JP3246499B2 - 電気的接続構造及び液晶装置 - Google Patents
電気的接続構造及び液晶装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に高密度、多端子
のLCDパネル実装等に利用するフレキシブルプリント
基板(以下FPCと略す)及び液晶装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、FPCの接続端子群は液晶パネル
の外部回路との接続用の端子取出部と相対向して形成さ
れ、電気的接続がなされていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のFPCは全端子
が有効接続端子として使用されていたため、FPCのベ
ースフィルムと例えばガラス基板の熱膨張係数の違いに
よる応力が生じた場合、最外端の接続端子が断線を起こ
し、即座に欠陥を引き起こしてしまう欠点があった。そ
こで、本発明では応力等による断線を防止し、接続信頼
性の高いFPC及び液晶表示装置を得ることを目的とし
ている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の電気的接続構造
は、端子部を有するフレキシブルプリント基板と、端子
部を有する基板とを、両端子部を対向させ異方性導電膜
を介して圧着によって電気的接続してなる電気的接続構
造であって、前記フレキシブルプリント基板の端子部の
外側には、前記基板の端子部との電気的接続に寄与せず
に、前記異方性導電膜を介して前記基板と接続される部
材が配置され、前記部材は、前記端子部よりも幅が広い
ことを特徴とする。 【0005】本発明の液晶装置は、端子部を有するフレ
キシブルプリント基板と、端子部を有する液晶パネルの
基板とを、両端子部を対向させ異方性導電膜を介して圧
着によって電気的接続してなる液晶装置であって、前記
フレキシブルプリント基板の端子部の外側には、前記基
板の端子部との電気的接続に寄与せずに前記異方性導電
膜を介して前記基板と接続される部材が配置され、前記
部材は、前記端子部よりも幅が広いことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】〔実施例〕本発明を図面に基づい
て説明すると図1はFPCベースフィルム側からみたも
のであり、図2はその断面図である。1は液晶パネル端
子取出部、2は異方性導電膜、3はベースフィルム、4
は有効接続端子、5はダミー端子である。 【0007】このようにダミー端子5を設けた場合に
は、ベースフィルム3と液晶パネル端子取出部の熱膨張
係数の違いによりせん断応力が生じても、最外端のダミ
ー端子5に負荷がかかり内側の有効接続端子4には負荷
がかからない。また、補強部材であるダミー端子を有効
接続端子と同一材質としたことにより、工程を増やすこ
となく容易に補強ができる。その上、材質の違いによる
ストレスの影響を最小にできるという効果を有してい
る。 【0008】図3は圧着時における効果を説明する図で
あり、ヒーターヘッド6により熱圧着される状態を示し
ている。ヒーターヘッド6の平坦度が理論的平面で平行
に押された場合には、端部、中央部共に同一であると考
えられるが、ヒーターヘッド6が熱変形で凹面となる場
合では端部端子に応力が集中して電気的安定接続を難し
くする。このような場合でもダミー端子5a,5b,5
cが存在すれば内部の有効接続端子4は電気的安定接続
を保てる。したがって、有効接続端子部の外側両端部も
中心部と同じような接続が可能になり、有効接続端子部
の全面において圧着均一性が増大するという効果を有す
る。 【0009】図4はダミー端子5a,5b,5cの代わ
りにFPC上のレジスト材7で同様の機能を持たせたも
のである。 【0010】図5の実装構造はLSIチップ8をAn−
Sn共晶等でFPCに接続し、有効接続端子4と液晶パ
ネルの端子取出部1とを異方性導電膜2を介して電気的
接続を行った構造である。 【0011】図6の実装構造は図5での方法を更に高密
度にした方法であり、液晶パネル端子取出部1上にLS
Iチップ8を搭載したFPCを異方性導電膜を介して電
気的接続を行った構造である。 【0012】図5、図6の実装構造は多端子、多チップ
で1台の製品となるため、接続端子の外側両端部の安定
接続により累乗的に歩留まりが良くなることになる。 【0013】 【発明の効果】以上説明したようにFPCの接続端子群
の外側両端部にダミー端子を配置したことにより、基板
同士の熱膨張係数の違いにより生じる外側両端部での電
気的オープンを防止し、接続信頼性の高い電気的接続構
造が得られる。また、有効接続端子部の外側両端部も中
心部と同じような接続が可能であり、均一な接続強度を
有し、有効接続端子部の全面において圧着均一性が増大
するという効果を有している。 【0014】したがって、FPCを大型化、多端子化し
た時等に生じる熱膨張係数の違いによる応力による不良
を低減できる。また、機械的剥離力に対しても強く、信
頼性の高い電気的接続が可能である。
のLCDパネル実装等に利用するフレキシブルプリント
基板(以下FPCと略す)及び液晶装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、FPCの接続端子群は液晶パネル
の外部回路との接続用の端子取出部と相対向して形成さ
れ、電気的接続がなされていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のFPCは全端子
が有効接続端子として使用されていたため、FPCのベ
ースフィルムと例えばガラス基板の熱膨張係数の違いに
よる応力が生じた場合、最外端の接続端子が断線を起こ
し、即座に欠陥を引き起こしてしまう欠点があった。そ
こで、本発明では応力等による断線を防止し、接続信頼
性の高いFPC及び液晶表示装置を得ることを目的とし
ている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の電気的接続構造
は、端子部を有するフレキシブルプリント基板と、端子
部を有する基板とを、両端子部を対向させ異方性導電膜
を介して圧着によって電気的接続してなる電気的接続構
造であって、前記フレキシブルプリント基板の端子部の
外側には、前記基板の端子部との電気的接続に寄与せず
に、前記異方性導電膜を介して前記基板と接続される部
材が配置され、前記部材は、前記端子部よりも幅が広い
ことを特徴とする。 【0005】本発明の液晶装置は、端子部を有するフレ
キシブルプリント基板と、端子部を有する液晶パネルの
基板とを、両端子部を対向させ異方性導電膜を介して圧
着によって電気的接続してなる液晶装置であって、前記
フレキシブルプリント基板の端子部の外側には、前記基
板の端子部との電気的接続に寄与せずに前記異方性導電
膜を介して前記基板と接続される部材が配置され、前記
部材は、前記端子部よりも幅が広いことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】〔実施例〕本発明を図面に基づい
て説明すると図1はFPCベースフィルム側からみたも
のであり、図2はその断面図である。1は液晶パネル端
子取出部、2は異方性導電膜、3はベースフィルム、4
は有効接続端子、5はダミー端子である。 【0007】このようにダミー端子5を設けた場合に
は、ベースフィルム3と液晶パネル端子取出部の熱膨張
係数の違いによりせん断応力が生じても、最外端のダミ
ー端子5に負荷がかかり内側の有効接続端子4には負荷
がかからない。また、補強部材であるダミー端子を有効
接続端子と同一材質としたことにより、工程を増やすこ
となく容易に補強ができる。その上、材質の違いによる
ストレスの影響を最小にできるという効果を有してい
る。 【0008】図3は圧着時における効果を説明する図で
あり、ヒーターヘッド6により熱圧着される状態を示し
ている。ヒーターヘッド6の平坦度が理論的平面で平行
に押された場合には、端部、中央部共に同一であると考
えられるが、ヒーターヘッド6が熱変形で凹面となる場
合では端部端子に応力が集中して電気的安定接続を難し
くする。このような場合でもダミー端子5a,5b,5
cが存在すれば内部の有効接続端子4は電気的安定接続
を保てる。したがって、有効接続端子部の外側両端部も
中心部と同じような接続が可能になり、有効接続端子部
の全面において圧着均一性が増大するという効果を有す
る。 【0009】図4はダミー端子5a,5b,5cの代わ
りにFPC上のレジスト材7で同様の機能を持たせたも
のである。 【0010】図5の実装構造はLSIチップ8をAn−
Sn共晶等でFPCに接続し、有効接続端子4と液晶パ
ネルの端子取出部1とを異方性導電膜2を介して電気的
接続を行った構造である。 【0011】図6の実装構造は図5での方法を更に高密
度にした方法であり、液晶パネル端子取出部1上にLS
Iチップ8を搭載したFPCを異方性導電膜を介して電
気的接続を行った構造である。 【0012】図5、図6の実装構造は多端子、多チップ
で1台の製品となるため、接続端子の外側両端部の安定
接続により累乗的に歩留まりが良くなることになる。 【0013】 【発明の効果】以上説明したようにFPCの接続端子群
の外側両端部にダミー端子を配置したことにより、基板
同士の熱膨張係数の違いにより生じる外側両端部での電
気的オープンを防止し、接続信頼性の高い電気的接続構
造が得られる。また、有効接続端子部の外側両端部も中
心部と同じような接続が可能であり、均一な接続強度を
有し、有効接続端子部の全面において圧着均一性が増大
するという効果を有している。 【0014】したがって、FPCを大型化、多端子化し
た時等に生じる熱膨張係数の違いによる応力による不良
を低減できる。また、機械的剥離力に対しても強く、信
頼性の高い電気的接続が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベースフィルム側から見た図。
【図2】 本発明の実施例の断面図。
【図3】 本発明の圧着工程図。
【図4】 本発明のダミー端子5をレジスト材7に置き
換えた図。 【図5】 本発明の他の実施例を示す図。 【図6】 本発明の他の実施例を示す図。 【符号の説明】 1.液晶パネル端子取出部 2.異方性導電膜 3.ベースフィルム 4.有効接続端子 5.ダミー端子 6.ヒーターヘッド 7.レジスト材 8.LSIチップ
換えた図。 【図5】 本発明の他の実施例を示す図。 【図6】 本発明の他の実施例を示す図。 【符号の説明】 1.液晶パネル端子取出部 2.異方性導電膜 3.ベースフィルム 4.有効接続端子 5.ダミー端子 6.ヒーターヘッド 7.レジスト材 8.LSIチップ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.端子部を有するフレキシブルプリント基板と、端子
部を有する基板とを、両端子部を対向させ異方性導電膜
を介して圧着によって電気的接続してなる電気的接続構
造であって、 前記フレキシブルプリント基板の端子部の外側には、前
記基板の端子部との電気的接続に寄与せずに、前記異方
性導電膜を介して前記基板と接続される部材が配置さ
れ、 前記部材は、前記端子部よりも幅が広いことを特徴とす
る電気的接続構造。 2.端子部を有するフレキシブルプリント基板と、端子
部を有する液晶パネルの基板とを、両端子部を対向させ
異方性導電膜を介して圧着によって電気的接続してなる
液晶装置であって、 前記フレキシブルプリント基板の端子部の外側には、前
記基板の端子部との電気的接続に寄与せずに前記異方性
導電膜を介して前記基板と接続される部材が配置され、 前記部材は、前記端子部よりも幅が広いことを特徴とす
る液晶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-7810A JP3246499B2 (ja) | 1985-11-08 | 電気的接続構造及び液晶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-7810A JP3246499B2 (ja) | 1985-11-08 | 電気的接続構造及び液晶装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11043929A Division JP3052954B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 電気的接続構造及び液晶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252602A JP2000252602A (ja) | 2000-09-14 |
JP3246499B2 true JP3246499B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=
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