JP3256862B2 - パルプ回収用離解促進剤組成物 - Google Patents
パルプ回収用離解促進剤組成物Info
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- JP3256862B2 JP3256862B2 JP35942392A JP35942392A JP3256862B2 JP 3256862 B2 JP3256862 B2 JP 3256862B2 JP 35942392 A JP35942392 A JP 35942392A JP 35942392 A JP35942392 A JP 35942392A JP 3256862 B2 JP3256862 B2 JP 3256862B2
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- polyoxyalkylene
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
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- Paper (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙(パルプ)と疎水性材
料からなる複合材から、効率よく再生パルプを得るため
に用いられるパルプ回収用離解促進剤に関する。
料からなる複合材から、効率よく再生パルプを得るため
に用いられるパルプ回収用離解促進剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年産業廃棄物は増加の一途をたどり、
従来からの焼却処分や熱分解法では焼却時に発生するN
OXガスの2次公害の問題があり、また埋立においても
場所等の問題があり、将来的にみて産業廃棄物の投棄は
制限されると考えられる。
従来からの焼却処分や熱分解法では焼却時に発生するN
OXガスの2次公害の問題があり、また埋立においても
場所等の問題があり、将来的にみて産業廃棄物の投棄は
制限されると考えられる。
【0003】この問題はパルプを含む産業廃棄物、例え
ばパルプと疎水性材料から成る複合材、更に詳しくはパ
ルプにプラスチックや金属フィルムが積層乃至合体され
た産業廃棄物についても生じて来る。これ等パルプを含
む産業廃棄物からパルプを有効に分離回収することが出
来れば極めて有効であり、その方法が強く要望されてい
る。
ばパルプと疎水性材料から成る複合材、更に詳しくはパ
ルプにプラスチックや金属フィルムが積層乃至合体され
た産業廃棄物についても生じて来る。これ等パルプを含
む産業廃棄物からパルプを有効に分離回収することが出
来れば極めて有効であり、その方法が強く要望されてい
る。
【0004】このパルプを含む産業廃棄物就中パルプ、
プラスチック及び金属フィルムが合体または積層された
産業廃棄物からパルプを分離するためには、次の様な要
件を満足する必要がある。
プラスチック及び金属フィルムが合体または積層された
産業廃棄物からパルプを分離するためには、次の様な要
件を満足する必要がある。
【0005】(イ)この際、プラスチックにパルプが残存
せず、且つ金属フィルムの金属分が水中(排水)に溶出
しないこと。 さらに望ましくは、次の要件を満足することである。
せず、且つ金属フィルムの金属分が水中(排水)に溶出
しないこと。 さらに望ましくは、次の要件を満足することである。
【0006】(ロ)この際パルプを溶解させないで、ほぼ
原形のまま回収出来ること。
原形のまま回収出来ること。
【0007】(ハ)臭い、刺激性、毒性といった作業環境
を劣化させる要因が無いこと。
を劣化させる要因が無いこと。
【0008】(ニ)含ハロゲン系有機溶剤を含まないこ
と。
と。
【0009】さらに上記について若干以下に説明をつけ
加える。従来法では、パルプ溶解時にアルカリを使用し
ていたが、その際アルカリにより金属フィルムが損傷を
受け、同時に処理液に金属が溶出して、廃液となった場
合環境を汚染する。またプラスチックにパルプが混入し
ていると、プラスチックの再生に問題を生じる。
加える。従来法では、パルプ溶解時にアルカリを使用し
ていたが、その際アルカリにより金属フィルムが損傷を
受け、同時に処理液に金属が溶出して、廃液となった場
合環境を汚染する。またプラスチックにパルプが混入し
ていると、プラスチックの再生に問題を生じる。
【0010】而してこの種廃棄物からの各種の回収処理
方法がいくつか提案されている。
方法がいくつか提案されている。
【0011】例えば、プラスチックフィルムがラミネー
トされた古紙から、紙とプラスチックを回収する方法と
しては、まず古紙をシュレッダにて粗砕し、パルパにて
離解し、スクリーンでプラスチックを除去する方法(特
公昭54−28483号)、紙とプラスチックとでは気
泡の付着し易さに差があるため、これを利用する分離方
法(特公昭56−3169号)、湿式パルプ処理して水
で希釈しながら連続的に処理する方法(特開昭48−8
4882号)や、プラスチックを含有する古紙をアルカ
リ処理することによる分離方法(特開平3−13048
4号)等がある。
トされた古紙から、紙とプラスチックを回収する方法と
しては、まず古紙をシュレッダにて粗砕し、パルパにて
離解し、スクリーンでプラスチックを除去する方法(特
