JP3259822B2 - 自動車用内装材の取付構造 - Google Patents
自動車用内装材の取付構造Info
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- JP3259822B2 JP3259822B2 JP23429996A JP23429996A JP3259822B2 JP 3259822 B2 JP3259822 B2 JP 3259822B2 JP 23429996 A JP23429996 A JP 23429996A JP 23429996 A JP23429996 A JP 23429996A JP 3259822 B2 JP3259822 B2 JP 3259822B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボデー内
側に装着される内装材の取付構造に関するものである。
側に装着される内装材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばワンボックス型自動車の室内側面
に、室内の見栄え向上、感触の向上を図るために装着さ
れる内装材、例えばサイドガーニッシュは、意匠性を考
慮して内蔵型のクリップにてボデーへ組付けられる。即
ち、サイドガーニッシュの裏面にクリップ保持座を一体
に設け、このクリップ保持座にクリップを所定の姿勢に
保持し、このクリップをボデーの取付穴に挿し込むこと
により、サイドガーニッシュをボデーに取付けている。
に、室内の見栄え向上、感触の向上を図るために装着さ
れる内装材、例えばサイドガーニッシュは、意匠性を考
慮して内蔵型のクリップにてボデーへ組付けられる。即
ち、サイドガーニッシュの裏面にクリップ保持座を一体
に設け、このクリップ保持座にクリップを所定の姿勢に
保持し、このクリップをボデーの取付穴に挿し込むこと
により、サイドガーニッシュをボデーに取付けている。
【0003】ところで、この種のサイドガーニッシュ
は、上端部がボデー構造の制約を受けて下端部に対して
傾斜して形成されている。即ち、図4に示すように、サ
イドガーニッシュ1は、上端部がボデー(図示せず)と
同一方向(室内方向)かつ同一角度で傾斜しており、下
端部が組付方向に略直角になっている。そのため、サイ
ドガーニッシュ1の上端部に保持されるクリップ3の軸
線方向が、サイドガーニッシュ1の下端部に保持される
クリップ3’の軸線方向に対して上下方向に傾斜してい
る。これにより、図2に示すように、サイドガーニッシ
ュ1の上端部では、クリップ保持座2に保持したクリッ
プ3の軸線方向Pと、サイドガーニッシュ1の組付方向
Qとの間に角度を有するため、クリップ3の先端組付軌
跡がボデー4の取付穴5から外れており、組付時にクリ
ップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し込むこと
ができない。
は、上端部がボデー構造の制約を受けて下端部に対して
傾斜して形成されている。即ち、図4に示すように、サ
イドガーニッシュ1は、上端部がボデー(図示せず)と
同一方向(室内方向)かつ同一角度で傾斜しており、下
端部が組付方向に略直角になっている。そのため、サイ
ドガーニッシュ1の上端部に保持されるクリップ3の軸
線方向が、サイドガーニッシュ1の下端部に保持される
クリップ3’の軸線方向に対して上下方向に傾斜してい
る。これにより、図2に示すように、サイドガーニッシ
ュ1の上端部では、クリップ保持座2に保持したクリッ
プ3の軸線方向Pと、サイドガーニッシュ1の組付方向
Qとの間に角度を有するため、クリップ3の先端組付軌
跡がボデー4の取付穴5から外れており、組付時にクリ
ップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し込むこと
ができない。
【0004】そこで、従来では、クリップ3の軸線方向
Pとサイドガーニッシュ1の組付方向Qとの間に角度を
有する場合、クリップ3の先端組付軌跡がボデー4の取
付穴5の上下方向に外れる点に着目し、図3に示すよう
に、クリップ保持座2のクリップ3を保持するための保
持穴6を必要な方向、即ち、上下方向に長穴状に形成
し、この保持穴6の下方側に位置するようにクリップ3
をクリップ保持座2に保持し、クリップ3の先端組付軌
跡をボデー4の取付穴5に合致するようにしている。こ
れにより、組付時にクリップ3の先端をボデー4の取付
穴5から外れることなくスムーズに挿し込むことができ
る。このとき、クリップ3はボデー4にて上方側への力
を受けて保持穴6の下方側から上方側へ移動され、組付
後に設計上の狙い通りの部位に位置される。
Pとサイドガーニッシュ1の組付方向Qとの間に角度を
有する場合、クリップ3の先端組付軌跡がボデー4の取
付穴5の上下方向に外れる点に着目し、図3に示すよう
に、クリップ保持座2のクリップ3を保持するための保
持穴6を必要な方向、即ち、上下方向に長穴状に形成
し、この保持穴6の下方側に位置するようにクリップ3
をクリップ保持座2に保持し、クリップ3の先端組付軌
跡をボデー4の取付穴5に合致するようにしている。こ
れにより、組付時にクリップ3の先端をボデー4の取付
穴5から外れることなくスムーズに挿し込むことができ
る。このとき、クリップ3はボデー4にて上方側への力
を受けて保持穴6の下方側から上方側へ移動され、組付
後に設計上の狙い通りの部位に位置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では上
下方向に長穴状に形成した保持穴6の下方側に位置する
ようにクリップ3をクリップ保持座2に保持し、組付時
にクリップ3の先端がボデー4の取付穴5から外れない
ようにしているが、クリップ3を保持穴6の下方側に位
置するようにクリップ保持座2に保持しても、その後に
サイドガーニッシュ1に作用する衝撃や振動等によりク
リップ3が移動して組付時には必ずしも必要な部位、即
ち、保持穴6の下部側に位置しているとは限らない。そ
のため、クリップ3が保持穴6の下方側に位置し、クリ
ップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し込める場
合もあるが、クリップ3が保持穴6の下方側から移動
し、クリップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し
込むことができない場合もあるといった問題を含んでい
る。
下方向に長穴状に形成した保持穴6の下方側に位置する
ようにクリップ3をクリップ保持座2に保持し、組付時
にクリップ3の先端がボデー4の取付穴5から外れない
ようにしているが、クリップ3を保持穴6の下方側に位
置するようにクリップ保持座2に保持しても、その後に
サイドガーニッシュ1に作用する衝撃や振動等によりク
リップ3が移動して組付時には必ずしも必要な部位、即
ち、保持穴6の下部側に位置しているとは限らない。そ
のため、クリップ3が保持穴6の下方側に位置し、クリ
ップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し込める場
合もあるが、クリップ3が保持穴6の下方側から移動
し、クリップ3をボデー4の取付穴5にスムーズに挿し
込むことができない場合もあるといった問題を含んでい
る。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて提案された
もので、組付時にクリップがボデーの取付穴に必ずスム
ーズに挿し込むことができる自動車用内装材の取付構造
を提供することを目的とする。
もので、組付時にクリップがボデーの取付穴に必ずスム
ーズに挿し込むことができる自動車用内装材の取付構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した目的を
達成するため、ボデーに設けた取付穴に挿し込まれる頭
部と、その下方に有する軸部とからなるクリップを、内
装材に一体に設けた保持穴を有するクリップ保持座に対
し、軸部をクリップ保持座の保持穴に挿入するととも
に、軸部の上下に有する両鍔部間に保持穴の穴縁を嵌め
込むことで保持し、この状態で内装材を組付方向からボ
デーに押し込むことでクリップの頭部をボデーの取付穴
に挿し込んで内装材をボデーに取付けるものであって、
前記内装材の上部が当該内装材の組付方向に略直角な下
部に対してボデーと同一方向かつ同一角度で傾斜してお
り、内装材の上部に設けたクリップ保持座に保持したク
リップの軸線方向が、内装材の下部に設けたクリップ保
持座に保持したクリップの軸線方向に対して上下方向に
傾斜する自動車用内装材の取付構造において、前記内装
材の上部に設けたクリップ保持座の保持穴を上下方向に
長穴状に形成するとともに、クリップ保持座の肉厚をク
リップの軸部の両鍔部の間隔よりも薄く、かつ、上方側
から下方側に向かい薄くなるように上下方向で異ならせ
たものである。
達成するため、ボデーに設けた取付穴に挿し込まれる頭
部と、その下方に有する軸部とからなるクリップを、内
装材に一体に設けた保持穴を有するクリップ保持座に対
し、軸部をクリップ保持座の保持穴に挿入するととも
に、軸部の上下に有する両鍔部間に保持穴の穴縁を嵌め
込むことで保持し、この状態で内装材を組付方向からボ
デーに押し込むことでクリップの頭部をボデーの取付穴
に挿し込んで内装材をボデーに取付けるものであって、
前記内装材の上部が当該内装材の組付方向に略直角な下
部に対してボデーと同一方向かつ同一角度で傾斜してお
り、内装材の上部に設けたクリップ保持座に保持したク
リップの軸線方向が、内装材の下部に設けたクリップ保
持座に保持したクリップの軸線方向に対して上下方向に
傾斜する自動車用内装材の取付構造において、前記内装
材の上部に設けたクリップ保持座の保持穴を上下方向に
長穴状に形成するとともに、クリップ保持座の肉厚をク
リップの軸部の両鍔部の間隔よりも薄く、かつ、上方側
から下方側に向かい薄くなるように上下方向で異ならせ
たものである。
【0008】本発明の取付構造では、内装材をボデーへ
組付けるまでは、クリップがクリップ保持座の肉厚の薄
い側、即ち、保持穴の下方側に必ず位置することになる
ので、クリップの先端組付軌跡がボデーの取付穴に合致
し、組付時に必ずクリップをボデーの取付穴にスムーズ
に挿し込むことができる。
組付けるまでは、クリップがクリップ保持座の肉厚の薄
い側、即ち、保持穴の下方側に必ず位置することになる
ので、クリップの先端組付軌跡がボデーの取付穴に合致
し、組付時に必ずクリップをボデーの取付穴にスムーズ
に挿し込むことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
基づいて説明する。尚、図1はワンボックス型自動車の
室内側面に装着されるサイドガーニッシュの取付構造の
実施例である。
基づいて説明する。尚、図1はワンボックス型自動車の
室内側面に装着されるサイドガーニッシュの取付構造の
実施例である。
【0010】図1に示すように、サイドガーニッシュ1
1の斜めに傾斜した上端部の裏面にクリップ保持座12
を一体に設け、このクリップ保持座11に樹脂製のクリ
ップ13を所定の姿勢に保持し、このクリップ13をボ
デー14の取付穴15に挿し込むことにより、サイドガ
ーニッシュ11をボデー14へ取付けている。
1の斜めに傾斜した上端部の裏面にクリップ保持座12
を一体に設け、このクリップ保持座11に樹脂製のクリ
ップ13を所定の姿勢に保持し、このクリップ13をボ
デー14の取付穴15に挿し込むことにより、サイドガ
ーニッシュ11をボデー14へ取付けている。
【0011】クリップ保持座12は、クリップ13を保
持するための保持穴16を上下方向に長穴状に形成する
とともに、上方側から下方側に向かい薄くなるように上
下方向で肉厚tを異ならせている。
持するための保持穴16を上下方向に長穴状に形成する
とともに、上方側から下方側に向かい薄くなるように上
下方向で肉厚tを異ならせている。
【0012】クリップ13は、軸部17と頭部18とか
らなり、軸部17をクリップ保持座12の保持穴16に
挿入し、かつ、軸部17の上下に有する両鍔部間に保持
穴16の穴縁を嵌め込むことによってクリップ保持座1
2に保持されるとともに、頭部18をボデー14の取付
穴15に挿し込むことによってボデー14に係止される
ようになっている。このクリップ13は、軸部17の両
鍔部間にクリップ保持座12の保持穴16の穴縁が嵌め
込まれるようになっているため、軸部17の両鍔部の間
隔がクリップ保持座12の上方側の肉厚tより大きく形
成されている。これにより、クリップ13は、クリップ
保持座12の保持穴16に沿って上下方向に移動可能に
なっている。そして、クリップ13は、保持穴16の下
方側に位置した状態で頭部18の先端組付軌跡がボデー
14の取付穴15に合致するように設定されている。
らなり、軸部17をクリップ保持座12の保持穴16に
挿入し、かつ、軸部17の上下に有する両鍔部間に保持
穴16の穴縁を嵌め込むことによってクリップ保持座1
2に保持されるとともに、頭部18をボデー14の取付
穴15に挿し込むことによってボデー14に係止される
ようになっている。このクリップ13は、軸部17の両
鍔部間にクリップ保持座12の保持穴16の穴縁が嵌め
込まれるようになっているため、軸部17の両鍔部の間
隔がクリップ保持座12の上方側の肉厚tより大きく形
成されている。これにより、クリップ13は、クリップ
保持座12の保持穴16に沿って上下方向に移動可能に
なっている。そして、クリップ13は、保持穴16の下
方側に位置した状態で頭部18の先端組付軌跡がボデー
14の取付穴15に合致するように設定されている。
【0013】上記取付構造では、クリップ13をクリッ
プ保持座12に対し、軸部17をクリップ保持座12の
保持穴16に挿入し、かつ、軸部17の上下に有する両
鍔部間に保持穴16の穴縁を嵌め込んで保持すると、サ
イドガーニッシュ11をボデー14へ組付けるまでは、
クリップ13がクリップ保持座12の肉厚tの薄い側、
即ち、保持穴16の下方側に必ず位置することになるた
め、クリップ13の先端組付軌跡がボデー14の取付穴
