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JP3195322B2 - エディタ装置およびエディタプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

エディタ装置およびエディタプログラムを記録した記録媒体

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JP3195322B2
JP3195322B2 JP24922199A JP24922199A JP3195322B2 JP 3195322 B2 JP3195322 B2 JP 3195322B2 JP 24922199 A JP24922199 A JP 24922199A JP 24922199 A JP24922199 A JP 24922199A JP 3195322 B2 JP3195322 B2 JP 3195322B2
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JP
Japan
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program
editor
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ladder
screen
Prior art date
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JP24922199A
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舜雨 谷川
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Schneider Electric Japan Holdings Ltd
Original Assignee
Digital Electronics Corp
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Publication date
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Application filed by Digital Electronics Corp filed Critical Digital Electronics Corp
Priority to CNB2004100004348A priority patent/CN100368986C/zh
Priority to EP07009510A priority patent/EP1821166B1/en
Priority to US10/069,542 priority patent/US7603183B1/en
Priority to EP00955074A priority patent/EP1213633B9/en
Priority to AU67329/00A priority patent/AU6732900A/en
Priority to CNB2004100004371A priority patent/CN100368988C/zh
Priority to CNB2004100004386A priority patent/CN1302375C/zh
Priority to EP07009509A priority patent/EP1816531A3/en
Priority to CNB2004100004367A priority patent/CN100368987C/zh
Priority to DE60045196T priority patent/DE60045196D1/de
Priority to PCT/JP2000/005803 priority patent/WO2001016657A1/ja
Priority to CNB008122660A priority patent/CN1160601C/zh
Priority to EP07009511A priority patent/EP1816532A3/en
Priority to DE60035202T priority patent/DE60035202T2/de
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  • Programmable Controllers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御対象機器の状
態を表示させる機能および制御対象機器の動作を制御す
る機能を有するシステムにおいて、制御対象機器の状態
に応じた表示内容および制御対象機器の制御手順をプロ
グラミングするエディタ装置およびエディタプログラム
が記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェ
アの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えて
いる。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御
システム通りに動作させるためのシーケンス制御フロー
の設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメ
モリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連
の作業をプログラミングと称している。
【0003】このようなプログラミングにおいては、コ
ンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム
作成ができるように、独自の言語を用いており、利用者
に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発さ
れるようになった。現在、IEC(International Elect
rotechnical Commission) において、標準のプログラミ
ング言語が制定されている(IEC 6 1131-3 )。それ
は、SFC(Sequential Function Chart) 、LD(Ladde
r Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Functio
n Block Diagram)およびST(Structured Text) の5言
語である。
【0004】上記のように、各種のプログラミング言語
を用いてプログラム開発を行うことができるように環境
が整えられつつある。例えば、ラダー図(LD)は、リ
レーシンボルを用いて比較的容易にラダー回路を設計す
ることができるので従来から広く普及しており、現在で
も最もよく用いられているプログラミング言語である。
このようなプログラミング言語を用いたプログラミング
作業において用いられるプログラミングツールとして
は、ラダーエディタなどのプログラミングソフトウェア
が普及してきている。このソフトウェアは、パーソナル
コンピュータなどのコンピュータ装置において、ラダー
図などをシンボルを含む形態で作成できるので、プログ
ラムの作成および編集が容易に行える。
【0005】一方、プログラマブル表示器は、ドット表
示画面、操作用入力スイッチ、ホストコントローラ(P
LC)とのインターフェース、画面上での操作入力のよ
うな制御のためのプログラムメモリなどを備えた操作用
表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラ
フィック表示を行うので、操作盤、スイッチ、表示灯な
どの機能を備えることができる他、制御対象機器(デバ
イス)の稼働状況や作業指示のような管理のための各種
のモニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての
機能を備えている。
【0006】また、近年では、制御対象機器を接続する
ための入出力ユニットなどを搭載することによってPL
Cの制御機能を備えたプログラマブル表示器も登場して
きている。
【0007】このようなプログラマブル表示器で表示さ
れる制御画面(表示内容プログラム)は、画面作成ソフ
トウェア(作画エディタ)を用いてユーザ独自で作成で
きるようになっている。画面作成に際しては、ユーザ
が、パーソナルコンピュータなどにおいて作画ソフトに
よって提供されるスイッチ、ランプ、テンキー、メータ
表示器、グラフ表示器などの部品(マーク)、描画機能
などを用いて所望の制御画面を構成する。
【0008】また、作画エディタは、上記のような単一
の機能だけではなく、複数の機能が複合された複合部品
も用意している。複合部品としては、複合スイッチや、
カウンタなどが挙げられる。複合スイッチは、例えば、
複数のスイッチの組み合わせからなり、必要に応じてス
イッチの動作に連動するランプを備えている。また、カ
ウンタは、設定値とカウント値とをそれぞれ表示する数
値表示器、カウントアップ時に点灯するランプ、リセッ
ト操作のためのボタンなどを備えている。このような複
合部品は、通常、ライブラリ形式で登録されており、作
画エディタのウインドウ上でユーザが選択自在となるよ
うに提供される。
【0009】作成された制御画面は、画面データとして
プログラマブル表示器に転送されて記憶される。PLC
の稼働時には、プログラマブル表示器は、PLCとの間
でやり取りされるデータに基づいて、制御対象機器の動
作状態に応じて制御画面上に各部品や図形を表示させ
る。
【0010】ラダーエディタなどを用いた制御手順プロ
グラムの作成(プログラミング)と、作画エディタを用
いた表示内容プログラムの作成(画面作成)とは、一般
には独立して行われる。例えば、作成された制御手順プ
ログラムに基づいて表示内容プログラムを作成する場合
は、制御手順プログラムの作成時に各デバイスについて
入力された名称およびアドレスをテーブルの形式で書き
留めたような設計資料を作成しておき、その設計資料を
参照しながらI/Oアドレスの定義付けなどを含む表示
内容プログラムの作成作業を行う。また、作成された表
示内容プログラムに基づいて制御手順プログラムを作成
する場合も同様に、予め用意された設計資料に基づいて
作業を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のプログラム作成
方法では、両プログラムが、共通するデバイスに対応付
けてそれぞれ作成されるにも関わらず、独立して作成さ
れるので、デバイスのアドレスとラダー命令および部品
との割り付けのための入力操作が別途必要である。ま
た、上記のプログラム作成方法は、設計資料を作成する
必要がある上、プログラム作成が全てユーザの入力操作
による。それゆえ、上記のプログラム作成方法には、作
業効率が低く、プログラム作成に多大の時間を要する問
題がある。また、プログラム作成がユーザの入力操作に
よることから、一方のプログラム作成後に他方のプログ
ラムを作成する際に、設計資料を参照しながらの入力操
作において誤入力の生じるおそれがある。また、このよ
うな誤入力が生じると、プログラムのデバッグ作業がよ
り増大するという問題がある。
【0012】このような不都合を解消するためになされ
た発明として、特開平11−175326号公報には、
ラダー図を作成するラダーエディタと画面を作成する作
画エディタとの間でラダー命令(ラダー記号)と画面に
配置されるマーク(部品など)とを対応付けるエディタ
装置が開示されている。このエディタ装置は、ラダーウ
インドウ上に表示されているラダー命令を作画ウインド
ウに、例えばドラッグ&ドロップすることによって、そ
のラダー命令に対応するマークを作画ウインドウに表示
する一方、その逆の動作を行うようにも構成されてい
る。
【0013】これにより、予めラダー図または画面の一
方が作成されておれば、それに基づいてユーザがドラッ
グ&ドロップなどの操作を行うのみで他方を容易に作成
することができる。
【0014】しかしながら、このような方法では、作成
された画面に基づいてラダー図を作成する場合、1つの
マークに対し1つのラダー命令を自動的に生成すること
ができるものの、前記のような複合部品に対しては、複
数のラダー命令を組み合わせて最適なラダー回路を自動
生成することができない。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、表示内容プログラム作成時に入力される複
合部品に対応する制御手順プログラムを自動的に生成す
るようにしたエディタ装置およびエディタプログラムを
記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のエディタ装置
は、制御対象機器の状態を表示する表示機能部が実行す
る表示の内容を定めるための表示内容プログラムを作
する第1エディタ手段と、上記制御対象機器の動作を制
御する制御機能部が実行する制御の手順を定めるための
制御手順プログラムを作成するための第2エディタ手段
とを備えるエディタ装置において、上記の課題を解決す
るために、上記第1エディタ手段は、複数の機能を有す
る画像ブロックの個々の機能について、上記制御対象機
器のアドレスと当該制御対象機器の名称とを対応付ける
変数を介してアドレスを割り付けると共に、複数の機能
を有する画像ブロックが上記第1エディタ手段によっ
1エディタ画面に配置されると、当該画像ブロックの
各機能に関連付けられた変数を、上記制御手順プログラ
ムを構成する命令を実行順に格納するプログラムリスト
に登録することによって、上記画像ブロックに対応する
部分プログラムを生成するプログラム生成手段を備えて
いることを特徴としている。
【0017】上記の構成では、画像ブロックが第1エデ
ィタ画面に配置されると、プログラム生成手段によっ
て、変数がプログラムリストに登録される。プログラム
リストには、制御手順プログラムを構成する命令が実行
順に格納されるので、アドレスおよび画像ブロックの機
能に対応する変数がプログラムリストに登録されること
で、変数を介して画像ブロックの機能に対応する命令群
が生成されて、これによって部分プログラムが構成され
る。このように、操作上では、画像ブロックを第1エデ
ィタ画面に配置するだけで、部分プログラムが生成され
るので、ユーザによる部分プログラムの設計工数を大幅
に削減することができる。
【0018】上記のエディタ装置においては、上記プロ
グラム生成手段が、上記第2エディタ手段の第2エディ
タ画面へ、上記部分プログラムを構成する命令群を視
化させることが好ましい。具体的には、制御手順プログ
ラムがラダー図である場合、部分プログラムであるラダ
ー回路が第2エディタ画面に表示されることになる。こ
のように、プログラム生成手段を構成することによっ
て、画像ブロックが第1エディタ画面に配置されるだけ
で、第2エディタ画面にラダー回路などが表示されるの
で、視覚的に分かりやすい操作環境が提供される。
【0019】上記のエディタ装置においては、上記プロ
グラム生成手段が、生成された上記部分プログラムを個
別のファイルに保存することが好ましい。従来、制御手
順プログラムは、1つのファイルに保存されていたが、
上記のように部分プログラムを個別のファイルに保存す
ることによって、分散処理を可能にするとともに、制御
区分におけるファイル管理を容易にする。しかも、この
ようなファイル構成を採用することによって、複合部品
と部分プログラムとが容易に関連付けられる。
【0020】なお、このエディタ装置においては、上記
プログラム生成手段が、生成された上記部分プログラム
を上記制御手順プログラムのサブルーチンとして該サブ
ルーチン毎に分割して保存することが好ましい。これに
よって、制御手順プログラムにおいて繰り返し使用され
る部分プログラムがサブルーチン化された場合でも、上
記のような分散処理および容易なファイル管理を可能に
する。したがって、上記のエディタ装置と同様、制御手
順プログラムの管理の効率化ならびに表示内容プログラ
ムおよび制御手順プログラムの開発の効率化を図ること
ができる。
【0021】また、このエディタ装置においては、上記
プログラム生成手段は、上記部分プログラムを生成する
際、上記画像ブロックの機能を実現するように、上記プ
ログラムリストに、上記変数に対応するラダー命令と、
当該変数に割り付けられたア ドレスとを登録してもよ
い。これにより、ラダー命令とアドレスとの組み合わせ
による命令が得られる。
【0022】本発明のエディタプログラムが記録された
記録媒体は、制御対象機器の状態を表示する表示機能
実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
を作成する第1エディタ処理と、上記制御対象機器の
動作を制御する制御機能部が実行する制御の手順を定め
るための制御手順プログラムを作成するための第2エデ
ィタ処理とを含むエディタプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記の課題を
解決するために、上記第1エディタ処理は、複数の機能
を有する画像ブロックの個々の機能について、上記制御
対象機器のアドレスと当該制御対象機器の名称とを対応
付ける変数を介してアドレスを割り付けると共に、上記
エディタプログラムが、複数の機能を有する画像ブロッ
クが上記第1エディタ処理によって第1エディタ画面に
配置されると、当該画像ブロックの各機能に関連付けら
れた変数を、上記制御手順プログラムを構成する命令を
実行順に格納するプログラムリストに登録することによ
って、上記画像ブロックに対応する部分プログラムを生
成するプログラム生成処理を含んでいることを特徴とし
ている。
【0023】この記録媒体を用いると、本発明のエディ
タ装置と同様、プログラム生成処理によって、操作上で
は、画像ブロックを第1エディタ画面に配置するだけ
で、部分プログラムが生成されるので、ユーザによる部
分プログラムの設計工数を大幅に削減することができ
る。
【0024】本発明のエディタプログラムが記録された
他の記録媒体は、制御対象機器の状態を表示する表示機
部が実行する表示の内容を定めるための表示内容プロ
グラムを作成する第1エディタ処理または上記制御対象
機器の動作を制御する上記制御機能部が実行する制御の
手順を定めるための制御手順プログラムを作成するため
の第2エディタ処理のいずれか一方を含むエディタプロ
グラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であって、前記の課題を解決するために、 記第1エ
ディタ処理は、複数の機能を有する画像ブロックの個々
の機能について、上記制御対象機器のアドレスと当該制
御対象機器の名称とを対応付ける変数を介してアドレス
を割り付けると共に、上記エディタプログラムが、複数
の機能を有する画像ブロックが上記第1エディタ処理に
よって第1エディタ画面に配置されると、当該画像ブロ
ックの各機能に関連付けられた変数を、上記制御手順プ
ログラムを構成する命令を実行順に格納するプログラム
リストに登録することによって、上記画像ブロックに対
応する部分プログラムを生成するプログラム生成処理を
含んでいることを特徴としている。
【0025】この記録媒体を用いれば、前記の記録媒体
と同様、プログラム生成処理によって、画像ブロックを
第1エディタ画面に配置するだけで、部分プログラムが
生成されるので、ユーザによる部分プログラムの設計工
数を大幅に削減することができる。さらに、この記録媒
体によれば、第1または第2エディタ処理のいずれか一
方とプログラム生成処理とを含んでいる2種類のエディ
タプログラム、すなわち第1または第2エディタプログ
ラムを提供することができる。
【0026】上記の両記録媒体においては、上記プログ
ラム生成処理が、上記第2エディタ処理の第2エディタ
画面へ、上記部分プログラムを構成する命令群を視覚化
させることが好ましい。このように構成することによっ
て、前述のエディタ装置と同様、画像ブロックが第1エ
ディタ画面に配置されるだけで、第2エディタ画面に部
分プログラムが視覚化されるので、視覚的に分かりやす
い操作環境が提供される。
【0027】また、この記録媒体においては、上記プロ
グラム生成処理が、生成された上記部分プログラムを上
記制御手順プログラムのサブルーチンとして該サブルー
チン毎に分割して保存することが好ましい。これによっ
て、前述のエディタ装置と同様、部分プログラムがサブ
ルーチン化された場合でも、上記のような分散処理およ
び容易なファイル管理を可能にする。
【0028】なお、上記の両記録媒体においては、上記
プログラム生成処理が、生成された上記部分プログラム
を個別のファイルに保存することが好ましい。このよう
に構成することによって、前述のエディタ装置と同様、
分散処理を可能にするとともに、制御区分におけるファ
イル管理を容易にする。しかも、このようなファイル構
成を採用することによって、複合部品と部分プログラム
とが容易に関連付けられる。したがって、上記の記録媒
体と同様、制御手順プログラムの管理の効率化ならびに
表示内容プログラムおよび制御手順プログラムの開発の
効率化を図ることができる。
【0029】また、上記の両記録媒体においては、上記
プログラム生成処理は、上記部分プログラムを生成する
際、上記画像ブロックの機能を実現するように、上記プ
ログラムリストに、上記変数に対応するラダー命令と、
当該変数に割り付けられたアドレスとを登録してもよ
い。これにより、前述のエディタ装置と同様、ラダー命
令とアドレスとの組み合わせによる命令が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図16に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0031】本実施の形態に係る表示/制御システム
は、様々な構成が考えられるが、ここでは、第1ないし
第3の構成について説明する。
【0032】まず、図1に示す第1の表示/制御システ
ムは、プログラマブル表示器1およびPLC2を含んで
いる。
【0033】表示機能部としてのプログラマブル表示器
1は、CPU11、メモリ部12、VRAM13、ディ
スプレイ14、グラフィックコントローラ15、タッチ
パネル16、タッチパネルコントローラ17、メンテナ
ンスポート18および通信コントローラ19を備えてい
る。
【0034】メモリ部12は、DRAM12a、FEP
ROM(Flash Erasable and Programmable ROM)12b
等のメモリを含んでいる。DRAM12aは、主に、表
示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PL
C2との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用
いられる。FEPROM12bは、書き替え可能な読み
出し専用のフラッシュメモリであり、一般のパーソナル
コンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を
果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝
撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
【0035】また、上記のFEPROM12bは、図2
に示すように、表示制御システムプログラムと、通信プ
ロトコルと、ユーザ画面とをそれぞれ格納するエリアを
有している。表示制御システムプログラムは、画像表示
制御を行うための基本機能を実現するためのプログラム
である。通信プロトコルは、PLC2との通信処理で用
いられるプロトコルであり、PLC2の機種(メーカ)
に応じて固有に定められている。ユーザ画面は、後述す
る作画エディタ32bによって作成されて、FEPRO
M12bにダウンロードされている。このユーザ画面
は、ディスプレイ14に表示すべきベース画面や画像ブ
ロックとしての部品のデータおよび各部品に付与された
後述する処理指示語W(図3参照)などを含んでおり、
表示内容プログラムを構成している。
【0036】上記の部品は、スイッチ、ランプ、各種表
示器などの画像化された基本的な部品として予め用意さ
れている。また、部品としては、スイッチや数値表示器
などの動的変化を画面上の任意の位置で表現させるため
に、所望の位置に設定された矩形エリアに所望の動画機
能が設定された動画機能部(いわゆるタグ)も含まれ
る。
【0037】図3に示すように、画面データに含まれる
処理指示語Wは、ベース画面上で実行されるべき事象毎
に作成されている。この処理指示語Wは、基本的には、
表示制御動作を実行すべきベース画面のファイル番号F
と、このベース画面上で実行されるべき動作内容を特定
する事象名Tと、各実行事象毎に参照される1または複
数のデータからなる参照情報Iとを一組として備えてい
る。
【0038】CPU11は、前述のFEPROM12b
に格納された表示制御システムプログラムにしたがっ
て、プログラマブル表示器1の各部の動作を制御する。
また、CPU11は、後述するメンテナンスポート18
を介しての後述するコンピュータ装置3との通信を制御
する機能を有しており、作画エディタ32bからの画面
データを受け取るとFEPROM12bに格納したり、
ラダーエディタ32aからのラダープログラム(ユーザ
プログラム)を受け取るとPLC2に転送したりする。
【0039】VRAM13は、ディスプレイ14に表示
される画面のイメージを一時的に保持するメモリであ
り、FEPROM12bからの画面データのイメージを
水平方向に表示される順にドットデータとして格納して
いる。
【0040】ディスプレイ14は、液晶パネルやELパ
ネルのような平板型表示素子によって構成されている。
グラフィックコントローラ15は、VRAM13に展開
された画面のイメージを、ディスプレイ14に描画する
ドライバソフトウェアである。タッチパネル16は、デ
ィスプレイ14の表示画面上で入力を行うために設けら
れており、アナログ抵抗膜式タッチパネルなどが好適で
ある。タッチパネルコントローラ17は、タッチパネル
16の出力電圧を入力位置情報に変換してCPU11に
出力する。
【0041】メンテナンスポート18は、後述するコン
ピュータ装置3との間の通信を行うための通信ポートで
ある。一方、通信コントローラ19は、通信ケーブル
(例えばRS−232C)を介してPLC2との間で入
出力機器4…の制御や監視に関するデータなどの転送や
PLC2の出力データの取り込みを制御するインターフ
ェースである。
【0042】制御機能部としてのPLC2は、内蔵する
CPU部によって、後述する制御機能プログラムにした
がい、ラダーエディタ32aで作成されたユーザプログ
ラム(制御手順プログラム)で定められた手順で、入出
力機器4…の動作を制御する。
【0043】PLC2内のメモリには、アドレスを指定
することにより、ワードデバイスおよびビットデバイス
が格納場所を特定可能に設定されている。ワードデバイ
スは、入出力されるデータが数値のようなワードデータ
に対して設定され、ビットデバイスは、オン・オフ状態
のようなビットデータに対して設定される。このような
設定により、PLC2内の任意のワードデバイスまたは
ビットデバイスをアクセスするだけで入出力機器4…を
制御し、またはその動作状態に関する情報を個別に取り
出すことができる。
【0044】プログラマブル表示器1は、上記のビット
デバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、
必要な情報を適時にメモリ部12に読み込む一方、上記
の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理指示語Wの
事象名Tで特定される内容の動作をPLC2側の状態情
報を参照しながら実行する。これによって、ビットデバ
イスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化す
る表示動作が実行される。
【0045】プログラマブル表示器1の表示動作は、図
4に示すフローチャートの手順にしたがって行われる。
【0046】まず、入出力機器4…の制御が可能なオン
ラインモード、またはプログラマブル表示器1のみを動
作させるオフラインモードのいずれか一方を選択する
(S1)。オフラインモードが選択された場合(N
O)、プログラマブル表示器1において、設定処理、診
断処理などの各種の処理を行い(S6)、処理をS1に
戻す。
【0047】S1でオンラインモードが選択された場合
(YES)、起動処理としてプログラマブル表示器1の
メモリ部12に設定されている前記の処理指示語Wで引
用されているPLC2側の状態情報がプログラマブル表
示器1側に取り出される。具体的には、メモリ部12に
格納されている処理指示語W…のうち、現在表示されて
いるベース画面に関係する処理指示語Wに含まれる情報
から、PLC2に設定されたワードデバイスおよびビッ
トデバイスのアドレスが抽出される。そして、そのアド
レスに基づいてPLC2のメモリに直接アクセスするこ
とによって、アドレス指定された状態情報がメモリ部1
2に展開され、操作画面上に表示される。オンラインモ
ードでは、プログラマブル表示器1に表示された操作パ
ネル画面による入力操作があったか否かを判断する(S
2)。ここで、入力操作があった場合は、入力されたデ
ータに基づいて所定の演算処理を実行し(S3)、さら
にデータ通信処理を行う(S4)。
【0048】次いで、各事象の表示処理を実行する(S
5)。このとき、メモリ部12に格納されている処理指
示語Wのうち、通信処理によって抽出された状態情報に
基づく表示動作が行われる。
【0049】続いて、コンピュータ装置3について説明
する。
【0050】図1に示すように、コンピュータ装置3
は、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータに
よって構成されている。このコンピュータ装置3は、C
PU31、エディタ部32、データファイル33、メモ
リ部34、ディスプレイ35、入力装置36、外部記憶
装置37およびインターフェース部(図中、I/F)3
8を備えている。
【0051】CPU31は、コンピュータ装置3にイン
ストールされているOS(オペレーティングシステム)
上でエディタ部32を含むアプリケーションソフトウェ
アを動作させる際の各部の制御や演算処理を行う。
【0052】メモリ部34は、RAM、ROMなどのメ
モリを備えており、固定データの格納、一時的なデータ
記憶、CPU31の演算処理時における作業エリアの提
供といった役割を果たしている。
【0053】エディタ部32は、ラダーエディタ32
a、作画エディタ32bおよびラダー回路生成部32c
を含んでいる。
【0054】第2エディタ手段としてのラダーエディタ
32aは、入出力機器4…が所望のシーケンスにしたが
って動作するようにPLC2の制御手順を定めるユーザ
プログラムを作成するためのプログラミングソフトウェ
アであり、ディスプレイ35の表示画面35a(例えば
図12(a)参照)上で入出力機器4の動作に対応する
ラダー記号(ラダー命令)を配置してラダー図を作成で
きるように構成されている。このラダーエディタ32a
においては、例えば、国際基準IECに準拠した前述の
プログラミング言語が用いられる。
【0055】また、ラダーエディタ32aは、PLC2
の入力端子および出力端子のそれぞれに付与されている
入力番号および出力番号と、各入出力端子に接続される
入出力機器4の名称(デバイス名)との対応付けを変数
を介して入出力番号の割り付け(I/Oアサイン)とし
て行う。この割り付けの結果は、後述するラダーファイ
ル33aに保存される。
【0056】割り付けを行う際、メモリ部34には、入
力番号および出力番号をそれぞれアドレスとして、各ア
ドレスに対応するデバイス名が格納される。従来、この
ような割り付けは、PLCのメーカによって異なってお
り、絶対アドレスで設定されるので、メーカに応じたメ
モリテーブルを用意する必要がある。ただし、IECに
準拠した本ラダーエディタ32aは、上記の変数(自由
変数)によってユーザが入出力を決定できるので、上記
のようなメモリテーブルは不要である。また、一度決定
した割り付けも、後に変更することができる。
【0057】ラダーエディタ32aで入力されたラダー
命令は、アドレスを割り付けた状態で記憶するためにメ
モリ部34に形成されるラダーリスト(プログラムリス
ト)に一時的に登録される。このようなラダー命令の組
み合わせによって作成されたユーザプログラムは、プロ
グラマブル表示器1を介して(または直接)PLC2に
転送され、PLC2内のメモリにダウンロードされる。
【0058】第1エディタ手段としての作画エディタ3
2bは、プログラマブル表示器1が、入出力機器4…の
稼働状況や作業指示のような管理のための各種のモニ
タ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を
備えるように、ディスプレイ14に表示させる画面を作
成する画面作成ソフトウェアである。
【0059】一般に、作画エディタ32bは、ユーザ独
自の画面(ユーザ画面)を作成できるように、スイッ
チ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示
器、メータ表示器およびグラフ表示器)などの部品、描
画機能、テキスト入力機能などを備えている。部品とし
ては、単一の機能を有する単一部品だけでなく、複数の
機能を有する、複合スイッチ、カウンタ、タイマといっ
た複合部品が用意されている。このような複合は、単一
部品と同様、ドラッグ&ドロップなどの操作によってベ
ース画面の所望の位置に配置できるようにライブラリ形
式で登録されている。
【0060】また、作画エディタ32bは、作成された
画面に配置された部品の各入出力機器4に対する前記の
入出力番号(アドレス)を前記の変数を介して割り付け
る。
【0061】上記の作画エディタ32bによって作成さ
れたユーザ画面は、後述の画面ファイル33bに格納さ
れる。このユーザ画面は、必要に応じてインターフェー
ス部38を介してプログラマブル表示器1に転送され、
FEPROM12bにダウンロードされる。
【0062】プログラム生成手段としてのラダー回路生
成部32cは、作画エディタ32bを用いたユーザの操
作によって、後述する作画ウインドウ32b1 (図12
(a)参照)に選択された部品が配置されると、その部
品に応じたラダー回路をラダーエディタ32aに自動的
に生成させる。ラダー回路生成部32cは、具体的に
は、作画エディタ32bで入力された上記の変数を、ラ
ダーエディタ32aで入力されたラダー命令と対応させ
て前記のラダーリストに登録するとともに、予め変数に
関連付けられたラダー命令群を生成し、この命令群をラ
ダーエディタ32aに与えて、後述するラダーウインド
ウ32a1 (図12(a)参照)に表示させる。変数と
ラダー命令との関連付けは、ユーザが行えるようにして
もよいし、エディタ部32をソフトウェアとして供給す
る供給者によって予め設定されていてもよい。
【0063】なお、上記のラダー回路生成部32cは、
ラダーエディタ32aまたは作画エディタ32bのいず
れか一方の一機能または両エディタ32a・32bに共
通の一機能としてそれぞれに含まれていてもよい。
【0064】コンピュータ装置3は、エディタ部32を
備えることによってユーザプログラムおよびユーザ画面
の作成および編集を行うためのエディタ装置として機能
する。
【0065】エディタ部32は、パッケージソフトウェ
アまたはオーダーメイドソフトウェアとしてプログラム
メディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、例
えば、コンピュータ装置3と分離可能な記録媒体5に記
録されている。そして、エディタ部32は、記録媒体5
からコンピュータ装置3にインストールされることによ
ってエディタ機能を発揮することができる。
【0066】なお、エディタ部32は、単一の記録媒体
5に記録されていてもよいが、ラダーエディタ32aと
作画エディタ32bとがそれぞれ別個の記録媒体に記録
されていてもよい。
【0067】上記のプログラムメディアは、磁気テープ
やカセットテープなどのテープ系、フロッピディスクや
ハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、
MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好
適である。その他、上記のプログラムメディアは、マス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
Mなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。
【0068】また、コンピュータ装置3は、インターネ
ットを含む通信ネットワークと接続可能であることか
ら、通信ネットワークからプログラムをダウンロードす
るように流動的にプログラムを担持する媒体であっても
よい。ただし、このように通信ネットワークからプログ
ラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用
プログラムは予めコンピュータ装置3に格納されるか、
あるいは別な記録媒体からインストールされるものであ
ってもよい。
【0069】データファイル33は、ラダーファイル3
3aおよび作画ファイル33bを含んでいる。
【0070】データファイル33においては、例えば、
図5に示すように、ユーザプログラムがラダーファイル
33aに格納され、図6に示すように、ユーザ画面が画
面ファイル33bに格納される。
【0071】ラダーファイル33aは、コマンドファイ
ル部33a1 および変数データファイル部33a2 から
構成されている。コマンドファイル部33a1 は、入力
されたラダー記号に対応するラダー命令およびオペラン
ドを格納し、変数データファイル部33a2 は、コマン
ドファイル部33a1 に対応するように、上記のラダー
命令について、デバイスの変数およびアドレスを格納し
ている。
【0072】画面ファイル33bは、図形データファイ
ル部33b1 および変数データファイル部33b2 から
構成されている。図形データファイル部33b1 は、部
品、各種の図形(円、ライン、四角形)、テキスト(文
字列)などについてのデータを格納している。変数デー
タファイル部33b2 は、図形データファイル部33b
1 に対応するように、入力された部品について、デバイ
スの変数およびアドレスを格納している。
【0073】ラダーファイル33aおよび画面ファイル
33bが、変数データファイル部33a2 ・33b2
よって互いに関連付けられているので、第1ないし第3
の表示/制御システムにおける表示動作および制御動作
は互いに関連する。
【0074】ラダーファイル33aは、特に、画面ファ
イル33bに格納されている複合部品についてのデータ
に個々に対応するラダー回路についてのデータを格納す
る(例えば“.wll”という拡張子を持った)サブファイ
ルを複合部品毎に有している。具体的には、図7(a)
に示すように、複合部品がカウンタである場合は、カウ
ンタについてのユーザ画面のデータD1 に対して例えば
“TEST1.wll ”というファイル名を有するサブファイル
1 がラダー回路生成部32cによってラダーファイル
33aに生成される。また、図7(b)に示すように、
複合部品が複合スイッチである場合は、複合スイッチに
ついてのユーザ画面のデータD2 に対して例えば“TEST
2.wll ”というファイル名を有するサブファイルF2
ラダー回路生成部32cによってラダーファイル33a
に生成される。
【0075】ディスプレイ35は、CRT、LCDなど
によって構成されるが、パネルコンピュータであるコン
ピュータ装置3においては、液晶パネルやELパネルの
ような平板型表示素子によって構成される。入力装置3
6は、キーボード、マウスなどの入力操作を行うための
装置であり、特に、GUI(Graphical User Interface)
環境上で動作するエディタ部32での入力作業にはマウ
スなどの装置が適している。外部記憶装置37は、ハー
ドディスク装置などの磁気ディスクドライブ、CD−R
OMドライブなどの光ディスクドライブといった装置で
あり、少なくとも、前記の記録媒体5に記録されたプロ
グラムなどの情報を読み出すことができる装置を含んで
いる。インターフェース部38は、プログラマブル表示
器1との間でデータ通信を行う入出力部である。ラダー
エディタ32aで作成されたユーザプログラムおよび作
画エディタ32bで作成されたユーザ画面は、このイン
ターフェース部38を介してプログラマブル表示器1に
転送される。
【0076】続いて、第2の表示/制御システムについ
て説明する。
【0077】図8に示す第2の表示/制御システムは、
前述の第1の表示/制御システムと同様、プログラマブ
ル表示器1およびPLC2を含んでいるが、ここでのプ
ログラマブル表示器1は、さらにPLC機能を備えてお
り、入出力機器4…を直接制御するように構成されてい
る。このため、プログラマブル表示器1は、メモリ部1
2にSRAM12cを備えるとともに、前述の通信コン
トローラ19に加えて入出力ユニット(図中、I/Oユ
ニット)20およびI/O制御インターフェース21を
備えている。
【0078】SRAM12cは、ラダーエディタ32a
によって入力された変数を格納するエリアを有してい
る。また、FEPROM12bは、PLC機能を備える
ために、図9に示すように、表示制御システムプログラ
ムと、通信プロトコルと、ユーザ画面とをそれぞれ格納
するエリアに加えて、制御機能プログラムとユーザプロ
グラムとをそれぞれ格納するエリアを有している。制御
機能プログラムは、シーケンス制御の基本機能を実現す
るためのプログラムである。
【0079】入出力ユニット20は、入出力機器4…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。I/O制御インターフェース21
は、CPU11と入出力ユニット20との間の信号の授
受を仲介するインターフェース回路であって、入出力メ
モリ、D/A変換器、A/D変換器などを備えている。
【0080】引き続き、第3の表示/制御システムにつ
いて説明する。
【0081】図10に示す第3表示/制御システムは、
ソフトウェアで動作するいわゆるオープンコントローラ
(ソフトウェアPLC)を中心として構成されている。
【0082】オープンコントローラは、コンピュータ装
置3によって構成されており、入出力機器4…を接続す
るために、前述の第1の表示/制御システムにおけるコ
ンピュータ装置3のインターフェース部38の代わりに
入出力ユニット(図中、I/Oユニット)39およびI
/O制御インターフェース40を備えている。
【0083】入出力ユニット39は、入出力機器4…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。このような入出力ユニット39は、
I/Oボードとしてコンピュータ装置3内に実装される
が、リモートI/Oとしてコンピュータ装置3の外部に
独立して設けられてもよい。
【0084】I/O制御インターフェース40は、CP
U31と入出力ユニット39との間の信号の授受を仲介
するインターフェース回路であって、入出力メモリ、D
/A変換器、A/D変換器などを備えている。このI/
O制御インターフェース40は、入出力機器4…との間
で入出力されるデジタル信号またはアナログ信号をCP
U31とやり取りするようになっている。
【0085】また、コンピュータ装置3は、オープンコ
ントローラとして機能するように、インターフェースユ
ニット(図中、I/Fユニット)41を備えている。イ
ンターフェースユニット41は、イーサネット(登録商
標)などの汎用の通信プロトコルを用いるオープンネッ
トワーク8に対応した入出力部であり、オープンネット
ワーク8に接続されている。これによって、コンピュー
タ装置3は、オープンネットワーク8を介して他のコン
ピュータ装置、プログラマブル表示器、PLCなどと接
続される。
【0086】メモリ部34は、前述のSRAM12cと
同様、図9に示すように、表示制御システムプログラム
と、通信プロトコルと、画面データと、制御機能プログ
ラムと、ユーザプログラムとをそれぞれ格納するエリア
を有している。
【0087】このように構成されるコンピュータ装置3
は、入出力機器4…が配備されたシステムの運転時(オ
ンライン状態)では、作成された画面や現場の様子をデ
ィスプレイ35に表示させることによってターゲットシ
ステムの運転状況を監視するモニタとして機能するとと
もに、ターゲットシステムにおける入出力機器4…の制
御を行う。このとき、コンピュータ装置3は、ラダーエ
ディタ32aで作成され、データファイル33に格納さ
れているユーザプログラムを、制御機能プログラムにし
たがって実行する。一方、コンピュータ装置3は、ター
ゲットシステムの非運転時(オフライン状態)におい
て、ラダーエディタ32aまたは作画エディタ32bを
起動することによってユーザプログラムまたはユーザ画
面を作成するためのエディタ装置として機能する。
【0088】第1および第2の表示/制御システムで
は、ユーザプログラムおよびユーザ画面が、一旦データ
ファイル33に格納された後、それぞれPLC2および
プログラマブル表示器1にダウンロードされ、メモリに
格納される。第2の表示/制御システムでは、あるい
は、ユーザプログラムおよびユーザ画面が、一旦データ
ファイル33に格納された後、プログラマブル表示器1
にダウンロードされ、メモリ部12に格納される。第3
の表示/制御システムでは、ユーザプログラムおよびユ
ーザ画面がデータファイル33に格納される。
【0089】ここで、第1ないし第3の表示/制御シス
テムにおけるユーザ画面およびユーザプログラムを作成
する際の複合部品に対応するラダー回路の自動生成につ
いての処理手順について、図11のフローチャートを参
照して説明する。
【0090】ユーザ画面を作成しながらユーザプログラ
ムを作成する場合は、コンピュータ装置3において、ラ
ダーエディタ32aおよび作画エディタ32bが起動さ
れており、ディスプレイ35の表示部35a(図12
(a)参照)には、ユーザ画面作成用のエディタ画面
(第1エディタ画面)を表示するウインドウ(以降、作
画ウインドウと称する)32b1 およびユーザプログラ
ム作成用のエディタ画面(第2エディタ画面)を表示す
るウインドウ(以降、ラダーウインドウと称する)32
1 が同時に開いているものとする。
【0091】まず、作画ウインドウ32b1 上にて、ユ
ーザの操作によって複合部品のリストを表示し(S1
1)、そのリストの中からユーザによって選択された複
合部品が作画ウインドウ32b1 における画面作成領域
に配置されたか否かを判断する(S12)。複合部品が
配置されている場合、複合部品の個々の機能について、
変数を介してアドレスを割り付けるといった設定が終了
しているか否かを判断する(S13)。設定が終了して
いると、変数をラダーリストに登録する(S14)。
【0092】次いで、登録された変数に関連付けられた
ラダー命令群をラダーリストに生成することによって、
そのラダー命令群に対応するラダー回路をラダーウイン
ドウ32a1 に配置する位置を決定する(S15)。そ
の後、そのラダー回路について対応付けるサブルーチン
が入力されたか否かを判断する(S16)。サブルーチ
ンが入力されている場合、ラダーウインドウ32a1
おいて上記のラダー命令群を変数とともにラダー回路に
展開する(S17)。そして、処理を終了するか否かを
判断し(S18)、ここで、終了しない場合はS11に
処理を戻す一方、終了する場合は生成されたラダー回路
をラダーファイル33aにサブファイルとして保存する
(S19)。
【0093】ここで、図11のフローチャートの手順で
行われるラダー回路生成の具体例について説明する。
【0094】まず、図12(a)に示すように、ラダー
ウインドウ32a1 および作画ウインドウ32b1 が表
示部35aに開かれている。この状態で、図12(b)
に示すように、作画エディタ32bによって作画ウイン
ドウ32b1 に複合部品のライブラリLBを表示させ
る。そして、図12(c)に示すように、このライブラ
リLBから、例えば、複合スイッチの複合部品P1 を選
択して作画ウインドウ32b1 上に配置し、前記のS1
5の処理が終了すると、前記のS14ないしS17の一
連の処理によって、ラダーウインドウ32a1 に、複合
スイッチに対応するラダー回路が生成される。
【0095】複合部品P1 は、入出力機器4…が配置さ
れるターゲットシステムの自動操作を指示するためのス
イッチS1 、ターゲットシステムの手動運転を指示する
ためのスイッチS2 、自動運転または手動運転を停止さ
せるためのスイッチS3 および自動運転または手動運転
が行われている間に点灯するランプL1 から構成されて
いる。スイッチS1 ・S2 ・S3 上には、それぞれ変数
としての“自動”、“手動”、“停止”が表示される。
この複合スイッチは、スイッチS1 またはS2のみがO
NするとランプL1 が点灯し、スイッチS3 のみがON
するとランプL1 が消灯するように構成されており、こ
のような機能属性も予め複合部品P1 のデータとして図
形データファイル33b1 に格納されている。
【0096】このような複合部品P1 からラダー回路が
生成される際には、上記の変数ならびにランプL1 を点
灯させる際の変数“自動ランプ出力”および“手動ラン
プ出力”が、ラダー回路生成部32cによって図13に
示すラダーリストLL1 に登録される。変数“自動”、
“手動”および“停止”は予めスイッチに関係付けられ
ており、変数“自動ランプ出力”および“手動ランプ出
力”は予めランプに関係付けられている。これらの変数
は、複合部品P1 の機能を実現するように、ラダーリス
トLL1 に順次登録されていく。また、併せて、各変数
に割り付けられたアドレス(X0010、X0011な
ど)もラダーリストLL1 に登録される。さらに、各変
数に関係付けられた機能(スイッチ、ランプなど)およ
び複合部品P1 全体の機能に基づいて、各変数に対応す
るラダー命令(LD、ANDNなど)がラダーリストL
1 に自動的に登録される。この結果、ラダー命令とア
ドレスとの組み合わせによる命令が得られる。
【0097】ラダーエディタ32aは、このラダーリス
トLL1 に基づいてラダーウインドウ32a1 に複合部
品P1 に対応するラダー回路を描画する。このラダー回
路は、サブルーチンとして形成され、サブルーチン開始
側(SUBSTART複合スイッチ)に自動運転部と、サブルー
チン終了側(SUBEND複合スイッチ)の手動運転部とから
なっている。いずれのラダー回路でもLDおよびAND
Nのセット条件が成立するとランプをONさせ、LDの
スイッチがOFFしてもランプのON状態が維持される
ように、ORによる自己保持回路が形成されている。ま
た、停止(ANDN)がONしてリセット条件が成立す
ると、ランプがOFFする。
【0098】図14(a)に示すように、カウンタの複
合部品P2 が作画ウインドウ32bに配置される場合
は、図14(b)に示すラダー回路が生成される。上記
の複合部品P2 は、設定値表示用の数値表示器N1 、カ
ウント値表示用の数値表示器N2 、カウントアップ時に
点灯するランプL2 およびカウントリセット用のランプ
付スイッチS4 から構成されている。このカウンタは、
数値表示器N2 に逐次表示されるカウント値(CNT.
CV)が数値表示器N1 に設定された設定値(CNT.
PV)に達すると、カウントアップして、ランプL2
点灯させる。また、このカウンタは、ランプ付スイッチ
4 がONされることによってカウント値をリセットし
てランプ付スイッチS4 を点灯させる。さらに、この複
合部品P2には、カウンタとして機能するための設定値
を設定するための変数“SET”、リセット入力のため
の変数“RESET”およびカウントアップ出力のため
の変数“CNT.UP”が表示される。
【0099】このような複合部品P2 からラダー回路が
生成される際には、上記の変数ならびにリセット出力の
ための変数“CNT.R”およびカウントアップ検知
(設定値とカウント値との一致検出)のための変数“C
NT.EQ”が、ラダー回路生成部32cによって図1
5に示すラダーリストLL2 に登録される。変数“SE
T”は予めカウンタに関係付けられ、変数“RESE
T”は予めスイッチに関係付けられ、“CNT.R”お
よび“CNT.UP”は予めランプに関係付けられてい
る。これらの変数は、複合部品P2 の機能を実現するよ
うに、ラダーリストLL2 に順次登録されていく。ま
た、併せて、各変数に割り付けられたアドレス(X01
00、X0101など)もラダーリストLL2 に登録さ
れる。さらに、各変数に関係付けられた機能(スイッ
チ、ランプなど)および複合部品P2 全体の機能に基づ
いて、各変数に対応するラダー命令(CTU、LDな
ど)がラダーリストLL2 に自動的に登録される。この
結果、ラダー命令とアドレスとの組み合わせによる命令
が得られる。
【0100】ラダーエディタ32aは、このラダーリス
トLL2 に基づいてラダーウインドウ32a1 に複合部
品P2 に対応するラダー回路を描画する。このラダー回
路は、サブルーチンとして形成され、サブルーチン開始
側(SUBSTARTカウンタ)のカウンタ部と、中段のリセッ
ト部と、サブルーチン終了側(SUBENDカウンタ)のカウ
ントアップ部とからなっている。SUBENDカウンタは、比
較命令によって、設定値とカウント値が一致するとQ出
力をONして、カウントアップ出力をONさせる。
【0101】なお、上記のカウンタ部のカウント入力C
Eには、通常、カウントクロック供給用のa接点(図示
せず)が配置される。
【0102】上記のような複合スイッチおよびカウンタ
に対応するラダー回路は、図7(a)および(b)に示
すように、複合部品毎にサブファイルに格納されるの
で、サブルーチンまたはメインルーチンと独立したブロ
ックとして形成される。ラダー回路がサブルーチンとし
て形成される際には、図13および図15に示すよう
に、必ず最後にリターン命令(RET)が記述される。
また、このようなラダー回路にジャンプするには、図1
6(a)および(b)に示すような、サブルーチン名の
“複合スイッチ”および“カウンタ”の回路に無条件に
サブルーチンにジャンプする命令(CALL命令)がメ
インルーチンに組み込まれる。また、上記のラダー回路
がサブルーチンとして形成されない場合は、図示はしな
いが、指定されたステップへ無条件にジャンプする命令
(JMP命令)がメインルーチンに組み込まれる。
【0103】以上に述べたように、本実施の形態に係る
第1ないし第3の表示/制御システムでは、ラダー回路
生成部32cを備えることによって、図12(c)に示
すように、作画ウインドウ32b1 に複合部品を配置す
るだけで、ラダーウインドウ32a1 に複合部品に対応
するラダー回路が自動的に生成される。それゆえ、複合
部品に対応して複数のラダー命令が組み合わせてなるラ
ダー回路の作成のために従来要していたユーザの入力操
作が実質的に不要になる。したがって、そのようなラダ
ー回路を含むユーザプログラムの作成効率を大幅に向上
させることができる。また、複合部品の配置によってラ
ダー回路を生成するので、視覚的に分かりやすい操作環
境が提供され、操作性も向上させることができる。
【0104】また、複合部品に対応するラダー回路が前
述のように個別のサブファイルに格納されるファイル構
造を採用しているので、ランタイム制御(実行制御)用
のユーザプログラムを1つのファイルで管理していた従
来のエディタ装置と異なり、分散処理を可能にするとと
もに、制御区分におけるファイル管理を容易にする。し
かも、このようなファイル構造を採用することによっ
て、複合部品とラダー回路とが容易に関連付けられるの
で、ラダーエディタ32aと作画エディタ32bとの親
和性を高めることができる。
【0105】さらに、ラダー回路をサブルーチンとして
生成することによって、メインルーチンのラダー回路の
作成と独立して複合部品のラダー回路を作成することが
できる。それゆえ、プログラム設計の自由度を向上させ
るとともに、複合部品に対応するラダー回路の詳細な設
計工数を大幅に削減することができる。
【0106】なお、本実施の形態では、主に複合部品を
作画ウインドウ32b1 に配置することによってラダー
回路を自動的に生成する例について説明したが、単一の
部品を作画ウインドウ32b1 に配置することによって
も、その部品に対応するラダー記号を生成することがで
きる。この場合、生成されたラダー記号は、上記のラダ
ー回路とは異なり、サブファイルには保存されず、メイ
ンルーチンが登録されるファイルに保存される。
【0107】また、本発明は、ラダー図だけではなく、
前述のIEC 6 1131-3 で規定された5言語を含む他の
言語によるプログラミングにおいても適用されるのは勿
論である。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本発明のエディタ装置
は、第1エディタ手段が複数の機能を有する画像ブロッ
クの個々の機能について、制御対象機器のアドレスと当
該制御対象機器の名称とを対応付ける変数を介してアド
レスを割り付けると共に、複数の機能を有する画像ブロ
ックが第1エディタ手段によって第1エディタ画面に配
置されると、当該画像ブロックの各機能に関連付けられ
た変数を、上記制御手順プログラムを構成する命令を実
行順に格納するプログラムリストに登録することによっ
て、上記画像ブロックに対応する部分プログラムを生成
するプログラム生成手段を備えている構成である。
【0109】これによって、操作上では、画像ブロック
を第1エディタ画面に配置するだけで、部分プログラム
が生成されるので、ユーザによる部分プログラムの設計
工数を大幅に削減することができる。したがって、制御
手順プログラムの作成効率を向上させることができると
いう効果を奏する。
【0110】上記のエディタ装置においては、上記プロ
グラム生成手段が、上記第2エディタ手段の第2エディ
タ画面へ、上記部分プログラムを構成する命令群を視
化させるので、画像ブロックが第1エディタ画面に配置
されるだけで、第2エディタ画面に部分プログラムが視
覚化(例えば表示)される。このように、視覚的に分か
りやすい操作環境が提供されるので、制御手順プログラ
ムの作成効率をより一層向上させることができるという
効果を奏する。
【0111】上記のエディタ装置においては、上記プロ
グラム生成手段が、生成された上記部分プログラムを個
別のファイルに保存するので、分散処理を可能にすると
ともに、制御区分におけるファイル管理を容易にする。
しかも、このようなファイル構成を採用することによっ
て、複合部品と部分プログラムとが容易に関連付けられ
る。したがって、実行制御までをも含めた制御手順プロ
グラムの管理を効率的に行うことができるとともに、第
1および第2エディタ手段の親和性が高まることで表示
内容プログラムおよび制御手順プログラムの開発を効率
的に行うことができるという効果を奏する。
【0112】また、このエディタ装置においては、上記
プログラム生成手段が、上記部分プログラムを生成する
際、上記画像ブロックの機能を実現するように、上記プ
ログラムリストに、上記変数に対応するラダー命令と、
当該変数に割り付けられたアドレスとを登録するので、
ラダー命令とアドレスとの組み合わせによる命令が得ら
れるという効果を奏する。
【0113】本発明のエディタプログラムが記録された
記録媒体は、第1エディタ処理は、複数の機能を有する
画像ブロックの個々の機能について、上記制御対象機器
のアドレスと当該制御対象機器の名称とを対応付ける変
数を介してアドレスを割り付けると共に、エディタプロ
グラムが、複数の機能を有する画像ブロックが第1エデ
ィタ処理によって上記第1エディタ画面に配置される
、当該画像ブロックの各機能に関連付けられた変数
を、上記制御手順プログラムを構成する命令を実行順に
格納するプログラムリストに登録することによって、上
記画像ブロックに対応する部分プログラムを生成するプ
ログラム生成処理を含んでいる構成である。
【0114】これによって、本発明のエディタ装置と同
様、操作上では、画像ブロックを第1エディタ画面に配
置するだけで、部分プログラムが生成されるので、ユー
ザによる部分プログラムの設計工数を大幅に削減するこ
とができる。したがって、制御手順プログラムの作成効
率を向上させることができるという効果を奏する。
【0115】本発明のエディタプログラムが記録された
他の記録媒体は、エディタプログラムが、表示内容プロ
グラムを作成する第1エディタ処理または制御手順プロ
グラムを作成するための第2エディタ処理のいずれか一
方と、上記プログラム生成処理とを含んでいる構成であ
る。
【0116】これによって、前記の記録媒体と同様、プ
ログラム生成処理によって、画像ブロックを第1エディ
タ画面に配置するだけで、部分プログラムが生成される
ので、ユーザによる部分プログラムの設計工数を大幅に
削減することができる。したがって、制御手順プログラ
ムの作成効率を向上させることができる。さらに、この
記録媒体によれば、エディタプログラムが第1または第
2エディタ処理のいずれか一方と、プログラム生成処理
とを含んでいるので、第1エディタ処理と第2エディタ
処理とが独立したエディタプログラムに含まれているよ
うな形態であっても本発明を適用することができる。
【0117】上記の両記録媒体は、上記プログラム生成
処理が、上記第2エディタ処理の第2エディタ画面へ
上記部分プログラムを構成する命令群を視覚化させるの
で、前述のエディタ装置と同様、画像ブロックが第1エ
ディタ画面に配置されるだけで、第2エディタ画面に部
分プログラムが視覚化される。このように、視覚的に分
かりやすい操作環境が提供される結果、制御手順プログ
ラムの作成効率をより一層向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0118】また、上記の両記録媒体は、上記プログラ
ム生成処理が、生成された上記部分プログラムを個別の
ファイルに保存するので、前述のエディタ装置と同様、
分散処理を可能にするとともに、制御区分におけるファ
イル管理を容易にする。しかも、このようなファイル構
成を採用することによって、複合部品と部分プログラム
とが容易に関連付けられる。したがって、実行制御まで
をも含めた制御手順プログラムの管理を効率的に行うこ
とができるとともに、第1および第2エディタ処理の親
和性が高まることで表示内容プログラムおよび制御手順
プログラムの開発を効率的に行うことができるという効
果を奏する。
【0119】また、この記録媒体においては、上記プロ
グラム生成処理が、上記部分プログラムを生成する際、
上記画像ブロックの機能を実現するように、上記プログ
ラムリストに、上記変数に対応するラダー命令と、当該
変数に割り付けられたアドレスとを登録するので、ラダ
ー命令とアドレスとの組み合わせによる命令が得られる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る第1の表示/制御
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1の表示/制御システムにおけるプログ
ラマブル表示器のFEPROMに格納されるプログラム
を示す説明図である。
【図3】上記プログラマブル表示器などで表示されるユ
ーザ画面に含まれる処理指示語の基本的フォーマットを
示す説明図である。
【図4】上記プログラマブル表示器の表示動作の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の各表示/制御システムにおけるコンピ
ュータ装置に設けられるラダーファイルの構成を示す説
明図である。
【図6】本発明の各表示/制御システムにおけるコンピ
ュータ装置に設けられる画面ファイルの構成を示す説明
図である。
【図7】(a)および(b)は本発明の各表示/制御シ
ステムにおけるコンピュータ装置に設けられる作画エデ
ィタで入力された複合部品のデータと、このデータに基
づいてラダーエディタで生成されたラダー回路を格納す
るサブファイルとの関連付けを示す説明図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係る第2の表示/制御
システムの構成を示すブロック図である。
【図9】第2および第3の表示/制御システムにおける
プログラマブル表示器のFEPROMに格納されるプロ
グラムを示す説明図である。
【図10】本発明の実施の一形態に係る第3の表示/制
御システムの構成を示すブロック図である。
【図11】上記の各表示/制御システムで実行される、
ユーザ画面において複合部品の配置に伴ってラダー回路
を生成する処理手順を示すフローチャートである。
【図12】(a)ないし(c)は複合スイッチの複合部
品を配置する場合の図11の処理手順の具体例を示す説
明図である。
【図13】上記複合スイッチの複合部品からラダー回路
を生成する際に利用されるラダーリストを示す説明図で
ある。
【図14】(a)は作画ウインドウに配置されるカウン
タの複合部品を示す説明図であり、(b)はカウンタの
複合部品が配置されることによってラダーウインドウに
生成されるラダー回路を示す回路図である。
【図15】上記カウンタの複合部品からラダー回路を生
成する際に利用されるラダーリストを示す説明図であ
る。
【図16】(a)は上記複合スイッチに対応するラダー
回路をサブルーチンとして、メインルーチンからそのサ
ブルーチンにジャンプするラダー回路を示す回路図であ
り、(b)は上記カウンタに対応するラダー回路をサブ
ルーチンとして、メインルーチンからそのサブルーチン
にジャンプするラダー回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 プログラマブル表示器(表示機能部、
制御機能部) 2 PLC(制御機能部) 3 コンピュータ装置(表示機能部、制御
機能部) 4 入出力機器(制御対象機器) 5 記録媒体 32a ラダーエディタ(第2エディタ手
段) 32a1 ラダーウインドウ(第2エディタ画
面) 32b 作画エディタ(第1エディタ手段) 32b1 作画ウインドウ(第1エディタ画
面) 32c ラダー回路生成部(プログラム生成
手段) 33a ラダーファイル 33b 画面ファイル F1 ・F2 サブファイル LL1 ・LL2 ラダーリスト(プログラムリスト) P1 ・P2 複合部品(画像ブロック)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象機器の状態を表示する表示機能
    実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    を作成する第1エディタ手段と、上記制御対象機器の
    動作を制御する制御機能部が実行する制御の手順を定め
    るための制御手順プログラムを作成するための第2エデ
    ィタ手段とを備えるエディタ装置において、 上記第1エディタ手段は、複数の機能を有する画像ブロ
    ックの個々の機能について、上記制御対象機器のアドレ
    スと当該制御対象機器の名称とを対応付ける変数を介し
    てアドレスを割り付けると共に、 複数の機能を有する画像ブロックが上記第1エディタ手
    段によって第1エディタ画面に配置されると、当該画像
    ブロックの各機能に関連付けられた変数を、上記制御手
    順プログラムを構成する命令を実行順に格納するプログ
    ラムリストに登録することによって、上記画像ブロック
    に対応する部分プログラムを生成するプログラム生成手
    段を備えていることを特徴とするエディタ装置。
  2. 【請求項2】上記プログラム生成手段が、上記第2エデ
    ィタ手段の第2エディタ画面へ、上記部分プログラムを
    構成する命令群を視覚化させることを特徴とする請求項
    1に記載のエディタ装置。
  3. 【請求項3】上記プログラム生成手段が、生成された上
    記部分プログラムを個別のファイルに保存することを特
    徴とする請求項1に記載のエディタ装置。
  4. 【請求項4】上記プログラム生成手段は、上記部分プロ
    グラムを生成する際、上記画像ブロックの機能を実現す
    るように、上記プログラムリストに、上記変数に対応す
    るラダー命令と、当該変数に割り付けられたアドレスと
    を登録することを特徴とする請求項1、2または3記載
    のエディタ装置。
  5. 【請求項5】制御対象機器の状態を表示する表示機能
    実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    を作成する第1エディタ処理と、上記制御対象機器の
    動作を制御する制御機能部が実行する制御の手順を定め
    るための制御手順プログラムを作成するための第2エデ
    ィタ処理とを含むエディタプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記第1エディタ処理は、複数の機能を有する画像ブロ
    ックの個々の機能について、上記制御対象機器のアドレ
    スと当該制御対象機器の名称とを対応付ける変数を介し
    てアドレスを割り付けると共に、 複数の機能を有する画像ブロックが上記第1エディタ処
    理によって第1エディタ画面に配置されると、当該画像
    ブロックの各機能に関連付けられた変数を、上記制御手
    順プログラムを構成する命令を実行順に格納するプログ
    ラムリストに登録することによって、上記画像ブロック
    に対応する部分プログラムを生成するプログラム生成処
    理を含んでいることを特徴とするエディタプログラムを
    記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】制御対象機器の状態を表示する表示機能
    実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    を作成する第1エディタ処理または上記制御対象機器
    の動作を制御する制御機能部が実行する制御の手順を定
    めるための制御手順プログラムを作成するための第2エ
    ディタ処理のいずれか一方を含むエディタプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、上記第1エディタ処理は、複数の機能を有する画像ブロ
    ックの個々の機能について、上記制御対象機器のアドレ
    スと当該制御対象機器の名称とを対応付ける変数を介し
    てアドレスを割り付けると共に、 複数の機能を有する画像ブロックが上記第1エディタ処
    理によって第1エディタ画面に配置されると、当該画像
    ブロックの各機能に関連付けられた変数を、上記制御手
    順プログラムを構成する命令を実行順に格納するプログ
    ラムリストに登録することによって、上記画像ブロック
    に対応する部分プログラムを生成するプログラム生成処
    理を含んでいることを特徴とするエディタプログラムを
    記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】上記プログラム生成処理が、上記第2エデ
    ィタ処理の第2エディタ画面へ、上記部分プログラムを
    構成する命令群を視覚化させることを特徴とする請求項
    5または6に記載の記録媒体。
  8. 【請求項8】上記プログラム生成処理が、生成された上
    記部分プログラムを個別のファイルに保存することを特
    徴とする請求項5または6に記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】上記プログラム生成処理は、上記部分プロ
    グラムを生成する際、上記画像ブロックの機能を実現す
    るように、上記プログラムリストに、上記変数に対応す
    るラダー命令と、当該変数に割り付けられたアドレスと
    を登録することを特徴とする請求項5または6記載の記
    録媒体。
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