公昭54−28483号)、紙とプラスチックとでは気
泡の付着し易さに差があるため、これを利用する分離方
法(特公昭56−3169号)、湿式パルプ処理して水
で希釈しながら連続的に処理する方法(特開昭48−8
4882号)や、プラスチックを含有する古紙をアルカ
リ処理することによる分離方法(特開平3−13048
4号)等がある。
【0012】しかし、これらは水中での離解であるの
で、特に両面にプラスチックフィルム等の非透水性物質
層が積層されている積層紙では、紙の層に水が浸透する
のに長時間を要し、紙の分離効率が悪いという問題があ
る。しかも分離後のプラスチックフィルムに紙料(パル
プ)の残存が認められるため、プラスチックフィルムの
再利用が困難である。また、アルミニウムを含有する積
層紙をアルカリ処理するとアルミニウムが水中に溶出
し、排水等の問題と、アルカリによる繊維の黄変等の問
題がある。このように従来の対策では、上記(イ)もしく
は望ましくは(ロ)〜(ニ)の要件を具備しないのである。
で、特に両面にプラスチックフィルム等の非透水性物質
層が積層されている積層紙では、紙の層に水が浸透する
のに長時間を要し、紙の分離効率が悪いという問題があ
る。しかも分離後のプラスチックフィルムに紙料(パル
プ)の残存が認められるため、プラスチックフィルムの
再利用が困難である。また、アルミニウムを含有する積
層紙をアルカリ処理するとアルミニウムが水中に溶出
し、排水等の問題と、アルカリによる繊維の黄変等の問
題がある。このように従来の対策では、上記(イ)もしく
は望ましくは(ロ)〜(ニ)の要件を具備しないのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明が解決し
ようとする課題は、パルプと疎水性材料からなる複合
材、就中その産業物、特にパルプ、プラスチック及び金
属が積層乃至合体された廃棄物から、一工程で、これ等
成分を分離出来、しかも排水等の問題を生じない処理方
法を新たに開発することである。
ようとする課題は、パルプと疎水性材料からなる複合
材、就中その産業物、特にパルプ、プラスチック及び金
属が積層乃至合体された廃棄物から、一工程で、これ等
成分を分離出来、しかも排水等の問題を生じない処理方
法を新たに開発することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題は、分子内に少
なくとも1つ以上のNを含む界面活性剤又は(及び)分
子内に少なくとも1つ以上のシロキサン構造を有する界
面活性剤をパルプを含む複合材の離解促進剤として使用
することにより解決される。
なくとも1つ以上のNを含む界面活性剤又は(及び)分
子内に少なくとも1つ以上のシロキサン構造を有する界
面活性剤をパルプを含む複合材の離解促進剤として使用
することにより解決される。
【0015】上記特定の界面活性剤は、パルプと、プラ
スチック就中有機高分子フィルム及び金属フィルムの間
に水を浸透させる浸透力が大きく、且つこれ等夫々の界
面に単分子吸着しやすい性能を持ち、極めて優れた離解
作用を示す。
スチック就中有機高分子フィルム及び金属フィルムの間
に水を浸透させる浸透力が大きく、且つこれ等夫々の界
面に単分子吸着しやすい性能を持ち、極めて優れた離解
作用を示す。
【0016】またパルプ、有機高分子フィルム、金属フ
ィルムを劣化させることなく、しかも塩、酸、アルカリ
に対し、安定であり、低起泡性である。
ィルムを劣化させることなく、しかも塩、酸、アルカリ
に対し、安定であり、低起泡性である。
【0017】従って、一工程でしかもこの離解剤(即ち
上記特定の界面活性剤)だけで、他の添加剤たとえばア
ルカリ性物質等を併用することなく、室温で、パルプを
含む複合材、特に産業廃棄物、更に詳しくはパルプ、プ
ラスチック及び金属を含む廃棄物から、パルプを有効に
離解出来る。
上記特定の界面活性剤)だけで、他の添加剤たとえばア
ルカリ性物質等を併用することなく、室温で、パルプを
含む複合材、特に産業廃棄物、更に詳しくはパルプ、プ
ラスチック及び金属を含む廃棄物から、パルプを有効に
離解出来る。
【0018】
【作用】本発明において分子内に少なくとも1つ以上の
Nを含む界面活性剤としては次のものを挙げる事が出来
る。
Nを含む界面活性剤としては次のものを挙げる事が出来
る。
【0019】(1)アニオン界面活性剤
【0020】(イ)脂肪族又は芳香族アルキルアミン、脂
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドの、硫酸エステル又はその塩、
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドの、硫酸エステル又はその塩、
【0021】(ロ)脂肪族又は芳香族アルキルアミン、脂
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのスルホン化物又はその塩
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのスルホン化物又はその塩
【0022】(ハ)脂肪族又は芳香族アルキルアミン、脂
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのカルボキシメチル化物又はその塩
