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JP3204702B2 - 液晶表示素子の駆動方法 - Google Patents

液晶表示素子の駆動方法

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JP3204702B2
JP3204702B2 JP30940491A JP30940491A JP3204702B2 JP 3204702 B2 JP3204702 B2 JP 3204702B2 JP 30940491 A JP30940491 A JP 30940491A JP 30940491 A JP30940491 A JP 30940491A JP 3204702 B2 JP3204702 B2 JP 3204702B2
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秀雄 浜
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Mitsui Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カイラルスメクティッ
ク液晶を用いた液晶表示装置に関するものであり、特に
時分割駆動方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液晶表示装置では、基板にマト
リクス状の電極を形成し、時分割で液晶を駆動するマト
リクス方式と各画素に薄膜トランジスタを形成し各画素
毎に駆動するTFT方式が広く使用されている。
【0003】このうちTFT方式は現在対角15インチ
級のパネルが試作されているが、各画素毎にに回路を必
要としているため、コストが高く、大容量化が難しいと
いう問題があった。
【0004】一方マトリック方式は、各画素にトランジ
スタを形成する必要がなく、比較的低コストで大容量の
液晶パネルを作製できるという利点があるものの、現在
主流となっているSTN方式の表示素子では、応答時間
が数十msと遅いという問題があり、さらに、デューテ
ィ比が1/500以下になるとクロストークが生じやす
く、さらに視野角も狭いという問題があった。
【0005】近年、低コストのマトリクス方式の駆動を
用いて、デューティ比が1/500以下の大容量化が容
易で視野角も広く、高速応答可能な強誘電性液晶表示素
子(例えば、特開昭56−107216号公報)が注目
されている。
【0006】この方式の液晶表示素子では、基板界面の
配向規制力により、自発分極がアップ(up)とダウン
(down)の安定な2状態が得られることを利用し、
これら2状態間の電界印加によるメモリー性を利用した
スイッチングにより明と暗の表示を行なっている。
【0007】しかし、この2安定状態を示す強誘電性液
晶も当初期待されたメモリー効果が得られにくく、その
ためにコントラストの向上が難しく、また自発分極が基
板界面で固定されてしまい、残像が生じやすい等の問題
が指摘されている。
【0008】一方最近、カイラルスメクティック相に新
に3個の安定状態を示す反強誘電性の性質を示す液晶
(以下、3安定強誘電性液晶と称す)が見いだされ、上
記強誘電性液晶表示素子の問題点が克服可能な新規な表
示素子への応用が期待されている。以下、3安定強誘電
性液晶表示素子についてその性質を説明する。
【0009】この種の3安定強誘電性液晶表示に、三角
波を印加したときの電束密度−電圧ヒステリシス曲線を
描くと図2のようになり、反強誘電性に特有のダブルヒ
ステリシス曲線を描くという特徴を有することわかる。
【0010】図3にこの液晶表示素子の透過光量−電圧
ヒステリシス曲線を示す。同図に示したように、電圧無
印加状態で、第1の安定状態(I0)を有し、正の極性
の電圧印加(V2以上の電圧印加)で明状態(I3)、負
の極性の電圧印加(−V2以下の電圧印加)で明状態
(I3')の3安定状態を有することがわかる。
【0011】この液晶表示素子の駆動は、図3に示すバ
イアス電圧VBに重畳して、正(負)のパルスを印加
し、I1(I2)の暗(明)状態からI2(I1)の明
(暗)状態への遷移を利用して、明暗の表示を行なう。
また、負のバイアス電圧−VBに重畳して負(正)のパ
ルスを印加し、I1’(I2’)の暗(明)状態からI
2’(I1’)の明(暗)状態への遷移を利用しても、同
様の明暗の表示が行える。
【0012】マトリクス方式による3安定強誘電性液晶
表示素子の時分割駆動では、走査電極に順次走査電圧を
印加し、それに同期して信号電極に明と暗の書き込みの
ための電圧を印加する線順次駆動を行なう。
【0013】第1の画面書き込みの走査は、図3に示し
たバイアス電圧VBに重畳した正負のパルス電圧により
行い、I1とI2で明暗の表示を行なう。一方これに続く
第2の画面書き込みにおいては、図3に示したたバイア
ス電圧−VBに重畳した正負のパルス電圧により行い、
I1'とI2'で明暗の表示を行なう。
【0014】このとき、第1の走査と第2の走査で直流
成分を完全に相殺することができ、液晶や電極の劣化を
防止できる特徴を有している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の3
安定強誘電性液晶表示素子を用いてマトリクス表示を行
った場合、暗状態から明状態への変化に対して、明状態
から暗状態への変化が著しく遅延することが本発明者に
よって見出された。
【0016】図5は選択画素に電圧を印加したときの透
過光量変化をプロットしたものである。印加波形の第1
の期間(P1)では零ボルトを印加し、それ以前の状態
から暗状態へのリセットを与え、第2の期間(P2)で
明状態への書き込みを行なっている。第3の期間(P
3)では再び暗状態へのリセットを行なっている。
【0017】このように、暗から明の立ち上がり時間は
約100μsと高速であるが、立下りに要する時間
(t)は約2msと著しく遅いことがわかる。この理由
は、強誘電の特徴として電圧の立上がり時では電界が自
発分極を反転させて一様に並ばせるトルクが非常に大き
いのに対して、電圧の立下がり時では単に電圧を下げる
のみで、自発分極に対して何等の強制力も加わらない液
晶分子の自然緩和に依存しているためと考えられる。
【0018】そのため、上記波形による駆動では、立下
りが遅いためにライン書き込み時間が数msと遅くな
り、結果的に画面の書き込み時間が著しく遅くなってし
まい、大量の情報を表示したり、表示内容の変化の大き
い動画等には用いることができなかった。
【0019】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、マトリクス方式の液晶表示におい
て、電圧の立ち下がりを高速化して、高速に大量の情報
を表示できる技術を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、カイラルスメ
クティック液晶を封入した3安定型液晶表示素子を用い
てマトリクス表示を行う際に、書き込み電圧印加の直前
に、第1の安定状態から第2または第3の安定状態への
遷移のしきい値以下でありかつ前記書き込み電圧を構成
する一方のパルスと逆極性のパルスを1個以上含む消去
用パルス電圧を印加するものである。
【0021】前記消去用パルス電圧は、1〜3個の複数
のパルス、または正負一対のパルス等で構成してもよ
く、この消去用パルス電圧は走査電極の選択期間の初期
に印加してもよい。
【0022】
【作用】上記構成による液晶表示装置において、書き込
み電圧印加の直前に前記書き込み電圧を構成する一対の
パルスのうち一方のパルスと逆極性のパルスを含む消去
用パルス電圧を印加することにより、特に明状態と暗状
態とのリセット切り換えを高速に行うことができる。
【0023】これは、第2または第3の安定状態から第
1の安定状態に遷移する際の復原力として、自発分極と
印加電圧とのカップリングによる大きなトルク(下記
「数1」参照)を用いることができるためである。
【0024】
【数1】F1=Ps・E
【0025】前記「数1」においてF1はトルクであ
り、この力は、自発分極のベクトルPsと、外部電界E
との外積で求めることができる。
【0026】
【実施例】以下本発明による実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例である3安定強誘電性
液晶表示素子の液晶セルの構造を示す要部断面図であ
る。
【0027】同図に示すように、ガラスからなる一対の
透明基板2,5は、2μm程度の間隔をおいて対向配置
されている。この透明基板2,5の表面にはあらかじめ
ポリイミドなどの高分子膜が形成され、一方向にラビン
グなどの配向処理が施されている。
【0028】各透明基板2,5の非対向面側には偏向板
1,6が設けられており、一方の偏光板の偏光軸はほぼ
ラビング方向に一致させてある。前記各透明基板2,5
の互いの対向面側には透明電極7,10が形成され、そ
の表面は配向膜3,9によって覆われている。
【0029】前記透明電極7,10のうち一方は信号電
極として用いられ、他方は走査電極として用いられる。
そして、両電極は平面方向からみて互いに所定間隔で交
差する構造(図6参照)となっている。
【0030】前記両透明基板7,10間にはスペーサ8
が介装され、このスペーサ8によって前記2μmの基板
間の間隔を維持している。このスペーサ8は、たとえば
Si02、あるいはポリマー系の粒状物で構成されてい
る。
【0031】スペーサ8で形成される空間には、例えば
下記構造式「化1」で示される反強誘電性液鉦料(MH
POBC;4−(1−メチル−ヘプチロキシカルボニ
ル)フェニル4’−オクチロキシビフェニル−4−カル
ボキレート)が封入されている。
【0032】
【化1】
【0033】この材料の相転移温度は次の通りである。
【0034】
【化2】
【0035】この他にも反強誘電性液晶材料として種々
のものが使用でき、たとえば特開平3−163048号
公報に開示されているものがある。
【0036】図4は、この3安定強誘電性液晶表示素子
の液晶分子4の分子配列を示している。同図において、
(a)は、無電界の時の液晶分子配列であり、分子長軸
はラビング方向に対応して「く」状に配向されている。
【0037】次に、液晶セルの両電極7,10間に電界
を印加すると(図4において下から上方向(up))、
液晶分子4はその自発分極の向きが電界方向に揃うた
め、同図(b)に示すようになる。
【0038】これとは逆極性の電界(図4において上か
ら下方向(down))を印加すると、同図(c)に示
す配向となる。このような配向方向と偏向板1,6との
偏向軸の方向との組み合わせにより、表示マトリクス上
での明・暗の表示が可能となる。
【0039】図6にマトリクス型液晶表示装置の走査電
極X1,X2,,,XNおよび信号電極Y1,Y2,,,YN
の模式図を示す。走査電極Xと信号電極Yの交差部が表
示画素に対応している。
【0040】図7に走査電極の電圧波形と信号電極の電
圧波形を示す。選択電圧1は、走査電極Xが選択された
ときに走査電極Xに印加され、選択期間の第1の期間T
1、第2の期間T2、第3の期間T3そして第4の期間T4
とで構成される。
【0041】ここで、期間T1はV2ボルト、期間T2は
−V2ボルト、期間T3はV1ボルト期間T4は2VB−V1
とした。非選択電圧2は、走査電極Xが非選択のときに
その走査電極Xに対して印加される電圧である。
【0042】非選択期間の第1の選択期間と同様に期間
T1、第2の期間T2、第3の期間T3そして第4の期間
T4で構成される。非選択電極に印加する電圧は、期間
T1、期間T2、期間T3、期間T4ともにVBとした。
【0043】信号電極Yには、オン電圧3またはオフ電
圧4を印加する。選択された走査電極Xと信号電極Yの
交差部の表示画素の表示情報が、低透過光表示状態の場
合は、信号電極にオン電圧3を印加し、高透過光表示状
態の場合には、オフ電圧4を印加する。オン電圧3は期
間T1と期間T2は零ボルト、期間T3はV3ボルト、期間
T4は−V3ボルトを印加する。オフ電圧4は、期間T1
と期間T2は零ボルト、期間T3は−V3ボルト、期間T4
はV3ボルト印加する。
【0044】波形(7−1)において、VBを中心に一
対の電圧、すなわちT3およびT4で印加されるV1およ
び2VB−V1が書き込み電圧であり、走査電極Xにお
ける選択期間の初期、すなわちT1およびT2で印加され
るV2および−V2の一対の正負のパルスが消去用パルス
電圧である。このうちT2における−V2が消去用パルス
として機能する。
【0045】走査電極Xと信号電極Yに上記電圧を印加
すると、表示画素に印加される電圧波形は、図7に示す
(7−5)、(7−6)、(7−7)、(7−8)の4
通りの組合せになる。 波形(7−5)は走査電極Xに
選択電圧(7−1)が、信号電極に電圧(7−3)が印
加された場合の電圧である。このとき、期間T1でV2ボ
ルト、期間T2で−V2ボルト、期間T3でV1−V3ボル
ト、期間T4で2VB−V1+V3ボルトである。
【0046】波形(7−6)は走査電極に選択電圧(7
−1)が、信号電極にオフ電圧(7−4)が印加されて
いる。期間T1でV2ボルト、期間T2で−V2ボルト、期
間T3でV1+V3ボルト、期間T4で2VB−V1−V3ボ
ルトである。
【0047】波形(7−7)は走査電極に非選択電圧
(7−2)が、信号電極に電圧(7−3)が印加された
場合の電圧である。このとき、期間T1と期間T2でVB
ボルト、期間T3でVB−V3ボルト、期間T4で2VB+
V3ボルトである。
【0048】波形(7−8)は走査電極に非選択電圧
(7−2)が、信号電極にオフ電圧(7−4)が印加さ
れている。このとき、期間T1と期間T2でVBボルト、
期間T3でVB+V3ボルト、期間T4で2VB−V3ボルト
である。
【0049】ここで、走査電極X、信号電極Yの印加電
圧と反強誘電性液晶のスイッチングのためのしきい値電
圧は、 2VB−V1+V3>V2 VB<2VB−V1−V3<V2 VB+V3<V1 VB−V3>V1 となるように設定してある。これより、波形(7−5)
の期間T2で表示画素は一旦オフとなり、期間T4で表示
画素は再度オンとなる。
【0050】期間T1の電圧と期間T3の電圧は、駆動す
るときに直流成分を除く目的で印加しており、表示状態
には直接作用を及ぼさない。波形(7−6)の期間T2
で表示画素は暗となり、期間T4で表示画素は暗のまま
保持される。
【0051】なお、波形(7−7)と波形(7−8)の
印加によっても、それ以前の表示状態は変化を受けるこ
とはない。本実施例の駆動波形を用いると、前記波形
(7−6)で説明したように、期間T2で消去用パルス
を印加しているため、図5における立ち下がりの遅延時
間(t)が短縮でき、高速にオフ状態の書き込みを行う
ことが可能となる。
【0052】次に、本実施例を用いた具体的な表示方法
を説明する。図8は、図6に示した表示を得るためため
の駆動波形の時間変化を示してある。
【0053】図6の□は明状態を表わし、■は暗状態を
示している。ここで、波形X1,X2,,,,,XNに順
に走査電極に電圧を印加する。なお、図8では信号電極
の一列目の印加電圧のタイムチャートだけを記載してあ
る。またX1−Y1、X1−Y2、X1−YNは各画素に印加
される波形を示してある。
【0054】走査電極X1と信号電極Y1との交点に形成
される画素に印加される電圧は、第1フレームの期間T
1’で表示画素は暗状態(■)になり、続く第1フレー
ムの期間での印加電圧は表示画素の光線透過状態を変化
させないので、走査電極X1と信号電極Y1との交点に形
成される画素は暗状態(■)を保持する。
【0055】続く第2フレームは、第1フレームで走査
電極と信号電極に印加した波形の極性を反転した波形を
印加している。この場合は図2に示した片側のヒステリ
シス曲線を用いて明暗の表示を行なっている。
【0056】同図では第2フレームは第1フレームと全
く同じ表示を行なっているが、もちろん全く異なった表
示でもよい。この場合も第1と第2フレームで画素に印
加される直流成分は相殺される。
【0057】走査電極X2と信号電極Y1との交点に形成
される画素に印加される電圧は、第1フレームの期間T
1’で表示画素は明状態(□)になり、続く第1フレー
ムの期間での印加電圧は表示画素の光線透過状態を変化
させないので、走査電極X3と信号電極Y1との交点に形
成される画素は明状態(□)を保持する。
【0058】続く第2フレームは、第1フレームで走査
電極と信号電極に印加した波形の極性を反転した波形を
印加している。この場合は図2に示した片側のヒステリ
シス曲線を用いて明暗の表示を行なっている。
【0059】図5に示した従来技術において、立ち下が
り時間(t)が2msであるのに対して、本実施例によ
れば、立ち上がり時間(暗→明)が100μs、立ち下
がり時間(明→暗)が500μsとなり、極めて高速な
表示切り換えを行えることがわかった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、印加電圧の立ち下がり
に対応して透過光量を高速に変化させること、特に明状
態から暗状態への急速な切り換えが可能となるため、マ
トリクス方式による液晶表示装置において、高速に大容
量の表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の構成図
【図2】反強誘電性液晶のD−Eヒステリシス曲線を説
明するためのグラフ図
【図3】図1に示した構成の液晶素子の透過光量と印加
電圧との関係を描いたグラフ図
【図4】図1の液晶表示素子に於ける液晶分子の配列を
描いた模式図
【図5】図1の液晶表示素子の透過光量変化を示すグラ
フ図
【図6】走査電極と信号電極の交点である画素を示した
模式図
【図7】走査電極と信号電極に印加する波形を示すグラ
フ図
【図8】画素に印加される波形のタイミングチャート図
【符号の説明】
1・・偏光板 2・・透明基板 3・・配向膜 4・・液晶分子 5・・透明基板 6・・偏光板 7・・透明電極 8・・スペーサ 9・・配向膜 10・・透明電極 X・・走査電極 Y・・信号電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 560 G09G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極を表面に有する第一の透明基板
    と、信号電極を表面に有する第二の透明基板を走査電極
    と信号電極がほぼ直交するように対向配設し、前記両電
    極間にカイラルスメクティック液晶を封入し、前記走査
    電極と前記信号電極の交点を表示画素とし、走査電極を
    順次走査して一走査期間選択状態にし、信号電極には走
    査電極の選択電圧に同期して、選択表示画素の表示状態
    をONまたはOFFにする信号電圧を印加して表示を行
    なう際に、 透過光量と印加電圧との関係においてすくなくとも3つ
    の安定状態、すなわち電圧を無印加とした第1の安定状
    態と、この第1の安定状態から正の極性の電圧を加える
    ことにより遷移する第2の安定状態と、第1の安定状態
    から負の極性の電圧を加えることにより遷移する第3の
    安定状態とからなり、前記第1の安定状態が低透過光状
    態(OFF)となり第2および第3の安定状態が高透過
    光状態(ON)となるように前記透明基板の外側にほぼ
    直交する一対の偏光板を配置した液晶表示素子を用い、 線順次走査における選択期間において、選択画素がON
    のときには、選択画素に第1の安定状態から第2または
    第3の安定状態への遷移のしきい値以上の書き込み電圧
    を印加し、選択画素がOFFのときには、選択画素に第
    1の安定状態から第2または第3の安定状態への遷移の
    しきい値以下の書き込み電圧を印加するとともに、前記
    書き込み電圧は適当に選択したバイアス電圧を中心とし
    た一対のパルスから構成され、前記書き込み電圧印加の
    直前に、第1の安定状態から第2または第3の安定状態
    への遷移のしきい値以下でありかつ前記書き込み電圧を
    構成する一方のパルスと逆極性のパルスを1個以上含む
    消去用パルス電圧を印加することを特徴とする液晶表示
    装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記消去用パルスは1〜3個のパルスか
    ら構成されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記消去用パルスは正負の一対のパルス
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 消去用パルス電圧は走査電極の選択期間
    の初期に印加されることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 カイラルスメクティック液晶が反強誘電
    性液晶であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    装置の駆動方法。
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