[go: up one dir, main page]

JP3249129B2 - 口当たりを改善したアミノ酸キレート - Google Patents

口当たりを改善したアミノ酸キレート

Info

Publication number
JP3249129B2
JP3249129B2 JP50822696A JP50822696A JP3249129B2 JP 3249129 B2 JP3249129 B2 JP 3249129B2 JP 50822696 A JP50822696 A JP 50822696A JP 50822696 A JP50822696 A JP 50822696A JP 3249129 B2 JP3249129 B2 JP 3249129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
complex
acid
maintain
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50822696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10504822A (ja
Inventor
ペダーセン,マーク
アシュミード,エイチ・デウェイン
Original Assignee
アルビオン・インターナショナル・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=23134256&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3249129(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by アルビオン・インターナショナル・インコーポレーテッド filed Critical アルビオン・インターナショナル・インコーポレーテッド
Publication of JPH10504822A publication Critical patent/JPH10504822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3249129B2 publication Critical patent/JP3249129B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/06Cobalt compounds
    • C07F15/065Cobalt compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C229/00Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C229/76Metal complexes of amino carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F1/00Compounds containing elements of Groups 1 or 11 of the Periodic Table
    • C07F1/005Compounds containing elements of Groups 1 or 11 of the Periodic Table without C-Metal linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F11/00Compounds containing elements of Groups 6 or 16 of the Periodic Table
    • C07F11/005Compounds containing elements of Groups 6 or 16 of the Periodic Table compounds without a metal-carbon linkage
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F13/00Compounds containing elements of Groups 7 or 17 of the Periodic Table
    • C07F13/005Compounds without a metal-carbon linkage
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/02Iron compounds
    • C07F15/025Iron compounds without a metal-carbon linkage
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table
    • C07F3/003Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table without C-Metal linkages

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、口当たりを改善したアミノ酸配位子を含む
アミノキレート化無機組成物に関する。より特定的に
は、本発明は金属の配位数が有機電子供与部分により満
たされ且つ配位子が電子供与又はルイス塩基部位を中和
するように電荷平衡されており、その結果として実質的
に不快な味がしないアミノ酸キレートを含むアミノ酸キ
レート化無機組成物に関する。
金属錯体及び/又はキレートの形成において、中心金
属イオンには実際に2種の原子価又は結合部位があると
考えられる。第1の原子価は「主原子価」(酸化状態)
であり、例えば銅(I)即ち第1銅(+1)及び銅(I
I)即ち第2銅(+2)イオン等の銅、鉄(II)即ち第
1鉄(+2)及び鉄(III)即ち第2鉄(+3)イオン
等の鉄、亜鉛(II)即ち亜鉛(+2)イオン等の亜鉛、
カルシウム(II)即ちカルシウム(+2)イオン等のカ
ルシウム、マンガン(II)即ちマンガン(+2)及びマ
ンガン(III)即ちマンガン(+3)イオン等のマンガ
ン、マグネシウム(II)即ちマグネシウム(+2)イオ
ン等のマグネシウム、クロム(II)即ちクロム(+2)
及びクロム(III)即ちクロム(+3)イオン等のクロ
ム、並びにコバルト(II)即ちコバルト(+2)及びコ
バルト(III)即ちコバルト(+3)イオン等のコバル
トなどの金属イオンにより示される。更に、中心金属イ
オンの副原子価は、金属が配位子(即ち電子供与体とし
て機能し、配位結合を形成することが可能な官能基を含
む分子)と形成する結合の合計数である配位球内の特定
位置に向けられる。配位子は水やアンモニアのように簡
単な分子から、キレート形成可能な2個以上の電子供与
部位をもつ複雑な多座配位子に至るまで多種多様であ
る。
中心金属イオンの副原子価は「配位数」と呼ばれる。
2〜12の数が認められているが、2、4及び6、場合に
よっては8が最も一般的である。本発明で着目する金属
のうち、Cu(I)は殆どの場合が配位数2及び4であ
り、2が最も一般的である。銅(II)は配位数4又は6
をもつ。鉄(II)は配位数6、鉄(III)は配位数4又
は6をもつ。亜鉛(II)は配位数4又は6をもつ。カル
シウムは配位数6及び8をもつ。マグネシウム(II)、
マンガン(II)及びマンガン(III)は各々配位数6を
もつ。更に、コバルト(II)、コバルト(III)、クロ
ム(II)及びクロム(III)は各々配位数6をもつ。
中心金属イオンに割り当てられる配位数は多数の変数
又は因子に依存する。これらの代表的なものは中心金属
イオンの半径と結合配位子の半径の比である。配位子が
大きくなるにつれて金属と配位可能な配位子の数は少な
くなる。また、負電荷を金属に移動させる配位子も配位
数が少なくなる。
金属が電子供与配位子と結合すると、錯体又は配位化
合物が形成される。電子供与体が何らかの方法で相互に
結合した2個以上の供与基を含むとき、配位子は多座配
位子と呼ばれ、例えば二座配位子は2個の供与基をも
ち、その結果として得られる錯体がキレートである。全
キレートに認められる本質的な特徴は、配位子と金属原
子の間に結合原子の環を形成することである。環形成を
生じるためには、電子供与分子は金属原子と各々結合す
ることが可能な2個以上の基を含んでいなければならな
い。その電子対を介して金属原子と配位することが可能
な基又は原子(例えば酸素、窒素、ヒドロキシル及びア
ミノ)が存在していなければならない。これらの供与基
は立体的に許容可能な環を形成するのに適した長さの鎖
により相互に分離されていなければならない。
α−アミノ酸は無機物をキレート化するために従来使
用されている1群の配位子を含む。α−アミノ酸キレー
トはカルボキシル酸素と金属イオンをもつα−アミノ酸
のα−アミノ基との反応により形成される1個以上の5
員環をもつ安定な生成物を形成することが知られてい
る。このような5員環は金属原子、カルボキシル酸素、
カルボニル炭素、α−炭素及びα−アミノ窒素により構
成され、一般に式Iにより表される。しかし、実際の構
造は配位子対金属モル比と、モノ置換性単座配位子を併
用するか否かに依存する。配位子対金属比は少なくとも
1:1、好ましくは2:1であるが、場合によっては3:1でも
よく、二座配位子では4:1でもよく、金属イオンの配位
数と配位子の寸法及び立体配置に依存する。α−アミノ
酸等の単一の二座配位子と単座配位子を併用する場合に
は、配位数8のカルシウムでは比7:1までにすることが
できる。最も典型的には、アミノ酸キレートは1:2の配
位子対金属比で下式により表すことができる。
上記式中、Mは銅、鉄、マンガン、亜鉛、マグネシウ
ム、カルシウム、コバルト及びクロムから構成される群
から選択される1員である。R部分は同一でも異なって
もよく、即ちキレートを構成する異なるアミノ酸配位子
を表すことができる。RがHであるとき、アミノ酸はα
−アミノ酸の最も単純な形態であるグリシンである。こ
の他、Rはタンパク質から誘導される他の約20種の天然
に存在するα−アミノ酸、付加的代謝α−アミノ酸又は
任意の合成α−アミノ酸の側鎖の任意のものを表すこと
ができる。R'はH又は[−C(O)CHRNH2−]eH(式
中、Rは上記と同義であり、eは1又は2の整数であ
る)から構成される群から選択される1員である。eが
1又は2であるとき、配位子はアミノ酸又は任意の合成
α−アミノ酸もしくはアミノ酸鎖のジ又はトリペプチド
(即ち水解タンパク質フラグメント)になる。これらの
α−アミノ酸はいずれもカルボキシル酸素とα−アミノ
窒素の配置に関して同一の構造をもつ。換言するなら
ば、キレート環は各場合とも同一原子により構成され
る。American Association of Feed Control(AAFC
O)もアミノ酸キレートの定義を発表している。アミノ
酸キレートは、可溶性金属塩からの金属イオンとアミノ
酸をアミノ酸1〜3(好ましくは2)モルに対して金属
1モルのモル比で反応させて配位共有結合を形成するこ
とにより得られる生成物として公式に定義されている。
水解アミノ酸の平均分子量は約150であり、得られるキ
レートの分子量は800を越えてはならない。生成物はキ
レートを形成する金属により命名され、即ち鉄アミノ酸
キレート、銅アミノ酸キレート等と呼ばれる。
上記に従い、ジペプチド又はトリペプチド配位子を使
用してアミノ酸キレートを形成することもできる。代表
的なトリペプチドは式II: (式中、Rは上記と同義である)で示される。R基は相
互に独立しており、同一又は異なるアミノ酸のトリペプ
チドを表すことができる。トリペプチドよりも大きい配
位子は少なくとも2つの欠点がある。まず第1に立体的
な点で寸法が大き過ぎ、全配位部位が電子供与体により
占有されるようなキレートを好都合に形成することがで
きない。第2に、形成されたキレートを直接腸管吸収す
るには分子量が大き過ぎる。一般に、ペプチド配位子は
タンパク質の加水分解により誘導される。他方、慣用合
成法又は遺伝子工学により製造したペプチドも使用でき
る。配位子がジ又はトリペプチドであるとき、式Iに定
義するようなRはH、又は任意の他の天然もしくは合成
アミノ酸の側鎖であり得、eは1又は2の整数であり得
る。eが1であるとき、配位子はジペプチドであり、e
が2であるとき、配位子はトリペプチドであるが、キレ
ート化部分はアミノ末端よりもむしろジペプチド又はト
リペプチド鎖のカルボキシル末端から誘導される。同一
末端アミノ酸のカルボキシル酸素及び近傍のα−窒素は
ジペプチド又はトリペプチド鎖のキレート化部分とな
る。上述のように、キレートを形成する配位子に異なる
R基が含まれていてもよく、ジ又はトリペプチドの場合
には異なるアミノ酸がペプチド鎖を構成し得るという点
でR部分は独立している。
アミノ酸キレートの構造、化学及び生体利用性につい
ては文献に詳細に記載されており、例えばAshmeadら,Ch
elated Mineral Nutrition in Plants,Animals an
d Man,(1982),Chas.C.Thomas Publishers,Springfi
eld,Illinois; Ashmeadら,Intestinal Absorption o
f Metal Ions and Chelates,(1985),Chas.C.Thom
as Publishers,Springfield,Illinois; Ashmeadら,Fo
liar Feeding of Plants with Amino Acid Chel
ates,(1986),Noyes Publications,Park Ridge,N.
J.; The Roles of Amino Acid Chelates in An
imal Nutrition,(1993),Noyes Publications Park
Ridge,N.J.;及び米国特許第4,020,158号、4,167,564
号、4,216,143号、4,216,144号、4,599,152号、4,774,0
89号、4,830,716号、4,863,898号等を参照されたい。飲
料形態でヒトに投与するように構成されたビタミンとア
ミノ酸キレートの矯味起泡混合物は米国特許第4,725,42
7号に開示されている。
無機栄養分野では、アミノ酸キレートは無機塩にまさ
る所定の利点を提供するという認識が高まっている。1
つの利点は、これらのキレートがアミノ酸又は小さいペ
プチドであるかのように能動輸送により腸及び粘膜細胞
に容易に吸収されることである。換言するならば、無機
物は担体分子としてアミノ酸を利用する単一単位として
アミノ酸と共に吸収される。この吸収方法は遊離金属イ
オンの吸収部位を必要としないので、活性部位に関する
イオンの競合と栄養無機元素の相互抑制の問題が回避さ
れる。アミノ酸キレートの他の利点としては、性腺刺激
ホルモンの刺激(米国特許第4,774,089号)、標的組織
部位への金属イオンの送達(米国特許第4,863,898
号)、及び免疫系の強化(米国特許第5,162,369号)が
挙げられる。
これらの利点にも拘わらず、ヒト及び動物消費用にア
ミノ酸キレートを使用すると、ヒト及び動物によっては
不快又は不味いと感じる金属味又は後味がするという欠
点がある。従って、アミノ酸キレートはこの後味を避け
るカプセル及び他の形態で摂取しなければならなかっ
た。栄養飲料におけるアミノ酸キレートの使用もこの不
快な香味によって制限されていた。無機アミノ酸キレー
トの金属的な後味はキレートの金属部分に起因すると一
般に考えられていた。しかし、キレートの後味は、金属
イオンの全配位結合部位が完全に満たされていないこと
と、配位子が金属にキレート化した後の配位子の電荷に
関連する種々の因子に起因し得ることが今般判明した。
上記に鑑み、口当たりを改善したアミノ酸キレートが
実現されるならば、当該技術分野に大きな前進をもたら
すことが理解されよう。
発明の目的及び要約 本発明の1つの目的は、アミノ酸配位子の利点と金属
イオンの生体利用性を維持しながら金属的後味又は香味
の問題を解消したキレート化無機組成物を提供すること
である。
本発明の別の目的は、錠剤、飲料、散剤等として摂取
できるように、実質的に無味であるか又は不快な香味も
しくは後味のないアミノ酸キレート化無機物を提供する
ことである。
本発明の別の目的は、実質的に無味であるか又は不快
な香味もしくは後味のないアミノ酸キレート化無機物の
製造方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、金属イオンの配位部位が多
座型又は多座型と単座型の組み合わせの電子供与配位子
と結合しており、アミノ酸配位子の遊離アミノ、ヒドロ
キシル又は他の電子供与基の電荷が中和されたアミノ酸
キレート化無機組成物を提供することである。
上記及び他の目的は、キレート分子中の電荷平衡を維
持しながら、中心金属イオンの配位数に等しいイオン、
共有及び配位共有結合を提供するために十分な配位子を
含むアミノ酸キレートを提供することにより達成され
