JP3259480B2 - 刈取集草作業機の搬送装置 - Google Patents
刈取集草作業機の搬送装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ等の走行車
両の腹下部あるいは走行車両の前部に装着されている刈
取装置で草類を刈り取り、刈り取った草類を集草容器に
集草する刈取集草作業機に関するもので、更に詳しく
は、刈取装置から集草容器への草類の搬送装置に関する
ものである。
両の腹下部あるいは走行車両の前部に装着されている刈
取装置で草類を刈り取り、刈り取った草類を集草容器に
集草する刈取集草作業機に関するもので、更に詳しく
は、刈取装置から集草容器への草類の搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタの前部に装着したフロントモア
等の刈取装置で草類を刈取・集草する刈取集草作業機に
おいて、モアで刈り取った草類を集草容器まで、ブロワ
で空気搬送して収納する構成である。
等の刈取装置で草類を刈取・集草する刈取集草作業機に
おいて、モアで刈り取った草類を集草容器まで、ブロワ
で空気搬送して収納する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の刈取集草作業機
では、刈取装置で刈り取った草類を集草容器まで、ブロ
ワで空気搬送して収納する形態であるので、ブロワによ
る騒音が大きいという問題点があつた。そこで、この発
明は、刈取装置から集草容器までの間に、刈取装置及び
機体に特殊に支持したラセン搬送装置を配置することに
より、騒音を低下したものでありながら、ラセン搬送装
置の支持構成を簡素化して、草類の搬送の確実化を図ろ
うとするものである。
では、刈取装置で刈り取った草類を集草容器まで、ブロ
ワで空気搬送して収納する形態であるので、ブロワによ
る騒音が大きいという問題点があつた。そこで、この発
明は、刈取装置から集草容器までの間に、刈取装置及び
機体に特殊に支持したラセン搬送装置を配置することに
より、騒音を低下したものでありながら、ラセン搬送装
置の支持構成を簡素化して、草類の搬送の確実化を図ろ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。すな
わち、草類を刈り取る刈取装置12,刈取装置12を昇
降移動する昇降装置,刈り取った草類を集草する集草容
器21を有する刈取集草作業機において、刈取装置12
で刈り取られた草類を放出するシュ−タ部13aの排草
口15に連通しているラセン搬送装置17の始端側を刈
取装置12側に回動軸13で支持し、ラセン搬送装置1
7の前記集草容器21に連通している搬送終端側を機体
に前後回動自在に取り付けられている揺動ア−ム25で
揺動自在に支持したことを特徴とする刈取集草作業機の
搬送装置としたものである。
を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。すな
わち、草類を刈り取る刈取装置12,刈取装置12を昇
降移動する昇降装置,刈り取った草類を集草する集草容
器21を有する刈取集草作業機において、刈取装置12
で刈り取られた草類を放出するシュ−タ部13aの排草
口15に連通しているラセン搬送装置17の始端側を刈
取装置12側に回動軸13で支持し、ラセン搬送装置1
7の前記集草容器21に連通している搬送終端側を機体
に前後回動自在に取り付けられている揺動ア−ム25で
揺動自在に支持したことを特徴とする刈取集草作業機の
搬送装置としたものである。
【0005】
【発明の作用】刈取装置12で刈り取られた草類は、刈
取装置12のシュ−タ部13aの排草口15からラセン
搬送装置17の始端側に供給され、次いで、ラセン搬送
装置17で終端側に搬送されて、集草容器21に送り込
まれる。そして、刈取装置12が昇降装置で上下昇降さ
れると、ラセン搬送装置17の搬送始端側は、刈取装置
12に対して回動軸23を中心にして回動あるいは前後
移動し、また、ラセン搬送装置17の搬送終端側は、機
体側の揺動ア−ム25で前後に揺動して、刈取装置12
の昇降に円滑に対応する。
取装置12のシュ−タ部13aの排草口15からラセン
搬送装置17の始端側に供給され、次いで、ラセン搬送
装置17で終端側に搬送されて、集草容器21に送り込
まれる。そして、刈取装置12が昇降装置で上下昇降さ
れると、ラセン搬送装置17の搬送始端側は、刈取装置
12に対して回動軸23を中心にして回動あるいは前後
移動し、また、ラセン搬送装置17の搬送終端側は、機
体側の揺動ア−ム25で前後に揺動して、刈取装置12
の昇降に円滑に対応する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1〜図5に基づき、刈取集草作業機
の全体構成及び要部構成について説明する。1は、トラ
クタ等の走行車両で、大径の前輪2,2及び小径の後輪
3,3を有し、通常は前輪2,2のみを駆動させて走行
する前輪駆動型のもので、後輪3,3は舵取車輪であ
り、ステアリング・ハンドル4を回動操作すると、後輪
3,3が舵取される。
説明する。まず、図1〜図5に基づき、刈取集草作業機
の全体構成及び要部構成について説明する。1は、トラ
クタ等の走行車両で、大径の前輪2,2及び小径の後輪
3,3を有し、通常は前輪2,2のみを駆動させて走行
する前輪駆動型のもので、後輪3,3は舵取車輪であ
り、ステアリング・ハンドル4を回動操作すると、後輪
3,3が舵取される。
【0007】機体の前部にステアリングポスト5を設
け、ステアリングポスト5の後方には、座席6及びステ
ップ7を設けている。このステップ7は前輪2,2を覆
うフエンダ8と一体的に構成されている。座席6の後方
には、箱型のボンネット9を設け、このボンネット9内
には、エンジン,燃料タンク(図示省略)等が設けられ
ていて、ボンネット9の前側通気部から吸入された外気
が、ボンネット9内を流れてエンジン等を冷却し、後側
通気部から機外へ排出される構成である。
け、ステアリングポスト5の後方には、座席6及びステ
