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JP3266466B2 - ヘリカルアンテナ - Google Patents

ヘリカルアンテナ

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Publication number
JP3266466B2
JP3266466B2 JP19049695A JP19049695A JP3266466B2 JP 3266466 B2 JP3266466 B2 JP 3266466B2 JP 19049695 A JP19049695 A JP 19049695A JP 19049695 A JP19049695 A JP 19049695A JP 3266466 B2 JP3266466 B2 JP 3266466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial line
conductor
antenna
line
helical antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19049695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0946124A (ja
Inventor
明弘 勝呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP19049695A priority Critical patent/JP3266466B2/ja
Publication of JPH0946124A publication Critical patent/JPH0946124A/ja
Application granted granted Critical
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体衛星通信に
適する円偏波を有する4線分数巻きヘリカルアンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】近年、衛星を用いた新規
な移動体通信方式が提案されているが、この実現には自
動車や携帯機に設置する移動局用アンテナの小型化およ
び経済化が重要な課題である。
【0003】そのため、移動局用アンテナの衛星追尾機
構を簡略化して、小型化および経済化を達成しようとす
る提案がされている。衛星追尾機構を簡略化するアンテ
ナとして、天頂軸に対して対称な指向性を有する円偏波
円錐ビームを放射し、放射方向を衛星の仰角方向に設定
するものがある。
【0004】このようなアンテナの例としては、4本の
導線を螺旋状に1回転以内で巻き、これに定在波を乗せ
て、給電点側に電波を放射するようにした、いわゆる、
バックファイア型のヘリカルアンテナ(以下ヘリカルア
ンテナと呼ぶ)は、米国のMicrowave Helix Design /
著者 C.C Kilus/(1970年)により公知である。
しかしながら、従来の円偏波円錐ビームを実現するヘリ
カルアンテナは、給電構造が複雑であった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ため、円偏波用アンテナであるヘリカルアンテナを適切
に構成することにより、構成の簡易化が可能な4線分数
巻きヘリカルアンテナを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は特許請求の範囲に記載された発明により達成され
る。すなわち、本発明は、導体線から成る2組の放射素
子を交互に配し、同一ピッチ角かつ同一方向に螺旋状に
して、両放射素子に並列給電を行う4線分数巻き形式の
ヘリカルアンテナにおいて、1組の放射素子が第1の同
軸線と第1の導線からなり、他の1組の放射素子が第2
の同軸線と第2の導線からなり、アンテナ一端におい
て、第1の同軸線の中心導体と第1の導線とを高周波的
に結合し且つ第1の同軸線の外部導体を開放状態にして
第1の給電点を配置し、これに交差させて第2の同軸線
の中心導体と第2の導線とを高周波的に結合し且つ第2
の同軸線の外部導体を開放状態にして第2の給電点を配
置し、アンテナ他端において、第3の同軸線を設け、第
1の同軸線の中心導体と第2の同軸線の中心導体と第3
の同軸線の中心導体とを高周波的に結合し、また、第1
の導線と第2の導線と第1の同軸線の外部導体と第2の
同軸線の外部導体と第3の同軸線の外部導体とを高周波
的に結合し、第3の同軸線に端子を設け送受信信号を取
り出すようにしたものである。
【0007】すなわち、本発明は、導体線から成る2組
の放射素子を交互に配し、同一ピッチ角かつ同一方向に
螺旋状にして、両放射素子に並列給電を行う4線分数巻
き形式のヘリカルアンテナにおいて、図1に一例を示す
ようにアンテナ先端に第1の給電点51と、第2の給電
点52を持つとともに他端に第3の同軸線2による送受
信信号取り出し端子61をもち、アンテナ放射部の2対
の導体線の内の各々一方の導体線は第1の同軸線31
と、第2の同軸線32よりなり、他の導体線は第1の導
線41と、第2の導線42よりなり、第1の給電点51
において第1の同軸線31よりなる導体線の中心導体と
第1の導線41は高周波的に結合(導体線の外部導体は
給電点51において開放状態)されており、他端におい
て上記第1の導線41と第1の同軸線31の外部導体が
高周波的に結合され、同様に第2の給電点52において
第2の同軸線32よりなる導体線の中心導体と第2の導
線42は高周波的に結合(導体線の外部導体は給電点5
2において開放状態)されており、他端において上記第
2の導線42と第2の同軸線32の外部導体が高周波的
に結合され、さらに同軸線31と同軸線32のそれぞれ
