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JP3244978B2 - 実装機の部品認識装置 - Google Patents

実装機の部品認識装置

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Publication number
JP3244978B2
JP3244978B2 JP32225394A JP32225394A JP3244978B2 JP 3244978 B2 JP3244978 B2 JP 3244978B2 JP 32225394 A JP32225394 A JP 32225394A JP 32225394 A JP32225394 A JP 32225394A JP 3244978 B2 JP3244978 B2 JP 3244978B2
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light
mounting machine
slit
component recognition
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JP32225394A
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English (en)
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功一 西川
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18141604&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3244978(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP32225394A priority Critical patent/JP3244978B2/ja
Publication of JPH08181496A publication Critical patent/JPH08181496A/ja
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ノズル部材を備えたヘ
ッドユニットによりチップ部品等の部品を吸着してプリ
ント基板上の所定位置に装着するように構成された実装
機において、特に、ノズル部材に吸着された部品の認識
を行うようにされた実装機の部品認識装置に関するもの
である。
【0001】
【従来の技術】従来、部品装着用のノズル部材を有する
ヘッドユニットにより、IC等の部品を部品供給部から
吸着して、位置決めされているプリント基板上に移送
し、プリント基板の所定の位置に装着するようにした実
装機が一般に知られている。また、最近では実装効率を
高めるべく、複数のノズル部材をヘッドユニットに並べ
て装備し、これによって複数の部品を一度に移送できる
ようにした実装機も提案されている。
【0002】このような実装機においては、ノズル部材
で部品を吸着したときの部品の位置にはある程度のバラ
ツキがあり、部品の吸着位置ズレに応じて装着位置を補
正することが要求される。そのため、吸着された部品を
認識してノズル部材に対する吸着位置ズレを検知した
り、また部品の異常、例えばリードを有する部品であれ
ば、このリードの折れ等を検知するようにしている。
【0003】このような部品認識を行う装置として、ノ
ズル部材に吸着された部品をラインセンサ又はエリアセ
ンサからなる撮像手段によって撮像し、その画像に基づ
いて部品認識を行うようにしたものが提案されている。
例えば、撮像手段としてラインセンサを用いる場合、ラ
インセンサを実装機の基台上に設置し、部品吸着後のヘ
ッドユニットをこのラインセンサ上を通過させながら、
部品認識用の所要の光を吸着部品に照射して部品画像を
取込み、この取込み画像に基づいて部品認識を行うよう
にした装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、部品認識に必要な光の照射等に関して改善すべき点
が残されている。これを撮像手段にラインセンサを用い
た場合について具体的に説明すると、従来の装置では、
部品認識に必要な光を照射する発光部が、ラインセンサ
の視野を遮ることがないように、例えば、ラインセンサ
の側方部など、ラインセンサの撮像位置に保持された部
品に対して比較的離れた位置に配置されている。そのた
め、部品認識に適した照度を確保しようとすると必然的
に発光部の輝度を高める必要がある。従って、高輝度の
発光部からの光が広範囲に照射され、その結果、不要な
光の反射等が生じ易く、これが部品の認識精度に影響を
及ぼすといった問題を招いていた。
【0005】そこで、発光部をより部品に近い位置に配
置して、発光部の輝度を抑えながら所定の照度を確保す
ることが望ましいが、従来の装置では、発光部を部品に
近づけ過ぎるとラインセンサの視野を遮る虞があるた
め、これにも自ずと限界があり、効果的な解決策がなか
った。
【0006】また、従来の装置では、ラインセンサが部
品像を平面的に取込むのに対し、認識すべき部品は必ず
しも平面的であるとは限らないため、照射される光との
関係で精度良く部品認識が行われない虞があった。すな
わち、円柱状の部品を撮像する場合等には、部品の表面
が湾曲しているために、取込まれた部品画像において
は、部品の中央部に対して縁部が暗くなり、その結果、
部品の外形を精度良く認識できないような場合があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、画像認識に適した明るさの部品画像を
より良く取込むことによって部品認識精度を高めること
ができる実装機の部品認識装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る実装機の
部品認識装置は、部品吸着用の複数のノズル部材を備え
たヘッドユニットと、このヘッドユニットの移動経路内
に配置される撮像手段とを備え、上記ヘッドユニットを
撮像手段による所定の撮像位置に移動させることにより
ノズル部材に吸着された部品の認識を行うように構成さ
れた実装機の部品認識装置において、上記撮像手段とし
て、上記ヘッドユニットの移動に伴い上記吸着部品画像
を一次元的に取込むラインセンサが設けられるととも
に、上記撮像位置とラインセンサとの間に、上記吸着部
品に対して部品認識に必要な光を照射する発光手段が設
けられ、この発光手段は、上記ラインセンサの各撮像素
子の配列方向に沿って並設される多数の発光体と、この
発光体を装着する基板とからなり、この基板に、上記ラ
インセンサの各撮像素子の配列方向に延びるスリットが
形成されているものである。
【0009】請求項2に係る実装機の部品認識装置は、
請求項1記載の部品認識装置において、上記ヘッドユニ
ットにおいて上記各ノズル部材が一列に配列されるとと
もに、上記撮像位置においてヘッドユニットを上記各ノ
ズル部材の配列方向に移動させるものであって、上記ラ
インセンサは、上記各撮像素子が各ノズル部材の配列方
向と直交する方向に配列されているものである。
【0010】請求項3に係る実装機の部品認識装置は、
請求項1又は2記載の部品認識装置において、上記発光
手段が、スリットの両側に複数列に発光体を配設してな
るものである。
【0011】請求項4に係る実装機の部品認識装置は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の部品認識装置におい
て、上記発光手段が、発光体の表面を覆う拡散板を具備
し、この拡散板に上記基板のスリットに対応するスリッ
トが形成されるとともに、拡散板の表面に照り返し防止
のためのマット処理が施されてなるものである。
【0012】請求項5に係る実装機の部品認識装置は、
請求項1乃至4のいずれかに記載の部品認識装置におい
て、上記発光手段が、上記基板のスリットを谷部として
傾斜する断面略V字形に発光体を配置してなるものであ
る。
【0013】請求項6に係る実装機の部品認識装置は、
請求項1乃至4のいずれかに記載の部品認識装置におい
て、上記発光手段が、発光体の表面側を覆うプリズムを
具備し、プリズムの厚みがスリットの長手方向と直交す
る方向に、上記スリットを境として両外方に向かって漸
増するように形成されてなるものである。
【0014】
【作用】上記請求項1及び2記載の実装機の部品認識装
置によれば、ヘッドユニットがラインセンサ上を、例え
ばラインセンサの撮像素子の配列方向と直交する方向に
移動することによって、ノズル部材に吸着された部品の
画像がラインセンサによって取込まれ、この部品画像に
基づいて部品認識が行われる。この際、発光体から照射
された光が部品で反射し、その反射光が基板のスリット
を介して撮像手段に照射され、これによって部品画像が
取込まれる。
【0015】上記請求項3記載の発明によれば、発光体
がラインセンサと直交する方向にある程度の範囲をもつ
ため、部品の面が傾斜、湾曲しているような場合でも、
スリットを通してラインセンサに入射される光の照度が
適切に確保される。
【0016】上記請求項4記載の発明によれば、発光体
の指向性が強い場合でも、照射される光が拡散されるこ
とによって部品の照度ムラが抑えられる。また、照り返
しによる不要な光の撮像手段への入射が防止される。
【0017】上記請求項5及び6記載の発明によれば、
部品の面が傾斜、湾曲しているような場合に、部品の面
のより大きな傾斜、湾曲等に適合することが可能とな
る。
【0018】
【実施例】本発明に係る部品認識装置について図面に基
づいて説明する。
【0019】図1及び図2は、本発明に係る部品認識装
置が搭載された実装機の構造を示している。同図に示す
