JP3219693U - 掛布団 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量化及び低コスト化を図ると共に、保温性を低下させることなく身体に対する馴染み性の良い掛布団を提供する。【解決手段】掛布団は、略矩形状の表布2と裏布3との周縁を止着して袋状の本体1Aを形成し、本体1Aにキルティング加工を施して、保温材が充填される複数の収容部2A,2a〜2dを備えている。本体1Aの幅方向両側、及び、縦方向両側を単層構造とし、それ以外の中央領域に層仕切布を配設して、複数の上層側収容部及び複数の下層側収容部を備えた二層構造としたことを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本考案は、羽毛、羊毛、綿などの保温材が充填された掛布団に関する。
従来、掛布団として、表布と裏布の周囲を縫着し、その内部に保温材を充填した構成が知られている。このような掛布団は、保温性、及び、身体との密着性が重要であるため、キルティング加工を施している。通常、キルティング加工は、充填される保温材が偏らないように、例えば格子状に構成されており、マス目を大きくすることで保温性を高めることができ、マス目を小さくすることで、身体との密着性を向上することが知られている。また、上記したようなキルティング加工が施された掛布団として、例えば、特許文献1に開示されているように、内部を2層構造にして保温性を高めることが知られている。
上記した従来技術では、全体を二層構造としているため、層仕切布(中生地)の使用量が多くなってしまい、コストが高くなると共に重量が重くなってしまう。また、全体を二層構造にすると、布団全体としての保温性は高まるものの、全面に亘って硬くなってしまい身体に対する馴染み性が低下してしまう。
本考案は、上記した実情に着目してなされたものであり、軽量化及び低コスト化を図ると共に、保温性を低下させることなく身体に対する馴染み性の良い掛布団を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本考案は、略長方形状の表布と裏布との周縁を止着して袋状の本体を形成し、前記本体にキルティング加工を施して、保温材が充填される複数の収容部を備えた掛布団において、前記本体の幅方向両側、及び、縦方向両側を単層構造とし、それ以外の中央領域に層仕切布を配設して、複数の上層側収容部及び複数の下層側収容部を備えた二層構造としたことを特徴とする。
上記した掛布団では、中央領域は二層構造となっており、周端領域(幅方向両側及び縦方向両側)は単層構造となっている。このような構造では、従来のように、全てが二層構造となっている掛布団と比較すると、層仕切布の使用量が少なくなり、軽量化が図れると共にコストを低減することが可能となる。また、就寝時に身体が位置する中央領域が二層構造となっているため、保温性が低下することはなく、周端領域は、単層構造となって軟らかい状態となるため、身体に対する馴染み性が良くなり、保温効果が高められる。
本考案の掛布団によれば、層仕切布が少なくなることで、軽量化及び低コスト化が図れると共に、保温性を低下させることなく身体に対する馴染み性の良い掛布団が得られる。
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
図1は本考案に係る掛布団の一実施形態を示す斜視図、図2(a)は表側から見た平面図、図2(b)はA−A線に沿った断面図、図3(a)は裏側から見た平面図、図3(b)はB−B線に沿った断面図である。
である。
図1は本考案に係る掛布団の一実施形態を示す斜視図、図2(a)は表側から見た平面図、図2(b)はA−A線に沿った断面図、図3(a)は裏側から見た平面図、図3(b)はB−B線に沿った断面図である。
である。
本実施形態の掛布団1は、略長方形状の表布2と、略同形状の裏布3の周縁5を縫い糸によって縫い合わせて止着した袋状の本体1Aを備えており、シングルサイズとして構成されている(225cm×158cm程度)。前記裏布3側の周縁5には、掛布団カバー固定用の紐を装着するための固定部6が複数個所設けられている。
前記掛布団1は、従来の掛布団と同様、キルティング加工を施して保温材が充填される複数の収容部を備えた構成となっている。この場合、本実施形態の収容部は、略矩形形状で格子状に形成されるが、収容部の形状については限定されることはない。
前記本体1Aの中央領域には、袋状の本体1Aを上下層に区分けする層仕切布10が配設され、中央領域(図1で示す斜線領域)は二層構造で、それ以外の領域(本体3の幅方向両側、及び、縦方向両側)は単層構造となっている。すなわち、中央領域は、複数の上層側収容部2A及び複数の下層側収容部3Aを備えた二層構造となっており、それ以外の周端領域は、収容部2a〜2dによって中央領域を囲む単層構造となっている。層仕切布10は、後述する分割仕切布12によって、表布2と裏布3に対してキルティング加工(縫着)されており、表布2と裏布3との間の内部空間を上下に区分けしている。なお、図において、各収容部に対応して付されている参照符号は、収容部として容積が等しい(略等しいを含む)ものについて同一のものが用いられている。
本実施形態では、前記キルティング加工を行なうに際して、内部空間を、幅方向および長手方向に直線的に区分けするように、分割仕切布12によって格子状に区切っている。分割仕切り布12は、本体内に充填される保温材の移動を防止する機能を備えており、これにより、保温材に偏りが生じることなく、全体に保温材を均等に充填することが可能となる。なお、複数の収容部を形成するための縫着方法については、適宜変形することが可能であり、特別の形態に限定されることはない。
前記表布2、裏布3、層仕切布10及び分割仕切布12は、充填状態にある保温材を通さないが、通気性を有する素材(例えば、綿、シルク、ポリエステル)によって形成(編成)されている。また、各収容部に充填される保温材は、掛布団の保温材として使用可能なものであれば良く、羽毛、羊毛、綿等で構成することが可能であり、周縁部分に設けられた開口(図示せず)を通じて各収容部に充填される。
本実施形態では、表側の中央領域を、同じ大きさの略矩形の収容部2Aで横2区画、縦3区画に区切っており、裏側の中央領域を、同じ大きさの略矩形の収容部3Aで横3区画、縦3区画に区切っている。このため、二層構造となった中央領域は、上層側のキルティングと下層側のキルティングがずれた状態(分割仕切布12の位置がずれた状態)で、上層側の収容部及び下層側収容部が形成されている。また、二層構造の上下に形成される収容部の数については、上層側(6区画)よりも下層側(9区画)を多くしている。
上記した掛布団1によれば、中央領域は二層構造となっており、幅方向両側及び縦方向両側は単層構造となっているため、全てが二層構造となっている掛布団と比較すると、層仕切布10の使用量を少なくすることができ、軽量化が図れると共にコストを低減することが可能となる。また、就寝時に身体が位置する中央領域を二層構造としているため、保温性が低下することはなく、周端領域は、単層構造で軟らかい状態となっているため、身体に対する馴染み性が良くなり、保温効果が高められる。
これを図4の模式図を参照して具体的に説明すると、本実施の形態では、主に身体が当たる中央領域が二層構造であるため、保温性が高い状態となっており、周端部は変位し易い単層構造であるため、本体1Aの周端側が軟らかく撓むことができ、就寝者Pを包み込むような状態(馴染み性が良い状態)となる。この結果、敷き布団20との間で生じる隙間Sを少なくして保温効果を高めることができる。この場合、全面に亘って二層構造になっている従来の掛布団50は、布団全体としては保温効果はあるものの、周端領域が硬いため、実線(本考案)のように就寝者Pを軟らかく包むように撓むことはできず、点線で示すように、敷き布団20との間での隙間Sが広くなってしまい、保温効果が低下してしまう。特に、首回りや足回り付近では、隙間Sが広くなると、体温からの暖気が抜け易くなってしまうが、本実施形態では、その部分が身体を包み込むように撓んで敷き布団を覆うため、保温効果が低下するようなことはない。
また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、上層側のキルティングと下層側のキルティングの位置(分割仕切布12の位置)がずれた状態で上層側収容部及び下層側収容部が形成されているため、放熱を抑制して保温効果を高めることができる。すなわち、下層側は、就寝者の体温が伝達される部位であり、体温からの暖気については表布2の表面から外部に徐々に放出されるが、その際、分割仕切布12との縫い目部分での放出が大きくなる。縫い目の位置が、上層側と下層側で重なっていると、その縫い目から集中的に暖気が放出してしまうが、分割仕切布12の位置を、図2(b)、図3(b)で示すように上層側と下層側でずらすことで暖気が集中的に放出されることが抑制され、保温効果を低下させることはない。
また、本実施形態では、下層側の収容部の数を多くしているため、身体に対するフィット性も良くなる。
さらに、上記した上層側の収容部2Aを合せた容積と、下層側の収容部3Aを合せた容積は略等しいが、保温材を各収容室に充填するに際しては、上層側に充填される保温材の総量を、下層側収容部に充填される保温材の総量よりも多くすることが好ましい。上層側の保温材を量を多くすることで、重量化することなく、効率的に保温効果を高めることが可能となる。
さらに、上記した上層側の収容部2Aを合せた容積と、下層側の収容部3Aを合せた容積は略等しいが、保温材を各収容室に充填するに際しては、上層側に充填される保温材の総量を、下層側収容部に充填される保温材の総量よりも多くすることが好ましい。上層側の保温材を量を多くすることで、重量化することなく、効率的に保温効果を高めることが可能となる。
以上、本考案に係る掛布団の実施形態の一例を示したが、本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記した二層構造における上層側と下層側の各収容部の大きさや形状については、特に限定されることはない。また、充填される保温材の量についても、適宜、変更することが可能である。
1 掛布団
2 表布
2A,2a〜2d,3A 収容部
3 裏布
10 層仕切布
12 分割仕切布
2 表布
2A,2a〜2d,3A 収容部
3 裏布
10 層仕切布
12 分割仕切布
Claims (4)
- 略矩形状の表布と裏布との周縁を止着して袋状の本体を形成し、前記本体にキルティング加工を施して、保温材が充填される複数の収容部を備えた掛布団において、
前記本体の幅方向両側、及び、縦方向両側を単層構造とし、それ以外の中央領域に層仕切布を配設して、複数の上層側収容部及び複数の下層側収容部を備えた二層構造としたことを特徴とする掛布団。 - 前記二層構造となった中央領域は、上層側のキルティングと下層側のキルティングがずれた状態で、前記上層側収容部及び下層側収容部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の掛布団。
- 前記二層構造となった中央領域の保温材が充填される収容部の数は、上層側よりも下層側が多いことを特徴とする請求項1または2に記載の掛布団。
- 前記二層構造の上層側収容部に充填される保温材の総量は、下層側収容部に充填される保温材の総量よりも多いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の掛布団。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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2018
- 2018-10-30 JP JP2018004213U patent/JP3219693U/ja active Active
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