JP3193135B2 - ドットパターンのドット位置検出方法 - Google Patents
ドットパターンのドット位置検出方法Info
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims 1
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報をもとにドッ
トパターンのドット位置を検出する方法に関するもので
ある。
トパターンのドット位置を検出する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のドットパターン識別方法の一例に
ついて図を参照しながら説明する。
ついて図を参照しながら説明する。
【0003】ドットパターンの識別は、大きく分けて図
1に示す4つの手段を用いて行なわれる。
1に示す4つの手段を用いて行なわれる。
【0004】第1番目の、画像入力手段は、図2に示す
ように、カメラより入力されたドットパターンの画像
を、A/D変換器により、x,y方向にそれぞれ画素分
割を行い、各画素は離散的な濃度値をもつディジタル画
像に変換し、画像メモリに格納する。以下の手段では、
このメモリに格納された画像データに対して、処理を施
すことにより、ドットパターンの識別を行う。
ように、カメラより入力されたドットパターンの画像
を、A/D変換器により、x,y方向にそれぞれ画素分
割を行い、各画素は離散的な濃度値をもつディジタル画
像に変換し、画像メモリに格納する。以下の手段では、
このメモリに格納された画像データに対して、処理を施
すことにより、ドットパターンの識別を行う。
【0005】第2番目の、各パターンの切り出し手段と
しては、図3に示すように、x方向の直線上の画素濃度
を合計していく投影処理により、その投影値(濃度値の
合計値)が連続してあるしきい値以上である部分の長さ
が、ほぼパターンのy方向の長さに等しいときパターン
が存在する部分であるとし、パターンの上下端を決定す
る。同様に、y方向の投影値が連続してあるしきい値以
上である部分の長さが、ほぼパターンのx方向の長さに
等しいときパターンが存在する部分であるとし、各パタ
ーンの左右端を決定する。図3の例では、y方向切り出
しの投影しきい値はthy、パターンの上端位置はy1
、下端位置はy2で示される。x方向の切り出しの投
影しきい値はthx、各パターンの左端位置はx11、
x12、x13、右端位置はxr1、xr2、xr3で
示される。各パターンの上下、左右端より図4に示すよ
うにその外接矩形が得られる。
しては、図3に示すように、x方向の直線上の画素濃度
を合計していく投影処理により、その投影値(濃度値の
合計値)が連続してあるしきい値以上である部分の長さ
が、ほぼパターンのy方向の長さに等しいときパターン
が存在する部分であるとし、パターンの上下端を決定す
る。同様に、y方向の投影値が連続してあるしきい値以
上である部分の長さが、ほぼパターンのx方向の長さに
等しいときパターンが存在する部分であるとし、各パタ
ーンの左右端を決定する。図3の例では、y方向切り出
しの投影しきい値はthy、パターンの上端位置はy1
、下端位置はy2で示される。x方向の切り出しの投
影しきい値はthx、各パターンの左端位置はx11、
x12、x13、右端位置はxr1、xr2、xr3で
示される。各パターンの上下、左右端より図4に示すよ
うにその外接矩形が得られる。
【0006】第3番目の、ドット検出手段について述べ
る。各パターンの切り出し手段により得られた外接矩形
を、図5に示すように各ドットが1つのメッシュに入る
ようにメッシュ分割する。次に、各メッシュ内のドット
の有無を決定するわけであるが、その方法は、各メッシ
ュ内で、ある濃度しきい値以上である画素が、ある判定
数以上である場合はメッシュ内にドットが存在するもの
とする。例えば、1つのメッシュ内の各画素の濃度値
が、図6のとおりである場合、濃度しきい値が50、判
定数が8であるならば、このメッシュにはドットが存在
するが、濃度しきい値を70、判定数を8としたなら
ば、このメッシュにはドットは存在しない。
る。各パターンの切り出し手段により得られた外接矩形
を、図5に示すように各ドットが1つのメッシュに入る
ようにメッシュ分割する。次に、各メッシュ内のドット
の有無を決定するわけであるが、その方法は、各メッシ
ュ内で、ある濃度しきい値以上である画素が、ある判定
数以上である場合はメッシュ内にドットが存在するもの