る。多座型の少なくとも1個の配位子が存在していなけ
ればならず、このような配位子はα−アミノ酸でなけれ
ばならず、更に全単座又は多座配位子は電荷平衡有機配
位子でなければならない。
発明の詳細な説明 本発明の無味アミノ酸キレート及びその製造方法につ
いて開示及び説明する前に、本発明は本明細書に開示す
る特定の方法段階及び材料に制限されず、このような方
法段階及び材料を多少変更してもよいことを了解された
い。また、本明細書で使用する用語は限定的ではなく、
特定態様を説明する目的で使用するに過ぎず、本発明の
範囲は請求の範囲とその等価物によってのみ制限される
ものであるとことも了解されたい。
本明細書及び請求の範囲で使用する単数形「a」、
「an」及び「the」は内容からそうでないことが明白な
場合を除き、複数形を包含する。
本発明の明細書及び請求の範囲では、以下の定義に従
って用語を使用する。
本明細書で使用する「無味」、「口当たりのよい」又
は「口当たりの改善」等の用語は、本発明のアミノ酸キ
レートがこれを消費する温血宿主、即ち動物又はヒトに
とって好ましい味と感じられる程度まで従来技術のアミ
ノ酸キレートの金属的な後味又は不快な香味を実質的に
欠如することを意味する。これは、無味アミノ酸キレー
トに全く香味又は味がないという意味ではない。
上述のように、アミノ酸キレートの金属部分はこれに
結び付けられる金属的香味の原因であると考えられてい
た。しかし、このような金属アミノ酸キレートの不快な
味には種々のパラメーター又は因子が関連していること
が今般判明した。1つのパラメーターを挙げると、キレ
ート中の金属は配位数は結合が切断されないか又は配位
子がそのpH環境内で金属から解離するようなpH範囲内で
十分に安定なイオン又は配位結合を形成する有機配位子
の電子供与基により満たされなければならない。この範
囲は下表Iに示すように各金属イオンで異なる。水(H2
O)はこの要件を満たすには配位子として十分に安定で
はない。少なくとも1個の配位子は多座型のα−アミノ
酸配置でなければならない。好ましくは、2個以上の配
位子が多座型であり、好ましくはα−アミノ酸配位子で
ある。第2の因子又はパラメーターは、金属イオンとの
結合に関与しない供与体電子の電荷が平衡していなけれ
ばならないことである。換言するならば、アミノ、ヒド
ロキシ、アルコキシ、アニオン又は類似の基に存在する
ような任意のルイス塩基又は電子供与部位は適当な手段
又は官能基により中和又は平衡されなければならない。
このような無味アミノ酸キレートは式III: (式中、aは1〜3の数であり、bは0〜2の数であ
り、cは0〜6の数であり、dは0又は1の数であり、
nは0〜10の数であり、mは1〜3の数である)により
表すことができる。数が正の値を意味するという意味で
は0(ゼロ)は技術的には数でないが、本発明での使用
は、数が0であるときにはこの数により表される括弧内
の基が式中に存在しないという意味に限定される。更
に、全数は少数又は分数を表してもよい。MはCu
(I)、Cu(II)、Fe(II)、Fe(III)、Mn(II)、M
n(III)、Zn(II)、Mg(II)、Ca(II)、Co(II)、
Co(III)、Cr(II)及びCr(III)から構成される群か
ら選択される1員である。RはH又は天然もしくは合成
α−アミノ酸の側鎖である。R1はH、R3、R4C(O)、R
5SO2及び[−C(O)CHRNH2−]eHから構成される群か
ら選択される1員であり、ここでRは上記と同義であ
り、R3はアルキルであり、R4はアルキル又はポリカルボ
ン酸の残基であり、R5はアルキル又はアリールであり、
eは1又は2の整数であり、Xは独立してO、OR2
S、SR2、NH2及びNHR2から構成される群から選択される
1員である。dが0であるとき、Zは独立してCH、C
H2、CHR及びC=Oから構成される群から選択される1
員である。dが1であるとき、ZはCHであるか、Z、Z
及びCycは一緒になって置換でも非置換でもよく、環状
でも芳香族でもよい付加的環を形成する。R2はH及びア
ルキルから構成される群から選択される1員である。ア
ルキルなる用語は任意のC1〜C10アルキル基を表し、直
鎖でも分枝鎖でもよい。アリールは機能性の任意の芳香
族環を表すが、好ましくはフェニルである。アルキル及
びアリール基は、本発明の機能性を妨げない部分によっ
て置換されていてもよい。例えば、配位子全体が電荷平
衡され且つ他の点で口当たりをよくしたという条件で、
アミン、エステル、OH、カルボン酸等を含む機能性置換
基が存在していてもよい。Yは単一電子供与部位で金属
に配位結合した任意の単座有機配位子又は多座有機配位
子を表す。[(H+mQ]は任意の有機酸、好ましくは
ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシジカ
ルボン酸及びヒドロキシトリカルボン酸から構成される
群から選択される1員を表す。クエン酸、リンゴ酸、酒
石酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル
酸及び乳酸から構成される群から選択される酸が最も好
ましい。
上記式において「−X−Z−Z−X−」は、α−アミ
ノ酸、ジカルボン酸(例えば上記クエン酸、リンゴ酸、
酒石酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸及び乳
酸)、アルキレンジアミン、又はキレート形成に使用さ
れた他の任意数の二座配位子を表すことができる。−Z
−(Cyc)−Z−が一緒になって芳香族環を形成するよ
うな−X−Z−(Cyc)−Z−X−の場合には、バニリ
ン等の配位子や、1994年8月19日付け同時係属出願第08
/293,516号に開示されている配位子の任意のものを使用
できる。また、「[(H+mQ]」は任意種の有機酸、
カルボン酸又はスルホン酸を表し、代表的なものは酢
酸、プロピオン酸、絡酸、ベンゼンスルホン酸、並びに
上記に挙げたジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ヒ
ドロキシジカルボン酸及びヒドロキシトリカルボン酸で
ある。ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキ
シジカルボン酸及びヒドロキシトリカルボン酸等が特に
好適である。
上記定義において、本発明では任意の特定配位子又は
任意の配位子の組み合わせの新規性については請求しな
いことに留意されたい。従って、本発明の範囲に含まれ
る多数のアミノ酸キレート化分子は当業者に容易に想到
可能であるので、配位子を構成する置換基の各々又はキ
レート分子を構成する配位子の組み合わせについては特
に定義する必要がないと考える。それよりも本発明は、
完全分子の後味に寄与する部分を中和又は平衡するのに
十分な安定性をもつα−アミノ酸キレートを提供するた
めには、中心金属イオンの配位部位が有機配位子の配位
又はイオン結合により満たされなければならず、前記有
機配位子の少なくとも1個がα−アミノ酸でなければな
らないと共に完全分子を電荷平衡しなければならないと
いう知見にある。
これは、多数の方法で達成することができる。1態様
では、キレート形成後のアミノ酸の遊離アミン基をハロ
ゲン化アルキル、アルデヒド、ケトン、カルボン酸又は
スルホン酸の酸塩化物等の有機部分と結合すると、不快
な香味又は金属的香味を実質的に欠く式Iのアミノ酸キ
レートの誘導体化アミノ酸キレートが得られる。
第2の態様では、所定のアミノ酸の全電子供与部位が
中心金属イオンの全配位結合部位との配位及び/又はイ
オン結合に関与する場合には、所定のアミノ酸それ自体
を電荷平衡する。
更に別の態様では、米国特許第5,292,729号明細書及
び特許請求の範囲に記載されているような芳香族環をも
つ配位子と、1994年8月19日付け同時係属出願第08/29
3,516号明細書及び特許請求の範囲に記載されているよ
うな1,2−ジ置換芳香族配位子をアミノ酸及び芳香族又
は環状配位子の選択及び最適化により電荷平衡してもよ
い。
更に別の態様では、電子供与性をもつか又は十分に
「電子の豊富な」アミノ酸キレートに有機酸を加える
と、この酸により、中心金属イオンの配位部位への配位
又はイオン結合を強化すると共に、キレートを形成する
配位子における全付加的電子活性を平衡させた組成物が
得られる。酸の作用が水素結合、イオン結合又は単にpH
平衡のいずれによるものかは分かっていない。また、カ
ルボン酸アニオンを電子供与体として利用し、中心金属
カチオンと配位結合を形成してもよい。従って、カルボ
ン酸は単座、二座又は三座配位子として機能し得る。作
用の如何はともかく適当な量の酸を使用すると、酸を使
用しない場合には口当たりの悪いアミノ酸キレートを無
味又は消費宿主に許容可能な味にできることが判明し
た。使用可能な酸としては、果実酸や他の酸、主にジカ
ルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシジカルボ
ン酸又はヒドロキシトリカルボン酸、例えばクエン酸、
リンゴ酸、酒石酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、マレイ
ン酸、フマル酸及び乳酸から構成される群から選択され
る酸を使用すると好ましいことが判明した。これらの例
は代表的なものであって全てを網羅した訳ではない。電
荷を平衡及び/又は適正なpH範囲を維持する際に、これ
らの酸配位子は低モル量で存在し得る。従って、数
「n」は0〜約10までの任意の値であり得る。「n」が
正の数又は値を表すとき、酸は約0.1〜10の数を表す。
好ましくは、酸はnが約0.5〜5の数となるような量で
存在する。上限は電荷平衡を維持するようにキレートの
配位子構造に基づいて実験により決定することができ
る。
R1がH、R3、R4C(O)及びR5SO2から構成される群か
ら選択される1員であり、R2がH及びアルキルから構成
される群から選択される1員である式IIIの組成物は、
ハロゲン化物のアンモノリシス、アルデヒド及びケトン
の還元アミノ化並びにカルボン酸又はスルホン酸の酸塩
化物との反応により式Iのアミノ酸キレートから製造す
ることができる。これらの型の反応の各々において5員
環のアミン窒素は反応基と結合して式IIIの組成物を形
成する。下記反応式の各々において、RはHを表すか、
あるいは任意の天然もしくは合成α−アミノ酸又はその
ジもしくはトリペプチドの他の側鎖を表し、MはFe、C
u、Mg、Zn、Ca、Mn、Cr及びCoから構成される群から選
択される金属イオンである。ハロゲン化アルキルとアミ
ノ酸キレートとの反応は下記反応式: (式中、R3はアルキル又は置換アルキルである)により
表される。
アルデヒドと式Iのアミノ酸キレートとの反応は下記
反応式: (式中、R3はアルキル又は置換アルキルである)により
表される。
ケトンと式Iのアミノ酸キレートとの反応は下記反応
式: (式中、R3は独立してアルキル又は置換アルキルであ
る)により表される。
カルボン酸の酸塩化物と式Iのアミノ酸キレートとの
反応は下記反応式: (式中、R4はアルキル、置換アルキルであり、任意の適
当な有機酸、特にクエン酸等のポリカルボン酸の残基を
含む)により表される。
スルホン酸の酸塩化物と式Iのアミノ酸キレートとの
反応は下記反応式: (式中、R5はアルキル、アリール、置換アルキル又は置
換アリールである)により表される。
以下、実施例により本発明の範囲に含まれる多数の無
味アミノ酸キレートとその製造方法を具体的に説明す
る。記載するデータは現在分かっている最良の本発明の
実施形態を示す。
実施例1 アスパラギンは1個のイオン酸性配位子と2個の中性
アミン配位性配位子をもつ三座配位子である。亜鉛カチ
オンは+2電荷と配位数6をもつ。ナトリウムアスパラ
ギン2モルを水中で塩化亜鉛(II)1モルに加える。ア
スパラギン三座配位子の全3個の電子供与部位は6個の
Zn++配位部位と結合し、亜鉛アスパラギンキレートを含
む沈殿を生じ、洗浄後に亜鉛の強い金属味がなくなるこ
とが判明した。
実施例2 グリシンは1個のイオン酸性配位子と1個の中性アミ
ン配位性配位子をもつ二座配位子である。グリシン3モ
ルをFeCl3・6H2O1モルの水溶液に加える。得られた溶液
にNaOH3モルを加えた。沈殿を集めて水洗した。沈殿は
トリスグリシン酸第2鉄であることが判明した。Fe(II
I)は4又は6の配位数をもつ。この状態でグリシン3
モルの各々の2個の電子供与部位はFe(III)イオンと
配位しており、通常の金属味のないトリスグリシン酸鉄
が得られることが判明した。
実施例3 グリシンは1個の酸性配位子と1個の中性アミン配位
性配位子をもつ二座配位子である。クエン酸は3個の酸
性部位をもつ三座配位子である。その立体配置により、
クエン酸は全3個の部位で単一金属イオンと配位結合を
形成することができない。更に、クエン酸はキレート分
子で電荷を平衡するのに最適なpHを維持するのに有用で
ある。カルシウムカチオンは+2電荷と配位数6又は8
をもつ。カルシウムイオンは比較的小さく、配位結合の
強度はpHと共に変化する。pHが約9又は10よりも高いと
配位結合は弱く、pHが約6より低いと結合はやはり弱
い。従って、電荷を平衡させ、pHを最適範囲内に維持す
るような組成は、口当たりがよく且つ安定なキレート系
を提供する。ビスグリシン酸カルシウム1モル(188g)
を水2リットル中でクエン酸1モル(192g)に加える。
得られた生成物は約6〜10のpHで安定であり、ビスグリ
シン酸カルシウムの不快な味がしない。
実施例4 第2銅カチオンは+2電荷と配位数4又は6をもつ。
グリシンは1個の酸性結合部位と1個の中性アミン結合
部位をもつ二座配位子である。ナイアシンアミドは8〜
11のpH範囲で最も安定なキレート結合を形成する2個の
中性配位子を提供する。可溶性銅塩1モルをグリシン2
モル、ナイアシンアミド1モル及びクエン酸0.5モルと
反応させる。精製すると、ほぼ無味の安定な銅アミノ酸
キレートが形成される。
実施例5 亜鉛カチオンは+2電荷と配位数4又は6をもつ。ア
ラニンは1個の酸性結合部位と1個の中性アミン結合部
位をもつ二座配位子である。バニリンは芳香族環上の隣
接するヒドロキシ及びメトキシ基に2個の結合部位を提
供する配位子である。塩化亜鉛1モルをアラニン2モル
及びバニリン酸カリウム1モルと反応させる。ほぼ無味
の安定な黄色いバニリン酸亜鉛アミノ酸キレートが形成
される。
実施例6 酒石酸0.5モルを水中でビスリシン酸カルシウム1モ
ルに加えることにより、酒石酸で安定化されたビスリシ
ン酸カルシウムを調製する。得られた生成物を乾燥す
る。形成された生成物はビスリシン酸/酒石酸カルシウ
ムキレートであり、ほぼ無味であり、約5〜10のpH範囲
で安定である。
実施例7 可溶性クロム(III)塩1モルを水中でグリシン酸ナ
トリウム2モル及びアスパラギン酸一ナトリウム1モル
と反応させ、ブラインを除去することにより、クエン酸
で安定化されたビスグリシニルモノアスパラギン酸クロ
ム(III)を調製する。次いでクエン酸0.5モルを加え、
得られた生成物を乾燥する。形成された生成物はビスグ
リシニルモノアスパラギン酸/クエン酸クロムキレート
であり、ほぼ無味であり、約6〜14のpH範囲で安定であ
る。
実施例8 水中で硫酸第2鉄1モル、リシン1モル及びグリセロ
リン酸カルシウム1モルを反応させることにより、リン
ゴ酸で安定化されたリシルグリセロリン酸鉄(III)を
調製する。硫酸カルシウムの沈殿が形成され、濾液を分
離する。濾液にリンゴ酸1モルを加える。形成された生
成物を乾燥すると、リシルグリセロリン酸/リンゴ酸鉄
(III)が得られ、ほぼ無味であり、約4〜11のpH範囲
で安定である。
実施例9 水中で可溶性カルシウム塩1モル、グルタミン酸二ナ
トリウム1モル及び尿素1モルを反応させることによ
り、フマル酸で安定化されたグルタミル尿酸カルシウム
を形成する。ブラインを除去し、このキレートにフマル
酸0.5モルを加える。得られた生成物を乾燥すると、グ
ルタミル尿酸/フマル酸カルシウムが得られ、ほぼ無味
であり、約6〜9のpH範囲で安定である。
実施例10 水中で可溶性カルシウム塩1モル、アスパラギン酸一
ナトリウム1モル及び乳酸1モルを化合することにより
アスパラギニル乳酸カルシウムを形成する。ブラインを
除去し、得られた生成物を乾燥すると、ほぼ無味で約7
〜10のpH範囲で安定な生成物が得られる。
実施例11 式Iのビスグリシン酸銅(II)を調製し、反応式1に
従って理論量の塩化メチル及び水酸化ナトリウムと反応
させると、RがHであり、R3がメチルであり、aが2で
あり、b、c及びnが0である式IIIの置換ビスグリシ
ン酸銅(II)が形成される。
実施例12 式Iのビスグリシン酸銅(II)を調製し、反応式2に
従って理論量のアセトアルデヒドと反応させると、Rが
Hであり、R3がメチルであり、aが2であり、b、c及
びnが0である式IIIの置換ビスグリシン酸銅(II)が
形成される。
実施例13 式Iのビスグリシン酸銅(II)を調製し、反応式3に
従って理論量のアセトンと反応させると、RがHであ
り、R3がメチルであり、aが2であり、b、c及びnが
0である式IIIの置換ビスグリシン酸銅(II)が形成さ
れる。
実施例15 式Iのビスグリシン酸銅(II)を調製し、反応式5に
従って理論量のベンゼンスルホニルクロリドと反応させ
ると、RがHであり、R5がフェニルであり、aが2であ
り、b、c及びnが0である式IIIの置換ビスグリシン
酸銅(II)が形成される。
実施例16 中心金属イオンの配位部位が適当な配位子との配位又
はイオン結合により満たされるようなアミノ酸キレート
を調製すると、アミノ酸キレートが最も安定な最適なpH
範囲も得られる。これらの範囲は配位子及び金属上の電
荷の平衡に一致する。全配位結合部位を満たす配位子の
例としてグリシンを使用すると、表Iに示すpH範囲が各
特定無機物に好適である。
上記の各々において配位子の数は多座又は単座配位子
で部分的に満たしてもよい。例えば、グリシン配位子が
キレートの一部であるという条件でクエン酸は1個以上
のグリシン配位子に配置できる。また、金属イオンの配
位数が満たされるならば、クエン酸又は任意の他の適当
な酸を使用して配位子上の電荷を平衡させると共に安定
の目的に最適なpH範囲をキレートに提供することができ
る。いずれの場合もキレートの口当たりは配位子の配位
結合部位又は電荷平衡を満足しない場合よりも著しく改
善されよう。
口当たりを改善したキレートの用途は、従来技術に既
に詳細に記載されていると同一であり、配位子及び無機
物の適当な組み合わせを選択することにより無機物の生
体利用性を改善するため及び/又は特定標的組織部位に
無機物を送達するために混血動物に投与できる。従っ
て、本発明はヒト及び動物に投与するための口当たりの
よいアミノ酸キレートに関する。
フロントページの続き (56)参考文献 国際公開86/4(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 229/76 C07F 1/00 C07F 15/02 C07F 13/00 C07F 15/06 C07F 11/00 C07F 3/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心無機イオンの配位数が少なくとも1個
    のα−アミノ酸多座配位子を含む有機配位子により満た
    され、配位子が電子供与又はルイス塩基部位を中和する
    ように電荷平衡されている無機アミノ酸キレート化錯体
    であって、式: 【化1】 (式中、aは1〜3の整数であり、bは0〜2の数であ
    り、dは0又は1の整数であり、nは0.1〜10の数であ
    り、mは1〜3の整数であり、MはCu(I)、Cu(I
    I)、Fe(II)、Fe(III)、Mn(II)、Mn(III)、Zn
    (II)、Mg(II)、Ca(II)、Co(II)、Co(III)、C
    r(II)及びCr(III)から構成される群から選択される
    1員であり、RはH又はアスパラギン、グリシン、アラ
    ニン、リジン、グルタミン酸、およびそれらの組み合わ
    せから構成される群から選択される天然もしくは合成α
    −アミノ酸の側鎖であり、R1はH、R3、R4C(O)、R5S
    O2及び[−C(O)CHRNH2−]eHから構成される群から
    選択される1員であり、ここでRは上記と同義であり、
    R3はアルキルであり、R4はアルキル又はポリカルボン酸
    の残基であり、R5はアルキル又はアリールであり、eは
    1又は2の整数であり、Xは独立してO、S、NH2及びN
    HR2から構成される群から選択される1員であり、但し
    dが0であるとき、Zは独立してCH2、CHR及びC=Oか
    ら構成される群から選択される1員であり、dが1であ
    るとき、ZはCHであり、そしてZ、Z及びCycは一緒に
    なって置換でも非置換でもよい環状又は芳香族環を形成
    し、R2はH及びアルキルから構成される群から選択され
    る1員であり、[(H+mQ]はジカルボン酸、ヒドロ
    キシカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びヒドロキ
    シトリカルボン酸から構成される群から選択されるカル
    ボン酸の1員を表し、nはアミノ酸キレート1モル当た
    り存在する酸のモル量を数値として表す)で表される無
    機アミノ酸キレート化錯体。
  2. 【請求項2】aが2又は3の数である請求項1に記載の
    アミノ酸キレート化錯体。
  3. 【請求項3】R1がH及び[−C(O)CHRNH2−]eHから
    構成される群から選択される1員である請求項2に記載
    のアミノ酸キレート化錯体。
  4. 【請求項4】MがCu(II)であり、nが前記錯体を約8
    〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン酸
    のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キレ
    ート化錯体。
  5. 【請求項5】MがFe(II)であり、nが前記錯体を約6
    〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン酸
    のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キレ
    ート化錯体。
  6. 【請求項6】MがFe(III)であり、nが前記錯体を約
    1〜14の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  7. 【請求項7】MがMn(II)であり、nが前記錯体を約7
    〜13の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン酸
    のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キレ
    ート化錯体。
  8. 【請求項8】MがMn(III)であり、nが前記錯体を約
    8〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  9. 【請求項9】MがZn(II)であり、nが前記錯体を約6
    〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン酸
    のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キレ
    ート化錯体。
  10. 【請求項10】MがMg(II)であり、nが前記錯体を約
    6〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  11. 【請求項11】MがCa(II)であり、nが前記錯体を約
    6〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  12. 【請求項12】MがCo(II)であり、nが前記錯体を約
    8〜13の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  13. 【請求項13】MがCo(III)であり、nが前記錯体を
    約3〜8の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボ
    ン酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸
    キレート化錯体。
  14. 【請求項14】MがCr(II)であり、nが前記錯体を約
    6〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボン
    酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸キ
    レート化錯体。
  15. 【請求項15】MがCr(III)であり、nが前記錯体を
    約6〜12の範囲のpHに維持するために十分な前記カルボ
    ン酸のモル量を表す数である請求項3に記載のアミノ酸
    キレート化錯体。
  16. 【請求項16】bが0である請求項3に記載のアミノ酸
    キレート化錯体。
  17. 【請求項17】前記カルボン酸の1員がクエン酸、リン
