JP3195535U

JP3195535U - Ｄａｂパンツ

Info

Publication number: JP3195535U
Application number: JP2014005323U
Authority: JP
Inventors: 義郎水下
Original assignee: 義郎水下
Priority date: 2014-09-18
Filing date: 2014-09-18
Publication date: 2015-01-29
Anticipated expiration: 2024-09-18

Abstract

【課題】衛生的で汗ばんでもはきごこちの良い男性向け尿疾患者用パンツを提供する。【解決手段】パンツ本体２の前面中央部分に穴１０を設け、その下部分には袋６を立体的に設ける。パンツ本体の前面に逆台形の布があり、その上部分の水平部分の約６割を高さ２ｃｍ程カットし、その部分は左右伸縮できるようにし、両端１５はそれぞれの約２ｃｍ部分をベルト７に縫い合わせる。逆台形の下部分は手前側に折り返して両端２か所をスナップ４で止めて尿吸収パットを入れるためのポケット付きエプロンを構成する。【選択図】図１

Description

この発案は、男性向け尿疾患者用パンツ（以下、ＤＡＢパンツと言う）である。

市販されているパンツの形状からみた分類では、ブリーフ型、トランクス型、ボクサー型がある。市販パンツは利用者の年代に関係なくサイズのみの対応となっていて、人間は年齢を重ねることにより体型、筋肉のはり、皮膚の皺にも変化がでてくる。特に、中年以降男性の体型の変化に対応した男性用パンツが提供されていなかった。身体の必要な部分を機能分解し、それに対応した立体的でかつ機能デザインにすることで実現可能となった。

本案は陰茎や陰嚢の疾患で塗り薬や包帯などを巻いて治療している人、尿の漏れを気にして外出にとどまっている人、またそれ以上の頻尿に困っている人に対応できるパンツを提供することである。

男性の股間物の姿勢は青年時期においては筋肉、皮膚は張りつめていが、中高年以降になるとその張りがなくなってきてその状態が重力の影響によって垂れ下がってしまう。股間物は陰茎と陰嚢の２つの部分から構成されているが、陰茎の垂れ下がりによってその２つが密着してしまい気分的にも良くない。ＤＡＢパンツを着用することにより衛生的、且つ陰嚢、陰茎が汗ばんでもそれぞれが別々の空間にあるので、パンツの布が汗を吸収してくれる。又、陰茎から出る尿の量に対応した尿吸収パット付けることで少量から大量の漏れにも対応できる。更に、尿吸収パットでは対応できないほどの尿量の人には蓄尿バッグ式にも適用できるパンツになっている。

従来は股間物である陰茎と陰嚢をまとめてパンツの中に入れて置くしかなかった。
ＤＡＢパンツにより、この２つを別々の領域におくことが可能になった。これにより１１個の効果を確認することができる。
１．お互いに触れ合うことがないため股間がスッキリすること。
２．それぞれが発生させる汗、残った尿がお互いに付け合うことなくパンツの布が吸収してくれること。
３．陰茎と陰嚢が指定位置にあり健康に良いこと。
４．小用のときの出し入れが短時間、最短距離でできこと。
５．ポケット付エプロンの下部分は袋状にしてあり、その袋に陰茎の先が納まり、その部分に尿のモレを吸収する尿吸収パットを取り付けることができる。
６．パンツ本体とポケット付エプロンにより２重になっているため、小用後に陰茎からの尿は身体（股間の周り、太もも等）に付着することがなくなること。又、尿によるパンツの汚れは格段に狭い範囲になる。
７．ポケット付エプロンは左右２か所ウェストベルトのところで縫製してあり、その下は暖簾のようにフリーにしてあるため陰茎を圧迫することなく保持することができること。
８．陰茎や陰嚢の疾病で、塗り薬をつけたときお互いが触れ合わないように保持できることや、陰茎に包帯を巻きつけたときに外れることなく保持できること。
９．尿漏れパットの取替えはズボンもパンツも脱ぐことなく交換出来ること。
１０．多量の尿吸収パットを付けても、通常とおりの小用ができること。
１１．利き手が左でも右でも両方に対応できること。

実施例について図を参照して説明する。

図１は股間物である陰茎と陰嚢を別々に保持できるように作成したＤＡＢパンツの図である。ここでの図はボクサー型パンツを例に記述しているが、ブリーフ型も同様である。

発案のＤＡＢパンツは陰茎と陰嚢を正しい姿勢で保持できる構造にしてあるパンツである。小用のときには陰茎の出し入れはポケット付エプロンの上部分から簡単にでき、尿吸収パットの取替えもパンツを脱ぐことなく容易にできる構造にしてある。

図２はＤＡＢパンツに人体腰部分が入った側面図である。

図３では、ＤＡＢパンツ前面のポケット付エプロンの両端上部分はパンツ本体に取り付けてあり、これは陰茎と陰嚢が別空間を確保するためである。ポケット付エプロンの下部分は陰茎が収めることができるように立体空間を確保してある。

着用の手順として、ＤＡＢパンツに両脚を入れて、腰の位置までずり上げる途中に陰茎を手で持ち上げて着用することで、ＤＡＢパンツ本体側の陰茎用穴（出入り口）に陰茎が入り、ポケット付エプロンのポケット部分に納まる。

小用のときの手順は、ポケット付エプロンの上部から陰茎を真上に取り出すことができる。左が利き手の人でも右利きと同じように違和感なくできる。
ポケット付エプロンの上部分は伸縮できる構造になっているので簡単に取り出しが可能である。

陰茎の疾病治療で塗り薬では包帯を巻くことがある。体を動かすことによって包帯が陰茎から取れてしまっていた。本案では、陰茎がポケット付エプロンに入っているので左右、上下、前後の動きによって包帯が取れることがない。

頻尿や尿量の多い人が外出で尿吸収パットの交換が面倒な場合は、蓄尿バッグを利用することで対応できる。蓄尿バッグの尿は公衆トイレでも排出コックをワンタッチ操作で放出することができる。（図５の２０）

ＤＡＢパンツの図である。人体とＤＡＢパンツの側面図である。ＤＡＢパンツを構成しているパーツ組み合わせである。ＤＡＢパンツの側面図である。ＤＡＢパンツに蓄尿バッグを付けた図である。

１ＤＡＢパンツの全体の図
２パンツの本体部分
３ポケット付エプロン（陰茎が入るところ）
４ケット付エプロンを袋状にするためのスナップ（凹凸）２箇所
５小用のときに陰茎を出し入れするケット付エプロンの出入り口
この部分はゴムなどで伸縮できるようにしてある。
６パンツ本体下部分で陰嚢の納まるところ（立体にしてある）
７腰部分のゴムベルト
８尿吸収パットの入るところ
９尿吸収パット
１０陰茎を通すパンツ本体の出入り口
１１身体の側面
１２身体の陰嚢
１３身体の陰茎
１４スナップ（本体とポケット付エプロンを接続するため、本体側には凹、エプロン側には凸のスナップ）
１５エプロン付きポケットをウエストベルトに縫い合わせ部分
１６蓄尿バックのチューブを止める紐
１７蓄尿バッグ
１８尿チューブ
１９蓄尿バッグをレッグに止めるバンド（２か所）
２０蓄尿バッグに溜まった尿を放出するコック

Claims

ＤＡＢパンツ本体の前面の中央部分に陰茎が根元まで通すことができる穴（図３の１０）を設け、その下部分には陰嚢をすっぽり納めることができる袋（図２の６）を立体デザインしたパンツ。
ＤＡＢパンツ本体の前面に逆台形の布（図３の３ｂ）があり、その上部分の水平部分の約６割を高さ２ｃｍ程カットし、その部分は左右伸縮（図３の３ｂの５）できるようにしてあり、両端はそれぞれの約２ｃｍ部分をベルトに縫い合わせて（図１の１５）あり、逆台形の下部分は手前側に折り返して両端２か所にスナップで止めることでポケットにしてあるエプロン（図３の３ｂ）。