ップ7を設けている。このステップ7は前輪2,2を覆
うフエンダ8と一体的に構成されている。座席6の後方
には、箱型のボンネット9を設け、このボンネット9内
には、エンジン,燃料タンク(図示省略)等が設けられ
ていて、ボンネット9の前側通気部から吸入された外気
が、ボンネット9内を流れてエンジン等を冷却し、後側
通気部から機外へ排出される構成である。
【0008】機体の前側部には、作業機シリンダ10の
伸縮により上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア
12が取り付けられている。このモア12は、下方及び
左右横側方の一側が開口しているモアハウジング13、
及び、左右方向に複数個並列配置されていて、且つ、縦
軸回りに回転する刈刃14で構成されている。そして、
モアハウジング13の右横側部に構成されている排草口
15には、ベルト搬送装置16が対向して設けられてい
る。このベルト搬送装置16は、搬送ケ−ス16a,搬
送ケ−ス16aの上下両端部に進行方向に沿った横軸回
りに回転自在に支持されている一対のロ−ラ16b,1
6b,ロ−ラ16b,16bに巻き掻けられているメッ
シュ状あるいは多孔板の搬送ベルト16cで構成されて
いて、搬送ベルト16cの始端側である下端部が、モア
ハウジング13の排草口15に対向して配置されてい
て、排草口15から搬送ベルト16cの低位側の搬送始
端側に草類が供給されると、搬送面に沿って上方に搬送
されて上側のロ−ラ16b部を迂回して下方に落下搬送
される構成である。なお、この実施例では、搬送ベルト
16cの搬送方向を、縦方向に沿わせた構成としている
が、図2において、高位側の搬送終端側ほど上左側に偏
位するように搬送面を傾斜させる構成としてもよい。
伸縮により上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア
12が取り付けられている。このモア12は、下方及び
左右横側方の一側が開口しているモアハウジング13、
及び、左右方向に複数個並列配置されていて、且つ、縦
軸回りに回転する刈刃14で構成されている。そして、
モアハウジング13の右横側部に構成されている排草口
15には、ベルト搬送装置16が対向して設けられてい
る。このベルト搬送装置16は、搬送ケ−ス16a,搬
送ケ−ス16aの上下両端部に進行方向に沿った横軸回
りに回転自在に支持されている一対のロ−ラ16b,1
6b,ロ−ラ16b,16bに巻き掻けられているメッ
シュ状あるいは多孔板の搬送ベルト16cで構成されて
いて、搬送ベルト16cの始端側である下端部が、モア
ハウジング13の排草口15に対向して配置されてい
て、排草口15から搬送ベルト16cの低位側の搬送始
端側に草類が供給されると、搬送面に沿って上方に搬送
されて上側のロ−ラ16b部を迂回して下方に落下搬送
される構成である。なお、この実施例では、搬送ベルト
16cの搬送方向を、縦方向に沿わせた構成としている
が、図2において、高位側の搬送終端側ほど上左側に偏
位するように搬送面を傾斜させる構成としてもよい。
【0009】17は、ラセン搬送装置で、このラセン搬
送装置17は、搬送筒17a,搬送筒17a内に回転自
在に支架されている搬送ラセン17bで構成されてい
る。このラセン搬送装置17の搬送筒17aを、後側ほ
ど上位に位置する傾斜状ににして機体の横側方に配置
し、搬送ラセン17bの始端側を搬送筒17aの始端側
開口部から露出し、前記搬送ケ−ス16a内に挿入し
て、搬送ベルト16cの終端側搬送面に傾斜状に交叉さ
せて接近配置している。搬送ラセン17bの左右両側部
と、搬送ケ−ス16a及び搬送ベルト16cの搬送面と
の間隔部には、図5に示すように、閉鎖板18,18を
設けている。また、搬送ラセン17bの終端軸部には、
放出羽根19を設けている。しかして、搬送ベルト16
cで終端側に送られた草類は、閉鎖板18,18で案内
されながら、下方から上方に回転する搬送ラセン17b
で、掻き上げながら円滑に受け継がれ、搬送ラセン17
bで後側上方に搬送された後、放出羽根19で放出さ
れ、放出筒20を経て集草容器21に供給される構成で
ある。
送装置17は、搬送筒17a,搬送筒17a内に回転自
在に支架されている搬送ラセン17bで構成されてい
る。このラセン搬送装置17の搬送筒17aを、後側ほ
ど上位に位置する傾斜状ににして機体の横側方に配置
し、搬送ラセン17bの始端側を搬送筒17aの始端側
開口部から露出し、前記搬送ケ−ス16a内に挿入し
て、搬送ベルト16cの終端側搬送面に傾斜状に交叉さ
せて接近配置している。搬送ラセン17bの左右両側部
と、搬送ケ−ス16a及び搬送ベルト16cの搬送面と
の間隔部には、図5に示すように、閉鎖板18,18を
設けている。また、搬送ラセン17bの終端軸部には、
放出羽根19を設けている。しかして、搬送ベルト16
cで終端側に送られた草類は、閉鎖板18,18で案内
されながら、下方から上方に回転する搬送ラセン17b
で、掻き上げながら円滑に受け継がれ、搬送ラセン17
bで後側上方に搬送された後、放出羽根19で放出さ
れ、放出筒20を経て集草容器21に供給される構成で
ある。
【0010】次に、ラセン搬送装置17の支持関係及び
伝動構成について説明する。搬送筒17aの下端部に
は、支持ケ−ス部22を設けている。搬送ケ−ス16a
に回転自在に支持した回動軸23を設け、搬送筒17a
の下側の支持ケ−ス部22をこの回動軸23に支持し、
また、搬送筒17aの後側上端部を、機体24に回動自
在の揺動ア−ム25に支持して、図4に示すように、モ
ア12が昇降移動すると、関連してラセン搬送装置17
も上下回動できる構成である。なお、搬送筒17aの下
端部を回動軸23を中心として回動自在に支持する構成
に替えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後方
向に沿った長溝に沿ってスライド移動する構成とし、モ
ア12の昇降に関連して、回動軸23が長溝をスライド
移動すると共に、揺動ア−ム25が揺動して、ラセン搬
送装置17を支持する構成としてもよい。
