JP3233987U - アラーム付時間計測器 - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚障害者が操作することを可能とする音声計時装置を提供する。【解決手段】時間増加設定ボタン3bと、時間減少設定ボタン3aと、時間増加設定ボタンの近傍に時間増加の設定を示す第一突起7cと、時間減少設定ボタンの近傍に時間減少の設定を示す第二突起7dとを備え、第一突起は、プラスを示す形状であり、第二突起は、マイナスを示す形状であるアラーム付時間計測器1であって、さらに、時間を計時する計時部と、設定した時間を記憶するタイマー記憶部と、音声出力部と、計時部から得らえる時間が、タイマー記憶部に設定された時間になったときに、音声出力部からアラームを発生させるようにする制御部とを備え、制御部は、音声出力部に対して、タイマー記憶部に設定された設定時間までの残余時間に関するアラームを発生させる信号を送るとともに、設定時間経過後に経過時間に関するアラームを発生させる信号を送る。【選択図】図1
Description
本考案、アラーム付時間計測器に関する。具体的には、視覚障がい者用のアラーム付時間計測器に関する。
従来視覚障がい者が時間を計測したい場合、健常者の補助がなければ、時間計測器を操作すること困難である。
このような課題に対応すべく、様々な時間計測器が開示されている。
例えば、特許文献1には、「視覚障害用時計」が開示されている。この視覚障害用時計は、時針が取り付けられる時針軸と、分針が取り付けられる分針軸が時計ムーブメントに対して同軸に設けられた時計において、時針軸には大径円盤が取り付けられ、分針軸には小径円盤が取り付けられている。大径円盤には、時針の位置を示す突起が設けられており、小径円盤には、分針の位置を示す突起が設けられており、視覚障がい者は突起の位置を確認することにより時刻を知ることができるようになる。
また、特許文献2には、「音声タイマー」が開示されており、当該音声タイマーによれば、経過時間が音声にて報知され、タイマーが動作していることを確認できると共に、計時終了までの残り時間を容易に知ることができる。
例えば、特許文献1には、「視覚障害用時計」が開示されている。この視覚障害用時計は、時針が取り付けられる時針軸と、分針が取り付けられる分針軸が時計ムーブメントに対して同軸に設けられた時計において、時針軸には大径円盤が取り付けられ、分針軸には小径円盤が取り付けられている。大径円盤には、時針の位置を示す突起が設けられており、小径円盤には、分針の位置を示す突起が設けられており、視覚障がい者は突起の位置を確認することにより時刻を知ることができるようになる。
また、特許文献2には、「音声タイマー」が開示されており、当該音声タイマーによれば、経過時間が音声にて報知され、タイマーが動作していることを確認できると共に、計時終了までの残り時間を容易に知ることができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された視覚障がい者用時計は、時計として使用されるものであり、カウントダウン又はカウントアップの機能を備えていない。
また、特許文献2に記載された音声タイマーは、所定の時間毎に経過時間を音声にて報知することができるが、適宜に経過時間を報知することに対応できない。
本考案は、上記のような問題点に鑑み、視覚障がい者が操作することができ、簡単に一定の経過時間を知ることができる時間計測器を提供することを目的とする。
また、特許文献2に記載された音声タイマーは、所定の時間毎に経過時間を音声にて報知することができるが、適宜に経過時間を報知することに対応できない。
本考案は、上記のような問題点に鑑み、視覚障がい者が操作することができ、簡単に一定の経過時間を知ることができる時間計測器を提供することを目的とする。
本考案者は上記課題を下記の手段により解決した。すなわち、本考案は下記包含する。
[1] 時間増加設定ボタンと、
時間減少設定ボタンと、
前記時間増加設定ボタンの近傍に時間増加の設定を示す第一突起と、
前記時間減少設定ボタンの近傍に時間減少の設定を示す第二突起と、
を備え、前記第一突起は、プラスを示す形状であり、前記第二突起は、マイナスを示す形状であるアラーム付時間計測器であって、
さらに、
時間を計時する計時部と、
設定した時間を記憶するタイマー記憶部と、
音声出力部と、
計時部から得らえる時間が、前記タイマー記憶部に設定された時間になったときに、前記音声出力部からアラームを発生させるようにする制御部とを備え、
前記制御部は、前記音声出力部に対して、前記タイマー記憶部に設定された設定時間までの残余時間に関するアラームを発生させる信号を送るとともに、前記設定時間過後に経過時間に関するアラームを発生させる信号を送る、アラーム付時間計測器。
[2] 前記残余時間又は前記経過時間に関するアラームを複数設定できる、[1]に記載のアラーム付時間計測器。
[3] 設定された前記残余時間から設定時間までカウントダウンする音声を発生するとともに、前記設定時間から設定された経過時間までカウントアップする音声を発生する、[2]に記載のアラーム付時間計測器。
[4] 磁石を備える、[1]乃至[3]のいずれか一項に記載のアラーム付時間計測器。
[1] 時間増加設定ボタンと、
時間減少設定ボタンと、
前記時間増加設定ボタンの近傍に時間増加の設定を示す第一突起と、
前記時間減少設定ボタンの近傍に時間減少の設定を示す第二突起と、
を備え、前記第一突起は、プラスを示す形状であり、前記第二突起は、マイナスを示す形状であるアラーム付時間計測器であって、
さらに、
時間を計時する計時部と、
設定した時間を記憶するタイマー記憶部と、
音声出力部と、
計時部から得らえる時間が、前記タイマー記憶部に設定された時間になったときに、前記音声出力部からアラームを発生させるようにする制御部とを備え、
前記制御部は、前記音声出力部に対して、前記タイマー記憶部に設定された設定時間までの残余時間に関するアラームを発生させる信号を送るとともに、前記設定時間過後に経過時間に関するアラームを発生させる信号を送る、アラーム付時間計測器。
[2] 前記残余時間又は前記経過時間に関するアラームを複数設定できる、[1]に記載のアラーム付時間計測器。
[3] 設定された前記残余時間から設定時間までカウントダウンする音声を発生するとともに、前記設定時間から設定された経過時間までカウントアップする音声を発生する、[2]に記載のアラーム付時間計測器。
[4] 磁石を備える、[1]乃至[3]のいずれか一項に記載のアラーム付時間計測器。
本考案によれば、下記の効果が発揮される。
[1] 本考案にかかるアラーム付時間計測器は、設定時間の数字を増加するための時間増加設定部と、設定時間の数字を減少させる時間減少設定部の近傍にそれぞれ第一突起及び第二突起を設けることで、当該アラーム付時間計測器のアラーム設定するときに、視覚障害であっても、時間増加設定部及び時間減少設定部の場所をすぐに指で感知することができる。
[2] 本考案にかかるアラーム付時間計測器の一態様は、前記第一突起は、プラス型の形状であり、前記第二突起は、マイナスの形状であり、このような態様であればどちらが、時間増加させる時間設定部か、どちらが時間減少させる時間設定部かについて、すぐに判断できるとともに、健常者にとってもなじみやすい形状であり、違和感がない。
[3] 本考案に係るアラーム付時間計測器の一態様は、アラームを設定時間までの残余時間を知らせるとともに、アラームの設定時間を経過した後に経過時間を知らせることができるため、時間表示画面を認識することができないような目の不自由な者にとっても、アラーム設定時間からどれだけ経過しているか、耳で感知することができる。
[4]本考案に係るアラーム付時間計測器の一態様は、残余時間又は経過時間に関するアラームを複数設定できるため、残余時間のアラームや経過時間のアラームを1回聞き逃したとしても、つぎのアラームで知ることができる。さらには、例えば、10秒ごとのアラーム設定することにより、経過時間を10秒ごとに報知することができる。
[5] 設定された残余時間から設定時間までカウントダウンする音声を発生するとともに、設定時間から設定された経過時間までカウントアップする音声を発生することにより、設定時間まで残り時間がどの程度か、及び設定時間からどの程度時間経過したか、音で感知することができる。
[6] 本考案にかかるアラーム付時間計測器の一態様は、磁石を備えることであり、それにより、冷蔵庫や鉄製の壁などに当該アラーム付時間計測器を貼り付けることができる。
[1] 本考案にかかるアラーム付時間計測器は、設定時間の数字を増加するための時間増加設定部と、設定時間の数字を減少させる時間減少設定部の近傍にそれぞれ第一突起及び第二突起を設けることで、当該アラーム付時間計測器のアラーム設定するときに、視覚障害であっても、時間増加設定部及び時間減少設定部の場所をすぐに指で感知することができる。
[2] 本考案にかかるアラーム付時間計測器の一態様は、前記第一突起は、プラス型の形状であり、前記第二突起は、マイナスの形状であり、このような態様であればどちらが、時間増加させる時間設定部か、どちらが時間減少させる時間設定部かについて、すぐに判断できるとともに、健常者にとってもなじみやすい形状であり、違和感がない。
[3] 本考案に係るアラーム付時間計測器の一態様は、アラームを設定時間までの残余時間を知らせるとともに、アラームの設定時間を経過した後に経過時間を知らせることができるため、時間表示画面を認識することができないような目の不自由な者にとっても、アラーム設定時間からどれだけ経過しているか、耳で感知することができる。
[4]本考案に係るアラーム付時間計測器の一態様は、残余時間又は経過時間に関するアラームを複数設定できるため、残余時間のアラームや経過時間のアラームを1回聞き逃したとしても、つぎのアラームで知ることができる。さらには、例えば、10秒ごとのアラーム設定することにより、経過時間を10秒ごとに報知することができる。
[5] 設定された残余時間から設定時間までカウントダウンする音声を発生するとともに、設定時間から設定された経過時間までカウントアップする音声を発生することにより、設定時間まで残り時間がどの程度か、及び設定時間からどの程度時間経過したか、音で感知することができる。
[6] 本考案にかかるアラーム付時間計測器の一態様は、磁石を備えることであり、それにより、冷蔵庫や鉄製の壁などに当該アラーム付時間計測器を貼り付けることができる。
本考案に係るアラーム付時間計測器について、実施例を図面に基づいて説明する。なお、本考案は、実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本考案の実施例1のアラーム付時間計測器1を示す正面図、図2はアラーム付時間計測器1の裏面図、図3はアラーム付時間計測器1の斜視図である。
図1は本考案の実施例1のアラーム付時間計測器1を示す正面図、図2はアラーム付時間計測器1の裏面図、図3はアラーム付時間計測器1の斜視図である。
図1に示すように、アラーム付時間計測器1の正面には、表示部2、時間減少設定ボタン3a、時間増加設定ボタン3b、機能変換ボタン4、音声設定ボタン5、計測開始及び計測終了を受け付ける計測設定ボタン6、それぞれのボタンの機能を示す突起7a〜7dを備える。また、裏面にはアラーム音を外部に出す開口部8を備える。また、アラーム付時間計測器のボタンは、ボタンのみならず、スイッチ、りゅうずなどの設定手段を、時間増加設定部及び時間減少設定部として、用いることもできる。
アラーム付時間計測器1は、たとえば、目覚まし時計(置き時計、壁掛け時計、腕時計、組み込み時計の別は問わない)であってもよく、あるいは、時計機能付きの電子機器一般(携帯電話、フォトフレーム、デジタルカメラ、電子辞書、ゲーム機など)に実装されたものであってもよい。
アラーム付時間計測器1は、たとえば、目覚まし時計(置き時計、壁掛け時計、腕時計、組み込み時計の別は問わない)であってもよく、あるいは、時計機能付きの電子機器一般(携帯電話、フォトフレーム、デジタルカメラ、電子辞書、ゲーム機など)に実装されたものであってもよい。
アラーム付時間計測器1は、アラームを設定することができる。アラーム付時間計測器1において、機能変換ボタン4を2秒長押しすると、分設定モードになり、時間設定ができるようになる。分設定モードにおいて、時間増加設定ボタン3bを押すと、設定する分の数値が増える。一方、時間減少設定ボタン3aを押すと、設定する分の数値が減る。機能変換ボタン4をもう一度2秒長押しすると、分設定モードが終了し、秒設定モードに切り替える。秒設定モードにおいて、時間増加設定ボタン3b又は時間減少設定ボタン3aを押すことによって設定する秒の数値を10秒単位で増減することができる。機能変換ボタン4をもう一度2秒長押しすると、秒設定モードが終了し、時間設定が完了する。本考案のアラーム付時間計測器1は、99分50秒まで、アラームを設定することができる。
また、設定モードに入るとき、又は分若しくは秒の数値を設定するとき、設定内容を開口部8から音で報知することにより、視覚障がい者でも設定内容を確認することが可能である。例えば、秒設定モードに切り替えるとき、アラームは「秒設定」のように知らせ、分を3分に設定したとき、アラームは「3分」のように知らせる。
アラーム付時間計測器1は、アラームが鳴った場合、計測設定ボタン6を押すことにより、アラームを止めることができる。アラーム付時間計測器1は、設定により、アラームが鳴り、アラームを止めない場合は、カウントアップする設定にすることができる。すなわち、アラーム時間のあと、「1、2、3、・・・」と警告としてカウントアップし、設定時間からどの程度の時間を経過したか、視覚を使わずに、音のみで判断することができる。なお、カウントアップは1秒ごとのカウントアップとしてもよいし、10秒ごとのカウントアップ(すなわち、「・・・10秒、・・・20秒・・・」といったような警告)をしてもよい。
それぞれのボタンの近傍には、それぞれのボタンの機能を示す突起7a〜7dから構成される。ボタンの機能を示す突起7a〜7dを備えることで、視覚障がい者が突起7a〜7dを触ることによって、突起の形状又は個数から各ボタンそれぞれの機能を知ることができる。ボタンの機能を示す突起7a〜7dの高さは、触れば突起があることが分かる程度であり、1mm〜5mm程度である(図3参照)。ボタンの機能を示す突起7a〜7dは、それぞれ特定の形状にすることができ、例えば、時間増加設定ボタン3bの機能を示す突起7cは「+」の形状になっており、時間減少設定ボタン3aの機能を示す突起7dは「−」の形状になっている。
また、突起の形状だけでなく、突起の個数で設定手段の機能を示すことも可能である。例えば、機能変換ボタン4の機能を示す突起7aを1本備え、音声設定ボタン5の機能を示す突起7bを2本備えている。なお、突起の形状又は個数は設定手段の機能により変えることができる。なお、突起7a〜7dは、色を半透明または透明にし、目立たないようにすることもできる。
また、突起の形状だけでなく、突起の個数で設定手段の機能を示すことも可能である。例えば、機能変換ボタン4の機能を示す突起7aを1本備え、音声設定ボタン5の機能を示す突起7bを2本備えている。なお、突起の形状又は個数は設定手段の機能により変えることができる。なお、突起7a〜7dは、色を半透明または透明にし、目立たないようにすることもできる。
時間設定が完了した状態において、計測開始を受け付ける設定ボタン6を押すと、計測が開始し、開口部8から「piii」の音が鳴り、計測が開始することを知らせる。アラームの時間設定は、時刻を設定することもできるし、所定の時間後(例えば、3時間後にアラームなど)にアラームを鳴らすこともできる。
本考案のアラーム付時間計測器1は、繰り返し同じ時間を計測することができるリピートタイマー機能を有する。計測する時間を設定し、計測開始を受け付ける設定ボタン6を2秒長押しすると、リピートタイマーが始まり、設定した時間を繰り返して計測する。
アラーム付時間計測器1は、設定時刻(設定内容)、残余時間、経過時間を報知することができる。計測時間以外、電池残量を開口部8にて知らせることも可能である。音声設定ボタン5を押すことで、開口部8から出る音を、設定することができる。具体的は、音声設定ボタン5を2秒長押しすると、音設定モードになる。時間減少設定ボタン3aを押すと、予告音のオン又はオフの切替設定ができる。もう一度音声設定ボタン5を押すと、開口部8から発する音声の種類は音声又は電子音から選択することができる。
本考案のアラーム付時間計測器1は、使用場面によってバイブレーションによって報知するように設定することができ、音声をオフにすることも可能である。音声設定ボタン5を押すと、バイブレーション機能のオン又はオフを設定することができるようになり、必要に応じて調整することが可能である。もう一度音声設定ボタン5を押すと、音量調整モードにすることができ、所定の音量に調整することができる。
次に、本考案にかかる実施例1のアラーム付時間計測器のシステムについて説明する。図4は、実施例1のアラーム付時間計測器のシステムの構成図である。
アラーム付時間計測器1は、概略的に、入力部S2、記憶部S3、制御部S4、表示部S5、計時部S6、出力部S7に分けることができる。
入力部S2は、キーボードやタッチパネルまたは押しボタンなどの入力用ユーザインターフェースである。本考案は、視覚に障害があり、文字などを十分に視覚で認識できない者(以下、視覚障がい者)に有用にするため、押しボタンが好ましく、具体的には、時間減少設定ボタン3a、時間増加設定ボタン3b、機能変換ボタン4、音声設定ボタン5、計測開始及び計測終了を受け付ける計測設定ボタン6である(図1等参照)。
記憶部S3は、リピートアラーム又は非リピートアラーム等のデータを記憶する不揮発性の記憶要素、たとえば、ハードディスク、シリコンディスクまたはフラッシュメモリ等である。なお、この図では、記憶部S3を一つの要素として描いているが、これに限定されるものではなく、二つ又はそれ以上の記憶要素として使用してもよい。この場合、記憶部S3は物理的に二つ又はそれ以上の記憶要素となる。
制御部S4は、典型的にはプログラム制御方式のマイクロコンピュータ(単にコンピュータともいう)であり、不図示のメモリに予め書き込まれている制御プログラムを実行してアラーム付時間計測器1に必要な各種動作を統括制御する。動作の一つはアラーム(残余アラーム及び経過アラームを含む)の設定であり、動作の別の一つは設定されたアラームの発生(アラームの報知)であり、さらには、表示部S5の時刻、アラーム時刻の表示である。
表示部S5は、制御部S4の制御を受け、前記の動作に必要な様々な情報を可視化して表示する、たとえば、液晶ディスプレイパネル等の平面表示デバイスである。
時計部S6は、日時情報、詳細には年月日の日付情報と、月曜から日曜までの曜日情報と、0時から24時までの時間情報とを発生する。この時計部S6は、クオーツ振動子などの正確な振動波形に基づいて時を刻むものであってもよく、あるいは、GPS衛星からの電波を利用して正確な時を刻むGPS時計や、長波標準電波を受信して同様に正確な時を刻むいわゆる電波時計であってもよい。正確さの点でGPS時計または電波時計の使用が望ましい。
計時部S6の情報に基づき、制御部S5により、アラームを出力(音、振動、光の明滅など)する報知信号が出力部S7に送信され、アラームを報知する。
本実施例において、制御部S4は、出力部S7に対して、タイマー記憶部S3に設定された設定時間までの残余時間に関するアラームを鳴らせるとともに、前記設定時間過後に経過時間に関するアラームを鳴らせる特徴を有する。
この内容について、図5を用いて説明する。本考案においては、視覚障がい者にとって有用なアラーム付時間計測器1にするべく、アラームが発生する設定時間Tを設定した場合、従来からの時計と同様に、設定時間Tになったときはアラームが発生する。本考案では、それに加えて、設定した時間Tよりも所定の時間前の時刻(T1)に、残余時間(T1−T2)についてアラームを発生させることができる。ここで残余時間とは、設定時間Tまでの時間のことを言う。視覚障がい者にとって、残余時間を視覚的に認識することは難しいが、音声などのアラームを発生することで、残りの時間を報知することは極めて有用である。それに加えて、アラーム付時間計測器1は、設定時間Tの経過後でも、所定の経過時間の時刻T2になると、設定時間Tからの経過時間(T2−T)を知らせることができる。所定の残余時間T1、所定の経過時間T2は、それぞれ、記憶部S3に記憶させることができる。
なお、残余時間、経過時間は、それぞれ時刻として設定することもできるし、設定時間よりも何秒前(又は何秒後)にアラームを鳴らすかについても設定することができる。例えば、経過時間が10秒立ったらアラームが鳴るように設定した場合、設定時間から10秒経過した後、音声アラームとして、「設定時刻から10秒が経過しました」または単に「10秒経過」などとアラームを流すことができる。
さらに、カウントダウンアラーム、カウントアップアラームも行うことができる。例えば、残余時間を10秒と設定した場合は、設定時刻の10秒前から「10、9、8、・・・2、1」とかカウントダウンを行うことができる。つまり、図5のT―T1の間でカウントダウンを行うことができる。
また、経過時間を10秒間カウントアップと設定した場合は、設定した時刻からそれから10秒後まで「1、2、3・・・9、10」とカウントアップすることもできる。つまり、T2−Tの間でカウントアップを行うことができる。
なお、上記のような設定をしなくとも、計測中に時間増加設定ボタン3bを押すと、残り時間を音声で知らせることもできるし、予告音の機能をオンにすると、計測中に経過時間を5分おきに知らせ、5分前より1分毎に知らせる。
また、経過時間を10秒間カウントアップと設定した場合は、設定した時刻からそれから10秒後まで「1、2、3・・・9、10」とカウントアップすることもできる。つまり、T2−Tの間でカウントアップを行うことができる。
なお、上記のような設定をしなくとも、計測中に時間増加設定ボタン3bを押すと、残り時間を音声で知らせることもできるし、予告音の機能をオンにすると、計測中に経過時間を5分おきに知らせ、5分前より1分毎に知らせる。
さらには、タイマーとしての機能ではなく、ボタンを押したときからカウントアップを行い、ボタンを押すことにより、音で経過時間を報知する機能を有する。例えば、図1において、設定時間が0分0秒になっている状態において、計測開始を受け付ける設定ボタン6を押すと、0秒から経過時間を計測するカウントアップ機能が開始し、開口部8から「piii」の音が鳴り、カウントアップ計測が開始することを知らせる。計測中に時間増加ボタン3bを押すと、経過時間を音声で知らせる。また、計測中に計測開始を受け付ける設定手段6を押すと、カウントアップ計測が終了し、計測時間を音声で知らせる。
表示部2は、設定内容を表示するものである。弱視者が使用することを想定し、表示部2の表示は大きくする。また、本考案のアラーム付時間計測器1は用途に応じて磁石9を備えることができ、広い用途に対応できるように、防水機能を有することも可能である。
1 アラーム付時間計測器
2 表示部
3a 時間減少設定ボタン
3b 時間増加設定ボタン
4 機能変換ボタン
5 音声設定手段
6 計測開始を受け付ける設定手段
7 突起
7a 機能変換ボタンの機能を示す突起
7b 音声設定ボタンの機能を示す突起
7c 時間増加ボタンの機能を示す突起
7d 時間減少ボタンの機能を示す突起
8 開口部
9 磁石
S2 入力部
S3 記憶部
S4 制御部
S5 表示部
S6 計時部
S7 出力部
2 表示部
3a 時間減少設定ボタン
3b 時間増加設定ボタン
4 機能変換ボタン
5 音声設定手段
6 計測開始を受け付ける設定手段
7 突起
7a 機能変換ボタンの機能を示す突起
7b 音声設定ボタンの機能を示す突起
7c 時間増加ボタンの機能を示す突起
7d 時間減少ボタンの機能を示す突起
8 開口部
9 磁石
S2 入力部
S3 記憶部
S4 制御部
S5 表示部
S6 計時部
S7 出力部
Claims (4)
- 時間増加設定ボタンと、
時間減少設定ボタンと、
前記時間増加設定ボタンの近傍に時間増加の設定を示す第一突起と、
前記時間減少設定ボタンの近傍に時間減少の設定を示す第二突起と、
を備え、前記第一突起は、プラスを示す形状であり、前記第二突起は、マイナスを示す形状であるアラーム付時間計測器であって、
さらに、
時間を計時する計時部と、
設定した時間を記憶するタイマー記憶部と、
音声出力部と、
計時部から得らえる時間が、前記タイマー記憶部に設定された時間になったときに、前記音声出力部からアラームを発生させるようにする制御部とを備え、
前記制御部は、前記音声出力部に対して、前記タイマー記憶部に設定された設定時間までの残余時間に関するアラームを発生させる信号を送るとともに、前記設定時間過後に経過時間に関するアラームを発生させる信号を送る、アラーム付時間計測器。 - 前記残余時間又は前記経過時間に関するアラームを複数設定できる、請求項1に記載のアラーム付時間計測器。
- 設定された前記残余時間から設定時間までカウントダウンする音声を発生するとともに、前記設定時間から設定された経過時間までカウントアップする音声を発生する、請求項2に記載のアラーム付時間計測器。
- 磁石を備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアラーム付時間計測器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002424U JP3233987U (ja) | 2021-06-23 | 2021-06-23 | アラーム付時間計測器 |
CN202220093055.1U CN216901350U (zh) | 2021-06-23 | 2022-01-14 | 警报式时间计测器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002424U JP3233987U (ja) | 2021-06-23 | 2021-06-23 | アラーム付時間計測器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3233987U true JP3233987U (ja) | 2021-09-09 |
Family
ID=77549867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021002424U Active JP3233987U (ja) | 2021-06-23 | 2021-06-23 | アラーム付時間計測器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233987U (ja) |
CN (1) | CN216901350U (ja) |
-
2021
- 2021-06-23 JP JP2021002424U patent/JP3233987U/ja active Active
-
2022
- 2022-01-14 CN CN202220093055.1U patent/CN216901350U/zh active Active
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Publication number | Publication date |
---|---|
CN216901350U (zh) | 2022-07-05 |
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JPH0933669A (ja) | センサ付きアナログ−デジタル表示電子腕時計 |
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