JP3198570U - 保温調理鍋 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に長時間に亘って保温することができる保温調理鍋を提供する。【解決手段】保温調理鍋は、外鍋10及び内鍋20を有し、外鍋10は、外鍋本体11及び保温部材を備え、そのうち外鍋本体11の下部に下部開口が形成され、保温部材は、外鍋本体11の下部開口の近傍に取り付けられると共に、ベース12を備え、ベース12の中央にガイドブロック13が設置され、ガイドブロック13の周囲且つベース12に、複数の保温ブロック14が環状に配列されると共に、火取入れ口が形成され、また、内鍋20は、外鍋10の内部に設置され、内鍋本体21と、1対の取っ手22と、内鍋底部とを備え、その内、内鍋本体21の上端周縁に掛け止めフランジ211が径方向に延設され、掛け止めフランジ211は、外鍋本体11のフランジ111に当接され、また、内鍋本体21と外鍋本体11との間に隙間を有し、一対の取っ手22は、内鍋本体21の相対する両側に取り付けられ、内鍋底部は、内鍋本体21の底部に設けられる。【選択図】図2
Description
本考案は、特に長時間の保温が可能な保温調理鍋に関するものである。
図12に示すように、従来の鍋50は通常、水や食材を入れ、コンロ60などにより加熱して、食材を煮込む。また、従来の鍋50の底面は平坦状であるため、余熱の保持効果に劣っており、加熱効率も低い。さらに、従来の鍋50を使用する時は、加熱時間が長く、火を消すと、底部の余熱が放散しやすく、保温効果に劣るので、改良する必要があった。
従来の鍋は、保温の構造を有しないので、加熱効率が低いと共に、余熱の保持効果に劣り、改良する必要があった。
本考案に係る保温調理鍋は、外鍋及び内鍋を有し、
前記外鍋は、外鍋本体及び保温部材を備え、そのうち外鍋本体の下部に下部開口が形成され、該保温部材は、該外鍋本体の下部開口の近傍に取り付けられると共に、ベースを備え、該ベースの中央にガイドブロックが設置され、該ガイドブロックの周囲且つベースに、複数の保温ブロックが環状に配列されると共に、火取入れ口が形成され、
前記内鍋は、外鍋の内部に設置され、内鍋本体と、1対の取っ手と、内鍋底部とを備え、その内、該内鍋本体の上端周縁に掛け止めフランジが径方向に延設され、該掛け止めフランジは、外鍋本体の上縁部に当接され、また、該内鍋本体と外鍋本体との間に隙間を有し、該一対の取っ手は、内鍋本体の相対する両側に取り付けられ、該内鍋底部は、内鍋本体の底部に設けられるものである。
前記外鍋は、外鍋本体及び保温部材を備え、そのうち外鍋本体の下部に下部開口が形成され、該保温部材は、該外鍋本体の下部開口の近傍に取り付けられると共に、ベースを備え、該ベースの中央にガイドブロックが設置され、該ガイドブロックの周囲且つベースに、複数の保温ブロックが環状に配列されると共に、火取入れ口が形成され、
前記内鍋は、外鍋の内部に設置され、内鍋本体と、1対の取っ手と、内鍋底部とを備え、その内、該内鍋本体の上端周縁に掛け止めフランジが径方向に延設され、該掛け止めフランジは、外鍋本体の上縁部に当接され、また、該内鍋本体と外鍋本体との間に隙間を有し、該一対の取っ手は、内鍋本体の相対する両側に取り付けられ、該内鍋底部は、内鍋本体の底部に設けられるものである。
かかる保温調理鍋において、
前記保温部材のベースは、底板を備え、該底板に円環状の壁部が凸設されると共に、該底板に複数の当接リブが間隔をおいて環状に配列され、
前記ガイドブロック及び保温ブロックはそれぞれ、ベースの当接リブと対応するように設置されることが好ましい。
前記保温部材のベースは、底板を備え、該底板に円環状の壁部が凸設されると共に、該底板に複数の当接リブが間隔をおいて環状に配列され、
前記ガイドブロック及び保温ブロックはそれぞれ、ベースの当接リブと対応するように設置されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記保温部材のベースにおける当接リブの表面に複数の凸部がジグザグ状に且つ間隔をおいて凸設され、
前記保温部材のガイドブロックは、熱伝導部を備え、該熱伝導部の外周縁に径方向へ延出する当接フランジが設けられると共に、該熱伝導部に複数のスリットが間隔をおいて形成され、
該ガイドブロックは、当接フランジを介して凸部と対応するように当接されることが好ましい。
前記保温部材のベースにおける当接リブの表面に複数の凸部がジグザグ状に且つ間隔をおいて凸設され、
前記保温部材のガイドブロックは、熱伝導部を備え、該熱伝導部の外周縁に径方向へ延出する当接フランジが設けられると共に、該熱伝導部に複数のスリットが間隔をおいて形成され、
該ガイドブロックは、当接フランジを介して凸部と対応するように当接されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の表面に十字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、該各ガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることが好ましい。
前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の表面に十字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、該各ガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記各保温ブロックは、加熱部と、1つ以上の当接翼部と、ガイド穴とを備え、該当接翼部は、加熱部の側部に延設され、該ガイド穴は、加熱部を貫通するように形成され、また、該各保温ブロックの当接翼部は、凸部と対応し当接するように設置されることが好ましい。
前記各保温ブロックは、加熱部と、1つ以上の当接翼部と、ガイド穴とを備え、該当接翼部は、加熱部の側部に延設され、該ガイド穴は、加熱部を貫通するように形成され、また、該各保温ブロックの当接翼部は、凸部と対応し当接するように設置されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の上面に米字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、半分以上のガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることが好ましい。
前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の上面に米字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、半分以上のガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、前記各保温ブロックの加熱部の上面に、ガイド穴と連通するガイドスリットが凹設されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記保温部材のベースの底部に底部扉が取り付けられ、該底部扉は開閉可能に火取入れ口の下方に設置されることが好ましい。
前記保温部材のベースの底部に底部扉が取り付けられ、該底部扉は開閉可能に火取入れ口の下方に設置されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記底部扉は、下枠と、扉部と、ノブとを備え、該下枠は、ベースの底部に取り付けられ、該扉部は、移動可能に下枠とベースとの間に取り付けられ、該ノブは、扉部に取り付けられることが好ましい。
前記底部扉は、下枠と、扉部と、ノブとを備え、該下枠は、ベースの底部に取り付けられ、該扉部は、移動可能に下枠とベースとの間に取り付けられ、該ノブは、扉部に取り付けられることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記下枠に開口が形成され、
前記扉部に開口を通過する止め凸縁が設けられることが好ましい。
前記下枠に開口が形成され、
前記扉部に開口を通過する止め凸縁が設けられることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記外鍋本体の表面における、底部扉と対応する位置に複数の通気穴が形成され、開閉可能に該外鍋本体の各通気穴をカバーするように、扉部に遮蔽板が設置されることが好ましい。
前記外鍋本体の表面における、底部扉と対応する位置に複数の通気穴が形成され、開閉可能に該外鍋本体の各通気穴をカバーするように、扉部に遮蔽板が設置されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ矩形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ三角形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることが好ましい。
かかる保温調理鍋において、
前記外鍋本体の表面に複数の通気穴が形成され、該外鍋本体における各通気穴と対応する箇所に開閉可能に外鍋扉が設けられることが好ましい。
前記外鍋本体の表面に複数の通気穴が形成され、該外鍋本体における各通気穴と対応する箇所に開閉可能に外鍋扉が設けられることが好ましい。
本考案に係る保温調理鍋には、以下に示すようなメリットを有する。
1. 外鍋が内鍋を包み込む形で、外部の熱源により保温部材を加熱すると共に、外鍋が伝導熱や、対流熱、放射熱の伝わり手段により熱エネルギーを内鍋に送ることによって、内鍋を長時間加熱すると、外部の熱源を消した後も、高温をある程度維持させることができ、つまり、熱の放散が少ないので、コンロの火を消した後も、ある程度食材を加熱し続けることができる。
2. 本考案の外鍋の保温部材には、コンロなどからの火をガイドして集中させるガイドブロック、及びエネルギーを保存することができる複数の保温ブロックを有することから、熱エネルギーを均一且つスムーズに内鍋にガイドして、短時間で加熱することができるので、熱エネルギーの節約に繋がる。
3. 外鍋扉または遮蔽板により通気穴がカバーされていると共に、底部扉によりベースの火取入れ口がカバーされていることから、外鍋を密封状態に調整することができ、且つ外鍋の内部の熱が放散することもなく、蒸気も外部に漏れないので、保温調理鍋の周囲の環境温度を上昇させることはない。
1. 外鍋が内鍋を包み込む形で、外部の熱源により保温部材を加熱すると共に、外鍋が伝導熱や、対流熱、放射熱の伝わり手段により熱エネルギーを内鍋に送ることによって、内鍋を長時間加熱すると、外部の熱源を消した後も、高温をある程度維持させることができ、つまり、熱の放散が少ないので、コンロの火を消した後も、ある程度食材を加熱し続けることができる。
2. 本考案の外鍋の保温部材には、コンロなどからの火をガイドして集中させるガイドブロック、及びエネルギーを保存することができる複数の保温ブロックを有することから、熱エネルギーを均一且つスムーズに内鍋にガイドして、短時間で加熱することができるので、熱エネルギーの節約に繋がる。
3. 外鍋扉または遮蔽板により通気穴がカバーされていると共に、底部扉によりベースの火取入れ口がカバーされていることから、外鍋を密封状態に調整することができ、且つ外鍋の内部の熱が放散することもなく、蒸気も外部に漏れないので、保温調理鍋の周囲の環境温度を上昇させることはない。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1乃至図6に示すように、本考案に係る保温調理鍋の第一実施例は、外鍋10及び内鍋20を有する。
図1及び図2に示すように、前記外鍋10は、外鍋本体11及び保温部材を備え、そのうち外鍋本体11は、中空状の円筒体であり、上部開口と、下部開口と、フランジ111と、複数の通気穴112と、外鍋扉113と、複数の固定穴114とを備え、そのうち、該上部開口は、外鍋本体11の上部に形成され、該下部開口は、外鍋本体11の下部に形成され、該フランジ111は、外鍋本体11の上部周縁から径方向へ延設され、該通気穴112はそれぞれ、間隔をおいて水平方向に配列するように、外鍋本体11の壁面に形成され、該外鍋扉113は、開閉可能に外鍋本体11の各通気穴112と対応する箇所に設けられ、通気穴112を閉ざすことができる。尚、前記外鍋扉113は、縦方向、すなわち、図面の上下方向に開閉可能に設けられ、また、前記固定穴114は、細長状を呈し、等間隔で環状に外鍋本体11の外周面に配列するように、該各固定穴114に固定ユニット115が設置され、該固定ユニット115は、ボルトであることが好ましい。
図2、図3、図4に示すように、前記保温部材は、外鍋本体11の下部開口の近傍に取り付けられると共に、ベース12と、ガイドブロック13と、複数の保温ブロック14と、底部扉15とを備え、該ベース12は、円形の底板121を備え、該底板121の中心に火取入れ口122が形成され、更に、該底板121に円環状の壁部123が凸設されると共に、複数の当接リブ124が間隔をおいて環状に配列され、また、該底板121の外周面における固定穴114と対応する箇所に複数のネジ穴1211が間隔をおいて凹設される。
更に、前記底板121のネジ穴1211が固定穴114と対応すると共に、前記固定ユニット115が固定穴114を通過してネジ穴1211に螺設することによって、底板121が調整可能に外鍋本体11の内側に組み合わされる。
また、前記当接リブ124の高さは壁部123の高さより低く、該当接リブ124の表面に複数の凸部1241がジグザグ状に且つ間隔をおいて凸設され、その凸部1241を利用すれば、接触面積を小さくできるので、熱伝導の効率を高めることができる。尚、各当接リブ124に5つの凸部1241が設けられ、それらの凸部1241はそれぞれ、ジグザグ状に、且つ間隔をおいて配列されることが好ましい。
更に、前記底板121のネジ穴1211が固定穴114と対応すると共に、前記固定ユニット115が固定穴114を通過してネジ穴1211に螺設することによって、底板121が調整可能に外鍋本体11の内側に組み合わされる。
また、前記当接リブ124の高さは壁部123の高さより低く、該当接リブ124の表面に複数の凸部1241がジグザグ状に且つ間隔をおいて凸設され、その凸部1241を利用すれば、接触面積を小さくできるので、熱伝導の効率を高めることができる。尚、各当接リブ124に5つの凸部1241が設けられ、それらの凸部1241はそれぞれ、ジグザグ状に、且つ間隔をおいて配列されることが好ましい。
前記ガイドブロック13は、ベース12の火取入れ口122と対応するように、底板121の火取入れ口122に配置されると共に、熱伝導部131を備え、該熱伝導部131の外周縁に径方向へ延出する当接フランジ132が設けられ、該熱伝導部131に複数のスリット133が間隔をおいて形成され、また、該熱伝導部131は、下方に行くにつれて外径が縮小する円錐体を呈すると共に、上面が平坦状を呈し、該上面に十字形のガイド溝1311が形成され、該ガイド溝1311が交差する中心に貫通穴1312が形成され、該各ガイド溝1311にスリット133と連通する複数のガイド穴1313が間隔をおいて形成され、該ガイドブロック13は、当接フランジ132を介して凸部1241と対応するように当接される。
前記保温ブロック14はそれぞれ、ベース12の当接リブ124と対応すると共に、凸部1241の上方に当接するように環状に設置される。本実施例では、ベース12が8つの当接リブ124及び8つの保温ブロック14を有し、該各当接リブ124は、等間隔で環状に配列され、一方、各保温ブロック14は扇形を呈し、当接リブ124と対応するように当接されると共に、加熱部141と、2つの当接翼部142と、ガイド穴143とを備え、そのうち加熱部141は、扇形のブロックであり、それらの当接翼部142は、加熱部141の相対する両側に横方向に延設され、該ガイド穴143は、加熱部141の中間部分を貫通するように形成され、該各保温ブロック14の両側の当接翼部142は、両側の対応する当接リブ124に当接される。
前記底部扉15は、水平開閉可能にベース12の底部に取り付けられ、下枠151と、扉部152と、ノブ153とを有し、そのうち下枠151は、火取入れ口122の下方に位置するように、ベース12の底部に取り付けられ、火取入れ口122の周囲に位置する開口1511が形成され、該扉部152は、移動可能に下枠151と火取入れ口122との間に取り付けられ、該開口1511を貫設する止め凸縁1521が設けられ、該ノブ153は、外鍋本体11に突出するように、扉部152に取り付けられ、該ノブ153により火取入れ口122の開閉程度を自由に調整することができる。
前記内鍋20は、外鍋10の内部に設置され、内鍋本体21と、1対の取っ手22と、内鍋底部23とを備え、そのうち、該内鍋本体21の上端周縁に掛け止めフランジ211が延設され、該掛けフランジ211は、外鍋本体11のフランジ111に当接され、また、該内鍋本体21と外鍋本体11との間に隙間を有し、該1対の取っ手22はそれぞれ、掛け止めフランジ211の相対する両側に取り付けられ、該内鍋底部23は、内鍋本体21の底部に設けられ、該内鍋底部23の表面に複数の加熱柱231が間隔をおいて凸設され、該各加熱柱231は、中空状且つ矩形の柱であり、底部に複数の熱対流空間232が形成され、それによる高温の空気を流入させることによって保温効果を提供する。
図7及び図8に示すように、使用者が食材を内鍋20に入れ、該内鍋20を外鍋10の内部に設置し、そして、外鍋10をコンロ40上に置いて点火し加熱する。この時、コンロ40で直接に外鍋10の保温部材を加熱し、火取入れ口122を通ってガイドブロック13を加熱しながら、そのガイドブロック13の特別な構成により火を周囲の保温ブロック14にガイドすることから、保温ブロック14の温度が急速に上昇し、それと同時に、熱が内鍋底部23の熱対流空間232に流入して対流するので、内鍋20の底部を均一に且つ急速に加熱することができる。
一方、保温調理鍋の使用を止めるときは、コンロ40の火を消し、外鍋扉113を閉めて火取入れ口122を封止し、底部扉15を閉めて火取入れ口122を封止すると、外鍋10が完全に密封状態となるので、内部の熱対流または高温の空気の外部への放散が少なくなる。
また、その保温部材の体積は、一般的ななべより大きいので、多くの熱を吸収することができる。故に、本考案に係る保温調理鍋は、長時間高温での煮込みや高温度維持することができ、一度加熱すれば高温を長時間維持することができ、熱を外部に放散することはないことから、ガス代を節約できるので、実用性が高い。
一方、保温調理鍋の使用を止めるときは、コンロ40の火を消し、外鍋扉113を閉めて火取入れ口122を封止し、底部扉15を閉めて火取入れ口122を封止すると、外鍋10が完全に密封状態となるので、内部の熱対流または高温の空気の外部への放散が少なくなる。
また、その保温部材の体積は、一般的ななべより大きいので、多くの熱を吸収することができる。故に、本考案に係る保温調理鍋は、長時間高温での煮込みや高温度維持することができ、一度加熱すれば高温を長時間維持することができ、熱を外部に放散することはないことから、ガス代を節約できるので、実用性が高い。
図9に示すように、本考案に係る保温調理鍋の第二実施例は、殆ど第一実施例と同一であるが、内鍋底部23Aの加熱柱231Aが中空状且つ三角形を呈する点において異なる。
図10及び図11に示すように、本考案に係る保温調理鍋の第三実施例は、殆ど第一実施例と同一であるが、外鍋10Bの一部の構造が異なる。
即ち、その外鍋10Bは、外鍋本体11B及び保温部材を備え、該外鍋本体11Bは、上部開口と、下部開口と、フランジ111と、複数の通気穴112と、複数の固定穴114と、複数の固定ユニット115とを備え、そのうち、それらの通気穴112は、間隔をおいて縦方向に配列され、それらの固定穴114はそれぞれ縦方向の細長状穴であり、等間隔で外鍋本体11の外周面に形成され、該各固定ユニット115は、ねじ部及び六角ヘッド部を含み、該ねじ部は、外鍋本体11Bから固定穴114を通過して外鍋本体11Bの内部に挿し込まれ、ナットが螺設され、この構成によれば、固定ユニット115を移動自在に縦方向に調整して適当な高さで位置決めすることができる。
即ち、その外鍋10Bは、外鍋本体11B及び保温部材を備え、該外鍋本体11Bは、上部開口と、下部開口と、フランジ111と、複数の通気穴112と、複数の固定穴114と、複数の固定ユニット115とを備え、そのうち、それらの通気穴112は、間隔をおいて縦方向に配列され、それらの固定穴114はそれぞれ縦方向の細長状穴であり、等間隔で外鍋本体11の外周面に形成され、該各固定ユニット115は、ねじ部及び六角ヘッド部を含み、該ねじ部は、外鍋本体11Bから固定穴114を通過して外鍋本体11Bの内部に挿し込まれ、ナットが螺設され、この構成によれば、固定ユニット115を移動自在に縦方向に調整して適当な高さで位置決めすることができる。
その保温部材は、上部開口から外鍋本体11Bの内部に入れ、底部により外鍋本体11Bの内部に挿し込んだ固定ユニット115の上方に係合される。また、保温部材は、ベース12と、ガイドブロック13Bと、複数の保温ブロック14Bと、底部扉15Bとを備え、そのうちベース12の底部に摺動溝125が凹設され、該ガイドブロック13Bにおける熱伝導部131Bの上面に米字形のガイド溝1311が形成され、該ガイド溝1311は、ガイドブロック13Bを貫通しても貫通しなくてもよい。図面に示すように、本実施例においては、4つのガイド溝1311がガイドブロック13Bを貫通しないように形成されると共に、前記保温ブロック14Bにおける加熱部141Bの上面に、ガイド穴143と連通するガイドスリット144が凹設され、該ガイドスリット144は、ガイドブロック13Bのガイド溝1311と連通する。
前記底部扉15Bは、水平開閉可能にベース12の底部に取り付けられ、下枠151Bと、扉部152Bと、ノブ153Bと、遮蔽板154とを備え、そのうち下枠151Bは、底板121の下方に位置するように、ベース12の底部に固定され、火取入れ口122を囲むように開口1511が形成され、該扉部152は、移動可能にベース12の底部に挿し込まれ、該開口1511を通過する止め凸縁1521を有し、該扉部152Bが外鍋本体11Bから突出する外端を折ってノブ153Bに結合する結合プレート1522が設けられるので、該ノブ153を引いたり、押し込んだりすることにより、扉部152Bを摺動させて火取入れ口122の開き程度を調整することができる。また、前記遮蔽板154は、外鍋本体11Bの通気穴112と対応するように、外鍋本体11Bから突出した扉部152Bに係合され、該扉部152Bにより火取入れ口122を閉めると、遮蔽板154によって通気穴112が封止され、外鍋10Bが密封状態となる。
10、10B 外鍋
11、11B 外鍋本体
111 フランジ
112 通気穴
113 外鍋扉
114 固定穴
115 固定ユニット
12 ベース
121 底板
1211 ネジ穴
122 火取入れ口
123 壁部
124 当接リブ
1241 凸部
125 摺動溝
13、13B ガイドブロック
131、131B 熱伝導部
1311 ガイド溝
1312 貫通穴
1313 ガイド穴
132 当接フランジ
133 スリット
14、14B 保温ブロック
141、141B 加熱部
142 当接翼部
143 ガイド穴
144 ガイドスリット
15、15B 底部扉
151、151B 下枠
1511 開口
152、152B 扉部
1521 止め凸縁
1522 結合プレート
153、153B ノブ
154 遮蔽板
20 内鍋
21 内鍋本体
211 掛け止めフランジ
22 取っ手
23、23A 内鍋底部
231、231A 加熱柱
232 熱流空間
40 コンロ
50 鍋
60 コンロ
11、11B 外鍋本体
111 フランジ
112 通気穴
113 外鍋扉
114 固定穴
115 固定ユニット
12 ベース
121 底板
1211 ネジ穴
122 火取入れ口
123 壁部
124 当接リブ
1241 凸部
125 摺動溝
13、13B ガイドブロック
131、131B 熱伝導部
1311 ガイド溝
1312 貫通穴
1313 ガイド穴
132 当接フランジ
133 スリット
14、14B 保温ブロック
141、141B 加熱部
142 当接翼部
143 ガイド穴
144 ガイドスリット
15、15B 底部扉
151、151B 下枠
1511 開口
152、152B 扉部
1521 止め凸縁
1522 結合プレート
153、153B ノブ
154 遮蔽板
20 内鍋
21 内鍋本体
211 掛け止めフランジ
22 取っ手
23、23A 内鍋底部
231、231A 加熱柱
232 熱流空間
40 コンロ
50 鍋
60 コンロ
Claims (18)
- 外鍋及び内鍋を有し、
前記外鍋は、外鍋本体及び保温部材を備え、そのうち外鍋本体の下部に下部開口が形成され、該保温部材は、該外鍋本体の下部開口の近傍に取り付けられると共に、ベースを備え、該ベースの中央にガイドブロックが設置され、該ガイドブロックの周囲且つベースに、複数の保温ブロックが環状に配列されると共に、火取入れ口が形成され、
前記内鍋は、外鍋の内部に設置され、内鍋本体と、1対の取っ手と、内鍋底部とを備え、その内、該内鍋本体の上端周縁に掛け止めフランジが径方向に延設され、該掛け止めフランジは、外鍋本体の上縁部に当接され、また、該内鍋本体と外鍋本体との間に隙間を有し、該一対の取っ手は、内鍋本体の相対する両側に取り付けられ、該内鍋底部は、内鍋本体の底部に設けられることを特徴とする保温調理鍋。 - 前記保温部材のベースは、底板を備え、該底板に円環状の壁部が凸設されると共に、該底板に複数の当接リブが間隔をおいて環状に配列され、
前記ガイドブロック及び保温ブロックはそれぞれ、ベースの当接リブと対応するように設置されることを特徴とする請求項1に記載の保温調理鍋。 - 前記保温部材のベースにおける当接リブの表面に複数の凸部がジグザグ状に且つ間隔をおいて凸設され、
前記保温部材のガイドブロックは、熱伝導部を備え、該熱伝導部の外周縁に径方向へ延出する当接フランジが設けられると共に、該熱伝導部に複数のスリットが間隔をおいて形成され、
該ガイドブロックは、当接フランジを介して凸部と対応するように当接されることを特徴とする請求項2に記載の保温調理鍋。 - 前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の表面に十字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、該各ガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることを特徴とする請求項3に記載の保温調理鍋。
- 前記各保温ブロックは、加熱部と、1つ以上の当接翼部と、ガイド穴とを備え、該当接翼部は、加熱部の側部に延設され、該ガイド穴は、加熱部を貫通するように形成され、また、該各保温ブロックの当接翼部は、凸部と対応し当接するように設置されることを特徴とする請求項4に記載の保温調理鍋。
- 前記保温部材のガイドブロックの熱伝導部の上面に米字形のガイド溝が形成され、該ガイド溝の交差する中心に貫通穴が形成され、半分以上のガイド溝にスリットと連通する少なくとも1つのガイド穴が形成されることを特徴とする請求項3に記載の保温調理鍋。
- 前記各保温ブロックは、加熱部と、1つ以上の当接翼部と、ガイド穴とを備え、該当接翼部は、加熱部の側部に延設され、該ガイド穴は、加熱部を貫通するように形成され、また、該各保温ブロックの当接翼部は、凸部と対応し当接するように設置されることを特徴とする請求項6に記載の保温調理鍋。
- 前記各保温ブロックの加熱部の上面に、ガイド穴と連通するガイドスリットが凹設されることを特徴とする請求項7に記載の保温調理鍋。
- 前記各保温ブロックは、加熱部と、1つ以上の当接翼部と、ガイド穴とを備え、該当接翼部は、加熱部の側部に延設され、該ガイド穴は、加熱部を貫通するように形成され、また、該各保温ブロックの当接翼部は、凸部と対応し当接するように設置されることを特徴とする請求項3に記載の保温調理鍋。
- 前記保温部材のベースの底部に底部扉が取り付けられ、該底部扉は開閉可能に火取入れ口の下方に設置されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の保温調理鍋。
- 前記底部扉は、下枠と、扉部と、ノブとを備え、該下枠は、ベースの底部に取り付けられ、該扉部は、移動可能に下枠とベースとの間に取り付けられ、該ノブは、扉部に取り付けられることを特徴とする請求項10に記載の保温調理鍋。
- 前記下枠に開口が形成され、
前記扉部に開口を通過する止め凸縁が設けられることを特徴とする請求項11に記載の保温調理鍋。 - 前記外鍋本体の表面における、底部扉と対応する位置に複数の通気穴が形成され、開閉可能に該外鍋本体の各通気穴をカバーするように、扉部に遮蔽板が設置されることを特徴とする請求項12に記載の保温調理鍋。
- 前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ矩形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることを特徴とする請求項13に記載の保温調理鍋。
- 前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ三角形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることを特徴とする請求項13に記載の保温調理鍋。
- 前記外鍋本体の表面に複数の通気穴が形成され、該外鍋本体における各通気穴と対応する箇所に開閉可能に外鍋扉が設けられることを特徴とする請求項10に記載の保温調理鍋。
- 前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ矩形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の保温調理鍋。
- 前記内鍋における内鍋底部の表面に、中空状且つ三角形の複数の加熱柱が間隔をおいて凸設されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の保温調理鍋。
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