JP3203144U

JP3203144U - 能動的触覚ゲーム装置

Info

Publication number: JP3203144U
Application number: JP2015005880U
Authority: JP
Inventors: 勇一宇野
Original assignee: 勇一宇野
Priority date: 2015-10-29
Filing date: 2015-10-29
Publication date: 2016-03-17
Anticipated expiration: 2025-10-29

Abstract

【課題】適宜の大きさの盤の一面に、色々な文字、記号等を凸刻し、この凸刻を指先で触って認識する時間等を競う能動的触覚ゲーム装置を提供する。【解決手段】盤１の表面に色々な種類の文字、記号等を浮き彫り状にした凸刻２を設け、裏面に表面の文字、記号等の読みや意味を記し、盤１の周縁の一部に、凸刻２の上向き方向を示す突起３を設けたものである。【選択図】図１

Description

本考案は、盤面に刻んだ文字、記号等を手（指先）で触って認識（確認）しようとするものである。

盤面に刻まれている文字等を触って認識するようなことは、今までにもあったと思われるが、それがゲームとして存在していたかどうかは不明である。

考案を解決しようとする課題

本考案は、円盤等の一面に設けた文字、記号等を指で触って認識するゲームである。

課題を解決するための手段

円盤の一面に凸刻した文字や記号等を設け、円盤の外周の一部に突起を設けたものである。

考案の効果

本考案は、目を閉じて盤面に刻んだ文字や記号等を指先で触って認識したり、目を閉じなくても、箱や袋等に入れた文字や記号等を指先で触って、目的の文字、記号を探し当てるものである。触覚器官の発達向上につながり、認知症の予防等に効果があるのではないかと思われる。

本考案の拡大斜視図である。

本考案は、適宜の大きさの円盤の一面に文字、記号等を凸刻し、円盤の外周の一部に突起を設けたものである。

図面にて説明すると、図１は本考案の拡大斜視図である。プラスチック等の材質で丸い盤１を作成する。盤１の大きさは直径３ｃｍ〜４ｃｍ位、厚さは０．５ｍｍ〜１ｍｍ位が適当と思われる。

盤１の表面に、ひらがな、カタカナ、アルファベット（大文字、小文字）、漢数字、アラビア数字等の文字や、点字記号、地図記号、モールス符号等を浮き彫り状に設けた凸刻２とする。凸刻２の高さは、０．５ｍｍ〜１ｍｍ位が適当と思われる。尚、点字記号においては現状の山型突起とする。

盤１の周縁の一部に突起３を設ける。これは、色々な文字、記号等の凸刻２の向き（方向）を示すもので、文字、記号等が上方を向いた上縁に設ける。突起３ではなく、その部分を凹部にすることも考えられる。

盤１の裏面には、表面の文字、記号等の読み方や意味等を記入すれば、凸刻２の文字、記号等が解からなくても、裏面を見れば直ぐに解かる。例えば、表面が「あ」ならば裏面は「Ａ」。表面が「か」ならば裏面は「ＫＡ」と記入しておけば、外国の人でもひらがなが解かると思われる。

又、アルファベットの場合、表面が「Ａ」ならば裏面は「エイ」。表面が「Ｂ」ならば裏面は「ビー」と記入する（小文字も同じ）。点字記号であれば、表面の点字の読み方を裏面に記入し、地図記号ならば、表面の記号は何を表わしているのかを裏面に記す。モールス符号も同様にしておけば触りながら記憶できる。尚、地図記号においては、盤１に納まる大きさの記号を選び難解なものは除く。

ゲームの方法としては色々考えられるが、一例を示すと、机、テーブル等の上、あるいは平面の床に、ひらがな全部の文字を乱雑に混ぜて山盛りにする。目を閉じたり、目隠し等をした後、時間と共にスタートし、両手（又は片手）で持った盤１の突起３を触り、文字の上向きを確認し、指先で凸刻２の文字を認識していく。一つづつ認識した文字を声を出して回りの人に伝える。全部認識するのに何分かかったかを競うゲームで、認識した文字と声を出して伝えた言葉が違った場合、その時点でゲームは終了（失格）となる。カタカナ、アルファベット、漢数字、アラビア数字、点字、地図記号、モールス符号等でも同様にできると思われる。又、ひらがなの濁音、半濁音、「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」の小文字等を加えれば、認識し難くなるが色々ゲームの巾が広がる。

他の例としては、混ぜた山盛りのひらがなの凸刻２の文字の中から、例えば「さくら」という３文字を探し出すのに何分かかったかを競うゲームである（アルファベットならば英単語等）。間違えば前記同様失格となる。その他の種類の文字、記号等においても、色々なゲーム方法が考えられる。

目隠しをしなくても、盤１の文字、記号等が見えないようにした箱や布袋等に、各種の盤１を納め、その箱や袋から認識する文字、記号等を取り出して、前記のようなゲームを行なうこともできる。

少し時間がかかるが、文字、記号等色々な種類の盤１を混ぜてゲームを行なうこともできる（選んだ盤１が何であるかを答える）。このようなゲームをした後、それぞれの格納ケース等に盤１を別けて納める際、分別し易くするため、各種類の盤１の凸刻２の文字、記号等を色分けしておく。例えば、ひらがなは黒色、カタカナは赤色、アルファベットの大文字は青色、小文字は緑色、漢数字、アラビア数字は黄色、点字記号は茶色、地図記号は桃色、モールス符号は紫色等に色分けしておく。こうすれば分別し易く、それぞれの格納ケースに素早く納めることができる。

又、ゲームではなく一人で楽しむこともできる。例えば、寝た状態でも座った状態でも良いが、箱や袋等に入れたひらがな文字等の中に手を入れ、一枚の盤１を手で持ち、突起３で文字の向きを確認し、指先でその文字が何であるかを認識する。何度も繰り返すことにより、素早く認識できるようになれば、前記したような効果が期待できると思われる。

盤１を直径３ｃｍと４ｃｍの二種類作り、４ｃｍの盤１の認識に慣れて早くなれば、３ｃｍの盤１でやるのも一方法である。３ｃｍになると認識し難く、触覚器官の向上に繋がるものと思われる。

１盤
２凸刻
３突起

Claims

適宜の大きさの盤の一面に色々な種類の文字、記号等の凸刻を設け、盤の周縁の一部に突起を設け、盤の凸刻を触覚で認識することを特徴とした能動的触覚ゲーム。
盤に設けた色々な種類の文字、記号等の凸刻を種類別に色分けした請求項１記載の能動的触覚ゲーム。