。
【図30】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサの変形例を示す斜視図である。
【図31】 図30の磁気センサの取付状態を示す断面
図である。
【図32】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサの変形例を示す断面図である。
【図33】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサの変形例を示す断面図である。
【図34】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのキャップを有するセンサ組立体を用いた実施例の
断面図である。
【図35】 図34の磁気センサのための成形金型を示
す断面図である。
【図36】 図34の磁気センサのキャップを示す斜視
図である。
【図37】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのキャップの変形例を示す斜視図である。
【図38】 この発明と共に用いることのできる磁気セ
ンサのコイルボビンの変形例を示す斜視図である。
【図39】 図38のコイルボビンの断面図である。
【図40】 従来の磁気センサの断面図である。
【図41】 図40の従来の磁気センサを示す斜視図で
ある。
【図42】 図40の従来の磁気センサの取付状態を示
す断面図である。
【図43】 図40の従来の磁気センサのコイルボビン
のフランジを示す断面図である。
【図44】 図40の従来の磁気センサのセンサ組立体
の配線状態を示す断面図である。
【図45】 図40の従来の磁気センサのセンサ組立体
の配線状態を示す側面図である。
【図46】 図40の従来の磁気センサの樹脂成形工程
を示す断面図である。
【図47】 従来の磁気センサの別の例を示す断面図で
ある。
【図48】 図47の従来の磁気センサの樹脂成形工程
を示す断面図である。
【図49】 図3の磁気センサの変形例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
42 センサ組立体、44 磁石、45 磁気コア、4
6 コイル、55 コイルボビン、47 支持体、43
樹脂成形体、64、65 係合部、72、73、7
6、80、81 引き出し口、53、54 フランジ、
49、50 口出し線、56 スリーブ、87 周方向
溝、90、91 軸方向溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/487 - 3/488 G01D 5/245 G01R 33/02 G01R 33/09

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ組立体と、このセンサ組立体を囲
    んで設けられてハウジングを形成する樹脂成形体とを備
    え、 上記センサ組立体は、磁束を発生する磁石と、磁気回路
    を形成する磁気コアと、上記磁気コアの周囲に巻かれて
    上記磁気コアを通る磁束の変化を検出するコイルと、コ
    イルボビンを有して上記磁石、上記磁気コアおよび上記
    コイルを組立体として支持する支持体とを備え、 上記支持体が上記樹脂成形体から露出した突起状の係合
    部を持ち、上記係合部は、上記樹脂成形体の成形時に
    形金型の凹部と嵌合し、成形金型内で上記センサ組立体
    軸方向位置、軸回りの回転および軸の傾きについて
    置決めし支持するものであることを特徴とする磁気セン
    サ。
  2. 【請求項2】 上記コイルボビンが、口出し線を通すた
    めの引き出し口を持つフランジを備え、上記引き出し口
    が互いに上記フランジの周方向に離れていて、そこを通
    った口出し線間の接触を防いでいる請求項記載の磁気
    センサ。
  3. 【請求項3】 上記引き出し口の軸線が、上記コイルボ
    ビン上での上記口出し線の巻回方向に対して鋭角を成す
    ように上記フランジに対して傾斜している請求項2記載
    磁気センサ。
  4. 【請求項4】 上記支持体が上記磁気コアを受け入れる
    コイルボビンと、上記コイルボビンに一端で接続されて
    上記磁石を受け入れるスリーブと、上記スリーブの他端
    に設けられて上記コイルに接続される端子とを備え、上
    記コイルボビンが、口出し線を通すための引き出し口を
    持つフランジを備え、上記引き出し口が互いに上記フラ
    ンジの周方向に離れていて、上記口出し線が上記スリー
    ブに巻き付けられている請求項1記載の磁気センサ。
  5. 【請求項5】 上記スリーブが周方向溝を持ち、上記口
    出し線が上記周方向溝に巻き付けられている請求項
    載の磁気センサ。
  6. 【請求項6】 上記スリーブが軸方向溝を持ち、上記口
    出し線が上記軸方向溝内に配置されている請求項記載
    の磁気センサ。
  7. 【請求項7】 上記スリーブが係合突起を持ち、上記口
    出し線が上記係合突起に掛け回されて上記スリーブに巻
    き付けられている請求項記載の磁気センサ。
  8. 【請求項8】 上記係合突起が係合溝を持ち、上記口出
    し線が上記係合溝内に通されている請求項記載の磁気
    センサ。
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