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JP3247936B2 - 移動無線通信システム、制御局、移動端末、これらの制御方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

移動無線通信システム、制御局、移動端末、これらの制御方法、および、情報記録媒体

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Publication number
JP3247936B2
JP3247936B2 JP2000039113A JP2000039113A JP3247936B2 JP 3247936 B2 JP3247936 B2 JP 3247936B2 JP 2000039113 A JP2000039113 A JP 2000039113A JP 2000039113 A JP2000039113 A JP 2000039113A JP 3247936 B2 JP3247936 B2 JP 3247936B2
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JP
Japan
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base station
frequency band
mobile terminal
signal
station
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JP2000039113A
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JP2001231079A (ja
Inventor
雅行 藤瀬
史秀 児島
Original Assignee
独立行政法人通信総合研究所
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Publication date
Application filed by 独立行政法人通信総合研究所 filed Critical 独立行政法人通信総合研究所
Priority to JP2000039113A priority Critical patent/JP3247936B2/ja
Publication of JP2001231079A publication Critical patent/JP2001231079A/ja
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Publication of JP3247936B2 publication Critical patent/JP3247936B2/ja
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】移動無線通信システム、制御
局、移動端末、これらの制御方法、および、情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPDC(Personal Digital C
ellular)、PHS(Personal Handyphone System)な
ど、マイクロ波周波数帯や準マイクロ波周波数帯を用い
て屋外環境で移動体通信を行う移動無線通信システムが
普及しつつある。
【0003】一方で、屋内環境では、CATV(CAble
TeleVision)などの光ケーブルを用いた有線通信システ
ムが普及しつつある。また、ミリ波周波数帯を用いたコ
ードレス電話などの無線通信システムも提案され、研究
開発が進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような環境の中
で、移動端末を有するユーザは、アナログ携帯電話を使
いたい場合にはその端末を、PDCを使いたい場合には
PDC端末を、PHSを使いたい場合にはPHS端末
を、のように個別に使う必要があり、繁雑で、かえって
携帯に不便であるという問題が生じていた。
【0005】PDCとPHSの両方を組み込み、発呼側
のユーザがいずれかを選択して通信を行う移動端末も提
案されているが、これは2つの通信システムを単に1つ
にまとめただけのものであり、上記のような問題の解決
とはならない。
【0006】また、現在のユーザの利用状況を調べる
と、移動端末を自宅やオフィスなどの屋内環境で利用す
ることも多いことがわかっているが、建物の奥が不感エ
リアとなってしまい、移動端末が利用できなくなる、と
いう問題が生じている。
【0007】さらに、1つの建物の中での利用は、ユー
ザが集中しやすいため、輻輳が発生し、移動端末による
通信接続が困難になるという問題も発生している。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、1つの通信システムの通信経路
を、ミリ波、マイクロ波、光ケーブルなど、各種の通信
経路を介することができるようにして、最適な経路を選
択することにより、良好な通信品質を維持するのに好適
な移動無線通信システム、制御局、移動端末、これらの
制御方法、および、これらを実現するためのプログラム
を記録した情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0010】本発明の第1の観点に係る移動無線通信シ
ステムは、移動端末と、制御局と、第1の基地局と、第
2の基地局と、を備えるように構成する。
【0011】ここで、第1の基地局と、移動端末と、
は、第1の周波数帯にて通信する。
【0012】一方、第2の基地局と、移動端末と、は、
第1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて通信する。
【0013】さらに、制御局と、第1の基地局と、は、
有線もしくは無線にて接続される。
【0014】そして、制御局と、第2の基地局と、は、
有線もしくは無線にて接続される。
【0015】一方、移動端末と、制御局と、は第1の基
地局もしくは第2の基地局のいずれかを介して通信を行
う。
【0016】また、本発明の移動無線通信システムにお
いて、移動端末は、第2の基地局と通信可能である場
合、第2の基地局を介して制御局と通信し、そうでない
場合、第1の基地局を介して制御局と通信するように構
成することができる。
【0017】また、本発明の移動無線通信システムにお
いて、移動端末は、第2の周波数帯にて第2の基地局と
通信するアダプタと接続され、当該アダプタを介して第
2の基地局と通信可能である場合、制御局と通信するよ
うに構成することができる。
【0018】また、本発明の通信システムにおいて、第
2の基地局と、移動端末とは、有線接続可能であり、移
動端末は、第2の基地局と有線接続される場合、第2の
基地局を介して制御局と通信し、そうでない場合、第1
の基地局を介して制御局と通信するように構成すること
ができる。
【0019】また、本発明の通信システムにおいて、第
1の基地局と、制御局と、は、光ケーブルを介して接続
されるように構成することができる。
【0020】また、本発明の通信システムにおいて、第
2の基地局と、制御局と、は、光ケーブルを介して接続
されるように構成することができる。
【0021】本発明の第2の観点に係る制御局は、移動
端末と第1の周波数帯にて通信する第1の基地局と、移
動端末と第1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて通
信する第2の基地局と、を介して移動端末と通信可能で
あり、第1の接続部と、第2の接続部と、選択部と、通
信部と、を備えるように構成する。
【0022】ここで、第1の接続部は、第1の基地局と
接続される。
【0023】一方、第2の接続部は、第2の基地局と接
続される。
【0024】さらに、選択部は、第2の接続部を介して
移動端末から接続要求があった場合、第2の接続部を選
択し、そうでない場合であって、第1の接続部を介して
移動端末から接続要求があった場合、第1の接続部を選
択する。
【0025】そして、通信部は、選択部により選択され
た接続部を介して、移動端末と通信する。
【0026】本発明の第3の観点に係る移動端末は、第
1の周波数帯にて第1の基地局を介して制御局と通信
し、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて第2の
基地局を介して制御局と通信し、選択部と、第1の変換
部と、第2の変換部と、変復調部と、を備えるように構
成する。
【0027】ここで、選択部は、第2の基地局を介して
制御局と通信可能な場合は、第2の基地局を選択し、そ
うでない場合は、第1の基地局を選択する。
【0028】一方、第1の変換部は、選択部により第1
の基地局が選択された場合、第1の基地局との通信に用
いる第1の周波数帯の信号と、中間周波数帯の信号との
変換を行う。
【0029】さらに、第2の変換部は、選択部により第
2の基地局が選択された場合、第2の基地局との通信に
用いる第2の周波数帯の信号と、中間周波数帯の信号と
の変換を行う。
【0030】そして、変復調部は、第1の変換部と、第
2の変換部と、により変換される中間周波数帯の信号の
変調と、復調と、を行う。
【0031】ここで、変調や復調には、通常の変復調の
ほか、ベースバンドとの間のアップコンバートやダウン
コンバートも含まれる(以下同様)。
【0032】また、本発明の移動端末において、第2の
基地局と、移動端末と、は、有線接続可能であり、第2
の基地局と移動端末と、が有線接続された場合、選択部
は、第2の基地局を選択するように構成することができ
る。
【0033】また、本発明の移動端末において、第2の
変換部は、移動端末から着脱可能であり、第2の変換部
が移動端末に装着された場合、選択部は、第2の基地局
を選択するように構成することができる。
【0034】また、本発明の移動端末において、第2の
変換部は、移動端末から着脱可能である第3の変換部を
さらに備えるように構成することができる。
【0035】ここで、第3の変換部は、第2の基地局と
の通信に用いる第2の周波数帯と、第1の周波数帯の信
号と、の変換を行う。
【0036】一方、第3の変換部が移動端末に装着され
た場合、選択部は第2の基地局を選択する。
【0037】さらに、第3の変換部が移動端末に装着さ
れた場合、第3の変換部は、第1の変換部に接続され
る。
【0038】本発明の第4の観点に係る制御局の制御方
法は、「移動端末と第1の周波数帯にて通信する第1の
基地局と第1の接続部を介して、移動端末と第1の周波
数帯より高い第2の周波数帯にて通信する第2の基地局
と第2の接続部を介して、移動端末と通信する制御局」
を制御し、選択工程と、通信工程と、を備えるように構
成する。
【0039】ここで、選択工程では、第2の接続部を介
して移動端末から接続要求があった場合、第2の接続部
を選択し、そうでない場合であって、第1の接続部を介
して移動端末から接続要求があった場合、第1の接続部
を選択する。
【0040】一方、通信工程では、選択工程にて選択さ
れた接続部を介して移動端末と通信する。
【0041】本発明の第5の観点に係る移動端末の制御
方法は、第1の周波数帯にて第1の基地局を介して制御
局と通信し、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯に
て第2の基地局を介して制御局と通信する移動端末を制
御し、選択工程と、第1の変換工程と、第2の変換工程
と、変復調工程と、を備えるように構成する。
【0042】ここで、選択工程では、第2の基地局を介
して制御局と通信可能な場合は、第2の基地局を選択
し、そうでない場合は、第1の基地局を選択する。
【0043】一方、第1の変換工程では、選択工程にて
第1の基地局が選択された場合、第1の基地局との通信
に用いる第1の周波数帯の信号と、中間周波数帯の信号
との変換を行う。
【0044】さらに、第2の変換工程では、選択工程に
て第2の基地局が選択された場合、第2の基地局との通
信に用いる第2の周波数帯の信号と、中間周波数帯の信
号との変換を行う。
【0045】そして、変復調工程では、第1の変換工程
と、第2の変換工程と、にて変換される中間周波数帯の
信号の変調と、復調と、を行う。
【0046】また、本発明の移動端末の制御方法におい
て、第2の基地局と、移動端末と、は、有線接続可能で
あり、第2の基地局と移動端末と、が有線接続された場
合、選択工程は、第2の基地局を選択するように構成す
ることができる。
【0047】また、上記の移動無線通信システム、制御
局、移動端末、および、これらの制御方法において、第
1の周波数帯は、マイクロ波周波数帯もしくは準マイク
ロ波周波数帯であり、第2の周波数帯は、ミリ波周波数
帯であるように構成することができる。
【0048】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、通信可能に接続された制御局や移動端末を制御
するコンピュータに実行させることにより、本発明の制
御局、移動端末、および、これらの制御方法、および、
本発明の移動無線通信システムを実現することができ
る。
【0049】また、当該コンピュータとは独立して、本
発明のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売
することができる。
【0050】特に、移動端末がDSP(Digital Signal
Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Ar
ray)などのプログラム可能な電子回路を有する場合に
は、本発明の情報記録媒体に記録されたプログラムを無
線にて移動端末に伝送し、移動端末内のDSPやFPG
Aにこれを実行させて、本発明の移動端末とするソフト
ウェアラジオ形式の手法を利用することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0052】(第1の実施形態)図1は、本発明の移動
無線通信システムの第1の実施形態の概要構成を示す説
明図である。以下、本図を参照して説明する。なお、以
下の説明では、たとえば、上り回線についての説明を逆
にすれば、下り回線についての説明となるので、理解を
容易にするため、上り回線または下り回線の一方につい
てのみ言及することがある。
【0053】移動無線通信システム101では、制御局
102と、屋外無線基地局103と、屋内無線基地局1
04と、移動端末105と、が通信する。
【0054】制御局102は、複数の移動通信網107
とこれらを統合する統合基地局108と、を備える。移
動通信網107と、統合基地局108と、は、有線接続
あるいは無線接続される。有線接続の場合は、たとえば
光ファイバなどにより接続することも可能である。
【0055】制御局102の移動通信網107は、既存
の携帯電話やPHSなどの屋外無線基地局103と接続
される。この接続には、既存の移動通信で用いられるマ
イクロ波周波数帯が用いられる。屋外無線基地局103
が支配する無線ゾーン109に移動端末105が進入す
ると、移動端末105は、移動通信網107と接続する
ことができ、通話が可能になる。
【0056】以下、理解を容易にするため、「マイクロ
波周波数帯」には、準マイクロ波周波数帯など、マイク
ロ波以下の周波数帯を含むものとする。したがって、既
存のアナログ携帯電話、PDC、PHSなどのサービス
が含まれる。
【0057】マイクロ波周波数帯は、広い無線ゾーン1
09にサービスを提供するのに適しており、一つの屋外
無線基地局103が支配する無線ゾーン109の範囲
は、既存の移動無線通信システムは、以下のようにな
る。 ・アナログ携帯電話やPDCでは、半径数km程度。 ・PHSでは、半径100m〜500m程度。
【0058】統合基地局108は、複数の移動通信網1
07を統合する。一方、屋内無線基地局104は、各地
に配備された統合分配器110により統合される。統合
基地局108と、統合分配器110と、は、光ファイバ
106を用いたROF(Radio On Fiber)マルチサービ
ス伝送にて接続される。この接続には、ミリ波周波数帯
が用いられる。
【0059】屋内無線基地局104と、無線アダプタ1
11とは、ROFマルチサービス伝送に用いられたミリ
波周波数帯で無線通信する。無線アダプタ111は、こ
のミリ波周波数帯の信号を移動端末105が屋外の無線
ゾーンで使用するマイクロ波周波数帯、もしくは、移動
端末105が内部で使用する中間周波数帯の信号に変換
する。
【0060】屋内無線基地局104が無線アダプタ11
1と通信できる範囲は、典型的には半径数十m〜半径1
00m程度である。
【0061】また、有線アダプタ112も統合分配器1
10に接続される。有線アダプタ112は、「屋内無線
基地局104と無線アダプタ111の組み合わせ」と同
じ機能を果たす。すなわち、光ケーブルを介して伝送さ
れたミリ波周波数帯の信号を、マイクロ波周波数帯もし
くは中間周波数帯の信号に変換する。
【0062】移動端末105が無線アダプタ111や有
線アダプタ112に装着されると、移動端末105が備
える通信端子と無線アダプタ111や有線アダプタ11
2の通信端子とが接触して、両者の間で通信が行われ
る。
【0063】なお、本実施形態では、統合分配器110
と屋内無線基地局104との間の接続や、統合分配器1
10と有線アダプタ112との間の接続には、光ファイ
バ113を用いるが、他の有線接続や無線接続を利用す
ることもできる。たとえば、FTTH(Fiber To The H
ome)やLAN(Local Area Network)用の光ファイバ
網など、既存のネットワークを用いることもできる。
【0064】このように、移動端末105と、移動通信
網107との間の通信は、(a)移動端末105が無線
アダプタ111に装着された場合は、無線アダプタ11
1、屋内無線基地局104、光ファイバ113、統合分
配器110、光ファイバ106、統合基地局108を介
して、(b)移動端末105が有線アダプタ112に装
着された場合は、光ファイバ113、統合分配器11
0、光ファイバ106、統合基地局108を介して、
(c)無線ゾーン109内に移動端末105がある場合
は、屋外無線基地局103を介して、これらの経路のい
ずれかを適宜選択して行われる。
【0065】なお、上記経路を利用した場合の移動通信
網107と移動端末105との伝搬時間が、本来その通
信システムに許された伝搬時間と同等であれば、既存の
設備、たとえば、敷設済みの光ファイバ網を再利用する
ことができる。この際には、光波長多重技術や、ROF
信号とディジタル光信号との混在伝送技術を採用するこ
とができる。
【0066】図2は、本発明の無線アダプタ111と移
動端末105の第1の実施形態の接続状況の様子を示す
説明図である。以下、本図を参照して説明する。なお、
本図において、上述の図と同じ機能を果たす要素には、
同じ符号を付してある。また、以下では、下り回線の通
信を典型例として説明する。上り回線については、以下
の説明を逆に考えればよいため、説明を省略する。
【0067】図2(a)に示すように、移動端末105
は、屋外では、通常はアンテナ201を介してマイクロ
波周波数帯の信号(RF)を受信し、これをRF−IF
変換部202が中間周波数帯の信号(IF)に変換して
から、変復調部203が復調する。
【0068】図2(b)に示すように、無線アダプタ1
11は、移動端末105と有線で接続される。移動端末
105が無線アダプタ111に接続されると、移動端末
105内のスイッチ204が切り替わる。
【0069】無線アダプタ111は、屋内無線基地局1
04とアンテナ221を介して接続され、ミリ波周波数
帯の信号(MF)を受信し、これをMF−RF変換部2
22がマイクロ波周波数帯の信号(RF)に変換し、さ
らにRF−IF変換部223が中間周波数帯の信号(I
F)に変換する。
【0070】中間周波数帯の信号(IF)は、スイッチ
204を介して移動端末105の変復調部203に入力
され、復調が行われる。
【0071】図3は、本発明の無線アダプタ111と移
動端末105の第2の実施形態の接続状況の様子を示す
説明図である。以下、本図を参照して説明する。なお、
本図において、上述の図と同じ機能を果たす要素には、
同じ符号を付してある。また、以下では、下り回線の通
信を典型例として説明する。上り回線については、以下
の説明を逆に考えればよいため、説明を省略する。
【0072】図3(a)に示すように、移動端末105
は、屋外では、通常はアンテナ201を介してマイクロ
波周波数帯の信号(RF)を受信し、これをRF−IF
変換部202が中間周波数帯の信号(IF)に変換して
から、変復調部203が復調する。
【0073】図3(b)に示すように、無線アダプタ1
11は、移動端末105と有線で接続され、接続される
と、スイッチ204が切り替わる。
【0074】無線アダプタ111は、屋内無線基地局1
04とアンテナ221を介して接続され、ミリ波周波数
帯の信号(MF)を受信し、これをMF−RF変換部2
22がマイクロ波周波数帯の信号(RF)に変換する。
【0075】マイクロ波周波数帯の信号(RF)は、ス
イッチ204を介して移動端末105の変復調部203
に入力され、復調が行われる。
【0076】なお、有線アダプタ112を用いる場合
は、アンテナ221のかわりに直接統合分配器110と
接続するようにすればよい。
【0077】このように、本実施形態では、ROF伝送
系でミリ波周波数帯という高い周波数を使用し、従来の
移動無線通信システムとは異なる経路を用いて通信を行
うため、通信網の輻輳を緩和することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ミリ波、マイクロ波、光ケーブルなど、各種の通信経路
を介することができるようにして、最適な経路を選択す
ることにより、良好な通信品質を維持するのに好適な移
動無線通信システム、制御局、移動端末、これらの制御
方法、および、これらを実現するプログラムを記録した
コンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動無線通信システムの第1の実施形
態の概要構成を示す説明図である。
【図2】本発明の無線アダプタと移動端末の第1の実施
形態の接続状況の様子を示す説明図である。
【図3】本発明の無線アダプタと移動端末の第2の実施
形態の接続状況の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
101 移動無線通信システム 102 制御局 103 屋外無線基地局 104 屋内無線基地局 105 移動端末 106 光ファイバ 107 移動通信網 108 統合基地局 109 無線ゾーン 110 統合分配器 111 無線アダプタ 112 有線アダプタ 113 光ファイバ 201 アンテナ 202 RF−IF変換部 203 変復調部 204 スイッチ 221 アンテナ 222 MF−RF変換部 223 RF−IF変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−9348(JP,A) 特開 平10−42360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/04 - 7/38

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動端末と、制御局と、第1の基地局と、
    第2の基地局と、を備える移動無線通信システムであっ
    て、 前記第1の基地局と、前記移動端末と、は、第1の周波
    数帯にて通信し、 前記第2の基地局と前記移動端末と、は、前記第1の周
    波数帯より高い第2の周波数帯にて通信し、 前記制御局と、前記第1の基地局と、は、有線もしくは
    無線にて接続され、 前記制御局と、前記第2の基地局と、は、有線もしくは
    無線にて接続され、 前記移動端末と、前記制御局と、は前記第1の基地局も
    しくは前記第2の基地局のいずれかを介して通信を
    い、 前記第2の基地局と、前記移動端末とは、有線接続可能
    であり、 (a)前記移動端末は、前記第2の基地局と有線接続さ
    れる場合、前記第2の基地局を介して前記制御局と通信
    し、 (b)そうでない場合、前記第1の基地局を介して前記
    制御局と通信することを特徴とする移動無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記(a)(b)にかえて、 (c)前記移動端末は、前記第2の基地局と有線接続さ
    れる場合、前記第2の基地局を介して前記制御局と通信
    し、 (d)前記移動端末は、前記第2の基地局と有線接続さ
    れず、無線接続される場合、前記第2の基地局を介して
    前記制御局と通信し、 (e)前記移動端末は、前記第2の基地局と有線接続も
    無線接続もされない場合、前記第1の基地局を介して前
    記制御局と通信する ことを特徴とする請求項1に記載の
    移動無線通信システム。
  3. 【請求項3】前記移動端末は、前記第2の周波数帯にて
    前記第2の基地局と通信するアダプタと接続され、当該
    アダプタを介して前記第2の基地局と有線接続もしくは
    無線接続により通信可能である場合、前記制御局と通信
    することを特徴とする請求項2に記載の移動無線通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第1の基地局と、前記制御局と、は、
    光ケーブルを介して接続されることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項に記載の移動無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第2の基地局と、前記制御局と、は、
    光ケーブルを介して接続されることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項に記載の移動無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第1の周波数帯は、マイクロ波周波数
    帯もしくは準マイクロ波周波数帯であり、 前記第2の周波数帯は、ミリ波周波数帯であることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の移動無
    線通信システム。
  7. 【請求項7】 第1の周波数帯にて第1の基地局を介して
    制御局と通信し、前記第1の周波数帯より高い第2の周
    波数帯にて第2の基地局を介して前記制御局と通信する
    移動端末であって、 前記第2の基地局を介して前記制御局と通信可能な場合
    は、前記第2の基地局を選択し、そうでない場合は、前
    記第1の基地局を選択する選択部と、 前記選択部により前記第1の基地局が選択された場合、
    前記第1の基地局との通信に用いる第1の周波数帯の信
    号と、中間周波数帯の信号との変換を行う第1の変換部
    と、 前記選択部により前記第2の基地局が選択された場合、
    前記第2の基地局との通信に用いる第2の周波数帯の信
    号と、前記中間周波数帯の信号との変換を行う第2の変
    換部と、 前記第1の変換部と、前記第2の変換部と、により変換
    される中間周波数帯の信号の変調と、復調と、を行う変
    復調部と、を備え、 前記第2の基地局と、前記移動端末と、は、有線接続可
    能であり、 前記第2の基地局と前記移動端末と、が有線接続された
    場合、前記選択部は、前記第2の基地局を選択すること
    を特徴とする移動端末。
  8. 【請求項8】 前記第2の変換部は、前記移動端末から着
    脱可能であり、 前記第2の変換部が前記移動端末に装着された場合、前
    記選択部は、前記第2の基地局を選択することを特徴と
    する請求項7に記載の移動端末。
  9. 【請求項9】第1の周波数帯にて第1の基地局を介して
    制御局と通信し、前記第1の周波数帯より高い第2の周
    波数帯にて第2の基地局を介して前記制御局と通信する
    移動端末であって、 前記第2の基地局を介して前記制御局と通信可能な場合
    は、前記第2の基地局を選択し、そうでない場合は、前
    記第1の基地局を選択する選択部と、 前記選択部により前記第1の基地局が選択された場合、
    前記第1の基地局との通信に用いる第1の周波数帯の信
    号と、中間周波数帯の信号との変換を行う第1の変換部
    と、 前記選択部により前記第2の基地局が選択された場合、
    前記第2の基地局との通信に用いる第2の周波数帯の信
    号と、前記中間周波数帯の信号との変換を行う第2の変
    換部と、 前記第1の変換部と、前記第2の変換部と、により変換
    される中間周波数帯の信号の変調と、復調と、を行う変
    復調部と、 を備え、 前記第2の変換部は、前記移動端末から着脱可能である
    第3の変換部をさらに備え、 前記第3の変換部は、前記第2の基地局との通信に用い
    る前記第2の周波数帯と、前記第1の周波数帯の信号
    と、の変換を行い、 前記第3の変換部が前記移動端末に装着された場合、前
    記選択部は前記第2の基地局を選択し、 前記第3の変換部が前記移動端末に装着された場合、前
    記第3の変換部は、前記第1の変換部に接続されること
    を特徴とする移動端末。
  10. 【請求項10】 前記第1の周波数帯は、マイクロ波周波
    数帯もしくは準マイクロ波周波数帯であり、 前記第2の周波数帯は、ミリ波周波数帯であることを特
    徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の移動端
    末。
  11. 【請求項11】 第1の周波数帯にて第1の基地局を介し
    て制御局と通信し、前記第1の周波数帯より高い第2の
    周波数帯にて第2の基地局を介して前記制御局と通信す
    る移動端末の制御方法であって、 前記第2の基地局を介して前記制御局と通信可能な場合
    は、前記第2の基地局を選択し、そうでない場合は、前
    記第1の基地局を選択する選択工程と、 前記選択工程にて前記第1の基地局が選択された場合、
    前記第1の基地局との通信に用いる第1の周波数帯の信
    号と、中間周波数帯の信号との変換を行う第1の変換工
    程と、 前記選択工程にて前記第2の基地局が選択された場合、
    前記第2の基地局との通信に用いる第2の周波数帯の信
    号と、前記中間周波数帯の信号との変換を行う第2の変
    換工程と、 前記第1の変換工程と、前記第2の変換工程と、にて変
    換される中間周波数帯の信号の変調と、復調と、を行う
    変復調工程と、を備え、 前記第2の基地局と、前記移動端末と、は、有線接続可
    能であり、 前記第2の基地局と前記移動端末と、が有線接続された
    場合、前記選択工程は、前記第2の基地局を選択するこ
    とを特徴とする移動端末の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の周波数帯は、マイクロ波周波
    数帯もしくは準マイクロ波周波数帯であり、 前記第2の周波数帯は、ミリ波周波数帯であることを特
    徴とする請求項11に記載の移動端末の制御方法。
  13. 【請求項13】 第1の周波数帯にて第1の基地局を介し
    て制御局と通信し、前記第1の周波数帯より高い第2の
    周波数帯にて第2の基地局を介して前記制御局と通信す
    るコンピュータを、 前記第2の基地局を介して前記制御局と通信可能な場合
    は、前記第2の基地局を選択し、そうでない場合は、前
    記第1の基地局を選択する選択部、 前記選択部により前記第1の基地局が選択された場合、
    前記第1の基地局との通信に用いる第1の周波数帯の信
    号と、中間周波数帯の信号との変換を行う第1の変換
    部、 前記選択部により前記第2の基地局が選択された場合、
    前記第2の基地局との通信に用いる第2の周波数帯の信
    号と、前記中間周波数帯の信号との変換を行う第2の変
    換部、および、 前記第1の変換部と、前記第2の変換部と、により変換
    される中間周波数帯の信号の変調と、復調と、を行う変
    復調部として機能させ、 前記第2の基地局と、前記コンピュータと、は、有線接
    続可能であり、 前記プログラムは、前記コンピュータを、 前記第2の基地局と前記コンピュータと、が有線接続さ
    れた場合、前記選択部は、前記第2の基地局を選択する
    ように機能させることを特徴とするコンピュータ読取可
    能な情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記第1の周波数帯は、マイクロ波周波
    数帯もしくは準マイクロ波周波数帯であり、 前記第2の周波数帯は、ミリ波周波数帯であることを特
    徴とする請求項13に記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
    スク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、また
    は、半導体メモリであることを特徴とする請求項13ま
    たは14記載の情報記録媒体。
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