伝動構成について説明する。搬送筒17aの下端部に
は、支持ケ−ス部22を設けている。搬送ケ−ス16a
に回転自在に支持した回動軸23を設け、搬送筒17a
の下側の支持ケ−ス部22をこの回動軸23に支持し、
また、搬送筒17aの後側上端部を、機体24に回動自
在の揺動ア−ム25に支持して、図4に示すように、モ
ア12が昇降移動すると、関連してラセン搬送装置17
も上下回動できる構成である。なお、搬送筒17aの下
端部を回動軸23を中心として回動自在に支持する構成
に替えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後方
向に沿った長溝に沿ってスライド移動する構成とし、モ
ア12の昇降に関連して、回動軸23が長溝をスライド
移動すると共に、揺動ア−ム25が揺動して、ラセン搬
送装置17を支持する構成としてもよい。
【0011】次に、ラセン搬送装置17及びベルト搬送
装置16の伝動関係について、説明する。搬送ラセン1
7bの上端部には、油圧モ−タ26を取り付けて、搬送
ラセン17bを回転する構成とし、搬送ラセン17bの
軸部下端傘歯車(図示省略),回動軸23側の傘歯車
(図示省略)を経て、回動軸23に伝達され、更に、回
動軸23のプ−リ27,伝動ベルト28,軸29のプ−
リ30,軸29の傘歯車(図示省略)を経由して、上側
のロ−ラ16bに伝達されて、搬送ベルト16cが駆動
される構成である。
装置16の伝動関係について、説明する。搬送ラセン1
7bの上端部には、油圧モ−タ26を取り付けて、搬送
ラセン17bを回転する構成とし、搬送ラセン17bの
軸部下端傘歯車(図示省略),回動軸23側の傘歯車
(図示省略)を経て、回動軸23に伝達され、更に、回
動軸23のプ−リ27,伝動ベルト28,軸29のプ−
リ30,軸29の傘歯車(図示省略)を経由して、上側
のロ−ラ16bに伝達されて、搬送ベルト16cが駆動
される構成である。
【0012】21は、集草容器で、この集草容器21は
全体が薄い板体からなる箱型形状で開閉自在に構成され
ている。この集草容器21は、機体24に軸31を介し
て回動自在に支持されていて、この軸31にア−ム32
を取り付けると共に、ア−ム32に油圧で伸縮するリフ
トシリンダ33を連結している。リフトシリンダ33を
伸長させて、ア−ム32を回動させと、集草容器21が
上方に回動し、草類を放出できる構成である。なお、図
1に示す34はエンジン,35はギヤポンプ,36はオ
イルタンク,37は作業機懸架ア−ム11に取り付けら
れているゲ−ジホイルである。
全体が薄い板体からなる箱型形状で開閉自在に構成され
ている。この集草容器21は、機体24に軸31を介し
て回動自在に支持されていて、この軸31にア−ム32
を取り付けると共に、ア−ム32に油圧で伸縮するリフ
トシリンダ33を連結している。リフトシリンダ33を
伸長させて、ア−ム32を回動させと、集草容器21が
上方に回動し、草類を放出できる構成である。なお、図
1に示す34はエンジン,35はギヤポンプ,36はオ
イルタンク,37は作業機懸架ア−ム11に取り付けら
れているゲ−ジホイルである。
【0013】次に、図6について説明する。モアハウジ
ング13の排草口15に対向して設けるベルト搬送装置
16の変形例について説明する。このベルト搬送装置1
6は、搬送ケ−ス16aの前後両端部に、縦軸回りに回
転する一対のロ−ラ16b,16bを設け、このロ−ラ
16b,16bに巻き掻けられているメッシュ状の搬送
ベルト16cを巻き掻けて、搬送ベルト16cの搬送面
を縦方向にして、前側から後側に向けて搬送する構成と
し、搬送ベルト16cの搬送面には、搬送始端側が低位
で搬送終端側ほど高位になる傾斜突條16d,16d,
…を構成し、搬送する草類を順次高位側に持ち上げる構
成としている。そして、この搬送ベルト16cの搬送終
端側上方には、ラセン搬送装置17の搬送ラセン17b
の始端部を接近配置している。
ング13の排草口15に対向して設けるベルト搬送装置
16の変形例について説明する。このベルト搬送装置1
6は、搬送ケ−ス16aの前後両端部に、縦軸回りに回
転する一対のロ−ラ16b,16bを設け、このロ−ラ
16b,16bに巻き掻けられているメッシュ状の搬送
ベルト16cを巻き掻けて、搬送ベルト16cの搬送面
を縦方向にして、前側から後側に向けて搬送する構成と
し、搬送ベルト16cの搬送面には、搬送始端側が低位
で搬送終端側ほど高位になる傾斜突條16d,16d,
…を構成し、搬送する草類を順次高位側に持ち上げる構
成としている。そして、この搬送ベルト16cの搬送終
端側上方には、ラセン搬送装置17の搬送ラセン17b
の始端部を接近配置している。
【0014】次に、図6の伝動構成について説明する。
ラセン搬送装置17の搬送ラセン17bの上端部には、
油圧モ−タ(図示省略)が取り付けられていて、搬送ラ
セン17bが回転する構成とし、搬送ラセン17bの軸
部下端と後側のロ−ラ16bの軸部上端とを、ユニバ−
サルジョイント38で連結し、搬送ベルト16cが駆動
され、次いで、後側のロ−ラ16bの軸部下端のプ−リ
39,伝動ベルト40,ブラシロ−ル42の軸部に取り
付けられているプ−リ41を経てブラシロ−ル42に動
力が伝達されて、ブラシロ−ル42が回転し、搬送ベル
ト16cに付着している草類が掻き落される。
ラセン搬送装置17の搬送ラセン17bの上端部には、
油圧モ−タ(図示省略)が取り付けられていて、搬送ラ
セン17bが回転する構成とし、搬送ラセン17bの軸
部下端と後側のロ−ラ16bの軸部上端とを、ユニバ−
サルジョイント38で連結し、搬送ベルト16cが駆動
され、次いで、後側のロ−ラ16bの軸部下端のプ−リ
39,伝動ベルト40,ブラシロ−ル42の軸部に取り
付けられているプ−リ41を経てブラシロ−ル42に動
力が伝達されて、ブラシロ−ル42が回転し、搬送ベル
ト16cに付着している草類が掻き落される。
【0015】次に、図7及び図8について説明する。モ
アハウジング13の排草口15に対向して、ラセン搬送
装置17の始端側を直接配置した構成である。このラセ
ン搬送装置17は、軸方向に摺動自在に嵌合している下
搬送筒17c,上搬送筒17d,上・下搬送筒17c,
d内に回転自在に支架されているラセンコンベア型の搬
送ラセン17bで構成されている。このラセン搬送装置
17の上・下搬送筒17c,17dを、後側ほど上位に
位置する傾斜状にして機体の横側方に配置し、下搬送ラ
セン17cの始端側をモアハウジング13の排草口15
に接近配置している。
アハウジング13の排草口15に対向して、ラセン搬送
装置17の始端側を直接配置した構成である。このラセ
ン搬送装置17は、軸方向に摺動自在に嵌合している下
搬送筒17c,上搬送筒17d,上・下搬送筒17c,
d内に回転自在に支架されているラセンコンベア型の搬
送ラセン17bで構成されている。このラセン搬送装置
17の上・下搬送筒17c,17dを、後側ほど上位に
位置する傾斜状にして機体の横側方に配置し、下搬送ラ
セン17cの始端側をモアハウジング13の排草口15
に接近配置している。
【0016】下搬送筒17cの搬送始端側端部には、コ
ンベア駆動ケ−ス43を取り付け、モア12側の動力取
出軸44,プ−リ45,伝動ベルト46,プ−リ47を
経由して、コンベア駆動ケ−ス43の動力取入軸48に
動力が伝達され、更に、動力取入軸48の傘歯車49,
傘歯車49に噛み合っている傘歯車50,傘歯車51を
経て、搬送ラセン17bの軸部に動力が伝達され、搬送
ラセン17bが駆動される構成である。搬送ラセン17
bの搬送終端側の軸部には、放出羽根19が取り付けら
れていて、搬送ラセン17bの終端側に送られた草類
は、放出羽根19で跳ね飛ばされ、放出筒20を経て集
草容器21に投入される。
ンベア駆動ケ−ス43を取り付け、モア12側の動力取
出軸44,プ−リ45,伝動ベルト46,プ−リ47を
経由して、コンベア駆動ケ−ス43の動力取入軸48に
動力が伝達され、更に、動力取入軸48の傘歯車49,
傘歯車49に噛み合っている傘歯車50,傘歯車51を
経て、搬送ラセン17bの軸部に動力が伝達され、搬送
ラセン17bが駆動される構成である。搬送ラセン17
bの搬送終端側の軸部には、放出羽根19が取り付けら
れていて、搬送ラセン17bの終端側に送られた草類
は、放出羽根19で跳ね飛ばされ、放出筒20を経て集
草容器21に投入される。
【0017】このように構成されているので、モア12
が昇降移動すると、これに関連してラセン搬送装置17
の上・下搬送筒17c,17dも傘歯車50,51の部
分が回動部となって上下回動し、この上下回動に関連し
て、上・下搬送筒17c,17dが伸縮すると共に、ラ
センコンベア型の搬送ラセン17bが伸縮対応し、ラセ
ン搬送装置17の取り付け関係が簡素化できる。
が昇降移動すると、これに関連してラセン搬送装置17
の上・下搬送筒17c,17dも傘歯車50,51の部
分が回動部となって上下回動し、この上下回動に関連し
て、上・下搬送筒17c,17dが伸縮すると共に、ラ
センコンベア型の搬送ラセン17bが伸縮対応し、ラセ
ン搬送装置17の取り付け関係が簡素化できる。
【0018】次に、図9について説明する。モアハウジ
ング13の排草口15に対向して、集草ラセン搬送装置
52を配置し、集草ラセン搬送装置52の終端側に、ラ
セン搬送装置17の始端側を配置した構成である。この
集草ラセン搬送装置は、集草ラセン筒52a,集草ラセ
ン52bにより構成されていて、モア12のモアハウジ
ング13における左右一側部に集草ラセン筒52aを固
着し、モアハウジング13の左右一側に構成されている
前後に長い排草口15に、集草ラセン筒52aの側部開
口を対向配置して、集草ラセン筒52aの略全長から草
類が受け入れられる構成としている。このラセン搬送装
置17は、搬送筒17a,搬送筒17a内に回転自在に
支架されていて、剛体のラセン翼からなる搬送ラセン1
7bで構成されている。
ング13の排草口15に対向して、集草ラセン搬送装置
52を配置し、集草ラセン搬送装置52の終端側に、ラ
セン搬送装置17の始端側を配置した構成である。この
集草ラセン搬送装置は、集草ラセン筒52a,集草ラセ
ン52bにより構成されていて、モア12のモアハウジ
ング13における左右一側部に集草ラセン筒52aを固
着し、モアハウジング13の左右一側に構成されている
前後に長い排草口15に、集草ラセン筒52aの側部開
口を対向配置して、集草ラセン筒52aの略全長から草
類が受け入れられる構成としている。このラセン搬送装
置17は、搬送筒17a,搬送筒17a内に回転自在に
支架されていて、剛体のラセン翼からなる搬送ラセン1
7bで構成されている。
【0019】この搬送ラセン17bの搬送始端側端部を
ユニバ−サルジョイント38を介して連結し、また、搬
送ラセンの搬送終端側の軸部と、放出羽根19が取り付
けられている放出軸19aとの間を、図9に示すよう
に、軸方向に伸縮できるカップリング53を介して連結
している。また、集草ラセン筒52aの搬送始端側に
は、コンベア駆動ケ−ス43が取り付けられていて、図
7及び図8の実施例と同様にして、コンベア駆動ケ−ス
43に動力が伝達されて、集草ラセン52b,搬送ラセ
ン17b及び放出羽根19が駆動される構成である。こ
のように構成されているので、モア12が昇降移動する
と、これに関連して、搬送ラセン17bの搬送終端側の
軸部と、放出羽根19の取り付けられている放出軸19
aとの間のカップリング53が伸縮して対応し、ラセン
搬送装置17の取り付け関係が簡素化できる。
ユニバ−サルジョイント38を介して連結し、また、搬
送ラセンの搬送終端側の軸部と、放出羽根19が取り付
けられている放出軸19aとの間を、図9に示すよう
に、軸方向に伸縮できるカップリング53を介して連結
している。また、集草ラセン筒52aの搬送始端側に
は、コンベア駆動ケ−ス43が取り付けられていて、図
7及び図8の実施例と同様にして、コンベア駆動ケ−ス
43に動力が伝達されて、集草ラセン52b,搬送ラセ
ン17b及び放出羽根19が駆動される構成である。こ
のように構成されているので、モア12が昇降移動する
と、これに関連して、搬送ラセン17bの搬送終端側の
軸部と、放出羽根19の取り付けられている放出軸19
aとの間のカップリング53が伸縮して対応し、ラセン
搬送装置17の取り付け関係が簡素化できる。
【0020】また、集草ラセン搬送装置52の集草ラセ
ン52bのピッチを、ラセン搬送装置17の搬送ラセン
17bのピッチよりも長く構成して、モアハウジング1
3の排草口15部での草類の詰りを防止している。な
お、ラセン搬送装置17に替えて、図10及び図11に
示すように、搬送ラセン17bを線材で構成されている
ばねコンベア54で搬送ラセンを構成し、放出筒20と
搬送筒17aとの間を、ボルト・ナット55及び長孔5
6で着脱自在に連結する構成とすると、搬送筒17aに
草類が詰った場合にも、放出筒20と搬送筒17aとを
取り外し、点検作業が容易となる。また、搬送ラセン1
7bをばねコンベア54で構成した場合には、図12で
示すように、搬送筒17aの内周面に複数の弾性材5
7,57,…を軸方向に沿って配置することにより、摩
擦音を減少させ騒音を低減できる。
ン52bのピッチを、ラセン搬送装置17の搬送ラセン
17bのピッチよりも長く構成して、モアハウジング1
3の排草口15部での草類の詰りを防止している。な
お、ラセン搬送装置17に替えて、図10及び図11に
示すように、搬送ラセン17bを線材で構成されている
ばねコンベア54で搬送ラセンを構成し、放出筒20と
搬送筒17aとの間を、ボルト・ナット55及び長孔5
6で着脱自在に連結する構成とすると、搬送筒17aに
草類が詰った場合にも、放出筒20と搬送筒17aとを
取り外し、点検作業が容易となる。また、搬送ラセン1
7bをばねコンベア54で構成した場合には、図12で
示すように、搬送筒17aの内周面に複数の弾性材5
7,57,…を軸方向に沿って配置することにより、摩
擦音を減少させ騒音を低減できる。
【0021】次に、図13乃至図15について説明す
る。機体の下腹部には、作業機シリンダ10の伸縮によ
り上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア12が取
り付けられている。モアハウジング13の右横側部に構
成されている排草口15には、ラセン搬送装置17の搬
送筒17aにおける始端側開口部を対向配置し、排草口
15から搬送ラセン17bの始端側に草類が送り込まれ
る構成である。搬送筒17aの始端側下部を、モアハウ
ジング13側の回動軸23に回動自在に支持し、搬送筒
17aの終端側は集草容器21内を通って、搬送筒17
aの上端は集草容器21から上方に突出する構成とし、
その突出端部は揺動ケ−ス58を介して機体側に揺動自
在に支持されている。なお、59,59は、開口部を閉
鎖するゴム板である。
る。機体の下腹部には、作業機シリンダ10の伸縮によ
り上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア12が取
り付けられている。モアハウジング13の右横側部に構
成されている排草口15には、ラセン搬送装置17の搬
送筒17aにおける始端側開口部を対向配置し、排草口
15から搬送ラセン17bの始端側に草類が送り込まれ
る構成である。搬送筒17aの始端側下部を、モアハウ
ジング13側の回動軸23に回動自在に支持し、搬送筒
17aの終端側は集草容器21内を通って、搬送筒17
aの上端は集草容器21から上方に突出する構成とし、
その突出端部は揺動ケ−ス58を介して機体側に揺動自
在に支持されている。なお、59,59は、開口部を閉
鎖するゴム板である。
【0022】次に、ラセン搬送装置17の搬送ラセン1
7bへの動力の伝達について説明する。機体後部のPT
O軸60が伝動の起点となり、次いで、PTO軸60の
PTOプ−リ61,伝動ベルト62,機体上部の中継ボ
ックス63のプ−リ64,プ−リ64の取り付けられて
いる軸65,中継ボックス63内の傘歯車(図示省
略),中継ボックス63側の軸66,軸66の先端側の
プ−リ67,伝動ベルト68,軸69の一端に取り付け
られているプ−リ70,軸69,軸69の他端に取り付
けられているプ−リ71,揺動ケ−ス58内の伝動ベル
ト72,プ−リ73,傘歯車(図示省略)を経由して、
搬送ラセン17bの上端部に動力が伝達され、搬送ラセ
ン17bが駆動される構成である。そして、軸66の先
端側のプ−リ67,伝動ベルト68,軸69の一端に取
り付けられているプ−リ70は、中継ケ−ス74内に設
けられ、また、軸69の他端に取り付けられているプ−
リ71,伝動ベルト72,プ−リ73は、揺動ケ−ス5
8内に配置されている。揺動ケ−ス58の後側は、筒部
75を介して中継ケ−ス74の後端部に揺動自在に支持
されている。
7bへの動力の伝達について説明する。機体後部のPT
O軸60が伝動の起点となり、次いで、PTO軸60の
PTOプ−リ61,伝動ベルト62,機体上部の中継ボ
ックス63のプ−リ64,プ−リ64の取り付けられて
いる軸65,中継ボックス63内の傘歯車(図示省
略),中継ボックス63側の軸66,軸66の先端側の
プ−リ67,伝動ベルト68,軸69の一端に取り付け
られているプ−リ70,軸69,軸69の他端に取り付
けられているプ−リ71,揺動ケ−ス58内の伝動ベル
ト72,プ−リ73,傘歯車(図示省略)を経由して、
搬送ラセン17bの上端部に動力が伝達され、搬送ラセ
ン17bが駆動される構成である。そして、軸66の先
端側のプ−リ67,伝動ベルト68,軸69の一端に取
り付けられているプ−リ70は、中継ケ−ス74内に設
けられ、また、軸69の他端に取り付けられているプ−
リ71,伝動ベルト72,プ−リ73は、揺動ケ−ス5
8内に配置されている。揺動ケ−ス58の後側は、筒部
75を介して中継ケ−ス74の後端部に揺動自在に支持
されている。
【0023】しかして、搬送ラセン17bで終端側に搬
送された草類は、搬送筒17aの上端側の放出口17e
から集草容器21に供給され、また、モア12が昇降移
動すると、これに関連して、その上端部が揺動ケ−ス5
8で支持されている搬送筒17aは、その下端部の回動
軸23を中心として回動し、搬送筒17aの集草容器2
1への挿通開口部を小さくできて、ラセン搬送装置17
の支持構成が簡単となる。なお、搬送筒17aの下端部
を回動軸23を中心として回動自在に支持する構成に替
えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後方向に
沿った長溝に沿ってスライド移動する構成としてもよ
い。
送された草類は、搬送筒17aの上端側の放出口17e
から集草容器21に供給され、また、モア12が昇降移
動すると、これに関連して、その上端部が揺動ケ−ス5
8で支持されている搬送筒17aは、その下端部の回動
軸23を中心として回動し、搬送筒17aの集草容器2
1への挿通開口部を小さくできて、ラセン搬送装置17
の支持構成が簡単となる。なお、搬送筒17aの下端部
を回動軸23を中心として回動自在に支持する構成に替
えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後方向に
沿った長溝に沿ってスライド移動する構成としてもよ
い。
【0024】次に、図13の集草容器21について説明
する。この集草容器21は、容器半体21a,21aを
上下方向に沿わせて前後に配置して、前側の容器半体2
1aを機体に固定状態で支持し、容器半体21a,21
aの上端接合部を、ヒンジ76で開閉自在に連結してい
る。また、機体24に開閉レバ−77を軸支し、後側の
容器半体21aに連係ア−ム78の後端をピンで連結す
ると共に、連係ア−ム78の前側の長孔78aを開閉レ
バ−77の基部のピン79に連係し、フック80と連係
ア−ム78との間を、ロッド81で連係している。この
ように構成されているので、開閉レバ−77を半時計方
向に回動操作すると、ロッド81を介して、フック80
の係止部が後側の容器半体21aから外され、更に、同
方向に開閉レバ−77を回動すると、後側の容器半体2
1aの下部が後側上方に回動し、内部の草類が落下放出
される。
する。この集草容器21は、容器半体21a,21aを
上下方向に沿わせて前後に配置して、前側の容器半体2
1aを機体に固定状態で支持し、容器半体21a,21
aの上端接合部を、ヒンジ76で開閉自在に連結してい
る。また、機体24に開閉レバ−77を軸支し、後側の
容器半体21aに連係ア−ム78の後端をピンで連結す
ると共に、連係ア−ム78の前側の長孔78aを開閉レ
バ−77の基部のピン79に連係し、フック80と連係
ア−ム78との間を、ロッド81で連係している。この
ように構成されているので、開閉レバ−77を半時計方
向に回動操作すると、ロッド81を介して、フック80
の係止部が後側の容器半体21aから外され、更に、同
方向に開閉レバ−77を回動すると、後側の容器半体2
1aの下部が後側上方に回動し、内部の草類が落下放出
される。
【0025】次に、図16乃至図19について説明す
る。図13乃至図15の実施例との相違点について説明
する。機体の下腹部には、モア12が同様に取り付けら
れている。モアハウジング13の排草口15には、ラセ
ン搬送装置17の搬送筒17aにおける始端側開口部が
同様に対向配置されると共に、搬送筒17aの始端側下
部が、モアハウジング13側の回動軸23に回動自在に
支持されている。搬送筒17aの終端側を集草容器21
に挿通するに際して、集草容器21の前側の容器半体2
1aには、上傾斜面部21b及び下傾斜面部21cから
なる凹部21dを構成し、この凹部21dに搬送筒17
aを位置させて、凹部21dの上傾斜面部21bの開口
部からその上端部を突出させて、搬送筒17aの上傾斜
面部21bより上方部を開口し、搬送ラセン17bの終
端側に放出羽根19を設けると共に、搬送ラセン17b
の上端軸部は、中継ボックス63に支持されている揺動
ケ−ス58で揺動自在に支持されている。しかして、搬
送ラセン17bで揚穀された草類は、放出羽根19で放
出される際に、上傾斜面部21bに沿って遠くまで飛ば
され、収容率を向上させることができる。また、搬送筒
17aの上傾斜面部21bの挿通部、及び、前側の容器
半体21aの挿通部には、ゴム板59で閉鎖し、両部材
間を移動自在の構成としている。なお、搬送筒17aの
下端部を回動軸23を中心として回動自在に支持する構
成に替えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後
方向に沿った長溝に沿ってスライド移動する構成として
もよい。
る。図13乃至図15の実施例との相違点について説明
する。機体の下腹部には、モア12が同様に取り付けら
れている。モアハウジング13の排草口15には、ラセ
ン搬送装置17の搬送筒17aにおける始端側開口部が
同様に対向配置されると共に、搬送筒17aの始端側下
部が、モアハウジング13側の回動軸23に回動自在に
支持されている。搬送筒17aの終端側を集草容器21
に挿通するに際して、集草容器21の前側の容器半体2
1aには、上傾斜面部21b及び下傾斜面部21cから
なる凹部21dを構成し、この凹部21dに搬送筒17
aを位置させて、凹部21dの上傾斜面部21bの開口
部からその上端部を突出させて、搬送筒17aの上傾斜
面部21bより上方部を開口し、搬送ラセン17bの終
端側に放出羽根19を設けると共に、搬送ラセン17b
の上端軸部は、中継ボックス63に支持されている揺動
ケ−ス58で揺動自在に支持されている。しかして、搬
送ラセン17bで揚穀された草類は、放出羽根19で放
出される際に、上傾斜面部21bに沿って遠くまで飛ば
され、収容率を向上させることができる。また、搬送筒
17aの上傾斜面部21bの挿通部、及び、前側の容器
半体21aの挿通部には、ゴム板59で閉鎖し、両部材
間を移動自在の構成としている。なお、搬送筒17aの
下端部を回動軸23を中心として回動自在に支持する構
成に替えて、回動軸23をモアハウジング13側の前後
方向に沿った長溝に沿ってスライド移動する構成として
もよい。
【0026】なお、図18及び図19に示すように、モ
アハウジング13のシュ−タ部13aにラセン搬送装置
17の搬送筒17aを挿入接続するにあたり、搬送筒1
7aの挿入部分及びシュ−タ部13aから突出した下端
部分、並びに、シュ−タ部13aにおける搬送筒17a
より草類・風の流れ方向下手側部分に、夫れ夫れ通気孔
82,82,…を多数構成すると、モア12で発生する
風が草類の排出方向に円滑に流れ、搬送ラセン17bへ
の草類の引継ぎが円滑となる。
アハウジング13のシュ−タ部13aにラセン搬送装置
17の搬送筒17aを挿入接続するにあたり、搬送筒1
7aの挿入部分及びシュ−タ部13aから突出した下端
部分、並びに、シュ−タ部13aにおける搬送筒17a
より草類・風の流れ方向下手側部分に、夫れ夫れ通気孔
82,82,…を多数構成すると、モア12で発生する
風が草類の排出方向に円滑に流れ、搬送ラセン17bへ
の草類の引継ぎが円滑となる。
【0027】次に、図20乃至図22について説明す
る。機体の前側には、作業機シリンダ(図示省略)の伸
縮により上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア1
2が取り付けられている。モアハウジング13の右横側
部のシュ−タ部13aに構成されている排草口15に
は、スロ−ワ型揚草装置83の下部を連通状態で配置し
ている。このスロ−ワ型揚草装置83は、スロ−ワ羽根
83aの内装されているスロ−ワケ−ス部83b、スロ
−ワ筒部83cで構成されていて、モアハウジング13
のシュ−タ部13aをスロ−ワ羽根83aの軸方向から
草類が流入する構成とし、スロ−ワ筒部83cの上部は
モア12の上方にある集草容器21に供給される構成で
ある。
る。機体の前側には、作業機シリンダ(図示省略)の伸
縮により上下回動する作業機懸架ア−ム11に、モア1
2が取り付けられている。モアハウジング13の右横側
部のシュ−タ部13aに構成されている排草口15に
は、スロ−ワ型揚草装置83の下部を連通状態で配置し
ている。このスロ−ワ型揚草装置83は、スロ−ワ羽根
83aの内装されているスロ−ワケ−ス部83b、スロ
−ワ筒部83cで構成されていて、モアハウジング13
のシュ−タ部13aをスロ−ワ羽根83aの軸方向から
草類が流入する構成とし、スロ−ワ筒部83cの上部は
モア12の上方にある集草容器21に供給される構成で
ある。
【0028】次に、スロ−ワ型揚草装置83への動力伝
達について説明する。モアハウジング13の上方のPT
O軸84が伝動の起点となり、次いで、PTO軸84の
PTOプ−リ85,伝動ベルト86,プ−リ87,伝動
ベルト88を経て、スロ−ワ羽根83aの軸部のプ−リ
89に伝達されて、スロ−ワ羽根83aが回転駆動され
る構成である。なお、90は風抜き用の網、91は風を
下方に案内する案内筒、92は集草容器21をダンプす
るダンプ用シリンダである。
達について説明する。モアハウジング13の上方のPT
O軸84が伝動の起点となり、次いで、PTO軸84の
PTOプ−リ85,伝動ベルト86,プ−リ87,伝動
ベルト88を経て、スロ−ワ羽根83aの軸部のプ−リ
89に伝達されて、スロ−ワ羽根83aが回転駆動され
る構成である。なお、90は風抜き用の網、91は風を
下方に案内する案内筒、92は集草容器21をダンプす
るダンプ用シリンダである。
【0029】次に、図1〜図5に示す実施例の作用につ
いて説明する。芝等の草類の刈取集草作業をする場合に
は、機体の回転各部を駆動し、走行車両1を前進させ
る。すると、モア12の刈刃14によつて草類が刈り取
られ、刈り取られた草類は、モア10の刈刃14の回転
で発生する風によつて、モアハウジング13のシュ−タ
部13aの排草口15から搬送ベルト16cの始端側で
ある下部に排出されて搬送面に付着し、草類は搬送ベル
ト16cで終端側である上側に搬送され、次いで、上端
から搬送面が反転して下側に搬送されているところを、
搬送ベルト16cの終端側搬送面に、傾斜状に交叉連設
していて且つ下方から上方に回転する搬送ラセン17b
で、掻き上げながら搬送ラセン17bに引き継がれる。
次いで、搬送筒17a内を搬送ラセン17bで終端側上
方に搬送され、次いで、放出羽根19で放出され、放出
筒20を経て集草容器21に投入され収納される。
いて説明する。芝等の草類の刈取集草作業をする場合に
は、機体の回転各部を駆動し、走行車両1を前進させ
る。すると、モア12の刈刃14によつて草類が刈り取
られ、刈り取られた草類は、モア10の刈刃14の回転
で発生する風によつて、モアハウジング13のシュ−タ
部13aの排草口15から搬送ベルト16cの始端側で
ある下部に排出されて搬送面に付着し、草類は搬送ベル
ト16cで終端側である上側に搬送され、次いで、上端
から搬送面が反転して下側に搬送されているところを、
搬送ベルト16cの終端側搬送面に、傾斜状に交叉連設
していて且つ下方から上方に回転する搬送ラセン17b
で、掻き上げながら搬送ラセン17bに引き継がれる。
次いで、搬送筒17a内を搬送ラセン17bで終端側上
方に搬送され、次いで、放出羽根19で放出され、放出
筒20を経て集草容器21に投入され収納される。
【0030】また、作業終了後にモア12を上昇させる
と、ラセン搬送装置17の搬送筒17aの下端部は、回
動軸23を中心として回動し、また、搬送筒17aの後
側上端部は、機体24に回動自在の揺動ア−ム25で支
持されていて揺動するので、モア12の昇降移動に対応
して、ラセン搬送装置17の搬送筒17aが回動し、モ
ア12の昇降を円滑に行うことができる。
と、ラセン搬送装置17の搬送筒17aの下端部は、回
動軸23を中心として回動し、また、搬送筒17aの後
側上端部は、機体24に回動自在の揺動ア−ム25で支
持されていて揺動するので、モア12の昇降移動に対応
して、ラセン搬送装置17の搬送筒17aが回動し、モ
ア12の昇降を円滑に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】前述のように、この発明は、ラセン搬送
装置17の搬送筒17aの下端部は、回動軸23を中心
として回動あるいは前後移動し、また、搬送筒17aの
後側上端部は、機体24に回動自在の揺動ア−ム25で
支持されていて揺動し、刈取装置12の昇降移動に対応
してラセン搬送装置17の搬送筒17aが移動し、刈取
