JP3234112U - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】輸送を簡略化し得る工作機械を提供する。【解決手段】工作機械10は、ベッド12に対して第1方向に相対移動するサドル14と、サドル14に対して、第1方向と直交する第2方向に相対移動するテーブル16と、ベッド12およびテーブル16に固定され、ベッド12とテーブル16との相対位置を固定する第1クランプ部材60と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、工具を用いて加工対象物を加工する工作機械に関する。
工作機械として、下記の特許文献1のように、加工液中の加工対象物とワイヤ電極との極間に放電を発生させて加工対象物を加工するワイヤ放電加工機がある。
下記の特許文献1のワイヤ放電加工機では、ベッドにはサドル(X軸サドル)が搭載され、サドルにはテーブル(Y軸サドル)が搭載され、ベッドに立設されるコラムにはUVサドル(V軸サドル)が搭載されている(図1参照)。また、UVサドルの側面部にはUVテーブル(U軸サドル)が移動自在に取り付けられ、UVテーブルの側面部にはクイル(Z軸サドル)が移動自在に取り付けられている(図1参照)。
ところで、ワイヤ放電加工機を輸送する場合、サドル、テーブル、UVサドル、UVテーブルおよびクイルの各々が動かないようにクランプされる。具体的には、ベッドに対してサドルがクランプされ、サドルに対してテーブルがクランプされ、コラムに対してUVサドルがクランプされ、UVサドルに対してUVテーブルがクランプされ、UVテーブルに対してクイルがクランプされる。
しかし、サドル、テーブル、UVサドル、UVテーブルおよびクイルが個別にクランプされるため、クランプ作業の作業時間が長くなる傾向にあり、ワイヤ放電加工機の輸送が煩雑であった。
そこで、本考案は、輸送を簡略化し得る工作機械を提供することを目的とする。
本考案の態様は、工具を用いて加工対象物を加工する工作機械であって、ベッドに対して第1方向に相対移動するサドルと、前記サドルに対して、前記第1方向と直交する第2方向に相対移動するテーブルと、前記ベッドおよび前記テーブルに固定され、前記ベッドと前記テーブルとの相対位置を固定する第1クランプ部材と、を備える。
本考案の態様によれば、サドルをクランプしなくても、第1クランプ部材でサドルの移動を抑制することができる。したがって、サドルおよびテーブルを個別にクランプ部材でクランプする場合に比べて、クランプ部材の数を低減してクランプ作業の作業時間を短縮することができ、この結果、輸送を簡略化することができる。
本考案について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、工作機械10の構成を示す側面図であり、図2は、工作機械10の構成を示す正面図である。工作機械10は、本実施形態では、加工液中の加工対象物とワイヤ電極との極間に放電を発生させて加工対象物を加工するワイヤ放電加工機とする。工作機械10は、ベッド12、サドル14、テーブル16、コラム18、UVサドル20、UVテーブル22およびクイル24を有する。
ベッド12は、工作機械10の機台である。ベッド12は、地面や床等の基礎上に設けられる。ベッド12の基礎側と逆側の面は、搭載対象物を搭載する搭載面12Fである。
サドル14は、サドル14を案内する第1案内レール26に対して移動可能に連結される。第1案内レール26は、ベッド12の搭載面12F上に設けられ、第1方向に沿って延びている。第1案内レール26の数は1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、図2に示すように、一対の第1案内レール26が間隔をあけてベッド12の搭載面12F上に設けられているものとする。
一対の第1案内レール26の間には、第1駆動軸28が配置される。第1駆動軸28は、サドル駆動用モータのモータ軸に接続され、第1方向に沿って延びている。第1駆動軸28には、サドル駆動用モータの回転に応じて第1駆動軸28を摺動する第1摺動部30が設けられ、当該第1摺動部30に対してサドル14が固定される。
サドル14は、サドル駆動用モータの回転に応じて第1駆動軸28を摺動する第1摺動部30と一緒に第1案内レール26を移動することで、ベッド12に対して第1方向に相対移動する。サドル駆動用モータが正回転(または負回転)した場合、サドル14は第1方向を正側に向かって相対移動する。一方、サドル駆動用モータが負回転(または正回転)した場合、サドル14は第1方向を負側に向かって相対移動する。なお、第1方向は、本実施形態では、工作機械10で定義される機械座標系のY軸に対応するY方向とする。Y方向の正側(+Y側)は工作機械10の前側とし、Y方向の負側(−Y方向)は工作機械10の後側とする。
テーブル16は、テーブル16を案内する第2案内レール32に対して移動可能に連結される。第2案内レール32は、サドル14の上面に設けられ、第1方向と面内で直交する第2方向に沿って延びている。第2案内レール32の数は1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、図1に示すように、一対の第2案内レール32が間隔をあけてサドル14の上面に設けられているものとする。
一対の第2案内レール32の間には、第2駆動軸34が配置される。第2駆動軸34は、テーブル駆動用モータのモータ軸に接続され、第2方向に沿って延びている。第2駆動軸34には、テーブル駆動用モータの回転に応じて第2駆動軸34を摺動する第2摺動部36が設けられ、当該第2摺動部36に対してテーブル16が固定される。
テーブル16は、テーブル駆動用モータの回転に応じて第2駆動軸34を摺動する第2摺動部36と一緒に第2案内レール32を移動することで、サドル14に対して第2方向に相対移動する。テーブル駆動用モータが正回転(または負回転)した場合、テーブル16は第2方向を正側に向かって相対移動する。一方、テーブル駆動用モータが負回転(または正回転)した場合、テーブル16は第2方向を負側に向かって相対移動する。なお、第2方向は、本実施形態では、工作機械10で定義される機械座標系のX軸に対応するX方向とする。X方向の正側(+X側)は工作機械10の右側とし、X方向の負側(−X方向)は工作機械10の左側とする。
コラム18は、支柱部材であり、ベッド12の搭載面12Fに立設される。コラム18の前面には、アーム38が固定される。アーム38は、Y方向に沿って延び、テーブル16に載置される加工槽40の側壁を貫通する。加工槽40の側壁には、アーム38と加工槽40との間の隙間をシールするシール機構が備えられる。シール機構は、サドル14およびテーブル16の少なくとも一方の移動と一緒に加工槽40が可動しても、当該加工槽40とアーム38との間の隙間をシールする。
UVサドル20は、UVサドル20を案内する第3案内レール42に対して移動可能に連結される。第3案内レール42は、コラム18の上面に設けられ、第3方向に沿って延びている。第3案内レール42の数は1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、図2に示すように、一対の第3案内レール42が間隔をあけてコラム18の上面に設けられているものとする。
一対の第3案内レール42の間には、第3駆動軸が配置される。第3駆動軸は、UVサドル駆動用モータのモータ軸に接続され、第3方向に沿って延びている。第3駆動軸には、UVサドル駆動用モータの回転に応じて第3駆動軸を摺動する第3摺動部が設けられ、当該第3摺動部に対してUVサドル20が固定される。
UVサドル20は、UVサドル駆動用モータの回転に応じて第3駆動軸を摺動する第3摺動部と一緒に第3案内レール42を移動することで、コラム18に対して第3方向に相対移動する。UVサドル駆動用モータが正回転(または負回転)した場合、UVサドル20は第3方向を正側に向かって相対移動する。一方、UVサドル駆動用モータが負回転(または正回転)した場合、UVサドル20は第3方向を負側に向かって相対移動する。なお、第3方向は、本実施形態では、工作機械10で定義される機械座標系のV軸に対応するV方向とする。V方向は、本実施形態では、Y方向と同じ方向である。なお、V方向は、X方向と同じ方向であってもよい。
UVテーブル22は、UVテーブル22を案内する第4案内レール46に対して移動可能に連結される。第4案内レール46は、UVサドル20の前面に設けられ、第3方向と直交する第4方向に沿って延びている。第4案内レール46の数は1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、図1に示すように、一対の第4案内レール46が間隔をあけてUVサドル20の前面に設けられているものとする。
一対の第4案内レール46の間には、第4駆動軸48が配置される。第4駆動軸48は、UVテーブル駆動用モータのモータ軸に接続され、第4方向に沿って延びている。第4駆動軸48には、UVテーブル駆動用モータの回転に応じて第4駆動軸48を摺動する第4摺動部50が設けられ、当該第4摺動部50に対してUVテーブル22が固定される。
UVテーブル22は、UVテーブル駆動用モータの回転に応じて第4駆動軸48を摺動する第4摺動部50と一緒に第4案内レール46を移動することで、UVサドル20に対して第4方向に相対移動する。UVテーブル駆動用モータが正回転(または負回転)した場合、UVテーブル22は第4方向を正側に向かって相対移動する。一方、UVテーブル駆動用モータが負回転(または正回転)した場合、UVテーブル22は第4方向を負側に向かって相対移動する。なお、第4方向は、本実施形態では、工作機械10で定義される機械座標系のU軸に対応するU方向とする。U方向は、本実施形態では、X方向と同じ方向である。なお、V方向がX方向と同じ方向である場合、U方向は、Y方向と同じ方向であってもよい。
クイル24は、クイル24を案内する第5案内レール52に対して移動可能に連結される。第5案内レール52は、UVテーブル22の前面に設けられ、第1方向および第2方向と直交する第5方向に沿って延びている。第5案内レール52の数は1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、図1に示すように、一対の第5案内レール52が間隔をあけてUVテーブル22の前面に設けられているものとする。
一対の第5案内レール52の間には、第5駆動軸が配置される。第5駆動軸は、クイル駆動用モータのモータ軸に接続され、第5方向に沿って延びている。第5駆動軸には、クイル駆動用モータの回転に応じて第5駆動軸を摺動する第5摺動部が設けられ、当該第5摺動部に対してクイル24が固定される。
クイル24は、クイル駆動用モータの回転に応じて第5駆動軸を摺動する第5摺動部と一緒に第5案内レール52を移動することで、UVテーブル22に対して第5方向に相対移動する。クイル駆動用モータが正回転(または負回転)した場合、クイル24は第5方向を正側に向かって相対移動する。一方、クイル駆動用モータが負回転(または正回転)した場合、クイル24は第5方向を負側に向かって相対移動する。なお、第5方向は、本実施形態では、工作機械10で定義される機械座標系のZ軸に対応するZ方向とする。Z方向の正側(+Z側)は工作機械10の上側とし、Z方向の負側(−Z側)は工作機械10の下側とする。なお、下方向は、重力が働く方向である。
クイル24には、ワイヤ送り機構から送られるワイヤ電極を支持しながら下方に案内する上ガイド部54が設けられる。また、ワイヤ送り機構から上ガイド部54を介して送られるワイヤ電極を支持しながらワイヤ巻取機構に案内する下ガイド部56がアーム38に設けられる。
工作機械10では、工作機械10を輸送する場合、サドル14、テーブル16、コラム18、UVサドル20、UVテーブル22およびクイル24が、輸送時の相対位置として定められる位置(輸送定位置)に配置される。この場合、工作機械10は、第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64を有する。
図3は、第1クランプ部材60の装着状態を示す図である。第1クランプ部材60は、ベッド12とテーブル16との相対位置を固定するものである。第1クランプ部材60は、ベッド12と、輸送定位置に配置されるテーブル16とを繋いで、ベッド12に対してテーブル16を輸送定位置で保持し、輸送定位置に配置されるサドル14の移動を留める。第1クランプ部材60は、ベッド12およびテーブル16の各々にボルトBTにより固定される。
付言すると、ベッド12およびテーブル16の各々には、輸送定位置で第1クランプ部材60を固定するボルトBTを螺合可能なボルト孔が形成される。ベッド12およびテーブル16の各々に形成されるボルト孔は、カバー等で覆われることなく露出する。このため、ボルト孔が視認し易く、第1クランプ部材60の装着時にカバー等からボルト孔を露出させる作業を省くことができる。
なお、ベッド12に形成されるボルト孔の数、および、テーブル16に形成されるボルト孔の数は、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。なお、図3では、ベッド12に形成されるボルト孔が4つであり、テーブル16に形成されるボルト孔が4つである場合が例示されている。
図4Aは、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64の装着状態を示す図であり、図4Bは、図4Aと異なる視点で、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64の装着状態を示す図である。
第2クランプ部材62は、コラム18とUVテーブル22との相対位置を固定するものである。第2クランプ部材62は、コラム18と、輸送定位置に配置されるUVテーブル22とを繋いで、コラム18に対してUVテーブル22を輸送定位置で保持し、輸送定位置に配置されるUVサドル20の移動を留める。第2クランプ部材62は、コラム18およびUVテーブル22の各々にボルトBTにより固定される。
付言すると、コラム18およびUVテーブル22の各々には、輸送定位置で第2クランプ部材62を固定するボルトBTを螺合可能なボルト孔が形成される。コラム18およびUVテーブル22の各々に形成されるボルト孔は、カバー等で覆われることなく露出する。このため、ボルト孔が視認し易く、第2クランプ部材62の装着時にカバー等からボルト孔を露出させる作業を省くことができる。
