JP3216230B2 - 不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式 - Google Patents
不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式Info
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Description
な不揮発性半導体メモリ(以下「EEPROM」とい
う)のメモリセルの書き換え方式に関するものであり、
EEPROM及びEEPROMを内蔵する半導体装置に
利用可能である。
ログラム式メモリ装置、その製造方法 特許出願公開 昭61−127179 (文献2)CMOS超LSIの設計 管野卓雄監修 1989年 P172−173 (文献3)フラッシュメモリの現状と将来展望 電子情報通信学会 ICD91−134 (文献4)ワード負電圧消去方式を用いたフラッシュメ
モリ 電子情報通信学会 ICD91−135 (文献5)16Mフラッシュのセル技術は収束へ 日経マイクロデバイス 1991年7月号 (文献6)Flash EEPROM cell scaling based on tunne
l Oxide thinning limitations. 1991 VLSI Symposium technology (文献7)「シリコン熱酸化膜とその界面」 pp355-371 (株)リアライズ社
の記憶素子(以下「EEPROMメモリセル」という)
は、1980年代初めより、多く提案されている。その
なかでも、代表的なのはフローティングゲートを電荷保
持層として有するEEPROMメモリセルであり、文献
1、2、3、4に記載してある。
Mメモリセルは、結晶性の半導体シリコン基板と、前記
基板表面に基板不純物とは反対の不純物をドープして形
成されているソース部及びドレイン部(例えば不純物と
してボロンをドープしたP型基板の場合、ソース部及び
ドレイン部は砒素ないしリンをドープしたN型層)と、
前記ソース部とドレイン部間に少数キャリアを導通させ
るチャンネル領域と、チャンネル領域の上部に接してあ
る薄い酸化膜と、薄い酸化膜の上部に接してある多結晶
導電性のポリシリコンで形成されたフローティングゲー
トと、前記フローティングゲートの上部に接してあるポ
リシリコンで形成された制御ゲートとを有している。
の原理としては、前記フローティングゲートに電荷(電
子ないし正孔)を注入及び蓄積させる事により、前記制
御ゲートよりみたメモリセルのしきい値電圧(しきい値
電圧とは、チャンネル領域に少数キャリアが誘起された
時点での制御ゲートに印加されている電圧)を変化させ
る事にある。フローティングゲートに電荷を注入させる
方法としては、例えば図8及び図9に示すような従来例
がある(この従来例については、例えば文献1の従来例
及び文献2に記載がある)。
報を選択し記憶させるのに、MOS型エンハンスメント
Nチャンネルトランジスタと、前記フローティングゲー
トを有するメモリセルを、1個ずつ必要とする。図8の
回路には、4個のMOS型エンハンスメントNチャンネ
ルトランジスタ20,21,22,23と、4個のフロ
ーティングゲートを有するメモリセル24,25,2
6,27があり、したがって4ビット分の情報を選択し
記憶できる。図8において、200,201はワード線
であり、ワード線200はMOS型エンハンスメントN
チャンネルトランジスタ18,20及び21のゲートに
接続されており、ワード線201は、MOS型エンハン
スメントNチャンネルトランジスタ19,22及び23
のゲートに接続されている。203,204はビット線
であり、ビット線203はトランジスタ20及び22の
ドレインに接続され、ビット線204はトランジスタ2
1及び23のドレインに接続されている。MOS型エン
ハンスメントNチャンネルトランジスタ18,19はバ
イト選択用に用いられ、これらのドレインはセンス線2
02に接続されている。トランジスタ18,19,2
0,21,22,23のしきい値電圧は例えば1V(ボ
ルト)である。トランジスタ18のソースはメモリセル
24及び25の制御ゲートに、トランジスタ19のソー
スはメモリセル26及び27の制御ゲートに接続されて
いる。トランジスタ20のソースとメモリセル24のド
レイン、トランジスタ21のソースとメモリセル25の
ドレイン、トランジスタ22のソースとメモリセル26
のドレイン、トランジスタ23のソースとメモリセル2
7のドレインは、各々N型の不純物拡散層で接続されて
いる。
ランジスタ20とメモリセル24からなる1ビット分に
対応する部分の断面図である。図9において、220は
P型シリコン基板であり、205’,208及び20
3’はN型不純物拡散層、223及び224はチャンネ
ル上のシリコン熱酸化膜(ゲート酸化膜ともいう)であ
り、225は223や224に比べて十分薄いシリコン
熱酸化膜である。具体的には、シリコン熱酸化膜223
及び224の膜厚が50ナノメートル程度であるのに対
し、シリコン熱酸化膜225の膜厚は10ナノメートル
程度である。226は、例えばポリシリコンで形成され
たフローティングゲートであり、206は、例えばポリ
シリコンで形成された制御ゲートであり、227は、フ
ローティングゲート226と制御ゲート206の間の層
間絶縁膜(例えば25ナノメートル程の熱酸化膜)であ
る。ワード線200は、トランジスタ20のゲートとも
なっており、例えばポリシリコンで形成される。228
は保護膜としての機能を有する絶縁層であり、203
は、例えばアルミを主材料としたビット線であり、22
9は、ビット線203とN型不純物拡散層203’をつ
なぐコンタクト部である。なお、ゲート(ワード線)2
00及び制御ゲート206を構成するポリシリコンは他
のメモリセルと電気的に接続されているが、フローティ
ングゲート226は電気的には他のメモリセルと絶縁さ
れている。
路を図10に示す。図10で206は制御ゲートで電圧
Vgが印加され、208はドレインで電圧Vdが、20
5’はソースで電圧Vsが、220は基板で電圧Vsu
bが夫々印加される。図9で酸化膜224,225及び
層間絶縁膜227は電気的にはキャパシタンスとして表
わすことができ、フローティングゲート226と制御ゲ
ート206の間のキャパシタンスをCip、フローティ
ングゲート226とドレイン208の間のキャパシタン
スをCd、フローティングゲート226とソース20
5’の間のキャパシタンスをCs、フローティングゲー
ト226と基板220間のキャパシタンスをCsubと
する。ここでフローティングゲート226の電圧をVf
とすると、Vfは電荷保存の法則により、
にはRp=0. 55〜0. 7である。
及び読み出しの方式について以下に説明する。表1に各
動作モード時の各ノード電圧例を記す。書き換えは書き
込みと消去に分けられる。ここでは、図8のメモリセル
24を選択した場合を考える。
ード線200に例えば20V、センス線202に0V、
ビット線203に20Vを夫々印加するとともに、ソー
ス線205を開放にする事により、トランジスタ18,
20,21がオン状態になり、制御ゲート206が0
V、ドレイン208が約18V(20V−トランジスタ
20のしきい値電圧(基板効果含む))となる。これに
よりフローティングゲート226に約7Vの電圧が誘起
される。シリコン熱酸化膜225の膜厚が10ナノメー
トルであるのでフローティングゲート226とドレイン
208間の電位差により、シリコン熱酸化膜225には
ファーラーノードハイムトンネル電流が流れる。ファー
ラーノードハイムトンネル電流は一般的には薄い酸化膜
に10メガエレクトロンボルト/センチメートル(Me
V/cm)以上の電界を印加した時に流れる。このファ
ーラーノードハイムトンネル電流により、ドレイン20
8からフローティングゲート226に正孔が注入され、
メモリセルのしきい値が低くなる(例えばメモリセルの
初期のしきい値が例えば2Vとすると、書き込み後は−
2V〜−3V)。この時、ビット線204が0Vで、ワ
ード線201が0Vであるのでメモリセル24以外のメ
モリセルには高電圧が印加されないので、情報は書き込
まれない。
えば20V、センス線202に例えば20V、ビット線
203に0Vを印加する事により、メモリセル24の制
御ゲート206が約18V、ドレイン208が0Vにな
る。これによりフローティングゲート226には約11
Vが誘起され、ファーラーノードハイムトンネル電流が
シリコン熱酸化膜225を流れ、電子がフローティング
ゲート226に注入され、メモリセルのしきい値が高く
なる(例えば6〜7V)。この時ワード線201が0V
であるので、メモリセル26,27の制御ゲート207
は開放状態となりメモリセル26,27の情報は消去さ
れない。しかし、ビット線204が0Vであるので、メ
モリセル25はメモリセル24と同じく情報が消去され
てしまう。換言すれば、消去時には制御ゲート206と
同じノードにつながるメモリセルの情報は全て消去さ
れ、しきい値が高くなってしまう事となる。
は、ワード線200に例えば5V、センス線202に3
V、ビット線203に2Vを夫々印加する事により、ト
ランジスタ18及び20がオン状態となり、メモリセル
24のドレインが2V、制御ゲートが5Vとなる。この
時、メモリセルのしきい値が6〜7Vと高いとメモリセ
ルはオフ状態であり、ドレイン−ソース間に電流が流れ
ない。メモリセルのしきい値が−2〜3Vと低い場合、
メモリセルはオン状態であり、ドレインーソース間に電
流が流れる。この電流の有無(あるいは大小)により記
憶情報の読み出しを行なっている。
イムトンネル電流を利用して電荷の注入を行なうため、
情報の書き換え時にはメモリセルには比較的小さい電流
(例えば1メモリセル当たり10ピコアンペアから10
00ピコアンペア)しか必要としないという利点があ
る。しかし、欠点としてメモリーアレーの中で情報の書
き込みを選択的におこなう為には、図8のトランジスタ
20,21,22,23のように、メモリセルを相互に
分離する為の別のトランジスタを必要としている(図8
でトランジスタ20,21,22,23がない場合、メ
モリセル24に情報を書き込むとき、メモリセル26に
も情報が書き込まれてしまう事が理解できよう)。この
ため、1ビットにつき1個の分離用トランジスタを設け
たとすると、その占有面積は例えば80〜150(ミク
ロン)必要となる。メモリセルを大規模に集積化した場
合、この欠点により大規模化が妨げられることになる。
2の従来例は、第1の従来例に対し、情報の書き込み時
にチャンネルホットエレクトロン注入を利用することに
より、分離用トランジスタを不要にしたものである。こ
の従来例については、例えば文献1、3、4、5に説明
されている。図11において30,31,32及び33
はメモリセルであり、300及び301はワード線であ
り、ワード線300はメモリセル30及び31のゲート
に接続され、ワード線301はメモリセル32及び33
のゲートに接続されている。302及び303はビット
線であり、ビット線302はメモリセル30及び32の
ドレインに接続され、304はソース線であり、メモリ
セル30,31,32,33のソースに接続されてい
る。
のメモリセル30に対応する部分の断面図である。30
5はP型シリコン基板であり、302’及び304’は
N型不純物拡散層、306はチャンネル上の薄いシリコ
ン熱酸化膜(例えば10ナノメートル)である。309
は例えばポリシリコンで形成されたフローティングゲー
トであり、300は例えばポリシリコンで形成された制
御ゲートである。307は制御ゲート300とフローテ
ィングゲート309間の絶縁膜(例えば25ナノメート
ルの窒化酸化物)である。310は保護膜としての機能
を持つ絶縁層であり、302は例えばアルミを主材料と
したビット線であり、308はビット線302とN型不
純物拡散層302’をつなぐコンタクト部である。
及び読み出しの方式について、表2に記す。
しない場合のしきい値が例えば2Vであるとする。図1
1のメモリセル30を選択した場合、情報の書き込み
は、制御ゲート300を例えば12Vにし、ワード線3
01を0Vにし、ビット線302を5Vにし、ビット線
303を0Vにし、ソース線304は0Vにする。この
時、前記カップリングレシオRpを0. 6とすると、フ
ローティングゲート309には、約7Vが誘起される。
これによりメモリセル30のドレイン−ソース間には電
子のチャンネル層が形成され、しかも高いゲート電圧と
ドレイン電圧のため、ドレイン近傍でホットエレクトロ
ンが生じ、このホットエレクトロンがシリコン−ゲート
酸化膜間の電位障壁を越えて、フローティングゲート3
09に注入される。
く記載がある。このチャンネルホットエレクトロン(以
下CHE)による注入により、メモリセル30のしきい
値は高く(例えば6〜8V)なる。この際メモリセル3
0のドレイン−ソース間には300マイクロアンペアか
ら1ミリアンペアの電流が流れる。ワード線301が0
V、ビット線303が0Vであるので、メモリセル3
1,32,33には情報は書き込まれない。消去時は、
制御ゲート300を例えば−9Vにし、ワード線301
を例えば0Vとし、ビット線302及び303を開放に
し、ソース線304を例えば5Vとする。この時、フロ
ーティングゲート309には、約−7Vが誘起され、ゲ
ート酸化膜306を経由してフローティングゲート30
9からソース304(=304’)にファーラーノード
ハイムトンネル電流により電子が引き抜かれる。この電
子の引き抜き量を制御回路により適度に調整することに
より、メモリセル30のしきい値を2〜3Vと低くす
る。
必要な理由は、しきい値が0V以下になってしまうと、
読み出し時に、非選択であるにもかかわらず、メモリセ
ル30のドレイン−ソース間に電流が流れてしまい、読
み出し不良となってしまう為、しきい値を正に制御する
為である。この時、メモリセル30と同様にメモリセル
31の情報も消去されてしまう。即ち消去時には選択さ
れたメモリセル30と同一ワード線上のメモリセルも同
時に消去されてしまう。メモリセル32及び33はワー
ド線301が0Vの為、情報は消去されない。
ード線301に0V、ビット線302に1V、ビット線
303に0V、ソース線304に0Vを夫々印加する事
により、メモリセル30のしきい値が高い場合(例えば
6〜8V)、ドレイン−ソース間には電流が流れない
が、メモリセル30のしきい値が低い場合(例えば2〜
3V)、ドレイン−ソース間に電流が流れる事になる。
読み出し時にメモリセルのドレインに印加する電圧を1
V以上にすると、書き込み時のドレイン電圧は5Vであ
るので、誤書き込みを起こしてしまう(文献6参照)。
し、選択的に情報を書き込むときに、分離用トランジス
タを必要としないという利点を有している。しかしなが
ら、書き込み時にCHE注入を利用する為、メモリセル
のドレインに大きな電流を必要とするという欠点があ
る。ファーラーノードハイムトンネル電流を使用する書
き込みの場合、必要とする電流量が小さいので、例えば
3Vの電源電圧での使用時においても、チャージポンプ
回路等の昇圧回路を集積回路に備えることにより、単一
電源電圧での動作が可能である。これに対し、CHE注
入でドレインから書き込む場合、ホットエレクトロンを
発生させる必要からドレイン電圧の低下に限度があり、
例えば最小加工寸法が0. 8ミクロンレベルの集積回路
で6〜7V必要なものが、0. 5ミクロンレベルになっ
ても5Vにしか下げられない。あるいは、CHE注入を
用いて書き込み時のドレイン電圧を3V程度に下げるこ
とができたとしても、読み出し時におけるドレイン電圧
による誤書き込みはより起こりやすくなり、メモリセル
の信頼性を劣化させる事になる。即ち、従来技術による
CHE注入を用いた書き換えは、ファーラーノードハイ
ムトンネル電流を用いた書き換えよりも、単一電源電圧
での動作(書き換え及び読み出し)という制約の中で
は、低電圧化が困難である。
一電源電圧での書き換え及び読み出しを可能にし、かつ
低電源電圧化が容易なEEPROMメモリセルの書き換
え方式を提供すると共に、書き込み時に選択的に書き込
むために、分離用トランジスタを必要としない、最小ト
ランジスタ構成でのメモリセルを提供するものである。
に、本発明は、複数の不揮発性半導体メモリセルをマト
リクス状に配置し、これら半導体メモリセルの情報を電
気的に書き換える不揮発性半導体メモリセルの書き換え
方式において、各メモリセルは、少なくともドレイン、
ソース、チャンネル、制御ゲート及び電荷注入層を備え
ており、情報を書き込む際には、第1のメモリセルの制
御ゲートに接地電圧より低い第1の電圧を印加し、ドレ
インに接地電圧より高い第2の電圧を印加することによ
り、前記第1のメモリセルを書き込み状態とし、この第
1のメモリセルの制御ゲートと電気的に接続されている
制御ゲートを有する第2のメモリセルのドレインに、前
記第2の電圧より低い第3の電圧を印加するとともに、
前記第1のメモリセルのドレインと電気的に接続されて
いるドレインを有する第3のメモリセルの制御ゲートに
は前記第1の電圧よりも高い第4の電圧を印加して前記
第2及び第3のメモリセルを非書き込み状態とし、情報
を消去する際には、前記第1のメモリセルの制御ゲート
に第5の電圧を印加し、ドレイン、ソースに第5の電圧
より低い第6の電圧を印加し、前記第5の電圧と前記第
6の電圧の差によって、前記第1のメモリセルの電荷注
入層にチャンネルからトンネル現象により負電荷を注入
することにより該第1のメモリセルを消去状態にするこ
とを特徴とする。
おいて、トンネル現象を用いることにより、電荷注入層
からドレインへと電荷を引き抜くのであるが、選択した
メモリセルの制御ゲートには負電圧を印加し、ドレイン
に印加する電圧の高低により、トンネル現象の有無、す
なわち書き込みの有無を制御するものである。選択した
メモリセルの制御ゲートに負電圧を印加し、選択したメ
モリセルとドレインが電気的に共通で非選択のメモリセ
ルの制御ゲートには、負電圧より高くメモリセルのしき
い値電圧より低い電圧を印加することにより、トンネル
現象を防止する。
したメモリセルの制御ゲートに電源電圧より高い高電圧
を印加しそのドレイン及びソースを接地することによ
り、基板から電荷注入層へ、トンネル現象により電子を
注入する。選択していないメモリセルの制御ゲートは、
接地電圧とすることにより、トンネル現象は起きず、消
去されない。
て説明する。 (本発明の第1の実施例) 図1乃至図5に本発明の第1の実施例を示す。図1は、
フローティングゲートを有するEEPROMメモリセル
の回路図、図2は、実際のEEPROMメモリセルの拡
大平面図、図3は、一つのメモリセル(図1のメモリセ
ル10)の部分の断面を示す図である。図1では10,
11,12及び13は、例えば電荷注入層としてフロー
ティングゲートを有するEEPROMメモリセルであ
り、ドレイン、ソース、制御ゲート及びフローティング
ゲートを有している。100及び101はワード線であ
り、列方向のデコーダ回路(不図示)により、任意のワ
ード線が選択/非選択にされる。ワード線100はメモ
リセル10及び11の制御ゲートに接続されており、ワ
ード線101はメモリセル12及び13の制御ゲートに
接続されている。102及び103はビット線であり、
列方向のデコーダ回路(不図示)により選択される。ビ
ット線102はメモリセル10及び12のドレインに接
続され、ビット線103はメモリセル11及び13のド
レインに接続されている。104はソース線であり、メ
モリセル10,11,12,13の各ソースが接続され
ている。
図を示す。150がN型の拡散層(メモリセルのドレイ
ン及びソース及びソース線)、151がワード線(図1
のワード線100,101、または後述する図3の制御
ゲート100に対応する)、152がフローティングゲ
ート(後述の図3のフローティングゲート109に対応
する)、154がビット線(図1のビット線102,1
03、または図3のビット線102に対応する)、15
3がコンタクト部(図3のコンタクト部108に対応す
る)である。図2でのメモリセルの1ビット分の占有面
積は例えば10平方ミクロンである。
の断面図を示す。これは、図2の破線A−Bの部分の断
面に対応する。105は半導体シリコンP型基板であ
り、102’及び104’はN型拡散層で、前者はドレ
イン、後者はソースである。N型拡散層102’と10
4’の間には、ゲート電圧値に応じて電子の導電層(チ
ャンネル)を誘起させるチャンネル領域110があり、
その上部に薄い絶縁膜106(例えば厚さ10ナノメー
トルの熱酸化膜)がある。チャンネル領域の幅は例えば
0.6ミクロンから1ミクロンである。薄い絶縁膜10
6の上部には導電性ポリシリコンで形成されたフローテ
ィングゲート109があり、その厚さは例えば150ナ
ノメートルである。フローティングゲート109の上部
には薄い絶縁層(例えば酸化膜及び窒化膜で形成された
厚さ25ナノメートルの絶縁層)107があり、絶縁層
107の上部には例えば導電性ポリシリコンで形成され
た制御ゲート100がある。制御ゲート100の厚さは
例えば250ナノメートルである。102はアルミを主
材料としたビット線であり、コンタクト部108を介し
てN型拡散層102’と接続されている。ビット線10
2と制御ゲート100の間には、保護膜としての機能を
もつ絶縁層111がある。なおフローティングゲート1
09に電荷が注入されていない時のメモリセルのしきい
値は例えば2Vとする。
3及び図4を用いて説明する。図4は図1の情報の書き
込み時における印加電圧を示したものである。まずメモ
リセル10への情報の書き込みにおいては、ワード線1
00の電圧をVw1とし、例えばVw1=−8Vを印加
する。ビット線102の電圧をVprg1とし、例えば
Vprg1=6Vを印加する。さらにP型基板105の
電圧をVsubとし、例えばVsub=0Vとし、ソー
ス線104の電圧をVasとし、ソース線104は例え
ば開放しておく。この時の電圧関係は、Vprg1>V
sub≒0V>Vw1である。この時、制御ゲート(ワ
ード線)100に負電圧が印加されているので、メモリ
セル10,11はオフ状態でありチャンネルは形成され
ない。上述した(1)式に上記電圧値を導入し、例えば
カップリングレシオRp=0.6と設定し、フローティ
ングゲート109とドレイン102’の間のキャパシタ
ンスCd及びフローティングゲート109とソース10
4’の間のキャパシタンスCsの値が、フローティング
ゲート109と制御ゲート100の間のキャパシタンス
Cipに比べ十分小さいとすると、フローティイングゲ
ート109とドレイン102’の電位差は約10.5V
となる。この電位差により、ファーラーノードハイムト
ンネル電流が流れ、フローティングゲート109からド
レイン102’へと電子が引き抜かれる。情報を書き込
むメモリセルは、あらかじめ消去レベルにあり、電子が
引き抜かれる事により、しきい値電圧は低くなる。しき
い値電圧が過剰に低くなりすぎないよう書き込み時間等
を適切にする事により、しきい値を例えば2Vにするこ
とが可能である。
し、例えばVw2=0Vを印加(Vw2>Vw1)し、
ビット線103の電圧をVprg2とし、例えばVpr
g2=0Vを印加すると、メモリセル11の制御ゲート
とドレイン間は8Vの電位差となり、これにより、メモ
リセル11のフローティングゲートには約7Vの電圧が
誘起されるが、この電位差では、ファーラーノードハイ
ムトンネル電流は起こらず、メモリセル11のしきい値
は変化しない。またメモリセル12の制御ゲートとドレ
イン間は6Vの電位差となり、これにより、メモリセル
12のフローティングゲートとドレイン間には約5.5
Vの電位差が生じるが、この電位差でも無論、ファーラ
ーノードハイムトンネル電流は起こらず、メモリセル1
2のしきい値も変化しない。メモリセル13において
は、ドレイン−ソース間に電位差がないので、しきい値
の変化はない。
べる。図5に消去時の印加電圧を示す。ワード線100
の電圧をVers1とし、例えばVers1=18Vを
印加し、ビット線102,103及びソース線104の
電圧をVseとし、例えばVse=0Vを印加する(V
ers1>>Vse)。メモリセル10の制御ゲート1
00に18Vの高電圧が印加されるので、メモリセル1
0及び11はオン状態となり、チャンネル110(図3
参照のこと)が形成される。このため、ビット線10
2,103及びソース線104は同電圧となる。メモリ
セル10の制御ゲート100とチャンネル110の間に
は18Vの電圧が印加される為、Rp=0.6とする
と、メモリセル10のフローティングゲート109に
は、約11Vの電圧が誘起される。これにより、ファー
ラーノードハイムトンネル電流により、チャンネル領域
からフローティングゲート109へと電子が注入され、
メモリセル10のしきい値は高く(例えば6〜8V)な
る。メモリセル12及び13は、ワード線101が0V
であるので、しきい値は変化しない。メモリセル11
は、メモリセル10と同様の電圧が印加されるので消去
されてしまう。即ち、本実施例においても選択したメモ
リセルと同一ワード線上にあるメモリセルも消去してし
まう。この点については、従来の技術と同様である。
記してあるが、この電圧値はメモリセルの構造、特に、
酸化膜や層間絶縁膜のキャパシタンス値やカップリング
レシオの値により変更されるべきものである。
を用いながらも、分離用トランジスタを必要としないメ
モリアレイが実現でき、従来技術の1に比べて占有面積
の大幅な減少を実現できる。更に本実施例によれば、情
報の書き込みにチャンネルホットエレクトロン注入を利
用しないため、読み出し時にメモリセルのドレインに印
加する電圧を、従来技術の2に比べて高くすることがで
き(例えば従来技術の2では、1Vに対し、本実施例で
は2V以上)、読み出し時のメモリセルのオン電流を大
きくとれる。この結果、読み出し時の読み出し速度が高
速になるという効果がある。さらに、本実施例によれ
ば、書き換えにファーラーノードハイムトンネル電流を
利用しているが故に、単一電源電圧での低電圧化が容易
に実現できるという利点がある。さらに、情報の消去は
メモリセルのしきい値電圧を高くする動作となり、消去
時における過剰消去の問題がない。従来技術の2におい
ては、メモリアレイ全部を一括消去する際の、メモリセ
ルのプロセスばらつきによる過剰消去が問題となり、こ
れを防止する為、消去作業を時分割し消去作業の途中で
ベリファイ動作を行なう必要があるという不便さがあ
り、結果として消去時間が長くなっていた(例えば1メ
ガビットの集積度では約900ミリ秒必要)。本実施例
によれば、一括消去の場合でも、20ミリ秒以内での動
作が可能となる。
第2の実施例は、情報の書き込みにおいては第1の実施
例と同じ動作であるが、消去が異なる。図6に、第2の
実施例での消去時の印加電圧を示す。図6において用い
た符号は、全て図1におけるものと同じものを指す。本
発明の第2の実施例においては、ワード線100の電圧
をVers1とし例えばVers1=8Vを印加し、ビ
ット線102,103,ソース線104の電圧をVse
とし例えばVse=−10Vを印加(Vers>0V>
Vse)する。メモリセル10の制御ゲート100に8
Vが印加されるので、メモリセル10及び11はオン状
態となり、チャンネルが形成される。この時、メモリセ
ル10及び11の基板部はVseと同じ電圧にしてあ
る。メモリセル10の制御ゲート100とチャンネル1
10の間の電位差は18V存在するので、第1の実施例
と同様に、チャンネル領域からフローティングゲート1
09にファーラーノードハイムトンネル電流により、電
子が注入され、メモリセル10及び11のしきい値が高
くなる。またワード線101の電圧をVers2とし、
例えばVers2=0Vを印加すると、メモリセル12
及び13の制御ゲートとドレイン/ソース/基板間には
8Vの電位差が存在する。これにより、フローティング
ゲートとドレイン/ソース/基板間には約6Vの電位差
が誘起されるが、この電位差ではファーラーノードハイ
ムトンネル電流は生じないので、メモリセル12及び1
3のしきい値は変化しない。
加えて、情報の書き込み及び消去に使用する高電圧(特
にVers1)が比較的低く設定できる為、高電圧を制
御するメモリセルの周辺回路におけるトランジスタ耐圧
を低く設計できるという利点がある。特に高電圧が印加
される素子分離部(フィールド)の幅を第1の実施例に
比べて狭くできるので、より占有面積が小さいEEPR
OMの実現が可能になる。
第3の実施例は、情報の書き込みにおいては第1の実施
例と同じ動作であるが、消去が異なっている。図7に第
3の実施例での消去時の印加電圧を示す。図7における
符号及び結線は全て、図1と同じである。メモリセル1
0の消去においては、ワード線100の電圧をVers
1とし例えばVers1=12Vを印加し、ソース線1
04の電圧をVse1とし、例えばVse1=5Vを印
加し、ビット線102の電圧をVse2とし例えばVs
e2=0Vを印加する。この場合Vers1>Vse1
>Vse2≧0Vの電圧関係がある。メモリセル10の
制御ゲート100に12V、ソースに5V、ドレインに
0Vを印加するので、ソース近傍でホットエレクトロン
が生じ、CHE注入が起き、メモリセル10のしきい値
は高くなる。この時ワード線101の電圧をVers2
とし、例えばVers2=0Vを印加すると(Vers
1>Vers2)、メモリセル12の制御ゲートは0
V、ドレインは0V、ソースは5Vとなり、メモリセル
12はオフ状態のままであり、そのしきい値は変化しな
い。更に、ビット線103の電圧をVse3とし例えば
Vse3=5Vを印加すると(Vse3≒Vse1>V
se2)、メモリセル11の制御ゲートは12V、ドレ
インは5V、ソースは5Vとなる。制御ゲート電圧が1
2Vであるので、メモリセル11はオン状態となりチャ
ンネルが形成されるが、ドレイン−ソース間に電位差が
ないためチャンネル電流が流れず、CHE注入が起きな
い。ファーラーノードハイムトンネル電流も電位差が小
さいため起きないので、メモリセル11のしきい値は変
化しない。また、メモリセル13の制御ゲートには0
V、ドレインに5V、ソースに5Vが印加されるが、オ
フ状態であり、電位差も小さいので、メモリセル13の
しきい値も変化しない。
した分離用トランジスタを必要としないメモリアレイが
実現できる。さらに、書き込みにドレインでのファーラ
ノードハイムトンネリング、消去にソース方向からのC
HE注入を用いることにより、従来技術の2に対し以下
の点で利点を有している。一つは、従来技術において
は、消去時はバイト単位(あるいはワード単位、あるい
はセクタ単位)でしか選択消去できなかったのに対し、
本発明の第3の実施例においてはビット単位での消去を
可能にしている。しかも、従来技術においては、バイト
単位(あるいはワード単位、あるいはセクタ単位)で消
去を行なうためには、バイト(あるいはワード、あるい
はセクタ)選択用のトランジスタをメモリセルとは別に
用意する必要があったり、あるいはソース線をバイト単
位(ワード、セクタ)に分離する必要があったのに対
し、本実施例は、それら余分なトランジスタなしで、ビ
ット単位での消去を実現できる。これにより、従来技術
に対し必要でないメモリセルを書き換える事がなくな
り、またメモリアレイの占有面積も小さくできるという
利点がある。
おいては、従来技術は選択したメモリセルのドレインに
一定の電圧を印加し、ソースを接地して読み出す訳であ
るが、本実施例によれば、ソース方向からCHE注入を
行なえることにより、ドレイン電圧による誤消去(従来
技術2では誤書き込み)のおそれが少なくなり、読み出
し時のドレイン電圧を従来技術2に対し高く設定でき、
ひいては読み出し速度をより向上できるという利点があ
る。また読み出し時のドレイン電圧と消去時のソース電
圧は独立しているため、CHE注入の低電圧化が従来技
術に比べ、容易であるという利点もある。
例と第3の実施例、あるいは第2の実施例と第3の実施
例の両方を具備する書き換え方式がある。この場合、ビ
ット単位での消去は、第3の実施例の方式を用い、セク
タ単位あるいはもっと大きなメモリアレイ単位(ブロッ
クないしEEPROMチップ全部のメモリセル)での消
去には、第2の実施例の方式を用いることができる。複
数バイト(数百バイトから数メガバイト)を同時に消去
したいという用途においては、第3の実施例の方式で
は、消去に要する消費電流の節約から、多少の時間を要
する(例えば128キロバイトでは、約1.3秒)のに
対し、第2の実施例の方式も併用することにより、約2
0ミリ秒で行なえるという利点がある。
つか説明したが、本発明の主旨を損なわず、多少の応用
ないし改善でもって実施することは十分可能である。
電圧での情報の書き換え及び読み出しが可能になり、か
つ低電源電圧化が容易な不揮発性半導体メモリセルの書
き換え方式を提供することができると共に、書き込み時
に選択的に書き込むことにより、分離用トランジスタを
必要としない、最小トランジスタ構成でのメモリセルを
用いることが可能となり、したがって集積度の向上を図
ることができる。
の電気的結線を示す図である。
である。
である。
印加電圧を説明するための図である。
電圧を説明するための図である。
圧を説明するための図である。
圧を説明するための図である。
である。
る。
示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の不揮発性半導体メモリセルをマト
リクス状に配置し、これら半導体メモリセルの情報を電
気的に書き換える不揮発性半導体メモリセルの書き換え
方式において、 各メモリセルは、少なくともドレイン、ソース、チャン
ネル、制御ゲート及び電荷注入層を備えており、 情報を書き込む際には、第1のメモリセルの制御ゲート
に接地電圧より低い第1の電圧を印加し、ドレインに接
地電圧より高い第2の電圧を印加することにより、前記
第1のメモリセルを書き込み状態とし、 この第1のメモリセルの制御ゲートと電気的に接続され
ている制御ゲートを有する第2のメモリセルのドレイン
に、前記第2の電圧より低い第3の電圧を印加するとと
もに、前記第1のメモリセルのドレインと電気的に接続
されているドレインを有する第3のメモリセルの制御ゲ
ートには前記第1の電圧よりも高い第4の電圧を印加し
て前記第2及び第3のメモリセルを非書き込み状態と
し、 情報を消去する際には、前記第1のメモリセルの制御ゲ
ートに第5の電圧を印加し、ドレイン、ソースに第5の
電圧より低い第6の電圧を印加し、前記第5の電圧と前
記第6の電圧の差によって、前記第1のメモリセルの電
荷注入層にチャンネルからトンネル現象により負電荷を
注入することにより該第1のメモリセルを消去状態にす
ることを特徴とする不揮発性半導体メモリセルの書き換
え方式。 - 【請求項2】 前記第6の電圧は接地電圧より低い電圧
であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体
メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項3】 前記第1の電圧は−4Vから−15Vで
あり、前記第2の電圧は前記チャンネル上の絶縁膜に印
加される電界が10MeV/cm以上の電圧であり、前
記第3の電圧は前記第2の電圧より少なくとも2V低
く、前記第4の電圧は3Vより低い電圧であることを特
徴とする請求項1記載の不揮発性半導体メモリセルの書
き換え方式。 - 【請求項4】 前記第5の電圧は7Vから18Vであ
り、前記第6の電圧は2Vから9Vであることを特徴と
する請求項1記載の不揮発性半導体メモリセルの書き換
え方式。 - 【請求項5】 前記第6の電圧は−4Vから−22Vで
あることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体メ
モリセルの書き換え方式。
Priority Applications (4)
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