JP3262486B2 - タンデム熱間圧延機の制御装置 - Google Patents
タンデム熱間圧延機の制御装置Info
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Description
機の各スタンド間に配置されたルーパの高さと圧延材の
スタンド間張力を制御するタンデム熱間圧延機の制御装
置に関する。
評価基準の一部に板厚及び板幅があり、圧延中の材料に
かかる張力は板厚や板幅に影響するため、張力をある値
に保つ制御が行われている。とくに、熱間圧延における
圧延材料は加熱処理されて高温となり、その変形抵抗が
小さくなっており、張力が大きいと破断を起こし易くな
る。この破断を防止するべく張力を小さく設定すると外
乱や誤設定により無張力となることがあり、その状態が
長く続くと圧延機スタンド間で大きなループが発生して
事故を引き起こすことがある。そこで、熱間圧延ではと
くにルーパ装置を設け、スタンド間にループが発生する
ことを防止すると同時に、スタンド間の圧延材の張力制
御を行うほか、材料の通板性を良くする観点からルーパ
の高さ制御も行っている。
制御において、圧延材張力からルーパ高さへの干渉とル
ーパの回転速度から張力への干渉とがある。従来からの
張力制御には、それらの干渉を抑えることなくPID制
御によりルーパ高さを制御する方法がある。このルーパ
高さのPID制御において、ルーパがルーパ自体の重
さ、圧延材の重さ及び圧延材張力(張力指令値)から受
けるトルクと、ルーパが加減速する時のトルクを計算し
て、ルーパ電動機に電流指令値として設定することによ
り、ルーパが圧延材を押し上げる力を発生させ、圧延材
に張力を付与している。従って、張力値をフィードバッ
クするのではなく、設定のみのオープンループである。
扱い、それらの干渉を抑えるような非干渉化補償装置を
付加して圧延材張力とルーパ高さとを独立に制御するル
ーパ非干渉制御、ルーパと圧延材張力とを協調して制御
するように最適制御理論(LQ:Linear Quadratic)
を適用するルーパ最適制御、LQの逆問題を解いて制御
ゲインを数式で求めることのできるルーパILQ(Inv
erse Linear Quadratic)制御、制御系のロバスト性
を考慮することのできるH∞制御等の多変数制御があ
り、それぞれ実機に適用されている。ここで、ロバスト
性とは、制御系にノイズが加わったり、制御対象が変化
しても不安定になり難い性質のことである。
れの特徴を活かすために圧延材張力とルーパ角度の両方
を検出することを前提としている。このため、張力計の
ない圧延機では多変数制御は適用し難かった。また、圧
延機の第iスタンドと第i+1スタンドとの間の張力
は、圧延材の先端が第i+1スタンドに噛込まれてか
ら、すなわち、第i+1スタンド通板後に発生する。こ
の通板時は非常に外乱が大きく、第i+1スタンド通板
後しばらくしないと張力計による張力検出値は安定せ
ず、この間、多変数制御に必要な張力値を得ることがで
きないため、張力計を必要としないルーパ高さのPID
制御が必要になる。
よる張力制御ではカバーしきれず、十分に調整されたル
ーパ高さのPID制御の方がより良い制御性能を示す場
合もあり、また、張力検出が良好に行われないと多変数
制御が誤動作することもあるため、ルーパ高さのPID
制御はルーパを良好に制御する上でも必要になる。
D制御においては、フィードバック制御をしていないた
め、張力値が目標値どおりに制御されないことがあっ
た。また、ルーパ電動機に設定する電流基準値を計算す
る場合、ルーパを加減速する時に必要な電流値が正確に
は分からないため、今までは固定の電流値を加えるのが
一般的である。この場合、小断面積の圧延材に対して
は、圧延材の重さによるトルクや張力によるトルクに対
して、固定の電流値によるトルクの比重が大きくなり、
圧延材を持ち上げるルーパの力が大きくなって、圧延材
の張力値が目標値より大きくなり易いという問題があっ
た。
材張力とルーパの相互干渉を抑える働きが無いため、即
応性や安定性の点で多変数制御に劣ることがあるが、こ
れは以下の理由により、ルーパ高さ制御の制御応答を十
分に上げられないためである。すなわち、張力とルーパ
系を伝達関数で表すと、二次の共振系を包含する形で表
される。二次共振系の特徴は共振周波数ωn の減衰定数
ζが小さいと振動的になる。このため、ルーパ高さの制
御の応答は共振周波数ωn の1/4程度以下に制限さ
れ、減衰定数ζの大きさによってはさらに低く抑えなけ
ればならない。
されたもので、タンデム圧延機の各スタンド間に配置さ
れたルーパの高さ及び圧延材のスタンド間張力を制御す
る場合、高精度で安定したルーパの制御を可能にするタ
ンデム熱間圧延機の制御装置を提供することを目的とす
る。
ルーパ高さ検出値とに基づいてルーパ電流指令値を演算
し、このルーパ電流指令値をルーパ電動機のルーパ電流
制御器に設定して圧延材張力を制御するルーパ電流基準
発生器として、ルーパが圧延材から受けるトルク、圧延
材張力から受けるトルク及びルーパ自重分によるトルク
の和に釣り合うような主ルーパ電流基準を演算する主電
流基準発生手段と、ルーパを加減速させるのに必要なト
ルクと釣り合うような補助的なルーパ電流基準を演算す
る補助電流基準発生手段とを備え、この補助電流基準発
生手段は、圧延材の断面積に比例するようにルーパ電流
基準を演算するようにしたものを用いる。
が、固定の電流基準又は圧延材の断面積に比例するよう
に定めたルーパ電流基準に、さらに、ルーパが上昇する
速度に比例した電流値を加算して補助的なルーパ電流基
準を演算するものである。
定の電流基準又は圧延材の断面積に比例するように定め
たルーパ電流基準に、さらに、ルーパ高さ制御器が演算
する圧延機主電動機の速度指令値の変化分に比例した電
流値を加算して補助的なルーパ電流基準を演算するもの
である。
ルーパ高さ検出値とに基づいて圧延機主電動機の速度指
令値を演算し、演算された速度指令値を圧延機主電動機
速度制御器に設定してルーパの高さを制御するルーパ高
さ制御器と、張力目標値とルーパ高さ検出値とに基づい
てルーパ電流指令値を演算し、演算されたルーパ電流指
令値をルーパ電動機のルーパ電流制御器に設定して圧延
材張力を制御するルーパ電流基準発生器とを備えると
き、ルーパに取付けた張力検出器が受ける力、もしく
は、ルーパ電動機が受けるトルクから圧延材の張力を演
算する張力演算手段と、演算された張力にゲインを乗じ
て得られた値をルーパ電流基準の補正値としてルーパ電
流基準発生器から出力されるルーパ電流基準から減算す
ると同時に、この減算により変化するルーパ高さ制御器
のゲインを補正することによって、ルーパ高さ制御系の
共振周波数及び減衰定数を変更する張力分トルク補正手
段とを備える。
ーパ高さ検出値とに基づいて圧延機主電動機の速度指令
値を演算し、演算された速度指令値を圧延機主電動機速
度制御器に設定してルーパの高さを制御するルーパ高さ
制御器と、張力目標値とルーパ高さ検出値とに基づいて
ルーパ電流指令値を演算し、演算されたルーパ電流指令
値をルーパ電動機のルーパ電流制御器に設定して圧延材
張力を制御するルーパ電流基準発生器とを備えるとき、
ルーパに取付けた張力検出器が受ける力、もしくは、ル
ーパ電動機が受けるトルクから圧延材の張力を演算する
張力演算手段と、演算された張力にゲインを乗じて得ら
れた値を主機速度指令値の変更量としてルーパ高さ制御
器から出力される速度指令値に加算すると同時に、この
加算により変化するルーパ高さ制御器のゲインを補正す
ることによって、ルーパ高さ制御系の共振周波数及び減
衰定数を変更する張力分トルク補正手段とを備える。
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施形態の構成を、適用対象圧延機と併せて示した
ブロック図である。同図において、圧延材1は第iスタ
ンド圧延機2及び第i+1スタンド圧延機3の順に圧延
される。ここで、タンデム圧延機の全スタンド数をnと
すると、n=5〜7が一般的である。以下に示すルーパ
等の装置は各スタンド間に設置されるが、i〜i+1ス
タンドの2スタンド間の状態を考察すれば容易に他のス
タンドへも拡張できるので、ここでは2スタンド間のみ
を考える。なお、iは1≦i≦n−1の範囲である。
にルーパ7が設けられているとき、ルーパアームの角度
に換算されるルーパの高さがルーパ高さ検出器10で検出
される。このルーパ7を駆動するルーパ電動機8の電流
検出値Iをルーパ電流制御器9に帰還する。ルーパ電流
制御器9では、ルーパ電流基準発生器12により設定され
る電流指令値Iref に電流検出値Iを追従させるように
制御する。一方、第iスタンド圧延機2及び第i+1ス
タンド圧延機3は、それぞれ圧延機主電動機(以下、主
機と言う)4及び5によって駆動される。第iスタンド
主機4の速度は、主機速度制御器6によって制御されて
いる。第i+1スタンド主機5も同様であるが、ここで
は省略する。
10で検出されたルーパ高さ(ルーパ角度θで表し、以
下、ルーパ角度とも言う)をルーパ高さ目標値θref に
追従させるように主機速度指令値を演算し、主機速度設
定値に加算して第iスタンドの主機速度制御器6に設定
する。ルーパ電流基準発生器12は、主電流基準発生器13
と補助電流基準発生器14とから構成されている。第iス
タンドと第i+1スタンドとの間に電動機で駆動するル
ーパを配置し、このルーパによって圧延材を持ち上げた
場合の幾何形状を示すと図2のようになる。主電流基準
発生器13では図2の幾何形状に基づき、次式によって主
電流指令値Iref1を演算する。
距離(mm) R3 :ルーパの回転中心からルーパの重心までの距離
(mm) gL :ルーパ機械とルーパ電動機との間のギヤ比 A :圧延材の断面積(板厚と板幅の積)(mm2 ) α :iスタンド側のパスラインと圧延材のなす角度
(rad) β :i+1スタンド側のパスラインと圧延材のなす角
度(rad) θ :ルーパ角度(rad) Ws :スタンド間の圧延材の質量(材料長、断面積、比
重の積)(kg) WL :ルーパ重量(kg)である。(1),(2)式に
よりルーパ角度θと張力目標値tfrefが設定されれば、
主電流指令値Iref1を計算することができる。
熱間圧延機の制御装置の構成例を図10に示す。主電流
基準発生器13は上記(1),(2)式を用いて主電流指
令値Iref1を演算する機能を有している。しかしなが
ら、図1に示した本実施形態の補助電流基準発生器14に
相当する固定電流基準発生器15は、固定の電流基準I0
を発生するだけの機能しかなかった。
ついて以下に説明する。補助電流基準発生器14は、次の
a,b,cのいずれかの方法で補助電流基準ICOM を計
算する。 a.補助電流基準を、予め断面積により区分されたテー
ブルに格納しておき、使用時に取出す。この補助電流基
準は次のb項に記載の演算式を用いて決定しても良く、
また、調整しながらテーブルに格納してもよい。 b.次式を用いて計算する。
けることも可能である。
電流基準I0 を用いた場合、圧延材の断面積によらずに
ほぼ一定の張力値が上乗せされることになり、大断面積
材に比べて小面積材の張力値が目標値より大きくなりや
すかった。しかし、上記a項又はb項に記載したよう
に、断面積に比例する補助電流基準ICOM を用いた場
合、小断面積の圧延材に対して張力値が目標値より大き
くなる現象を緩和することができる。 c.次式を用いて計算する。 ICOM =KCOM ×ωL +IBASE …(4) ただし、 ICOM :補助電流基準 KCOM :ゲイン ωL :ルーパ角速度 IBASE:a項又はb項の電流基準値、あるいは、固定の
電流基準値である。この場合、(4)式で与えられる補
助電流基準ICOM に上限及び下限を設けることも可能で
ある。
を計算することにより、スタンド間の圧延材にループが
発生している場合、等では、ルーパが急速に上昇して圧
延材のループを短時間で除去する必要があり、ルーパ角
速度に比例した補助電流基準を出力することによって、
より早くループを除去することができる。
すブロック図であり、特に、ルーパ高さと張力の制御系
をモデル化して表現したものである。ここで、ルーパの
高さ制御において、制御すべきルーパ角度と操作量であ
る主機速度とは非線形の関係にあり、主機速度と線形の
関係にあるスタンド間の圧延材ループ量lに変換し、ル
ープ量lを用いてルーパ高さの制御系を構成したもので
ある。ルーパ角度θをループ量lに変換する非線形の関
数F2 (θ)は次の(5)式で表される。
m)である。
パ高さ制御器11に対応し、ルーパ角度目標値θref を、
(5)式を用いてループ量目標値lref に変換し、ま
た、ルーパ角度θをループ量lに変換する。ルーパ高さ
制御器21はPI制御系で構成され、比例制御ゲイン
KP 、積分制御ゲインKI 、トータルゲインKT で表さ
れ、ルーパ角度目標値θref とループ量lとの偏差分に
(KP +KI /s)KT を乗じて主機速度指令値VRref
を出力する。
遅れ時定数Tv を用いて表したものであり、図1中の主
機速度制御器6及び第iスタンド主機4を組合わせたも
のの伝達関数として表している。この主機速度制御系22
の伝達関数を乗じて得られるロール周速変化分VR は先
進率fを用いて表されるブロック23によって材料速度V
s に変換される。この材料速度Vs と、ブロック26で表
されるルーパ角速度ωL による圧延材のループ速度変化
分ωL ×dF2 (θ)/dθと、ブロック25で表される
張力フィードバック係数K10による張力が与える材料速
度への変化分との和が、積分器を含むブロック24を通っ
て張力tf になる。なお、ブロック24中のEは圧延材の
ヤング率である。張力tf はルーパ電動機にかかる張力
分トルクTT として現れる。ブロック27はこれを表現す
るもので、その内部に記載されたF3 (θ)は次式で表
される。
パ電動機の回転速度ωL までの伝達関数であり、ωL は
積分されてルーパ角度θとなるため、これがブロック29
で表現される。ブロック30はルーパダンピングZを表現
するものであり、ブロック31はルーパ角度θからルーパ
電動機のトルクまでの関係を表す関数F1 (θ)であ
り、次式によって表される。
ている。ブロック33はルーパ電流制御系を時定数Tccの
一次遅れで表したもので、ブロック34はルーパ電流Iが
トルクTになる場合の影響係数(トルク定数と呼ばれ
る)Φを表している。図3中のブロック28,33,34が図
1中のルーパ電流制御器9及びルーパ電動機8に相当し
ている。前述したように、補助電流基準が必要である理
由は、ルーパを加減速する場合のトルクを補償する必要
があるためであるが、一般に加減速に必要なトルクを予
め計算することは難しい。
延材速度Vs の変化に追従する量を、ルーパ角速度ωL
からブロック26を通って変化する圧延材速度に等しくす
れば、張力は変化しないことになる。ブロック26を通っ
て変化する圧延材速度Vs は次式で表される。
力も変化するため、ルーパは上昇または下降する。ルー
パの上昇、下降に必要なトルクが加減速トルクであり、
(10)式をルーパ角速度ωL について解いて両辺を時
間で微分し、さらに、両辺にJを乗算すると次式が得ら
れる。
速度の時間変化分及び関数F2 (θ)の角度微分値で表
されることが分かる。ただし、圧延材の速度を測定する
ことは難しいので、その代替として、ルーパ高さ制御器
が出力する主機速度指令値VRrefの時間変化分を用い
る。しかして、図1に示した補助電流基準発生手段14が
上述した補助電流基準ICO M の代わりに、次式に示す補
助電流基準ICOM を出力すれば良いことが分かる。
分を生成し、ブロック36はゲインを表している。
のルーパ高さのPID制御におけるルーパの加減速トル
クを補償することができ、一定の補助電流基準を設定し
たがために張力が目標値より大きくなることはなくな
る。この結果、過張力による板厚、板幅への悪影響を低
減することができる。
おいて、主機速度指令値VRrefからルーパ角度θへの伝
達関数G(s)は次式となる。
n の1/3から1/5程度の応答に抑える必要がある。
一般的に共振周波数ωn =5〜10rad/sであり、
ルーパ高さの制御応答は2〜4rad/s程度になる。
ルーパ高さ制御系の応答を速くするためには、共振周波
数は高い周波数領域にある方が良く、また、減衰定数も
大きい方が振動し難くなる点で望ましい。
て次のA,B,Cの方法が考えられる。 A.ルーパ速度から材料速度への影響係数F2 を変更す
る。 B.張力からルーパトルクへの影響係数F3 を変更す
る。 C.張力フィードバック係数K10を変更する。
6632号公報に開示されて公知であるので、B及びC
項について説明する。
パ多変数制御と併せて用いられることが多くなってきて
おり、また、圧延材の張力をモニタするために張力検出
器を設置する場合があり、ルーパ高さのPID制御でも
張力検出値が利用可能な場合が多い。
第3の実施形態の構成を、適用対象圧延機と併せて示し
たブロック図である。図中、図1と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、ロード
セル等の張力検出器16の出力信号に基づいて、張力演算
手段17が圧延材の張力を演算する。張力分トルク補正手
段18は、演算された張力を用いて、ルーパ電動機の電流
制御器9に設定する電流基準Iref を補正する。この補
正方法について、図5及び図6をも参照して以下に説明
する。
ことができれば、共振周波数を変更することができる。
いま、ゲインKF3 * を加えてF3 を次式のように大きく
したとする。 F3 →F3 +KF3 * …(16) この場合の共振周波数ωn は次式のように大きくなる。
になる。すなわち、ブロック27と並列にブロック37が接
続されている。しかしながら、圧延材張力tfにゲイン
KF3 * を掛けたものを直接ルーパ電動機の負荷トルクT
に帰還することはできないので、図6に示すように圧延
材張力tf にブロック38のゲインKF3を掛けたものを電
流指令値Iref に帰還する。ただし、影響係数F3 を変
更すれば伝達関数G(s)のゲインも変わる。この場合
の伝達関数G(s)は次式のようになる。
と、G(s)のゲインが変化する。従って、F3 の変更
前と同じ高さ制御応答を得ようとすれば、ルーパ高さ制
御器のトータルゲインKT を次式の高さ制御器のトータ
ルゲインKT *に変更する必要がある。
は(19)式によりルーパ高さ制御のトータルゲインを
補正することを意味している。かくして、第3の実施形
態によれば、ルーパ高さ制御における共振周波数及び減
衰定数を変更して、ルーパ高さ制御応答を上げることが
可能となり、高速かつ安定したルーパの制御が可能にな
る。なお、圧延材の張力を演算するに当たり、第3の実
施形態では張力検出器16の出力に基づいて演算したが、
この代わりに、ルーパ電動機が受けるトルクから計算す
ることも可能である。
第4の実施形態の構成を、適用対象圧延機と併せて示し
たブロック図である。図中、図1又は図4と同一の要素
には同一の符号を付してその説明を省略する。ここで
も、ロードセル等の張力検出器16の出力信号に基づい
て、張力演算手段17は圧延材の張力を演算する。張力発
生ゲイン補正手段19はこの張力を用いて主機速度指令値
の変更量を計算して、主機速度指令値に加算するもので
ある。張力発生ゲイン補正手段19の主機速度指令値の変
更量の計算方法を、図8及び図9をも参照して以下に説
明する。
ードバック係数K10を変更することができれば、共振周
波数を変更することができる。すなわち、張力とルーパ
高さの制御系をモデル化した図8に示すように、K10の
ブロック25に対してブロック39を並列接続することによ
り間接的に変更できる。これはK10を次式のように大き
くしたことを意味している。 K10→K10+KK * …(20) K10を大きくすれば、共振周波数ωn は次式のように大
きくなる。
度に帰還することはできないので、図9に示すように、
ブロック40によって主機速度指令値VRrefに帰還する。
ここで、第3の実施形態と同様に(18)式でK10を大
きくすると、伝達関数G(s)のゲインが小さくなる。
従って、K10の変更前と同じルーパ高さの制御応答を得
ようとすれば、ルーパ高さ制御器のトータルゲインKT
を次式のKT *のように大きくする必要がある。
ある。図7において、ブロック19からブロック11に引い
た破線は、(23)式によるルーパ高さ制御トータルゲ
インの補正を行うことを示している。このように、K10
にKK * を加えることにより、次のイ,ロの効果が得ら
れる。 イ.K10が大きくなると、材料速度から張力へのゲイン
(1/K10)が小さくなり、張力変動が小さくなる。 ロ.張力が増加すれば、主機速度を増加させることにな
り、ルーパ電流による張力の制御以外の手段としての張
力制御として有効である。
パ高さ制御における共振周波数及び減衰定数を変更し
て、ルーパ高さ制御応答を上げることが可能となり、高
速かつ安定したルーパの制御が可能になる。
て説明したが、これらの実施形態はそれぞれ単独に適用
するだけでなく、複数の実施形態を組合わせて使用する
こともできる。また、上記の各実施形態では、ルーパを
ルーパ電動機で駆動するものについて説明したが、本発
明はこれに適用を限定されるものではなく、油圧装置に
よる駆動方式のものにも適用可能である。
発明によれば、ルーパの加減速トルクを設定する場合、
圧延材の断面積に比例する補助電流基準を用いたので、
従来のPID制御に顕著であった小断面積での張力増加
を防ぐことができ、これによって、小断面積材で過張力
による板厚、板幅への悪影響を除去することができる。
比例する補助電流基準を用いたので、スタンド間の圧延
材に発生したループを迅速に除去することが可能にな
り、安定した操業を行うことができる。
さのPID制御におけるルーパの加減速トルクを補償す
ることができ、一定の電流基準を常に設定して、張力が
目標値より大きくなることはなくなる。この結果、過張
力による板厚、板幅への影響を低減することができる。
で演算された張力にゲインを乗じて得られた値をルーパ
電流基準の補正値としてルーパ電流基準発生器から出力
されるルーパ電流基準から減算すると同時に、この減算
により変化するルーパ高さ制御器のゲインを補正するこ
とにより、ルーパ高さ制御における共振周波数及び減衰
定数を変更して、ルーパ高さ制御応答を上げることが可
能となり、高速かつ安定したルーパの制御が可能にな
る。さらに、もう一つの発明によれば、張力演算手段で
演算された張力にゲインを乗じて得られた値を主機速度
指令値の変更量としてルーパ高さ制御器から出力される
速度指令値に加算すると同時に、この加算により変化す
るルーパ高さ制御器のゲインを補正することにより、ル
ーパ高さ制御における共振周波数及び減衰定数を変更し
て、ルーパ高さ制御応答を上げることが可能となり、高
速かつ安定したルーパの制御が可能になる。
延機と併せて示したブロック図。
に、ルーパ角度と圧延材の通板形状との幾何学的関係を
示す図。
ロック図。
延機と併せて示したブロック図。
のブロック図。
ロック図。
延機と併せて示したブロック図。
のブロック図。
ロック図。
を、適用対象圧延機と併せて示したブロック図。
Claims (8)
- 【請求項1】タンデム熱間圧延機の各スタンド間に配置
されたルーパの高さ及びスタンド間の圧延材張力を制御
するタンデム熱間圧延機の制御装置であって、 速度設定値に従ってスタンド圧延機主電動機の速度を制
御する主電動機速度制御器と、 ルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標値に追随させる主電
動機速度指令値を演算し、この速度指令値によって前記
主電動機速度制御器に加えられる速度設定値を補正する
ルーパ高さ制御器と、 圧延材の張力目標値とルーパ高さ検出値とに基づき、圧
延材の張力を張力目標値に追随させるルーパ電流指令値
を演算するルーパ電流基準発生器と、 ルーパ電流指令値に従ってルーパ電動機の電流を制御す
るルーパ電流制御器と、 を備え、前記ルーパ電流基準発生器はルーパが圧延材か
ら受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及びルー
パ自重分によるトルクの和に釣り合うような主のルーパ
電流基準を、圧延材の断面積、ルーパの上昇速度及び前
記速度指令値の変化分のうち、いずれか一つ又は複数の
要件を加味して求めた補助的なルーパ電流基準によって
補正するものであるタンデム熱間圧延機の制御装置。 - 【請求項2】前記ルーパ電流基準発生器が、ルーパが圧
延材から受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及
びルーパ自重分によるトルクの和に釣り合うような主の
ルーパ電流基準を演算する主電流基準発生手段と、圧延
材の断面積に比例するように定めた補助的なルーパ電流
基準を演算する補助電流基準発生手段とを備え、前記主
のルーパ電流基準と補助的なルーパ電流基準とを加算し
て得られた値をルーパ電流指令値として出力する請求項
1記載のタンデム熱間圧延機の制御装置。 - 【請求項3】前記ルーパ電流基準発生器が、ルーパが圧
延材から受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及
びルーパ自重分によるトルクの和に釣り合うような主の
ルーパ電流基準を演算する主電流基準発生手段と、圧延
材の断面積に比例するように定めた値とルーパが上昇す
る速度に比例するように定めた値とを加算して補助的な
ルーパ電流基準を演算する補助電流基準発生手段とを備
え、前記主のルーパ電流基準と補助的な電流基準とを加
算して得られた値をルーパ電流指令値として出力する請
求項1記載のタンデム熱間圧延機の制御装置。 - 【請求項4】前記ルーパ電流基準発生器が、ルーパが圧
延材から受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及
びルーパ自重分によるトルクの和に釣り合うような主の
ルーパ電流基準を演算する主電流基準発生手段と、圧延
材の断面積に比例するように定めた値とルーパが上昇す
る速度に比例するように定めた値と前記ルーパ高さ制御
器が演算する速度指令値の変化分に比例する値とを加算
して補助的なルーパ電流基準を演算する補助電流基準発
生手段とを備え、前記主のルーパ電流基準と補助的なル
ーパ電流基準とを加算して得られた値をルーパ電流指令
値として出力する請求項1記載のタンデム熱間圧延機の
制御装置。 - 【請求項5】前記ルーパ電流基準発生器が、ルーパが圧
延材から受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及
びルーパ自重分によるトルクの和に釣り合うような主の
ルーパ電流基準を演算する主電流基準発生手段と、固定
の値とルーパが上昇する速度に比例するように定めた値
とを加算して補助的なルーパ電流基準を演算する補助電
流基準発生手段とを備え、前記主のルーパ電流基準と補
助的なルーパ電流基準とを加算して得られた値をルーパ
電流指令値として出力する請求項1記載のタンデム熱間
圧延機の制御装置。 - 【請求項6】前記ルーパ電流基準発生器が、ルーパが圧
延材から受けるトルク、圧延材張力から受けるトルク及
びルーパ自重分によるトルクの和に釣り合うような主の
ルーパ電流基準を演算する主電流基準発生手段と、固定
の値とルーパが上昇する速度に比例するように定めた値
と前記ルーパ高さ制御器が演算する速度指令値の変化分
に比例する値とを加算して補助的なルーパ電流基準を演
算する補助電流基準発生手段とを備え、前記主のルーパ
電流基準と補助的なルーパ電流基準とを加算して得られ
た値をルーパ電流指令値として出力する請求項1記載の
タンデム熱間圧延機の制御装置。 - 【請求項7】タンデム熱間圧延機の各スタンド間に配置
されたルーパの高さ及びスタンド間の圧延材張力を制御
するタンデム熱間圧延機の制御装置であって、 速度設定値に従ってスタンド圧延機主電動機の速度を制
御する主電動機速度制御器と、 ルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標値に追随させる主電
動機速度指令値を演算し、この速度指令値によって前記
主電動機速度制御器に加えられる速度設定値を補正する
ルーパ高さ制御器と、 圧延材の張力目標値とルーパ高さ検出値とに基づき、圧
延材の張力を張力目標値に追随させるルーパ電流指令値
を演算するルーパ電流基準発生器と、 ルーパ電流指令値に従ってルーパ電動機の電流を制御す
るルーパ電流制御器と、 ルーパに取付けた張力検出器が受ける力、もしくは、ル
ーパ電動機が受けるトルクから圧延材の張力を演算する
張力演算手段と、演算された張力にゲインを乗じて得られた値をルーパ電
流基準の補正値として前記ルーパ電流基準発生器から出
力されるルーパ電流基準から減算すると同時に、この減
算により変化する前記ルーパ高さ制御器のゲインを補正
することによって、 ルーパ高さ制御系の共振周波数及び
減衰定数を変更する張力分トルク補正手段と、 を備えたタンデム熱間圧延機の制御装置。 - 【請求項8】タンデム熱間圧延機の各スタンド間に配置
されたルーパの高さ及びスタンド間の圧延材張力を制御
するタンデム熱間圧延機の制御装置であって、 速度設定値に従ってスタンド圧延機主電動機の速度を制
御する主電動機速度制御器と、 ルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標値に追随させる主電
動機速度指令値を演算し、この速度指令値によって前記
主電動機速度制御器に加えられる速度設定値を補正する
ルーパ高さ制御器と、 圧延材の張力目標値とルーパ高さ検出値とに基づき、圧
延材の張力を張力目標値に追随させるルーパ電流指令値
を演算するルーパ電流基準発生器と、 ルーパ電流指令値に従ってルーパ電動機の電流を制御す
るルーパ電流制御器と、 ルーパに取付けた張力検出器が受ける力、もしくは、ル
ーパ電動機が受けるトルクから圧延材の張力を演算する
張力演算手段と、演算された張力にゲインを乗じて得られた値を主機速度
指令値の変更量として前記ルーパ高さ制御器から出力さ
れる速度指令値に加算すると同時に、この加算により変
化する前記ルーパ高さ制御器のゲインを補正することに
よって、 ルーパ高さ制御系の共振周波数及び減衰定数を
変更する張力分トルク補正手段と、 を備えたタンデム熱間圧延機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29287995A JP3262486B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | タンデム熱間圧延機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29287995A JP3262486B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | タンデム熱間圧延機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09136108A JPH09136108A (ja) | 1997-05-27 |
JP3262486B2 true JP3262486B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=17787566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29287995A Expired - Lifetime JP3262486B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | タンデム熱間圧延機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3262486B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100780424B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2007-11-28 | 주식회사 포스코 | 루퍼의 구동모터 제어장치 및 그 제어방법 |
EP2926918B1 (de) * | 2014-04-01 | 2017-02-01 | Primetals Technologies Germany GmbH | Ermittlung des Bandzuges mit Modellierung der Bandkrümmung |
CN114833203B (zh) * | 2022-03-25 | 2023-05-05 | 北京首钢股份有限公司 | 精轧机活套重力转矩动态标定方法及系统 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP29287995A patent/JP3262486B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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