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのカルボキシメチル化物又はその塩
【0023】(ニ)脂肪族又は芳香族アルキルアミン、脂
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのリン酸エステル又はその塩
肪族或いは芳香族アマイド、脂肪族或いは芳香族スルホ
ンアマイドのリン酸エステル又はその塩
【0024】(ホ)ポリオキシアルキレン脂肪族アミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルの夫々の硫酸エステル又はその塩
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルの夫々の硫酸エステル又はその塩
【0025】(ヘ)ポリオキシアルキレン脂肪族アミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのスルホン化物又はその塩
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのスルホン化物又はその塩
【0026】(ト)ポリオキシアルキレン脂肪族アミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのカルボキシメチル化物又はその塩
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのカルボキシメチル化物又はその塩
【0027】(チ)ポリオキシアルキレン脂肪族アミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのリン酸エステル又はその塩
ーテル、ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミノエ
ーテル、ポリオキシアルキレン脂肪族アミドエーテル、
ポリオキシアルキレン芳香族アルキルアミドエーテル、
ポリオキシアルキレン脂肪族スルホンアミドエーテル又
はポリオキシアルキレン芳香族アルキルスルホンアミド
エーテルのリン酸エステル又はその塩
【0028】(リ)高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物又はそ
の塩、例えば高級脂肪酸とN−メチルグリシンとの縮合
物又はその塩。L−グルタミン酸と高級脂肪酸との縮合
物又はその塩。
の塩、例えば高級脂肪酸とN−メチルグリシンとの縮合
物又はその塩。L−グルタミン酸と高級脂肪酸との縮合
物又はその塩。
【0029】(ヌ)高級脂肪酸とアミノスルホン酸との縮
合物又はその塩、例えば高級脂肪酸とメチルタウリンと
の縮合物又はその塩。
合物又はその塩、例えば高級脂肪酸とメチルタウリンと
の縮合物又はその塩。
【0030】(ル)高級脂肪酸とアルカノールアミンの縮
合物(アルカノールアマイド)の硫酸エステル又はその
塩。該縮合物のスルホン化物又はその塩、同カルボキシ
メチル化物又はその塩、同リン酸エステル又はその塩。
例えば、ラウリン酸とジエタノールアミンの縮合物の硫
酸エステル又はその塩。
合物(アルカノールアマイド)の硫酸エステル又はその
塩。該縮合物のスルホン化物又はその塩、同カルボキシ
メチル化物又はその塩、同リン酸エステル又はその塩。
例えば、ラウリン酸とジエタノールアミンの縮合物の硫
酸エステル又はその塩。
【0031】(2)カチオン界面活性剤
【0032】(イ)脂肪族第1、2又は3級アミン、又は
芳香族アルキル第1、2又は3級アミンの無機酸及び有
機酸の中和物、例えばラウリルアミン塩酸塩、オクチル
アミン酢酸塩等がある。
芳香族アルキル第1、2又は3級アミンの無機酸及び有
機酸の中和物、例えばラウリルアミン塩酸塩、オクチル
アミン酢酸塩等がある。
【0033】(ロ)高級脂肪酸とトリアルカノールアミン
の縮合物の無機酸又は有機酸との塩(アミノアルコール
エステル)。例えばステアリン酸とトリエタノールアミ
ンの縮合物のギ酸塩等がある。
の縮合物の無機酸又は有機酸との塩(アミノアルコール
エステル)。例えばステアリン酸とトリエタノールアミ
ンの縮合物のギ酸塩等がある。
【0034】(ハ)高級脂肪酸とポリアルキレンポリアミ
ンとの縮合物の無機酸又は有機酸塩。例えば、ステアリ
ン酸とN、N−ジアルキルエチレンジアミンとの縮合物
の酢酸塩等がある。
ンとの縮合物の無機酸又は有機酸塩。例えば、ステアリ
ン酸とN、N−ジアルキルエチレンジアミンとの縮合物
の酢酸塩等がある。
【0035】(ニ)アルキル第4級アンモニウム塩、アル
キルベンジル第4級アンモニウム塩例えば、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウムクロライド等がある。
キルベンジル第4級アンモニウム塩例えば、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウムクロライド等がある。
【0036】(ホ)環式4級アンモニウム塩 トデシルピリジニウムクロライド等のアルキルピリジニ
ウム塩。セチルイソキノリニウムブロマイド等のアルキ
ルイソキノリニウム塩。N、N−エチルラウリルモルホ
リニウムクロライド等のN、N−ジアルキルモルホリニ
ウム塩。
ウム塩。セチルイソキノリニウムブロマイド等のアルキ
ルイソキノリニウム塩。N、N−エチルラウリルモルホ
リニウムクロライド等のN、N−ジアルキルモルホリニ
ウム塩。
【0037】(ヘ)OH基、エーテル結合、アマイド結合
の夫々を有する4級アンモニウム塩。
の夫々を有する4級アンモニウム塩。
【0038】例えばヒドロキシアルキルジメチルアンモ
ニウムクロライド。N、N、N、N−ジエトキシメチル
ステアリルアンモニウムクロライド。塩化ベンゼトニウ
ム。
ニウムクロライド。N、N、N、N−ジエトキシメチル
ステアリルアンモニウムクロライド。塩化ベンゼトニウ
ム。
【0039】ステアリン酸とN、N−ジアルキルエチレ
ンジアミンとの縮合物のメチルクロライドによる第4級
化物等がある。
ンジアミンとの縮合物のメチルクロライドによる第4級
化物等がある。
【0040】(3)両性界面活性剤。
【0041】(イ)酢酸ベタイン、イミダゾリウムベタイ
ン。例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤ
シ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン等がある。
ン。例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤ
シ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン等がある。
【0042】(ロ)レシチン等、リン脂質誘導体及びそれ
らの類似物質。
らの類似物質。
【0043】(4)非イオン界面活性剤
【0044】(イ)高級脂肪族アミン、ポリアルキレンポ
リアミン、芳香族アルキルアミンのポリオキシアルキレ
ン誘導体。例えば、ポリオキシエチレンラウリルアミノ
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルアミノエーテ
ル、ポリオキシエチレンN−ステアリルプロピレンジア
ミノエーテル等がある。
リアミン、芳香族アルキルアミンのポリオキシアルキレ
ン誘導体。例えば、ポリオキシエチレンラウリルアミノ
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルアミノエーテ
ル、ポリオキシエチレンN−ステアリルプロピレンジア
ミノエーテル等がある。
【0045】(ロ)高級脂肪酸アマイド、芳香族アルキル
アマイドのポリオキシアルキレン誘導体。例えばポリオ
キシエチレンオレイン酸アミド等がある。
アマイドのポリオキシアルキレン誘導体。例えばポリオ
キシエチレンオレイン酸アミド等がある。
【0046】(ハ)高級脂肪酸と、アルカノールアミンと
の縮合物及びそれらのポリオキシアルキレン誘導体。例
えばラウリン酸と、ジエタノールアミンとの縮合物から
なるラウリン酸ジエタノールアマイド、ラウリン酸ジエ
タノールアマイドポリオキシエチレン誘導体等がある。
の縮合物及びそれらのポリオキシアルキレン誘導体。例
えばラウリン酸と、ジエタノールアミンとの縮合物から
なるラウリン酸ジエタノールアマイド、ラウリン酸ジエ
タノールアマイドポリオキシエチレン誘導体等がある。
【0047】(ニ)ラウリルジメチルアミンオキサイド等
のアミンオキサイド。
のアミンオキサイド。
【0048】(ホ)ポリエチレンイミン誘導体。
【0049】特に、本発明の目的には、分子中に少なく
とも1つ以上のNを含む有機アミンのポリオキシアルキ
レン誘導体系非イオン界面活性剤が特に有効である。
とも1つ以上のNを含む有機アミンのポリオキシアルキ
レン誘導体系非イオン界面活性剤が特に有効である。
【0050】本発明に於いて使用される分子中に少なく
とも1つ以上のNを含む有機アミンとしては、以下のも
のがある。
とも1つ以上のNを含む有機アミンとしては、以下のも
のがある。
【0051】(イ)ヘキシルアミン、ラウリルアミン、ミ
リスチルアミン、ステアリルアミン等の脂肪族アミン類
及びそれらのアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキシ
アルキル等の置換体。
リスチルアミン、ステアリルアミン等の脂肪族アミン類
及びそれらのアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキシ
アルキル等の置換体。
【0052】(ロ)エチレンジアミン、プロピレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン類及び
それらのアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキシアル
キル等の置換体。
ン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン類及び
それらのアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキシアル
キル等の置換体。
【0053】(ハ)ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン、ポリエチレンイミン等のポリアルキレン
ポリアミン類及びそれらのアルキル、アルケニル又は2
−ヒドロキシアルキル等の置換体。
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン、ポリエチレンイミン等のポリアルキレン
ポリアミン類及びそれらのアルキル、アルケニル又は2
