JP3218268B2 - 樹脂製リヤバンパ構造 - Google Patents
樹脂製リヤバンパ構造Info
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- JP3218268B2 JP3218268B2 JP18651394A JP18651394A JP3218268B2 JP 3218268 B2 JP3218268 B2 JP 3218268B2 JP 18651394 A JP18651394 A JP 18651394A JP 18651394 A JP18651394 A JP 18651394A JP 3218268 B2 JP3218268 B2 JP 3218268B2
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- resin
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンパ本体をボデーに
直付けするとともに、ボデー後端水平面に載置固定され
る前方延在部を形成することにより、コストを下げると
ともに、見栄えを向上する樹脂製リヤバンパ構造に関す
る。
直付けするとともに、ボデー後端水平面に載置固定され
る前方延在部を形成することにより、コストを下げると
ともに、見栄えを向上する樹脂製リヤバンパ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のリヤバンパ構造は、図6に示すよ
うに荷物の出し入れにおいて作業者がバンパCの上面に
足を掛けて乗るため、一辺をボデーBの後端にボルトに
より固着した剛性の高い略L字状のリインホースメント
Rの他の辺と前記バンパCと一体的に形成したブラケッ
ト部Kとをボルトにより固着していた。
うに荷物の出し入れにおいて作業者がバンパCの上面に
足を掛けて乗るため、一辺をボデーBの後端にボルトに
より固着した剛性の高い略L字状のリインホースメント
Rの他の辺と前記バンパCと一体的に形成したブラケッ
ト部Kとをボルトにより固着していた。
【0003】また上記従来のリヤバンパ構造は、図6に
示すように前記ボデーBとの干渉防止のために、前記ボ
デーBの後端とバンパCの前端との間に隙間Gを形成し
ていた。
示すように前記ボデーBとの干渉防止のために、前記ボ
デーBの後端とバンパCの前端との間に隙間Gを形成し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリヤバンパ
構造は、強度およびバンパ建付品質確保のための大型の
リィンホースメントRおよびこれをボデーBに固定する
ボルトが必要であり、コストが高くなるという問題が有
った。
構造は、強度およびバンパ建付品質確保のための大型の
リィンホースメントRおよびこれをボデーBに固定する
ボルトが必要であり、コストが高くなるという問題が有
った。
【0005】また上記従来のリヤバンパ構造は、前記ボ
デーBとの干渉防止のため、前記ボデーBとの間に一定
のスキマGを設ける必要があり、前記バンパCの前端位
置に制約があるとともに、そのために前記バンパCとバ
ックドアとの隙間からボデー色が見え、見栄えが悪いと
いう問題が有った。
デーBとの干渉防止のため、前記ボデーBとの間に一定
のスキマGを設ける必要があり、前記バンパCの前端位
置に制約があるとともに、そのために前記バンパCとバ
ックドアとの隙間からボデー色が見え、見栄えが悪いと
いう問題が有った。
【0006】そこで本発明者は、バンパ本体をボデーに
直付けするという本発明の技術的思想に着眼し、さらに
研究開発を重ねた結果、大型のリインホースメントおよ
びボルトを不要にしてコストを下げるとともに、見栄え
を向上するという目的を達成する本発明に到達した。
直付けするという本発明の技術的思想に着眼し、さらに
研究開発を重ねた結果、大型のリインホースメントおよ
びボルトを不要にしてコストを下げるとともに、見栄え
を向上するという目的を達成する本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の樹脂製リヤバンパ構造は、上面部、後面
部および下面部からなる断面略コ字形のバンパ本体と、
該バンパ本体の上面部より前方へ延在し、ボデー後端水
平面に載置される前方延在部と、前記バンパ本体の内面
に垂直方向に突設され、前端がボデー後端垂直面に当接
せしめられる複数個の補強リブと、各補強リブの前端に
一体に形成され、ボデー後端垂直面に設けられた係合孔
に係合されているフックとを有するものである。
の第1発明)の樹脂製リヤバンパ構造は、上面部、後面
部および下面部からなる断面略コ字形のバンパ本体と、
該バンパ本体の上面部より前方へ延在し、ボデー後端水
平面に載置される前方延在部と、前記バンパ本体の内面
に垂直方向に突設され、前端がボデー後端垂直面に当接
せしめられる複数個の補強リブと、各補強リブの前端に
一体に形成され、ボデー後端垂直面に設けられた係合孔
に係合されているフックとを有するものである。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)の樹
脂製リヤバンパ構造は、前記第1発明において、前記バ
ンパ本体の前記上面部が後方に向かうに従い上方へ傾斜
する傾斜面とされ、かつ前記前方延在部が前記上面部よ
り一段高く形成されているものである。
脂製リヤバンパ構造は、前記第1発明において、前記バ
ンパ本体の前記上面部が後方に向かうに従い上方へ傾斜
する傾斜面とされ、かつ前記前方延在部が前記上面部よ
り一段高く形成されているものである。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)の樹
脂製リヤバンパ構造は、前記第2発明において、前記バ
ンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とで形成される
凹部に水抜き孔を設けたものである。
脂製リヤバンパ構造は、前記第2発明において、前記バ
ンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とで形成される
凹部に水抜き孔を設けたものである。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)の樹
脂製リヤバンパ構造は、前記第2発明において、前記前
方延在部を中央のみ前記バンパ本体の前記上面部と略同
一もしくはこれより低く形成し、さらにこの部分にボデ
ー側に固定されたストライカとの干渉防止用の切欠きを
設けたものである。
脂製リヤバンパ構造は、前記第2発明において、前記前
方延在部を中央のみ前記バンパ本体の前記上面部と略同
一もしくはこれより低く形成し、さらにこの部分にボデ
ー側に固定されたストライカとの干渉防止用の切欠きを
設けたものである。
【0011】
【作用】上記構成より成る第1発明の樹脂製リヤバンパ
構造は、前記バンパカバーに作用した荷重が、該バンパ
本体の上面部より前方へ延在した前記前方延在部が載置
される前記ボデー後端水平面と、各補強リブの前端に一
体に形成された前記フックが係合される前記ボデー後端
垂直面に設けられた前記係合孔とに作用する。
構造は、前記バンパカバーに作用した荷重が、該バンパ
本体の上面部より前方へ延在した前記前方延在部が載置
される前記ボデー後端水平面と、各補強リブの前端に一
体に形成された前記フックが係合される前記ボデー後端
垂直面に設けられた前記係合孔とに作用する。
【0012】上記構成より成る第2発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、前記バンパ本体の前記上面部が後方に向か
うに従い上方へ傾斜する傾斜面とされ、かつ前記前方延
在部が前記上面部より一段高く形成されているので、前
記バンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とによって
結果的に凹部が形成される。
ンパ構造は、前記バンパ本体の前記上面部が後方に向か
うに従い上方へ傾斜する傾斜面とされ、かつ前記前方延
在部が前記上面部より一段高く形成されているので、前
記バンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とによって
結果的に凹部が形成される。
【0013】上記構成より成る第3発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、前記バンパ本体の前記上面部と前記前方延
在部とで形成される凹部に設けられた前記水抜き孔によ
って、前記凹部に溜まった水を抜くものである。
ンパ構造は、前記バンパ本体の前記上面部と前記前方延
在部とで形成される凹部に設けられた前記水抜き孔によ
って、前記凹部に溜まった水を抜くものである。
【0014】上記構成より成る第4発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、前記前方延在部の中央のみ前記バンパ本体
の前記上面部と略同一もしくはこれより低く形成された
部分に前記切欠きを設けて、ボデー側に固定されたスト
ライカとの干渉を防止する。
ンパ構造は、前記前方延在部の中央のみ前記バンパ本体
の前記上面部と略同一もしくはこれより低く形成された
部分に前記切欠きを設けて、ボデー側に固定されたスト
ライカとの干渉を防止する。
【0015】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の樹脂製リヤ
バンパ構造は、前記バンパカバーに作用した荷重を、前
記ボデー後端水平面と前記ボデー後端垂直面に設けられ
た前記係合孔とに作用させるので、大型のリインホース
メントおよびボルトを不要にしてコストを下げるととも
に、見栄えを向上するという効果を奏する。
バンパ構造は、前記バンパカバーに作用した荷重を、前
記ボデー後端水平面と前記ボデー後端垂直面に設けられ
た前記係合孔とに作用させるので、大型のリインホース
メントおよびボルトを不要にしてコストを下げるととも
に、見栄えを向上するという効果を奏する。
【0016】上記作用を奏する第2発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、上記第1発明と同様の効果を奏する他、前
記バンパ本体の前記上面部が傾斜面とされているのでバ
ンパ本体を大きく見せることができ、見栄えが良いとと
もに、前記前方延在部を前記上面部より一段高く形成さ
れているので前記バンパ本体とバックドアの隙間からボ
デー色が一層見えないようにする効果を奏する。
ンパ構造は、上記第1発明と同様の効果を奏する他、前
記バンパ本体の前記上面部が傾斜面とされているのでバ
ンパ本体を大きく見せることができ、見栄えが良いとと
もに、前記前方延在部を前記上面部より一段高く形成さ
れているので前記バンパ本体とバックドアの隙間からボ
デー色が一層見えないようにする効果を奏する。
【0017】上記作用を奏する第3発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、上記第2発明と同様の効果を奏する他、前
記バンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とで形成さ
れる凹部に設けられた前記水抜き孔によって、前記凹部
に溜まった水を抜くことが出来るという効果を奏する。
ンパ構造は、上記第2発明と同様の効果を奏する他、前
記バンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とで形成さ
れる凹部に設けられた前記水抜き孔によって、前記凹部
に溜まった水を抜くことが出来るという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第4発明の樹脂製リヤバ
ンパ構造は、上記第2発明と同様の効果を奏する他、前
記前方延在部の中央部分の前記上面部と略同一もしくは
これより低い部分に前記切欠きを設けて、ボデー側に固
定されたストライカとの干渉を防止するという効果を奏
する。
ンパ構造は、上記第2発明と同様の効果を奏する他、前
記前方延在部の中央部分の前記上面部と略同一もしくは
これより低い部分に前記切欠きを設けて、ボデー側に固
定されたストライカとの干渉を防止するという効果を奏
する。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
明する。
【0020】(第1実施例) 本第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造は、図1ないし図
5に示すように車両の前後方向に延在した上面部11
と、前記上面部11より車両の高さ方向下方に延在する
後面部12と、前記後面部12の下部において車両の前
方に延在する下面部13とから成り車両の幅方向に延在
する断面略コ字形のバンパ本体1と、該バンパ本体1の
上面部11より前方へ延在し、ボデー後端前後面に載置
される前方延在部2と、前記バンパ本体1の内面との間
に一定の間隙を形成して上下方向および前後方向に延在
し、前端がボデー後端上下面に当接せしめられるととも
に、前端に一体に形成され、ボデー後端面に設けられた
係合孔41に係合されているフック31と、少なくとも
左右において1箇所ずつボデー後端面に固着される固着
部32を備えた複数個の補強リブ3とから成るものであ
る。
5に示すように車両の前後方向に延在した上面部11
と、前記上面部11より車両の高さ方向下方に延在する
後面部12と、前記後面部12の下部において車両の前
方に延在する下面部13とから成り車両の幅方向に延在
する断面略コ字形のバンパ本体1と、該バンパ本体1の
上面部11より前方へ延在し、ボデー後端前後面に載置
される前方延在部2と、前記バンパ本体1の内面との間
に一定の間隙を形成して上下方向および前後方向に延在
し、前端がボデー後端上下面に当接せしめられるととも
に、前端に一体に形成され、ボデー後端面に設けられた
係合孔41に係合されているフック31と、少なくとも
左右において1箇所ずつボデー後端面に固着される固着
部32を備えた複数個の補強リブ3とから成るものであ
る。
【0021】図1および図3に示すように前記バンパ本
体1の前記上面部11が後方に向かうに従い上方へ傾斜
する傾斜面とされ、かつ前記前方延在部2が前記上面部
11より一段高く形成され、前記バンパ本体1の前記上
面部11と前記前方延在部2とで形成される略V字状の
凹部14が車両の左右方向のほぼ全長に亘り形成されて
いる。
体1の前記上面部11が後方に向かうに従い上方へ傾斜
する傾斜面とされ、かつ前記前方延在部2が前記上面部
11より一段高く形成され、前記バンパ本体1の前記上
面部11と前記前方延在部2とで形成される略V字状の
凹部14が車両の左右方向のほぼ全長に亘り形成されて
いる。
【0022】図1および図3に示すように前記V字状の
凹部14の左右の端部にその壁部を貫通する水抜き用の
穴部15を1個ずつ形成して、前記凹部14に溜まった
水を前記穴部15を介して流して抜くことが出来る構成
より成る。
凹部14の左右の端部にその壁部を貫通する水抜き用の
穴部15を1個ずつ形成して、前記凹部14に溜まった
水を前記穴部15を介して流して抜くことが出来る構成
より成る。
【0023】前記前方延在部2は、図1および図3に示
すようにバックドアD用の前記ストライカ45が配設さ
れる中央部を除き前記上面部11より前記ボデーBの後
端上面に沿って車両前方に一体的に延在してボデー後端
上面を覆って載置されている。
すようにバックドアD用の前記ストライカ45が配設さ
れる中央部を除き前記上面部11より前記ボデーBの後
端上面に沿って車両前方に一体的に延在してボデー後端
上面を覆って載置されている。
【0024】図3および図5に示すように、前記前方延
在部2のバックドアD用の前記ストライカ45およびス
ペアタイヤキャリア46が配設される位置に対応する中
央部には、一段下がった前記段部21を形成して、左右
の端部のボルト穴を介してボルトによりボデーBの後端
上面に固着されている。
在部2のバックドアD用の前記ストライカ45およびス
ペアタイヤキャリア46が配設される位置に対応する中
央部には、一段下がった前記段部21を形成して、左右
の端部のボルト穴を介してボルトによりボデーBの後端
上面に固着されている。
【0025】図3および図5に示すように、前記前方延
在部2の前記段部21内の中央部を切り欠いて切欠部2
2を形成して、前記ボデー後端との間に隙間23を形成
して、この隙間23を介して水を抜くように構成されて
いる。
在部2の前記段部21内の中央部を切り欠いて切欠部2
2を形成して、前記ボデー後端との間に隙間23を形成
して、この隙間23を介して水を抜くように構成されて
いる。
【0026】前記前方延在部2の中央部に形成した前記
段部21の前記バックドア用の前記ストライカ45に対
応する後端部には台形状の凹部24を形成して、バック
ドアDに配設されるロック装置との干渉を回避するとと
もに、前記凹部14に溜まった水を前記段部21に供給
し得る構成より成る。
段部21の前記バックドア用の前記ストライカ45に対
応する後端部には台形状の凹部24を形成して、バック
ドアDに配設されるロック装置との干渉を回避するとと
もに、前記凹部14に溜まった水を前記段部21に供給
し得る構成より成る。
【0027】前記補強リブ3は、バンパ本体1に作用す
る垂直荷重を支持する部材であって、図1および図4に
示すように前後部301と左右部302と該左右部30
2の下端に一体的に後方に延在して形成された下面部3
03とから成る横断面L字状の部材30より成り、車両
の左右に3個ずつ前記バンパ本体1の内側に一体的に形
成されている。
る垂直荷重を支持する部材であって、図1および図4に
示すように前後部301と左右部302と該左右部30
2の下端に一体的に後方に延在して形成された下面部3
03とから成る横断面L字状の部材30より成り、車両
の左右に3個ずつ前記バンパ本体1の内側に一体的に形
成されている。
【0028】また前記補強リブ3は、図1および図4に
示すように前記左右部302の上端を前記上面部11の
下面に一体的に形成するとともに、前記ボデーBの後端
部に形成される前記係合孔41に係合するフック31が
前記左右部302に一体的に形成される。
示すように前記左右部302の上端を前記上面部11の
下面に一体的に形成するとともに、前記ボデーBの後端
部に形成される前記係合孔41に係合するフック31が
前記左右部302に一体的に形成される。
【0029】さらに図1および図3に示すように車両の
左右の端部に配設される各補強リブ3においては、ガタ
防止のために前記ボデーBの後端下面にボルトにより固
着するためのボルト穴が先端に形成された前記固着部3
2が前記下面部303に一体的に形成されている。
左右の端部に配設される各補強リブ3においては、ガタ
防止のために前記ボデーBの後端下面にボルトにより固
着するためのボルト穴が先端に形成された前記固着部3
2が前記下面部303に一体的に形成されている。
【0030】前記バンパ本体1の両端は、図3に示すよ
うに車両の後部側壁において、ボルトにより3箇所前記
ボデーBに固着されている。
うに車両の後部側壁において、ボルトにより3箇所前記
ボデーBに固着されている。
【0031】上記構成より成る第1実施例の樹脂製リヤ
バンパ構造は、荷物の出し入れの際において作業者がバ
ンパ本体1の上面部に足を掛け乗った時のように前記バ
ンパ本体1に作用した荷重が、前記上面部11より車両
前方に延在した前記前方延在部2が載置されたボデー後
端上面と、前記バンパ本体1の内面に配設された前記補
強リブ3のフック31を介して前記ボデー後端の係合部
41とに分割され作用する。
バンパ構造は、荷物の出し入れの際において作業者がバ
ンパ本体1の上面部に足を掛け乗った時のように前記バ
ンパ本体1に作用した荷重が、前記上面部11より車両
前方に延在した前記前方延在部2が載置されたボデー後
端上面と、前記バンパ本体1の内面に配設された前記補
強リブ3のフック31を介して前記ボデー後端の係合部
41とに分割され作用する。
【0032】また第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記バンパ本体1に荷重が作用した場合、前記前方
延在部2が載置されたボデー後端上面を支点とするモー
メントが前記バンパ本体1に作用するが、前記バンパ本
体1の内面に配設された前記補強リブ3に一体的に形成
されたフック31を介して前記ボデーBの後端の前記係
合部41に主として作用させる。
は、前記バンパ本体1に荷重が作用した場合、前記前方
延在部2が載置されたボデー後端上面を支点とするモー
メントが前記バンパ本体1に作用するが、前記バンパ本
体1の内面に配設された前記補強リブ3に一体的に形成
されたフック31を介して前記ボデーBの後端の前記係
合部41に主として作用させる。
【0033】さらに第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記上面部11の車両の左右方向に形成した前記凹
部14に溜まった水を前記凹部14に形成した前記水抜
き用の穴部15より抜くものである。
は、前記上面部11の車両の左右方向に形成した前記凹
部14に溜まった水を前記凹部14に形成した前記水抜
き用の穴部15より抜くものである。
【0034】また第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記前方延在部2の中央部において溜まった水を、
前記台形状の凹部24を介してバックドアD用のストラ
イカを配設する位置に形成した段部21および前記段部
21内に形成した前記切欠部22と前記ボデーBとの間
の前記隙間23より抜くものである。
は、前記前方延在部2の中央部において溜まった水を、
前記台形状の凹部24を介してバックドアD用のストラ
イカを配設する位置に形成した段部21および前記段部
21内に形成した前記切欠部22と前記ボデーBとの間
の前記隙間23より抜くものである。
【0035】上記作用を奏する第1実施例の樹脂製リヤ
バンパ構造は、前記バンパ本体1に作用した荷重を、前
記バンパ本体1の内面に配設した複数の前記補強リブ3
に一体的に形成したフック31を介して前記ボデーBの
係合部41に分割して作用させるので、前記ボデーBの
各係合部41への作用荷重を減らすことが出来るので、
作業者が荷物を持ったまま前記バンパカバー4に乗るこ
とを可能にし、従来のような剛性の高いリインホースメ
ントおよびボルトを不要にしてコストを下げるととも
に、組付工数を少なくするという効果を奏する。
バンパ構造は、前記バンパ本体1に作用した荷重を、前
記バンパ本体1の内面に配設した複数の前記補強リブ3
に一体的に形成したフック31を介して前記ボデーBの
係合部41に分割して作用させるので、前記ボデーBの
各係合部41への作用荷重を減らすことが出来るので、
作業者が荷物を持ったまま前記バンパカバー4に乗るこ
とを可能にし、従来のような剛性の高いリインホースメ
ントおよびボルトを不要にしてコストを下げるととも
に、組付工数を少なくするという効果を奏する。
【0036】また第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記ボデー後端上面を前記前方延在部2によってカ
バーして、前記バックドアDとバンパ本体1との間から
前記ボデーBのボデー色を露出させないので、見栄えを
向上するという効果を奏する。
は、前記ボデー後端上面を前記前方延在部2によってカ
バーして、前記バックドアDとバンパ本体1との間から
前記ボデーBのボデー色を露出させないので、見栄えを
向上するという効果を奏する。
【0037】さらに第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記バンパ本体1に作用した殆どの荷重および上記
モーメントを前記補強リブ3の前記フック31を介して
前記ボデーBに形成された前記係合部41に作用させる
ので、前記バックドアDと前記バンパ本体1との間の見
切りスキを一定にすることが出来るという効果を奏する
とともに、前記ボデーBへの固着部32に荷重は殆ど作
用しないのとガタ防止のために固着するものであるた
め、固着部32の固着形態を一層簡単且つ容易にするこ
とが出来るという効果を奏する。
は、前記バンパ本体1に作用した殆どの荷重および上記
モーメントを前記補強リブ3の前記フック31を介して
前記ボデーBに形成された前記係合部41に作用させる
ので、前記バックドアDと前記バンパ本体1との間の見
切りスキを一定にすることが出来るという効果を奏する
とともに、前記ボデーBへの固着部32に荷重は殆ど作
用しないのとガタ防止のために固着するものであるた
め、固着部32の固着形態を一層簡単且つ容易にするこ
とが出来るという効果を奏する。
【0038】また第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、前記上面部11に結果的に生じた前記凹部14に溜
まった水を前記凹部14に形成した前記水抜き用の穴部
15より排水して抜くので、従来のように見栄えを悪く
すること無く、水抜きを行うことが出来るという効果を
奏する。
は、前記上面部11に結果的に生じた前記凹部14に溜
まった水を前記凹部14に形成した前記水抜き用の穴部
15より排水して抜くので、従来のように見栄えを悪く
すること無く、水抜きを行うことが出来るという効果を
奏する。
【0039】さらに第1実施例の樹脂製リヤバンパ構造
は、バックドア用のストライカ45およびスペアタイヤ
キャリア46に対応する前記前方延在部2の中央部に形
成した段部内に、切欠部22を形成して、前記バックド
ア用のストライカ45との干渉を防止するという効果を
奏する。
は、バックドア用のストライカ45およびスペアタイヤ
キャリア46に対応する前記前方延在部2の中央部に形
成した段部内に、切欠部22を形成して、前記バックド
ア用のストライカ45との干渉を防止するという効果を
奏する。
【0040】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図1】本発明の第1実施例を示す図3のA−A線沿う
断面図である。
断面図である。
【図2】本第1実施例の中央部を示す図3のB−B線沿
う断面図である。
う断面図である。
【図3】本第1実施例のバンパ本体の右半分を示す斜視
図である。
図である。
【図4】本第1実施例の補強リブを示す斜視図である。
【図5】本第1実施例の中央部を示す部分平面図であ
る。
る。
【図6】従来のリヤバンパ構造を示す断面図である。
1 バンパ本体 2 前方延在部 3 補強リブ 11 上面部 12 後面部 13 下面部 31 フック 32 固着部 41 係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/03 B60R 19/24
Claims (4)
- 【請求項1】 上面部、後面部および下面部からなる断
面略コ字形のバンパ本体と、 該バンパ本体の上面部より前方へ延在し、ボデー後端水
平面に載置される前方延在部と、 前記バンパ本体の内面に垂直方向に突設され、前端がボ
デー後端垂直面に当接せしめられる複数個の補強リブ
と、 各補強リブの前端に一体に形成され、ボデー後端垂直面
に設けられた係合孔に係合されているフックとを有する
ことを特徴とする樹脂製リヤバンパ構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記バンパ本体の前記上面部が後方に向かうに従い上方
へ傾斜する傾斜面とされ、かつ前記前方延在部が前記上
面部より一段高く形成されていることを特徴とする樹脂
製リヤバンパ構造。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記バンパ本体の前記上面部と前記前方延在部とで形成
される凹部に水抜き孔を設けたことを特徴とする樹脂製
リヤバンパ構造。 - 【請求項4】 請求項2において、 前記前方延在部を中央のみ前記バンパ本体の前記上面部
と略同一もしくはこれより低く形成し、さらにこの部分
にボデー側に固定されたストライカとの干渉防止用の切
欠きを設けたことを特徴とする樹脂製リヤバンパ構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18651394A JP3218268B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 樹脂製リヤバンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18651394A JP3218268B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 樹脂製リヤバンパ構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826048A JPH0826048A (ja) | 1996-01-30 |
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Family
ID=16189820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18651394A Expired - Fee Related JP3218268B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 樹脂製リヤバンパ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3218268B2 (ja) |
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KR20030050365A (ko) * | 2001-12-18 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 리어 범퍼 모듈 |
KR100488783B1 (ko) * | 2001-12-29 | 2005-05-12 | 기아자동차주식회사 | 상부가 보강된 자동차용 리어 범퍼 |
FR2845652B1 (fr) * | 2002-10-11 | 2005-07-15 | Renault Sa | Element fusible pour structure arriere de vehicule automobile |
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JP6079203B2 (ja) * | 2012-12-17 | 2017-02-15 | スズキ株式会社 | 車両用インストルメントパネル |
JP6009420B2 (ja) * | 2013-08-19 | 2016-10-19 | 株式会社神戸製鋼所 | バンパーリインフォース及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP18651394A patent/JP3218268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0826048A (ja) | 1996-01-30 |
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