    ゴ酸、酒石酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、マレイン
    酸、フマル酸及び乳酸から構成される群から選択される
    請求項3に記載のアミノ酸キレート化錯体。
  18. 【請求項18】R1がHである請求項17に記載のアミノ酸
    キレート化錯体。
JP50822696A 1994-08-23 1995-08-21 口当たりを改善したアミノ酸キレート Expired - Fee Related JP3249129B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US294,632 1994-08-23
US08/294,632 1994-08-23
US08/294,632 US5516925A (en) 1994-08-23 1994-08-23 Amino acid chelates having improved palatability
PCT/US1995/010568 WO1996006101A1 (en) 1994-08-23 1995-08-21 Amino acid chelates having improved palatability

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10504822A JPH10504822A (ja) 1998-05-12
JP3249129B2 true JP3249129B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=23134256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50822696A Expired - Fee Related JP3249129B2 (ja) 1994-08-23 1995-08-21 口当たりを改善したアミノ酸キレート

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5516925A (ja)
EP (1) EP0777672A4 (ja)
JP (1) JP3249129B2 (ja)
AU (1) AU689312B2 (ja)
BR (1) BR9508746A (ja)
CA (1) CA2198258C (ja)
NZ (1) NZ292002A (ja)
PE (1) PE62496A1 (ja)
TW (1) TW360536B (ja)
WO (1) WO1996006101A1 (ja)

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK176196B1 (da) * 1997-10-07 2007-01-08 Ejvind Jersie Pedersen Mundhygejnepræparat til behandling af halitosis samt anvendelse af et chelat omfattende en metaliondel og en aminosyredel som en komponent i præparatet
US6242009B1 (en) 1999-04-20 2001-06-05 Kareem I. Batarseh Microbicidal formulations and methods to control microorganisms
US6294207B1 (en) 1999-11-01 2001-09-25 Albion International, Inc. Calcium fortification of oleaginous foods
BR0015182A (pt) * 1999-11-01 2002-07-16 Albion Int Composições e métodos para fortificação de cálcio de produtos de leiteria e alimentos oleaginosos
US6299914B1 (en) 1999-11-01 2001-10-09 Albion International, Inc. Compositions and methods for calcium fortification of dairy products and oleaginous foods
KR100421466B1 (ko) * 2000-07-11 2004-03-10 지성규 체내에 흡수되기 용이한 아연-올리고펩티드의 제조방법
US6710079B1 (en) 2000-10-11 2004-03-23 Albion International, Inc. Composition and method for preparing amino acid chelates and complexes free of interfering complex ions
US6407138B1 (en) 2000-10-11 2002-06-18 Albion International, Inc. Composition and method for preparing electrically neutral amino acid chelates free of interfering ions
US6630172B2 (en) 2001-01-22 2003-10-07 Kareem I. Batarseh Microbicidal composition containing potassium sodium tartrate
US7090878B2 (en) * 2001-05-31 2006-08-15 The Procter & Gamble Company Mineral fortified water
US20030049352A1 (en) * 2001-05-31 2003-03-13 Haile Mehansho Fortified drinking water
US20030031757A1 (en) * 2001-08-03 2003-02-13 Kraft Food Holdings, Inc. Stable and bioavailable iron fortified beverages
US6716814B2 (en) * 2001-08-16 2004-04-06 Albion International, Inc. Enhancing solubility of iron amino acid chelates and iron proteinates
US6632449B2 (en) 2001-11-20 2003-10-14 The Procter & Gamble Co. Compositions and kits comprising a defined boron compound and methods of their preparation
US20030158171A1 (en) * 2001-11-28 2003-08-21 Albion International, Inc. Chelates and complexes for reduction in alcohol dependency
US7910137B2 (en) * 2001-11-28 2011-03-22 Albion International, Inc. Metal carnitine chelates
US20060013892A1 (en) * 2001-11-28 2006-01-19 Albion International Inc. Administration of amino acid chelates for reduction in alcohol dependency
US6670494B1 (en) 2001-12-17 2003-12-30 J H Brotech, Inc. Method for preparation of metal organic acid chelates
US6992203B2 (en) * 2002-03-26 2006-01-31 Jh Biotech, Inc. Metal complexes produced by Maillard Reaction products
US7994217B2 (en) * 2002-05-02 2011-08-09 Xanodyne Pharmaceuticals, Inc. Prenatal multivitamin/multimineral supplement
US7279187B2 (en) * 2003-02-14 2007-10-09 The Procter & Gamble Company Mineral fortification systems
US7247328B2 (en) * 2002-05-31 2007-07-24 Zinpro Corporation Chromium (III) alpha amino acid complexes
US7129375B2 (en) * 2002-10-16 2006-10-31 Zinpro Corporation Metal complexes of α amino dicarboxylic acids
JP4639086B2 (ja) * 2002-12-05 2011-02-23 エムディー バイオアルファ カンパニー リミテッド アミノ酸キレートの調製方法
US7022351B2 (en) * 2003-01-14 2006-04-04 Zinpro Corporation Composition for supplementing animals with solutions of essential metal amino acid complexes
WO2004082592A2 (en) * 2003-03-19 2004-09-30 Ramu Krishnan Metal amino acid chelates having nutritionally relevant anion radical (s)
US7175867B2 (en) * 2003-09-18 2007-02-13 Kraft Foods Holdings, Inc. Metastable mineral-amino acid preparations for food and beverage fortification
US20050239763A1 (en) * 2004-04-21 2005-10-27 Albion International, Inc. Non-GMO metal amino acid chelates and non-GMO metal amino acid chelate-containing compositions
US20050235718A1 (en) * 2004-04-21 2005-10-27 Kevin Dickinson Organic amino acid chelates, methods for making such chelates, and methods for using such chelates
US7838042B2 (en) * 2004-04-21 2010-11-23 Albion International, Inc. Hypoallergenic metal amino acid chelates and metal amino acid chelate-containing compositions
RU2007117147A (ru) * 2004-10-08 2008-11-20 Юнилевер Н.В. (Nl) Комплекс железа
US20060134227A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-22 Bortz Jonathan D Compositions including iron
US20090035385A1 (en) * 2004-12-22 2009-02-05 Drugtech Corporation Compositions including iron
US20060178834A1 (en) * 2005-02-08 2006-08-10 Brewer Deanna M Systems and methods for optimizing crop yield with amino acid chelates and complexes
JP5167594B2 (ja) * 2005-03-28 2013-03-21 大正製薬株式会社 銅化合物配合内服液用組成物
CN102102197B (zh) 2005-12-06 2014-04-16 荏原优莱特科技股份有限公司 钯配合物以及使用该配合物的催化剂赋予处理液
US8007846B2 (en) * 2006-01-18 2011-08-30 Albion International, Inc. Mixed amino acid/mineral compounds having improved solubility
US20070270591A1 (en) * 2006-05-16 2007-11-22 Ashmead H Dewayne Iron (II) amino acid chelates with reducing agents attached thereto
US20070269495A1 (en) * 2006-05-18 2007-11-22 Ashmead H Dewayne Compositions and methods for enhancing mineral levels in animals with reduced environmental impact
US20080194407A1 (en) * 2007-02-14 2008-08-14 Ashmead H Dewayne High nitrogen containing chelate compositions suitable for plant delivery
US20080194679A1 (en) * 2007-02-14 2008-08-14 Ashmead H Dewayne Compositions and methods for increasing metabolic activity in animal tissue
US9125844B1 (en) 2007-09-25 2015-09-08 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for women desiring to become pregnant, and pregnant and nursing women
US7964189B1 (en) 2007-09-25 2011-06-21 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for women desiring to become pregnant, and pregnant and nursing women
WO2009089493A2 (en) * 2008-01-11 2009-07-16 Albion International, Inc. Nitrate amino acid chelates
US8535659B1 (en) 2008-05-27 2013-09-17 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for pregnant women
US8535660B1 (en) 2008-05-27 2013-09-17 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for pregnant women
CN106176808A (zh) 2010-10-19 2016-12-07 长春纳米生技公司 金属离子纳米簇组合物
DE102011011924B4 (de) * 2011-02-17 2012-12-27 Isf Gmbh Verfahren zur Herstellung von Aminosäure-Chelat-Verbindungen, Aminosäure-Chelat-Verbindungen und Verwendung von Aminosäure-Chelat-Verbindungen
WO2013171164A1 (en) 2012-05-14 2013-11-21 EJP Pharmaceutical ApS Compositions and formulations for the treatment of halitosis
RO129051A0 (ro) 2012-10-12 2013-12-30 Medisan 2010 S.R.L. Procedeu pentru obţinerea de chelaţi ai aminoacizilor cu microelemente esenţiale
WO2014071176A1 (en) * 2012-11-02 2014-05-08 Disilvestro Robert Nutritional supplements including meal replacements and related methods
US20160024118A1 (en) * 2013-03-07 2016-01-28 C Lab Pharma International, S.A. Copper (i) complexes with glycine, pyruvate, and succinate
US9370202B2 (en) 2013-03-15 2016-06-21 LG Bionano, LLC Encapsulated metal ion nanoclusters
MX2015016660A (es) 2013-06-06 2016-07-26 Amip Llc Complemento de hierro.
US9492421B1 (en) 2013-11-14 2016-11-15 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for treatment of iron deficiency anemia
US9629846B1 (en) 2013-11-14 2017-04-25 Argent Development Group, Llc Nutritional supplements for women desiring to become pregnant, and pregnant and nursing women
US10913705B2 (en) * 2014-11-07 2021-02-09 Npa—Núcleo De Pesquisas Aplicadas Ltda Iron amino acid compounds, method for preparing iron amino acid compounds, compositions containing iron amino acid compounds, and uses thereof
US10653658B2 (en) 2015-08-11 2020-05-19 Akeso Biomedical, Inc. Biofilm inhibiting compositions enhancing weight gain in livestock
US10555531B2 (en) 2015-08-11 2020-02-11 Akeso Biomedical, Inc. Biofilm inhibiting compositions enhancing weight gain in livestock
CN106083627A (zh) * 2016-06-11 2016-11-09 江西倍得力生物工程有限公司 一种柠檬酸、天门冬氨酸混合制备金属螯合钙的方法
KR102068016B1 (ko) * 2017-07-14 2020-01-21 씨제이제일제당 주식회사 메티오닌-금속 킬레이트 및 이의 제조방법
CN110128307B (zh) * 2019-06-12 2021-06-29 天宝动物营养科技股份有限公司 一种稳定的氨基酸亚铁配合物的制备方法
US11737997B2 (en) 2019-06-28 2023-08-29 Merck Patent Gmbh Method to increase cellular availability of calcium in skin cells and mixtures
CN112409202A (zh) * 2020-12-23 2021-02-26 河南九天生物科技有限公司 一种治疗和预防缺铁性贫血的氨基酸Fe(Ⅲ)螯合物及工艺

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4216144A (en) * 1977-10-20 1980-08-05 Ashmead H H Soluble iron proteinates
US4216143A (en) * 1977-10-20 1980-08-05 Ashmead H H Soluble non-ferrous metal proteinates
US4599152A (en) * 1985-05-24 1986-07-08 Albion Laboratories Pure amino acid chelates
US4830716B1 (en) * 1986-07-03 1999-12-07 Albion Int Preparation of pharmaceutical grade amino acid chelates

Also Published As

Publication number Publication date
NZ292002A (en) 1997-05-26
PE62496A1 (es) 1996-12-31
CA2198258A1 (en) 1996-02-29
AU689312B2 (en) 1998-03-26
EP0777672A4 (en) 2000-04-05
BR9508746A (pt) 1997-12-30
EP0777672A1 (en) 1997-06-11
AU3368195A (en) 1996-03-14
TW360536B (en) 1999-06-11
WO1996006101A1 (en) 1996-02-29
CA2198258C (en) 2001-03-27
JPH10504822A (ja) 1998-05-12
US5516925A (en) 1996-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3249129B2 (ja) 口当たりを改善したアミノ酸キレート
CA2457584C (en) Enhancing solubility of iron amino acid chelates and iron proteinates
US6458981B1 (en) Composition and method for preparing amino acid chelate hydroxides free of interfering ions
US6166071A (en) Zinc amino acid chelates having ligands comprised of glycine and a sulfur-containing amino acids
US5292729A (en) II-bond aromatic vitamin chelates
US6207204B1 (en) Cereal grain kernels fortified with amino acid chelates and method of making
US20070270591A1 (en) Iron (II) amino acid chelates with reducing agents attached thereto
US6407138B1 (en) Composition and method for preparing electrically neutral amino acid chelates free of interfering ions
US6710079B1 (en) Composition and method for preparing amino acid chelates and complexes free of interfering complex ions
US5596016A (en) 1,2-disubstituted aromatic chelates
US20090182044A1 (en) Nitrate amino acid chelates
WO2002030948A2 (en) A composition and method for preparing amino acid chelates free of interfering ions
Shah Chelating agents and biovailability of minerals
JP3596695B2 (ja) 鉄−カゼイン複合体およびその製造法
WO2004082592A2 (en) Metal amino acid chelates having nutritionally relevant anion radical (s)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees