JP3248161B2 - 回転式溶接治具装置 - Google Patents
回転式溶接治具装置Info
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- JP3248161B2 JP3248161B2 JP26624693A JP26624693A JP3248161B2 JP 3248161 B2 JP3248161 B2 JP 3248161B2 JP 26624693 A JP26624693 A JP 26624693A JP 26624693 A JP26624693 A JP 26624693A JP 3248161 B2 JP3248161 B2 JP 3248161B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークを溶接し
て半製品を組立てる第1溶接工程と、半製品に別のワー
クを溶接して製品を組立てる第2溶接工程とを実行する
溶接装置に適用される回転式溶接治具装置に関する。
て半製品を組立てる第1溶接工程と、半製品に別のワー
クを溶接して製品を組立てる第2溶接工程とを実行する
溶接装置に適用される回転式溶接治具装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接治具に複数のワークをセット
し、これらワークをロボットに取付けた溶接ガンで溶接
するようにした溶接装置において、ターンテーブル上に
1対の溶接治具を搭載して、一方の溶接治具と他方の溶
接治具とが溶接作業を行う溶接位置とワークのセット作
業を行うセット位置とに交互に反転されるようにし、溶
接位置に存する溶接治具上のワークを溶接している間に
セット位置に存する溶接治具から溶接済みのワークを払
出して次のワークをセットし得るようにし、作業能率の
向上を図れるようにしたものが知られている(特開昭6
0−227979号公報参照)。
し、これらワークをロボットに取付けた溶接ガンで溶接
するようにした溶接装置において、ターンテーブル上に
1対の溶接治具を搭載して、一方の溶接治具と他方の溶
接治具とが溶接作業を行う溶接位置とワークのセット作
業を行うセット位置とに交互に反転されるようにし、溶
接位置に存する溶接治具上のワークを溶接している間に
セット位置に存する溶接治具から溶接済みのワークを払
出して次のワークをセットし得るようにし、作業能率の
向上を図れるようにしたものが知られている(特開昭6
0−227979号公報参照)。
【0003】上記のものは同一の溶接作業を反復して行
うようになっており、溶接工程を2段階に分けて、第1
溶接工程で複数のワークを溶接して半製品を組立てた後
に第2溶接工程で半製品に別のワークを溶接して製品を
組立てる場合には、溶接装置を2つ設けて、第1溶接工
程と第2溶接工程とを各別の溶接装置で実行するように
している。
うようになっており、溶接工程を2段階に分けて、第1
溶接工程で複数のワークを溶接して半製品を組立てた後
に第2溶接工程で半製品に別のワークを溶接して製品を
組立てる場合には、溶接装置を2つ設けて、第1溶接工
程と第2溶接工程とを各別の溶接装置で実行するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く第1溶接工
程用の溶接装置と第2溶接工程用の溶接装置とを設けた
のでは設備費が高くなるため、1つの溶接装置で第1溶
接工程と第2溶接工程とを実行し得るようにすることが
望まれる。
程用の溶接装置と第2溶接工程用の溶接装置とを設けた
のでは設備費が高くなるため、1つの溶接装置で第1溶
接工程と第2溶接工程とを実行し得るようにすることが
望まれる。
【0005】この場合、ターンテーブル上に第1溶接工
程用の第1溶接治具と第2溶接工程用の第2溶接治具と
を搭載して、第1溶接治具と第2溶接治具とを溶接位置
とセット位置とに交互に反転自在とし、第1溶接治具が
溶接位置を経てセット位置に戻されたときに、溶接位置
での第1溶接工程の実行で組立てられた半製品を取出し
て第1溶接治具に次の半製品用ワークをセットし、ま
た、第2溶接治具が溶接位置を経てセット位置に戻され
たとき、溶接位置での第2溶接工程の実行で組立てられ
た製品を取出して第2溶接治具に第1溶接治具から先に
取出した半製品と別のワークとをセットするようにし、
これにより第1溶接工程と第2溶接工程とを同一の溶接
装置内で交互に連続して行い得られるようにすることが
考えられる。
程用の第1溶接治具と第2溶接工程用の第2溶接治具と
を搭載して、第1溶接治具と第2溶接治具とを溶接位置
とセット位置とに交互に反転自在とし、第1溶接治具が
溶接位置を経てセット位置に戻されたときに、溶接位置
での第1溶接工程の実行で組立てられた半製品を取出し
て第1溶接治具に次の半製品用ワークをセットし、ま
た、第2溶接治具が溶接位置を経てセット位置に戻され
たとき、溶接位置での第2溶接工程の実行で組立てられ
た製品を取出して第2溶接治具に第1溶接治具から先に
取出した半製品と別のワークとをセットするようにし、
これにより第1溶接工程と第2溶接工程とを同一の溶接
装置内で交互に連続して行い得られるようにすることが
考えられる。
【0006】然し、これではセット位置に半製品用の複
数のワークの置き場所と半製品に後付けするワークの置
き場所に加えて半製品の置き場所を確保する必要があっ
て、スペースを広く必要とし、また、第2溶接治具に半
製品と間違えて半製品用ワークをセットするといった誤
作業も生じ易くなる。
数のワークの置き場所と半製品に後付けするワークの置
き場所に加えて半製品の置き場所を確保する必要があっ
て、スペースを広く必要とし、また、第2溶接治具に半
製品と間違えて半製品用ワークをセットするといった誤
作業も生じ易くなる。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、セット位置に
半製品の置き場所を確保せずに済むようにした回転式溶
接治具装置を提供することをその目的としている。
半製品の置き場所を確保せずに済むようにした回転式溶
接治具装置を提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、複数のワークを溶接して半製品を組立てる第
1溶接工程と、半製品に別のワークを溶接して製品を組
立てる第2溶接工程とを実行する溶接装置に適用される
回転式溶接治具装置であって、半製品を構成する複数の
ワークをセット自在な第1溶接治具と、半製品と前記別
のワークをセット自在な第2溶接治具とを備え、該両溶
接治具をターンテーブルに搭載して、第1溶接治具と第
2溶接治具とが前記両溶接工程を実行する溶接位置とワ
ークのセット作業を行うセット位置とに交互に反転され
るようにしたものにおいて、前記ターンテーブルに、前
記両溶接治具の中間部分に位置させて半製品の仮置部材
を設けると共に、第1溶接治具側に位置させて該第1溶
接治具上の半製品を仮置部材に移載する移載手段を設け
たことを特徴とする。
本発明は、複数のワークを溶接して半製品を組立てる第
1溶接工程と、半製品に別のワークを溶接して製品を組
立てる第2溶接工程とを実行する溶接装置に適用される
回転式溶接治具装置であって、半製品を構成する複数の
ワークをセット自在な第1溶接治具と、半製品と前記別
のワークをセット自在な第2溶接治具とを備え、該両溶
接治具をターンテーブルに搭載して、第1溶接治具と第
2溶接治具とが前記両溶接工程を実行する溶接位置とワ
ークのセット作業を行うセット位置とに交互に反転され
るようにしたものにおいて、前記ターンテーブルに、前
記両溶接治具の中間部分に位置させて半製品の仮置部材
を設けると共に、第1溶接治具側に位置させて該第1溶
接治具上の半製品を仮置部材に移載する移載手段を設け
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1溶接治具を溶接位置に反転して第1溶接工
程を実行した後、移載手段により第1溶接治具上の半製
品が仮置部材に移載される。そして、作業者がこの半製
品をセット位置に存する第2溶接治具にセットする。か
くて、セット位置には半製品の置き場所を確保する必要
がない。
程を実行した後、移載手段により第1溶接治具上の半製
品が仮置部材に移載される。そして、作業者がこの半製
品をセット位置に存する第2溶接治具にセットする。か
くて、セット位置には半製品の置き場所を確保する必要
がない。
【0010】尚、第2溶接治具がセット位置に戻された
とき、製品を払出すと共に第2溶接治具に半製品と更に
別のワークとをセットする必要があって作業者に負担が
かかる。この場合ターンテーブルに第2溶接治具側に位
置させて該第2溶接治具上の製品を払出す払出手段を設
けておけば、製品の払出しを自動化して作業者の負担を
軽減できる。
とき、製品を払出すと共に第2溶接治具に半製品と更に
別のワークとをセットする必要があって作業者に負担が
かかる。この場合ターンテーブルに第2溶接治具側に位
置させて該第2溶接治具上の製品を払出す払出手段を設
けておけば、製品の払出しを自動化して作業者の負担を
軽減できる。
【0011】
【実施例】図示の実施例は、図4に示す自動車車体のフ
ロアミッドコンポーネントから成る製品Wを組立てる溶
接装置に本発明治具装置を適用したものである。この製
品Wは、基板たる第1のワークW1に燃料タンクの取付
部材たる第2のワークW2溶接して半製品W′を組立
て、この半製品W′にチャンネル状の補強部材たる第3
のワークW3を溶接することで組立てられる。
ロアミッドコンポーネントから成る製品Wを組立てる溶
接装置に本発明治具装置を適用したものである。この製
品Wは、基板たる第1のワークW1に燃料タンクの取付
部材たる第2のワークW2溶接して半製品W′を組立
て、この半製品W′にチャンネル状の補強部材たる第3
のワークW3を溶接することで組立てられる。
【0012】溶接装置は、図1に示す如く、機枠1の天
井部に搭載した溶接ロボット2と、床部に配置した回転
式溶接治具装置3とで構成されている。溶接ロボット2
は、機枠1の天井部に前後動自在に支持させた走行枠2
0と、走行枠20に左右動自在に支持させたロボット本
体21と、ロボット本体21に上下動自在に支持させた
昇降アーム22とから成る直交座標型ロボットで構成さ
れており、昇降アーム22の下端に手首23を介してス
タッド溶接ガン24を取付けた。
井部に搭載した溶接ロボット2と、床部に配置した回転
式溶接治具装置3とで構成されている。溶接ロボット2
は、機枠1の天井部に前後動自在に支持させた走行枠2
0と、走行枠20に左右動自在に支持させたロボット本
体21と、ロボット本体21に上下動自在に支持させた
昇降アーム22とから成る直交座標型ロボットで構成さ
れており、昇降アーム22の下端に手首23を介してス
タッド溶接ガン24を取付けた。
【0013】前記治具装置3は、第1のワークW1に第
2のワークW2を溶接して半製品W′を組立てる第1溶
接工程用の第1溶接治具30と、半製品W′に第3のワ
ークW3を溶接して製品Wを組立てる第2溶接工程用の
第2溶接治具31と、該両溶接治具30、31を前後両
端部搭載したターンテーブル32とを備えており、該タ
ーンテーブル32の回転で第1溶接治具30と第2溶接
治具31とを機枠1内の溶接位置Aと機枠1の手前のセ
ット位置Bとに交互に反転自在とした。
2のワークW2を溶接して半製品W′を組立てる第1溶
接工程用の第1溶接治具30と、半製品W′に第3のワ
ークW3を溶接して製品Wを組立てる第2溶接工程用の
第2溶接治具31と、該両溶接治具30、31を前後両
端部搭載したターンテーブル32とを備えており、該タ
ーンテーブル32の回転で第1溶接治具30と第2溶接
治具31とを機枠1内の溶接位置Aと機枠1の手前のセ
ット位置Bとに交互に反転自在とした。
【0014】各溶接治具30、31には、図示しないが
ワーク受けとワーククランパーとワークの打点部に当接
するバック電極とが設けられており、第1溶接治具30
が溶接位置Aに反転されたときに、第1のワークW1に
対する第2のワークW2の各打点部をスタッド溶接ガン
24により第1溶接治具30上の各バック電極との間に
挾圧して溶接することにより第1溶接工程を実行し、ま
た、第2溶接治具31が溶接位置Aに反転されたとき
に、半製品W′に対する第3のワークW3の各打点部を
スタッド溶接ガン24により第2溶接治具31上の各バ
ック電極との間に挾圧して溶接することにより第2溶接
工程を実行する。
ワーク受けとワーククランパーとワークの打点部に当接
するバック電極とが設けられており、第1溶接治具30
が溶接位置Aに反転されたときに、第1のワークW1に
対する第2のワークW2の各打点部をスタッド溶接ガン
24により第1溶接治具30上の各バック電極との間に
挾圧して溶接することにより第1溶接工程を実行し、ま
た、第2溶接治具31が溶接位置Aに反転されたとき
に、半製品W′に対する第3のワークW3の各打点部を
スタッド溶接ガン24により第2溶接治具31上の各バ
ック電極との間に挾圧して溶接することにより第2溶接
工程を実行する。
【0015】ターンテーブル32には、図2及び図3に
明示する如く、前記両溶接治具30、31の中間部に位
置させて半製品W′の仮置部材33と、第1溶接治具3
0側に位置させて該第1溶接治具30上の半製品W′を
仮置部材33に移載する移載手段34と、第2溶接治具
31側に位置させて該第2溶接治具31上の製品Wを払
出す払出手段35とが設けられている。
明示する如く、前記両溶接治具30、31の中間部に位
置させて半製品W′の仮置部材33と、第1溶接治具3
0側に位置させて該第1溶接治具30上の半製品W′を
仮置部材33に移載する移載手段34と、第2溶接治具
31側に位置させて該第2溶接治具31上の製品Wを払
出す払出手段35とが設けられている。
【0016】仮置部材33は半製品W′の両端部を支持
するように左右に分設されており、該各仮置部材33
を、ターンテーブル32に立設した支柱33aの上端に
第1溶接治具30側に向かって上方に傾斜する前後方向
に長手の支持杆33bを取付けると共に、支持杆33b
の外側に半製品W′の横ずれを防止する案内板33cを
取付けて成るものに構成した。
するように左右に分設されており、該各仮置部材33
を、ターンテーブル32に立設した支柱33aの上端に
第1溶接治具30側に向かって上方に傾斜する前後方向
に長手の支持杆33bを取付けると共に、支持杆33b
の外側に半製品W′の横ずれを防止する案内板33cを
取付けて成るものに構成した。
【0017】移載手段34は、第1溶接治具30の治具
ベース30aの内側部分に設けたブラケット34aの両
脇の固定アーム34bに枢軸34cを介して軸支した揺
動アーム34dを備えており、該揺動アーム34dに第
1溶接治具30上の半製品W′を掬い上げる側面視略L
字状の掬い枠34eを取付けると共にブラケット34a
に垂設したシリンダ34fのピストンロッドをリンク3
4gを介して揺動アーム34dに連結し、ピストンロッ
ドの上動によれば掬い枠34eが第1溶接治具30上の
半製品W′を掬い上げて仮置部材33側に揺動し、掬い
枠34eから仮置部材33に半製品W′が滑り落とされ
るようにした。
ベース30aの内側部分に設けたブラケット34aの両
脇の固定アーム34bに枢軸34cを介して軸支した揺
動アーム34dを備えており、該揺動アーム34dに第
1溶接治具30上の半製品W′を掬い上げる側面視略L
字状の掬い枠34eを取付けると共にブラケット34a
に垂設したシリンダ34fのピストンロッドをリンク3
4gを介して揺動アーム34dに連結し、ピストンロッ
ドの上動によれば掬い枠34eが第1溶接治具30上の
半製品W′を掬い上げて仮置部材33側に揺動し、掬い
枠34eから仮置部材33に半製品W′が滑り落とされ
るようにした。
【0018】払出手段35は、第2溶接治具31の治具
ベース31aの内側部分に立設したシリンダ35aによ
り昇降される昇降枠35bの両脇に取付けた、第2溶接
治具31側に向かって下方に傾斜する押上げバー35c
を備えている。そして、セット位置Bに設けた安全柵4
上に製品Wを受ける左右1対の支持バー5を取付け、押
上げバー35cの上動によれば第2溶接治具31上の製
品Wが押上げられ、押上げバー35cの傾斜により製品
Wが支持バー5上に滑り落とされるようにした。尚、押
上げバー35cはその基部に垂設した垂直ロッド35d
において治具ベース31a上のガイドブラケット35e
に挿通支持されている。また、治具ベース31aの外側
部分には支持バー5の配置高さより若干上方にのびる案
内柱35fが立設されており、この案内柱35fにより
製品Wが支持バー5の配置高さに押上げられる前に押上
げバー35cから滑り落ちることを防止すると共に、第
2溶接治具31に設けた図外のワーク位置決めピンとの
こじりを生じないよう製品Wが真上に押上げられるよう
にしている。
ベース31aの内側部分に立設したシリンダ35aによ
り昇降される昇降枠35bの両脇に取付けた、第2溶接
治具31側に向かって下方に傾斜する押上げバー35c
を備えている。そして、セット位置Bに設けた安全柵4
上に製品Wを受ける左右1対の支持バー5を取付け、押
上げバー35cの上動によれば第2溶接治具31上の製
品Wが押上げられ、押上げバー35cの傾斜により製品
Wが支持バー5上に滑り落とされるようにした。尚、押
上げバー35cはその基部に垂設した垂直ロッド35d
において治具ベース31a上のガイドブラケット35e
に挿通支持されている。また、治具ベース31aの外側
部分には支持バー5の配置高さより若干上方にのびる案
内柱35fが立設されており、この案内柱35fにより
製品Wが支持バー5の配置高さに押上げられる前に押上
げバー35cから滑り落ちることを防止すると共に、第
2溶接治具31に設けた図外のワーク位置決めピンとの
こじりを生じないよう製品Wが真上に押上げられるよう
にしている。
【0019】次に上記実施例の装置による製品Wの組立
作業手順について説明する。先ず、第1溶接治具30を
セット位置Bに戻した状態で第1溶接治具30に第1と
第2のワークW1、W2をセットし、次にターンテーブ
ル32を半回転させて第1溶接治具30を溶接位置A、
第2溶接治具31をセット位置Bに反転させる。そし
て、溶接位置Aにおいて溶接ロボット2による第1溶接
工程を実行して半製品W′を組立て、第1溶接工程終了
後第1溶接治具30上の半製品W′を移載手段34によ
り仮置部材33に移載する。
作業手順について説明する。先ず、第1溶接治具30を
セット位置Bに戻した状態で第1溶接治具30に第1と
第2のワークW1、W2をセットし、次にターンテーブ
ル32を半回転させて第1溶接治具30を溶接位置A、
第2溶接治具31をセット位置Bに反転させる。そし
て、溶接位置Aにおいて溶接ロボット2による第1溶接
工程を実行して半製品W′を組立て、第1溶接工程終了
後第1溶接治具30上の半製品W′を移載手段34によ
り仮置部材33に移載する。
【0020】尚、最初は第2溶接治具31へのワークセ
ット作業を行わず、半製品W′の移載終了後にターンテ
ーブル32を再度半回転させて第1溶接治具30をセッ
ト位置B、第2溶接治具31を溶接位置Aに反転させ
る。そして、セット位置Bにおいて第1溶接治具30に
第1と第2のワークW1、W2をセットした後、第1溶
接治具30を溶接位置A、第2溶接治具31をセット位
置Bに反転する。
ット作業を行わず、半製品W′の移載終了後にターンテ
ーブル32を再度半回転させて第1溶接治具30をセッ
ト位置B、第2溶接治具31を溶接位置Aに反転させ
る。そして、セット位置Bにおいて第1溶接治具30に
第1と第2のワークW1、W2をセットした後、第1溶
接治具30を溶接位置A、第2溶接治具31をセット位
置Bに反転する。
【0021】そして、今回は溶接位置Aにおける第1溶
接工程の実行中に、セット位置Bにおいて第2溶接治具
31に第3のワークW3をセットすると共に、仮置部材
33から半製品W′を取り上げてこれを第2溶接治具3
1にセットする。次に、第1溶接治具30上の半製品
W′を上記の如く移載手段34で仮置部材33に移載し
た後、第1溶接治具30をセット位置B、第2溶接治具
31を溶接位置Aに反転し、溶接位置Aにおいて溶接ロ
ボット2による第2溶接工程を実行して製品Wを組立て
ると共に、第2溶接工程の実行中にセット位置Bにおい
て第1溶接治具30に第1と第2のワークW1、W2を
セットする。
接工程の実行中に、セット位置Bにおいて第2溶接治具
31に第3のワークW3をセットすると共に、仮置部材
33から半製品W′を取り上げてこれを第2溶接治具3
1にセットする。次に、第1溶接治具30上の半製品
W′を上記の如く移載手段34で仮置部材33に移載し
た後、第1溶接治具30をセット位置B、第2溶接治具
31を溶接位置Aに反転し、溶接位置Aにおいて溶接ロ
ボット2による第2溶接工程を実行して製品Wを組立て
ると共に、第2溶接工程の実行中にセット位置Bにおい
て第1溶接治具30に第1と第2のワークW1、W2を
セットする。
【0022】そして、第2溶接工程終了後に第1溶接治
具30を溶接位置A、第2溶接治具31をセット位置B
に反転するが、今回は第2溶接治具31上に製品Wが存
在するため、先ず払出手段35により製品Wを支持バー
5に払出し、溶接位置Aでの第1溶接工程の実行中に第
2溶接治具31に第3のワークW3と仮置部材33上の
半製品W′とをセットし、その後で第1溶接治具30上
の半製品W′を仮置部材33に移載すると共に、支持バ
ー5上の製品Wを図示しない台車やコンベアに移し換え
る。そして、以上の作業を繰返して第1溶接工程と第2
溶接工程とを交互に連続して行う。
具30を溶接位置A、第2溶接治具31をセット位置B
に反転するが、今回は第2溶接治具31上に製品Wが存
在するため、先ず払出手段35により製品Wを支持バー
5に払出し、溶接位置Aでの第1溶接工程の実行中に第
2溶接治具31に第3のワークW3と仮置部材33上の
半製品W′とをセットし、その後で第1溶接治具30上
の半製品W′を仮置部材33に移載すると共に、支持バ
ー5上の製品Wを図示しない台車やコンベアに移し換え
る。そして、以上の作業を繰返して第1溶接工程と第2
溶接工程とを交互に連続して行う。
【0023】尚、上記実施例では第1溶接治具30が溶
接位置Aに存する間に半製品W′を仮置部材33に移載
するようにしたが、第1溶接治具30に対するワークの
セット作業を第2溶接工程の作業時間より短時間で行い
得られる場合には、第1溶接治具30をセット位置Bに
戻してから半製品W′を仮置部材33に移載するように
して、能率アップを図ることが望ましい。
接位置Aに存する間に半製品W′を仮置部材33に移載
するようにしたが、第1溶接治具30に対するワークの
セット作業を第2溶接工程の作業時間より短時間で行い
得られる場合には、第1溶接治具30をセット位置Bに
戻してから半製品W′を仮置部材33に移載するように
して、能率アップを図ることが望ましい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、セット位置に半製品の置き場所を確保する必
要がなく、スペースを削減できると共に、半製品がセッ
ト位置のワークの置き場所とは隔絶したターンテーブル
上の仮置部材に置かれるため、第2溶接治具に半製品と
間違えて半製品用のワークをセットするといった誤作業
を防止できる。
によれば、セット位置に半製品の置き場所を確保する必
要がなく、スペースを削減できると共に、半製品がセッ
ト位置のワークの置き場所とは隔絶したターンテーブル
上の仮置部材に置かれるため、第2溶接治具に半製品と
間違えて半製品用のワークをセットするといった誤作業
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明治具装置を具備する溶接装置の一例の
側面図
側面図
【図2】 その治具装置の溶接治具を省略した側面図
【図3】 図2の平面図
【図4】 (a)製品の正面図、(b)図4(a)のIV
−IV線截断面図
−IV線截断面図
3 回転式溶接治具装置 30 第1溶接治具 31 第2溶接治具 32 ターンテー
ブル 33 仮置部材 34 移載手段 35 払出手段
ブル 33 仮置部材 34 移載手段 35 払出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−227979(JP,A) 特開 昭53−91037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 37/04 - 37/047 B23K 11/11
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のワークを溶接して半製品を組立て
る第1溶接工程と、半製品に別のワークを溶接して製品
を組立てる第2溶接工程とを実行する溶接装置に適用さ
れる回転式溶接治具装置であって、半製品を構成する複
数のワークをセット自在な第1溶接治具と、半製品と前
記別のワークをセット自在な第2溶接治具とを備え、該
両溶接治具をターンテーブルに搭載して、第1溶接治具
と第2溶接治具とが前記両溶接工程を実行する溶接位置
とワークのセット作業を行うセット位置とに交互に反転
されるようにしたものにおいて、前記ターンテーブル
に、前記両溶接治具の中間部分に位置させて半製品の仮
置部材を設けると共に、第1溶接治具側に位置させて該
第1溶接治具上の半製品を仮置部材に移載する移載手段
を設けたことを特徴とする回転式溶接治具装置。 - 【請求項2】 前記ターンテーブルに第2溶接治具側に
位置させて該第2溶接治具上の製品を払出す払出手段を
設けたことを特徴とする請求項1に記載の回転式溶接治
具装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26624693A JP3248161B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 回転式溶接治具装置 |
GB9411183A GB2278797B (en) | 1993-06-07 | 1994-06-03 | Stud welding apparatus |
US08/253,921 US5403988A (en) | 1993-06-07 | 1994-06-03 | Stud welding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26624693A JP3248161B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 回転式溶接治具装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07116894A JPH07116894A (ja) | 1995-05-09 |
JP3248161B2 true JP3248161B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17428307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26624693A Expired - Fee Related JP3248161B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-10-25 | 回転式溶接治具装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3248161B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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CN113953652B (zh) * | 2021-11-22 | 2023-02-07 | 湖南坤鼎数控科技有限公司 | 一种用于摩擦焊相位控制的装置 |
CN116160168B (zh) * | 2023-04-25 | 2023-07-25 | 深圳市明泰智能技术有限公司 | 一种机械设备焊接装置 |
-
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- 1993-10-25 JP JP26624693A patent/JP3248161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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