装置12の昇降を円滑に行うことができると共に、従来
装置のように草類をブロワで空気搬送するものに比較し
て、騒音を著しく減少させることができて、快適な作業
環境で刈取集草作業ができる。
装置17の搬送筒17aの下端部は、回動軸23を中心
として回動あるいは前後移動し、また、搬送筒17aの
後側上端部は、機体24に回動自在の揺動ア−ム25で
支持されていて揺動し、刈取装置12の昇降移動に対応
してラセン搬送装置17の搬送筒17aが移動し、刈取
装置12の昇降を円滑に行うことができると共に、従来
装置のように草類をブロワで空気搬送するものに比較し
て、騒音を著しく減少させることができて、快適な作業
環境で刈取集草作業ができる。
【図1】全体の側面図
【図2】全体の正面図
【図3】全体の平面図
【図4】作用状態を示す側面図
【図5】要部の切断正面図
【図6】切断側面図及び切断平面図
【図7】要部の斜視図
【図8】要部の平面図及び側断面図
【図9】要部の一部切断した斜視図,側断面図,切断正
面図
面図
【図10】要部の斜視図
【図11】要部の斜視図
【図12】要部の斜視図及び切断正面図
【図13】全体の側面図
【図14】全体の平面図
【図15】要部の平面図及び切断側面図
【図16】全体の側面図
【図17】要部の切断正面図,平面図,切断側面図及び
斜視図
斜視図
【図18】全体の側面図
【図19】要部の平面図,切断側面図,切断平面図
【図20】全体の側面図
【図21】全体の正面図
【図22】要部の側面図
1 走行車両 2 前輪 3 後輪 4 ステアリング・ハンドル 5 ステアリングポスツ 6 座席 7 ステップ 8 フエンダ 9 ボンネット 12 モア(刈取装置) 13 モアハウジング 13a シュ−タ部 14 刈刃 15 排草口 16 ベルト搬送装置 16a 搬送ケ−ス 16b ロ−ラ 16c 搬送ベルト 16d 傾斜突條 17 ラセン搬送装置 17a 搬送筒 17b 搬送ラセン 17c 下搬送筒 17d 上搬送筒 18 閉鎖板 19 放出羽根 20 放出筒 21 集草容器 22 支持ケ−ス部 23 回動軸 24 機体 25 揺動ア−ム 26 油圧モ−タ 27 プ−リ 28 伝動ベルト 29 軸 30 プ−リ 31 軸 32 ア−ム 33 リフトシリンダ 34 エンジン 35 ギヤポンプ 36 オイルタンク 37 ゲ−ジホイル 38 ユニバ−サルジョイント 39 プ−リ 40 伝動ベルト 41 プ−リ 42 ブラシロ−ル 43 コンベア駆動ケ−ス 44 動力取出軸 45 プ−リ 46 伝動ベルト 47 プ−リ 48 動力取入軸 49 傘歯車 50 傘歯車 51 傘歯車 52 集草ラセン搬送装置 53 カップリング 54 ばねコンベア 55 ボルト・ナット 56 長孔 57 弾性材 58 揺動ケ−ス 59 ゴム板 60 PTO軸 61 PTOプ−リ 62 伝動ベルト 63 中継ボックス 64 プ−リ 65 軸 66 軸 67 プ−リ 68 伝動ベルト 69 軸 70 プ−リ 71 プ−リ 72 伝動ベルト 73 プ−リ 74 中継ケ−ス 75 筒部 76 ヒンジ 77 開閉レバ− 78 連係ア−ム 78a 長孔 79 ピン 80 フック 82 通気孔 83 スロ−ワ型揚草装置 83a スロ−ワ羽根 83b スロ−ワケ−ス部 83c スロ−ワ筒部 84 PTO軸 85 PTOプ−リ 86 伝動ベルト 87 プ−リ 88 伝動ベルト 89 プ−リ 90 網 91 案内筒 92 ダンプ用シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 草類を刈り取る刈取装置12,刈取装置
12を昇降移動する昇降装置,刈り取った草類を集草す
る集草容器21を有する刈取集草作業機において、刈取
装置12で刈り取られた草類を放出するシュ−タ部13
aの排草口15に連通しているラセン搬送装置17の始
端側を刈取装置12側に回動軸13で支持し、ラセン搬
送装置17の前記集草容器21に連通している搬送終端
側を機体に前後回動自在に取り付けられている揺動ア−
ム25で揺動自在に支持したことを特徴とする刈取集草
作業機の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27650193A JP3259480B2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 刈取集草作業機の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27650193A JP3259480B2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 刈取集草作業機の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123833A JPH07123833A (ja) | 1995-05-16 |
JP3259480B2 true JP3259480B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=17570346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27650193A Expired - Fee Related JP3259480B2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 刈取集草作業機の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259480B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP27650193A patent/JP3259480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07123833A (ja) | 1995-05-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |