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JP3244115B2 - 半導体レーザー - Google Patents

半導体レーザー

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JP3244115B2
JP3244115B2 JP22142297A JP22142297A JP3244115B2 JP 3244115 B2 JP3244115 B2 JP 3244115B2 JP 22142297 A JP22142297 A JP 22142297A JP 22142297 A JP22142297 A JP 22142297A JP 3244115 B2 JP3244115 B2 JP 3244115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザー、
特に高光出力特性を提供する光導波路構造を有するシン
グルモード半導体レーザーに関する。
【0002】
【従来の技術】今日光エレクトロニクス技術は、コンパ
クトディスク(CD)に代表される情報入出力技術、あ
るいは光ファイバーを使った光通信技術など、様々な分
野に利用されて発展してきた。この光エレクトロニクス
技術を支えるデバイスとして、半導体レーザー(LD)
が開発されている。例えば、CDには近赤外もしくは可
視光帯の半導体レーザーが用いられ、光通信には長波長
帯の半導体レーザーが用いられるなど、様々な半導体レ
ーザーがこの光エレクトロニクス技術に貢献している。
【0003】このようなLDには様々な構造のものがあ
るが、そのうちの導波路型のLDとしては、いわゆるシ
ングルモード(Transverse single-mode)光が得られる
ような導波路構造を有する構成が一般的である。CDに
関しては、情報量を増加するためには記録密度が重要で
あり、この記録密度を高密度化するためにはシングルモ
ード光を得る必要がある。また、光通信に関しては、マ
ルチモード信号光を用いると、マルチモード分散の影響
により長距離伝送に適さないといった問題がある。その
ため、シングルモード光を出力する導波路型LDが一般
的に使用されている。
【0004】このシングルモード光を得るために、LD
の導波路として、導波路幅がある程度の細さに制限され
ておりマルチモード光に関してはカットオフするシング
ルモード導波路が一般的に採用されている。具体的に
は、LDの導波路の活性層の幅が、2〜4μm程度の狭
い幅に制限されている。従って、LDに注入できる電流
がある程度の小ささに制限され、それに伴って光出力に
限界がある。高い注入電流を許容し、飽和光出力レベル
を向上するためには、LDの導波路幅を広くすることが
最も簡単な方法である。しかし、この方法は前述のシン
グルモード導波路を実現するための制約と相反するた
め、結局LDの高出力化には技術的な限界があった。
【0005】上記の課題を解決するためにこれまでに様
々な方法が提案されている。「アイトリプルイー・ジャ
ーナル・オブ・クォンタム・エレクトロニクス(IEEE J
ournal of Quantum Electronics) Vol.QE−2
3 No.6 1987」第730〜737頁(著者:
Patrick Vanwikelbergeなど)に、モードフィルターが
集積されたマルチモードLDが報告されている(第1の
従来例)。これは、主光励起領域を導波路幅の広いマル
チモードLDで構成し、飽和光出力を改善した構成であ
る。
【0006】また別の方法として、「エレクトロニクス
・レターズ(Electronics Letters) Vol.32
No.24 1996」第2277〜2279頁(著
者:M.Sagawaなど)に、フレア形状のLDが報告されて
いる(第2の従来例)。これは、LDの一方の端がシン
グルモード導波路と同等の狭い導波路幅に形成され、他
方の端に向かってフレア形状に導波路幅が広がる構造の
LDである。広がった端の導波路幅は、通常のシングル
モード導波路よりも広いため、光出力が改善される。一
方、出力光のモードは幅の狭い端のシングルモード導波
路領域により制御され、最適なフレア形状に形成される
ことにより、他端の幅が広くてもシングルモード光を保
ち得る構造とすることができる。
【0007】さらに別の方法として、「アプライド・フ
ィジクス・レターズ(Applied Physics Letters) V
ol.60 No.6 1992」第668〜670頁
(著者:L.J.Mawstなど)に、 フェイズ・ロックトL
Dアレイ(Phase-locked Laser Diode Array)が報告さ
れている(第3の従来例)。これは、複数個(例えば2
0個)の半導体レーザーを、ある間隔を隔てて光の導波
方向に垂直に並べて集積し、お互いに共鳴させながら最
終的に高いシングルモード出力を得るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、マ
ルチモード導波路領域がシングルモード光のみならず1
次モード、2次モードの光も励起するが、モードフィル
ターによりこの1次モード光および2次モード光を除去
することによって、シングルモード光が得られる構成で
ある。1次モード光および2次モード光の光エネルギー
はLDのシングルモード光出力には寄与しないので、通
常のシングルモードLDと比べても電気/光変換効率が
悪化するという問題がある。
【0009】第2の従来例は、製造上の難点を抱えてい
る。すなわち、最適なフレア形状を求めることが難しい
上に、製造誤差等によりLDの長さが少しでも狂うと、
もはやフレア形状が最適形状ではなくなったり、また、
幅広の方の導波路幅が設計通りの幅に形成できなくなっ
たりすることにより所望の特性が得られないという問題
がある。
【0010】第3の従来例は、構造が複雑で製造が難し
く、歩留まり良く素子を得ることが困難である。また、
共鳴条件を満たすような構造条件のトレランスが厳しく
(許容誤差が小さく)、再現性良く素子を製造すること
が困難であるという問題がある。
【0011】以上の通り、従来一般的に用いられている
シングルモード光を得るための幅の狭い導波路幅を有す
る半導体レーザーは、許容注入電流量が低く制限され、
高出力化に限界があるという問題があった。この課題を
回避するために提案されている前記第1〜3従来例に関
しては、高い電気−光変換効率が得られにくい、再現性
良く素子を製造できない、製造トレランスが厳しい、構
造が複雑であるなどの問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、構成が簡単で製造
が容易であり、シングルモード光が高出力で得られる半
導体レーザーを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、シング
ルモード光を出力する半導体レーザーであって、マルチ
モード干渉導波路領域を含む光導波路構造を有すること
にある。
【0014】前記マルチモード干渉導波路領域は、1×
1マルチモード干渉型光導波路である。前記光導波路構
造は、前記マルチモード干渉導波路領域と、該マルチモ
ード干渉導波路領域の両端部に接続されている1対のシ
ングルモード導波路領域とからなる。そして、前記マル
チモード干渉導波路領域が、前記シングルモード導波路
領域よりも導波路幅が広い。
【0015】このような構成とすることにより、導波路
幅の広いマルチモード干渉導波路を主な光導波路構造と
して有していながら、シングルモード出力光を実現する
半導体レーザーが、比較的単純な構造にて提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態である1.5μ
m帯半導体レーザーの概略斜視図である。この半導体レ
ーザーは、マルチモード干渉導波路領域1と、その両端
に接続されたシングルモード導波路領域2、3とから構
成されている。各領域の長さは、マルチモード干渉導波
路領域1が280μm程度、シングルモード導波路領域
2および3がそれぞれ共に50μm程度、合計で素子長
は380μm程度となっている。図2には、図1の1点
鎖線A−A’(マルチモード干渉導波路領域1内の位
置)およびB−B’(シングルモード導波路領域2内の
位置)の断面の層構造が示してある。図2(a)および
(b)に示されるA−A’線およびB−B’線の断面の
層構造はほとんど同一であり、異なっている点は導波路
幅だけである。図2(a)のマルチモード干渉導波路領
域1の導波路幅W1および図2(b)のシングルモード
導波路領域2の導波路幅W2は、それぞれW1=10μ
m、W2=2μmである。
【0018】次に、図3〜7を参照しながら本実施形態
による半導体レーザーの製造方法を説明する。まず、図
3に示すように、n−InP基板23上に、n−InP
バッファ層24と、1.5μm組成InGaAsP層2
5と、p−InPクラッド層26とが、MOVPE法
(有機金属気相成長法)により順番に積層形成されてい
る。各層の層厚は、n−InPバッファ層24が200
nm程度、1.5μm組成InGaAsP層25が10
0nm程度、p−InPクラッド層26が200nm程
度である。
【0019】次に、図4に示すように、通常のフォトリ
ソグラフィ法により、p−InPクラッド層26上にエ
ッチング用マスク31が形成される。その後、反応性イ
オンエッチング法(RIE法)により、図5に示すよう
に、p−InPクラッド層26と、1.5μm組成In
GaAsP25と、n−InPバッファ層24が、部分
的に(マスク31が形成されていない部分のみ)除去さ
れ、メサ構造が形成される。
【0020】次に、通常の熱CVD法でSiO2膜が全
面に形成された後に、通常のフォトリソグラフィ法によ
り、図6に示すように、メサ両脇に選択的結晶成長法に
よる埋め込み層形成のためのSiO2マスク32が形成
される。その後、MOVPE法により、図7に示すよう
に、p−InP埋め込み層27およびp−InGaAs
キャップ層28が形成される。p−InP埋め込み層2
7は2μm程度、p−InGaAsキャップ層は200
nm程度の厚さである。
【0021】そして、図示しないが、素子の裏面に研磨
が施され、裏面電極および表面電極が通常のスパッタリ
ング法により形成され、素子劈開後の端面に通常の無反
射(AR)コーティングおよび半反射(HR)コーティ
ングが施される。こうして、半導体素子の製造が完了す
る。以上が、本実施形態の半導体レーザーの製造方法の
一例である。
【0022】このような半導体レーザーの特性について
次に説明する。本実施形態の半導体レーザーは、図1に
示すようにマルチモード干渉導波路領域1を含んだ構造
であり、このマルチモード干渉導波路領域は、MMI
(Multimode Interference)理論によって、1×1動作
するように設計されている。
【0023】このMMI理論は今まで主に、1×Nもし
くはN×N等の分岐・合流受動光導波路を設計する理論
として知られている(例えば、「ジャーナル・オブ・ラ
イトウェア・テクノロジー(Journal of Lightware Tec
hnology)Vol.13 No.4 1995」第61
5〜627頁(著者:Lucas B.Soldano)に開示)。こ
のMMI理論によって一般に導かれるMMI長Lπの式
を具体的に示す。
【0024】
【数1】 ここで、LはMMI領域の長さ、W1はMMI領域の
幅、Nrは導波路の屈折率、Ncはクラッドの屈折率、
λ0は入射光波長、σはTEモードのときσ=0、軸モ
ードのときσ=1である。
【0025】MMI理論によると、
【0026】
【数2】 という条件を満たすとき、MMI領域は1×N光導波路
として動作する。また、
【0027】
【数3】 という条件を満たすとき、MMI領域はN×N光導波路
として動作することが一般的に知られている。なお、N
は正の整数であり、1であっても勿論問題はない。
【0028】この原理を利用すれば、MMI領域は幅の
広いマルチモード光導波路でありながら、両端面におい
てはシングルモード光のみが伝搬する構造を実現する1
×1−MMI光導波路の設計が可能になる。
【0029】従来、このMMI理論は受動導波路に適用
できることが知られている。しかし、本発明者等は、最
近の研究によって、1×1−MMI光導波路構造がLD
の光導波路構造にも適用可能であることを見出し、「ヨ
ーロピアン・カンファレンス・オン・インテグレーテッ
ド・オプティクス ’97 8th ポストデッドライ
ン・ペーパーズ(European Conference on Integrated
Optics '97 8th Postdeadline Papers) PD5−1〜
PD5−4頁にて開示した。
【0030】図8には、2次元BPM(ビーム伝搬法:
Beam Propagation Method)による、10cm-1の利得
を有する1×1−MMI光導波路のシミュレーション結
果が示されている。図8は、光エネルギー強度をハッチ
ング等で表した図で、光エネルギー強度に応じてハッチ
ング密度等が変化させてある。ハッチングが存在しない
白色無地の部分が最も光エネルギー強度が強いことを示
している。図8に示すように、利得を有する光導波路で
あっても、1×1−MMI光導波路構造が実現されてい
ることが分かる。
【0031】通常のシングルモードLDにおいては、本
実施形態と同様な層構造を有する場合、その導波路幅は
全域にわたって2μm程度に制約される。すなわち、導
波路が全長にわたって本実施形態の両端部の領域2、3
と同程度の幅で形成されている必要がある。
【0032】しかしながら本実施形態の半導体レーザー
では、前述のとおりLDが1×1−MMIとして動作す
るよう設計されているので、導波路幅が従来の5倍の1
0μmとしても、シングルモード光(基本モード光)を
発振することが可能となる。本実施形態による半導体レ
ーザーはMMIの原理を用いることにより、飽和注入電
流値の制限が緩和され、高電流注入によるLDの高出力
化が達成できる。また、極めて光の閉じ込めが強いマル
チモード干渉導波路領域を含む構造となっているため、
そのしきい値電流密度が大幅に低減される上に、LD内
の電界と光との重なり積分が大きくなる効果により、電
気−光変換効率が通常のシングルモードLDと比較して
改善される。
【0033】また、本実施形態の素子の層構造は通常の
半導体レーザーの層構造と同等であり、通常の半導体レ
ーザーの製造工程と完全に同一工程とすることが出来
る。従ってこの半導体レーザーは、既に確立されている
製造方法のみを駆使して製造することが出来、再現性お
よび歩留まりに優れた比較的容易な製造工程で製造でき
る。またこのように構造が比較的単純であるため、集積
光デバイスにも適した構造である。
【0034】なお、本実施形態は単純な埋め込み構造の
半導体レーザーであるが、本発明はこれに限定されるわ
けではなく、たとえば電流狭窄に優れたDC−PBH
(Double channel planner buried heterostructure)
構造を採用した半導体レーザーにも、本発明は充分に適
用可能である。また、本実施形態のレーザーの波長は
1.5μm帯であるが、もちろんこれに限るわけではな
く、可視光帯域であっても良いし、近赤外光帯であって
も、本発明は適用可能である。
【0035】製造方法として、本実施形態では結晶成長
にMOVPE法が、メサ形成方法にRIE法がそれぞれ
採用されているが、もちろんこれに限定されるわけでは
なく、結晶成長方法として、例えばMBE法を用いるこ
とも可能であり、また、メサ形成方法として、ウェット
エッチング法を用いても構わない。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による半導体
レーザーは、シングルモード出力光が得られ、かつ高光
出力化が達成され、低しきい値電流密度および高い電気
−光変換効率が得られる。また、本発明による半導体レ
ーザーは、構造が比較的単純で、歩留まり良くかつ再現
性良く素子を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である半導体レーザーの概略
斜視図である。
【図2】図1に示す半導体レーザーの断面図である。
【図3】図1に示す半導体レーザーの第1の製造工程の
説明図である。
【図4】図1に示す半導体レーザーの第2の製造工程の
説明図である。
【図5】図1に示す半導体レーザーの第3の製造工程の
説明図である。
【図6】図1に示す半導体レーザーの第4の製造工程の
説明図である。
【図7】図1に示す半導体レーザーの第5の製造工程の
説明図である。
【図8】図1に示す半導体レーザーの動作を2次元BP
Mによってシミュレーションした結果を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチモード干渉導波路領域 2 シングルモード導波路領域 3 シングルモード導波路領域 23 n−InP基板 24 n−InPバッファ層 25 1.5μm組成InGaAsP層 26 р−InPクラッド層 27 р−InP埋め込み層 28 p−InGaAsキャップ層 31 エッチング用マスク 32 SiO2マスク W1 マルチモード干渉導波路領域の幅 W2 シングルモード導波路領域の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−108590(JP,A) 特開 昭59−195895(JP,A) 特開 平2−78291(JP,A) JOURNAL OF LIGHTW AVE TECHNOLOGY,Vo l.13,No.4,p.6,2001年 9 月15日 IEEE PHOTONICS TE CHNOLOGY LETTERS,V ol.6,No.6,p,.2001年 9 月15日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 G02B 6/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルモード光を出力する半導体レー
    ザーであって、マルチモード干渉導波路領域を含む光導
    波路構造を有する半導体レーザー。
  2. 【請求項2】 前記マルチモード干渉導波路領域が、1
    ×1マルチモード干渉型光導波路である請求項1に記載
    の半導体レーザー。
  3. 【請求項3】 前記光導波路構造が、前記マルチモード
    干渉導波路領域と、該マルチモード干渉導波路領域の両
    端部に接続されている1対のシングルモード導波路領域
    とからなる請求項1または2に記載の半導体レーザー。
  4. 【請求項4】 前記マルチモード干渉導波路領域が、前
    記シングルモード導波路領域よりも導波路幅が広い請求
    項3に記載の半導体レーザー。
JP22142297A 1997-08-18 1997-08-18 半導体レーザー Expired - Fee Related JP3244115B2 (ja)

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