の内部導体同士、外部導体同士を高周波的に結合してい
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の構成を図1に示す。ヘリ
カルアンテナにおいては適切な寸法形状を選択すること
により円偏波を得ることができる。このとき、円偏波円
錐ビームを発生させるためのパラメータとしては、絶縁
体円筒(例えば、ガラス繊維強化ポリエステル製)の支
持体1の直径、ピッチ、巻き付け角度等の形状パラメー
タが支配的である。
【0009】本発明においては図1に示すように2組の
導体線の一方を第1の同軸線31と第2の同軸線32で
構成し、他の導体線を第1の導線41と第2の導線42
で構成し、第1の同軸線31と第2の同軸線32と対称
な構造とし、第1の給電点51と第2の給電点52で交
差させることにより、第3の同軸線2から供給される高
周波電流で第3の同軸線2の中心導体を流れてきた高周
波電流はヘリカルの巻き終わり点、すなわち、送受信信
号取り出し端子61で第1の同軸線31と第2の同軸線
32の2方向に分岐し、第1の給電点51と第2の給電
点52においてそのままもう一方の第1の導線41と第
2の導線42に流れ、第1の同軸線31と第2の同軸線
32の外部導体の内側を流れてきた大きさの等しい逆方
向の高周波電流は第1の同軸線31と第2の同軸線32
の外部導体の外側を流れる。このとき、送受信信号取り
出し端子61において両方の第1の導線41と第2の導
線42を第3の同軸線2の外部導体4に高周波的に結合
すれば、それぞれの高周波電流は大きさが等しく逆方向
なので、それ以降は導体上を流れることなく終端される
から、高周波電流は見かけ上必要な放射部のみを流れる
ことになる。
【0010】以上の実施形態により、図2に一例を示す
放射指向性の円偏波円錐ビームが得られる。
【0011】このように、放射素子となる第1の同軸線
31の中心導体は給電点51で、放射素子となる第1の
導線41と高周波的に結合される。同様に放射素子とな
る第2の同軸線32は、第2の給電点52で、放射素子
となる第2の導線42と高周波的に結合される。そし
て、第1の同軸線31、第2の同軸線32と第1の導線
41、第2の導線42の4本の放射素子(2組の放射素
子)は第1の給電点51と第2の給電点52で交差す
る。
【0012】ここでは、円筒状の支持体1に巻かれた4
線分数巻きヘリカルアンテナについて述べたが、多角
柱、多角錐に巻かれたもの、支持体がないもの(第1の
同軸線31、第2の同軸線32と第1の導線41、第2
の導線42に剛性ある、例えばセミリジット導体線材料
等をもちいた場合)についてもについても同様なことが
いえることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成ならび
に方法によれば、円偏波用4線分数巻きヘリカルアンテ
ナを同軸線31、32と導線41、42を用いて適切に
構成することにより、簡易な給電系を実現できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すヘリカルアンテナの
図。
【図2】本発明の実施形態に基づいたアンテナ軸を含む
面での放射指向性の実測値を示す図。
【符号の説明】
1:支持体 2:第3の同軸線 3:第3の同軸線
の中心導体 4:第3の同軸線の外部導体 5:第3の同軸線
の絶縁体 31:放射素子となる第1の同軸線 32:放射素子と
なる第2の同軸線 41:放射素子となる第1の導線 42:放射素子と
なる第2の導線 51:第1の給電点 52:第2の給電
点 61:送受信信号取り出し端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−274904(JP,A) 特開 平4−134906(JP,A) 特開 平3−74906(JP,A) 特開 平6−326511(JP,A) 米国特許4608574(US,A) 寺田矩芳、鹿子嶋憲一,移動体衛星通 信用円錐ビーム2線巻きヘリカルアンテ ナ,電子情報通信学会技術研究報告,日 本,社団法人 電子情報通信学会,1991 年7月9日,p.21 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体線から成る2組の放射素子を交互に配
    し、同一ピッチ角かつ同一方向に螺旋状にして、両放射
    素子に並列給電を行う4線分数巻き形式のヘリカルアン
    テナにおいて、 1組の放射素子が第1の同軸線と第1の導線からなり、 他の1組の放射素子が第2の同軸線と第2の導線からな
    り、 アンテナ一端において、第1の同軸線の中心導体と第1
    の導線とを高周波的に結合し且つ第1の同軸線の外部導
    体を開放状態にして第1の給電点を配置し、これに交差
    させて第2の同軸線の中心導体と第2の導線とを高周波
    的に結合し且つ第2の同軸線の外部導体を開放状態にし
    て第2の給電点を配置し、 アンテナ他端において、第3の同軸線を設け、第1の同
    軸線の中心導体と第2の同軸線の中心導体と第3の同軸
    線の中心導体とを高周波的に結合し、また、第1の導線
    と第2の導線と第1の同軸線の外部導体と第2の同軸線
    の外部導体と第3の同軸線の外部導体とを高周波的に結
    合し、 第3の同軸線に端子を設け送受信信号を取り出すことを
    特徴とするヘリカルアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
寺田矩芳、鹿子嶋憲一,移動体衛星通信用円錐ビーム2線巻きヘリカルアンテナ,電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人 電子情報通信学会,1991年7月9日,p.21

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