JP3244986B2 - 低温靭性の優れた溶接性高張力鋼 - Google Patents
低温靭性の優れた溶接性高張力鋼Info
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Description
張強さ(TS)を有する低温靭性・溶接性の優れた超高
張力鋼に関するもので、天然ガス・原油輸送用ラインパ
イプをはじめ、各種圧力容器、産業機械などの溶接用鋼
材として広く使用できる。
パイプラインに使用するラインパイプは、(1)高圧化
による輸送効率の向上や(2)ラインパイプの外径・重
量の低減による現地施工能率の向上のため、ますます高
張力化する傾向にある。これまでに米国石油協会(AP
I)規格でX80(降伏強さ551MPa以上、引張強
さ620MPa以上)までのラインパイプが実用化され
ているが、さらに高強度のラインパイプに対するニーズ
が強くなってきた。
は、従来のX80ラインパイプの製造技術(たとえばN
KK技報 No.138(1992), pp24-31、およびThe 7th Offs
horeMechanics and Arctic Engineering(1988), Volume
V, pp179-185)を基本に検討されているが、これではせ
いぜい、X100(降伏強さ689MPa以上、引張強
さ760MPa以上)ラインパイプの製造が限界と考え
られる。
性バランスをはじめとして、溶接熱影響部(HAZ)靭
性、現地溶接性、継手軟化など多くの問題を抱えてお
り、これらを克服した画期的な超高張力ラインパイプ
(X100超)の早期開発が要望されている。
靭性のバランスが優れ、かつ現地溶接が容易な引張強さ
950MPa以上(API規格X100超)超高張力溶
接用鋼を提供するものである。
が950MPa以上で、かつ低温靭性・現地溶接性の優
れた超高張力鋼材を得るための鋼材の化学成分(組成)
とそのミクロ組織について鋭意研究を行い、新しい超高
張力溶接用鋼を発明するに至った。
:0.05〜0.10%、 Si:0.6%以
下、Mn:1.8〜2.5%、 P :0.0
15%以下、S :0.003%以下、 N
i:0.1〜1.0%、Mo:0.35〜0.60%、
Nb:0.01〜0.10%、Ti:0.005
〜0.030%、 Al:0.06%以下、N :0.
001〜0.006%を含有し、必要に応じて、さらに
V :0.01〜0.10%、 Cu:0.1〜
0.7%、Cr:0.1〜0.8%、 Ca:
0.001〜0.006%の1種または2種以上を含有
し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、かつP=
2.7C+0.4Si+Mn+0.8Cr+0.45
(Ni+Cu)+Mo+V−1が1.9≦P≦2.8を
満足する鋼成分を有し、さらにそのミクロ組織が平均オ
ーステナイト粒径が10μm以下の未再結晶オーステナ
イトから変態した60%以上の焼戻しマルテンサイトを
含有し、かつ焼戻しマルテンサイト分率と焼戻しベイナ
イト分率との和が90%以上であることを特徴とする低
温靭性に優れた溶接性高張力鋼である。
微量Tiを複合添加した低炭素・高Mn系(1.8%以
上)であること、(2) そのミクロ組織が平均オーステナ
イト粒径10μm以下の未再結晶オーステナイトから変
態した微細な焼戻しマルテンサイトおよびベイナイトか
らなること、である。
は微細なアシキュラーフェライト組織を有するラインパ
イプ用鋼としてよく知られているが、その引張強さの上
限はせいぜい750MPaが限界であった。本基本成分
系で微細な焼戻しマルテンサイト・ベイナイト混合組織
を有する超高張力鋼はまったく存在しない。これはNb
−Mo鋼の焼戻しマルテンサイト・ベイナイト混合組織
では、950MPa以上の引張強さは到底不可能である
ばかりか、低温靭性や現地溶接性も不十分と考えられて
いたためである。
る。引張強さ950MPa以上の超高強度を達成するた
めには、鋼材のミクロ組織を一定量以上の焼戻しマルテ
ンサイトとする必要があり、その分率は60%以上でな
ければならない。焼き戻しマルテンサイト分率が60%
以下であると、十分な強度が得られないだけでなく、良
好な低温靭性を確保することが困難となる(強度、低温
靭性上、もっとも望ましい焼戻しマルテンサイト分率は
70〜90%である)。しかし、たとえ焼戻しマルテン
サイト分率が60%以上であっても、残りの組織が不適
切であると目的とする強度・低温靭性は達成できない。
このため焼き戻しマルテンサイト分率と焼戻しベイナイ
ト分率の和を90%以上とした。
限定しても、必ずしも良好な低温靭性は得られない。優
れた低温靭性を得るためには、γ−α変態前のオーステ
ナイト組織(旧オーステナイト組織)を最適化し、鋼材
の最終組織を効果的に微細化する必要がある。このため
旧オーステナイト組織を未再結晶オーステナイトとし、
かつその平均粒径(dγ)を10μm以下に限定した。
これにより、従来低温靭性が悪いと考えられていたNb
−Mo鋼の焼き戻しマルテンサイトとベイナイトとの混
合組織においても極めて優れた強度・低温靭性バランス
が得られることを見いだした。
b−Mo系の本発明鋼の低温靭性改善にとくに有効であ
る。目的とする低温靭性(たとえばVノッチシャルピー
衝撃試験の遷移温度で−80℃以下)を得るには、平均
粒径を10μm以下としなければならない。ここで見掛
けの平均オーステナイト粒径は図1のように定義し、オ
ーステナイト粒径の測定では、オーステナイト粒界と同
様の作用をもつ変形帯や双晶境界も含めた。具体的に
は、鋼板長さ方向に引いた直線の全長を、該直線上に存
在するオーステナイト粒界との交点の数で除し、dγを
求めた。このようにして求めたオーステナイト平均粒径
は低温靭性(シャルピー衝撃試験の遷移温度)と極めて
良い相関があることを見つけた。
Mo添加)、ミクロ組織(オーステナイトの未再結晶
化)の形態を上述のように厳密に制御することにより、
シャルピー衝撃試験などの破面にセパレーションが発生
し、破面遷移温度はより一層向上することも明らかにな
った。セパレーションはシャルピー衝撃試験などの破面
に発生する板面に平行な層状剥離現象で脆性亀裂先端で
の3軸応力度を低下させ、脆性亀裂伝播停止特性を改善
すると考えられている。
ロ組織を厳密に制御しても目的とする特性を有する鋼材
は得られない。このためにはミクロ組織と同時に化学成
分を限定する必要がある。以下に成分元素の限定理由に
ついて説明する。
Cは鋼の強度向上に極めて有効な元素であり、焼戻しマ
ルテンサイト・ベイナイト混合組織において目的とする
強度を得るためには、最低0.05%は必要である。ま
たこの量はNb、V添加による析出硬化、結晶粒の微細
化効果の発現や溶接部強度の確保のための最小量でもあ
る。しかしC量が多すぎると母材、HAZの低温靭性や
現地溶接性の著しい劣化を招くので、その上限を0.1
0%とした。
であるが、多く添加するとHAZ靭性、現地溶接性を著
しく劣化させるので、上限を0.6%とした。鋼の脱酸
はTiあるいはAlでも十分可能であり、Siは必ずし
も添加する必要はない。
テンサイト・ベイナイト混合組織とし、優れた強度・低
温靭性バランスを確保する上で不可欠な元素であり、そ
の下限は1.8%である。しかしMn量が多すぎると鋼
の焼入性が増加してHAZ靭性、現地溶接性を劣化させ
るだけでなく、連続鋳造鋼片の中心偏析を助長し、母材
の低温靭性をも劣化させるので上限を2.5%とした。
(望ましいMn量は1.9〜2.1%である)。
強度を低温靭性や現地溶接性を劣化させることなく向上
させるためである。Ni添加はMnやCr、Mo添加に
比較して圧延組織(とくにスラブの中心偏析帯)中に低
温靭性に有害な硬化組織を形成することが少ないばかり
か、微量のNi添加がHAZ靭性の改善にも有効である
ことが判明した(HAZ靭性上、とくに有効なNi添加
量は0.3%以上である)。しかし添加量が多すぎる
と、経済性だけではなく、HAZ靭性や現地溶接性を劣
化させるので、その上限を1.0%とした。またNi添
加は連続鋳造時、熱間圧延時におけるCuクラックの防
止にも有効である。この場合、NiはCu量の1/3以
上添加する必要がある。
せ、目的とするマルテンサイト・ベイナイト混合組織を
得るためである。またMoはNbと共存して制御圧延時
にオーステナイトの再結晶を強力に抑制し、オーステナ
イト組織の微細化にも効果がある。このような効果を得
るために、Moは最低0.35%必要である。しかし過
剰なMo添加はHAZ靭性、現地溶接性を劣化させるの
で、その上限を0.6%とした。
b:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.0
30%を含有する。NbはMoと共存して制御圧延時に
オーステナイトの再結晶を抑制して結晶粒を微細化する
だけでなく、析出硬化や焼入性増大にも寄与し、鋼を強
靭化する作用を有する。しかし、Nb添加量が多すぎる
と、HAZ靭性や現地溶接性に悪影響をもたらすので、
その上限を0.10%とした。
スラブ再加熱時および溶接HAZのオーステナイト粒の
粗大化を抑制してミクロ組織を微細化し、母材およびH
AZの低温靭性を改善する。またAl量が少ないとき
(たとえば0.005%以下)、Tiは酸化物を形成
し、HAZにおいて粒内フェライト生成核として作用
し、HAZ組織を微細化する効果も有する。このような
Ti添加効果を発現させるには、最低0.005%のT
i添加が必要である。しかしTi量が多すぎると、Ti
Nの粗大化やTiCによる析出硬化が生じ、低温靭性を
劣化させるので、その上限を0.03%に限定した。
で組織の微細化にも効果を有する。しかしAl量が0.
06%を超えるとAl系非金属介在物が増加して鋼の清
浄度を害するので、上限を0.06%とした。脱酸はT
iあるいはSiでも可能であり、Alは必ずしも添加す
る必要はない。
溶接HAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制して母
材、HAZの低温靭性を向上させる。このために必要な
最小量は0.001%である。しかしN量が多すぎると
スラブ表面疵や固溶NによるHAZ靭性の劣化の原因と
なるので、その上限は0.006%に抑える必要があ
る。
量をそれぞれ0.015%以下、0.003%以下とす
る。この主たる理由は母材およびHAZの低温靭性をよ
り一層向上させるためである。P量の低減は連続鋳造ス
ラブの中心偏析を軽減するとともに、粒界破壊を防止し
て低温靭性を向上させる。またS量の低減は熱間圧延で
延伸化したMnSを低減して延性、靭性を向上させる効
果がある。
目的について説明する。基本となる成分にさらにこれら
の元素を添加する主たる目的は本発明鋼の優れた特徴を
損なうことなく、強度・低温靭性などの特性の一層の向
上や製造可能な鋼材サイズの拡大をはかるためである。
したがって、その添加量は自ら制限されるべき性質のも
のである。
の効果はNbに比較して弱い。しかし超高強度鋼におけ
るV添加の効果は大きく、NbとVの複合添加は本発明
鋼の優れた特徴をさらに顕著なものとする。(本発明鋼
では、0.03〜0.08%V添加がとくに望まし
い)。その上限はHAZ靭性、現地溶接性の点から0.
10%まで許容できる。
に、耐食性、耐水素誘起割れ特性の向上にも効果があ
る。またCu析出硬化によって強度を大幅に増加させ
る。しかし過剰に添加すると析出硬化により母材、HA
Zの靭性低下や熱間圧延時にCuクラックが生じるの
で、その上限を0.7%とした。
が、多すぎるとHAZ靭性や現地溶接性を著しく劣化さ
せる。このためCr量の上限は0.8%である。V,C
u,Cr量の下限0.01%、0.1%、0.1%はそ
れぞれの元素添加による材質上の効果が顕著になる最小
量である。
低温靭性を向上(シャルピー衝撃試験の吸収エネルギ−
の増加など)させる。とくに超高強度ラインパイプを主
用途とする本発明鋼では、不安定延性破壊の伝播防止の
ため高シャルピー吸収エネルギ−が要求されるので、S
量の低減とCa処理は重要である。しかしCa添加量が
0.001%未満では実用上効果がなく、また0.00
6%を超えて添加するとCaO−CaSが大量に生成し
て大型クラスター、大型介在物となり、鋼の清浄度を害
するだけでなく、現地溶接性にも悪影響をおよぼす。こ
のためCa添加量の上限を0.006%に制限した。な
お超高強度鋼は、S,O量をそれぞれ0.001%、
0.002%以下に低減し、かつESSP=(Ca)[
1−124(O)] /1.25(S)を0.5≦ESS
P≦10.0とすることがとくに有効である。なおES
SPとは、有効硫化物形態制御パラメーターの略であ
る。
明では、さらにP=2.7C+0.4Si+Mn+0.
8Cr+0.45(Ni+Cu)+Mo+V−1を1.
9≦P≦2.8に制限する。これはHAZ靭性、現地溶
接性を損なうことなく、目的とする強度・低温靭性バラ
ンスを達成するためである。P値の下限を1.9とした
のは950MPa以上の強度と優れた低温靭性を得るた
めである。また、P値の上限を2.8としたのは優れた
HAZ靭性、現地溶接性を維持するためである。
溶解(50kg,120mm厚鋼塊)または転炉−連続鋳造
法(240mm厚)で種々の鋼成分の鋳片を製造した。こ
れらの鋳片を種々の条件で厚みが15〜28mmの鋼板に
圧延し、焼戻し処理(550℃〜620℃×20分空
冷)を行って諸機械的性質およびミクロ組織を調査し
た。
強さ:TS,シャルピー衝撃試験の−40℃での吸収エ
ネルギー:vE-40 と遷移温度:vTrs)は圧延と直角方向
で調査した。HAZ靭性(シャルピ−衝撃試験−20℃
での吸収エネルギ−:vE-20)は再現熱サイクル装置で
再現したHAZで評価した(最高加熱温度:1400
℃,800〜500℃の冷却時間[△t800-500 ]:2
5秒)。また現地溶接性はY−スリット溶接割れ試験
(JIS G3158)においてHAZの低温割れ防止
に必要な最低予熱温度で評価した(溶接方法:ガスメタ
ルアーク溶接,溶接棒:引張強さ100MPa,入熱:
0.5kJ/mm,溶着金属の水素量:3cc/100g)。
従って製造した鋼板は優れた強度・低温靭性バランス、
HAZ靭性および現地溶接性を有する。これに対して比
較鋼は化学成分またはミクロ組織が不適切なため、いず
れかの特性が著しく劣る。
AZのシャルピー吸収エネルギーが低く、かつ溶接時の
予熱温度も高い。鋼10はNiが添加されていないた
め、母材およびHAZの低温靭性が劣る。鋼11はMn
添加量、P値が高すぎるため、母材およびHAZの低温
靭性が悪く、かつ溶接時の予熱温度も著しく高い。
時に予熱を要する。鋼13はNbが添加されていないた
め、強度不足で、かつオーステナイト粒径が大きく母材
の靭性が悪い。鋼14はS量が多すぎるため、母材およ
びHAZの吸収エネルギ−が低い。
標とする強度が達成できない。鋼16はオーステナイト
粒径が大きすぎるため、母材の低温靭性が劣る。鋼17
は焼戻しマルテンサイト分率が小さすぎるため、強度不
足で、かつ母材のシャルピー遷移温度が劣る。鋼18は
焼戻しマルテンサイトと焼戻しベイナイトの分率が小さ
すぎるため、強度不足である。鋼19はオーステナイト
粒径が大きく、かつ焼戻しマルテンサイト分率が小さす
ぎるため、強度および低温靭性が目標に達しない。
れた超高強度ラインパイプ(引張強さ950MPa以
上、API規格X100超)用鋼が安定して大量に製造
できるようになった。その結果、パイプラインの安全性
が著しく向上するとともに、パイプラインの輸送効率、
施工能率の飛躍的な向上が可能となった。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.05〜0.10%、 Si:0.6%以下、 Mn:1.8〜2.5%、 P :0.015%以下、 S :0.003%以下、 Ni:0.1〜1.0%、 Mo:0.35〜0.60%、 Nb:0.01〜0.10%、 Ti:0.005〜0.030%、 Al:0.06%以下、 N :0.001〜0.006%を含有し、残部が鉄お
よび不可避的不純物からなり、下記の式で定義されるP
値が1.9〜2.8の範囲にあり、さらに鋼のミクロ組
織として平均オーステナイト粒径が10μm以下の未再
結晶オーステナイトから変態した焼戻しマルテンサイト
を体積分率で60%以上含有し、かつ焼戻しマルテンサ
イト分率と焼戻しベイナイト分率との和が90%以上で
あることを特徴とする低温靭性の優れた溶接性高張力
鋼。 P=2.7C+0.4Si+Mn+0.8Cr+0.4
5(Ni+Cu)+Mo+V−1 - 【請求項2】 請求項1記載の成分に加えて、重量%
で、 V :0.01〜0.10%、 Cu:0.1〜0.7%、 Cr:0.1〜0.8%の1種または2種以上を含有す
ることを特徴とする請求項1記載の低温靭性の優れた溶
接性高張力鋼。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の成分に加えてさ
らに、重量%で、 Ca:0.001〜0.006%を含有することを特徴
とする請求項1または2記載の低温靭性の優れた溶接性
高張力鋼。
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