JP3212298B2 - 輪転機の同期制御装置及びその方法 - Google Patents
輪転機の同期制御装置及びその方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/02—Conveying or guiding webs through presses or machines
- B41F13/03—Threading webs into printing machines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/004—Electric or hydraulic features of drives
- B41F13/0045—Electric driving devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2213/00—Arrangements for actuating or driving printing presses; Auxiliary devices or processes
- B41P2213/70—Driving devices associated with particular installations or situations
- B41P2213/73—Driving devices for multicolour presses
- B41P2213/734—Driving devices for multicolour presses each printing unit being driven by its own electric motor, i.e. electric shaft
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機の同期制御
装置及び輪転機の同期制御方法に関し、特に複数の印刷
ユニットと印刷された連続紙を所定の印刷画像ごとに切
断して折り畳む折畳みユニットを有し、各ユニットのそ
れぞれにこれを独立して駆動する駆動手段が設けられる
とともに、各ユニットの駆動手段を制御する制御部が設
けられ、かつ少なくとも1つの印刷ユニットが、その印
刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙通し経路
を有する輪転機において、複数の紙通し経路のうちの選
択した紙通し経路に連続紙を紙通しし、この連続紙に当
該印刷ユニットで印刷された印刷画像に対する折畳みユ
ニットによる切断位置を、選択した紙通し経路ごとに自
動的に整合させることが可能な輪転機の同期制御装置及
びその方法に関するものである。
装置及び輪転機の同期制御方法に関し、特に複数の印刷
ユニットと印刷された連続紙を所定の印刷画像ごとに切
断して折り畳む折畳みユニットを有し、各ユニットのそ
れぞれにこれを独立して駆動する駆動手段が設けられる
とともに、各ユニットの駆動手段を制御する制御部が設
けられ、かつ少なくとも1つの印刷ユニットが、その印
刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙通し経路
を有する輪転機において、複数の紙通し経路のうちの選
択した紙通し経路に連続紙を紙通しし、この連続紙に当
該印刷ユニットで印刷された印刷画像に対する折畳みユ
ニットによる切断位置を、選択した紙通し経路ごとに自
動的に整合させることが可能な輪転機の同期制御装置及
びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の印刷ユニットと印刷された連続紙
を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む折畳みユニッ
トとを有する輪転機は、新聞用輪転機がよく知られてい
る。このような輪転機の印刷ユニットと折畳みユニット
とをそれぞれ個別の電動機で駆動するようにした輪転機
及びその動作の制御については、例えば特開平6−47
905号公報に示されている。
を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む折畳みユニッ
トとを有する輪転機は、新聞用輪転機がよく知られてい
る。このような輪転機の印刷ユニットと折畳みユニット
とをそれぞれ個別の電動機で駆動するようにした輪転機
及びその動作の制御については、例えば特開平6−47
905号公報に示されている。
【0003】特開平6−47905号公報に開示された
輪転機は、印刷ユニットの被駆動部(シリンダー)ごと
の個別駆動部(電動機)とこの個別駆動部ごとの駆動制
御装置とが、印刷ステーション群としてまとめられてい
る。そしていくつかの印刷ステーション群は互いに独立
しており、それぞれの位置基準をそれらの印刷ステーシ
ョン群が配置されたデータバスを介して受けとる。すな
わち、印刷ステーション群はそれぞれ駆動装置を有して
おり、各駆動装置は折畳みユニットが連結されたデータ
バスと連結されるとともに当該印刷ステーション群の駆
動制御装置と連結されている。そして駆動装置は、折畳
みユニットから受けとった位置基準との関連で印刷ステ
ーション群の個別駆動部の位置決めを制御し、かつ個別
駆動部相互の相対的な位置決めを制御する。
輪転機は、印刷ユニットの被駆動部(シリンダー)ごと
の個別駆動部(電動機)とこの個別駆動部ごとの駆動制
御装置とが、印刷ステーション群としてまとめられてい
る。そしていくつかの印刷ステーション群は互いに独立
しており、それぞれの位置基準をそれらの印刷ステーシ
ョン群が配置されたデータバスを介して受けとる。すな
わち、印刷ステーション群はそれぞれ駆動装置を有して
おり、各駆動装置は折畳みユニットが連結されたデータ
バスと連結されるとともに当該印刷ステーション群の駆
動制御装置と連結されている。そして駆動装置は、折畳
みユニットから受けとった位置基準との関連で印刷ステ
ーション群の個別駆動部の位置決めを制御し、かつ個別
駆動部相互の相対的な位置決めを制御する。
【0004】また、駆動装置が連結されたデータバスに
は上位マスター装置である操作・データ処理ユニットが
連結されており、この操作・データ処理ユニットは印刷
ステーション群を管理する。すなわち操作・データ処理
ユニットは、目標値及び目標値偏差のプリセットならび
に実際値の処理を行い、それによって種々異なる印刷ス
テーション群の目標値コントロールを印刷ステーション
群相互間及び折畳みユニットに対して整合的に行うよう
にしている。
は上位マスター装置である操作・データ処理ユニットが
連結されており、この操作・データ処理ユニットは印刷
ステーション群を管理する。すなわち操作・データ処理
ユニットは、目標値及び目標値偏差のプリセットならび
に実際値の処理を行い、それによって種々異なる印刷ス
テーション群の目標値コントロールを印刷ステーション
群相互間及び折畳みユニットに対して整合的に行うよう
にしている。
【0005】つまり、この輪転機では、印刷ステーショ
ン群の電動機ごとの駆動制御を駆動装置と上位マスター
装置からの制御基準に基づいて、駆動制御装置を介し
て、折畳みユニットから受けとった位置基準との関係で
行うようにしている。
ン群の電動機ごとの駆動制御を駆動装置と上位マスター
装置からの制御基準に基づいて、駆動制御装置を介し
て、折畳みユニットから受けとった位置基準との関係で
行うようにしている。
【0006】他方、新聞用輪転機では、多色刷り可能な
印刷ユニットの配置と多色刷りの入るページとを調整す
るために、例えば図5で示すようなベイウインドーロー
ラーBR、BRとターンバーTB、TBを組み合わせて
印刷後の連続紙の上下を入れ替えるベイウインドー装置
BWを設け、印刷ユニットCTで印刷が終了した連続紙
を、折畳みユニットFDに至らしめるまでの紙通し経路
は複数設けられる。
印刷ユニットの配置と多色刷りの入るページとを調整す
るために、例えば図5で示すようなベイウインドーロー
ラーBR、BRとターンバーTB、TBを組み合わせて
印刷後の連続紙の上下を入れ替えるベイウインドー装置
BWを設け、印刷ユニットCTで印刷が終了した連続紙
を、折畳みユニットFDに至らしめるまでの紙通し経路
は複数設けられる。
【0007】例えば図3の右側と図4の左側とを連結さ
せて全体を示す輪転機では、印刷ユニットCT1で印刷
された連続紙W1の紙通し経路は、ベイウインドー装置
BWを経由しないで折畳みユニットFDに至る経路SP
1、SP5とベイウインドー装置BWを経由し各段のタ
ーンバーTB2、TB3、TB4、TB5から折畳みユ
ニットFDに至る経路BP2、BP3、BP4、BP5
であり、他の印刷ユニットCT2、CT3、CT4、C
T5も、それぞれ同様にベイウインドー装置BWを経由
しないで折畳みユニットFDに至る経路と、ベイウイン
ドー装置BWを経由し各段のターンバーTBから折畳み
ユニットFDに至る経路を有する。
せて全体を示す輪転機では、印刷ユニットCT1で印刷
された連続紙W1の紙通し経路は、ベイウインドー装置
BWを経由しないで折畳みユニットFDに至る経路SP
1、SP5とベイウインドー装置BWを経由し各段のタ
ーンバーTB2、TB3、TB4、TB5から折畳みユ
ニットFDに至る経路BP2、BP3、BP4、BP5
であり、他の印刷ユニットCT2、CT3、CT4、C
T5も、それぞれ同様にベイウインドー装置BWを経由
しないで折畳みユニットFDに至る経路と、ベイウイン
ドー装置BWを経由し各段のターンバーTBから折畳み
ユニットFDに至る経路を有する。
【0008】そして、このような輪転機では、ある印刷
ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙通し経路の
長さがそれぞれ相違することから、連続紙に印刷された
印刷画像に対する折畳みユニットによる切断が、どの紙
通し経路を通った連続紙においても正しい位置で行われ
るようにするために、例えば特公平7−17054号公
報に示されるように、アジャストローラー装置AD(図
5参照)を設け、そのなかの連続紙を略180度巻き付
けたアジャストローラーAR(図5参照)をプリセット
値で連続紙と平行に予め定めた位置に移動し、紙通し経
路の長さを調節するようにしている。
ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙通し経路の
長さがそれぞれ相違することから、連続紙に印刷された
印刷画像に対する折畳みユニットによる切断が、どの紙
通し経路を通った連続紙においても正しい位置で行われ
るようにするために、例えば特公平7−17054号公
報に示されるように、アジャストローラー装置AD(図
5参照)を設け、そのなかの連続紙を略180度巻き付
けたアジャストローラーAR(図5参照)をプリセット
値で連続紙と平行に予め定めた位置に移動し、紙通し経
路の長さを調節するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−479
05号公報の記載内容は、発明の構成も作用も極めて概
略的で具体的な制御の内容を開示していない。
05号公報の記載内容は、発明の構成も作用も極めて概
略的で具体的な制御の内容を開示していない。
【0010】例えば、折畳みユニットから受けとった位
置基準との関連で印刷ステーション群の個別駆動部の位
置決めを制御しかつ個別駆動部相互の相対的位置決めを
制御するという記載にしても、なにをどうするための制
御か明確でない。仮にこれが、印刷画像相互及び印刷画
像と切断、折り畳みとの関係を正しく整合するための制
御だとしても、この制御が具体的にどのように行われる
のか明らかにされていない。また、この制御が前述した
ような複数の紙通し経路を有する印刷ユニットを備えた
輪転機に対応するものであることを開示していない。
置基準との関連で印刷ステーション群の個別駆動部の位
置決めを制御しかつ個別駆動部相互の相対的位置決めを
制御するという記載にしても、なにをどうするための制
御か明確でない。仮にこれが、印刷画像相互及び印刷画
像と切断、折り畳みとの関係を正しく整合するための制
御だとしても、この制御が具体的にどのように行われる
のか明らかにされていない。また、この制御が前述した
ような複数の紙通し経路を有する印刷ユニットを備えた
輪転機に対応するものであることを開示していない。
【0011】他方、輪転機では、折畳みユニットにおけ
る切断が印刷画像に対して正しい位置で行われるように
調整するために、前述したように各紙通し経路ごとに折
畳みユニットの手前にアジャストローラー装置ADを設
けることが一般的に行われており、各紙通し経路ごとに
設けるために少なからぬ設置スペースを必要とし、また
紙通し経路が複雑化するとともに輻輳して保守管理が困
難であった。また、印刷稼動中の連続紙がアジャストロ
ーラー装置ADを経由して走行するため、無用なテンシ
ョンが作用する可能性が生じ、その走行を不安定にする
場合があり、かつアジャストローラー装置ADを経由し
て走行する分、紙通し経路が長くなり、連続紙の変更
時、刷り出し時、刷り終わり時などに発生する損紙が多
かった。更に、アジャストローラー装置ADを設ける分
だけ製造コストが嵩んだ。
る切断が印刷画像に対して正しい位置で行われるように
調整するために、前述したように各紙通し経路ごとに折
畳みユニットの手前にアジャストローラー装置ADを設
けることが一般的に行われており、各紙通し経路ごとに
設けるために少なからぬ設置スペースを必要とし、また
紙通し経路が複雑化するとともに輻輳して保守管理が困
難であった。また、印刷稼動中の連続紙がアジャストロ
ーラー装置ADを経由して走行するため、無用なテンシ
ョンが作用する可能性が生じ、その走行を不安定にする
場合があり、かつアジャストローラー装置ADを経由し
て走行する分、紙通し経路が長くなり、連続紙の変更
時、刷り出し時、刷り終わり時などに発生する損紙が多
かった。更に、アジャストローラー装置ADを設ける分
だけ製造コストが嵩んだ。
【0012】本発明は、前記の点に鑑みなされたもであ
り、複数の紙通し経路を有する印刷ユニットを備えた輪
転機において、いずれの紙通し経路においても、アジャ
ストローラー装置を使用することなく折畳装置による連
続紙の切断位置が印刷画像に対して正しく行われるよう
にするとともに、輪転機の省スペース化、紙通し経路の
単純化、保守管理の容易化を図り、かつ走行する連続紙
にかかる無用なテンションをなくしてその走行を安定さ
せ、また紙通し経路を短くして損紙を低減させ、更に製
造コストを低減する輪転機の同期制御装置及びその方法
を提供することを目的としている。
り、複数の紙通し経路を有する印刷ユニットを備えた輪
転機において、いずれの紙通し経路においても、アジャ
ストローラー装置を使用することなく折畳装置による連
続紙の切断位置が印刷画像に対して正しく行われるよう
にするとともに、輪転機の省スペース化、紙通し経路の
単純化、保守管理の容易化を図り、かつ走行する連続紙
にかかる無用なテンションをなくしてその走行を安定さ
せ、また紙通し経路を短くして損紙を低減させ、更に製
造コストを低減する輪転機の同期制御装置及びその方法
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の輪転機の同期制御装置は全体を制御する
マスター制御部を備え、複数の印刷ユニットと印刷され
た連続紙を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む折畳
みユニットとに、それぞれ独立して駆動する駆動手段が
設けられるとともに、各ユニットの駆動手段を制御する
制御部が設けられ、かつ少なくとも1つの印刷ユニット
が、その印刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の
紙通し経路を有し、かつこれら紙通し経路のいずれかに
紙通しして印刷稼動を行うようにした輪転機の同期制御
装置において、複数の紙通し経路を有する印刷ユニット
の制御部は、マスター制御部から駆動基準を受け取る駆
動基準受信部と、選択された紙通し経路における当該印
刷ユニットから折畳みユニット間の長さを、当該印刷ユ
ニットの印刷胴の外周面長で除した残余長さに比例する
位相補正値を出力する位相補正値出力部と、駆動基準受
信部で受信した駆動基準に基づく駆動基準速度に係る信
号を出力する駆動基準速度信号出力部と、駆動基準受信
部で受信した駆動基準に基づく駆動基準位相を前記位相
補正値で補正した補正駆動基準位相に係る信号を出力す
る補正駆動基準位相信号出力部と、当該印刷ユニットの
動作状況のフィードバック信号を受信するフィードバッ
ク信号受信部と、フィードバック信号受信部が受信した
フィードバック信号に基づくフィードバック速度に係る
信号を出力するフィードバック速度信号出力部と、フィ
ードバック信号受信部が受信したフィードバック信号に
基づくフィードバック位相に係る信号を出力するフィー
ドバック位相信号出力部と、補正駆動基準位相信号とフ
ィードバック位相信号とから補正駆動基準位相とフィー
ドバック位相との位相偏差を検出する位相偏差検出部
と、位相偏差検出部が検出した位相偏差に係る信号を出
力する位相偏差信号出力部と、前記補正駆動基準位相と
フィードバック位相との位相偏差に係る位相偏差信号お
よび前記フィードバック速度信号を基に前記駆動基準速
度信号を補正し、補正制御信号を生成する信号補正部を
備え、当該信号補正部から出力されるこの補正制御信号
により、モータードライバーを介して当該印刷ユニット
の駆動手段を制御するように構成されていることを特徴
としている。
めに、本発明の輪転機の同期制御装置は全体を制御する
マスター制御部を備え、複数の印刷ユニットと印刷され
た連続紙を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む折畳
みユニットとに、それぞれ独立して駆動する駆動手段が
設けられるとともに、各ユニットの駆動手段を制御する
制御部が設けられ、かつ少なくとも1つの印刷ユニット
が、その印刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の
紙通し経路を有し、かつこれら紙通し経路のいずれかに
紙通しして印刷稼動を行うようにした輪転機の同期制御
装置において、複数の紙通し経路を有する印刷ユニット
の制御部は、マスター制御部から駆動基準を受け取る駆
動基準受信部と、選択された紙通し経路における当該印
刷ユニットから折畳みユニット間の長さを、当該印刷ユ
ニットの印刷胴の外周面長で除した残余長さに比例する
位相補正値を出力する位相補正値出力部と、駆動基準受
信部で受信した駆動基準に基づく駆動基準速度に係る信
号を出力する駆動基準速度信号出力部と、駆動基準受信
部で受信した駆動基準に基づく駆動基準位相を前記位相
補正値で補正した補正駆動基準位相に係る信号を出力す
る補正駆動基準位相信号出力部と、当該印刷ユニットの
動作状況のフィードバック信号を受信するフィードバッ
ク信号受信部と、フィードバック信号受信部が受信した
フィードバック信号に基づくフィードバック速度に係る
信号を出力するフィードバック速度信号出力部と、フィ
ードバック信号受信部が受信したフィードバック信号に
基づくフィードバック位相に係る信号を出力するフィー
ドバック位相信号出力部と、補正駆動基準位相信号とフ
ィードバック位相信号とから補正駆動基準位相とフィー
ドバック位相との位相偏差を検出する位相偏差検出部
と、位相偏差検出部が検出した位相偏差に係る信号を出
力する位相偏差信号出力部と、前記補正駆動基準位相と
フィードバック位相との位相偏差に係る位相偏差信号お
よび前記フィードバック速度信号を基に前記駆動基準速
度信号を補正し、補正制御信号を生成する信号補正部を
備え、当該信号補正部から出力されるこの補正制御信号
により、モータードライバーを介して当該印刷ユニット
の駆動手段を制御するように構成されていることを特徴
としている。
【0014】そして、前記印刷ユニットは複数の被駆動
部を有し、各被駆動部ごとに駆動手段が設けられている
とともに、各被駆動部の駆動手段を制御する制御部が設
けられている。
部を有し、各被駆動部ごとに駆動手段が設けられている
とともに、各被駆動部の駆動手段を制御する制御部が設
けられている。
【0015】また、前記印刷ユニットの制御部は、マス
ター制御部に従属するスレーブ制御部であり、マスター
制御部が駆動基準速度と駆動基準位相を含む駆動基準を
送信可能に構成されており、前記マスター制御部とスレ
ーブ制御部とがそれぞれネットワークラインで接続され
ている。
ター制御部に従属するスレーブ制御部であり、マスター
制御部が駆動基準速度と駆動基準位相を含む駆動基準を
送信可能に構成されており、前記マスター制御部とスレ
ーブ制御部とがそれぞれネットワークラインで接続され
ている。
【0016】また、前記マスター制御部が、輪転機を稼
動操作するに要する情報などを入力する入力操作部、入
力操作部から入力された情報を処理して他の構成部を動
作させるとともに、スレーブ制御部との信号の送受信を
管理する処理部、印刷ユニットから折畳みユニットに至
る各紙通し経路の長さに関連して印刷ユニットの被駆動
部の位相を補正するための値を記憶する記憶部、駆動基
準位相と駆動基準速度とを設定する駆動基準設定部とを
有している。
動操作するに要する情報などを入力する入力操作部、入
力操作部から入力された情報を処理して他の構成部を動
作させるとともに、スレーブ制御部との信号の送受信を
管理する処理部、印刷ユニットから折畳みユニットに至
る各紙通し経路の長さに関連して印刷ユニットの被駆動
部の位相を補正するための値を記憶する記憶部、駆動基
準位相と駆動基準速度とを設定する駆動基準設定部とを
有している。
【0017】さらに、前記駆動基準設定部は、第1マス
ターパルス信号とこの第1マスターパルス信号の予め定
められた所定数の出力が完了するたびに第2マスターパ
ルス信号を出力するマスターパルス信号出力部と、第1
マスターパルス信号に基づいて駆動基準速度を設定する
速度設定部と、第1マスターパルス信号及び第2マスタ
ーパルス信号に基づいて駆動基準位相を設定する位相設
定部とを有している。
ターパルス信号とこの第1マスターパルス信号の予め定
められた所定数の出力が完了するたびに第2マスターパ
ルス信号を出力するマスターパルス信号出力部と、第1
マスターパルス信号に基づいて駆動基準速度を設定する
速度設定部と、第1マスターパルス信号及び第2マスタ
ーパルス信号に基づいて駆動基準位相を設定する位相設
定部とを有している。
【0018】そして、本発明の輪転機の同期制御方法は
全体を制御するマスター制御部を備え、複数の印刷ユニ
ットと印刷された連続紙を所定の印刷画像ごとに切断し
て折り畳む折畳みユニットとに、それぞれ独立して駆動
する駆動手段が設けられるとともに、各ユニットの駆動
手段を制御する制御部が設けられ、かつ少なくとも1つ
の印刷ユニットが、その印刷ユニットから折畳みユニッ
トに至る複数の紙通し経路を有し、かつこれら紙通し経
路のいずれかに紙通しして印刷稼動を行うようにした輪
転機の同期制御方法において、複数の紙通し経路を有す
る印刷ユニットの制御部の制御方法は、選択された紙通
し経路に対応させて、当該印刷ユニットから折畳みユニ
ットに至る選択された紙通し経路の長さを当該印刷ユニ
ットの印刷胴の外周面長で除した残余長さに比例する位
相補正値を確定し、マスター制御部から送られてきた駆
動基準に基づく駆動基準速度及び駆動基準位相を取得
し、当該駆動基準位相を当該位相補正値で補正した補正
駆動基準位相を求め、当該印刷ユニットについてのフィ
ードバック信号からフィードバック速度及びフィードバ
ック位相を取得し、前記補正駆動基準位相と当該フィー
ドバック位相との位相偏差を求め、前記駆動基準に基づ
く駆動基準速度を、当該補正駆動基準位相とフィードバ
ック位相との位相偏差及び前記フィードバック速度を基
にして補正して補正制御信号を生成し、この補正制御信
号で当該印刷ユニットの駆動を制御するようにしてい
る。
全体を制御するマスター制御部を備え、複数の印刷ユニ
ットと印刷された連続紙を所定の印刷画像ごとに切断し
て折り畳む折畳みユニットとに、それぞれ独立して駆動
する駆動手段が設けられるとともに、各ユニットの駆動
手段を制御する制御部が設けられ、かつ少なくとも1つ
の印刷ユニットが、その印刷ユニットから折畳みユニッ
トに至る複数の紙通し経路を有し、かつこれら紙通し経
路のいずれかに紙通しして印刷稼動を行うようにした輪
転機の同期制御方法において、複数の紙通し経路を有す
る印刷ユニットの制御部の制御方法は、選択された紙通
し経路に対応させて、当該印刷ユニットから折畳みユニ
ットに至る選択された紙通し経路の長さを当該印刷ユニ
ットの印刷胴の外周面長で除した残余長さに比例する位
相補正値を確定し、マスター制御部から送られてきた駆
動基準に基づく駆動基準速度及び駆動基準位相を取得
し、当該駆動基準位相を当該位相補正値で補正した補正
駆動基準位相を求め、当該印刷ユニットについてのフィ
ードバック信号からフィードバック速度及びフィードバ
ック位相を取得し、前記補正駆動基準位相と当該フィー
ドバック位相との位相偏差を求め、前記駆動基準に基づ
く駆動基準速度を、当該補正駆動基準位相とフィードバ
ック位相との位相偏差及び前記フィードバック速度を基
にして補正して補正制御信号を生成し、この補正制御信
号で当該印刷ユニットの駆動を制御するようにしてい
る。
【0019】複数の紙通し経路から選択した紙通し経路
に紙通しさた連続紙に印刷画像を印刷するときに、当該
印刷ユニットの被駆動部の回転位相を、選択された紙通
し経路の長さに合わせて補正し、その印刷ユニットを出
た連続紙が切断され折り畳まれる折畳みユニットの被駆
動部の基準回転位相と予め定めた関係で整合させ、かつ
回転速度を一致させるように制御する。したがって、複
数の紙通し経路のどの紙通し経路を使用した場合であっ
ても、印刷画像に対する折畳み装置による切断線の位置
ずれが生じない。
に紙通しさた連続紙に印刷画像を印刷するときに、当該
印刷ユニットの被駆動部の回転位相を、選択された紙通
し経路の長さに合わせて補正し、その印刷ユニットを出
た連続紙が切断され折り畳まれる折畳みユニットの被駆
動部の基準回転位相と予め定めた関係で整合させ、かつ
回転速度を一致させるように制御する。したがって、複
数の紙通し経路のどの紙通し経路を使用した場合であっ
ても、印刷画像に対する折畳み装置による切断線の位置
ずれが生じない。
【0020】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係る輪転機の同期
制御装置が用いられている輪転機の一実施例概略構成図
の一部分図、図4は本発明に係る輪転機の同期制御装置
が用いられている輪転機の一実施例概略構成図の一部分
図で、その左端が図3の右端と連結されて全体図となる
ものを示している。
制御装置が用いられている輪転機の一実施例概略構成図
の一部分図、図4は本発明に係る輪転機の同期制御装置
が用いられている輪転機の一実施例概略構成図の一部分
図で、その左端が図3の右端と連結されて全体図となる
ものを示している。
【0021】図3と図4とで全体の図が示されるものに
は、一実施例として、それぞれ4つの印刷部Pを有する
印刷ユニットCT1、CT4、それぞれ2つの印刷部P
を有する印刷ユニットCT2、CT3、CT5及び印刷
された連続紙を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む
折畳みユニットFDを備えた輪転機に、本発明に係る輪
転機の同期制御装置を実施した形態が示されている。
は、一実施例として、それぞれ4つの印刷部Pを有する
印刷ユニットCT1、CT4、それぞれ2つの印刷部P
を有する印刷ユニットCT2、CT3、CT5及び印刷
された連続紙を所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む
折畳みユニットFDを備えた輪転機に、本発明に係る輪
転機の同期制御装置を実施した形態が示されている。
【0022】各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、
CT4、CT5は、印刷ユニットCT1、CT2、CT
3、CT4、CT5からベイウインドー装置BWを経由
しなで折畳みユニットFDに至る紙通し経路SP1、S
P2、SP3、SP4、SP5の少なくとも1つと、ベ
イウインドー装置BWを経由しターンバーTB1、TB
2、TB3、TB4、TB5のいずれかから折畳みユニ
ットFDに至る紙通し経路SP1、SP2、SP3、S
P4、SP5のうちの少なくとも1つを有している。
CT4、CT5は、印刷ユニットCT1、CT2、CT
3、CT4、CT5からベイウインドー装置BWを経由
しなで折畳みユニットFDに至る紙通し経路SP1、S
P2、SP3、SP4、SP5の少なくとも1つと、ベ
イウインドー装置BWを経由しターンバーTB1、TB
2、TB3、TB4、TB5のいずれかから折畳みユニ
ットFDに至る紙通し経路SP1、SP2、SP3、S
P4、SP5のうちの少なくとも1つを有している。
【0023】印刷ユニットCT1、CT2、CT3、C
T4、CT5の各印刷部Pは、印刷ユニットCT1の3
段目と4段目の印刷部P及び印刷ユニットCT2の2段
目の印刷部Pがブランケット胴BC、版胴PCの印刷カ
ップル及び圧胴PPからなる印刷部Pであるほかは、ブ
ランケット胴BCと版胴PCの印刷カップルが2組ずつ
設けられている。
T4、CT5の各印刷部Pは、印刷ユニットCT1の3
段目と4段目の印刷部P及び印刷ユニットCT2の2段
目の印刷部Pがブランケット胴BC、版胴PCの印刷カ
ップル及び圧胴PPからなる印刷部Pであるほかは、ブ
ランケット胴BCと版胴PCの印刷カップルが2組ずつ
設けられている。
【0024】各印刷カップルは版胴PCが伝動手段GT
を介して、またブランケット胴BCが版胴PC及び版胴
PCとブランケット胴BCの両胴間に設けられた図示さ
れていない伝動手段を介して、駆動手段Mによって駆動
されるようになっている。圧胴PPは、ブランケット胴
BCからブランケット胴BCと圧胴PPの両胴間に設け
られた図示されていない伝動手段を介して駆動されるよ
うになっている。
を介して、またブランケット胴BCが版胴PC及び版胴
PCとブランケット胴BCの両胴間に設けられた図示さ
れていない伝動手段を介して、駆動手段Mによって駆動
されるようになっている。圧胴PPは、ブランケット胴
BCからブランケット胴BCと圧胴PPの両胴間に設け
られた図示されていない伝動手段を介して駆動されるよ
うになっている。
【0025】すなわち、各印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5は、それぞれが独立した駆
動手段Mで駆動されるようになっている。また、折畳み
ユニットFDは折胴FCが伝動手段GTを介して、また
他の胴は折胴FCと他の胴との間に設けられた図示され
ていない伝動手段を介して、駆動手段Mによって駆動さ
れるようになっている。なお、駆動手段Mと版胴PC又
は折胴FCの間に介在する伝動手段GTを除き、駆動手
段Mの出力軸が直接版胴PC又は折胴FCを駆動する構
成であってもよい。
2、CT3、CT4、CT5は、それぞれが独立した駆
動手段Mで駆動されるようになっている。また、折畳み
ユニットFDは折胴FCが伝動手段GTを介して、また
他の胴は折胴FCと他の胴との間に設けられた図示され
ていない伝動手段を介して、駆動手段Mによって駆動さ
れるようになっている。なお、駆動手段Mと版胴PC又
は折胴FCの間に介在する伝動手段GTを除き、駆動手
段Mの出力軸が直接版胴PC又は折胴FCを駆動する構
成であってもよい。
【0026】前記駆動手段Mには、各駆動手段Mに対応
する♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯3
4、♯41〜♯48、♯51〜♯54、♯99のスレー
ブ制御部3及び1回転ごとにZ相パルス信号を出力する
Z相付きロータリーエンコーダー(以下「エンコーダ
ー」と称する)6が設けられており、スレーブ制御部3
は、図1で説明するスレーブネットワーク接続部31を
介して、ネットワークライン5に接続されている(♯1
5〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯34、♯41
〜♯48、♯51〜♯52、♯99のスレーブ制御部3
とネットワークライン5との接続態様は、♯11〜♯1
4、♯53〜♯54のスレーブ制御部3と同様なので図
示を省略した)。またこのネットワークライン5には、
マスター制御部1が接続されている。なお、当該マスタ
ー制御部1に替え、マスター制御部が複数設けられ、そ
れぞれが後に説明するマスター制御部の機能を有すると
ともに、マスター制御部を選択的に切り替えて使用でき
る構成であってもよい。
する♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯3
4、♯41〜♯48、♯51〜♯54、♯99のスレー
ブ制御部3及び1回転ごとにZ相パルス信号を出力する
Z相付きロータリーエンコーダー(以下「エンコーダ
ー」と称する)6が設けられており、スレーブ制御部3
は、図1で説明するスレーブネットワーク接続部31を
介して、ネットワークライン5に接続されている(♯1
5〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯34、♯41
〜♯48、♯51〜♯52、♯99のスレーブ制御部3
とネットワークライン5との接続態様は、♯11〜♯1
4、♯53〜♯54のスレーブ制御部3と同様なので図
示を省略した)。またこのネットワークライン5には、
マスター制御部1が接続されている。なお、当該マスタ
ー制御部1に替え、マスター制御部が複数設けられ、そ
れぞれが後に説明するマスター制御部の機能を有すると
ともに、マスター制御部を選択的に切り替えて使用でき
る構成であってもよい。
【0027】ネットワークライン5はループ状に形成さ
れ、何らかのトラブルによってその一方が不通となった
場合でもその他方により、マスター制御部1と♯11〜
♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯34、♯41〜♯
48、♯51〜♯54、♯99のスレーブ制御部3との
信号伝達が可能であるように構成されている。
れ、何らかのトラブルによってその一方が不通となった
場合でもその他方により、マスター制御部1と♯11〜
♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯34、♯41〜♯
48、♯51〜♯54、♯99のスレーブ制御部3との
信号伝達が可能であるように構成されている。
【0028】図2はマスター制御部の一実施例構成図を
示している。
示している。
【0029】同図において、マスター制御部1は、入力
操作部11、駆動基準設定部13、処理部12、マスタ
ーネットワーク接続部17、記憶部18を備えている。
操作部11、駆動基準設定部13、処理部12、マスタ
ーネットワーク接続部17、記憶部18を備えている。
【0030】入力操作部11は、複数の紙通し経路を有
する印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、C
T5の各紙通し経路における当該印刷ユニットCT1、
CT2、CT3、CT4、CT5と折畳みユニットFD
との間の長さ、すなわち各紙通し経路長さ値を記憶部1
8に入力可能であり、かつ印刷稼動で使用する印刷ユニ
ットを印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、
CT5から指定するなどのセット編成情報を入力する初
期操作が可能であるとともに、起動、増減速、停止など
の稼動信号を入力する稼動操作ができるようになってい
る。
する印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、C
T5の各紙通し経路における当該印刷ユニットCT1、
CT2、CT3、CT4、CT5と折畳みユニットFD
との間の長さ、すなわち各紙通し経路長さ値を記憶部1
8に入力可能であり、かつ印刷稼動で使用する印刷ユニ
ットを印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、
CT5から指定するなどのセット編成情報を入力する初
期操作が可能であるとともに、起動、増減速、停止など
の稼動信号を入力する稼動操作ができるようになってい
る。
【0031】記憶部18は、入力操作部11から入力さ
れた各紙通し経路の長さ値及びこの長さ値に関連して印
刷ユニットの被駆動部の位相を補正するための位相補正
値を記憶し、駆動基準設定部13は、駆動手段Mに対し
制御すべき駆動基準値を設定するようになっている。
れた各紙通し経路の長さ値及びこの長さ値に関連して印
刷ユニットの被駆動部の位相を補正するための位相補正
値を記憶し、駆動基準設定部13は、駆動手段Mに対し
制御すべき駆動基準値を設定するようになっている。
【0032】処理部12は、入力操作部11によって入
力されたセット編成情報に基づいて、輪転機のセットを
編成して管理範囲指定電文及び他の電文を作成するとと
もに、編成したセットを同期制御が可能であるように前
記入力操作部11からの稼動操作や、この操作に基づく
駆動基準設定を可能にしている。また、各紙通し経路ご
とに、記憶部18から紙通し経路の長さ値を読み出し、
各印刷ユニットの印刷胴、この実施例では版胴PCの回
転位相を折畳みユニットの折胴FCの回転位相と予め定
めた関係で整合するように補正するための位相補正値を
演算し、記憶部18に記憶させ、かつこの位相補正値を
読み出すなどの処理を行う。
力されたセット編成情報に基づいて、輪転機のセットを
編成して管理範囲指定電文及び他の電文を作成するとと
もに、編成したセットを同期制御が可能であるように前
記入力操作部11からの稼動操作や、この操作に基づく
駆動基準設定を可能にしている。また、各紙通し経路ご
とに、記憶部18から紙通し経路の長さ値を読み出し、
各印刷ユニットの印刷胴、この実施例では版胴PCの回
転位相を折畳みユニットの折胴FCの回転位相と予め定
めた関係で整合するように補正するための位相補正値を
演算し、記憶部18に記憶させ、かつこの位相補正値を
読み出すなどの処理を行う。
【0033】マスターネットワーク接続部17は、処理
部12が作成した管理範囲指定電文をネットワークライ
ン5に送信するとともに、処理部12が記憶部18から
読み出した位相補正値、駆動基準設定部13が設定した
駆動基準値などに係る制御電文をネットワークライン5
に送信し、かつスレーブ制御部3がネットワークライン
5を介して送信されてくる応答情報の応答電文を受信す
るようになっている。
部12が作成した管理範囲指定電文をネットワークライ
ン5に送信するとともに、処理部12が記憶部18から
読み出した位相補正値、駆動基準設定部13が設定した
駆動基準値などに係る制御電文をネットワークライン5
に送信し、かつスレーブ制御部3がネットワークライン
5を介して送信されてくる応答情報の応答電文を受信す
るようになっている。
【0034】また前記駆動基準設定部13は、マスター
パルス信号出力部14、速度設定部15、位相設定部1
6を有している。
パルス信号出力部14、速度設定部15、位相設定部1
6を有している。
【0035】マスターパルス信号出力部14は、入力操
作部11によって入力された起動、増減速、停止などの
稼動信号に基づいて処理部12が設定した速度値に比例
する第1マスターパルス信号を出力し、かつ第1マスタ
ーパルス信号が予め定められた所定数だけ出力されるた
びに第2マスターパルス信号を出力する。この第1マス
ターパルス信号及び第2マスターパルス信号は、印刷ユ
ニットが設定された速度で稼動させられるときに、各駆
動手段Mに対応して設けられたエンコーダー6が出力す
るパルス信号及びこのエンコーダー6が出力するZ相パ
ルス信号に等しい周波数の信号である。
作部11によって入力された起動、増減速、停止などの
稼動信号に基づいて処理部12が設定した速度値に比例
する第1マスターパルス信号を出力し、かつ第1マスタ
ーパルス信号が予め定められた所定数だけ出力されるた
びに第2マスターパルス信号を出力する。この第1マス
ターパルス信号及び第2マスターパルス信号は、印刷ユ
ニットが設定された速度で稼動させられるときに、各駆
動手段Mに対応して設けられたエンコーダー6が出力す
るパルス信号及びこのエンコーダー6が出力するZ相パ
ルス信号に等しい周波数の信号である。
【0036】速度設定部15はマスターパルス信号出力
部14が出力する第1マスターパルス信号に基づいて、
駆動手段Mの駆動基準速度を設定するようになってい
る。
部14が出力する第1マスターパルス信号に基づいて、
駆動手段Mの駆動基準速度を設定するようになってい
る。
【0037】位相設定部16はマスターパルス信号出力
部14が出力する第1マスターパルス信号及び第2マス
ターパルス信号に基づいて、駆動手段Mによって駆動さ
れる印刷胴の駆動基準位相を設定するようになってい
る。
部14が出力する第1マスターパルス信号及び第2マス
ターパルス信号に基づいて、駆動手段Mによって駆動さ
れる印刷胴の駆動基準位相を設定するようになってい
る。
【0038】なお、マスター制御部1を、セット編成情
報を入力する初期操作及び起動、増減速、停止などの稼
動信号を入力する稼動操作が可能な入力操作部、稼動信
号に基づいて速度値を設定する処理部、速度値に比例す
る第1マスターパルスを出力し、第1マスターパルス信
号が予め定められた所定数だけ出力されるたびに第2マ
スターパルス信号を出力するマスターパルス信号出力部
から構成し、他の構成要素を後に説明するスレーブ制御
部に含めた構成にしてもよい。この構成においてはセッ
ト編成情報は入力操作部からセットに含まれる各スレー
ブ制御部へ直接入力するようにしてもよい。また当該マ
スター制御部1は、さらにその構成を簡略化し、各ユニ
ット及びそのスレーブ制御部に同期用クロック(駆動基
準)を送出する発振器などを備えた簡単な構成であって
もよく、要は、後に説明する様に、各印刷ユニット等が
各スレーブ制御部で同期制御されるに足る信号を送れる
程度であってもよい。
報を入力する初期操作及び起動、増減速、停止などの稼
動信号を入力する稼動操作が可能な入力操作部、稼動信
号に基づいて速度値を設定する処理部、速度値に比例す
る第1マスターパルスを出力し、第1マスターパルス信
号が予め定められた所定数だけ出力されるたびに第2マ
スターパルス信号を出力するマスターパルス信号出力部
から構成し、他の構成要素を後に説明するスレーブ制御
部に含めた構成にしてもよい。この構成においてはセッ
ト編成情報は入力操作部からセットに含まれる各スレー
ブ制御部へ直接入力するようにしてもよい。また当該マ
スター制御部1は、さらにその構成を簡略化し、各ユニ
ット及びそのスレーブ制御部に同期用クロック(駆動基
準)を送出する発振器などを備えた簡単な構成であって
もよく、要は、後に説明する様に、各印刷ユニット等が
各スレーブ制御部で同期制御されるに足る信号を送れる
程度であってもよい。
【0039】図1はスレーブ制御部の一実施例構成図を
示している。
示している。
【0040】同図において、スレーブ制御部3は、駆動
基準受信部を兼ねるスレーブネットワーク接続部31、
位相補正値出力部42、駆動基準速度信号出力部32、
補正駆動基準位相信号出力部33、フィードバック信号
受信部38、フィードバック速度信号出力部39、フィ
ードバック位相信号出力部37、位相偏差検出部34、
位相偏差信号出力部35、第1速度信号補正部36、第
2速度信号補正部40、モータードライバー41を有し
ている。
基準受信部を兼ねるスレーブネットワーク接続部31、
位相補正値出力部42、駆動基準速度信号出力部32、
補正駆動基準位相信号出力部33、フィードバック信号
受信部38、フィードバック速度信号出力部39、フィ
ードバック位相信号出力部37、位相偏差検出部34、
位相偏差信号出力部35、第1速度信号補正部36、第
2速度信号補正部40、モータードライバー41を有し
ている。
【0041】スレーブネットワーク接続部31は、イン
ターフェースを含むマイクロコンピューターであり、マ
スター制御部1が送信したセット編成情報からなる管理
範囲指定電文及び駆動基準速度と駆動基準位相である駆
動基準、印刷胴の回転位相を補正するための位相補正値
などの制御電文をネットワークライン5を介して受信す
るとともに、必要に応じてマスター制御部1からの電文
を受領したことを知らせる応答電文をネットワークライ
ン5を介してマスター制御部1に送信する。
ターフェースを含むマイクロコンピューターであり、マ
スター制御部1が送信したセット編成情報からなる管理
範囲指定電文及び駆動基準速度と駆動基準位相である駆
動基準、印刷胴の回転位相を補正するための位相補正値
などの制御電文をネットワークライン5を介して受信す
るとともに、必要に応じてマスター制御部1からの電文
を受領したことを知らせる応答電文をネットワークライ
ン5を介してマスター制御部1に送信する。
【0042】位相補正値出力部42は、スレーブネット
ワーク接続部31が受信した制御電文の位相補正値を登
録するとともに、これを補正駆動基準位相信号出力部3
3に出力する。
ワーク接続部31が受信した制御電文の位相補正値を登
録するとともに、これを補正駆動基準位相信号出力部3
3に出力する。
【0043】駆動基準速度信号出力部32は、制御電文
の駆動基準速度を、前記入力操作部11によって入力さ
れ前記処理部12が設定した速度値に比例するアナログ
信号の駆動基準速度信号に変換して出力する。
の駆動基準速度を、前記入力操作部11によって入力さ
れ前記処理部12が設定した速度値に比例するアナログ
信号の駆動基準速度信号に変換して出力する。
【0044】補正駆動基準位相信号出力部33は、制御
電文の駆動基準位相が入力され、当該駆動基準位相が入
力されるたびに、位相補正値出力部42に登録されてい
る位相補正値が入力されるようになっている。そしてこ
の位相補正値により、当該駆動基準位相を、現在のそれ
ぞれの紙通し経路において印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5によって印刷された各印刷
画像が折畳みユニットFDによる切断位置と正しい関係
になる各印刷胴の回転位相である補正駆動基準位相に補
正し、これを適宜の信号で出力する。
電文の駆動基準位相が入力され、当該駆動基準位相が入
力されるたびに、位相補正値出力部42に登録されてい
る位相補正値が入力されるようになっている。そしてこ
の位相補正値により、当該駆動基準位相を、現在のそれ
ぞれの紙通し経路において印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5によって印刷された各印刷
画像が折畳みユニットFDによる切断位置と正しい関係
になる各印刷胴の回転位相である補正駆動基準位相に補
正し、これを適宜の信号で出力する。
【0045】フィードバック信号受信部38は、前記駆
動手段Mに対応するエンコーダー6が出力するパルス信
号及びZ相パルス信号を入力されるようになっている。
フィードバック速度信号出力部39は、駆動手段Mの回
転速度に比例する値をエンコーダー6の出力するパルス
信号基づいて演算し、さらに駆動手段Mの回転速度に比
例するアナログ信号である駆動速度信号に変換して出力
する。フィードバック位相信号出力部37は、エンコー
ダー6の出力するパルス信号から駆動部(例えば版胴P
Cである印刷胴)の回転位相を検出しこれを適宜の信号
で出力する。
動手段Mに対応するエンコーダー6が出力するパルス信
号及びZ相パルス信号を入力されるようになっている。
フィードバック速度信号出力部39は、駆動手段Mの回
転速度に比例する値をエンコーダー6の出力するパルス
信号基づいて演算し、さらに駆動手段Mの回転速度に比
例するアナログ信号である駆動速度信号に変換して出力
する。フィードバック位相信号出力部37は、エンコー
ダー6の出力するパルス信号から駆動部(例えば版胴P
Cである印刷胴)の回転位相を検出しこれを適宜の信号
で出力する。
【0046】位相偏差検出部34は、補正駆動基準位相
信号出力部33が出力する補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号出力部37が出力する印刷胴の位相
信号とから、印刷胴の位相の補正駆動基準位相に対する
偏差を検出する。
信号出力部33が出力する補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号出力部37が出力する印刷胴の位相
信号とから、印刷胴の位相の補正駆動基準位相に対する
偏差を検出する。
【0047】位相偏差信号出力部35は比例積分アンプ
であり、位相偏差検出部34が検出した偏差をアナログ
信号の位相偏差信号に変換して出力する。
であり、位相偏差検出部34が検出した偏差をアナログ
信号の位相偏差信号に変換して出力する。
【0048】第1速度信号補正部36は、駆動基準速度
信号出力部32が出力する駆動基準速度信号を、位相偏
差信号出力部35が出力する位相偏差信号によって補正
する。第2速度信号補正部40は、第1速度信号補正部
36で補正された第1補正速度信号を、フィードバック
速度信号出力部39が出力する駆動手段Mの駆動速度信
号によって補正する。
信号出力部32が出力する駆動基準速度信号を、位相偏
差信号出力部35が出力する位相偏差信号によって補正
する。第2速度信号補正部40は、第1速度信号補正部
36で補正された第1補正速度信号を、フィードバック
速度信号出力部39が出力する駆動手段Mの駆動速度信
号によって補正する。
【0049】モータードライバー41は、第2速度信号
補正部40によって補正された第2補正速度信号に基づ
いて、駆動手段Mに駆動電力を供給する。
補正部40によって補正された第2補正速度信号に基づ
いて、駆動手段Mに駆動電力を供給する。
【0050】また、各印刷ユニットCT1、CT2、C
T3、CT4、CT5では、当該印刷ユニットCT1、
CT2、CT3、CT4、CT5の各印刷部P・・・が
駆動基準にしたがって駆動したときに、各印刷部P・・
・の印刷画像が正しく重なり合うように、各印刷部Pの
印刷胴(例えば版胴PC)相互の回転位相が予め定めら
れている。
T3、CT4、CT5では、当該印刷ユニットCT1、
CT2、CT3、CT4、CT5の各印刷部P・・・が
駆動基準にしたがって駆動したときに、各印刷部P・・
・の印刷画像が正しく重なり合うように、各印刷部Pの
印刷胴(例えば版胴PC)相互の回転位相が予め定めら
れている。
【0051】次に本発明に係る輪転機の同期制御装置の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0052】輪転機の印刷稼動に先立ち、マスター制御
部1の入力操作部11から、各印刷ユニットCT1、C
T2、CT3、CT4、CT5ごとの紙通し経路につい
て、各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、
CT5の最下流印刷作用位置A1、A2、A3、A4、
A5(図3、図4参照)から折畳みユニットFDの切断
作用位置Bまでの長さ、すなわち印刷ユニットと折畳み
ユニット間の各紙通し経路の長さL・・・を入力し、記
憶部18に記憶させる。
部1の入力操作部11から、各印刷ユニットCT1、C
T2、CT3、CT4、CT5ごとの紙通し経路につい
て、各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、
CT5の最下流印刷作用位置A1、A2、A3、A4、
A5(図3、図4参照)から折畳みユニットFDの切断
作用位置Bまでの長さ、すなわち印刷ユニットと折畳み
ユニット間の各紙通し経路の長さL・・・を入力し、記
憶部18に記憶させる。
【0053】また、処理部12は、前記印刷ユニットと
折畳みユニット間の各紙通し経路の長さL・・・が入力
されると、これに基づいて各紙通し経路ごとに、印刷ユ
ニットによって印刷された印刷画像と折畳みユニットに
よる連続紙の切断位置が正しい関係になるように、印刷
作用位置における印刷胴の駆動基準位相を折畳みユニッ
トの切断作用位置における折胴の駆動基準位相に対して
補正する補正値を、 Xn=K×M0×{Ln/L0−FIX(Ln/L
0)} ここで、Kは後に説明する駆動手段Mに駆動される被駆
動部とエンコーダー6の回転数の比率で予め定められて
いる所定数 M0はエンコーダー6が1回転する間に出力するパルス
数 Lnは印刷ユニットと折畳みユニット間の紙通し経路の
長さ(AnからBまでの長さ) L0はブランケット胴の外周面長 FIX(Ln/L0)はLn/L0の整数部分の値 により、駆動手段Mの回転によって出力されるエンコー
ダー6の出力パルス数に換算して求める。処理部12に
よって求められた値Xnは、記憶部18に入力された位
相補正値として記憶される。
折畳みユニット間の各紙通し経路の長さL・・・が入力
されると、これに基づいて各紙通し経路ごとに、印刷ユ
ニットによって印刷された印刷画像と折畳みユニットに
よる連続紙の切断位置が正しい関係になるように、印刷
作用位置における印刷胴の駆動基準位相を折畳みユニッ
トの切断作用位置における折胴の駆動基準位相に対して
補正する補正値を、 Xn=K×M0×{Ln/L0−FIX(Ln/L
0)} ここで、Kは後に説明する駆動手段Mに駆動される被駆
動部とエンコーダー6の回転数の比率で予め定められて
いる所定数 M0はエンコーダー6が1回転する間に出力するパルス
数 Lnは印刷ユニットと折畳みユニット間の紙通し経路の
長さ(AnからBまでの長さ) L0はブランケット胴の外周面長 FIX(Ln/L0)はLn/L0の整数部分の値 により、駆動手段Mの回転によって出力されるエンコー
ダー6の出力パルス数に換算して求める。処理部12に
よって求められた値Xnは、記憶部18に入力された位
相補正値として記憶される。
【0054】次に当該印刷稼動でマスター制御部1が同
期制御させるべき印刷ユニット及び折畳みユニットを指
定するとともに当該印刷稼動で使用する紙通し経路を指
定するセット編成情報を、マスター制御部1の入力操作
部11から入力する。
期制御させるべき印刷ユニット及び折畳みユニットを指
定するとともに当該印刷稼動で使用する紙通し経路を指
定するセット編成情報を、マスター制御部1の入力操作
部11から入力する。
【0055】例えば、図3と図4とで全体が示されてい
るその一実施例では、印刷ユニットCT1、CT2、C
T3、CT4、CT5及び折畳みユニットFDを指定す
るとともに、印刷ユニットCT1の4つの印刷部Pを通
った連続紙W1は紙通し経路SP5に、印刷ユニットC
T2の2つの印刷部Pを通った連続紙W2は紙通し経路
SP1に、印刷ユニットCT3の2つの印刷部Pを通っ
た連続紙W3は紙通し経路SP2に、印刷ユニットCT
4の4つの印刷部Pを通った連続紙W4は紙通し経路B
P3に、印刷ユニットCT5の2つの印刷部Pを通った
連続紙W5は紙通し経路BP2に紙通しし、マスター制
御部1で同期制御するとのセット編成情報をマスター制
御部1に入力する。なお、この紙通しによれば、折畳み
ユニットFDに導入されるときの連続紙の重なりは、下
からW4、W3、W5、W2、W1となる。
るその一実施例では、印刷ユニットCT1、CT2、C
T3、CT4、CT5及び折畳みユニットFDを指定す
るとともに、印刷ユニットCT1の4つの印刷部Pを通
った連続紙W1は紙通し経路SP5に、印刷ユニットC
T2の2つの印刷部Pを通った連続紙W2は紙通し経路
SP1に、印刷ユニットCT3の2つの印刷部Pを通っ
た連続紙W3は紙通し経路SP2に、印刷ユニットCT
4の4つの印刷部Pを通った連続紙W4は紙通し経路B
P3に、印刷ユニットCT5の2つの印刷部Pを通った
連続紙W5は紙通し経路BP2に紙通しし、マスター制
御部1で同期制御するとのセット編成情報をマスター制
御部1に入力する。なお、この紙通しによれば、折畳み
ユニットFDに導入されるときの連続紙の重なりは、下
からW4、W3、W5、W2、W1となる。
【0056】この入力により、マスター制御部1の処理
部12は、アスキーコードからなる管理範囲指定電文を
マスターネットワーク接続部17及びネットワークライ
ン5を介して♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31
〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯99
の各スレーブ制御部3に送信する。
部12は、アスキーコードからなる管理範囲指定電文を
マスターネットワーク接続部17及びネットワークライ
ン5を介して♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31
〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯99
の各スレーブ制御部3に送信する。
【0057】管理範囲指定電文は、例えば図6に示され
るように、電文のスタートコード「STX」と電文の最
終コード「ETX」との間に、この電文が管理範囲を指
定するものであることを示す「F」、マスター制御部1
を示す「MC1」及び管理範囲となる印刷カップルそれ
ぞれの♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯3
4、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯99のスレ
ーブ制御部3のノード番号を示す「CS11」乃至「C
S54」及び「CS99」が挿入されてテキスト文とさ
れ、当該テキスト文に続けてブロックチェック「BC
C」を付して構成されている。
るように、電文のスタートコード「STX」と電文の最
終コード「ETX」との間に、この電文が管理範囲を指
定するものであることを示す「F」、マスター制御部1
を示す「MC1」及び管理範囲となる印刷カップルそれ
ぞれの♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯31〜♯3
4、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯99のスレ
ーブ制御部3のノード番号を示す「CS11」乃至「C
S54」及び「CS99」が挿入されてテキスト文とさ
れ、当該テキスト文に続けてブロックチェック「BC
C」を付して構成されている。
【0058】管理範囲指定電文を受信した各スレーブ制
御部3は、それぞれのスレーブネットワーク接続部31
がネットワークライン5を介してマスター制御部1に対
して、管理範囲指定電文を受信したことを知らせる応答
電文を返信する。応答電文は、応答電文であることを示
す「ACK」及び応答したスレーブ制御部3を示す自己
のノード番号から構成されている。
御部3は、それぞれのスレーブネットワーク接続部31
がネットワークライン5を介してマスター制御部1に対
して、管理範囲指定電文を受信したことを知らせる応答
電文を返信する。応答電文は、応答電文であることを示
す「ACK」及び応答したスレーブ制御部3を示す自己
のノード番号から構成されている。
【0059】次に前記処理部12は、入力された各印刷
ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、CT5ごと
の紙通し経路について前述の位相補正値を記憶部18か
ら読み出し、読み出した値をアスキーコードからなる制
御電文とし、マスターネットワーク接続部17及びネッ
トワークライン5を介して各印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5の♯11〜♯16、♯21
〜♯23、♯31〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜
♯54の各スレーブ制御部3に送信する。この制御電文
は、送信先のスレーブ制御部3からの応答電文を受信し
ながら、順次各スレーブ制御部3に対して行われる。
ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、CT5ごと
の紙通し経路について前述の位相補正値を記憶部18か
ら読み出し、読み出した値をアスキーコードからなる制
御電文とし、マスターネットワーク接続部17及びネッ
トワークライン5を介して各印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5の♯11〜♯16、♯21
〜♯23、♯31〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜
♯54の各スレーブ制御部3に送信する。この制御電文
は、送信先のスレーブ制御部3からの応答電文を受信し
ながら、順次各スレーブ制御部3に対して行われる。
【0060】すなわち、例えば、図7に示されているよ
うに、この制御電文は、電文のスタートコード「ST
X」と電文の最終コード「ETX」との間に、この電文
が位相補正値であることを示す「G」、マスター制御部
1を示す「MC1」、送信先を示す「CS11」〜「C
S16」、「CS21」〜「CS23」、「CS31」
〜「CS34」、「CS41」〜「CS48」及び「C
S51」〜「CS54」のいずれか、位相補正値を示す
「V4」「V3」「V2」「V1」が挿入されてテキス
ト文とされ、当該テキスト文に続けてブロックチェック
「BCC」を付して構成されている。ここで「V4」乃
至「V1」はアスキーコードの「0」から「9」及び
「A」から「F」を使用し、例示の電文では位相補正値
は、例えば4バイトからなる。また、「CS11」〜
「CS16」へは同じ補正値X1が送信され、「CS2
1」〜「CS23」へは同じ補正値X2が送信され、
「CS31」〜「CS34」へは同じ補正値X3が送信
され、「CS41」〜「CS48」へは同じ補正値X4
が送信され、「CS51」〜「CS54」へは同じ補正
値X5が送信される。そして各位相補正値X1、X2、
X3、X4、X5は、通常の場合それぞれ相違する。
うに、この制御電文は、電文のスタートコード「ST
X」と電文の最終コード「ETX」との間に、この電文
が位相補正値であることを示す「G」、マスター制御部
1を示す「MC1」、送信先を示す「CS11」〜「C
S16」、「CS21」〜「CS23」、「CS31」
〜「CS34」、「CS41」〜「CS48」及び「C
S51」〜「CS54」のいずれか、位相補正値を示す
「V4」「V3」「V2」「V1」が挿入されてテキス
ト文とされ、当該テキスト文に続けてブロックチェック
「BCC」を付して構成されている。ここで「V4」乃
至「V1」はアスキーコードの「0」から「9」及び
「A」から「F」を使用し、例示の電文では位相補正値
は、例えば4バイトからなる。また、「CS11」〜
「CS16」へは同じ補正値X1が送信され、「CS2
1」〜「CS23」へは同じ補正値X2が送信され、
「CS31」〜「CS34」へは同じ補正値X3が送信
され、「CS41」〜「CS48」へは同じ補正値X4
が送信され、「CS51」〜「CS54」へは同じ補正
値X5が送信される。そして各位相補正値X1、X2、
X3、X4、X5は、通常の場合それぞれ相違する。
【0061】位相補正値の制御電文を送信された各スレ
ーブ制御部3は、それぞれのスレーブネットワーク接続
部31がネットワークライン5を介して、マスター制御
部1に対して、位相補正値からなる制御電文を受領した
ことを知らせる応答電文を返送する。応答電文は応答電
文であることを示す「ACK」及び応答したスレーブ制
御部を示す自己のノード番号から構成されている。そし
てこの制御電文と応答電文の送受が各スレーブ制御部3
ごとに順次行われる。
ーブ制御部3は、それぞれのスレーブネットワーク接続
部31がネットワークライン5を介して、マスター制御
部1に対して、位相補正値からなる制御電文を受領した
ことを知らせる応答電文を返送する。応答電文は応答電
文であることを示す「ACK」及び応答したスレーブ制
御部を示す自己のノード番号から構成されている。そし
てこの制御電文と応答電文の送受が各スレーブ制御部3
ごとに順次行われる。
【0062】スレーブ制御部3に送信された位相補正値
は、スレーブネットワーク接続部31から位相補正値出
力部42に登録される。
は、スレーブネットワーク接続部31から位相補正値出
力部42に登録される。
【0063】以上の設定が済んだ後、セット編成された
輪転機の、マスター制御部1による同期制御稼動が可能
となる。
輪転機の、マスター制御部1による同期制御稼動が可能
となる。
【0064】同期制御稼動は、まず、マスター制御部1
の入力操作部11が稼動信号入力可能状態に切り替えら
れ、入力操作部11から起動、増減速、停止などの稼動
信号が入力されることによって行われる。
の入力操作部11が稼動信号入力可能状態に切り替えら
れ、入力操作部11から起動、増減速、停止などの稼動
信号が入力されることによって行われる。
【0065】稼動信号が入力されると、処理部12は入
力された稼動信号に相応する速度値を駆動基準設定部1
3のマスターパルス信号出力部14に設定する。これに
より、マスターパルス信号出力部14は、設定された速
度に相応する第1マスターパルス信号を出力するととも
に、第1マスターパルス信号の所定数出力ごとに第2マ
スターパルス信号を出力する。この第1マスターパルス
信号及び第2マスターパルス信号は、輪転機が設定され
た速度で稼動させられるときに、各駆動手段Mに対応し
て設けられたエンコーダー6が出力するパルス信号及び
このエンコーダー6が出力するZ相パルス信号に等しい
周波数の信号である。
力された稼動信号に相応する速度値を駆動基準設定部1
3のマスターパルス信号出力部14に設定する。これに
より、マスターパルス信号出力部14は、設定された速
度に相応する第1マスターパルス信号を出力するととも
に、第1マスターパルス信号の所定数出力ごとに第2マ
スターパルス信号を出力する。この第1マスターパルス
信号及び第2マスターパルス信号は、輪転機が設定され
た速度で稼動させられるときに、各駆動手段Mに対応し
て設けられたエンコーダー6が出力するパルス信号及び
このエンコーダー6が出力するZ相パルス信号に等しい
周波数の信号である。
【0066】マスターパルス信号出力部14が前記の信
号出力を開始すると、駆動基準設定部13の速度設定部
15と位相設定部16は、マスターパルス信号出力部1
4が出力するパルス出力を積算する。すなわち、速度設
定部15は前記第1マスターパルス信号を積算するとと
もに、第2マスターパルス信号でクリアーされる。位相
設定部16は前記第1マスターパルス信号と第2マスタ
ーパルス信号を積算するとともに、当該第1マスターパ
ルス信号の積算値は第2マスターパルス信号でクリアー
され、第2マスターパルス信号の積算値はその積算値が
所定数になるたびにクリアーされる。
号出力を開始すると、駆動基準設定部13の速度設定部
15と位相設定部16は、マスターパルス信号出力部1
4が出力するパルス出力を積算する。すなわち、速度設
定部15は前記第1マスターパルス信号を積算するとと
もに、第2マスターパルス信号でクリアーされる。位相
設定部16は前記第1マスターパルス信号と第2マスタ
ーパルス信号を積算するとともに、当該第1マスターパ
ルス信号の積算値は第2マスターパルス信号でクリアー
され、第2マスターパルス信号の積算値はその積算値が
所定数になるたびにクリアーされる。
【0067】第2マスターパルス信号の積算値がクリア
ーされる所定数は、被駆動部の回転数とエンコーダー6
の回転数の比率に基づいて予め定められており、例えば
被駆動部が1回転する間にエンコーダー6が4回転する
ときは前記所定数は「4」であり、被駆動部が1回転す
る間にエンコーダー6も1回転するときは前記所定数は
「1」である。すなわち、後者の場合には、位相設定部
16は必ずしも第2マスターパルス信号の計数をしなく
てもよい。
ーされる所定数は、被駆動部の回転数とエンコーダー6
の回転数の比率に基づいて予め定められており、例えば
被駆動部が1回転する間にエンコーダー6が4回転する
ときは前記所定数は「4」であり、被駆動部が1回転す
る間にエンコーダー6も1回転するときは前記所定数は
「1」である。すなわち、後者の場合には、位相設定部
16は必ずしも第2マスターパルス信号の計数をしなく
てもよい。
【0068】前記速度設定部15と位相設定部16の積
算値は、予め定められた所定時間ごとに、例えば100
マイクロ秒ごとに、制御電文としてマスターネットワー
ク接続部17からネットワークライン5を介して管理範
囲となっているスレーブ制御部3に送信される。
算値は、予め定められた所定時間ごとに、例えば100
マイクロ秒ごとに、制御電文としてマスターネットワー
ク接続部17からネットワークライン5を介して管理範
囲となっているスレーブ制御部3に送信される。
【0069】制御電文は、例えば図8に示されているよ
うに、電文のスタートコード「STX」と電文の最終コ
ード「ETX」との間に、この電文が駆動基準であるこ
とを示す「P」、管理マスター制御部を示す「MC1」
及び管理範囲となる印刷ユニットCT1、CT2、CT
3、CT4、CT5印刷カップル及び折畳みユニットF
Dのそれぞれの♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯3
1〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯9
9のスレーブ制御部3のノード番号を示す「CS11」
乃至「CS16」、「CS21」乃至「CS23」、
「CS31」乃至「CS34」、「CS41」乃至「C
S48」、「CS51」乃至「CS54」及び「CS9
9」、更に駆動基準速度を示す「V8」乃至「V5」及
び駆動基準位相を示す「V4」乃至「V1」が挿入され
てテキスト文とされ、当該テキスト文に続けてブロック
チェック「BCC」を付して構成されている。ここで
「V8」乃至「V1」はアスキーコードの「0」から
「9」及び「A」から「F」を使用し、例示の電文では
駆動基準速度と駆動基準位相はともに、例えば4バイト
からなる。
うに、電文のスタートコード「STX」と電文の最終コ
ード「ETX」との間に、この電文が駆動基準であるこ
とを示す「P」、管理マスター制御部を示す「MC1」
及び管理範囲となる印刷ユニットCT1、CT2、CT
3、CT4、CT5印刷カップル及び折畳みユニットF
Dのそれぞれの♯11〜♯16、♯21〜♯23、♯3
1〜♯34、♯41〜♯48、♯51〜♯54及び♯9
9のスレーブ制御部3のノード番号を示す「CS11」
乃至「CS16」、「CS21」乃至「CS23」、
「CS31」乃至「CS34」、「CS41」乃至「C
S48」、「CS51」乃至「CS54」及び「CS9
9」、更に駆動基準速度を示す「V8」乃至「V5」及
び駆動基準位相を示す「V4」乃至「V1」が挿入され
てテキスト文とされ、当該テキスト文に続けてブロック
チェック「BCC」を付して構成されている。ここで
「V8」乃至「V1」はアスキーコードの「0」から
「9」及び「A」から「F」を使用し、例示の電文では
駆動基準速度と駆動基準位相はともに、例えば4バイト
からなる。
【0070】これらの電文は、ネットワークライン5
を、例えば毎秒20メガビットの速度で送信される。
を、例えば毎秒20メガビットの速度で送信される。
【0071】制御電文を受信した各スレーブ制御部3で
は、駆動基準速度が駆動基準速度信号出力部32へ、駆
動基準位相が補正駆動基準位相信号出力部33へ入力さ
れてそれぞれ処理される。
は、駆動基準速度が駆動基準速度信号出力部32へ、駆
動基準位相が補正駆動基準位相信号出力部33へ入力さ
れてそれぞれ処理される。
【0072】すなわち駆動基準速度が入力された駆動基
準速度信号出力部32では、今回入力された駆動基準速
度をY2、その直前に入力された駆動基準速度をY1、
マスター制御部1が制御電文を送信する予め定められた
間隔時間をTとして、 S1=(Y2−Y1)/T の演算により、処理部12が設定した速度値に比例する
値S1を求め、この値S1に相応するアナログ信号を駆
動基準速度信号として出力する。なお、速度設定部15
の第1マスターパルス信号の積算値が第2マスターパル
ス信号によってリセットされることにより、Y1>Y2
となりS1<0の場合が生じるが、その場合は S1=(Ym+Y2−Y1)/T の演算によりS1を求める。Ymは第2マスターパルス
信号が出力されるのに必要な第1マスターパルスの出力
数であり、予め定められた値である。
準速度信号出力部32では、今回入力された駆動基準速
度をY2、その直前に入力された駆動基準速度をY1、
マスター制御部1が制御電文を送信する予め定められた
間隔時間をTとして、 S1=(Y2−Y1)/T の演算により、処理部12が設定した速度値に比例する
値S1を求め、この値S1に相応するアナログ信号を駆
動基準速度信号として出力する。なお、速度設定部15
の第1マスターパルス信号の積算値が第2マスターパル
ス信号によってリセットされることにより、Y1>Y2
となりS1<0の場合が生じるが、その場合は S1=(Ym+Y2−Y1)/T の演算によりS1を求める。Ymは第2マスターパルス
信号が出力されるのに必要な第1マスターパルスの出力
数であり、予め定められた値である。
【0073】また、駆動基準位相が入力された補正駆動
基準位相信号出力部33は、駆動基準位相が入力される
たびに位相補正値出力部42からそこに登録された位相
補正値の入力を受け、駆動基準位相と位相補正値を加算
して補正駆動基準位相とし、直前の補正駆動基準位相を
今回演算した補正駆動基準位相に置き換え、最新の補正
駆動基準位相を適宜の信号で出力する。
基準位相信号出力部33は、駆動基準位相が入力される
たびに位相補正値出力部42からそこに登録された位相
補正値の入力を受け、駆動基準位相と位相補正値を加算
して補正駆動基準位相とし、直前の補正駆動基準位相を
今回演算した補正駆動基準位相に置き換え、最新の補正
駆動基準位相を適宜の信号で出力する。
【0074】また別に、スレーブ制御部3では、各スレ
ーブ制御部3と対応の駆動手段Mに連結されて設けられ
ているエンコーダー6の出力パルス信号がフィードバッ
ク信号受信部38に入力され、フィードバック信号受信
部38に入力されたエンコーダー6の出力パルス信号
は、フィードバック位相信号出力部37及びフィードバ
ック速度信号出力部39でそれぞれ処理される。
ーブ制御部3と対応の駆動手段Mに連結されて設けられ
ているエンコーダー6の出力パルス信号がフィードバッ
ク信号受信部38に入力され、フィードバック信号受信
部38に入力されたエンコーダー6の出力パルス信号
は、フィードバック位相信号出力部37及びフィードバ
ック速度信号出力部39でそれぞれ処理される。
【0075】フィードバック位相信号出力部37は、エ
ンコーダー6の出力するパルス信号及びZ相パルス信号
を積算し、その積算値を駆動部の回転位相値として適宜
の信号で出力する。このフィードバック位相信号出力部
37の積算において、パルス信号の積算値はZ相パルス
信号でクリアーされ、Z相パルス信号の積算値はその積
算値が所定数になるたびにクリアーされる。Z相パルス
信号の積算値がクリアーされる所定数は、前記位相設定
部16における第2マスターパルス信号の積算値をクリ
アーする場合と同様に、被駆動部の回転数とエンコーダ
ー6の回転数の比率に基づいて予め定められている。
ンコーダー6の出力するパルス信号及びZ相パルス信号
を積算し、その積算値を駆動部の回転位相値として適宜
の信号で出力する。このフィードバック位相信号出力部
37の積算において、パルス信号の積算値はZ相パルス
信号でクリアーされ、Z相パルス信号の積算値はその積
算値が所定数になるたびにクリアーされる。Z相パルス
信号の積算値がクリアーされる所定数は、前記位相設定
部16における第2マスターパルス信号の積算値をクリ
アーする場合と同様に、被駆動部の回転数とエンコーダ
ー6の回転数の比率に基づいて予め定められている。
【0076】またフィードバック速度信号出力部39
は、エンコーダー6が出力するパルス信号を積算すると
ともに、制御電文をスレーブネットワーク接続部31が
受信するたびに、そのときの積算値をY4、その直前の
制御電文受信時の積算値をY3、マスター制御部1が制
御電文を送信する予め定められた間隔時間をTとして、 S2=(Y4−Y3)/T の演算により、駆動手段Mの回転速度に比例する値S2
を求め、この値S2に相応するアナログ信号を駆動速度
信号として出力する。なお、フィードバック速度信号出
力部39のパルス信号の積算値がZ相パルス信号によっ
てリセットされることにより、Y3>Y4となりS2<
0の場合が生じるが、その場合は S2=(Yn+Y4−Y3)/T の演算によりS2を求める。Ynは前後2つのZ相パル
ス信号が出力される間に出力されるエンコーダー6のパ
ルス信号出力数であり、前記第2マスターパルス信号が
出力されるのに必要な第1マスターパルス信号の出力数
Ymと同数であり、予め定められた値である。
は、エンコーダー6が出力するパルス信号を積算すると
ともに、制御電文をスレーブネットワーク接続部31が
受信するたびに、そのときの積算値をY4、その直前の
制御電文受信時の積算値をY3、マスター制御部1が制
御電文を送信する予め定められた間隔時間をTとして、 S2=(Y4−Y3)/T の演算により、駆動手段Mの回転速度に比例する値S2
を求め、この値S2に相応するアナログ信号を駆動速度
信号として出力する。なお、フィードバック速度信号出
力部39のパルス信号の積算値がZ相パルス信号によっ
てリセットされることにより、Y3>Y4となりS2<
0の場合が生じるが、その場合は S2=(Yn+Y4−Y3)/T の演算によりS2を求める。Ynは前後2つのZ相パル
ス信号が出力される間に出力されるエンコーダー6のパ
ルス信号出力数であり、前記第2マスターパルス信号が
出力されるのに必要な第1マスターパルス信号の出力数
Ymと同数であり、予め定められた値である。
【0077】更に、スレーブ制御部3では、制御電文を
スレーブネットワーク接続部31が受信するたびに、モ
ータードライバー41から駆動手段Mへの駆動電力が補
正される。詳細は次の如くである。
スレーブネットワーク接続部31が受信するたびに、モ
ータードライバー41から駆動手段Mへの駆動電力が補
正される。詳細は次の如くである。
【0078】制御電文をスレーブネットワーク接続部3
1が受信するたびに、前述したように補正駆動基準位相
信号出力部33が補正駆動基準位相信号を出力する。こ
の補正駆動基準位相信号は位相偏差検出部34に入力さ
れる。また位相偏差検出部34にはフィードバック位相
信号出力部37が出力する被駆動部の回転位相値が入力
されている。
1が受信するたびに、前述したように補正駆動基準位相
信号出力部33が補正駆動基準位相信号を出力する。こ
の補正駆動基準位相信号は位相偏差検出部34に入力さ
れる。また位相偏差検出部34にはフィードバック位相
信号出力部37が出力する被駆動部の回転位相値が入力
されている。
【0079】位相偏差検出部34は、補正駆動基準位相
信号が入力されるごとに、補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号とから補正駆動基準位相と被駆動部
の回転位相との偏差を求め、求められた偏差を位相偏差
信号出力部35である積分アンプに対して出力する。こ
れにより、位相偏差信号出力部35は入力された前記偏
差に相応するアナログ信号を位相偏差信号として出力す
る。
信号が入力されるごとに、補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号とから補正駆動基準位相と被駆動部
の回転位相との偏差を求め、求められた偏差を位相偏差
信号出力部35である積分アンプに対して出力する。こ
れにより、位相偏差信号出力部35は入力された前記偏
差に相応するアナログ信号を位相偏差信号として出力す
る。
【0080】そして、前記駆動基準速度信号は、第1速
度信号補正部36で位相偏差信号によって補正されて第
1補正速度信号とされ、ついで第2速度信号補正部40
で駆動速度信号よって補正されて第2補正速度信号とさ
れる。そして第2補正信号がモータードライバー41に
入力される。
度信号補正部36で位相偏差信号によって補正されて第
1補正速度信号とされ、ついで第2速度信号補正部40
で駆動速度信号よって補正されて第2補正速度信号とさ
れる。そして第2補正信号がモータードライバー41に
入力される。
【0081】第2補正速度信号が入力されたモータード
ライバー41は、駆動手段Mに供給する駆動電力を第2
補正速度信号に整合するように補正する。
ライバー41は、駆動手段Mに供給する駆動電力を第2
補正速度信号に整合するように補正する。
【0082】以上の制御により、マスター制御部1の管
理範囲の各被駆動部は、それぞれの紙通し経路に相応し
て、折畳ユニットFDの折胴FCの回転位相に対して予
め定められた関係になるよう回転位相が整合させられる
とともに、改定速度が一致させられた同期稼動が行われ
る。
理範囲の各被駆動部は、それぞれの紙通し経路に相応し
て、折畳ユニットFDの折胴FCの回転位相に対して予
め定められた関係になるよう回転位相が整合させられる
とともに、改定速度が一致させられた同期稼動が行われ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、各
ユニットのそれぞれが独立した駆動手段で駆動される輪
転機において、印刷ユニットによって印刷された連続紙
を折畳みユニットが切断するときに、切断する位置が連
続紙に印刷された印刷画像にかかることなく、印刷画像
と切断位置の不整合の発生をなくすことが可能であり、
しかも印刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙
通し経路からアジャストローラー装置をなくして省スペ
ース化を実現できた。そして、紙通し経路が単純化され
保守が容易になった。
ユニットのそれぞれが独立した駆動手段で駆動される輪
転機において、印刷ユニットによって印刷された連続紙
を折畳みユニットが切断するときに、切断する位置が連
続紙に印刷された印刷画像にかかることなく、印刷画像
と切断位置の不整合の発生をなくすことが可能であり、
しかも印刷ユニットから折畳みユニットに至る複数の紙
通し経路からアジャストローラー装置をなくして省スペ
ース化を実現できた。そして、紙通し経路が単純化され
保守が容易になった。
【0084】また、アジャストローラー装置がなくなっ
たので、走行する連続紙に無用なテンションが作用する
ことがなくなり安定したその走行が得られ、しわの発生
や折り畳み不良による損紙を低減できた。加えて、紙通
し経路が短くなった分、連続紙の変更時、刷り出し時、
刷り終わり時などに発生する損紙も低減できた。
たので、走行する連続紙に無用なテンションが作用する
ことがなくなり安定したその走行が得られ、しわの発生
や折り畳み不良による損紙を低減できた。加えて、紙通
し経路が短くなった分、連続紙の変更時、刷り出し時、
刷り終わり時などに発生する損紙も低減できた。
【図1】スレーブ制御部の一実施例構成図である。
【図2】マスター制御部の一実施例構成図である。
【図3】本発明に係る輪転機の同期制御装置が用いられ
ている輪転機の一実施例概略構成図の一部分図である。
ている輪転機の一実施例概略構成図の一部分図である。
【図4】本発明に係る輪転機の同期制御装置が用いられ
ている輪転機の一実施例概略構成図の一部分図で、その
左端が図3の右端と連結されて全体図となるものであ
る。
ている輪転機の一実施例概略構成図の一部分図で、その
左端が図3の右端と連結されて全体図となるものであ
る。
【図5】ベイウインドウー装置の機能を説明するための
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図6】マスター制御部が送信する管理範囲指定電文及
びそれに対するスレーブ制御部の応答電文の一実施例構
成図である。
びそれに対するスレーブ制御部の応答電文の一実施例構
成図である。
【図7】マスター制御部が送信する位相補正値に係る制
御電文及びそれに対するスレーブ制御部の応答電文の一
実施例構成図である。
御電文及びそれに対するスレーブ制御部の応答電文の一
実施例構成図である。
【図8】マスター制御部が送信する印刷稼動の制御電文
の一実施例構成図である。
の一実施例構成図である。
【符号の説明】 1 マスター制御部 3 スレーブ制御部 5 ネットワークライン 6 エンコーダー(Z相付きロータリーエンコーダー) 11 入力操作部 12 処理部 13 駆動基準設定部 14 マスターパルス信号出力部 15 速度設定部 16 位相設定部 17 マスターネットワーク接続部 18 記憶部 31 スレーブネットワーク接続部(駆動基準受信部) 32 駆動基準速度信号出力部 33 補正駆動基準位相信号出力部 34 位相偏差検出部 35 位相偏差信号出力部 36 第1速度信号補正部 37 フィードバック位相信号出力部 38 フィードバック信号受信部 39 フィードバック速度信号出力部 40 第2速度信号補正部 41 モータードライバー 42 位相補正値出力部 A1,A2,A3,A4,A5 印刷ユニットの最下流
印刷作用位置 AD アジャストローラー装置 AR アジャストローラー B 折畳みユニットの切断作用位置 SC ブランケット胴 BP1,BP2,BP3,BP4,BP5 ベイウイン
ドー装置を経由して折畳みユニットに至る紙通し経路 CT1,CT2,CT3,CT4,CT5 印刷ユニッ
ト FC 折胴 FD 折畳みユニット GT 伝動手段 M 駆動手段 P 印刷部 PC 版胴 PP 圧胴 SP1,SP2,SP3,SP4,SP5 ベイウイン
ドー装置を経由しないで折畳みユニットに至る紙通し経
路 TB,TB1,TB2,TB3,TB4,TB5 ター
ンバー W1,W2,W3,W4,W5 連続紙
印刷作用位置 AD アジャストローラー装置 AR アジャストローラー B 折畳みユニットの切断作用位置 SC ブランケット胴 BP1,BP2,BP3,BP4,BP5 ベイウイン
ドー装置を経由して折畳みユニットに至る紙通し経路 CT1,CT2,CT3,CT4,CT5 印刷ユニッ
ト FC 折胴 FD 折畳みユニット GT 伝動手段 M 駆動手段 P 印刷部 PC 版胴 PP 圧胴 SP1,SP2,SP3,SP4,SP5 ベイウイン
ドー装置を経由しないで折畳みユニットに至る紙通し経
路 TB,TB1,TB2,TB3,TB4,TB5 ター
ンバー W1,W2,W3,W4,W5 連続紙
Claims (7)
- 【請求項1】 全体を制御するマスター制御部を備え、
複数の印刷ユニットと印刷された連続紙を所定の印刷画
像ごとに切断して折り畳む折畳みユニットとに、それぞ
れ独立して駆動する駆動手段が設けられるとともに、各
ユニットの駆動手段を制御する制御部が設けられ、かつ
少なくとも1つの印刷ユニットが、その印刷ユニットか
ら折畳みユニットに至る複数の紙通し経路を有し、かつ
これら紙通し経路のいずれかに紙通しして印刷稼動を行
うようにした輪転機の同期制御装置において、 複数の紙通し経路を有する印刷ユニットの制御部は、 マスター制御部から駆動基準を受け取る駆動基準受信部
と、 選択された紙通し経路における当該印刷ユニットから折
畳みユニット間の長さを、当該印刷ユニットの印刷胴の
外周面長で除した残余長さに比例する位相補正値を出力
する位相補正値出力部と、 駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基準速
度に係る信号を出力する駆動基準速度信号出力部と、 駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基準位
相を前記位相補正値で補正した補正駆動基準位相に係る
信号を出力する補正駆動基準位相信号出力部と、 当該印刷ユニットの動作状況のフィードバック信号を受
信するフィードバック信号受信部と、 フィードバック信号受信部が受信したフィードバック信
号に基づくフィードバック速度に係る信号を出力するフ
ィードバック速度信号出力部と、 フィードバック信号受信部が受信したフィードバック信
号に基づくフィードバック位相に係る信号を出力するフ
ィードバック位相信号出力部と、 補正駆動基準位相信号とフィードバック位相信号とから
補正駆動基準位相とフィードバック位相との位相偏差を
検出する位相偏差検出部と、 位相偏差検出部が検出した位相偏差に係る信号を出力す
る位相偏差信号出力部と、 前記補正駆動基準位相とフィードバック位相との位相偏
差に係る位相偏差信号および前記フィードバック速度信
号を基に前記駆動基準速度信号を補正し、補正制御信号
を生成する信号補正部を備え、当該信号補正部から出力
されるこの補正制御信号により、モータードライバーを
介して当該印刷ユニットの駆動手段を制御するように構
成されていることを特徴とする輪転機の同期制御装置。 - 【請求項2】 前記印刷ユニットは複数の被駆動部を有
し、各被駆動部ごとに駆動手段が設けられているととも
に、各被駆動部の駆動手段を制御する制御部が設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の輪転機の同期
制御装置。 - 【請求項3】 前記印刷ユニットの制御部は、マスター
制御部に従属するスレーブ制御部であり、マスター制御
部が駆動基準速度と駆動基準位相を含む駆動基準を送信
可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の輪転機の同期制御装置。 - 【請求項4】 前記マスター制御部とスレーブ制御部と
がそれぞれネットワークラインで接続されていることを
特徴とする請求項3に記載の輪転機の同期制御装置。 - 【請求項5】 前記マスター制御部が、輪転機を稼動操
作するに要する情報などを入力する入力操作部、入力操
作部から入力された情報を処理して他の構成部を動作さ
せるとともに、スレーブ制御部との信号の送受信を管理
する処理部、印刷ユニットから折畳みユニットに至る各
紙通し経路の長さに関連して印刷ユニットの被駆動部の
位相を補正するための値を記憶する記憶部、駆動基準位
相と駆動基準速度とを設定する駆動基準設定部とを有す
ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の輪転
機の同期制御装置。 - 【請求項6】 前記駆動基準設定部は、第1マスターパ
ルス信号とこの第1マスターパルス信号の予め定められ
た所定数の出力が完了するたびに第2マスターパルス信
号を出力するマスターパルス信号出力部と、第1マスタ
ーパルス信号に基づいて駆動基準速度を設定する速度設
定部と、第1マスターパルス信号及び第2マスターパル
ス信号に基づいて駆動基準位相を設定する位相設定部と
を有することを特徴とする請求項5に記載の輪転機の同
期制御装置。 - 【請求項7】 全体を制御するマスター制御部を備え、
複数の印刷ユニットと印刷された連続紙を所定の印刷画
像ごとに切断して折り畳む折畳みユニットとに、それぞ
れ独立して駆動する駆動手段が設けられるとともに、各
ユニットの駆動手段を制御する制御部が設けられ、かつ
少なくとも1つの印刷ユニットが、その印刷ユニットか
ら折畳みユニットに至る複数の紙通し経路を有し、かつ
これら紙通し経路のいずれかに紙通しして印刷稼動を行
うようにした輪転機の同期制御方法において、 複数の紙通し経路を有する印刷ユニットの制御部の制御
方法は、 選択された紙通し経路に対応させて、当該印刷ユニット
から折畳みユニットに至る選択された紙通し経路の長さ
を当該印刷ユニットの印刷胴の外周面長で除した残余長
さに比例する位相補正値を確定し、 マスター制御部から送られてきた駆動基準に基づく駆動
基準速度及び駆動基準位相を取得し、 当該駆動基準位相を当該位相補正値で補正した補正駆動
基準位相を求め、 当該印刷ユニットについてのフィードバック信号からフ
ィードバック速度及びフィードバック位相を取得し、 前記補正駆動基準位相と当該フィードバック位相との位
相偏差を求め、 前記駆動基準に基づく駆動基準速度を、当該補正駆動基
準位相とフィードバック位相との位相偏差及び前記フィ
ードバック速度を基に補正して補正制御信号を生成し、 この補正制御信号で当該印刷ユニットの駆動を制御する
ようにしたことを特徴とする輪転機の同期制御方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36292399A JP3212298B2 (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 輪転機の同期制御装置及びその方法 |
US09/745,131 US6526889B2 (en) | 1999-12-21 | 2000-12-20 | System and method for synchronous control of rotary presses |
AT00311513T ATE244640T1 (de) | 1999-12-21 | 2000-12-21 | System und verfahren zur synchronen regelung von rotationsdruckmaschinen |
EP00311513A EP1110729B1 (en) | 1999-12-21 | 2000-12-21 | System and method for synchronous control of rotary presses |
DE60003774T DE60003774T2 (de) | 1999-12-21 | 2000-12-21 | System und Verfahren zur synchronen Regelung von Rotationsdruckmaschinen |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=18478073
Family Applications (1)
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-
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- 2000-12-20 US US09/745,131 patent/US6526889B2/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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