JP3225180B2 - 石目調人工大理石 - Google Patents
石目調人工大理石Info
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Description
理石に関するものである。
量、かつ無孔質であるという特徴を有しており、天然大
理石に対して遜色のない優美な質感、優れた強度、良好
な耐候性を具備し、しかも施工や加工が天然大理石より
も容易である等の理由から、近年ではキッチンの天板、
洗面化粧台、バスタブ、テーブル、壁材、床材、家具、
インテリア小物、印鑑等の多くの用途に使用されてきて
いる。
ン化粧板、ゲルコート人工大理石、アクリル系人工大理
石、ポリエステル系人工大理石等が知られている。これ
らの人工大理石のうち、メラミン化粧板とゲルコート人
工大理石は、表面のみの模様出し加工によるものである
ため、部分補修や後加工が困難であり、しかも強度が不
十分である等の欠点を有する。これに対して、アクリル
系人工大理石とポリエステル系人工大理石は、ソリッド
材特有の質感及び強度を有し、又アクリル系人工大理石
は、優れた加工性及び耐候性を有している。
例えば石英、ガラス、大理石、雲母等の砕石、又はAB
S樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂
等の樹脂粉砕物を樹脂中に分散させて石目調を現出させ
るものが知られている(特公昭61−24357号公
報)。
石には、石目調を現出させるための粒子として粒径10
0〜800μm程度の小粒径のものを利用していたが、
近年ではより天然大理石に近い外観を得る目的で、10
0〜5000μm程度の大粒径の粒子を使用したものが
広まりつつある。
調を現出させるための粒子が内部に分散して存在してい
ることから、粒子模様の無い単柄の人工大理石に比較し
て、強度、耐衝撃性、耐熱クラック性が若干劣るという
欠点があり、又この欠点は、分散させる粒子の粒径が大
きくなる程顕著になる。つまり、より天然大理石に近い
外観を得るために粒子径の大きい粒子を分散させた人工
大理石は、従来の小粒径の粒子を分散させた人工大理石
に比較して物性が更に低下する傾向があり、例えばキッ
チンの天板等の温度変化の激しい環境の下での用途にお
いては、耐熱クラック性の低下に伴ってクラック欠陥が
発生し易い。
の理由は、石目調を表現するための粒子とその周辺部分
との間の界面接着力の不足にある。又、石目調を表現す
るための粒子とその周辺部分とを構成する物質の物性に
大きな差があることから、該部分に特異性を生じ、粒子
の周辺部分に歪みが発生し易いことにある。
粒子とその周辺部分との間の界面接着力を向上させ、特
に耐熱クラック性に優れた特性を有する石目調人工大理
石を提供することにある。
成による本発明によって達成される。すなわち本発明
は、下記の条件を満足する(A)成分、(B)成分、
(C)成分、及び(D)成分の合計が100重量部から
なる組成物を重合してなる石目調人工大理石である。 (1) メタクリル酸メチル、主成分をなすメタクリル酸メ
チルとその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル
単量体との混合物、又はこれらの部分重合体シラップか
らなる(A)成分・・・・20〜50重量部、 (2) 分子内に2個以上のビニル基を有する架橋性ビニル
単量体からなる(B)成分・・・・(A)成分に対して0.
1〜10.0重量%、 (3) 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、及びシリカの中から選択される少なくとも1
種の無機充填材からなる(C)成分、 (4) 下記の条件を満足する(A’)成分、(B’)成
分、(C’)成分、及び(E’)成分の合計が100重
量部からなる組成物を重合してなる重合体を粉砕した粒
径0.1〜5.0mm、平均粒径0.24〜2.8m
m、膨潤度1.5〜2.5の粉砕粒子による(D)成分
・・・・3〜25重量部、 1) メタクリル酸メチル、主成分をなすメタクリル酸メ
チルとその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル
単量体との混合物、又はこれらの部分重合体シラップか
らなる(A’)成分・・・・20〜50重量部、 2) 分子内に2個以上のビニル基を有する架橋性ビニル
単量体からなる(B’)成分・・・・(A’)成分に対して
0.05〜0.5重量%、 3) 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、及びシリカの中から選択される少なくとも1
種の無機充填材からなる(C’)成分、 4) 着色用顔料からなる(E’)成分・・・・0.05〜5
重量部、 (5) 上記無機充填材からなる(C)成分と、(D)成分
中の無機充填材からなる(C’)成分との合計量・・・・3
0〜70重量部。
て、粉砕粒子からなる(D)成分以外にも着色用顔料を
配合する場合には、(A)成分、(B)成分、(C)成
分、及び(D)成分の合計100重量部に対して、着色
用顔料0.05〜5.0重量部を配合するのが好まし
い。
分は、メタクリル酸メチルの重合体、又は主成分をなす
メタクリル酸メチルとその他の分子内に1個のビニル基
を有するビニル単量体との共重合体に、架橋性共単量体
を共重合させたものである。架橋性共単量体を共重合さ
せた樹脂成分にすることにより、人工大理石の強度や耐
汚染性を向上させることができるが、多量の架橋性共単
量体を共重合させると加工性が悪化する。
(A)成分と(B)成分とからなる樹脂成分としては、
メタクリル酸メチルとその他の分子内に1個のビニル基
を有するビニル単量体との合計量100重量部に対し
て、つまり(A)成分100重量部に対して、架橋性共
単量体である(B)成分を0.1〜10.0重量%の割
合で配合したものを使用する。
ニル基を有するビニル単量体であって、例えばジメタク
リル酸エチレングリコール、トリメタクリル酸トリメチ
ロールプロパン等の(メタ)アクリル酸エステルや、分
子中に複数個の重合性二重結合を有する化合物が使用さ
れる。
填材(C)は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、及びシリカの中から選択される少
なくとも1種であり、最も好適には水酸化アルミニウム
が使用される。なお、この無機充填材は、表面を例えば
シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング
剤、ステアリン酸等で処理したものであってもよい。
その粒径が大き過ぎると人工大理石の物性が低下し、又
小さ過ぎると人工大理石の光透過性が低下するため、粒
径1〜150μm程度で、平均粒径10〜100μm程
度のものを利用するのがよい。
大理石の物性が低下し、又少な過ぎると人工大理石の質
感が損なわれる。このため、無機充填材は(A)成分、
(B)成分、(C)成分、及び(D)成分の全合計成分
中の30〜70重量%、より好ましくは35〜65重量
%になるように使用する。
顔料には、例えばチタン白、亜鉛華、鉛白、カーボンブ
ラック、弁柄、朱、カドミウム赤、黄色鉛、群青、コバ
ルト青、コバルト紫等の無機顔料、又はアゾ系、トリフ
ェニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フタ
ロシアニン系等の有機顔料を使用することができる。
石の透光性が低下し、奥行のある外観が得られなくなる
ため、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び
(D)成分の全合計100重量部に対して、着色用顔料
0.05〜5重量部にするのが好ましい。
と(B)成分とによる樹脂成分中に無機充填材からなる
(C)成分と破砕粒子からなる(D)成分と必要に応じ
て添加する着色用顔料とを均一に分散させた後、重合固
化させることによって得られる。このときの重合方法と
しては、レドックス重合、又は熱反応性重合開始剤を添
加した加熱重合等を利用することができる。
する人工大理石は、その表面を研削することによってク
リヤな商品価値の高い石目調が得られるので、上記の重
合、固化の後に、粉砕粒子の最大粒径の少なくとも半分
以上の深さで、表面を研削することが好ましい。
(D)成分における樹脂成分も、上記したように、メタ
クリル酸メチル、又は主成分をなすメタクリル酸メチル
とその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量
体との共重合体に、架橋性共単量体を共重合させたもの
である。
することにより、粉砕粒子の強度や耐汚染性を向上させ
ることができるが、多量の架橋性共単量体を共重合させ
ると粉砕粒子への加工性が悪化するとともに、所望の膨
潤度が得られないためメタクリル酸メチルとその他の分
子内に1個のビニル基を有するビニル単量体との合計量
100重量部に対して、つまり(A’)成分100重量
部に対して、架橋性共単量体である(B’)成分を0.
05〜0.5重量%の割合で配合したものを使用する。
(B)成分としての架橋性共単量体として説明したもの
と同一のもの、すなわち分子内に2個以上のビニル基を
有するビニル単量体であって、例えばジメタクリル酸エ
チレングリコール、トリメタクリル酸トリメチロールプ
ロパン等の(メタ)アクリル酸エステルや、分子中に複
数個の重合性二重結合を有する化合物である。
(C)成分として説明したものと同一のものが用いられ
る。
されていることが必要であり、着色用顔料としては、上
記の人工大理石における着色用顔料として先に説明した
ものと同様のものを使用することができる。なお、着色
用顔料は、これが粉砕粒子(D)の全成分中の0.05
〜5重量%になるように配合する。
分である粉砕粒子としては、使用する人工大理石用組成
物における(A)成分中に粉砕粒子を一昼夜浸漬させた
ときに、1.5〜2.5倍に膨潤するものを使用する。
このときの粉砕粒子の膨潤度が1.5倍を下回ると、耐
熱クラック性の良好な人工大理石が得られなく、又2.
5倍を超えると、人工大理石の成形中に破砕粒子が変形
して鮮明な石目調の外観が得られなくなる。
である粉砕粒子の粒径が大き過ぎると、人工大理石の物
性が低下し、又小さ過ぎると天然石の外観を呈するもの
が得られなくなる。このため、実質的に粒径0.1mm
以下の粒子を含まない粒径0.1〜5.0mm、好まし
くは粒径0.6〜5.0mm、平均粒径0.24〜2.
8mm、の破砕粒子を使用する。
る粉砕粒子は、(A’)成分と(B’)成分とによる樹
脂成分中に無機充填材からなる(C’)成分と着色用顔
料からなる(E’)成分とを均一に分散させた後、重合
固化させ、更にこの固化物を粉砕することによって得ら
れる。このときの重合方法としては、レドックス重合、
又は熱反応性重合開始剤を添加した加熱重合等を利用す
ることができる。
合、又は石目調を現出させるための(D)成分である粉
砕粒子を得る際の重合、すなわちメタクリル酸メチルの
重合又はメタクリル酸メチルを主成分とする重合のレド
ックス重合は、ベンゾイルパーオキサイド等のアシル過
酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチル
アニリン、N,N−ジメチルパライジン等のアミン化合
物との組み合わせ、又はターシャリーブチルパーオキシ
マレイン酸等のパーオキシル化合物とグリコールジメル
カプトアセテート等のメルカプタン化合物との組み合わ
せによって行なえる。
予備重合させたシラップを利用することにより、(1) 重
合性原料に粉砕粒子及び/又は無機充填材を添加する際
に、重合性原料であるシラップの粘度をコントロールす
ることができるため、粘度のコントロールによって上記
の添加物の沈降を防ぐことができる、(2) 重合性原料の
硬化時間が短縮するために、生産性が高まる、等の利点
が得られる。
メタクリル酸メチルの単量体を重合させ、途中で重合を
停止させる方法、あるいは塊状重合や懸濁重合によって
予め重合させたメタクリル酸メチルを主成分とする重合
体を、メタクリル酸メチルの単量体に溶解する方法等に
よって得られる。
(D)成分として利用する粉砕粒子には、上記の各成分
の外に、例えば紫外線吸収剤、難燃剤、抗菌剤、離型
剤、流動化剤、増粘剤等を適宜配合することができる。
構成を、製造実施例に基づいて説明する。説明中「%」
は重量%を意味する。得られた人工大理石の評価に用い
た曲げ破断試験は、JIS−6911に準じて測定し
た。
に切り出した人工大理石のシート中央部を高速ルーター
によって、コーナ部分のR=10mmの100mm角に
切り抜いて試料を作成し、該試料の上方から赤外線ラン
プを照射することにより、30分間かけて試料を90℃
に昇温させ、更に90℃に30分間保持した後、赤外線
ランプを消して120分間放置して室温に冷却する「加
熱−冷却」の温度サイクルを繰り返して行ない、試料に
クラックが発生するときの温度サイクル回数によって測
定した。この試験方法による耐熱クラック性試験の結果
が20サイクル以上であると、実用上十分な耐久性を有
する。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末「日
本軽金属 (株) :(商品名 BS−33)以下同じ」6
200gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸
「日本油脂 (株) :(商品名 パーブチルMA−25)
以下同じ」80gと、ジメタクリル酸エチレングリコー
ル「三菱レイヨン (株) :(商品名 アクリエステルE
D)以下同じ」4gと、着色用顔料としての黒ペースト
50gとを混合し、ミキサーで撹拌した。
した後、更にグルコールジメルカプトアセテート「淀化
学 (株) :(商品名 GDMA)以下同じ」12gと、
脱イオン水8gとを添加して撹拌した後、ポリビニルア
ルコ−ルフィルム(以下、PVAフィルム)を敷設して
ある約60cm角の型枠に注入し、その上からPVAフ
ィルムを張り付け、全体をウレタン保温箱中に30分放
置し、シート状の硬化物を得た。
で粗粉砕し、更にスタンプミルで微粉砕した後、篩で分
別して、粒径600〜2700μm、平均粒径1000
μmの粉砕粒子(1)を得た。
ダーに軽く振動させながら50ccまで投入し、更にメ
タクリル酸メチルをメスシリンダーの目盛り100cc
の位置まで注いで蓋をしてから一昼夜放置した後、粉砕
粒子の体積を確認したところ84ccであり、粉砕粒子
(1)の膨潤度は1.68であった。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末47
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール42gと、
上記の粉砕粒子(1)1500gとを混合し、ミキサー
で撹拌した。
した後、更にグルコールジメルカプトアセテート12g
と、脱イオン水8gとを添加して撹拌したスラリーを、
PVAフィルムを敷設してある約60cm角の型枠に注
入し、その上からPVAフィルムを張り付け、全体をウ
レタン保温箱中に30分放置することにより、粉砕粒子
(1)が全面に均一に分散しているシート状の硬化物を
得た。
木工用プレーナで深さ2mm以上に研削し、更に120
番、400番、600番のサンドペーパで順次研磨する
ことにより、約600mm×600mm×13mmのク
リヤーで商品価値の高い天然石様の人工大理石を得た。
チップの曲げ試験の結果は、破断伸度0.95%、破断
強度642kgf/cm2 、弾性率7.7×104 kg
f/cm2 であった。また、この人工大理石から切り出
した試料の耐熱クラック性試験では、20サイクル終了
後にもクラックの発生が無かった。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末62
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール9gと、着
色用顔料としての黒ペースト50gとを混合し、ミキサ
ーで撹拌した。
例1の対応する工程と同様に処理し、粒径600〜27
00μm、平均粒径1000μmの粉砕粒子(2)を得
た。粉砕粒子(2)を100ccのメスシリンダーに軽
く振動させながら50ccまで投入し、更にメタクリル
酸メチルをメスシリンダーの目盛り100ccの位置ま
で注いで蓋をしてから一昼夜放置した後、粉砕粒子の体
積を確認したところ76ccであり、粉砕粒子(2)の
膨潤度は1.52であった。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末47
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール42gと、
上記の粉砕粒子(2)1500gとを混合し、ミキサー
で撹拌した。
対応する工程と同様に処理し、約600mm×600m
m×13mmのクリヤーで商品価値の高い天然石様の人
工大理石を得た。
チップの曲げ試験の結果は、破断伸度0.94%、破断
強度624kgf/cm2 、弾性率7.6×104 kg
f/cm2 であった。また、この人工大理石から切り出
した資料の耐熱クラック性試験では、20サイクル終了
後にもクラックの発生が無かった。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末62
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール110g
と、着色用顔料としての黒ペースト50gとを混合し、
ミキサーで撹拌した。
対応する工程と同様に処理し、粒径600〜2700μ
m、平均粒径1000μmの粉砕粒子(3)を得た。粉
砕粒子(3)を100ccのメスシリンダーに軽く振動
させながら50ccまで投入し、更にメタクリル酸メチ
ルをメスシリンダーの目盛り100ccの位置まで注い
で蓋をしてから一昼夜放置した後、粉砕粒子の体積を確
認したところ60ccであり、粉砕粒子(3)の膨潤度
は1.20であった。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末47
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール42gと、
上記の粉砕粒子(3)1500gとを混合し、ミキサー
で撹拌した。
対応する工程と同様に処理し、約600mm×600m
m×13mmの人工大理石を得た。
チップの曲げ試験の結果は、破断伸度0.82%、破断
強度555kgf/cm2 、弾性率7.4×104 kg
f/cm2 であった。また、この人工大理石から切り出
した資料の耐熱クラック性試験では、15サイクルでク
ラックが発生した。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末62
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール1gと、着
色用顔料としての黒ペースト50gとを混合し、ミキサ
ーで撹拌した。
例1の対応する工程と同様に処理し、粒径600〜27
00μm、平均粒径1000μmの粉砕粒子(4)を得
た。粉砕粒子(4)を100ccのメスシリンダーに軽
く振動させながら50ccまで投入し、更にメタクリル
酸メチルをメスシリンダーの目盛り100ccの位置ま
で注いで蓋をしてから一昼夜放置したところ、粉砕粒子
(4)には該破砕粒子の溶解による変形が発生してい
た。
タクリル酸メチルとの混合物からなるメタクリル酸メチ
ルシラップ3658gと、水酸化アルミニウム粉末47
00gと、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸8
0gと、ジメタクリル酸エチレングリコール42gと、
上記の粉砕粒子(4)1500gとを混合し、ミキサー
で撹拌したところ、粘度の上昇により途中で撹拌困難に
なった。
で脱泡した後、更にグルコールジメルカプトアセテート
12gと、脱イオン水8gとを添加して撹拌した後、P
VAフィルムを敷設してある約60cm角の型枠に注入
し、その上からPVAフィルムを張り付け、全体をウレ
タン保温箱中に30分放置することにより、シート状の
硬化物を得た。
木工用プレーナで深さ2mm以上に研削し、更に120
番、400番、600番のサンドペーパで順次研磨した
が、石目調を表現する予定の粉砕粒子(4)が溶解によ
って変形しているため、石目の外観がぼやけていた。
表現するための粒子とその周辺部分との間の界面接着力
が高い。このために特に耐熱クラック性に優れた性質を
有し、しかも石目調が鮮明に現出している人工大理石に
なり、商品価値の高いものになる。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の条件を満足する(A)成分、
(B)成分、(C)成分、及び(D)成分の合計が10
0重量部からなる組成物を重合してなることを特徴とす
る石目調人工大理石。 (1) メタクリル酸メチル、主成分をなすメタクリル酸メ
チルとその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル
単量体との混合物、又はこれらの部分重合体シラップか
らなる(A)成分・・・・20〜50重量部、 (2) 分子内に2個以上のビニル基を有する架橋性ビニル
単量体からなる(B)成分・・・・(A)成分に対して0.
1〜10.0重量%、 (3) 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、及びシリカの中から選択される少なくとも1
種の無機充填材からなる(C)成分、 (4) 下記の条件を満足する(A’)成分、(B’)成
分、(C’)成分、及び(E’)成分の合計が100重
量部からなる組成物を重合してなる重合体を粉砕した粒
径0.1〜5.0mm、平均粒径0.24〜2.8m
m、膨潤度1.5〜2.5の粉砕粒子による(D)成分
・・・・3〜25重量部、 1) メタクリル酸メチル、主成分をなすメタクリル酸メ
チルとその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル
単量体との混合物、又はこれらの部分重合体シラップか
らなる(A’)成分・・・・20〜50重量部、 2) 分子内に2個以上のビニル基を有する架橋性ビニル
単量体からなる(B’)成分・・・・(A’)成分に対して
0.05〜0.5重量%、 3) 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、及びシリカの中から選択される少なくとも1
種の無機充填材からなる(C’)成分、 4) 着色用顔料からなる(E’)成分・・・・0.05〜5
重量部、 (5) 上記無機充填材からなる(C)成分と、(D)成分
中の無機充填材からなる(C’)成分との合計量・・・・3
0〜70重量部。 - 【請求項2】 請求項1に記載した条件を満足する
(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分
の合計100重量部に対して、着色用顔料0.05〜5
重量部を配合した組成物を重合してなることを特徴とす
る石目調人工大理石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17160195A JP3225180B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 石目調人工大理石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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