−ヒドロキシアルキル等の置換体。
【0054】(ニ)アニリン、ベンジルアミン、ナフチル
アミン、フェニルアミン、フェニレンジアミン、メチル
フェニレンジアミン、キシレンジアミン等の芳香族アミ
ン類及びそれらのアルキル、アルケニル、2−ヒドロキ
シアルキル又はN−モノアルキル置換体等。
アミン、フェニルアミン、フェニレンジアミン、メチル
フェニレンジアミン、キシレンジアミン等の芳香族アミ
ン類及びそれらのアルキル、アルケニル、2−ヒドロキ
シアルキル又はN−モノアルキル置換体等。
【0055】これらの有機アミン類はエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、スチレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドと、公知の方法で付加させる事が出
来、ポリオキシアルキレン誘導体として得る事が出来
る。
ド、プロピレンオキサイド、スチレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドと、公知の方法で付加させる事が出
来、ポリオキシアルキレン誘導体として得る事が出来
る。
【0056】その際のアルキレンオキサイドの付加モル
数は、有機アミンの1モルに対し、0.1〜100モ
ル、好ましくは1.0〜50モル、更に好ましくは1.0
〜30モルであり、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、スチレンオキサイド等の任意の1つ以上を任
意の組み合わせで付加させる事が出来、得られた誘導体
は水に白濁分散する物から透明に水に溶解する物まで、
任意の水溶性の物を得る事が出来る。
数は、有機アミンの1モルに対し、0.1〜100モ
ル、好ましくは1.0〜50モル、更に好ましくは1.0
〜30モルであり、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、スチレンオキサイド等の任意の1つ以上を任
意の組み合わせで付加させる事が出来、得られた誘導体
は水に白濁分散する物から透明に水に溶解する物まで、
任意の水溶性の物を得る事が出来る。
【0057】特に本発明に於いては[化1]で表される
有機アミンが特に好ましい。この有機アミンとしては以
下のものを例示出来る。
有機アミンが特に好ましい。この有機アミンとしては以
下のものを例示出来る。
【0058】(イ)aが0の場合 プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、ラウ
リルアミン、ミリスチルアミン、ステアリルアミン等の
脂肪族アミン類及びそれらのアルキル、アルケニル又は
2−ヒドロキシアルキル等の置換体。
リルアミン、ミリスチルアミン、ステアリルアミン等の
脂肪族アミン類及びそれらのアルキル、アルケニル又は
2−ヒドロキシアルキル等の置換体。
【0059】(ロ)aが1の場合 エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等の脂肪族ジアミン類及びそれらのアルキ
ル、アルケニル又は2−ヒドロキシアルキル等の置換
体。
ンジアミン等の脂肪族ジアミン類及びそれらのアルキ
ル、アルケニル又は2−ヒドロキシアルキル等の置換
体。
【0060】本発明に於いて分子内に少なくとも1つ以
上のシロキサン構造を含む界面活性剤としては以下のも
のが例示出来る。
上のシロキサン構造を含む界面活性剤としては以下のも
のが例示出来る。
【0061】1)ジメチルポリシロキサン等アルキルポ
リシロキサンのスルホン酸塩変性等のアニオン界面活性
剤。
リシロキサンのスルホン酸塩変性等のアニオン界面活性
剤。
【0062】2)第2級アミン変性アルキルポリシロキ
サンとアルキルハライドとの4級化反応よりなる、4級
アンモニウム塩変性アルキルポリシロキサン等のカチオ
ン界面活性剤。
サンとアルキルハライドとの4級化反応よりなる、4級
アンモニウム塩変性アルキルポリシロキサン等のカチオ
ン界面活性剤。
【0063】3)第2級アミン変性アルキルポリシロキ
サンとモノクロル酢酸ソーダ等を反応させた、ベタイン
変性アルキルポリシロキサン等の両性界面活性剤。
サンとモノクロル酢酸ソーダ等を反応させた、ベタイン
変性アルキルポリシロキサン等の両性界面活性剤。
【0064】4)ポリオキシアルキレン基を有するポリ
エーテル変性アルキルポリシロキサン系非イオン界面活
性剤。
エーテル変性アルキルポリシロキサン系非イオン界面活
性剤。
【0065】5)アクリル酸、メタクリル酸等の親水基
をもつ重合可能な単量体とアルキルポリシロキサンとの
ランダム又はブロック共重合物。
をもつ重合可能な単量体とアルキルポリシロキサンとの
ランダム又はブロック共重合物。
【0066】本発明の目的には、親水基がポリオキシア
ルキレン基である分子内に少なくとも1つ以上のシロキ
サン構造を含む界面活性剤が特に有効である。
ルキレン基である分子内に少なくとも1つ以上のシロキ
サン構造を含む界面活性剤が特に有効である。
【0067】これらの物は、アルキルハイドロジェンポ
リシロキサンと、ポリオキシアルキレンアリルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンプロペニルエーテル等の末端
に2重結合をもつ、ポリオキシアルキレンアルケニルエ
ーテルとの反応により、公知の反応で得ることが出来
る。
リシロキサンと、ポリオキシアルキレンアリルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンプロペニルエーテル等の末端
に2重結合をもつ、ポリオキシアルキレンアルケニルエ
ーテルとの反応により、公知の反応で得ることが出来
る。
【0068】又、アルキルハイドロジェンポリシロキサ
ンに直接、アルキレンオキサイドを付加させる方法でも
差し支えない。
ンに直接、アルキレンオキサイドを付加させる方法でも
差し支えない。
【0069】生成物の好ましいHLBとしては3.0〜
20.0°、更に好ましくは5.0〜18.0°である。
20.0°、更に好ましくは5.0〜18.0°である。
【0070】又、ビニルアルコール等のOH基をもち、
重合可能な単量体モノマーとアルキルポリシロキサンと
のランダム又はブロック共重合により得られた生成物に
アルキレンオキサイドを付加させても得ることが出来
る。
重合可能な単量体モノマーとアルキルポリシロキサンと
のランダム又はブロック共重合により得られた生成物に
アルキレンオキサイドを付加させても得ることが出来
る。
【0071】ここで言う、ポリオキシアルキレン基と
は、ポリオキシエチエレンポリオキシプロピレン、ポリ
オキシスチレン等の任意の物で良い。
は、ポリオキシエチエレンポリオキシプロピレン、ポリ
オキシスチレン等の任意の物で良い。
【0072】本発明に於いてはその分子内に少なくとも
1つ以上のNと少なくとも1つ以上のシロキサン構造と
の両方を有する界面活性剤も当然に使用出来る。
1つ以上のNと少なくとも1つ以上のシロキサン構造と
の両方を有する界面活性剤も当然に使用出来る。
【0073】本発明に於いては、N及びシロキサン構造
を含まないアニオン及び非イオン界面活性剤の少なくと
も1種を更に併用することが出来る。これにより離解作
用が著しく向上する。
を含まないアニオン及び非イオン界面活性剤の少なくと
も1種を更に併用することが出来る。これにより離解作
用が著しく向上する。
【0074】上記アニオン界面活性剤としては以下のも
のを例示出来る。
のを例示出来る。
【0075】ラウリン酸ソーダ、オレイン酸ソーダ等の
石鹸類。
石鹸類。
【0076】ポリオキシエチレンラウリルエーテルのカ
ルボキシメチル化物又はその塩等のエーテルカルボン酸
類又はその塩。
ルボキシメチル化物又はその塩等のエーテルカルボン酸
類又はその塩。
【0077】アルカン(C12〜18)スルホン酸ソーダ、
α−オレフィン(C数12〜18)スルホン酸ソーダ、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ
α−オレフィン(C数12〜18)スルホン酸ソーダ、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ
【0078】等のスルホン酸塩類又はその遊離酸。
【0079】ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ソ
ーダ等のアルキルスルホコハク酸塩類。
ーダ等のアルキルスルホコハク酸塩類。
【0080】ラウリル硫酸エステルソーダ、ポリオキシ
エチレンラウリル硫酸エステルソーダ等の高級アルコー
ル硫酸エステル又はその塩。
エチレンラウリル硫酸エステルソーダ等の高級アルコー
ル硫酸エステル又はその塩。
【0081】ロート油等の硫酸化油。
【0082】ラウリルリン酸エステルソーダ、ポリオキ
シエチレンラウリルリン酸エステルソーダ等のアルキル
リン酸エステル又はその塩。
シエチレンラウリルリン酸エステルソーダ等のアルキル
リン酸エステル又はその塩。
【0083】また上記非イオン界面活性剤としては、以
下のものを例示出来る。ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレン(C12〜14)分岐合成アル
キルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル。
下のものを例示出来る。ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレン(C12〜14)分岐合成アル
キルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル。
【0083】ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル等のポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテ
ル。
ル等のポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテ
ル。
【0084】ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロック共重合物。ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルブロック共重合物。
ブロック共重合物。ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルブロック共重合物。
【0085】これ等N及びシロキサン構造を有しない界
面活性剤の使用量はN(又は)及びシロキサン構造を有
する界面活性剤を[A]重量部、上記N及びシロキサン
構造を有しない界面活性剤を[B]重量部とすると、
[A]/[B]=99/1〜1/99好ましくは99/
1〜10/90、より好ましくは99/1〜50/50
である。
面活性剤の使用量はN(又は)及びシロキサン構造を有
する界面活性剤を[A]重量部、上記N及びシロキサン
構造を有しない界面活性剤を[B]重量部とすると、
[A]/[B]=99/1〜1/99好ましくは99/
1〜10/90、より好ましくは99/1〜50/50
である。
【0086】本発明の離解促進財を使用するに際して
は、パルプを含む複合材のパルプ分100重量部に対
し、該促進剤0.2〜1.0好ましくは0.2〜0.8重量
部使用する。
は、パルプを含む複合材のパルプ分100重量部に対
し、該促進剤0.2〜1.0好ましくは0.2〜0.8重量
部使用する。
【0087】この本発明促進剤を用いてパルプを離解す
る装置としては例えば撹拌羽根を備えたタンクをもち、
一般にはパルパと呼ばれる装置等である。
る装置としては例えば撹拌羽根を備えたタンクをもち、
一般にはパルパと呼ばれる装置等である。
【0088】その際、メタノール、エタノール等の低級
アルコール、ブチルカービトール、ブチルセロソルブ等
のカービトール/セロソルブ類、ブタノール、イソオク
タノール等の中級アルコール、トリブチルホスフェート
等のトリホスフェート類、n−ヘキサン、燈油等の炭化
水素類、トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類等
を任意に加える事が出来る。
アルコール、ブチルカービトール、ブチルセロソルブ等
のカービトール/セロソルブ類、ブタノール、イソオク
タノール等の中級アルコール、トリブチルホスフェート
等のトリホスフェート類、n−ヘキサン、燈油等の炭化
水素類、トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類等
を任意に加える事が出来る。
【0089】又モノエタノールアミン等の有機アルカリ
EDTA4ソーダ等の有機キレート剤、トリポリリン酸
ナトリウム、ゼオライト等の無機ビルダー、ポリアクリ
ル酸ソーダ等の有機ビルダー等を任意に加える事も出来
る。
EDTA4ソーダ等の有機キレート剤、トリポリリン酸
ナトリウム、ゼオライト等の無機ビルダー、ポリアクリ
ル酸ソーダ等の有機ビルダー等を任意に加える事も出来
る。
【0090】
【0091】
【実施例1】 供試サンプルの調製 Alフィルム、ポリエチレンフィルム(PEフィルム)
から成る積層紙(図1)を2.5cm×2.5cmに裁断
し、供試サンプルとした。但し、図1中1はポリエチレ
ン(PE)(15〜20μm)、2は紙料(180μ
m)、3はPE(15〜20μm、4はAl(10μ
m)、5はPE(15〜20μm)、6はPE(18〜
20μm)である。
から成る積層紙(図1)を2.5cm×2.5cmに裁断
し、供試サンプルとした。但し、図1中1はポリエチレ
ン(PE)(15〜20μm)、2は紙料(180μ
m)、3はPE(15〜20μm、4はAl(10μ
m)、5はPE(15〜20μm)、6はPE(18〜
20μm)である。
【0092】供試液の調製 比較例に示す組成物及び実施例に示す本発明の組成物を
夫々純分で0.1%溶液となる様水道水で希釈し、供試
液とした。(JIS硬度150〜200ppm)
夫々純分で0.1%溶液となる様水道水で希釈し、供試
液とした。(JIS硬度150〜200ppm)
【0093】剥離試験 上記で調製した積層紙を20枚をラボ用パルパ(容量2
000ml)に投入し、上記で調製した供試液を100
0ml加えた。
000ml)に投入し、上記で調製した供試液を100
0ml加えた。
【0094】この条件で、1500rpm、30分間、2
5℃±1℃で、撹拌した。撹拌終了後剥離したAlフィ
ルムとPEフィルムの積層物(以下、Al+PEとい
う)、PEフィルム、パルプ及び未剥離の積層紙を取り
出し、乾燥(風乾)した。
5℃±1℃で、撹拌した。撹拌終了後剥離したAlフィ
ルムとPEフィルムの積層物(以下、Al+PEとい
う)、PEフィルム、パルプ及び未剥離の積層紙を取り
出し、乾燥(風乾)した。
【0095】剥離効果の確認及び評価 20枚の供試積層紙サンプルの内、何枚が剥離したかを
数えて評価とした。又剥離の効果の基準を下記の通りと
した。
数えて評価とした。又剥離の効果の基準を下記の通りと
した。
【0096】A:PEフィルムとAl+PEフィルムが
両方とも剥がれた物 B:Al+PEフィルムのみが剥がれた物 C:PEフィルムのみが剥がれた物 D:いずれも剥がれなかった物
両方とも剥がれた物 B:Al+PEフィルムのみが剥がれた物 C:PEフィルムのみが剥がれた物 D:いずれも剥がれなかった物
【0097】結果を表1〜4に示す。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】
【表3】
【0101】
【表4】
【0102】但し表4中のシリコーンA〜Cは表5に示
すものである。
すものである。
【0103】
【表5】
【0104】
【0105】
【図1】
【0106】実施例で使用した積層紙の断面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 迫田 直一 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 小野 保幸 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 稲葉 尚 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 菅沢 昭年 大阪市中央区平野町3−2−8 日光ケ ミカルズ株式会社大阪支店内 (72)発明者 橋本 悟 東京都板橋区蓮根3−24−3 日本サー ファクタント工業株式会社 ニッコール テクニカルセンター内 (56)参考文献 特開 平4−209880(JP,A) 特開 昭63−135585(JP,A) 特開 昭50−70602(JP,A) 紙パ技協紙,日本,紙パルプ技術協 会,vol.43,No.3,35−42 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21B 1/00 - 1/40 D21C 5/02
Claims (5)
- 【請求項1】分子内に少なくとも1つ以上のNを含む界
面活性剤又は(及び)分子内に少なくとも1つ以上のシ
ロキサン構造を含む界面活性剤を、必須成分として含有
して成るパルプ回収用離解促進剤組成物。 - 【請求項2】その分子内にN及びシロキサン構造を含ま
ないアニオン及び非イオン界面活性剤の少なくとも1種
を、さらに含有せしめた請求項1に記載のパルプ回収用
離解促進剤組成物。 - 【請求項3】分子内に少なくとも1つ以上のNを含む界
面活性剤が、分子内に少なくとも1つ以上のNを含む有
機アミンのポリオキシアルキレン誘導体であることを特
徴とする請求項1に記載のパルプ回収用離解促進剤組成
物。 - 【請求項4】分子内に少なくとも1つ以上のシロキサン
構造を含む界面活性剤が、親水基としてポリオキシアル
キレン基を持つことを特徴とする請求項1に記載のパル
プ回収用離解促進剤組成物。 - 【請求項5】分子内に少なくとも1つ以上のNを含む有
機アミンが、下記一般式[化1]で表されるものである
請求項3に記載のパルプ回収用離解促進剤組成物。 【化1】 [但しR1〜R4の1つ以上はHであり、その他がC3
〜C20のアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキシア
ルキルである。またaは0又は1、bは0〜10の整数
を示す。但し、aが1の場合はbは1以上の整数であ
る。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35942392A JP3256862B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | パルプ回収用離解促進剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35942392A JP3256862B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | パルプ回収用離解促進剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192985A JPH06192985A (ja) | 1994-07-12 |
JP3256862B2 true JP3256862B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=18464429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35942392A Expired - Fee Related JP3256862B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | パルプ回収用離解促進剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3256862B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0217197D0 (en) * | 2002-07-24 | 2002-09-04 | Dow Corning | Method of deinking |
JP4664000B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-04-06 | 油化産業株式会社 | 古紙用および損紙用の離解促進剤 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35942392A patent/JP3256862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
紙パ技協紙,日本,紙パルプ技術協会,vol.43,No.3,35−42 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06192985A (ja) | 1994-07-12 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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