15に必ず合致するようになり、組付時にクリップ13
がボデー14の取付穴15にスムーズに挿し込まれ、サ
イドガーニッシュ11をボデー14へ容易に組付けるこ
とができる。また、このとき、クリップ13はボデー1
4にて上方側への力を受けて保持穴14の下方側から上
方側へ移動されので、組付後に設計上の狙い通りの部位
に位置される。
プ保持座12に対し、軸部17をクリップ保持座12の
保持穴16に挿入し、かつ、軸部17の上下に有する両
鍔部間に保持穴16の穴縁を嵌め込んで保持すると、サ
イドガーニッシュ11をボデー14へ組付けるまでは、
クリップ13がクリップ保持座12の肉厚tの薄い側、
即ち、保持穴16の下方側に必ず位置することになるた
め、クリップ13の先端組付軌跡がボデー14の取付穴
15に必ず合致するようになり、組付時にクリップ13
がボデー14の取付穴15にスムーズに挿し込まれ、サ
イドガーニッシュ11をボデー14へ容易に組付けるこ
とができる。また、このとき、クリップ13はボデー1
4にて上方側への力を受けて保持穴14の下方側から上
方側へ移動されので、組付後に設計上の狙い通りの部位
に位置される。
【0014】尚、クリップ保持座12の保持穴16を、
図1(b)に示すように、上端部にクリップ13の軸部
17を挿通させるための切欠きを形成して上下方向に長
穴状に形成するとともに、クリップ13の軸部17の径
より大径に形成することにより、クリップ13が保持穴
16の下方側で前後方向にも若干移動可能になり、ボデ
ー14の取付穴15が前後方向に若干ずれていてもクリ
ップ13をボデー14の取付穴15にスムーズに挿し込
むことができる。
図1(b)に示すように、上端部にクリップ13の軸部
17を挿通させるための切欠きを形成して上下方向に長
穴状に形成するとともに、クリップ13の軸部17の径
より大径に形成することにより、クリップ13が保持穴
16の下方側で前後方向にも若干移動可能になり、ボデ
ー14の取付穴15が前後方向に若干ずれていてもクリ
ップ13をボデー14の取付穴15にスムーズに挿し込
むことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、ボデーに設けた取
付穴に挿し込まれる頭部と、その下方に有する軸部とか
らなるクリップを、内装材に一体に設けた保持穴を有す
るクリップ保持座に対し、軸部をクリップ保持座の保持
穴に挿入するとともに、軸部の上下に有する両鍔部間に
保持穴の穴縁を嵌め込むことで保持し、この状態で内装
材を組付方向からボデーに押し込むことでクリップの頭
部をボデーの取付穴に挿し込んで内装材をボデーに取付
けるものであって、前記内装材の上部が当該内装材の組
付方向に略直角な下部に対してボデーと同一方向かつ同
一角度で傾斜しており、内装材の上部に設けたクリップ
保持座に保持したクリップの軸線方向が、内装材の下部
に設けたクリップ保持座に保持したクリップの軸線方向
に対して上下方向に傾斜する自動車用内装材の取付構造
において、前記内装材の上部に設けたクリップ保持座の
保持穴を上下方向に長穴状に形成するとともに、クリッ
プ保持座の肉厚をクリップの軸部の両鍔部の間隔よりも
薄く、かつ、上方側から下方側に向かい薄くなるように
上下方向で異ならせているので、内装材をボデーへ組付
けるまでは、クリップがクリップ保持座の肉厚の薄い
側、即ち、保持穴の下方側に必ず位置することになるた
め、クリップの軸線方向と内装材の組付方向との間に角
度を有する場合でも、クリップの先端組付軌跡がボデー
の取付穴に必ず合致するようになり、組付時にクリップ
がボデーの取付穴にスムーズに挿し込まれ、内装材の組
付けを容易に行うことができる。
付穴に挿し込まれる頭部と、その下方に有する軸部とか
らなるクリップを、内装材に一体に設けた保持穴を有す
るクリップ保持座に対し、軸部をクリップ保持座の保持
穴に挿入するとともに、軸部の上下に有する両鍔部間に
保持穴の穴縁を嵌め込むことで保持し、この状態で内装
材を組付方向からボデーに押し込むことでクリップの頭
部をボデーの取付穴に挿し込んで内装材をボデーに取付
けるものであって、前記内装材の上部が当該内装材の組
付方向に略直角な下部に対してボデーと同一方向かつ同
一角度で傾斜しており、内装材の上部に設けたクリップ
保持座に保持したクリップの軸線方向が、内装材の下部
に設けたクリップ保持座に保持したクリップの軸線方向
に対して上下方向に傾斜する自動車用内装材の取付構造
において、前記内装材の上部に設けたクリップ保持座の
保持穴を上下方向に長穴状に形成するとともに、クリッ
プ保持座の肉厚をクリップの軸部の両鍔部の間隔よりも
薄く、かつ、上方側から下方側に向かい薄くなるように
上下方向で異ならせているので、内装材をボデーへ組付
けるまでは、クリップがクリップ保持座の肉厚の薄い
側、即ち、保持穴の下方側に必ず位置することになるた
め、クリップの軸線方向と内装材の組付方向との間に角
度を有する場合でも、クリップの先端組付軌跡がボデー
の取付穴に必ず合致するようになり、組付時にクリップ
がボデーの取付穴にスムーズに挿し込まれ、内装材の組
付けを容易に行うことができる。
【図1】本発明の自動車用内装材の取付構造を示すもの
で、(a)は断面図、(b)はクリップ保持座の平面図
である。
で、(a)は断面図、(b)はクリップ保持座の平面図
である。
【図2】従来の自動車用内装材の取付構造を示す断面図
である。
である。
【図3】従来の他の自動車用内装材の取付構造を示すも
ので、(a)は断面図、(b)はクリップ保持座の平面
図である。
ので、(a)は断面図、(b)はクリップ保持座の平面
図である。
【図4】クリップを保持した自動車用内装材(サイドガ
ーニッシュ)の概略縦断面図である。
ーニッシュ)の概略縦断面図である。
11 サイドガーニッシュ(内装材) 12 クリップ保持座 13 クリップ 14 ボデー 15 取付穴 16 保持穴 17 クリップの軸部 18 クリップの頭部
Claims (1)
- 【請求項1】 ボデーに設けた取付穴に挿し込まれる頭
部と、その下方に有する軸部とからなるクリップを、内
装材に一体に設けた保持穴を有するクリップ保持座に対
し、軸部をクリップ保持座の保持穴に挿入するととも
に、軸部の上下に有する両鍔部間に保持穴の穴縁を嵌め
込むことで保持し、この状態で内装材を組付方向からボ
デーに押し込むことでクリップの頭部をボデーの取付穴
に挿し込んで内装材をボデーに取付けるものであって、前記 内装材の上部が当該内装材の組付方向に略直角な下
部に対してボデーと同一方向かつ同一角度で傾斜してお
り、内装材の上部に設けたクリップ保持座に保持したク
リップの軸線方向が、内装材の下部に設けたクリップ保
持座に保持したクリップの軸線方向に対して上下方向に
傾斜する自動車用内装材の取付構造において、 前記内装材の上部に設けたクリップ保持座の保持穴を上
下方向に長穴状に形成するとともに、クリップ保持座の
肉厚をクリップの軸部の両鍔部の間隔よりも薄く、か
つ、上方側から下方側に向かい薄くなるように上下方向
で異ならせたことを特徴とする内装材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23429996A JP3259822B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自動車用内装材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23429996A JP3259822B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自動車用内装材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1078014A JPH1078014A (ja) | 1998-03-24 |
JP3259822B2 true JP3259822B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16968827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23429996A Expired - Fee Related JP3259822B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自動車用内装材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259822B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452981A (zh) * | 2013-08-16 | 2013-12-18 | 江苏荣光塑料科技发展有限公司 | 一种盖帽 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23429996A patent/JP3259822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1078014A (ja) | 1998-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011128 |
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