JP2001222683A - 画像処理方法、画像処理装置、文字認識方法、文字認識装置及び記憶媒体 - Google Patents
画像処理方法、画像処理装置、文字認識方法、文字認識装置及び記憶媒体Info
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Abstract
けされた文字記入領域に対しノイズの少ない2値画像を
生成し、文字認識精度を向上させる。 【解決手段】 領域内の画素値分布に基づいて判別分析
法により適応的に2値化閾値を決定し(130)、この
2値化閾値と画素値との差の2乗平均が既定値以下なら
ば文字が存在しないと判断し(140)、文字が存在し
ない領域に対しては全白の2値画像を生成する(16
0)。文字が存在する領域に対しては、上記2値化閾値
を初期値として2値化閾値を徐々に下げながら短い黒ラ
ンの割合が適切か判定し、それが適切となった時の2値
化閾値を設定し(150)、この2値化閾値で2値化を
行って2値画像を生成する(160)。
Description
理の分野に係り、特に、帳票の濃淡画像から文字認識の
ための2値画像を生成する目的に好適な2値化技術に関
する。
帳票の濃淡画像を2値化して得られた2値画像に対し文
字認識を行うが、2値画像の画質によって認識精度が大
きく左右される。そこで、濃淡画像の画素値(濃度)分
布に応じて適応的に2値化閾値を決定するような技術が
考案されている。また、特開平10−143608号公
報に開示されているように、ある2値化閾値を用いて濃
淡画像を2値化し、得られた2値画像の平均線幅が既定
範囲外ならば2値化閾値を変更して2値化をやり直すこ
とによって、文字認識に適した2値画像を得ようとする
技術なども考案されている。
入領域に白を背景として黒又は紺などの文字が記入され
るが、文字記入領域に白以外の背景色が用いられた帳票
や、文字記入領域毎に異なった背景色が用いられた帳票
も少なくない。後者の帳票でも、背景色として明度の高
い色が用いられるため、人間にとっては記入された文字
が見づらいということはない。しかし、そのような背景
色は、比較的明度の低い色の非常に細かなドットを印刷
することによって表現されるため、帳票の濃淡画像を2
値化して得られる2値画像中に、数ドット程度の細かな
ノイズ(黒画素)が多数現れることがある。このような
ノイズの多い2値画像に対し文字認識を行うと認識率が
悪化しやすく、特に、文字が記入されていない文字記入
領域では、文字が存在しないにも拘わらずノイズが文字
と誤認される可能性がある。
れている技術の場合、そのような細かいノイズがあると
平均線幅を精度よく検出できなくなるため、特に、文字
が全く記入されていない領域では、そのようなノイズだ
けを手がかりに2値化閾値が決定されることになるた
め、適切な2値化閾値を設定できず、その結果としてノ
イズの多い2値画像が生成されてしまい認識率の悪化を
招くことがある。
白以外の背景色が用いられた帳票の濃淡画像からノイズ
の少ない2値画像を生成可能な画像処理方法及び装置を
提供することにある。
部分的に網が掛けられた文字記入領域では、網を構成す
るドットがノイズとして2値画像に残りやすく、このよ
うなノイズも認識率を悪化させる原因となっている。
記入領域に網が掛けられている帳票などの濃淡画像か
ら、ノイズの少ない2値画像を生成可能な画像処理方法
及び装置を提供することにある。
毎に背景色が異なる帳票や、文字記入領域に部分的又は
全体的に網が掛けられた帳票に対しても高精度な文字認
識が可能な文字認識方法及び装置を提供することにあ
る。
目的を達成するため、濃淡画像の個々の処理対象領域内
の文字の有無を判定し、文字が存在しないと判定された
処理対象領域に対しては全画素が白画素の2値画像を生
成する。また、文字が存在すると判定された処理対象領
域に対しては、黒ランの総数に対する所定の長さより短
い黒ランの個数の割合が既定値に近くかつそれを越えな
い2値化閾値を設定し、設定した2値化閾値を用いて2
値化することにより2値画像を生成する。そして、この
ようにして生成した2値画像に対して文字認識を行う。
えば、処理対象領域内の画素値分布に基づいて適応的に
決定した2値化閾値と処理対象領域内の画素値との差の
2乗平均が既定値以下であるときに、文字が存在しない
と判定し、そうでないときには文字が存在するという方
法が用いられる。
に対する2値化閾値の設定には、例えば、処理対象領域
内の画素値分布に基づいて適応的に決定した2値化閾値
を初期値として、2値化閾値を所定量ずつ順次下げなが
ら黒ランの総数に対する所定の長さより短い黒ランの個
数の割合を計算し、その割合が初めて既定値を下回った
時の2値化閾値を設定する方法が用いられる。
いて、実施の形態に関連して以下に具体的に説明する。
ある文字認識装置のブロック構成の一例を示す。図1に
見られるように、この文字認識装置は、文字認識の対象
となる帳票の濃淡画像を入力する濃淡画像入力部10
0、入力された濃淡画像を蓄積するための入力画像記憶
部110、入力された濃淡画像の文字記入領域を特定す
る文字記入領域特定部120、各文字記入領域毎に2値
化閾値を適応的に決定する2値化閾値決定部130、各
文字記入力域毎に文字の有無を判定する文字有無判定部
140、文字が記入されている各文字記入領域に対する
2値化閾値を最適化する2値化閾値最適化部150、各
文字記入領域の2値画像を生成する2値画像生成部16
0、生成された2値画像を蓄積するための2値画像蓄積
部170、各文字記入領域の2値画像を用いて文字認識
を行う文字認識部180、文字認識装置全体の動作や装
置内の前記各部の動作の制御を行う制御部190から構
成される。なお、文字認識部180と、それ以外の部分
(2値画像生成のための画像処理装置)とを別装置とし
て分離し、それらの間をバスやネットワークを介して接
続する構成も可能である。文字有無判定部140は、画
素値差2乗平均計算部141と判定部142からなり、
2値化閾値最適化部150は黒ラン計数部151、評価
値計算部152、判定部153及び2値化閾値再設定部
154からなる。
像生成のための画像処理に関連した動作を主として示す
フローチャートである。
処理装置の部分)は必ずしも専用のハードウェアによっ
て実現される必要はなく、例えば図3に示すようなCP
U201、メモリ202、ハードディスク203、入力
装置(イメージスキャナ、キーボード、マウスなど)2
04、各種記憶媒体(磁気ディスク、光ディスク、光磁
気ディスク、メモリカードなど)207の読み書きのた
めの媒体ドライブ205、ディスプレイ206、外部の
機器やネットワークとの通信のための通信装置(モデ
ム、ネットワークアダプタなど)210などをバス21
0で接続した一般的な構成のコンピュータを利用し、ソ
フトウェアにより実現することもできる。この場合、図
1の各部の機能(又は文字認識部180を除く部分の機
能)をコンピュータ上で実現させるためのプログラム、
換言すれば、図2に示す処理の全体(又は文字認識処理
を除く処理)をコンピュータ上で実行させるためのプロ
グラムは、例えば、それが記録された記憶媒体207か
ら媒体ドライブ205によってメモリ202に読み込ま
れたり、外部装置より通信装置208によってメモリ2
02に読み込まれたり、あるいはハードディスク203
からメモリ202に読み込まれ、CPU201により実
行される。このプログラムを、それを固定記憶させた半
導体ROMとして実装してもよい。このようなプログラ
ムが記録された各種記憶媒体207や半導体ROMなど
の記憶媒体も本発明に包含されるものである。また、帳
票の濃淡画像は、例えば入力装置204に含まれるスキ
ャナによって帳票から読み込まれたり、記憶媒体207
から読み込まれたり、あるいは通信装置208によって
外部機器から入力される。
て、この文字認識装置の動作を順を追って説明する。
識しようとする帳票の濃淡画像が入力され、入力画像蓄
積部110に蓄積される(図2,ステップS1)。
て、入力画像蓄積部110に蓄積されている濃淡画像
(以下、入力帳票画像)の文字記入領域が特定される
(ステップS2)。特定された各文字記入領域の位置情
報などは、帳票の処理が終了するまで制御部190の管
理下で保存されるが、その保存のための記憶手段は図2
中には示されていない。この文字記入領域の特定は様々
な方法で行うことができるが、例えば、特開平10−9
1783号公報に開示されているように、認識しようと
している帳票と同一フォーマットの未記入の帳票画像
(参照画像)と、入力帳票画像との位置合わせを行い、
参照画像上の位置座標で定義された文字記入領域の位置
座標値を用いて入力帳票画像上の各文字記入領域の位置
を推定する方法が用いられる。
処理が行われる。制御部190によって、1つの文字記
入領域が処理対象領域として選ばれる(ステップS
3)。
領域に対する2値化閾値が、入力帳票画像の処理対象領
域における画素値(濃度)分布に応じ適応的に決定され
る(ステップS4)。ここでは、2値化閾値の決定方法
として判別分析法が用いられる。判別分析法によれば、
処理対象領域内の画素値ヒストグラムにおいて、画素値
の集合を、ある値tで2つのクラスに分割したときに、
クラス内分散が最小、クラス間分散が最大となるような
値tを処理対象領域に対する2値化閾値とする。より具
体的には、値t未満の画素値のクラス(1)内の分散を
v1、画素値平均値をe1、画素数をn1、値t以上の
画素値のクラス(2)内の分散をv2、画素値平均値を
e2、画素数をn2として、クラス内分散Vc、クラス
間分散Vbを Vc(t)=n1v1+n2v2 Vb(t)=n1n2(e1−e2)^2 (ここで、A^2はAの2乗を意味する)と定義し、V
b(t)/Vc(t)の値が最大となる値tを2値化閾
値とする。
用いれば、白以外の背景色が用いられた領域でも、背景
を白、文字を黒に適正に2値化することができる。しか
しながら、領域内に文字が存在しない場合、2値化閾値
決定のための画素値のクラス分割の合理性は保証され
ず、従来技術に関連して前述したような白黒が入り交じ
った2値画像となる可能性がある。
無判定部140において、処理対象領域内の文字の有無
が判定される(ステップS5,S6)。すなわち、ステ
ップS5で、画素値差2乗平均計算部141によって、
処理対象領域内の画素値とステップS4で決定された2
値化閾値との差の2乗平均Avが計算される。この2乗
平均Avは次式で表すことができる。式中、PiとNは
処理対象領域内の各画素値と画素数、tはステップS4
で決定された2値化閾値である。
をとり、文字が存在しない領域では小さな値をとる傾向
が認められる。網が掛けられた領域では、Avの値は一
様濃度の領域に比べ増加するが、文字が存在する領域よ
り十分小さな値をとる。そこで、ステップS6で、判定
部142において、Avの値がある規定値以下ならば処
理対象領域内に文字が存在しないと判定される。
域に対しては、2値画像生成部160により全て白画素
の2値画像が生成される(ステップS7)。換言すれ
ば、画素値に関係なく白画素とするような十分に低い2
値化閾値を用いた2値化処理が行われる。得られた2値
画像は2値画像蓄積部170に保存される。
する処理対象領域である可能性が高い。このような処理
対象領域の一部に網が掛かっている場合に、ステップS
4で決定された2値化閾値を用いて2値化すると、網を
構成するドットがノイズとして再現されてしまうことが
ある。また、領域全体に網が掛かっている場合でも、網
掛けの状態によっては同様のノイズが残る恐れがある。
このような網掛けによる不都合を避けるため、2値化閾
値最適化部150において次のような手順によって2値
化閾値の最適化が行われる(ステップS8〜S11)。
対象領域内をステップS4で決定された2値化閾値で2
値化した場合における黒ランの総数と、ある所定の長さ
より短い黒ランの個数を計数する(ステップS8)。次
に、評価値計算部152において、計数された黒ランの
総数に対する短い黒ランの個数の割合を算出する(ステ
ップS9)。網を構成するドットがノイズとして2値画
像中に残る場合、短い黒ランの割合が非常に高くなるの
で、この割合を2値画像の画質の評価値として算出した
わけである。そして、判定部153において、ステップ
S9で算出された評価値をある既定値と比較し、評価値
が既定値以上ならば2値化閾値が不適切であると判定
し、評価値が既定値より小さいならば現在の2値化閾値
が適切であると判定する(ステップS10)。
れた場合、つまり、網を構成するドットが黒画素として
残ってしまう場合には、そのような黒画素が発生しにく
くなるように、2値化閾値再設定部154において2値
化閾値を現在の2値化閾値より所定値だけ低い値に設定
し直す(ステップS11)。そして、再設定された2値
化閾値を用いて2値化した場合における黒ランの総数と
短い黒ランの個数を黒ラン計数部151で再度計数し
(ステップS8)、その計数結果を用いて評価値計算部
152で評価値を再度算出し(ステップS9)、この評
価値を用いて2値化閾値の適否の判定を判定部153で
行う(ステップS10)。この判定でも2値化閾値が不
適切と判定された場合には、2値化閾値再設定部154
で2値化閾値をさらに所定値だけ低い値に設定し直し
(ステップS11)、再びその評価を繰り返す。このよ
うにして、評価値が既定値を越えず、かつ、それ近い2
値化閾値を設定する。
おくならば、以上のような手順によって設定された2値
化閾値を用いて2値化を行えば、文字が記入された領域
に対し、その背景が白であろうと白以外であろうと、ま
た、網が掛けられていようといまいと、ノイズの少ない
2値画像を生成することができる。
として用いて同様の手順により最適な2値化閾値を設定
することもできるが、上に述べたように領域内の画素値
分布に基づいて適応的に決定した2値化閾値を初期値と
して用いれば、領域に網が掛けられていなければ、その
初期値を直ちに最適な2値化閾値として設定することが
でき、また、網掛けがない場合であっても、より少ない
処理回数で効率よく最適な2値化閾値を設定可能であ
る。また、黒ラン計数部141において、水平方向、垂
直方向のいずれかの方向の黒ランだけを計数対象として
もよいが、水平方向の黒ランと垂直方向の黒ランの両方
を対象に計数すれば、より正確な画質評価が可能であ
る。
判定されると、つまり、最適な2値化閾値が設定される
と、2値化画像生成部160において、その2値化閾値
を用いて処理対象領域内の濃淡画像の2値化が行われ、
2値画像が生成される(ステップS12)。生成された
2値画像は2値画像蓄積部170に蓄積される。
と、制御部190は入力帳票画像中の全ての文字記入領
域に対する処理が完了したか調べ(ステップS13)、
未処理の文字記入領域が残っているならば、その1つの
文字記入領域を処理対象領域として選択し(ステップS
3)、それに対する処理を開始させる。
ると、制御部190は、2値画像蓄積部170に蓄積さ
れた2値画像を文字認識部180へ渡し、各文字記入領
域に対する文字認識を行わせる(ステップS180)。
前述のように、文字が記入されていない文字記入領域で
は、その2値画像は全て白画素とされているため、ノイ
ズを文字と誤認識するような問題は起こらない。白以外
の背景に文字が記入された文字記入領域や、部分的又は
全体的に網が掛けられた文字記入領域においても、2値
画像中にノイズが生じにくいため精度の良い文字認識が
可能である。
画像から個々の文字画像を切り出し、各文字画像から抽
出した特徴量と認識辞書に登録された特徴量との距離計
算を行うことによって文字を同定するような公知の構成
のものでよいので、これ以上の説明は省略する。
画素とされるため、その領域の背景色が白以外の場合で
も、背景のノイズが2値画像に残らず、したがって、そ
のような領域において背景のノイズを文字と誤認識する
ような問題を回避できる。 (2)領域内の画素値分布に基づいて適応的に決定した
2値化閾値と画素値との差の2乗平均を用いることによ
り、背景が白以外の領域でも網が掛けられている領域で
も、領域内の文字の有無を確実に判定可能である。 (3)文字が記入されていると判断される領域に対して
は、黒ランの総数に対する所定の長さより短い黒ランの
個数の割合が既定値に近くかつそれを越えない値になる
ような2値化閾値を設定し、その2値化閾値を用いて2
値化を行うため、文字が記入された領域に対し、その背
景が白であろうと白以外であろうと、また、網が掛けら
れていようといまいと、ノイズの少ない2値画像を生成
することが でき、したがって精度のよい文字認識が可能である。
(4)文字が記入されていると判断される領域に対する
2値化閾値を設定する際の初期値として、領域内の画素
値分布に基づいて適応的に決定された2値化閾値を用い
ることにより、最適な2値化閾値を効率的に設定でき
る、等々の効果を得られる。
ロック構成の一例を示すブロック図である。
ャートである。
用可能なコンピュータの一例を示すブロック図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 濃淡画像から、その個々の処理対象領域
毎に2値画像を生成する画像処理方法において、処理対
象領域内の文字の有無を判定する第1ステップと、この
第1ステップで文字が存在しないと判定された処理対象
領域に対して全画素が白画素の2値画像を生成する第2
ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記第1ステップで文字が存在すると判
定された処理対象領域に対して、黒ランの総数に対する
所定の長さより短い黒ランの個数の割合が、既定値に近
くかつそれを越えない2値化閾値を設定する第3ステッ
プと、前記第1ステップで文字が存在すると判定された
処理対象領域に対して、その濃淡画像を前記第3ステッ
プで設定された2値化閾値を用いて2値化することによ
り2値画像を生成する第4ステップとを含むことを特徴
とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 処理対象領域内の画素値分布に基づいて
適応的に2値化閾値を決定する第5ステップを有し、前
記第1ステップは前記第5ステップで決定された2値化
閾値と処理対象領域内の画素値との差の2乗平均が既定
値以下であるときに処理対象領域内に文字が存在しない
と判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理方
法。 - 【請求項4】 処理対象領域内の画素値分布に基づいて
適応的に2値化閾値を決定する第5ステップを有し、前
記第3ステップにおいて、前記第5ステップで決定され
た2値化閾値を初期値として、2値化閾値を所定量ずつ
順次下げながら黒ランの総数に対する所定の長さより短
い黒ランの個数の割合を計算し、その割合が初めて既定
値を下回った時の2値化閾値を設定することを特徴とす
る請求項2記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の画像処理
方法により、帳票の濃淡画像から各文字記入領域の2値
画像を生成し、生成された2値画像に対し文字認識を行
うことを特徴とする文字認識方法。 - 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載の画像処理
方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプ
ログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項7】 濃淡画像から、その個々の処理対象領域
毎に2値画像を生成する画像処理装置であって、 濃淡画像を入力するための第1手段と、 前記第1手段により入力された濃淡画像の処理対象領域
内の文字の有無を判定する第2手段と、 前記第2手段で文字が存在すると判定された処理対象領
域に対して、黒ランの総数に対する所定の長さよの短い
黒ランの個数の割合が既定値に近くかつそれを越えない
2値化閾値を設定する第3手段と、 前記第2手段で文字が存在すると判定された処理対象領
域に対して、その濃淡画像を、前記第3手段で設定され
た2値化閾値を用いて2値化することにより2値画像を
生成し、前記第2手段で文字が存在しないと判定された
処理対象領域に対して、全画素が白画素の2値画像を生
成する第4手段とを具備することを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項8】 処理対象領域内の画素値分布に基づいて
適応的に2値化閾値を決定する第5手段を具備し、前記
第2手段は、処理対象領域内の画素値と前記第5手段で
決定された2値化閾値との差の2乗平均が既定値以下で
あるときに、その処理対象領域内に文字が存在しないと
判定することを特徴とする請求項7記載の画像処理装
置。 - 【請求項9】 前記第3手段において、前記第5手段で
決定された2値化閾値を初期値として、2値化閾値を所
定量ずつ順次下げながら黒ランの総数に対する所定の長
さより短い黒ランの個数の割合を計算し、その割合が初
めて既定値を下回った時の2値化閾値を設定することを
特徴とする請求項8記載の画像処理装置。 - 【請求項10】 請求項7、8又は9記載の画像処理装
置と、この画像処理装置の前記第4手段により生成され
た2値画像に対し文字認識を行う第6手段とを具備し、
前記第1手段により少なくとも1つの文字記入領域を含
む帳票の濃淡画像が入力され、前記第4手段により個々
の文字記入領域の2値画像が生成されることを特徴とす
る文字認識装置。
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