JP3246314U

JP3246314U - 内側用部分かつら

Info

Publication number: JP3246314U
Application number: JP2024000098U
Authority: JP
Inventors: 珠美鈴木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2024-01-15
Filing date: 2024-01-15
Publication date: 2024-04-05
Anticipated expiration: 2034-01-15

Abstract

【課題】利用者の頭囲に合わせて簡単にサイズを調整することが可能な、異なる種類の帽子内側に装着する部分かつらを提供する。【解決手段】ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１に、後髪つけ毛２や前髪つけ毛３が結合された内側用部分かつら１０であって、前記ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端に面ファスナー４、５が取り付けられている。使用するときは、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端を持ちながら、内側用部分かつら１０を頭の周囲に巻きつけるようにつけ、面ファスナー４、５を留めて装着する。または、あらかじめずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端に取り付けられた面ファスナー４、５を留めて輪状にし、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１を伸ばして内側用部分かつら１０を頭部に被る。その上に帽子６やバンダナ７を被る。【選択図】図２

Description

本考案は、異なる種類の帽子やバンダナの内側に装着する部分かつらに関する。

髪の毛を失った状態となった人は、かつらを必要とすることが多いが、頭部全体に毛髪を植毛する構成になっている全部かつらは、頭部が蒸れて不快であったり、圧迫感があったり、ずれやすいという欠点がある。

そこで、本考案者は、実用新案登録第３１３０３６３号公報（特許文献１）において、伸縮性を有するヘアバンドやずれにくいリボン又はテープに毛髪を結合した、帽子やバンダナの内側に装着する部分かつらを提案している。

さらに、本考案者は、実用新案登録第３１９１１３６号公報（特許文献２）において、ずれにくい特徴を持つ伸縮する輪状テープに毛髪を結合した、帽子やバンダナの内側に装着する部分かつらを提案している。

実用新案登録第３１３０３６３号公報実用新案登録第３１９１１３６号公報

上記特許文献１に記載の考案では、毛髪が結合されているリボン・テープが頭部を囲んで結ぶ構造であるため、リボン・テープの結び目が部分かつらの上に被る帽子の表面に浮き出てしまうという問題があった。

また、市販の綿素材等でできたヘアバンドは位置ずれが生じやすいという問題があった。

上記特許文献２に記載の考案では、毛髪が結合されている伸縮するテープが縫い合わされて輪になっている構造であるため、テープの周長を変えられる構成ではなかった。

そのため、利用者の頭囲と伸縮するテープの周長がぴったりと合わない場合は、部分かつらがフィットしないという問題があった。

また、使用を繰り返すと伸縮するテープが弛んでテープの周長が伸び、部分かつらがフィットしなくなるという問題があった。

そこで、特許文献１と特許文献２の考案者である本考案者は、上記の問題点に着目し、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープの両端に面ファスナーを取り付けることで、テープを結ぶことなく輪状にして留めることができ、また、テープの周長を簡単に調整できる構成を提供する。

本考案に係る内側用部分かつらは帽子やバンダナの内側に装着する部分かつらであって、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープに後髪つけ毛や前髪つけ毛が結合されており、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープの両端に面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする。

本考案によれば、面ファスナーを採用することにより、伸縮するテープの長さを簡単に調整することが出来ることから、頭囲にフィットした装着状態が得られる。伸縮性するテープにベルベットやスエードなどのずれにくい特徴がある素材を採用することにより、位置ずれが生じにくく安定した装着状態が得られる。

本実施形態に係る内側用部分かつらの構成を説明するための図である。本実施形態に係る内側用部分かつらを使用者が着用した様子を示す概念図である。

以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。

図１（ａ）は後髪がついた内側用部分かつら１０の構成、図１（b）は前髪がついた内側用部分かつら１０の構成を示してしている。この図１（ａ）（ｂ）に示されるように、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１に後髪つけ毛２、または、前髪つけ毛３が結合され、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端に面ファスナー４と面ファスナー５が取り付けられる。面ファスナー４はずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の片端の表面、面ファスナー５はずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の片端の裏面に取り付けられる。

次に内側用部分かつら１０の装着方法及び構成について説明する。

図２（ａ）は後髪２がついた内側用部分かつら１０の使用例、図２（b）は前髪３がついた内側用部分かつら１０の使用例を示してしている。図２に示されるように、利用者が内側用部分かつら１０を利用するには、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端を持ちながら内側用部分かつら１０を頭の周囲に巻きつけるようにつけ、面ファスナー４と面ファスナー５を留めて装着する。または、あらかじめずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の両端を面ファスナー４と面ファスナー５で留めて輪状にし、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１を伸ばして内側用部分かつら１０を頭部に被る。その上に帽子６やバンダナ７を被る。

上記ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１は、綿素材又はベルベットやスエードなどのずれにくい効果がある素材としてもよいし、色は利用者の肌の色や髪の色に合わせてベージュや黒色にしてもよい。

また、上記ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ１の幅は、上に装着する帽子からはみ出ず、かつ、頭部を圧迫しない幅（例えば１．５ｃｍ～３ｃｍくらい）としてもよい。

また、上記後髪つけ毛２、前髪つけ毛３の毛髪は、ポリエステル、アクリル、塩化ビニル等の化繊、人毛、化繊と人毛を混合したミックス毛としてもよく、その色も、金色、黒色、栗色、茶色、赤色等、特に限定されるものではない。

また、上記後髪つけ毛２、前髪つけ毛３の形状は、図例に限定されず、ロング、ミディアム、ショート等、様々な長さのものを適用でき、そのスタイルも、ウェーブ、ボブ、シャギー、巻き髪、ストレート等、あらゆるヘアデザインのものを適用することができる。

また、上記後髪つけ毛２、前髪つけ毛３の毛髪は、毛髪が解けないように上部をほつれ防止加工してもよい。ほつれ防止加工の方法として、毛髪上部を布やネット状の部材で覆っても良いし、毛髪裏面を布やネット状の部材で補強してもよい。

そして、この内側用部分かつら１０の利用者は髪の毛を失った人に限定されるものではない。簡単に本来の自分の髪型とは異なったヘアスタイルに変えたい人が着用してもよい。例えば、子供、大人、お年寄りなど年齢を問わず着用してもよいし、縮れ毛に悩む人種の人が着用してもよいし、位置ずれが生じにくい特徴を活かして激しい運動をする人が着用してもよい。

１０内側用部分かつら
１ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープ
２後髪つけ毛
３前髪つけ毛
４面ファスナー
５面ファスナー
６帽子
７バンダナ

Claims

帽子やバンダナの内側に装着する部分かつらであって、ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープに前髪つけ毛や後髪つけ毛が結合され、前記ずれにくい特徴を持つ伸縮するテープの両端に面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする内側用部分かつら。