とする。例えば、1つのメッシュ内の各画素の濃度値
が、図6のとおりである場合、濃度しきい値が50、判
定数が8であるならば、このメッシュにはドットが存在
するが、濃度しきい値を70、判定数を8としたなら
ば、このメッシュにはドットは存在しない。
【0007】ドットの存在するメッシュを1、存在しな
いメッシュを0としたとき、図5に示した画像に対し
て、図7に示すように圧縮された形式の、0/1のデー
タが得られる。
いメッシュを0としたとき、図5に示した画像に対し
て、図7に示すように圧縮された形式の、0/1のデー
タが得られる。
【0008】第4番目の、パターン識別手段は、識別パ
ターンについて、それぞれ上記の0/1の参照データを
予め持っておき、切り出された各区パターンより得られ
た0/1のデータが、どの識別パターンの参照データと
よく一致するかを参照することによって、パターンの識
別を行う。
ターンについて、それぞれ上記の0/1の参照データを
予め持っておき、切り出された各区パターンより得られ
た0/1のデータが、どの識別パターンの参照データと
よく一致するかを参照することによって、パターンの識
別を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の技術では、図8に示すように、ドットの径が
大きくなった場合や画像の明るさに変化があった場合、
上記の濃度しきい値、小領域にドットが存在することを
判定する画素数、あるいは文字の外接矩形の位置の変動
があった場合など、メッシュ内でのドット検出が影響を
受け、図9に示すように正しいドット検出が行われない
場合もある。そこで本発明では、上記のドット検出に影
響を及ぼすとされる、各種変動量の影響を受けにくいド
ットの検出を可能とすることを目的とする。
うな従来の技術では、図8に示すように、ドットの径が
大きくなった場合や画像の明るさに変化があった場合、
上記の濃度しきい値、小領域にドットが存在することを
判定する画素数、あるいは文字の外接矩形の位置の変動
があった場合など、メッシュ内でのドット検出が影響を
受け、図9に示すように正しいドット検出が行われない
場合もある。そこで本発明では、上記のドット検出に影
響を及ぼすとされる、各種変動量の影響を受けにくいド
ットの検出を可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は上記目
的を達成するため、画像中の画素の濃度がその周囲の画
素と対比してピークとなる点の検出を行い、このピーク
となる点が各小領域内に存在するか否かをもって各小領
域でのドットの存在の有無を判定してドットの位置を検
出することを特徴とする。
的を達成するため、画像中の画素の濃度がその周囲の画
素と対比してピークとなる点の検出を行い、このピーク
となる点が各小領域内に存在するか否かをもって各小領
域でのドットの存在の有無を判定してドットの位置を検
出することを特徴とする。
【0011】本願の第2発明は上記目的を達成するた
め、画像中の画素に対して、その画素と周囲の画素との
演算結果をもって置き換える処理を施すことにより、ド
ット径の縮小を行い、ドット径の縮小されたデータの各
小領域に対する属性により各小領域でのドットの存在の
有無を判定してドットの位置を検出することを特徴とす
る。
め、画像中の画素に対して、その画素と周囲の画素との
演算結果をもって置き換える処理を施すことにより、ド
ット径の縮小を行い、ドット径の縮小されたデータの各
小領域に対する属性により各小領域でのドットの存在の
有無を判定してドットの位置を検出することを特徴とす
る。
【0012】本願の第3の発明は上記目的を達成するた
め、各小領域内にこの小領域より更に小さなドット検出
領域を設け、そのドット検出領域のみでドット存在の有
無を判定し、これに基き各小領域でのドットの存在の有
無を判定してドットの位置を検出することを特徴とす
る。
め、各小領域内にこの小領域より更に小さなドット検出
領域を設け、そのドット検出領域のみでドット存在の有
無を判定し、これに基き各小領域でのドットの存在の有
無を判定してドットの位置を検出することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本願の第1発明によれば、ドットの中央付近に
ドットの濃度のピークがあるという現象を利用して、画
素の濃度がその周囲の画素と対比してピークとなる点の
各小領域に対する属性により各小領域でのドットの存在
