JP3241468U - ゴルフボールマーカーセット - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフボールマーカーからカップまでの目測距離や使用場面に応じて、パーツ単位で使用できて、片手でホルダーに脱着できるゴルフボールマーカーセットを提供する。【解決手段】天面部に薄型磁石を取り付けたピン付きマーカー1の上面を強磁性体を内蔵した円盤型マーカー3の上面に磁力で吸着させ、円盤型マーカー3の下面を磁石を取り付けて非磁性体で薄く凸状にコーティングした台座を有するホルダー7に吸着させて、着脱自在に構成し、マーカーからカップまでの目測距離が長い場合には、視認性を高めるためにピン付きマーカー1と円盤型マーカー3を吸着させた状態でグリーン上に載置し、マーカーがカップに近かったり、他のプレーヤーのパッティングの邪魔になる場合にはピン付きマーカー1のみを使用する。【選択図】図4
Description
本考案は、ゴルフにおいて、グリーン上にあるゴルフボールの位置をマークするためのゴルフボールマーカーセットに関するものである。
ゴルフではグリーン上のゴルフボールをマークする時にマーカーを使用する。このマーカーには種々のものがある。特許文献1のマーカーは、貫通孔が形成されたマーカーにピン付きマーカー(特許文献1においては、「ピン部を有するマーカー」と表記)のピン部を挿入して持ち運び、使用場面に応じてパーツ単位で使用する。
一方、特許文献2のマーカーは、帽子に取り外し可能に装着されるクリップに径の大きさの違う二つの円盤状のマーカーを重ねて磁気力によって吸着させ、マーカーからカップまでの目測距離が長い場合には大きいマーカーに小さいマーカーを磁気力により直立させて使用する。
特許文献1のマーカーでは、ピン付きマーカーを使用する時にポケットなどの収納場所から取り出して、片手で貫通孔が形成されたマーカーを持ちながら、もう一方の手でピン付きマーカーを抜き出さなくてはならず、また、使用後に戻す場合にも両手での操作が必要となり、速やかなプレーの進行が妨げられる。
特許文献2のマーカーでは、マーカーからカップまでの目測距離が長い場合には円盤状の径が大きい方のマーカーの上に径が小さい方のマーカーを磁気力で直立させて使用し、目測距離が短い場合には径が小さい方のマーカーを単独で使用するが、ピン付きマーカー(特許文献2においては「断面略T字状のマーカー」と表記)より厚みがあり、他のプレーヤーのパッティングラインの近くにマークした場合、邪魔となりやすく、マーカーの載置換えを求められがちであり、速やかなプレーの進行が妨げられる。
多くのプレーヤーは、個人で使用するマーカーを持参した上で、他のプレーヤーのパッティングの邪魔になる所にマークする場合を考慮して、ゴルフ場において無償で提供されているピン付きマーカーをポケットに入れて持ち歩いているが、カートに座る時やしゃがんだ時に太腿にピン部が刺さることがあったり、取り出す時に手間取りがちであったり、紛失しやすいという難点がある。
上記ゴルフ場において無償で提供されているピン付きマーカーは、色違いで何種類か提供されている場合もあるが、大概は同じデザインであり、他のプレーヤーのマーカーと誤認することがある。
帽子等の鍔に取り付けたホルダーに磁力によりマーカーを吸着させた場合、マーカーが重みにより落下したり、何かに引っ掛かって紛失することがある。また、帽子等に取り付けるホルダーの台座は金属製であることが多く、磁石付きマーカーに付着した砂鉄がそこに吸着して錆が発生し、帽子等を汚すことがある。
本考案では、ピン付きマーカーの天面部に薄型磁石を取り付けて、強磁性体を内蔵する円盤型マーカーの上面に磁力で吸着させ、その円盤型マーカーの下面をクリップの上面に磁石を取り付けた台座を有するホルダーに吸着させて、着脱自在に構成することとした。
天面部に薄型磁石を取り付けた前記ピン付きマーカーは、表面を非磁性体のカバー部材で磁力を透過できる程度にコーティングして、天面部の上下両面を装飾面とすることとした。
前記円盤型マーカーは、強磁性体を内蔵し、表面に非磁性体で強磁性を損なわない程度にコーティングして、上面に装飾を施し、その外周縁部は非磁性体で切れ目なく上下両方向に堤部を形成することとした。
また、本考案では、前記ピン付きマーカーの上面を吸着させた前記円盤型マーカーを磁石の表面に非磁性体のカバー部材で磁力を透過できる程度に凸状にコーティングした台座を取り付けたクリップを有するホルダーに吸着させて保持する構成とした。
これによって、ボールからカップまでの目測距離が長い場合には、前記ピン付きマーカーの上面と前記円盤型マーカーの上面を磁力により吸着させた状態で、帽子等に取り付けた前記ホルダーから片手で容易に取り外して、グリーンに載置することができ、他のプレーヤーの邪魔にならないようにピン付きマーカーだけを使用する場合にも同様に前記円盤型マーカーから片手で容易に取り外してグリーンに載置することができる。また、前記二つのマーカーを収納する際も磁力により片手で素早く前記ホルダーに吸着させることができる。
前記ピン付きマーカーの天面部に薄型磁石を取り付けることにより、強磁性体を内蔵した前記円盤型マーカーと着脱自在となり、目測距離が長い場合には、吸着した状態で載置することにより視認性が向上する。また、前記ピン付きマーカーに薄型磁石を用いることにより、天面部の厚みを抑えることができ、他のプレーヤーのパッティングの邪魔をすることが少なくなり、載置換えを求められることも減るので、速やかなプレーの進行が図られる。
前記ピン付きマーカーの表面は、非磁性体のカバー部材で磁力を透過する程度に薄くコーティングすることにより多彩な装飾が可能になり、他のプレーヤーのマーカーとの誤認を防ぐことができる。
前記円盤型マーカーにおいても、強磁性体を内蔵して表面に非磁性体のカバー部材で磁力を透過できる程度に薄くコーティングすることにより装飾を施しやすくなり、目印機能を高めることができる。また、その外周縁部は非磁性体で切れ目なく上下両方向に堤部を形成しているので、視認性が向上すると同時に上面に磁力で吸着している前記ピン付きマーカーがずれ落ちるのを防止するともに下面では前記ホルダーからずれ落ちるのを防ぐことができる。
前記円盤型マーカーは強磁性体を内蔵し、表面と外周縁部はプラスティックやレジン等の非磁性体で構成されていることから、前記ホルダーで帽子等の鍔に取り付けても負担にならない重量であるとともに、グリーン上に載置した際は風に飛ばされ難い重量で作成することができる。また、前記円盤型マーカーは強磁性体を非磁性体でコーティングしているため、グリーン上の砂鉄が付着しても錆の発生を防止することができる。
前記ホルダーの台座とクリップは金属で構成し、その台座に磁石を載せて、表面を非磁性体のカバー部材で磁力を透過できる程度に凸状にコーティングすることによって、強磁性体を内蔵する前記円盤型マーカーの下面の下方向の凹部を吸着させて、落下を防ぐとともに台座やクリップの錆の発生を防止することができる。
以下に、本考案に係るゴルフボールマーカーセットの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。図1はゴルフボールマーカーセットを構成するピン付きマーカー1である。ピン付きマーカー1のピン部と天面部は軽量化を図るためプラスティック等の非金属で形成し、天面部の上面に薄型磁石2を取り付け、表面をプラスティックやレジン等の非磁性体で磁力透過する程度に薄くコーティング4して装飾する。
図2はゴルフボールマーカーセットを構成する円盤型マーカー3である。円盤型マーカー3は強磁性体5を内蔵し、表面をプラスティックやレジン等の非磁性体で磁力を透過する程度に薄くコーティング4して装飾する。外周縁部は上下両方向にプラスティックやレジン等の非磁性体で堤部6を形成して、上面においては円盤型マーカー3からピン付きマーカー1が、下面においては、ホルダー7から円盤型マーカー3が落下し難い構造になっている。
図3はゴルフボールマーカーセットを構成する、磁石8をプラスティックやレジン等の非磁性体でコーティング4して、凸状に形成された台座を取り付けたクリップ9を有するホルダー7である。これにより、図4のように台座に吸着させた円盤型マーカー3が落下し難い構造になっている。
図4はゴルフボールマーカーセットを構成するピン付きマーカー1と円盤型マーカー3をホルダー7に吸着させた状態である。
図5はピン付きマーカー10の天面部に強磁性体の薄型プレート11を取り付けて、表面はプラスティックやレジン等の非磁性体で磁力を透過する程度に薄くコーティング4して装飾し、円盤型マーカー12に薄型磁石2を内蔵して、表面は非磁性体で磁力を透過する程度に薄くコーティング4して装飾を施し、その外周縁部を非磁性体で切れ目なく上下両方向に堤部6を形成し、図3のホルダー7に吸着させて構成したゴルフボールマーカーセットである。
1 ピン付きマーカー
2 薄型磁石
3 円盤型マーカー
4 コーティング
5 強磁性体
6 堤部
7 ホルダー
8 磁石
9 クリップ
10 強磁性体の薄型プレートを内蔵したピン付きマーカー
11 強磁性体の薄型プレート
12 薄型磁石を内蔵した円盤型マーカー
2 薄型磁石
3 円盤型マーカー
4 コーティング
5 強磁性体
6 堤部
7 ホルダー
8 磁石
9 クリップ
10 強磁性体の薄型プレートを内蔵したピン付きマーカー
11 強磁性体の薄型プレート
12 薄型磁石を内蔵した円盤型マーカー
Claims (4)
- 天面部に磁石を取り付けたピン付きマーカーを強磁性体を内蔵する円盤型マーカーの上面に磁力で吸着させ、その円盤型マーカーの下面を磁石を取り付けた台座を有するホルダーに吸着させて、着脱自在に構成されることを特徴とするゴルフボールマーカーセット。
- 前記ピン付きマーカーの天面部に薄型磁石を取り付けて、表面を非磁性体のカバー部材でコーティングして、上下両面が装飾面とされていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールマーカーセット。
- 前記円盤型マーカーに強磁性体を内蔵し、その外周縁部の上下両方向に堤部を形成し、表面を非磁性体のカバー部材でコーティングしていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールマーカーセット。
- 前記ピン付きマーカーを吸着させた前記円盤型マーカーを磁力によって吸着して保持するために、磁石を載せて、その表面を非磁性体のカバー部材で凸状にコーティングした台座を取り付けたクリップを有するホルダーで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールマーカーセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000317U JP3241468U (ja) | 2023-02-06 | 2023-02-06 | ゴルフボールマーカーセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000317U JP3241468U (ja) | 2023-02-06 | 2023-02-06 | ゴルフボールマーカーセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3241468U true JP3241468U (ja) | 2023-04-03 |
Family
ID=85776246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023000317U Active JP3241468U (ja) | 2023-02-06 | 2023-02-06 | ゴルフボールマーカーセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241468U (ja) |
-
2023
- 2023-02-06 JP JP2023000317U patent/JP3241468U/ja active Active
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