なお、コラム18に形成されるボルト孔の数、および、UVテーブル22に形成されるボルト孔の数は、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。なお、図4Aおよび図4Bでは、コラム18に形成されるボルト孔が2つであり、UVテーブル22に形成されるボルト孔が4つである場合が例示されている。
第3クランプ部材64は、第2クランプ部材62に対するクイル24の相対位置を固定するものである。第3クランプ部材64は、コラム18とUVテーブル22とを繋ぐ第2クランプ部材62と、輸送定位置に配置されるクイル24とを繋いで、クイル24を輸送定位置で保持する。第3クランプ部材64は、第2クランプ部材62およびクイル24の各々にボルトBTにより固定される。
付言すると、第2クランプ部材62およびクイル24の各々には、輸送定位置で第3クランプ部材64を固定するボルトBTを螺合可能なボルト孔が形成される。なお、第2クランプ部材62およびクイル24の各々に形成されるボルト孔は、カバー等で覆われることなく露出する。このため、ボルト孔が視認し易く、第3クランプ部材64の装着時にカバー等からボルト孔を露出させる作業を省くことができる。
なお、第2クランプ部材62に形成されるボルト孔の数、および、クイル24に形成されるボルト孔の数は、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。なお、図4Aおよび図4Bでは、第2クランプ部材62に形成されるボルト孔が2つであり、クイル24に形成されるボルト孔が2つである場合が例示されている。
第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64は、少なくとも加工対象物を加工する加工時には、工作機械10から取り外される。工作機械10から取り外された第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64は、組み立て可能に形成される。
図5は、第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64を組み立てる様子を示す図である。図6は、第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64が1つの組立体66として組み立てられた状態を示す図である。
組立体66を組み立てる場合、第1クランプ部材60に対して、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64が順に重ねられる。その後、第1クランプ部材60に形成されるボルト孔60Hに対して、第2クランプ部材62に形成される貫通孔62Hおよび第3クランプ部材64に形成される貫通孔64Hを挿通されるボルトBTが螺合されることで、組立体66が組み立てられる。なお、組立体66の組み立てに用いられるボルトBTは、組立体66の構成要素である第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64の固定で用いられた複数のボルトBTのうちの1つである。
第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64が1つの組立体66として組み立てられた場合、当該組立体66には、収容空間SPが形成される。収容空間SPには、第1クランプ部材60、第2クランプ部材62および第3クランプ部材64の固定で用いられた複数のボルトBTのうち、組立体66の組み立てに用いられるボルトBT以外が収容される。
以上のように本実施形態の工作機械10では、輸送する場合に、第1クランプ部材60が、ベッド12と、輸送定位置に配置されるテーブル16との相対位置を固定する。これにより、サドル14をクランプしなくても、第1クランプ部材60でサドル14の移動を抑制することができる。したがって、サドル14およびテーブル16を個別にクランプ部材でクランプする場合に比べて、クランプ部材の数を低減してクランプ作業の作業時間を短縮することができ、この結果、輸送を簡略化することができる。
また、本実施形態の工作機械10では、輸送する場合に、第2クランプ部材62が、コラム18と、輸送定位置に配置されるUVテーブル22との相対位置を固定し、第3クランプ部材64が、第2クランプ部材62に対するクイル24の相対位置を固定する。これにより、UVサドル20をクランプしなくても、第2クランプ部材62でUVサドル20の移動を抑制しつつ、当該第2クランプ部材62に対してクイル24の相対位置を固定することができる。したがって、UVサドル20、UVテーブル22およびクイル24を個別にクランプ部材でクランプする場合に比べて、クランプ部材の数を低減してクランプ作業の作業時間を短縮することができ、この結果、輸送を簡略化することができる。
〔変形例〕
工作機械10として、実施形態のワイヤ放電加工機に代えて、加工対象物に工具を押し当てて加工対象物を加工する加工機が採用されてもよい。なお、加工機では、サドル14、テーブル16およびクイル24が備えられ、UVサドル20およびUVテーブル22が省かれる。加工機のクイル24は、コラム18に対して移動可能に設けられる。
工作機械10として、実施形態のワイヤ放電加工機に代えて、加工対象物に工具を押し当てて加工対象物を加工する加工機が採用されてもよい。なお、加工機では、サドル14、テーブル16およびクイル24が備えられ、UVサドル20およびUVテーブル22が省かれる。加工機のクイル24は、コラム18に対して移動可能に設けられる。
以下は、実施形態および変形例から把握しうる考案を記載する。
本考案は、工具を用いて加工対象物を加工する工作機械(10)である。工作機械(10)は、ベッド(12)に対して第1方向に相対移動するサドル(14)と、サドル(14)に対して、第1方向と直交する第2方向に相対移動するテーブル(16)と、ベッド(12)およびテーブル(16)に固定され、ベッド(12)とテーブル(16)との相対位置を固定する第1クランプ部材(60)と、を備える。
これにより、サドル(14)をクランプしなくても、第1クランプ部材(60)でサドル(14)の移動を抑制することができる。したがって、サドル(14)およびテーブル(16)を個別にクランプ部材でクランプする場合に比べて、クランプ部材の数を低減してクランプ作業の作業時間を短縮することができ、この結果、輸送を簡略化することができる。
工作機械(10)は、加工液中の加工対象物とワイヤ電極との極間に放電を発生させて加工対象物を加工するワイヤ放電加工機であり、ベッド(12)に立設されるコラム(18)に対して第3方向に相対移動するUVサドル(20)と、UVサドル(20)に対して、第3方向と直交する第4方向に相対移動するUVテーブル(22)と、UVテーブル(22)に対して、第1方向および第2方向と直交する第5方向に相対移動するクイル(24)と、コラム(18)およびUVテーブル(22)に固定され、コラム(18)とUVテーブル(22)との相対位置を固定する第2クランプ部材(62)と、第2クランプ部材(62)およびクイル(24)に固定され、第2クランプ部材(62)に対するクイル(24)の相対位置を固定する第3クランプ部材(64)と、を備える。
これにより、UVサドル(20)をクランプしなくても、第2クランプ部材(62)でUVサドル(20)の移動を抑制しつつ、当該第2クランプ部材(62)に対してクイル(24)の相対位置を固定することができる。したがって、UVサドル(20)、UVテーブル(22)およびクイル(24)を個別にクランプ部材でクランプする場合に比べて、クランプ部材の数を低減してクランプ作業の作業時間を短縮することができ、この結果、輸送を簡略化することができる。
第1方向と第3方向とは同じ方向であり、第2方向と第4方向とは同じ方向であってもよい。これにより、サドル(14)とUVサドル(20)とが同方向に相対移動し、テーブル(16)とUVテーブル(22)とが同方向に相対移動することができる。
10…工作機械 12…ベッド
14…サドル 16…テーブル
18…コラム 20…UVサドル
22…UVテーブル 24…クイル
60…第1クランプ部材 62…第2クランプ部材
64…第3クランプ部材 66…組立体
14…サドル 16…テーブル
18…コラム 20…UVサドル
22…UVテーブル 24…クイル
60…第1クランプ部材 62…第2クランプ部材
64…第3クランプ部材 66…組立体
Claims (3)
- 工具を用いて加工対象物を加工する工作機械であって、
ベッドに対して第1方向に相対移動するサドルと、
前記サドルに対して、前記第1方向と直交する第2方向に相対移動するテーブルと、
前記ベッドおよび前記テーブルに固定され、前記ベッドと前記テーブルとの相対位置を固定する第1クランプ部材と、
を備える工作機械。 - 請求項1に記載の工作機械であって、
前記工作機械は、加工液中の前記加工対象物とワイヤ電極との極間に放電を発生させて前記加工対象物を加工するワイヤ放電加工機であり、
前記ベッドに立設されるコラムに対して第3方向に相対移動するUVサドルと、
前記UVサドルに対して、前記第3方向と直交する第4方向に相対移動するUVテーブルと、
前記UVテーブルに対して、前記第1方向および前記第2方向と直交する第5方向に相対移動するクイルと、
前記コラムおよび前記UVテーブルに固定され、前記コラムと前記UVテーブルとの相対位置を固定する第2クランプ部材と、
前記第2クランプ部材および前記クイルに固定され、前記第2クランプ部材に対する前記クイルの相対位置を固定する第3クランプ部材と、
を備える工作機械。 - 請求項2に記載の工作機械であって、
前記第1方向と前記第3方向とは同じ方向であり、前記第2方向と前記第4方向とは同じ方向である、工作機械。
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