JP3214081U - 情報通信用電気端子板 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続端子と速やかかつ確実に電気的接続が可能で、かつ接点接触面積を広く確保することができると共にがたつき等によって導通したりしなかったりすることを防止した情報通信用電気端子板を提供する。【解決手段】情報通信用電気端子板1は、回路Eを薄板状の基材2に形成し、基材2の厚み面と直交する平面の端縁部から接続端子Pの直径の1.5倍以上の長さで中央部まで抉り取った端子部3を形成し、さらに、この端子部3の、基材2の中央部に接点部3Aを、基材3の端縁部から中央部に亘って接続端子Pを接点部3Aへ誘導する接点構成とされた誘導部3Bを、各々形成した。【選択図】図1
Description
本考案は、接続端子と速やかかつ確実に電気的接続が可能で、かつ接点接触面積を広く確保することができると共にがたつき等によって導通したりしなかったりすることを防止した情報通信用電気端子板に関する。
本願で対象とする情報通信用電気端子板は、情報通信用電気端子板単体を、もしくは一方の電子機器に装着又は設けられた情報通信用電気端子板を、他方の電子機器の接点部に接触させて電気的かつデータ送受可能に接続して、情報通信用電気端子板単体もしくは情報通信用電気端子板を装着又は設けた一方の電子機器と他方の電子機器との間でデータを送受信するものを意味する。
例えば特許文献1に記載された情報通信用電気端子板は、電気的又はデータ送受可能に接続するための端子や回路が該情報通信用電気端子板とする薄板状の基材に形成され、基材において端子や回路における配列ピッチの高密度化を図るために、基材の一端部に多数の切欠きが設けられ、これらの切欠きの壁面にICと電気的に接続されたメタライズ層(以下「接点部」という)からなる端子が設けられた構成とされている。
しかしながら、特許文献1の情報通信用電気端子板は、単に、円柱の弾性導電ピンの外周に接触するように半円状に切欠いているだけであったため、離れた位置から情報通信用電気端子板を接近移動させて弾性導電ピンの外周と接点部とを接触させようとしても該切欠き位置に誘導する構成が存在しないため、速やかに接点部と弾性導電ピンとを接触させにくいといった不具合があった。
また、特許文献1の情報通信用電気端子板は、上記のように、弾性導電ピンと接点部との接触面積が小さいため、微細な振動によって容易に接点部と弾性導電ピンとが離間してしまい、電気的かつデータ送受信の不安定で、場合によってはデータが損傷する場合があるといった不具合もあった。
解決しようとする問題は、従来の特許文献1の情報通信用電気端子板では、情報通信用電気端子板の切欠きに弾性導電ピンを誘導する構成が存在しないので、速やかに接点部と弾性導電ピンを接触させにくい点、また、弾性導電ピンと接点部との接触面積が小さいため、接点部と弾性導電ピンとが離間しやすい点、である。
上記課題を解決するため、本考案は、回路を薄板状の基材に形成し、電子機器側のピン状の接続端子に電気的に接続して使用する情報通信用電気端子板において、前記基材の厚み面と直交する平面の端縁部から前記接続端子の直径の1.5倍以上の長さで中央部まで抉り取った端子部を形成し、さらに、この端子部の、前記基材の中央部に接点部を、前記基材の端縁部から中央部に亘って前記接続端子を接点部へ誘導する接点構成とされた誘導部を、各々形成することとした。
本考案の情報通信用電気端子板は、端子部に接点構成とされた誘導部を設けているので、電子機器側の接続端子と接点部とをピンポイントで一致させなくても、該情報通信用電気端子板又は情報通信用電気端子板を装着又は設けた一方の電子機器と他方の電子機器との装着状況に多少の遊びやがたつきがあっても確実に接続端子と接点部とを接触させることができるといった利点がある。
また、本考案の情報通信用電気端子板は、誘導部も導電層を設けた接点構成とされているから、接点部のみならず接続端子との接触面積を誘導部まで拡大して広く確保することができるから、該情報通信用電気端子板又は情報通信用電気端子板を装着又は設けた一方の電子機器と他方の電子機器の両者が互いに微動して導通したりしなかったりすることを防止できる。
本考案の情報通信用電気端子板は、速やかに接点部と接続端子を接触させにくい点、接点部と接続端子とが離間しやすい点、を、回路を薄板状の基材に形成し、前記電子機器側のピン状の接続端子に電気的に接続するために、前記基材の厚み面と直交する平面の端縁部から前記接続端子の直径の1.5倍以上の長さで中央部まで抉り取った端子部を形成し、さらに、この端子部の、前記基材の中央部に接点部を、前記基材の端縁部から中央部に亘って前記接続端子を接点部へ誘導する接点構成とされた誘導部を、各々形成することで改善した。
本考案の情報通信要電気端子板の端子部において、端縁部から中央部に亘って抉り取る長さを、接続端子の直径の1.5倍以上とする理由は、これが1.5倍未満であると、該端子部に形成される接点部のみならず誘導部までに至る接続端子との接触面積を広く確保することができず、よって、該情報通信用電気端子板又は情報通信用電気端子板を装着又は設けた一方の電子機器と他方の電子機器の両者が互いに微動して導通したりしなかったりすることを防止する効果が低減するからである。
また、本考案の情報通信用電気端子板は、上記構成において、誘導部の基材の端縁部の開口対向間隔をA、接点部の前記誘導部の開口間隔と同方向に測ったときの対向間隔をB、としたとき、Aは、Bと同じ寸法又はBの5〜10%だけ間隔を狭くしてもよい。
こうすることで、接続端子が一旦誘導部へ挿入されれば、端子部から逸脱することがなく、接点部及び誘導部において安定して接続した状態を維持できる。ここで、基材の端縁部の開口対向間隔Aが接点部の開口間隔Bとを同じ寸法より広くすると、基材上で回路等を設けるスペースが減って該基材の使用効率が低下することとなるほか、接続端子と接点部と間で必要以上の余裕が生じて導通したりしなかったりする可能性がある。
接続端子に対して基材を水平方向から装着する際には、接続端子の直径部が基材の端縁部の開口対向間隔Bを超えて接点部へ移動するには基材の若干の弾性変形を要するが、Aは、Bの5〜10%以上間隔を狭くすると、接続端子に対して基材を水平方向から装着しようとすると、上記弾性変形が乏しくて接続端子の直径部が基材の端縁部の開口対向間隔Bを超えられない可能性がある。
さらに、本考案の情報通信用電気端子板は、上記構成において、接点部における最も抉り取られた位置から誘導部を形成した方向と反対側の基板余肉長さが、該基板における端子部を抉り取る方向と平行な辺の長さの1/10以上としてもよい。
上記において、接点部における基板の端縁部から最も抉り取られた位置から誘導部を形成した方向と反対側の基板余肉長さが、該基板における端子部を抉り取る方向と平行な辺の長さの1/10以上とする理由は、これが1/10未満であると、基板の強度が脆くなる他、基板におけるスペースが極端に低下してこの部位に配線することが困難となるからである。
以下、具体的に、本発明の情報通信用電気端子板について図面を参照して説明する。本考案の情報通信用電気端子板1は、以下、本例では、例えば一方の電子機器(不図示)に取り付けられ、他方の電子機器(不図示)側のピン状の接続端子Pに対して、水平方向(図示X方向)又は垂直方向(図示Y方向)から接続するものとして説明する。なお、情報通信用電気端子板1の基本構成について図1を参照して説明し、図2及び図3に示す変形構成については、変形構成部分のみ説明し、基本構成と重複する説明は省略する。
情報通信用電気端子板1は、回路Eを薄板状の基材2に形成し、基材2の厚み面と直交する平面の端縁部から、本例では接続端子Pの直径の1.5倍の長さで中央部まで抉り取った端子部3を形成している。この端子部3は、基材2の4辺のうちいずれかの1辺を端縁部として該端縁部から中央部へ向けて形成されていてもよい。
なお、情報通信用電気端子板1における、基材2の端子部3を設ける(4辺のうちの)1辺の選定と、接続端子Pに対する水平方向又は垂直方向の接続方向については、一方の電子機器と他方の電子機器との装着の状況による。
端子部3は、基材2の中央部に接続端子Pに電気的又はデータ送受可能に接続するための接点部3Aを形成し、基材2の端縁部から中央部に亘って接続端子Pを接点部3Aへ誘導する誘導部3Bを、各々形成している。
さらに、基板2における端子部3は基板2の強度が低下したり回路Eのレイアウトが制限されることを考慮して図1〜図3に示す本例では、次の構成としている。すなわち、端子部3は、接点部3Aにおける最も抉り取られた位置から誘導部3Bを形成した方向と反対側の基板2の余肉長さCが、該基板2におけて端子部3を抉り取る方向と平行な辺の長さLの1/10以上、例えばC=約1/6Lとしている。
接点部3A及び誘導部3Bは、共に接点構成としている。接点構成とは、端子部3の接点部3A及び誘導部3Bの部位における、基材2の表裏面の縁部と、該基材2の厚み端面と、に導電層3aを設けることを意味している。なお、導電層3aは、誘導部3Bにおいては、情報通信用電気端子板1の端縁部の絶縁性を確保するために基材2の端縁部には設けない。
上記構成において、接点部3Aは、本例の場合、一方の電子機器を他方の電子機器に対して水平方向又は垂直方向から適正に装着が完了した際に接続端子Pが位置する部位である。誘導部3Bは、一方の電子機器を他方の電子機器に対して、水平方向に装着する際には該装着移動ストロークにおける接点部3Aまでの誘導経路として、垂直方向に装着する際には基材2の中央部(接点部3A)にピンポイントで接続端子Pが位置しなくても装着自体に支障が生じないようにする経路保証として、機能する部位である。
すなわち、本考案の情報通信用電気端子板1は、端子部3を接点部3Aと誘導部3Bとで構成しているので、上記のとおり、接続端子Pに対して接点部3Aをピンポイントで一致させたうえで一方の電子機器を他方の電子機器に対して装着ために移動させる必要がないと共に、一方の電子機器と他方の電子機器との装着状況に多少の遊びやがたつきがあっても確実に接続端子Pと接点部3Aとを接触させることができる。
また、本考案の情報通信用電気端子板1は、誘導部3Bも導電層を設けた接点構成とされているから、接続端子Pとの接触面積を広く確保することができると共に、一方の電子機器と他方の電子機器の両者が互いに微動しても導通したりしなかったりすることを防止できる。
図2に示す情報通信用電気端子板1は、誘導部3Bの基材2の端椽部の開口対向間隔をA、接点部3Aの誘導部3Bの開口間隔と同方向に測ったときの対向間隔をB、としたとき、AがBの7.5%だけ間隔を狭くすると共に、端縁部から中央部の接点部3Aに向けて対向間隔がしだいに広くした構成としている。
図2に示す情報通信用電気端子板1は、上記構成とすることで、水平方向に装着する場合は接続端子Pが端縁部を超えて一旦誘導部3Bへ挿入されれば、端子部3から不用意に逸脱することが防止され、接点部3A及び誘導部3Bにおいて接続状態を安定した状態維持できる。
また、図2に示す情報通信用電気端子板1は、上記構成とすることで、水平方向及び垂直方向に装着する場合は、装着完了後における接続端子Pを端子部3の主に接点部3Aに位置決めすることができる。
図3に示す情報通信用電気端子板1は、誘導部3Bの基材2の端縁部の開口対向間隔をA、接点部3Aの誘導部3Bの開口間隔と同方向に測ったときの対向間隔をB、としたとき、AがBの5%だけ間隔を狭くすると共に、端縁部から中央部の接点部3Aに向けて対向間隔が同じで、該端縁部にゲート部3bを形成した構成としている。
図3に示す情報通信用電気端子板1は、上記構成とすることで、図2に示した情報通信用電気端子板1と同様に、水平方向に装着する場合は接続端子Pがゲート部3bを超えて一旦誘導部3Bへ挿入されれば、端子部3から不用意に逸脱することが防止され、接点部3A及び誘導部3Bにおいて接続状態を安定した状態維持できる。
1 情報通信用電気端子板
2 基材
3 端子部
3A 接点部
3B 誘導部
3a 導電層
3b ゲート部
E 回路
P 接続端子
2 基材
3 端子部
3A 接点部
3B 誘導部
3a 導電層
3b ゲート部
E 回路
P 接続端子
Claims (3)
- 回路を薄板状の基材に形成し、電子機器側のピン状の接続端子に電気的に接続して使用する情報通信用電気端子板において、前記基材の厚み面と直交する平面の端縁部から前記接続端子の直径の1.5倍以上の長さで中央部まで抉り取った端子部を形成し、さらに、この端子部の、前記基材の中央部に接点部を、前記基材の端縁部から中央部に亘って前記接続端子を接点部へ誘導する接点構成とされた誘導部を、各々形成したことを特徴とする情報通信用電気端子板。
- 誘導部の基材の端縁部の開口対向間隔をA、接点部の前記誘導部の開口間隔と同方向に測ったときの対向間隔をB、としたとき、Aは、Bと同じ寸法又はBの5〜10%だけ間隔を狭くしたことを特徴とする請求項1記載の情報通信用電気端子板。
- 接点部における最も抉り取られた位置から誘導部を形成した方向と反対側の基板余肉長さが、該基板における端子部を抉り取る方向と平行な辺の長さの1/10以上とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の情報通信要電気端子板。
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