JP3217993U - 大型バイク用エンジンの放熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン周囲の熱エネルギーを有効的に排除し、構造が精緻で簡単な装設固定がしやすい大型バイク用エンジンの放熱装置を提供する。【解決手段】大型バイク用エンジンの放熱装置は、大型バイクのエンジンの一側に装設されるが実質的に接触はしないヒートシールド10を備える。ヒートシールドは水平断面が略L字状であり開放側を含み、開放側はエンジンの少なくとも一側を略被覆し、ヒートシールドの底面には放熱ファン30を設置するための開口部を有する。ヒートシールドはライダーが騎乗する際に腿の位置に略対応する。ヒートシールドはエンジンに対応する内側板101と外側板103により、エンジンの熱エネルギーがライダーの方向に散逸されることを防ぐ。【選択図】図1
Description
本考案は、放熱装置に関し、特に、大型バイク用エンジンの放熱装置に関する。
大型バイクの通行権が認められた後、台湾市場でも大型バイクの普及が続けている。ところが、大型バイクは車体が大きいため馬力があり、燃料の消費量も多く、エンジンが発する熱エネルギーも一般的なスクーターと比べて多かった。特に大型バイクのエンジンは外に露出されて、如何なる遮蔽もないため、エンジン起動後に走行距離が長くなる程、或いは高速走行する程エンジンの温度も蓄熱効果により上昇していた。また、太陽光が照射されることでも熱くなる。ライダーが大型バイクに乗る場合、跨る姿勢で大型バイクを運転するため大腿の内側がエンジンの周囲に位置し、エンジンに非常に接近する。このため、騎乗時にライダーの大腿がエンジンからの温度を受けて、ライダーの大腿が耐えられない程の高熱を感じると自動的に大腿を外に開いてしまい、運転中に集中力が削がれてしまい、安全上問題があった。また、オートバイに乗り降りする際に不注意にエンジンに接触しやすく、高温のエンジンで火傷してしまうこともあった。
このため、高温のエンジン及びエンジンから周辺の特定部分に排出される熱気の影響からライダーを護る実用的で安全な装備がライダー達に必要とされていた。
本考案は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、本考案の主な目的は、上述の問題を解決するために、放熱装置を提供することにある。すなわち、大型バイクエンジンの熱エネルギーを効果的に排除する放熱装置、特にエンジン周辺の特定範囲の熱エネルギーを効果的に排除し、ライダーに近接する部分に発生するエンジンの熱エネルギーを発散させる放熱装置を提供する。本考案の放熱装置の特徴は、大型バイクのエンジンの一側の外側を被覆するが実質的に接触しないヒートシールドを備えることである。前記ヒートシールドは開放側を含み、前記開放側は前記ヒートシールドの前記エンジンに近接する一側及び底側に開設され、前記ヒートシールドは騎乗時のライダーの腿が開いた位置に略対応し、前記ヒートシールドの他の部分は前記エンジンに対応する。
また、本考案の他の目的は、構造が精緻で簡単な装設固定がしやすいヒートシールドを提供することにある。すなわち、大型バイク特有の構造を利用して対応する固定構造を設計する。本考案のヒートシールドの特徴は、上部固定部材及び下部固定部材を備えることである。前記上部固定部材は略L字型を呈し、前記固定部材の一面は前記内側板に固定され、前記固定部材の他面は前記大型バイクの車体に固定される。前記下部固定部材の一端は前記固定板に固定され、他端にはベルトが貫通する孔部を有する。
また、本考案の他の目的は、構造が精緻で簡単な装設固定がしやすいヒートシールドを提供することにある。すなわち、大型バイク特有の構造を利用して対応する固定構造を設計する。本考案のヒートシールドの特徴は、上部固定部材及び下部固定部材を備えることである。前記上部固定部材は略L字型を呈し、前記固定部材の一面は前記内側板に固定され、前記固定部材の他面は前記大型バイクの車体に固定される。前記下部固定部材の一端は前記固定板に固定され、他端にはベルトが貫通する孔部を有する。
前記ベルトが使用される場合、前記ベルトの一端は前記孔部を貫通すると共に前記大型バイクのマフラーを巻回し、その後に前記ベルトが閉じた環状構造が形成される。或いは、前記ベルトの一端が前記孔部を貫通すると共に前記大型バイクの排気管を1回または複数回巻回した後、前記ベルトが閉じた環状構造が形成される。これにより、前記下部固定部材が前記ベルトにより前記大型バイクのマフラーまたは排気管に固定される。
本考案のある実施形態では、本考案は結束具本体及び螺合部材を少なくとも有する結束具を更に備える。前記結束具本体の両端の間は断絶部であり、前記結束具本体は前記大型バイクの排気管に装設される。前記螺合部材が前記孔部を貫通して前記結束具本体の対応する両端を螺合することから、前記断絶部を小さくして当接させることにより、前記結束具が前記大型バイクのパイプに結束される。
本考案のある実施形態では、本考案は結束具本体及び螺合部材を少なくとも有する結束具を更に備える。前記結束具本体の両端の間は断絶部であり、前記結束具本体は前記大型バイクの排気管に装設される。前記螺合部材が前記孔部を貫通して前記結束具本体の対応する両端を螺合することから、前記断絶部を小さくして当接させることにより、前記結束具が前記大型バイクのパイプに結束される。
本考案によれば、エンジン周囲の熱エネルギーを有効的に排除する構造が精緻で簡単な装設固定がしやすい放熱装置を提供できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本考案は各実施の形態により限定されるものではない。
まず、本考案の大型バイク用エンジンの放熱装置100を図1〜3に基づいて説明する。図1は本考案に係る大型バイク用エンジンの放熱装置を説明する概略図であり、図2は本考案に係る大型バイク用エンジンの放熱装置を説明する分解概略図であり、図3は本考案が実際に装設される際を示す概略図である。図1に示すように、本考案の大型バイク用エンジンの放熱装置100はヒートシールド10を備え、前記ヒートシールド10は騎乗時のライダーの腿の位置に対応する或いは腿が開いた位置に対応するように大型バイク200の少なくとも一側に装設され、好ましくは両側のいずれにも装設される。前記ヒートシールド10はエンジン210の周囲に設置されるがエンジンに実際には接触せず、すなわち、前記ヒートシールド10とエンジンとの間には狭い隙間が存在する。好ましくは、本考案の前記ヒートシールド10はハーフオープン式の構造体である。
本考案のある実施形態では、前記ヒートシールド10本体内部にはハーフオープン式の空間13を有し、エンジン210の一側の外側に設置される場合、エンジン210と共に少なくとも相対的に制限される空間を構成する。前記エンジン210から熱エネルギーが発生すると、前記エンジン210の熱エネルギーが相対的に制限される空間に散逸すると共に内部に留まるため、前記エンジン210の熱エネルギーが前記ライダーの腿に散逸することがなくなる。少なくとも相対的に制限される空間とは、ヒートシールドの外縁がエンジン210に略沿うことにより形成された空間を指し、ヒートシールド10の外縁の輪郭がエンジンの輪郭に略対応するように形成され、エンジンになるべく近接するが実質的に接触しない。すなわち、前記ヒートシールド10の開放側は前記エンジン210の少なくとも一側面を略被覆するか略対応し、或いはヒートシールド10がエンジン210の一部をわずかに遮蔽する。これにより、エンジン210の所定部分の熱エネルギーがヒートシールド10により阻害されて車体側に直接散逸しなくなる。
図1に示すように、前記ヒートシールド10の前記エンジン210に近接する部分は開放部または開放側であり、前記ヒートシールド10には送風口33が設けられる。本考案のある実施形態では、封止構造ではないヒートシールド10は少なくとも内側板101及び外側板103で構成され、前記内側板101及び前記外側板103の横切断面は略L字型構造を呈する。前記内側板101は前記大型バイク200内の空間中に立設されると共に板面が前記エンジン210に正対する。前記外側板103は大型バイク200とライダーの腿との間に位置する。前記外側板103は前記大型バイク200の車体側に直立するように位置し、且つ前記外側板103の板面は前記大型バイク200の車体長手方向に対応するように平行する(すなわち、外側板は車体長手方向に沿って延伸される)。また、前記外側板103の車体前部に近接する一側の輪郭が前記エンジンの輪郭に対応するように設けられる。
具体的には、大型バイク200は、エンジン210の周囲に他の機構とは適度な間隔が空けられ、例えば、エンジン210の前方(すなわち、車体前部に近接する一側)及び後方に間隔が空けられる。本考案の内側板101はエンジン210の後方の空間中に設置され、外側板103は大型バイク200の車体左側または右側に設置される。これにより、内側板101がハンドルと略平行するか車体幅方向に沿って設置される。外側板103はハンドルに略垂直するか車体長手方向に沿って設置される。前記ヒートシールド10には一定の適度な縦方向長さが必要であり、好ましくは、前記ヒートシールド10の縦方向高さはエンジン210の縦方向高さより高い。
ヒートシールド10の配置により、内側板101、外側板103、及びエンジン210の囲みにより熱エネルギーを留めるための少なくとも相対的に封止される空間が構成され、エンジン210のライダーに近接する部分に発生する熱エネルギーがヒートシールド10内に留められて勝手に散逸しなくなり、特にライダーの腿に対しては放出されない。
上述の断熱方式以外に、本考案の好ましい実施形態では、熱エネルギーを特定の方向に排出して放熱効率を高める方式を更に提供する。前記ヒートシールド10に内設される放熱ファン30を更に備え、前記放熱ファン30が作動中の場合、少なくとも相対的に封止される空間中に留められた熱エネルギーが前記放熱ファン30により前記ヒートシールド10の外に排出される。より好ましくは、前記放熱ファン30が前記ヒートシールド10内の底側に設置され、すなわち、少なくとも相対的に封止される空間の底側または下方に位置する。これにより、熱エネルギーが主に前記大型バイク200の下方に向けて排出され、熱気がライダーに向かって吹き付けられることが完全になくなり、路面に向けて排出されることとなる。また、図3の矢印に示すように、排出される熱エネルギーが即時自然の風に吹き飛ばされて散逸するため、熱エネルギーが迅速に排出され、ライダーの腿には完全に当たらなくなる。こうしてエンジン210の周辺温度が低下し、ライダーが熱エネルギーの影響を受け又は接触することにより火傷することがなくなる。
なお、本考案の別の実施形態では、前記ヒートシールド10の中に設置されると共に前記ヒートシールド10の下半部に位置する固定板31を更に備える。前記固定板31は、送風口33の穿設により風穴構造を呈し、前記放熱ファン30が前記固定板31の下方に設置すると共に前記固定板31に螺合され、すなわち、風穴中に設置される。前記放熱ファン30の作動時には、少なくとも相対的に封止される空間の熱エネルギーが前記放熱ファン30により排出され、且つ熱エネルギーが前記大型バイク200の下方に向けて送風口の外に排出される。
本考案のヒートシールド10は様々な方式で車体に固定される。本考案の好ましい実施形態では、略L字型を呈するか他の好適な形状を呈する上部固定部材50を更に備え、前記上部固定部材は横方向部及び縦方向部を有する。前記上部固定部材50の横方向部は前記内側板101に対応するように前記内側板101の上半部に固定され、例えば、内側板101の上縁に近接する。前記上部固定部材50の縦方向部は前記大型バイク200の車体の外側に対応するように前記大型バイク200の車体に固定され、且つねじ組40等による螺合方式で相互に組み合わせられて固定される。
本考案の他の好ましい実施形態では、下部固定部材60を更に備え、前記下部固定部材60の一端は前記固定板31に固定され、他端は孔部67を有し、ベルト(図示せず)が前記孔部67を貫通することが可能である。
前記ベルトが使用される場合、前記ベルトの一端が前記孔部を貫通すると共に前記大型バイクのマフラーを巻回し、その後、前記ベルトが閉じた環状構造が形成される。或いは、前記ベルトの一端が前記孔部を貫通すると共に前記大型バイクの排気管を1回または複数回巻回した後、前記ベルトが閉じた環状構造が形成される。これにより、前記下部固定部材が前記ベルトにより前記前記大型バイクのマフラーまたは排気管に固定される。
前記ベルトは環状構造を形成する紐状体でよく、例えば、結束紐や常用される縄、チェーン状物、ベルト状物でもよく、結束紐の係合、緊縛、掛合等の結合方式によりベルトが環状構造に形成される。下部固定部材60の好ましい実施形態は、前記下部固定部材60が第一延伸部61及び第二延伸部63を有し、第一延伸部61は先ず前記固定板60に固定される一端から前記大型バイク200の方向に適度な距離延伸され(相対関係から言えば、内側板に沿って延伸される)、次に前記第二延伸部63が第一延伸部61から続いて大型バイク200の長さ方向に沿って延伸されると共に外側板103の外に延出することにより、第二延伸部63の外端部が外側板103に遮蔽されず、第二延伸部63の外端部には折り曲げ部65が形成され、前記孔部67は前記折り曲げ部65の中に設置される。これらの配置により、下部固定部材の孔部67を有する部分がヒートシールド10の外に露出され、且つ大型バイク200の外に露出されるマフラーまたは排気管の周囲に丁度良く位置する。よって、ベルトが下部固定部材及び大型バイク200の外に露出されるマフラーまたは排気管を貫通すると共に緊縛させるか適度に束縛させた後、下部固定部材によりヒートシールドが大型バイク200のマフラーまたは排気管に高速且つ簡単に固定可能になり、別途機構を増設する必要がない。
図4に示すように、本考案は結束具70を更に備える。前記結束具70はC型リング等の断絶部を有する結束具(図示省略)及び螺合ネジ71であり、C型リングは前記大型バイクの排気管の外周縁に装設され、螺合ネジ71は前記孔部67を貫通すると共に螺合ネジ71が螺合されることによりC型リングの両端の距離が縮まって当接する。すなわち、C型リングの両端に螺合ネジ71が螺入されることにより、前記結束具70が前記大型バイクの排気管に束縛される。好ましくは、前記結束具の材質は金属材質である。排気管の一部は斜め方向または略垂直に設置され、折り曲げ部も斜め方向または垂直に設置されることにより、螺合ネジ71が貫通される。
或いは、下部固定部材60の折り曲げ部65はC型リングの断絶部の間に設置され、螺合ネジ71が螺入される際に、折り曲げ部65がC型リングの両端の間に介装され、同様に良好な固定効果を達成させる。
ちなみに、上述のC型リングは説明を分かりやすくするための実施例にすぎず、本考案の範囲を限定するものではない。すなわち、全ての断絶部を有する結束具が本考案の範囲内に含まれる。
更に詳しくは、図1に示すように、前記ヒートシールドは少なくとも内側板101、外側板103、及び固定板31で構成される。前記内側板101及び前記外側板103の水平断面は略L字型を呈する断面である。前記内側板101は前記エンジン210の後方に位置すると共にその板面が前記エンジン210に正対する。前記外側板103は内側板101に対して垂直になり、前記外側板103は内側板の一側から前記大型バイクの車体長手方向に沿って前記エンジンに向けて延伸される。これにより、前記外側板の板面がライダーの腿に対応し、且つ前記外側板の辺縁が前記エンジンの外表面に非常に近接すると共に僅かに狭い隙間のみが存在することとなる。
好ましくは、前記内側板101、前記外側板103、及び前記固定板31は一体成形され、前記固定板31の隣接する両側は前記内側板101及び前記外側板103に接合され、前記固定板31は前記内側板101及び前記外側板103に垂直に交わる。前記固定板31の一側には下に向けて補強板311が延設され、且つ前記補強板311及び前記内側板101は相互に対応し、前記放熱ファン30は前記補強板311と前記内側板101との間に介設される。これにより、ヒートシールドの底部に一定の構造強度を確保し、放熱ファンが支持されて安定的に作動する。前記下部固定部材60は固定板31の前記外側板103に対する一側に設置される。
また、図5に示すように、本考案は前記内側板101の上半部に設置される電源スイッチ80を更に備える。前記電源スイッチ80は大型バイク200の車載電源に電気的に接続される。但しこれに限定されず、外部電源に電気的に接続されてもよいことから、放熱ファンの電源供給ユニットは大型バイクの車載電源でも外部電源でもよい。
さらに、本考案は内側板101と外側板103との境界箇所に設置される複数のリブ15を更に備えることにより、ヒートシールド全体の構造強度が高まる(図5参照)。
図6aは本考案の好ましい実施形態の前側を示す概略図であり、図6bは本考案の好ましい実施形態の後側を示す概略図である。図6aに示すように、本考案は完全に同じ構造の他のヒートシールドを更に備える。すなわち、車体の対向する両側に共に前記ヒートシールド10が装設される。2つのヒートシールド10の設置方式は前述のものと完全に同じであり、2つのヒートシールドは対称に設置される。すなわち、2つのヒートシールドの外側面が相互に対応し、2つのヒートシールドの内側面が共に平面を形成する。また、2つのヒートシールド10が設置される場合、2つのヒートシールドの間は接合ロッド90により連結され、前記接合ロッド90の両端が2つのヒートシールド10の固定板にそれぞれ固定される。
また、図6bに示すように、本考案は長ねじ93及びナット95を更に備える。前記長ねじ93は前記2つのヒートシールド10の上部固定部材50及び前記車体を貫通し、且つ前記ナットが前記長ねじに螺合されることにより前記2つの上部固定部材が前記車体に当接され、前記2つのヒートシールドが前記車体に堅固に固定される。
前記接合ロッド及び長ねじ部材の設置により、2つのヒートシールドが車体に効果的に固定されて動かなくなる。これにより、下部固定部材等の関連構造を更に設置する必要がなくなる。前記接合ロッド90は前記ヒートシールドと前記他のヒートシールドとの間に略水平に設置される。
本考案の構造は精緻で簡単で装設固定がしやすく、特に、本考案は大型バイク特有の構造を利用し、対応する固定構造及び放熱経路が設計されている。このため、大型バイクの従来の機構を改造することなく本考案に係るヒートシールドを高速に装設することができる。ヒートシールドの放熱経路において、エンジンが発する熱エネルギーが効果的に集中され、熱エネルギーがライダーに向けて散逸されることを防ぐ。ヒートシールドに放熱ファンが内設されるため、エンジンの熱エネルギーがより効果的に排除され、エンジンの温度が上昇し続けることが回避されるほか、エンジンの放熱効率も高まり、特にエンジンのライダーに近接する部分の放熱効率が高まる。
なお、本考案は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
100 大型バイク用エンジンの放熱装置
200 大型バイク
210 エンジン
220 排気管
10、11 ヒートシールド
13 空間
101 内側板
103 外側板
15 リブ
30 放熱ファン
31 固定板
311 補強板
33 送風口
50 上部固定部材
60 下部固定部材
61 第一延伸部
63 第二延伸部
65 折り曲げ部
67 孔部
70 結束具
71 螺合ネジ
80 電源スイッチ
90 接合ロッド
200 大型バイク
210 エンジン
220 排気管
10、11 ヒートシールド
13 空間
101 内側板
103 外側板
15 リブ
30 放熱ファン
31 固定板
311 補強板
33 送風口
50 上部固定部材
60 下部固定部材
61 第一延伸部
63 第二延伸部
65 折り曲げ部
67 孔部
70 結束具
71 螺合ネジ
80 電源スイッチ
90 接合ロッド
Claims (10)
- 大型バイクのエンジンの外側に設置されると共に前記大型バイクのエンジンに実質的に接触しないヒートシールドを備え、
前記ヒートシールドの前記エンジンに近接する一側は開放側とし、前記ヒートシールドは少なくとも内側板及び外側板で構成され、前記内側板及び前記外側板の水平断面は略L字型構造を呈し、前記内側板は前記大型バイクの内側に立設されると共に前記内側板の板面は前記エンジンに対応し、前記外側板は前記大型バイクの車体側に立設されると共に前記外側板の板面は前記大型バイクの車体長手方向に対応するように平行し、且つ前記外側板の前記大型バイクの車体前部に近接する一側の輪郭は前記エンジンの輪郭に対応するように設置され、且つ前記外側板の前記大型バイクの車体前部に近接する一側と前記エンジンとの間には狭い隙間のみが存在することを特徴とする大型バイク用エンジンの放熱装置。 - 前記ヒートシールドはハーフオープン式構造であることを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 前記ヒートシールドに内設されると共に前記ヒートシールドの底側に設置される放熱ファンを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 前記ヒートシールドに内設されると共に前記ヒートシールドの下半部に位置する固定板を更に備え、前記固定板には送風口が設けられ、前記放熱ファンは前記固定板の下方に設置されると共に螺合固定されることを特徴とする請求項3に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 略L字型を呈する上部固定部材を備え、前記上部固定部材は横方向部及び縦方向部を有し、前記横方向部は前記内側板に固定され、前記縦方向部は前記大型バイクの車体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 前記ヒートシールドは前記内側板に垂直に交わる固定板を更に備え、前記固定板の一側には補強板が下に向けて延設され、且つ前記補強板と前記内側板とは相互に対応することを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 前記内側板の上半部に設置される電源スイッチを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 前記内側板と前記外側板との境界箇所に設置される複数のリブを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 他のヒートシールド及び接合ロッドを更に備え、前記他のヒートシールドの構造は前記ヒートシールドと完全に同じであり、前記ヒートシールド及び前記他のヒートシールドは前記大型バイクの対向する車体両側に設置され、前記接合ロッドの両端は前記ヒートシールド及び前記他のヒートシールドの固定板にそれぞれ固定されることを特徴とする請求項6に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
- 長ねじ及びナットを更に備え、前記長ねじは前記2つのヒートシールドの上部固定部材及び車体を貫通し、且つ前記ナットが前記長ねじに螺合されることにより前記2つの上部固定部材が前記車体に当接され、前記他のヒートシールドの構造と前記ヒートシールドは互いに対称に設置され、前記ヒートシールド及び前記他のヒートシールドの外側面は相互に対応し、且つ前記ヒートシールド及び前記他のヒートシールドの内側面が共に平面関係を形成し、前記接合ロッドは前記ヒートシールドと前記他のヒートシールドとの間に略水平に設置されることを特徴とする請求項9に記載の大型バイク用エンジンの放熱装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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TW106216513 | 2017-11-07 | ||
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