ように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用の
コンベア2が配置され、プリント基板3がこのコンベア
2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止されるよう
になっている。上記コンベア2の側方には、部品供給部
4が配置されている。この部品供給部4は部品供給用の
フィーダーを備え、例えば多数列のテープフィーダー4
aを備えている。
【0020】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニ
ット5は、部品供給部4とプリント基板3が位置する部
品装着部とにわたって移動可能とされ、当実施例ではX
軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面上
でX軸と直交する方向)に移動することができるように
なっている。
【0021】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の
固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動さ
れるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上
にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持
部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ
軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X
軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15によ
り駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイ
ド部材13にヘッドユニット5が移動可能に保持され、
このヘッドユニット5に設けられたナット部分(図示せ
ず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、
Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY
軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作
動によりヘッドユニット5が支持部材11に対してX軸
方向に移動するようになっている。
【0022】また、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サ
ーボモータ15には、それぞれロータリエンコーダから
なる位置検出装置10,16が設けられており、これに
よって上記ヘッドユニット5の移動位置検出がなされる
ようになっている。
【0023】上記ヘッドユニット5には、チップ部品吸
着用のノズル部材20が設けられ、図2に示すように本
実施例ではX軸方向に8つのノズル部材20が並べて設
けられている。各ノズル部材20は、それぞれ、ヘッド
ユニット5のフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)
及びノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能とされ、図
外のZ軸サーボモータ及びR軸サーボモータにより作動
されるようになっている。また、これらの各サーボモー
タにはそれぞれ位置検出装置が設けられており、各ノズ
ル部材20の移動位置検出がなされるようになってい
る。
【0024】さらに、上記部品供給部4とコンベア2の
間には、上記ヘッドユニット5の各ノズル部材20に吸
着された部品を認識する際に、部品画像を取込むための
センサユニット23が配設されている。
【0025】上記センサユニット23は、ラインセンサ
24を備えたセンサ本体25と、画像の取込みに必要な
光を照射するための照明ユニット26(発光手段)とか
ら構成されている。上記センサ本体25に備えられるラ
インセンサ24は、図3に示すようにCCD固体撮像素
子24aが上記ノズル部材20の配列方向と直交する方
向(Y軸方向)に並設されたイメージセンサであって、
各素子24aの配列方向(主走査方向;Y軸方向)と直
交する方向(副走査方向;X軸方向)にヘッドユニット
5を移動させることによって、ノズル部材20に吸着さ
れた部品の主走査方向の画像を、副走査方向に一次元的
に順次取込むようになっている。なお、図示を省略して
いるが、部品画像は、センサ本体25内に設けられたレ
ンズを介してラインセンサ24に取込まれるようになっ
ている。
【0026】上記照明ユニット26は、図4に示すよう
に、部品認識時のヘッドユニット5の移動経路の下方で
あって、かつ上記センサ本体25の上方に配置されてお
り、基板28に装着される多数のLED27(発光体)
と、その表面に配設される拡散板29とから構成されて
いる。
【0027】図5に示すように、上記基板28の中央部
分には、上記センサ本体25のラインセンサ24の鉛直
上方であって、ラインセンサ24のCCD固体撮像素子
24aの配列に対応してY軸方向に延びるスリット28
aが形成されている。スリット28aを挟んでその両側
(X軸方向両側に)には、それぞれスリット28aに沿
って上記LED27が並べて多数装着されており、図示
の例では、スリット28aの両側にLED27の列がそ
れぞれ3列ずつ設けられている。
【0028】上記拡散板29は、指向性の強いLED2
7の照射光を適度に拡散させることによって、照らし出
される部品の照度ムラを抑えるもので、例えば、アクリ
ル等の樹脂材料から形成されている。拡散板29の中央
部分には、上記基板28のスリット28aに対応して、
スリット28aと同一形状、あるいはこれよりも若干大
きめのスリット29aが形成されている。また、拡散板
29の表面(図4では上面)には適度の凹凸処理(マッ
ト処理)が施されており、これによって拡散板29の表
面に照射される光の照り返しが抑えられるようになって
いる。
【0029】次に、以上のように構成された実装機の部
品認識動作について説明する。
【0030】上記実装機において実装動作が開始される
と、上記ヘッドユニット5が部品供給部4に移動させら
れ、各ノズル部材20による部品の吸着が行われる。そ
して、部品の吸着が完了すると、部品認識のためのセン
サユニット23に対するヘッドユニット5の移動が行わ
れる。具体的には、ヘッドユニット5がセンサユニット
23に対する移動経路の例えば左方端にセットされた
後、この位置から右方(図1,3,4,5の矢印S方
向)に向かって移動させられる。
【0031】部品認識のためのヘッドユニット5の移動
が開始されると、これに同期したタイミングで上記照明
ユニット26の発光が開始される。そして、上記ヘッド
ユニット5が上記センサユニット23の上方を移動させ
られるに伴い、ヘッドユニット5の各ノズル部材20に
吸着された各部品が上記照明ユニット26の光で照らし
出され、その部品画像が順次センサ本体25のラインセ
ンサ24によって取込まれることになる。より詳細に
は、上記照明ユニット26においてLED27が発光す
ることにより、その光が拡散板29で拡散されてノズル
部材20に吸着された部品の表面(実際には裏面)に照
射される。そして、部品の表面で光が反射することによ
って、その反射光が上記拡散板29及び基板28のスリ
ット28a,29aを介してセンサ本体25に入射さ
れ、これによって部品画像がラインセンサ24によって
取込まれることになる。
【0032】そして、ヘッドユニット5がセンサユニッ
ト23上を完全に通過することによってノズル部材20
に吸着されている全部品の画像がラインセンサ24に取
込まれることになる。
【0033】ところで、上述のように構成された上記実
装機においては、従来のこの種の実装機に比べて、以下
のような利点がある。
【0034】すなわち、上記実装機では、センサユニッ
ト23において、照明ユニット26をセンサ本体25の
直上方に配置し、照明ユニット26の基板28及び拡散
板29に形成されたスリット28a,29aを介して部
品画像を取込むようにしているため、センサ本体25の
視野を遮ることなく、照明ユニット26を撮像対象部品
により近い位置に配置して部品を照らすことができる。
【0035】それ故に、LED27の輝度を抑えながら
部品の認識に適した所定の部品照度を適切に確保するこ
とが可能となる。そして、LED27の輝度を抑えつつ
撮像対象部品に近い位置から光を照射することにより照
らし出す範囲を狭くし、すなわち、認識対象である部品
のみを明確に照らし出して、部品の背景等、部品認識に
不要な部分を照らし出すのを抑え、不要な光の反射を抑
制することができる。しかも、照明ユニット26に形成
されたスリット28a,29aを介してセンサ本体25
に光が照射されるので、不要な光がセンサ本体25に照
射され難くなる。従って、部品の認識精度を高めること
が可能となる。さらに、拡散板29の表面にマット処理
が施されて光の照り返しが防止されるようになっている
ので、照り返しによる不要な光がセンサ本体25に入射
されることも防止できる。
【0036】また、スリット28aの両側にLED27
がそれぞれ複数列ずつ設けられているので、認識対象部
品の表面が傾斜、湾曲しているような場合でも、スリッ
ト28aを通してラインセンサ24に入射される光の照
度を適切に確保することができる。すなわち、認識対象
である部品の表面が傾斜、湾曲等していると、部品縁部
等での照度が低下し易く、部品全体の照度を均一に保つ
ことが難しくなる。しかし、上記実施例のようにする
と、LED27がラインセンサ24と直交する方向にあ
る程度の範囲をもっており、部品縁部が効果的に照らし
出されるため部品全体の照度が均一に保たれ、部品画像
の明暗のムラが抑えられる。従って、部品の縁部形状を
より正確に認識して精度良く部品認識を行うことができ
る。
【0037】さらに、上記実装機では、照明ユニット2
6をセンサ本体25の直上方に配置することができるの
で、センサ本体25の周辺部等に照明ユニット26を配
置するためのスペースを設ける必要がなく、従って、実
装機の省スペース化に貢献し得るとともに、レイアウト
の自由度を高めることができるという利点もある。
【0038】なお、上記実装機は、本発明に係る部品認
識装置の一例が適用された一実施例であって、その具体
的な構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更
可能である。例えば、上記実施例のセンサユニット23
の照明ユニット26に代えて、図6及び図7に示すよう
な照明ユニット30,31を適用したセンサユニット2
3を構成することもできる。以下、これらの例について
簡単に説明する。
【0039】図6に示す照明ユニット30も、基本的に
は、LED27,基板28及び拡散板29を備えている
点で上記実施例の照明ユニット26と同一の構成を有し
ている。しかし、同図に示すように、基板28及び拡散
板29が、スリット28a,29aを谷としてそれぞれ
傾斜させられ、これによってLED27が略V字形に配
置されている点で上記実施例の照明ユニット26と相違
している。このような構成の照明ユニット30を採用す
れば、同図に示すように、部品Cの表面が湾曲等してい
る場合に、その湾曲部分を効果的に照らし出すことがで
きるので、上記実施例の照明ユニット26にも増して部
品全体の照度を均一に保つことが可能となる。
【0040】また、図7に示す照明ユニット31は、拡
散板29に代えてプリズム32が設けられている点で上
記実施例の照明ユニット26と相違している。このプリ
ズム32は、その厚みが、同図に示すようにその中央部
分からX軸外方に向かってそれぞれ漸増するようになっ
ているとともに、その中央部分に上記基板28のスリッ
ト28aに対応して、スリット28aと同一形状、ある
いはこれよりも若干大きめの画像取込み用のスリット3
2aが形成されている。このような構成の照明ユニット
31によれば、LED27からの光がプリズム32で屈
折することにより、部品Cの表面が湾曲している場合等
に、その湾曲部分を効果的に照らし出すことができる。
従って、この照明ユニット31によっても部品全体の照
度を均一に保つことが可能となる。
【0041】さらに、上記実施例では、部品認識のため
のセンサユニット23に対するヘッドユニット5の移動
について、ヘッドユニット5を移動経路の左方端にセッ
トした後、右方(図1,3,4,5では矢印S方向)に
向かって移動させる例について説明したが、勿論、ヘッ
ドユニット5を移動経路の右方端にセットした後、左方
に向かって移動させるようにしても良い。このような部
品認識のためのヘッドユニット5の移動は、例えば、最
後に吸着する部品をセンサユニット23よりも左方側、
あるいはこれに近い位置で吸着した場合にはヘッドユニ
ット5を矢印S方向に移動させ、また、最後に吸着する
部品をセンサユニット23よりも右方側、あるいはこれ
に近い位置で吸着した場合にはヘッドユニット5を矢印
Sと逆の方向に移動させるようにすれば効率良く部品認
識を行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部品認識
装置によれば、部品装着後にヘッドユニットが撮像手段
であるラインセンサの所定の撮像位置において移動させ
られることによってヘッドユニットに吸着された部品の
画像がラインセンサによって取込まれ、この部品画像に
基づいて部品認識が行われる。この際、発光手段から照
射された光が部品で反射し、その反射光が発光手段のス
リットを介してラインセンサに入ることによって部品の
撮像が行われるので、ラインセンサの視野を遮ることな
く、発光手段を撮像位置により近い位置に配置して部品
を照らすことができる。従って、発光手段の輝度を抑え
ながら部品認識に適した所定の部品照度を適切に確保す
ることが可能となり、これによって部品の認識精度が高
められる。
【0043】また、部品での反射光は発光手段のスリッ
トを介してラインセンサに入るので、不要な光の入射を
抑えながら部品画像を取込むことができる。特に、スリ
ットの両側に複数列に発光体を配設するようにすれば、
部品の面が傾斜、湾曲しているような場合でも、スリッ
トを通してラインセンサに入射される光の照度を適切に
確保することができる。
【0044】また、発光体の表面に拡散板を配置し、こ
の拡散板にスリットを形成するとともに、拡散板の表面
に、照り返し防止のためのマット処理を施すようにすれ
ば、発光体の指向性が強い場合でも、部品の照度ムラを
抑えることができ、また、不要な光の反射を防止しなが
ら撮像手段を取込むことができる。
【0045】さらに、基板及び拡散板のスリットを谷部
として傾斜させて発光体を略V字形に配置するような発
光手段や、あるいは発光体の表面側にプリズムを設ける
ような発光手段を構成するようにすれば、部品面のより
大きな傾斜や湾曲に対して所要の部品照度を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品認識装置の一例が適用された
実装機の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】センサ本体のラインセンサを示す拡大略図であ
る。
【図4】センサユニットを示す図2の拡大図である。
【図5】基板及びこれに装着されるLEDを示す図4に
おけるA−A断面図である。
【図6】照明ユニットの他の例を示す図4に対応する図
である。
【図7】照明ユニットの他の例を示す図4に対応する図
である。
【符号の説明】
1 基台 2 コンベア 3 プリント基板 4 部品供給部 5 ヘッドユニット 9 Y軸サーボモータ 15 X軸サーボモータ 10,16 位置検出手段 20 ノズル部材 23 センサユニット 23a 照明部 24 ラインセンサ 25 センサ本体 26 照明ユニット 27 LED 28 基板 28a,29a スリット 29 拡散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−41596(JP,A) 特開 平1−152699(JP,A) 特開 平2−280400(JP,A) 特開 平5−335792(JP,A) 特開 平4−103200(JP,A) 特開 平7−174539(JP,A) 実開 平2−32005(JP,U) 実開 平5−4596(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品吸着用の複数のノズル部材を備えた
    ヘッドユニットと、このヘッドユニットの移動経路内に
    配置される撮像手段とを備え、上記ヘッドユニットを撮
    像手段による所定の撮像位置に移動させることによりノ
    ズル部材に吸着された部品の認識を行うように構成され
    た実装機の部品認識装置において、上記撮像手段とし
    て、上記ヘッドユニットの移動に伴い上記吸着部品画像
    を一次元的に取込むラインセンサが設けられるととも
    に、上記撮像位置とラインセンサとの間に、上記吸着部
    品に対して部品認識に必要な光を照射する発光手段が設
    けられ、この発光手段は、上記ラインセンサの各撮像素
    子の配列方向に沿って並設される多数の発光体と、この
    発光体を装着する基板とからなり、この基板に、上記ラ
    インセンサの各撮像素子の配列方向に延びるスリットが
    形成されていることを特徴とする実装機の部品認識装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドユニットにおいて上記各ノズ
    ル部材が一列に配列されるとともに、上記撮像位置にお
    いてヘッドユニットを上記各ノズル部材の配列方向に移
    動させるものであって、上記ラインセンサは、上記各撮
    像素子が各ノズル部材の配列方向と直交する方向に配列
    されていることを特徴とする請求項1記載の実装機の部
    品認識装置。
  3. 【請求項3】 上記発光手段は、スリットの両側に複数
    列に発光体を配設してなるものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の実装機の部品の認識装置。
  4. 【請求項4】 上記発光手段は、発光体の表面を覆う拡
    散板を具備し、この拡散板に上記基板のスリットに対応
    するスリットが形成されるとともに、拡散板の表面に照
    り返し防止のためのマット処理が施されてなることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の実装機の部
    品認識装置。
  5. 【請求項5】 上記発光手段は、上記基板のスリットを
    谷部として傾斜する断面略V字形に発光体を配置してな
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    実装機の部品認識装置。
  6. 【請求項6】 上記発光手段は、発光体の表面側を覆う
    プリズムを具備し、プリズムの厚みがスリットの長手方
    向と直交する方向に、上記スリットを境として両外方に
    向かって漸増するように形成されてなることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の実装機の部品認識
    装置。
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