の有無を判定しているので、ドットの径や位置、画像の
明るさ、ドット部分をその背景から分離する際の濃度し
きい値、小領域にドットが存在することを判定する画素
数、パターンを含む領域の位置の変動等の影響を受けに
くいドット検出が可能となる。
ドットの濃度のピークがあるという現象を利用して、画
素の濃度がその周囲の画素と対比してピークとなる点の
各小領域に対する属性により各小領域でのドットの存在
の有無を判定しているので、ドットの径や位置、画像の
明るさ、ドット部分をその背景から分離する際の濃度し
きい値、小領域にドットが存在することを判定する画素
数、パターンを含む領域の位置の変動等の影響を受けに
くいドット検出が可能となる。
【0014】本願の第2発明によれば、ドット中央付近
にドットの濃度のピークがあるという現象を利用して、
ドット径の縮小されたデータの各小領域に対する属性に
より各小領域でのドットの存在の有無を判定しているの
で、ドットの径や位置、画像の明るさ、ドット部分をそ
の背景から分離する際の濃度しきい値、小領域にドット
が存在することを判定する画素数、パターンを含む領域
の位置の変動等の影響を受けにくいドット検出が可能と
なる。
にドットの濃度のピークがあるという現象を利用して、
ドット径の縮小されたデータの各小領域に対する属性に
より各小領域でのドットの存在の有無を判定しているの
で、ドットの径や位置、画像の明るさ、ドット部分をそ
の背景から分離する際の濃度しきい値、小領域にドット
が存在することを判定する画素数、パターンを含む領域
の位置の変動等の影響を受けにくいドット検出が可能と
なる。
【0015】本願の第3の発明によれば、各小領域内に
この小領域より更に小さなドット検出領域を設け、その
ドット検出領域のみでドット存在の有無を判定し、これ
に基き各小領域でのドットの存在の有無を判定している
ので、ドットの濃度のピーク点と前記ドット検出領域を
一致させるようにすれば、ドットの径や位置、画像の明
るさ、ドット部分をその背景から分離する際の濃度しき
い値、小領域にドットが存在することを判定する画素
数、パターンを含む領域の位置の変動等の影響を受けに
くいドット検出が可能となる。
この小領域より更に小さなドット検出領域を設け、その
ドット検出領域のみでドット存在の有無を判定し、これ
に基き各小領域でのドットの存在の有無を判定している
ので、ドットの濃度のピーク点と前記ドット検出領域を
一致させるようにすれば、ドットの径や位置、画像の明
るさ、ドット部分をその背景から分離する際の濃度しき
い値、小領域にドットが存在することを判定する画素
数、パターンを含む領域の位置の変動等の影響を受けに
くいドット検出が可能となる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0017】図10は読み取り対象のドットパターンで
あり縦5列、横5列のドットで文字を表現する。判別す
るパターンはアラビア数字の0から9までの10種類の
文字である。また、ここではドット部分の濃度はその背
景部分に比べて明るいものとするが、ドット部分の濃度
が背景に比べて暗い場合も、同様の考え方で実施するこ
とができる。
あり縦5列、横5列のドットで文字を表現する。判別す
るパターンはアラビア数字の0から9までの10種類の
文字である。また、ここではドット部分の濃度はその背
景部分に比べて明るいものとするが、ドット部分の濃度
が背景に比べて暗い場合も、同様の考え方で実施するこ
とができる。
【0018】以下、文字を読み取る手順を示す。
【0019】(1)テレビカメラより入力された文字の
画像を画素分割してディジタル画像とする。この時、各
画素の濃度は明るい部分が大きい値と成るように0から
255まで整数値に量子化されるものとする。得られた
画像に前処理としてフィルタリング処理によるシェーデ
ィング補正を施すことにより照明のむら等を除去する。
画像を画素分割してディジタル画像とする。この時、各
画素の濃度は明るい部分が大きい値と成るように0から
255まで整数値に量子化されるものとする。得られた
画像に前処理としてフィルタリング処理によるシェーデ
ィング補正を施すことにより照明のむら等を除去する。
【0020】(2)前処理を行った画像に対して縦、横
の各方向に投影値を計算し、投影値が連続して大きい部
分を文字部分であるとして文字に外接する矩形の切り出
しを行う。矩形の切り出しを行った例を図11に示す。
の各方向に投影値を計算し、投影値が連続して大きい部
分を文字部分であるとして文字に外接する矩形の切り出
しを行う。矩形の切り出しを行った例を図11に示す。
【0021】(3)切り出された矩形をドットパターン
の各ドットに対応させて縦5、横5の小矩形に分割す
る。図11に示した矩形に対して、小矩形に分割した例
を図12に示す。各小矩形にてドットの検出を行い、ド
ットが存在する小矩形を1、存在しない小矩形を0とす
ることによって図13に示すように圧縮された形のパタ
ーンのデータが得られる。
の各ドットに対応させて縦5、横5の小矩形に分割す
る。図11に示した矩形に対して、小矩形に分割した例
を図12に示す。各小矩形にてドットの検出を行い、ド
ットが存在する小矩形を1、存在しない小矩形を0とす
ることによって図13に示すように圧縮された形のパタ
ーンのデータが得られる。
【0022】(4)識別パターンについてそれぞれこの
形式の1/0のデータを予め持っておき、得られたパタ
ーンが、どの識別パターンのデータとよく一致するかを
参照することによって文字の識別を行う。参照の方法
は、識別したいパターンより予め得られた0/1のデー
タと、参照データとの間で、各メッシュ位置に対応する
値同士で排他的論理和をとり、得られた値の和が0に最
も近い時、識別したいパターンは、その時の参照データ
に対応するパターンであるとする。例えば、識別パター
ン「2」、「3」、「4」のそれぞれに対する参照デー
タが、図14の通りであり、画像中のパターンより得ら
れたデータが図15の通りであった場合、図15のパタ
ーンと、識別パターン「2」、「3」、「4」との間の
排他的論理和のデータは図16の通りとなり、それぞれ
のパターン毎の値の和は、4、2、12となる。したが
って図15のデータは「3」と識別される。
形式の1/0のデータを予め持っておき、得られたパタ
ーンが、どの識別パターンのデータとよく一致するかを
参照することによって文字の識別を行う。参照の方法
は、識別したいパターンより予め得られた0/1のデー
タと、参照データとの間で、各メッシュ位置に対応する
値同士で排他的論理和をとり、得られた値の和が0に最
も近い時、識別したいパターンは、その時の参照データ
に対応するパターンであるとする。例えば、識別パター
ン「2」、「3」、「4」のそれぞれに対する参照デー
タが、図14の通りであり、画像中のパターンより得ら
れたデータが図15の通りであった場合、図15のパタ
ーンと、識別パターン「2」、「3」、「4」との間の
排他的論理和のデータは図16の通りとなり、それぞれ
のパターン毎の値の和は、4、2、12となる。したが
って図15のデータは「3」と識別される。
【0023】本発明は、上記(3)のドットの検出方法
に関するものである。ドット検出方法を図示したものが
図17であり、(第1発明に対応)、(第2発明に
対応)、(第3発明に対応)の3つの方法のいずれか
を実施する。以下ドット検出の3つの実施例を分けて説
明する。
に関するものである。ドット検出方法を図示したものが
図17であり、(第1発明に対応)、(第2発明に
対応)、(第3発明に対応)の3つの方法のいずれか
を実施する。以下ドット検出の3つの実施例を分けて説
明する。
【0024】第1の実施例においては、ドット部分の画
素濃度が図18に示すように、中央付近にピークがある
場合で、文字に外接する矩形内で濃度がピークとなる点
の検出を行う。検出の方法としては、1画素毎に近接す
る8画素との大小関係を調べていき、それらの近接する
画素のいずれよりも小さくない画素がピーク点であると
する。図19にドット文字の画像を濃度値で示す。図中
実線は、上記の方法で分割を行った小矩形である。図1
9で示した画像に対して、この方法で検出されたピーク
を図20に丸印で示す。
素濃度が図18に示すように、中央付近にピークがある
場合で、文字に外接する矩形内で濃度がピークとなる点
の検出を行う。検出の方法としては、1画素毎に近接す
る8画素との大小関係を調べていき、それらの近接する
画素のいずれよりも小さくない画素がピーク点であると
する。図19にドット文字の画像を濃度値で示す。図中
実線は、上記の方法で分割を行った小矩形である。図1
9で示した画像に対して、この方法で検出されたピーク
を図20に丸印で示す。
【0025】次に、これらのピーク点の濃度値の検定を
行う。つまり、予め設定された、ある濃度しきい値より
も濃度値が小さいピーク点は除外する。しきい値を80
としたときの、残ったピーク点を図21に丸印で示す。
行う。つまり、予め設定された、ある濃度しきい値より
も濃度値が小さいピーク点は除外する。しきい値を80
としたときの、残ったピーク点を図21に丸印で示す。
【0026】最後に、残ったピーク点の、小矩形に対す
る属性より、ドットが存在する小矩形と存在しない小矩
形とを決定する。図19に示した例について、ドットが
存在する小矩形を1、存在しない小矩形を0とすること
によって得られる、圧縮された形のパターンのデータを
図22に示す。
る属性より、ドットが存在する小矩形と存在しない小矩
形とを決定する。図19に示した例について、ドットが
存在する小矩形を1、存在しない小矩形を0とすること
によって得られる、圧縮された形のパターンのデータを
図22に示す。
【0027】第2の実施例においては、ドット部分の濃
度が図18に示すように、中央付近にピークがある場合
で、ピーク部分の濃度を保存したまま、その周辺部の濃
度を小さくすることにより、ドット径の縮小を行う。以
下、その方法について述べる。まず、処理対象の画素を
中心とする縦m画素×横n素の合計m×n画素の濃度値
の最大値をもって、処理対象の画素濃度を置き換える最
大値フィルタ処理を施し、処理前の画像とは別の画像メ
モリに保存する(ここでm、nは整数)。図18に示し
た処理前の画像に対し、m=n=3としたときの最大値
フィルタ処理後の画像を図23に示す。得られた画像を
用いて、式(1)の画像間演算処理を行うことにより、
ピーク部分の濃度を保存したまま、その周辺部の濃度を
小さくすることができる。式(1)の画像間演算後の画
像を図24に示す。
度が図18に示すように、中央付近にピークがある場合
で、ピーク部分の濃度を保存したまま、その周辺部の濃
度を小さくすることにより、ドット径の縮小を行う。以
下、その方法について述べる。まず、処理対象の画素を
中心とする縦m画素×横n素の合計m×n画素の濃度値
の最大値をもって、処理対象の画素濃度を置き換える最
大値フィルタ処理を施し、処理前の画像とは別の画像メ
モリに保存する(ここでm、nは整数)。図18に示し
た処理前の画像に対し、m=n=3としたときの最大値
フィルタ処理後の画像を図23に示す。得られた画像を
用いて、式(1)の画像間演算処理を行うことにより、
ピーク部分の濃度を保存したまま、その周辺部の濃度を
小さくすることができる。式(1)の画像間演算後の画
像を図24に示す。
【0028】 g (x,y) =f(x,y)×2 −fma(x,y) (f(x,y) ×2 >fmax(x,y) =0 (f(x,y) ×2 ≦fmax(x,y) ・・・(1) ただし、g (x,y) は処理後の画像、f(x,y)は処理前の画
像、fmax(x,y) は最大値フィルタ処理後の画像である。
また、x,yは画像中の平面座標を示している。
像、fmax(x,y) は最大値フィルタ処理後の画像である。
また、x,yは画像中の平面座標を示している。
【0029】最終的に得られた画像に対して、予め設定
された、ある濃度しきい値よりも濃度値が大きい画素
の、小矩形に含まれる数が、ある判定数以上である場合
は小矩形内にドットが存在するものとして、ドットが存
在する小矩形と存在しない小矩形とを決定する。図24
に示した画像について、濃度しきい値を80、判定数を
1としたときに、ドットが存在する小矩形を1、存在し
ない小矩形を0とすることによって得られる、圧縮され
た形式のパターンの1/0データを図25に示す。
された、ある濃度しきい値よりも濃度値が大きい画素
の、小矩形に含まれる数が、ある判定数以上である場合
は小矩形内にドットが存在するものとして、ドットが存
在する小矩形と存在しない小矩形とを決定する。図24
に示した画像について、濃度しきい値を80、判定数を
1としたときに、ドットが存在する小矩形を1、存在し
ない小矩形を0とすることによって得られる、圧縮され
た形式のパターンの1/0データを図25に示す。
【0030】第2の実施例は、第1の実施例に比べて、
一般によく使われるフィルタリングのモジュールの組み
合わせで実現できるうえに、明るい点状のノイズなどの
影響を受けにくいという利点がある。
一般によく使われるフィルタリングのモジュールの組み
合わせで実現できるうえに、明るい点状のノイズなどの
影響を受けにくいという利点がある。
【0031】第3の実施例においては、小矩形の中で、
図26にて斜線で示すようなドットを検出する領域を設
ける。つまりこの検出領域の中でのみ小矩形に含まれる
ドットの有無の判定を行う。ドットの有無の判別は、検
出領域内で、予め設定された、ある濃度しきい値よりも
濃度値が大きい画素の数が、ある判定数以上である場合
は小矩形内にドットが存在するものとして、ドットが存
在する小矩形と存在しない小矩形とを決定する。例え
ば、図19に示した画像に対して、ドット検出領域を、
小矩形に含まれる縦3×横3画素の、中央の1画素のみ
とする。これに対し、濃度しきい値を80、判定数を1
として、ドットが存在する小矩形を1、存在しない小矩
形を0とすることによって得られる、圧縮された形式の
パターンの1/0のデータを図27に示す。
図26にて斜線で示すようなドットを検出する領域を設
ける。つまりこの検出領域の中でのみ小矩形に含まれる
ドットの有無の判定を行う。ドットの有無の判別は、検
出領域内で、予め設定された、ある濃度しきい値よりも
濃度値が大きい画素の数が、ある判定数以上である場合
は小矩形内にドットが存在するものとして、ドットが存
在する小矩形と存在しない小矩形とを決定する。例え
ば、図19に示した画像に対して、ドット検出領域を、
小矩形に含まれる縦3×横3画素の、中央の1画素のみ
とする。これに対し、濃度しきい値を80、判定数を1
として、ドットが存在する小矩形を1、存在しない小矩
形を0とすることによって得られる、圧縮された形式の
パターンの1/0のデータを図27に示す。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ドットの径や位置、ド
ット部分をその背景から分離する際の濃度しきい値、小
領域にドットが存在することを判定する画素数、パター
ンを含む領域の位置の変動等の影響を受けにくいドット
の検出が可能となり、正確なドット位置検出が可能とな
る。
ット部分をその背景から分離する際の濃度しきい値、小
領域にドットが存在することを判定する画素数、パター
ンを含む領域の位置の変動等の影響を受けにくいドット
の検出が可能となり、正確なドット位置検出が可能とな
る。
【図1】ドットパターン識別装置の構成図である。
【図2】画像入力手段を示す構成図である。
【図3】識別対象となる各パターンの切り出し手段を示
す図である。
す図である。
【図4】ドットパターンを外接矩形にて切り出した状態
の説明図である。
の説明図である。
【図5】外接矩形にて切り出されたドットパターンを更
に小矩形にて分割した状態の説明図である。
に小矩形にて分割した状態の説明図である。
【図6】1つの小矩形内の画素濃度の例を示す図であ
る。
る。
【図7】ドット検出の結果得られる圧縮された形式デー
タの例を示す図である。
タの例を示す図である。
【図8】ドット径の不均一が見られる例を示す図であ
る。
る。
【図9】図8のドットを従来例で検出した結果得られる
圧縮された形式のデータを示す図である。
圧縮された形式のデータを示す図である。
【図10】識別対象のドット文字の説明図である。
【図11】ドットパターンを外接矩形にて切り出した状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図12】図11にて外接矩形にて切り出されたドット
パターンを更に小矩形にて分割した状態の説明図であ
る。
パターンを更に小矩形にて分割した状態の説明図であ
る。
【図13】図12の小矩形内でのドット検出の結果得ら
れる圧縮された形式の1/0のデータを示す図である。
れる圧縮された形式の1/0のデータを示す図である。
【図14】文字識別に用いられる参照データの説明図で
ある。
ある。
【図15】画像データよりドット検出を行った結果得ら
れた1/0のデータを示す図である。
れた1/0のデータを示す図である。
【図16】図14と図15の各要素間の排他的論理和を
示す図である。
示す図である。
【図17】本発明のドット位置検出方法の概要説明図で
ある。
ある。
【図18】ドット中心付近にピークがある画像の説明図
である。
である。
【図19】本発明の第1実施例における読み取り対象の
文字の画素の濃度の説明図である。
文字の画素の濃度の説明図である。
【図20】図19の画像の濃度ピーク点の検出状態の説
明図である。
明図である。
【図21】図20で検出された濃度ピーク点を更にしき
い値処理した結果残った点の説明図である。
い値処理した結果残った点の説明図である。
【図22】図21で残った点のメッシュ属性より検出さ
れたドット位置より得られた1/0のデータを示す図で
ある。
れたドット位置より得られた1/0のデータを示す図で
ある。
【図23】本発明の第2実施例における最大値フィルタ
処理後の画像濃度の説明図である。
処理後の画像濃度の説明図である。
【図24】第2実施例における画像濃度の説明図であ
る。
る。
【図25】図24の画像よりドット検出して得られる1
/0のデータを示す図である。
/0のデータを示す図である。
【図26】本発明の第3の実施例におけるドット検出領
域の説明図である。
域の説明図である。
【図27】図26のドット検出領域内でドット検出して
得られる1/0のデータを示す図である。
得られる1/0のデータを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ドットで構成されるパターンの画像情報
より、ドットパターンを含む領域を、基準となるドット
パターンのドットにより定まる複数の小領域に分割し、
次いで各小領域に対するドットの属性より、ドットの位
置を検出するドットパターンのドット位置検出方法にお
いて、画像中の画素の濃度がその周囲の画素と対比して
ピークとなる点の検出を行い、このピークとなる点が各
小領域内に存在するか否かをもって各小領域におけるド
ットの存在の有無を判定してドットの位置を検出するこ
とを特徴とするドットパターンのドット位置検出方法。 - 【請求項2】 ドットで構成されるパターンの画像情報
より、ドットパターンを含む領域を、基準となるドット
パターンのドットにより定まる複数の小領域に分割し、
次いで各小領域に対するドットの属性より、ドットの位
置を検出するドットパターンのドット位置検出方法にお
いて、画像中の画素に対して、その画素と周囲の画素と
の演算結果をもって置き換える処理を施すことにより、
ドット径の縮小を行い、ドット径の縮小されたデータの
各小領域に対する属性により各小領域でのドットの存在
の有無を判定してドットの位置を検出することを特徴と
するドットパターンのドット位置検出方法。 - 【請求項3】 ドットで構成されるパターンの画像情報
より、ドットパターンを含む領域を、基準となるドット
パターンのドットにより定まる複数の小領域に分割し、
次いで各小領域に対するドットの属性より、ドットの位
置を検出するドットパターンのドット位置検出方法にお
いて、各小領域内にこの小領域より更に小さなドット検
出領域を設け、そのドット検出領域のみでドット存在の
有無を判定し、これに基き各小領域でのドットの存在の
有無を判定してドットの位置を検出することを特徴とす
るドットパターンのドット位置検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20552292A JP3193135B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ドットパターンのドット位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20552292A JP3193135B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ドットパターンのドット位置検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652310A JPH0652310A (ja) | 1994-02-25 |
JP3193135B2 true JP3193135B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=16508277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20552292A Expired - Fee Related JP3193135B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ドットパターンのドット位置検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3193135B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP20552292A patent/JP3193135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652310A (ja) | 1994-02-25 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |