[go: up one dir, main page]

JP3202763B2 - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置

Info

Publication number
JP3202763B2
JP3202763B2 JP14947191A JP14947191A JP3202763B2 JP 3202763 B2 JP3202763 B2 JP 3202763B2 JP 14947191 A JP14947191 A JP 14947191A JP 14947191 A JP14947191 A JP 14947191A JP 3202763 B2 JP3202763 B2 JP 3202763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
clutch
power
speed
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14947191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04345540A (ja
Inventor
淳 田端
豊 多賀
邦裕 岩月
康夫 北條
弘道 木村
正宏 早渕
雅彦 安藤
一雅 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP14947191A priority Critical patent/JP3202763B2/ja
Publication of JPH04345540A publication Critical patent/JPH04345540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202763B2 publication Critical patent/JP3202763B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/84Data processing systems or methods, management, administration

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の特定の変速を達成する場合
に、2つの摩擦係合装置の係合と解放とを同時に行わな
ければならないことがよくある(いわゆるクラッチ ツ
ウ クラッチ変速)。この場合、各摩擦係合装置の係合
と解放との同期を的確に取らないと、自動変速機のギヤ
トレーンが瞬間的にリジッドの状態となったり、あるい
はニュートラルの状態となって出力軸トルクが急降下し
たりエンジンの噴き上りが発生したりする。
【0003】このため、従来このような制御を行わせる
場合には、一方の摩擦係合装置の機能と実質的に同等な
機能を果たす一方向クラッチを設け、こうした不具合が
発生しないように配慮している。
【0004】しかしながら、このように一方向クラッチ
を用いることによって各摩擦係合装置の同期を取る方法
は、当該一方向クラッチを付設する分、重量が増大した
り収容スペースを占める等の問題がある。
【0005】このような点に鑑み、近年、一方向クラッ
チを用いることなくこのような「クラッチ ツウ クラ
ッチ変速」を良好に達成させるための技術として、次の
ような技術が開示されている(SAE Paper 890529
)。
【0006】この技術は、特定の変速を達成する場合に
1つの摩擦係合装置を解放させると共に他の摩擦係合装
置を係合させる、いわゆるクラッチ ツウ クラッチの
変速制御を実行するに当って、例えばパワーオフ状態
(動力が車輪側から駆動力源(エンジン等)側へと伝達
されている被駆動状態)での走行時に実行されるアップ
シフトの場合に、まず解放側の摩擦係合装置を滑らすこ
とによってエンジン回転速度を変速後の同期回転速度付
近にまで落し、ここで係合側の摩擦係合装置を係合させ
るというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実に
は各種運転条件下でエンジン回転速度が変速後の同期回
転速度付近となっているときに係合側の係合を実行する
のは非常に困難である。従って、例えば、パワーオフで
のアップシフトで係合側の摩擦係合装置の係合が遅れた
ような場合には、いわゆるアンダラップ状態となり、駆
動系は非常に不安定な状態となる。
【0008】このようなときは、車速が若干上下した
り、あるいはアクセルペダルに僅かに運転者の足が触れ
たりした場合でも容易に駆動系がパワーオフの状態とパ
ワーオン(動力がエンジン側車輪側へと伝達されている
駆動状態)の状態との間で切換わってしまう。
【0009】この切換わりにより、例えばデファレンシ
ャル部等においてギヤの駆動方向の変換による打音が発
生し、又、ドライブフィーリィングも少なからず阻害さ
れる。
【0010】このような問題は、制御性の観点から意図
的にアンダラップ状態が発生するように当該クラッチ
ツウ クラッチ変速を実行するように構成した自動変速
機においては必然的に発生し易くなる。
【0011】又、このような問題は、上述したようなク
ラッチ ツウ クラッチ変速に限らず、エンジンの回転
速度が同期回転速度にまで低下するのを待って特定の摩
擦係合装置を係合させる変速において一般的に発生す
る。
【0012】例えばドライブレンジにおいてワンウェイ
クラッチがロックすることによって達成されている変速
段からパワーオフの状態で変速される場合には、当該ワ
ンウェイクラッチの空転によってエンジン回転速度が自
然に低下するため、該エンジン回転速度が同期回転速度
にまで低下したことを待って変速指令を出すと、イナー
シャトルクのほとんど発生しない良好な変速ができると
されている。
【0013】この変速は、上述したようないわゆる「ク
ラッチ ツウ クラッチ変速」ではないが、変速の途中
において車両の走行状態によってパワーオンの状態とパ
ワーオフの状態が容易に切換わってしまうような領域が
できる変速であることには変わりない。従って、やはり
上述したような問題が生ずる。
【0014】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、パワーオフクラッチ ツウ ク
ラッチ変速の場合、あるいは、パワーオフの状態でワン
ウェイクラッチが空転するような変速段からの変速の場
合に、動力伝達系の伝達方向を常に一定に保ち、伝達方
向が逆転することによってデファレンシャル部等で打音
が発生したり、あるいはドライブフィーリングが損われ
たりするのを的確に防止することのできる自動変速機の
変速制御装置を提供し、上記課題を解決せんとしたもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1図にその
要旨を示すように、駆動力源により発生される動力が被
駆動部に伝達される構造であって、パワーオフで、特定
の摩擦係合装置を係合させることによりクラッチ ツウ
クラッチの変速を実行する車両用自動変速機の変速制
御装置において、前記変速を実行する際に、駆が被
駆動とならない該駆動力源の出力値をガード値として設
定し、前記駆動力源の出力が該ガード値として設定した
出力値以下とならないように該駆動力源の出力を制限す
る手段と、を備えたことにより、同様に上記課題を解決
したものである。
【0016】
【作用】本発明においては、先ず本発明を適用すべき変
速が実行される走行状態にあるか否かを検出する。
【0017】この検出は、クラッチ ツウ クラッチ変
速が発生し得る変速段、あるいはパワーオフの状態でワ
ンウェイクラッチが空転するような変速段にあるとき
に、例えばアクセルペダルが所定値以上の速度で解放さ
れるような状態か否かを検出すれば良い。
【0018】この結果、前記変速が実行されるときは、
(変速が実行された結果そのままでは)パワーオフとなる
ような走行状態であっても駆動系(エンジン等)が被駆動
(パワーオフ)の状態とならないような駆動力源の出力値
をガード値として設定する。この設定は、例えばそのと
きの車速に依存させて設定するとよい。
【0019】その上で、実際の駆動力源の出力が、該出
力値以下とならないようにしながら駆動力源出力を制御
する。
【0020】この結果、駆動系は変速が実行されて車輪
側とエンジン側とが連結された際にそのままではパワー
オフとなるような走行状態であっても駆動源の出力調整
により必ずパワーオン状態となるように維持され、従っ
て、駆動方向が逆転することによってデファレンシャル
部等において打音が発生したりする恐れがなくなる。
【0021】なお、本発明は、駆動力源の出力が所定
出力値以下とならないようにすることを要件としている
ものであり、アクセルペダルが踏込まれたときに当該所
駆動力源の出力値以上の駆動力源の出力を発生するの
を妨げるものではない。
【0022】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0023】図2は、本発明が採用された、自動変速機
及びエンジンの一体制御装置の全体概略図である。
【0024】エンジン(駆動力源)1は、エンジンコン
トロ―ルコンピュータ7によつて、そのインジェクショ
ンバルブ19における燃料噴射量及びディストリビュー
タ20における点火時期が制御され、アクセルペダル2
2のアクセル開度(操作量)とエンジン回転速度とに対
応したエンジン出力が得られるようになっている。
【0025】即ち、エンジン1の吸気管24にはアクセ
ルペダル22の動きと連動して開閉されるメインスロッ
トル弁26と、アクセルペダル22とは関係なくエンジ
ンコントロールコンピュータ7からの指令によって駆動
される周知のアイドルスピードコントロール弁(ISC
V)30とが並列に配置されており、この2つの弁2
6、30の機能により、本発明が実現される。
【0026】このISCV30は、暖機状態やエアコン
のオン−オフ等によってアイドル回転速度を自動的に制
御するための弁で、現在広く普及しているものがそのま
ま使える。
【0027】メインスロットル弁26に関してはアクセ
ルペダルに直結しているためアクセル操作量とエンジン
出力とがリニアに対応するが、ISCV30のほうにつ
いては、アイドル回転速度を自由に制御する程度にはそ
の開度を自由に設定できるため、全体として本発明で意
図した特性の等価スロットル開度(メインスロットル弁
26とISCV30の合成によるスロットル開度)を十
分に得ることができる。
【0028】なお、本発明においては、エンジン出力を
制御する方法自体は限定されない。例えば燃料噴射量を
制御する方法でもよいし、メインスロットル弁の他にサ
ブスロットル弁を並列に設ける方法でもよい。
【0029】自動変速機2は、自動変速機コントロール
コンピュータ8によって油圧制御装置3の電磁弁S1 〜
S3 が制御され、該油圧制御装置3内の油路が変更され
た結果各摩擦係合装置の係合状態が選択的に変更され、
車速とアクセル開度とに対応した変速段が得られるよう
になっている。
【0030】エンジンコントロールコンピュータ7に
は、エンジン回転センサ9によるエンジン回転速度、吸
入量センサ10による吸入空気量、吸入空気温センサ1
1による吸入空気温度、アクセル開度センサ12による
アクセル開度、車速センサ13による車速、エンジン水
温センサ14によるエンジン水温、ブレーキスイッチ1
5によるブレーキONの各信号が入力されている。
【0031】エンジンコントロールコンピュータ7はこ
れらの信号に基づいて、前記燃料噴射量及び点火時期を
決定している。
【0032】一方、自動変速機コントロールコンピュー
タ8には、前記アクセル開度センサ12、車速センサ1
3、エンジン水温センサ14、ブレーキスイッチ15等
からの各信号に加え、シフトポジションセンサ16によ
るシフトレバーの位置、パターンセレクトスイッチ17
による燃費重視走行又は動力性能重視走行等の走行選択
パターン、オーバードライブスイッチ18によるオーバ
ードライブへのシフト許可の信号等が入力され、車速、
アクセル開度に対応した変速段が得られるように前記電
磁弁S1 〜S3 がON−OFF制御されるようになって
いる。
【0033】図3に前記自動変速機2のトランスミッシ
ョン部を示す。このトランスミッション部は、トルクコ
ンバータ120と、オーバードライブ機構140と、ア
ンダードライブ機構160とを備える。
【0034】前記トルクコンバータ120は、ポンプ1
21、タービン122、及びステータ123を含む周知
のものであり、ロックアップクラッチ124を備える。
【0035】前記オーバードライブ機構140は、サン
ギヤ143、該サンギヤ143に噛合するプラネタリピ
ニオン142、該プラネタリピニオン142を支持する
キャリア141、プラネタリピニオン142に噛合する
リングギヤ144からなる1組の遊星歯車装置を備え、
この遊星歯車装置の回転状態をクラッチC0 、ブレーキ
B0 、及び一方向クラッチF0 によって制御している。
【0036】前記アンダードライブ機構160は、共通
のサンギヤ161、該サンギヤ161に噛合するプラネ
タリピニオン164、165、該プラネタリピニオン1
64、165を支持するキヤリア166、167、プラ
ネタリピニオン164、165と噛合するリングギヤ1
62、163からなる2組の遊星歯車装置を備え、この
遊星歯車装置の回転状態、及び前記オーバードライブ機
構40との連結状態をクラッチC1 、C2 、ブレーキB
1 、B3 、及び一方向クラッチF2 によって制御してい
る。
【0037】各変速段はクラッチC0 、C1 、C2 、ブ
レーキB0 、B1 、B3 を図4に示されるようにして係
合(図4において○印で表示)させることにより達成さ
れる。このとき、一方向クラッチF0 、F2 は第4図で
◎印の表示された位置で駆動時(エンジンから車輪に動
力が伝達されているとき)に作動(ロック)するように
なる。
【0038】ここで、第2速段から第3速段への変速
は、ブレーキB1 の解放及びクラッチC2 の係合のいわ
ゆる「クラッチ ツウ クラッチ変速」となっている。
従って、この実施例では、パワーオフ時における第2速
段から第3速段へのクラッチツウ クラッチ変速におい
て本発明が適用されるようになっている。
【0039】図5及び図6の制御フローはこの第2速段
から第3速段へのパワーオフ クラッチ ツウ クラッ
チ アップシフト制御の流れを示している。
【0040】まず、ステップ210において各種信号が
読み込まれる。具体的には、例えばアクセル開度θ、車
速V、パターンセレクトスイッチ17のセレクト位置等
が読み込まれる。
【0041】ステップ220においては、現在が第2速
段か否かが判定される。現在が第2速段でないときは、
本発明を適用する状態ではないとして、そのままリター
ンされる。
【0042】第2速段であったときは、ステップ230
に進んでアクセル開度θが所定値A以上か否かを判断す
る。アクセル開度θが所定値A以下の極低開度時におい
ては、エンジン出力が増減制御されるとショック上良く
ないため、本制御は実行しない(そのままリターンされ
る)。
【0043】アクセル開度θが所定値A以上であると判
断されたときにはステップ240に進んでアクセル開度
θの変化速度が零を含む負の所定値B以下であるか否か
が判定される。
【0044】こうしてステップ220〜240におい
て、現在の変速段が2速段であり、アクセル開度θが所
定値A以上であって、且つこのアクセル開度θがある特
定の速度以上で解放されつつあると判断された場合に
は、本発明でいう「(ブレーキB1を解放することによ
り)エンジン回転速度が同期回転速度にまで低下するの
を待って、特定の摩擦係合装置(クラッチC2)を係合
させる速度」が発生すると予測し、ステップ250に進
んでISCV30の開度の下限値THminの設定を行う。
この設定は、当該車速において駆動系が被駆動とならな
い所定エンジン出力値が確保されるような値とする。
【0045】この下限値THmin は、具体的には図7に
示されるように、パターンセレクトスイッチの位置、即
ちP(パワー)パターン、N(ノーマル)パターン、E
(エコノミー)パターンに依存して車速に応じて設定さ
れる。
【0046】これにより車両の駆動系は常にパワーオン
(駆動状態)が維持される。なお、このISCVの下限
値THmin は、トルクコンバータのタービントルク等か
ら演算によって求めても良い。
【0047】又、この下限値の維持に対してフィードバ
ック制御、学習制御を適用してその制御精度を向上させ
てもよい。
【0048】ステップ260においては、変速判断がな
された否かが判定される。変速判断がなされないうちは
第2速段の状態がそのままま維持され続けるため、特に
本制御は実行されない(そのままリターンされる)。
【0049】一方、変速判断があったと検出されると、
ステップ270に進んでタイマTm1が零にリセットされ
ると共にカウントスタートされる。このタイマTm1は、
ISCV30の制御を実行している時間を設定するため
のもので、定性的には、自動変速機が第2速段から第3
速段へのパワーオフ クラッチ ツウ クラッチ変速を
実行する際に特にアンダーラップ状態となる可能性のあ
る時間にのみ当該エンジン出力制御を実行するためのも
のである。
【0050】ステップ280では、自動変速機の油圧補
正が行われる。これは、一般に自動変速機では所定のア
クセル開度で所定の係合圧が得られるように油圧特性が
設定されているにも拘らず、実際の入力トルクがこれと
相違するため、これに対応するために係合圧を補正する
ものである。
【0051】この補正は、ライン圧を補正するものであ
ってもよく、又、アキュムレータの背圧を補正すること
によって係合圧を補正するようなものであっても良い。
【0052】ステップ290では、ISCV30の制御
が継続される。この制御は、ステップ300においてT
m1がカウントアップしたと認められるまで続けられる。
やがて、タイマTm1がTm0に至ったと判定された場合に
は、ステップ310に進んで下限値の設定制御が解除さ
れ、ステップ320で油圧の補正制御が中止される。
【0053】又、その後ISCV30をなましながら閉
弁する。又、ステップ340で油圧をなましながらアク
セル開度θに対応する値にまで復帰させる。
【0054】図8に示されるように、第2速段から第3
速段へのパワーオフアップシフトの場合、ブレーキB1
が解放されると共にクラッチC2 が係合されるが、この
場合車両の駆動状態(駆動方向)が非常に不安定とな
り、アクセルペダルのちょっとした踏込みや車速の変動
等によって容易にパワーオンの状態とパワーオフの状態
とが逆転してしまう(図8破線参照)。
【0055】この実施例によれば、ISCV30の開閉
により、下限値THminが確保され、等価スロットル開度
が所定値以下とならないように、即ちエンジン出力が
動系が被駆動とならないような値に制御されるため、駆
動方向は常にエンジン側から車輪側へ向う方向に維持さ
れ、デファレンシャル部等において打音が発生したり、
パワーオン、パワーオフが切換わって変速フィーリング
が損なわれたりするのを防止することができるようにな
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、パ
ワーオフ時におけるクラッチ ツウクラッチ変速、ある
いはパワーオフ時においてワンウェイクラッチが空転す
るような変速段からの変速の場合に、車両の駆動方向が
逆転することによってデファレンシャル部において打音
が発生したり、変速フィーリングが損なわれたりするの
を的確に防止することができるようになるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の要旨を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、本発明の実施例が適用された車両用自
動変速機及びエンジンの全体該略図である。
【図3】図3は、上記自動変速機のギヤトレインを示す
スケルトン図である。
【図4】図4は、上記自動変速機の摩擦係合装置の係合
状態を示す線図である。
【図5】図5は、上記実施例装置で実行される制御フロ
ーを示す流れ図である。
【図6】図6は、上記制御フローの続きを示す流れ図で
ある。
【図7】図7は、ISCVの弁開度の設定例を示す線図
である。
【図8】図8は、本発明の実施例の効果を定性的に示す
変速過渡特性を示した線図である。
【符号の説明】
B1 …解放側摩擦係合装置、 C2 …係合側摩擦係合装置、 22…アクセルペダル、 26…メインスロットル弁、 28…モータ、 30…ISCV(アイドルスピードコントロールバル
ブ)、 12…アクセル開度センサ、 13…車速センサ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 61/04 F16H 61/04 // F16H 63:40 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 早渕 正宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 安藤 雅彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 塚本 一雅 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−70934(JP,A) 特開 平2−3762(JP,A) 実開 昭64−49756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/04 F02D 29/00 - 29/02 F02D 45/00 F16H 61/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力源により発生される動力が被駆動
    部に伝達される構造であって、パワーオフで、特定の摩
    擦係合装置を係合させることによりクラッチ ツウ ク
    ラッチの変速を実行する車両用自動変速機の変速制御装
    置において、 前記変速を実行する際に、 駆動が被駆動とならない該駆動力源の出力値をガード
    値として設定し、 前記駆動力源の出力が該ガード値として設定した出力値
    以下とならないように該駆動力源の出力を制御する手段
    と、 を備えたことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御
    装置。
JP14947191A 1991-05-24 1991-05-24 車両用自動変速機の変速制御装置 Expired - Fee Related JP3202763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14947191A JP3202763B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 車両用自動変速機の変速制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14947191A JP3202763B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 車両用自動変速機の変速制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04345540A JPH04345540A (ja) 1992-12-01
JP3202763B2 true JP3202763B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=15475866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14947191A Expired - Fee Related JP3202763B2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 車両用自動変速機の変速制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202763B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2750847C1 (ru) * 2020-10-21 2021-07-05 Общество с ограниченной ответственностью "Техохрана" Способ и устройство стабилизации электродного потенциала безэлектролитного электрода сравнения

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000127801A (ja) * 1998-10-28 2000-05-09 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機の変速制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2750847C1 (ru) * 2020-10-21 2021-07-05 Общество с ограниченной ответственностью "Техохрана" Способ и устройство стабилизации электродного потенциала безэлектролитного электрода сравнения

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04345540A (ja) 1992-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6283537A (ja) 車輛用自動変速機のアイドル運転時制御方法
JPH05263910A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3427563B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3395548B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3525678B2 (ja) 車両用原動機の制御装置
JP3202763B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH11108176A (ja) ロックアップクラッチの締結力制御装置
JP2623965B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2876820B2 (ja) 自動変速機及びエンジンの一体制御装置
JP3291970B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH08277925A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH05296323A (ja) 自動変速機のタイアップ判定装置、及びその制御装置
JP2947538B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3060600B2 (ja) 自動変速機及びエンジンの一体制御装置
JP3001352B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3402121B2 (ja) 変速機を有する車両の制御装置
JP2959929B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2961965B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH09296861A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3259594B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3259596B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH09291838A (ja) 動力装置および自動変速機の複合制御装置
JPH06193720A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3119798B2 (ja) 油圧制御式自動変速機の制御装置
JP2926083B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees