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JP3192799B2 - 構造部材の製造方法 - Google Patents

構造部材の製造方法

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JP3192799B2
JP3192799B2 JP02250393A JP2250393A JP3192799B2 JP 3192799 B2 JP3192799 B2 JP 3192799B2 JP 02250393 A JP02250393 A JP 02250393A JP 2250393 A JP2250393 A JP 2250393A JP 3192799 B2 JP3192799 B2 JP 3192799B2
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明次 藤田
隆之 河野
誠 中村
文和 坂井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造部材の製造方法に関
し、特に高速客艇の水中翼、洋上石油関連設備、その他
高強度、高靱性ならびに高耐食性が必要でかつ溶接施工
を伴う構造部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記構造部材の熱処理は焼入れ焼
もどし処理を施すのが普通であり、また溶接を施した後
には再溶体化処理及び時効処理を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の再溶体
化処理を施すと熱処理中に溶接構造部材は残留応力や自
重によって変形を起こしてしまうため、これを防ぐため
にはかなり大掛かりでしかも強固な拘束が必要である。
【0004】本発明は上記事情を鑑み、熱処理中に変形
することを防止するための構造部材の製造方法を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記問題点を解決するため鋭意研究を重ねた結果、熱処理
中における変形を防止できる新しい熱処理方法を発明し
た。すなわち、本発明は (1)重量比で炭素:0.07%以下、シリコン:1%
以下、マンガン:1%以下、銅:2.5〜5%、ニッケ
ル:3〜5.5%、クロム:14〜17.5%、モリブ
デン:0.5%以下、ニオブ:0.15〜0.45%及
び残部実質的に鉄からなるステンレス鋼に、第1の溶体
化処理を1010〜1050℃で行ったのち時効処理を
520℃以上630℃以下で時効し、溶接施工により任
意の形状の構造部材とし、さらに100℃/時間以下の
速度で昇温し、第2の溶体化処理を1010〜1050
℃で行い、そののち炉内において100℃/時間以下の
冷却速度で室温まで冷却して時効処理を520℃以上6
30℃以下で行い、そののち炉内において100℃/時
間以下の冷却速度で室温まで冷却することを特徴とする
構造部材の製造方法 (2)重量比で炭素:0.07%以下、シリコン:1%
以下、マンガン:1%以下、銅:2.5〜5%、ニッケ
ル:3〜5.5%、クロム:14〜17.5%、モリブ
デン:0.5%以下、ニオブ:0.15〜0.45%及
び残部実質的に鉄からなるステンレス鋼に、第1の溶体
化処理を1010〜1050℃で行ったのち時効処理を
520℃以上630℃以下で時効し、溶接施工により任
意の形状の構造部材として金属製の板で作られた容器内
に当該材料を入れ、容器と共に素材に対して100℃/
時間以下の速度で昇温して第2の溶体化処理を1010
〜1050℃で行い、そののち炉内において100℃/
時間以下の冷却速度で室温まで冷却して時効処理を52
0℃以上630℃以下で行い、そののち炉内において1
00℃/時間以下の冷却速度で室温まで冷却することを
特徴とする構造部材の製造方法 (3)第2の溶体化処理の昇温工程において素材の温度
が550℃〜620℃に達したときに当該温度で30分
〜2時間保定し、素材各部位の温度が均一化するのをま
ったのち第2の溶体化処理温度まで昇温を行う上記
(1)または上記(2)記載の構造部材の製造方法 (4)第2の溶体化処理の降温工程において素材の温度
が300℃〜220℃に達したときに当該温度で30分
〜2時間保定し、素材各部位の温度が均一化するのをま
ったのち室温まで降温を行う上記(1)〜(3)記載の
構造部材の製造方法である。
【0006】
【作用】本発明者らは本発明の対象とする析出硬化型マ
ルテンサイトステンレス鋼の熱処理条件を厳選すること
により熱処理時に変形がなく、大型の溶接構造部材を得
ることができた。以下に本発明の限定理由を述べる。
【0007】まず、本発明の対象とする合金組成につい
ては次のとおりである。 (炭素):0.07%を超えると母地のマルテンサイト
が硬化し、硬く脆くなる。このため0.07%以下とす
る。 (シリコン):シリコンは脱酸剤であり1%以下で有効
に働く。1%を超えると脆化をもたらすので1%以下と
する。 (マンガン):マンガンも脱酸剤であり1%以下で有効
に働く。1%を超えると靱性を低下させ、また母地のマ
ルテンサイトを不安定にするので1%以下とする。 (銅):銅は金属間化合物として時効時に微細に析出し
材料強度を向上させる。2.5%未満ではその効果は十
分ではなく、また5%を超える量を添加すると靱性を低
下させるので2.5〜5%とする。 (ニッケル):ニッケルは母相に固溶するとともに銅と
一緒になって金属間化合物を形成する。ニッケルが3%
未満であるとマトリックス中にデルタフェライトが析出
し靱性・延性を低下させる。一方、5.5%を超える量
を添加するとマトリックス中に残留オーステナイトが常
温で存在するようになるため十分な強度は得られないの
で3〜5.5%とする。 (クロム):クロムは耐食性を保つ上で不可欠な元素で
あり、本発明材料の主要元素である。14%未満では十
分な耐食性が得られず、また、17.5%を超える量を
添加するとデルタフェライトが析出するため14〜1
7.5%とする。 (モリブデン):モリブデンは耐孔食性に有効な元素で
ある。しかし、0.5%を超える量を添加すると脆化を
もたらすので0.5%以下とする。 (ニオブ):ニオブは結晶粒度を微細化し、強度の向
上、延性、靱性の向上に効果がある。0.15%未満で
はその効果は十分ではなく、0.45%を超えると凝固
時に炭化物として多く晶出するようになるため延性、靱
性の低下をもたらす。したがって0.15〜0.45%
とする。残部はステンレス鋼の基本元素である鉄が実質
的にしめる。
【0008】次に、本発明の熱処理方法について述べ
る。1段目の溶体化処理及び時効処理は通常本発明の対
象とする材料の熱処理方法であり、JIS規格G430
3にSUS630の熱処理法として規定されているもの
と同じ趣旨である。この熱処理は1010〜1050℃
の溶体化処理によって鋼中に存在する溶質原子を一度マ
トリックス中に溶かし、加えてミクロ的な偏析(成分の
偏り)を是正した後、520〜630℃の時効処理によ
って銅に富んだ金属間化合物(ε相)を析出させ高強度
の材料を得ることとなる。
【0009】本発明では、このようにして得られた素材
に対して溶接処理を施して目的の形状とし、その後の熱
処理において変形をできるだけ抑えて実施するための熱
処理方法を提供することにある。このような析出硬化型
の素材に対して溶接を施すと、溶接の熱影響部の一部は
高温に保持されるため、析出した溶質原子はマトリック
ス中に固溶したり、または析出が進行して強度低下をも
たらす。また溶接時の熱影響部の一部の部位では高温化
のためにマルテンサイト相(低温相)からオーステナイ
ト相(高温相)に変態し、溶接終了後に焼入れマルテン
サイト組織となる。この焼入れマルテンサイト組織は耐
食性に劣り、海水中などの環境下では応力腐食割れなど
を起こしやすい。以上のように、本発明の対象とする材
料においては、溶接後そのままの状態では軟化した領域
や耐食性の劣る領域を含むようになるため、溶接後の熱
処理が必要となる。そこで溶接施工終了後、素材に適用
した第1の熱処理と同一条件で溶体化処理及び時効処理
を行う。このようにすると、機械的特性は素材と同等の
ものが得られる。しかし、肉厚の異なる素材を溶接構造
体とした場合、溶体化処理のように組織変態を起こすよ
うな熱処理を施すと変態に伴う収縮、膨張によって構造
体が変形を起こす。本発明の熱処理方法においては、こ
のような変形を防止するために次のようなプロセスを採
用するものである。
【0010】通常、本発明の対象とする材料の熱処理方
法では溶体化処理や時効処理において昇温ならびに降温
の速度に関する規定はなく、燃料費を節約するために急
速に昇温したり、水もしくは油などの焼入れや空冷など
比較的速い速度での冷却が適用されている。しかし、本
発明が主に対象とする構造部材の場合、溶接構造体であ
ることが多く、また溶接構造でない場合でも薄肉の大型
構造物である場合もあり、急速な温度変化に対して所定
の形状を保持できないという不具合があった。そこで、
本発明では上述に示すように第2の溶体化処理において
は構造部材の変形を防止するために、昇温、降温速度を
規定し、素材各部位での温度差をできるだけ少なくする
ことにより構造部材変形を防止できるようにした。この
とき、昇温、降温速度が100℃/時間を超える速い速
度で熱処理を行うと、たとえ加熱温度が従来よりも低い
第2の溶体化処理温度においても熱処理に伴う変形は防
ぐことは不可能であった。そこで、昇温、降温速度を1
00℃/時間以下とした。
【0011】また、熱処理を行う素材を直接加熱炉に入
れた場合、加熱炉からの輻射熱により局部的に加熱され
てしまう。このために、輻射熱による局部的な素材の加
熱を防ぐため金属製の板(マッフルと言う)によって素
材を包み、そのマッフル全体を加熱し温度差を少なくす
ることにより材料の変形をより一層防止できる。このマ
ッフルを用いることは昇温過程における輻射熱を防ぐこ
とができるだけでなく、冷却時に炉外からの送風による
局部的な冷却をも防ぐことができ、素材各部位の温度差
を極めて小さく抑えることができる。
【0012】更に、本発明においては昇温及び高温の途
中で温度の保定を行うことにより、それまでの温度変化
によって生じた各部位の温度差を是正し、組織の変態に
伴う体積変化による変形を最小限に抑えることを可能と
している。昇温過程では650℃近傍にAcl変態点
(低温のマルテンサイト相から高温のオーステナイト相
が現われ始める温度)があり、この変態に伴い体積収縮
を起こす。このとき素材各部位で温度差が大きい場合、
変態する部分と変態しない部分で体積変化に差が現わ
れ、それが応力となって素材自体に加わり、その結果変
形を生じることになる。そのため、変態開始温度よりも
下の550〜620℃の範囲で一度昇温を停止し、素材
各部位の温度が均一になるのをまって次工程の昇温に移
るようにする。このとき、この保定温度が550℃より
も低い温度であると変態温度まで昇温する間に素材各部
位で温度差が生じてしまい、保定することの効果が得ら
れない。また、620℃を超える温度で保定すると本発
明の成分の中にはAcl変態点を超えてしまうものがあ
る。そこで、昇温時の保定温度を550〜620℃に規
定した。降温過程では200℃近傍にMs点(高温のオ
ーステナイト相から低温のマルテンサイト相が現われ始
める温度)があり、この変態に伴い体積膨張を起こす。
このとき、昇温時と同様に降温時においても素材各部位
で温度差が大きい場合、変態する部分と変態しない部分
で体積変化に差が現われ、それが応力となって素材自体
に加わり、その結果変形を生じることになる。そのた
め、変態開始温度よりも高い温度の300〜220℃の
範囲で一度降温を停止し、素材各部位の温度が均一にな
るのをまって次工程の降温に移るようにする。このと
き、この保定温度が300℃よりも高い温度であると変
態温度まで降温する間に素材各部位で温度差が生じてし
まい保定することの効果が得られない。また、220℃
を超える温度で保定すると本発明の成分の中にはMs変
態点を超えてしまうものもあり保定の効果が得られな
い。そこで、降温時の保定温度を300〜220℃に限
定した。
【0013】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明を説明する。
試験材は表1に示す部分について25トン電気炉で溶解
し、30トンの取鍋精錬炉で精錬を行い、下注ぎ法にて
2次溶解用の電極とした。次いでエレクトロスラグ再溶
解炉(ESR炉)にて再溶解を行い鍛造用の素材とし
た。その後、鍛造にて65mm厚さの板材とし試験に供し
た。素材に対する熱処理は1040℃で1時間保持し、
さらに595℃で4時間保持した。
【0014】
【表1】
【0015】このようにして得られた素材の機械的性質
を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】また、この素材に対して図1に示す形状に
加工し、表3に示す溶接施工条件にてTIG溶接を行い
溶接継手を得た。
【0018】
【表3】 シールドガス : Ar15リットル/min 層間温度 : 100〜150℃
【0019】このようにして得られた溶接継手に対し、
表4に示した第2の溶体化処理(3時間)及び時効処理
(4時間)を施こし、確性試験を行い、その試験結果を
併せて表4に示す。なお、こゝにおける熱処理材に対し
ては、昇温、降温とも50℃/時間の速度で温度変化を
与えて熱処理を行った。この結果から明らかなように、
本発明熱処理法を施した試験材は素材と同等の機械的性
示を示すことがわかる。
【0020】
【表4】
【0021】また、上述の素材を長さ:3m、幅:50
cm、板厚:60mmの板状に成形し、間口:5m80cm、
高さ:4m、奥行:25mの石油燃焼加熱炉に装入し、
第2の溶体化処理及び時効処理を施し、熱処理前後での
素材の変形量を測定した。その測定結果を表5に示す。
この表中のマッフルとは、金属製の板で作られた容器の
ことでその例を図2に示す。図2において、1はJIS
SUS304製マッフル、2は試験素材(長さ:3
m,幅:50cm,板厚:60mm)、3は試験材保持用治
具、4はベースである。
【0022】
【表5】 * :600℃にて1時間保持 ** :250℃にて1時間保持 *** :変形量は図3に示す量を測定した。
【0023】この結果から明らかなように、熱処理時に
おける温度制御やマッフルの適用により、素材の熱処理
による変形量は極めて低く抑えられることがわかる。
【0024】
【発明の効果】本発明方法は、従来からの熱処理方法で
実施することのできない大型溶接構造部材の溶接後の熱
処理を可能とし、また熱処理後の溶接部の硬さ分布は均
質となり、加えて従来の熱処理方法では得ることのでき
ない優れた靱性を有することを可能とした。加えて、本
発明方法を適用することにより、熱処理時における素材
の変形を極めて低くすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で採用するTIG溶接試験片
の溶接前開先形状の説明図。
【図2】本発明の一実施例のマッフル形状の説明図。
【図3】本発明の一実施例において測定した変形量の説
明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 文和 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 平5−287461(JP,A) 特開 昭49−129649(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 6/00 C22C 38/00 - 38/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比で、炭素:0.07%以下、シリ
    コン:1%以下、マンガン:1%以下、銅:2.5〜5
    %、ニッケル:3〜5.5%、クロム:14〜17.5
    %、モリブデン:0.5%以下、ニオブ:0.15〜
    0.45%及び残部実質的に鉄からなるステンレス鋼
    に、第1の溶体化処理を1010〜1050℃で行った
    のち時効処理を520℃以上630℃以下で時効し、溶
    接施工により任意の形状の構造部材とし、さらに100
    ℃/時間以下の速度で昇温し、第2の溶体化処理を10
    10〜1050℃で行い、そののち炉内において100
    ℃/時間以下の冷却速度で室温まで冷却して時効処理を
    520℃以上630℃以下で行い、そののち炉内におい
    て100℃/時間以下の冷却速度で室温まで冷却するこ
    とを特徴とする構造部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 重量比で、炭素:0.07%以下、シリ
    コン:1%以下、マンガン:1%以下、銅:2.5〜5
    %、ニッケル:3〜5.5%、クロム:14〜17.5
    %、モリブデン:0.5%以下、ニオブ:0.15〜
    0.45%及び残部実質的に鉄からなるステンレス鋼
    に、第1の溶体化処理を1010〜1050℃で行った
    のち時効処理を520℃以上630℃以下で時効し、溶
    接施工により任意の形状の構造部材として金属製の板で
    作られた容器内に当該材料を入れ、容器と共に素材に対
    して100℃/時間以下の速度で昇温して第2の溶体化
    処理を1010〜1050℃で行い、そののち炉内にお
    いて100℃/時間以下の冷却速度で室温まで冷却して
    時効処理を520℃以上630℃以下で行い、そののち
    炉内において100℃/時間以下の冷却速度で室温まで
    冷却することを特徴とする構造部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2の溶体化処理の昇温工程において素
    材の温度が550℃〜620℃に達したときに当該温度
    で30分〜2時間保定し、素材各部位の温度が均一化す
    るのをまったのち第2の溶体化処理温度まで昇温を行う
    請求項1または請求項2記載の構造部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 第2の溶体化処理の降温工程において素
    材の温度が300℃〜220℃に達したときに当該温度
    で30分〜2時間保定し、素材各部位の温度が均一化す
    るのをまったのち室温まで降温を行う請求項1または請
    求項2記載の構造部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 第2の溶体化処理の降温工程において素
    材の温度が300℃〜220℃に達したときに当該温度
    で30分〜2時間保定し、素材各部位の温度が均一化す
    るのをまったのち室温まで降温を行う請求項3記載の構
    造部材の製造方法。
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